JPH06103237A - 携帯型コンピュータ - Google Patents

携帯型コンピュータ

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JPH06103237A
JPH06103237A JP4242971A JP24297192A JPH06103237A JP H06103237 A JPH06103237 A JP H06103237A JP 4242971 A JP4242971 A JP 4242971A JP 24297192 A JP24297192 A JP 24297192A JP H06103237 A JPH06103237 A JP H06103237A
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JP
Japan
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portable computer
memory card
input
memory
tablet
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JP4242971A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Machida
哲夫 町田
Toshihiko Matsuda
敏彦 松田
Yoshiharu Konishi
義治 小西
Toshinori Kajiura
敏範 梶浦
Morihiko Takashi
守彦 高志
Hiroaki Aotsu
廣明 青津
Hiroshi Shojima
正嶋  博
Hitoshi Takeoka
均 竹丘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】戸外や移動体内で容易に利用可能なコンピュー
タを実現すること。 【構成】磁気ディスク等の回転媒体の代わりに、半導体
メモリを用いたメモリカードを補助記憶媒体として用
い、入力手段としては、キーボードの代わりにタブレッ
ト一体型の液晶表示装置を用い、タブレット面上に手書
きの文字を記入したり、表示メニューの内容を指示する
方式をとる。 【効果】回転媒体を使用しないので、持ち運び等の移動
によって、媒体を破損することが無く、またキーボード
入力の代わりにタブレット上にペン等で文字を記入する
ため、片手でコンピュータを保持し、他の手で文字等を
記入することが可能になる。これによって、コンピュー
タを人の移動と共に持ち運び、事務所内だけではなく、
戸外や移動体内でも、従来と同様に、利用することを可
能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯型コンピュータに係
り、特に戸外などAC電源が利用不可な場所や、机、台
などコンピュータを設置する場所が無い状態での利用に
好適な携帯型コンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンピュータは、通常、表示画面
と、入力装置としてのキーボードとを備えている。さら
に補助記憶装置として、フロッピディスクや磁気ディス
クを利用している場合が多い。これらのほとんどは、事
務所内で机の上において利用することを前提としてい
る。コンピュータ利用の範囲が拡大するに伴って、コン
ピュータを常に決まった場所だけで利用するのではな
く、人の移動と共に持ち運び、事務所内だけではなく、
戸外や移動体内での利用に対する要求が強まっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような要求に対し
て、従来のコンピュータは磁気ディスクなどの回転媒体
を有しているため、移動に際する振動で破損する危険が
あり、さらに、キーボードの利用には基本的に両手を用
いるため、コンピュータを支持する台が必要である。こ
のように、従来のコンピュータを、戸外や移動体内で利
用することは、非常に困難である。
【0004】そこで、本発明は、回転媒体やキーボード
を用いずに各種機能を実現することによって、戸外や移
動体内等で容易に利用可能な携帯型コンピュータを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では磁気ディスク等の回転媒体を用いず、
半導体メモリを用いたメモリカードを補助記憶媒体とし
て用い、入力手段としては、キーボードの代わりにタブ
レット一体型の液晶表示装置を用い、タブレット面上に
手書きの文字を記入したり、表示メニューの内容を指示
する方式をとる。さらに、駆動電源は電池を用い、電池
の消耗を最小限に押さえるため、液晶装置の表示状態
や、処理装置の動作状態を制御する。
【0006】
【作用】本発明によれば、回転媒体を使用しないので、
持ち運び等の移動によって、媒体を破損することが無
く、またキーボード入力の代わりにタブレット上にペン
等で文字を記入するため、片手でコンピュータを保持
し、他の手で文字等を記入することが可能になる。これ
によって、コンピュータを人の移動と共に持ち運び、事
務所内だけではなく、戸外や移動体内でも、従来と同様
に利用することが可能になる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図を使って詳細
に説明する。
【0008】図1は、本発明の携帯型コンピュータ10
の外観を示す。外形サイズは、携帯に便利なように、鞄
に容易に入れることができるサイズが望ましい。このた
め、通常のノートと同様のサイズ、すなわちA4版ない
しB5版程度とする。厚みも同様の理由から、ノートや
本、雑誌等と同様の厚み、すなわち約2cm前後とす
る。重量についても容易に携帯できることから、通常の
書物と同程度、もしくはこれを大きく上回ることのない
程度とする。具体的には1kg前後、最大でも2kgを
超えないものとする。
【0009】装置中央の11が、タブレットと一体型の
液晶表示装置であり、ここに画面が表示されると共に、
この上をペン12や指等で指示することによってその点
の座標が、また画面上でペン12等を移動することによ
って、その移動軌跡の座標点列が入力される。入力され
た座標によって、画面上の表示内容から特定のものが選
択されたと解釈することが出来、また、入力された座標
点列を処理することによって、文字が入力されたと解釈
することが出来る。入力された座標点列から文字を特定
する手書き文字認識については、情報処理学会誌199
2年7月号(Vol.33 No.7 pp.820−
827)に詳述されている。
【0010】本発明の携帯型コンピュータは、携帯して
の移動時や、戸外等での利用時に衝撃等による破損を防
止するため、磁気ディスクやフロッピディスクのような
回転型の補助記憶装置を持っていない。これに代わるも
のとしてメモリカードを用いている。すなわち、筐体右
横に、補助記憶装置としてメモリカードを装着すべきス
ロットを2個設けている(13、14)。2個のうち、
1つにはシステムで共通に利用するオペレーティングシ
ステム等のシステムプログラムを格納し、他の1つには
ユーザプログラムやデータなどを格納する。システムで
共通に利用するオペレーティングシステム等のシステム
プログラムを格納するための第1のメモリカード用には
複製が容易で、安価な読出し専用カードを用い、ユーザ
が独自のプログラムやデータを格納する第2のメモリカ
ードには読み書き可能なメモリカードを用いる。これに
よって、システムプログラムが破壊される危険が無くな
る。もちろん、容量的な余裕がある場合には、第1のメ
モリカード中にシステムプログラムとユーザプログラム
とを両方格納することも可能である。この場合には、シ
ステムプログラムも読み書き可能なメモリカードに格納
することとなる。
【0011】メモリカードは着脱可能なメモリ媒体であ
り、他のコンピュータとの間で、メモリカードを介し
て、データやプログラムの交換が可能である。そのた
め、メモリカードの抜き差しが容易にできることが望ま
しく、これを実現するため、メモリカードスロットは、
2個とも筐体右側に設置している。さらに、メモリカー
ドと同じ形状と電極構成をもつインタフェースカード
を、このメモリカードスロットに挿入することによっ
て、電話回線やLANなどのネットワークに接続した
り、増設ハードディスクやプリンタなどの機器を外部接
続することができる。
【0012】本発明の携帯型コンピュータには、キーボ
ードを接続するためのコネクタを装備している。事務所
内で利用する場合、従来システムと同様の操作で利用で
きるようにするためである。この場合には、タブレット
面から入力しても、キーボードから入力しても、どちら
もまったく同じように取り扱われる。
【0013】本発明の携帯型コンピュータは、電車や自
動車などの移動体内や、戸外で利用されるものである。
従って、該携帯型コンピュータを駆動する電源として
は、電池を用いる。電池での駆動可能時間を長引かせる
ため、電力消費を最小化する機能を有する。磁気ディス
ク等の回転型媒体を用いないために、モータを回転させ
るための電力は必要としない。また、使用しないときに
は画面を暗転する、CPUの動作クロックを低下、ある
いは停止する等の省電力対策を施す。
【0014】図2を用いて省電力処理について説明す
る。入力がなされた後(ステップ201)、第1の設定
時間内に次の入力がなされない場合に(ステップ20
2)、画面表示を暗転、あるいは消去し(ステップ20
3)、さらに、第2の設定時間内にも次の入力がなされ
ない場合には(ステップ204)、CPUの動作クロッ
ク周波数を低下させ(ステップ205)、さらに、第3
の設定時間経過後も次の入力がなされない場合には(ス
テップ206)、内蔵メモリの内容のみを保持し他の動
作をすべて停止し(ステップ207)、さらに、第4の
設定時間経過後にも次の入力が無されない場合には(ス
テップ208)、内蔵メモリの内容をメモリカードに退
避後、すべての動作を停止することによって(ステップ
209)電池の消費を最小限に留める。
【0015】ただし、次の入力がなされた場合には(ス
テップ210)、自動的に前回入力直後の状態に復帰す
る。すなわち、第1の設定時間経過後の場合は液晶表示
装置のバックライトを再点灯する等によって画面表示を
再開し(ステップ211)、第2の設定時間経過後の場
合にはさらに動作クロックを通常動作可能な周波数に復
帰する(ステップ212)。第3の設定時間経過後に
は、CPUや周辺回路に通電を再開し(ステップ21
3)、第4の設定時間経過後には、メモリカードに退避
されたデータを内蔵メモリ上に読み出し、その他の動作
を再開する(ステップ214)。
【0016】本発明の携帯型コンピュータは、上述の通
り、電車や自動車などの移動体内や、戸外で利用される
ことを想定している。ただし、従来のコンピュータと同
様に事務所内等で利用されることを妨げるものではな
い。このような利用のために、電源として、上記の電池
以外に、AC電源での利用も可能とする。ただし、装置
の小型軽量化のために、AC電源を利用するための電源
回路は本装置内に装備せず、外付けのACアダプタを利
用するものとする。一方、電池利用の利便性を高めるた
め、ACアダプタでの利用中に、同時に内蔵電池を充電
できるように、充放電制御回路は本装置内に装備する。
また、自動車内での利用時には、自動車の電源を利用で
きるようカーバッテリアダプタでの利用も可能とする。
この時、ACアダプタとカーバッテリアダプタとは、コ
ネクタを共通化することによって、本体装置の小型化を
図る。
【0017】図3を用いて電池容量の残量の警告、終了
処理を説明する。電池での使用時、電池容量の低下によ
って、突然動作が停止し、メモリ内容が破壊される事態
を避けるために、電池容量の残量を監視し(ステップ3
01)、電池残量が第1の所定量以下となった時点で
(ステップ302)、残量低下の警告を画面表示すると
共にブザーを鳴動し、利用者に報せる(ステップ30
3)。さらに利用を継続し、電池残量が第2の所定量以
下となった場合(ステップ304)、現在のメモリ内容
を保持できるだけの最小限の電池利用に留め、残りのす
べての動作を強制終了する(ステップ305)。この場
合、警告表示やブザー鳴動、あるいは、メモリ内容の退
避などは行わない。これらの動作に要する電力量が、メ
モリ内容保持に必要なメモリ量に比べ大きいためであ
る。
【0018】強制終了にいたる第2の所定量とは、新た
な代替え電池を入手できるまでの時間、あるいはAC電
源が利用可能な場所へ移動し、そこで電池を充電し直す
のに必要な時間分だけメモリの内容を保持するのに必要
な電池量以上の量として設定する。
【0019】図4〜図7は本発明の一実施例である携帯
型コンピュータの構成図を示す。図4は正面図、図5は
右側面図、図6は上側面図、図7は左側面図を示す。装
置のサイズはこの例ではA4版(297×210mm)
であり、厚みは25mmとしている。装置には二点鎖線
25で示した部分にタブレット一体型液晶装置が設置さ
れる。装置は破線で示す主基板24を備え、この主基板
24の表裏両面上に各種構成部品が搭載されている。こ
の主基板24の表面上に搭載される部品は実線で、裏面
に搭載される部品は点線で示されている。図中21、2
2が2つのメモリカード装置であり、図右側面にメモリ
カードを受入れるスロットを有し、内部にメモリカード
と接続するためのコネクタ21a、22aを有する。メ
モリカード装置21、22はメモリカードの標準規格J
EIDA4.1をサポートするメモリカードを受け入れ
ることができる。図中中央の23がCPUであり、この
他に、内蔵メモリ65、液晶の表示制御装置68、タブ
レットの制御装置69、外部接続するキーボードやプリ
ンタ等の制御装置61、62などで構成している。
【0020】操作者の手元に邪魔になるものを配置しな
いため、メモリカードスロットや、キーボード、プリン
タ、後述する拡張ユニット等との接続用のコネクタ類を
装置の背面と左右両側面に設置している。このため、電
池55は横長の構成とし、装置手前部分に配置した。電
池の充放電制御や、省電力制御、容量の残量監視を行う
電池制御回路類64を電池周辺に配置している。
【0021】装置の上側面にはISAバスコネクタ3
1、外部FDD(フロッピーディスク駆動装置)コネク
タ32、プリンタコネクタ33のコネクタが配置され、
さらにメインスイッチ34、リセットスイッチ35、ス
ピーカスイッチ36のスイッチが配置されている。装置
の左側面にはACアダプタコネクタ41、モデム等が接
続されるR232Cコネクタであるシリアルコネクタ4
2、キーボードコネクタ43が配置され、さらにコント
ラストボリューム44および輝度ボリューム45が配置
されている。発光ダイオードLED52はLED基板5
3上に搭載され、コネクタ54で基板24と接続され
る。メインバッテリ電池55は5個横長の構成とし、装
置手前部分に配置される。56はボタン型リチウム電池
で、コネクタ57で基板24と接続される。58は液晶
表示装置用インバータで、コネクタ58aで主基板に、
コネクタ58bで液晶表示装置に接続される。
【0022】各側面から見た寸法は本装置の例では、メ
モリカード装置が各75mmで右側面に配される。上側
面のISAバスコネクタ31は90mm、外部FDDコ
ネクタ32は34mm、プリントコネクタ40は40m
mである。左側面のACアダプタ41は11mm、シリ
アルコネクタ42は40mm、キーボードコネクタ43
は14mmである。電池55は横長で250mm、直径
23.5mmである。この様な寸法としてメモリカード
スロット、各コネクタ、操作スイッチ、ボリュームを左
右両側面と背面の三辺に配置可能にし、装置手前部分に
外部に接続部、操作部分のない電池を配置した。
【0023】さらに図4において、61がキーボードコ
ントローラ、62がフロッピディスク・プリンタ・通信
コントローラ、63はメモリカードインタフェース、6
4はバスドライバ、65は電力管理ゲートアレイ、65
はメモリ群、66はメモリ制御、67は発振器群、68
は液晶表示装置制御部、69はタブレットコントローラ
である。
【0024】本発明の携帯型コンピュータは、電車や自
動車などの移動体内や、戸外で利用されることを前提と
しているが、同じ装置を、従来通り事務所内でも利用で
きることが、利用者の利便上有効である。これを実現す
るため、携帯型コンピュータにキーボード、フロッピデ
ィスク装置、プリンタを接続する第1の利用法と、さら
に多くの周辺装置を接続する第2の利用法を実現する。
第2の利用法のためには拡張ユニットを利用する。
【0025】大量の文書情報を高速に入力するとき等キ
ーボード操作を要求されたり、携帯型コンピュータでの
処理内容を印刷したい、あるいは、一般に広く活用され
ているフロッピディスクをこの携帯型コンピュータでも
利用したい等、広く要求されるものについては容易に対
応できるよう、キーボード、プリンタ、フロッピディス
クに対するアダプタ類は、携帯型コンピュータ本体内に
内蔵している。従って、キーボード、プリンタ、フロッ
ピディスクのうち必要な機器を携帯型コンピュータに直
接接続することによって第1の利用法を実現することが
出来る。図4で、61がキーボードコントローラ、62
がフロッピディスク・プリンタ・通信コントローラであ
る。
【0026】一方、これら以外の周辺装置を接続する場
合には、携帯型コンピュータを小型軽量化するため、本
体内には内蔵せず、外部接続の拡張ユニットによって対
応するものとする。
【0027】図8に、本発明の携帯型コンピュータ10
の拡張ユニット81の外観を示す。拡張ユニット81
は、フロッピディスク装置、磁気ディスク装置、外部接
続インタフェース、拡張用バススロット等を設け、携帯
型コンピュータ10と接続することによって、上記第2
の利用法を実現するものである。これによって、従来型
のデスクトップタイプのコンピュータと同じ使い方を実
現する。携帯型コンピュータ10と拡張ユニット81と
は、ケーブルを使用せず、コネクタで直接接続するか、
あるいは、光学的に接続するものとする。これによっ
て、携帯型コンピュータ10と拡張ユニット81とを接
続するに際し、螺旋回し等の道具を使用すること無く、
接続しやすくなる。
【0028】図9に本発明の携帯型コンピュータの利用
形態の例を示す。ここでは、携帯型コンピュータ10を
オフィス外での業務に利用する例を示している。オフィ
ス外での利用の事前準備として、オフィス内で、ホスト
コンピュータ82やサーバ83、ワークステーション8
4、パーソナルコンピュータ等と接続し、必要なデータ
類を取得し、メモリカード内に格納する。必要なデータ
を格納したメモリカードと携帯型コンピュータ10とを
持ち、外部に出かけ、格納したデータを利用し、それに
外部で入手した情報類を記入することで、作業を進め
る。作業終了後、再び事務所に戻り、取得データの整理
や、報告、データベースの更新等を実行することとな
る。
【0029】これらの外部作業を営業活動を例として説
明する。事前準備として、事務所内で入手するデータ
は、顧客訪問計画書、訪問予定顧客に関する情報、商品
カタログ、図面、価格表、契約伝票等である。これらの
データを携え、計画に従って、携帯型コンピュータ上に
表示される地図を参照して、顧客を訪問し、商品カタロ
グ等を携帯型コンピュータ上に表示しながら顧客に説明
し、価格表を参照し、売買契約を成立させる。そこで携
帯型コンピュータ上に契約書の書式を表示し、その上に
契約内容や、詳細条件、手書きのサイン等を記入し、メ
モリカードに記入する。さらに、商品開発上の注意点
を、関連する図面上に直接記入したり、訪問中に得た顧
客に関する情報や、訪問途上に得た情報等をメモとし
て、あるいは、関連する伝票や、地図上に記入する。こ
れらの情報を持ち事務所に戻り、契約に基づく発注処理
や、顧客情報の追加、更新等を、事後処理として実施す
る。外出先で、急きょ必要なデータが生じたり、緊急の
報告が必要になった場合などには、メモリカードスロッ
トにモデムカード85を挿入し、一般の電話器や、携帯
型の無線電話器86と接続し、電話網87を介してデー
タのやり取りを実行する。
【0030】図10に携帯型コンピュータ上に、顧客情
報とそこへの地図とを表示した例を示す。これらは、顧
客名の一覧表91を表示し、その中から必要な顧客名欄
をペン等で指示することで、当該顧客の情報92が表示
される。さらに、顧客情報画面中、所在地と書かれたタ
イトル領域をペン等で指示することによって、当該顧客
の所在地の地図93が、別ウィンドウに表示される。
【0031】契約書等への記入は、手書きメモ、文字認
識、候補選択の3通りの方法がある。手書きメモとは、
顧客情報画面や地図上でペン等によって記入すると、そ
の筆跡が座標点列として記録されるものである。これ
は、紙の上に鉛筆等で記入するのと同様に、文字等のサ
イズ、方向等なんら制約を受けるものではない。従っ
て、従来のコンピュータでは実現困難だった、崩し字や
筆記体の記入、斜め方向への文字の記入等が容易に可能
である。手書きメモは、下地として、無地(白紙)の上
に記入することも、顧客情報や、地図、図面等を表示し
たものの上にも記入することも出来る。後者の場合、手
書きメモは座標点列として記憶されるため、下地となっ
た情報とは、別に管理することができる。すなわち、手
書きメモを追記しても、もとのデータそのものには一切
変更されることが無い。したがって、下地となった情報
を一切破損すること無く、手書きメモ情報だけを消去す
ることが出来る。さらに、手書きメモ情報が記入されて
いるときでも、下地の情報のみを表示し、手書きメモは
表示しないことが出来る。逆に手書きメモのみを表示す
ることもできる。また、必要に応じて、手書きメモを下
地となった情報と同一のデータ形式に変換し、下地の情
報と一体化することも可能である。図9の伝票下段に、
手書きメモとしてサインを記入した例を示す。
【0032】文字認識による入力は、画面上にペンを使
って、一定の約束に従って、文字入力枠に手書きで文字
を記入し、それを携帯型コンピュータがコードデータに
変換するものである。このようにして記入されたデータ
は、キーボード等から記入されたデータとまったく同様
に、計算処理や、再編集処理の対象となる。
【0033】候補選択の方式は、画面上に入力候補を一
覧表示し、その中から所望のデータをペンで直接指示す
ることで選択するものであり、図10の顧客選択画面か
らの選択入力が例である。選択画面としては、画面上に
キーボードやテンキー等を表示し、ペンで所望の字を指
示することで文字入力することが含まれる。
【0034】
【発明の効果】以上本発明によれば、キーボード、磁気
/フロッピディスクの代わりに、それぞれタブレット一
体型液晶表示装置とメモリカードを用いているため、従
来操作上、及び機器の保全上困難だった戸外や自動車等
移動体内でのコンピュータの利用が可能になり、かつ装
置の小型軽量化、電池利用の長期化を実現しており、さ
らに、従来と同様事務所内での利用にも対応可能として
いる。これにより、従来通り事務所内でも、戸外等でも
同一のコンピュータを自由に利用できる環境を実現して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の携帯型コンピュータの外観
図。
【図2】省電処理を示すフローチャート。
【図3】電池の残量値による警告、終了処理を示すフロ
ーチャート。
【図4】図1の携帯型コンピュータの正面図。
【図5】図1の右側面図。
【図6】図1の上側面図。
【図7】図1の左側面図。
【図8】携帯型コンピュータと拡張ユニットの外観を示
す図。
【図9】携帯型コンピュータの利用例を示す図。
【図10】携帯型コンピュータの表示画面の例を示す
図。
【符号の説明】
10:携帯型コンピュータ 11:タブレット一体型液晶表示装置 12:ペン 13:メモリカードスロット 14:メモリカードスロット 21:メモリカード装置 22:メモリカード装置 23:CPU
フロントページの続き (72)発明者 梶浦 敏範 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム設計開発セ ンタ内 (72)発明者 高志 守彦 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所旭工場内 (72)発明者 青津 廣明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 正嶋 博 茨城県日立市久慈町4026 株式会社日立製 作所日立研究所内 (72)発明者 竹丘 均 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム設計開発セ ンタ内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示及び入力装置として、タブレット一体
    型液晶装置を用い、補助記憶装置として半導体記憶素子
    により構成されるメモリカードを用いることを特徴とす
    る携帯型コンピュータ。
  2. 【請求項2】請求項1の携帯型コンピュータにおいて、
    メモリカードを挿入するスロットを2個設けたことを特
    徴とする携帯型コンピュータ。
  3. 【請求項3】請求項1の携帯型コンピュータにおいて、
    入力を手書き文字入力機能をもつタブレットを用いるこ
    とを特徴とする携帯型コンピュータ。
  4. 【請求項4】請求項1の携帯型コンピュータにおいて、
    電源装置として電池を用いることを特徴とする携帯型コ
    ンピュータ。
  5. 【請求項5】請求項1の携帯型コンピュータにおいて、
    磁気ディスク、フロッピディスク等の回転型部品を使用
    しないことによって、耐衝撃性を高めたことを特徴とす
    る携帯型コンピュータ。
  6. 【請求項6】請求項2の携帯型コンピュータにおいて、
    第1のメモリカードをシステムプログラムの格納用に、
    第2のメモリカードをユーザプログラム及びデータの格
    納用に用いることを特徴とする携帯型コンピュータ。
  7. 【請求項7】請求項6の携帯型コンピュータにおいて、
    システムプログラム格納用の第1のメモリカードとして
    読出し専用のメモリカードを用い、ユーザプログラム等
    の格納用である第2のメモリカードとして読み書き可能
    なメモリカードを用いることにより、システムプログラ
    ムの破壊防止を可能とすることを特徴とする携帯型コン
    ピュータ。
  8. 【請求項8】請求項1の携帯型コンピュータにおいて、
    メモリカードを抜き、それを他のコンピュータに装備さ
    れたメモリカードスロットに挿入することによって、該
    携帯型コンピュータのプログラムやデータを他のコンピ
    ュータに移植可能にすることを特徴とする携帯型コンピ
    ュータ。
  9. 【請求項9】請求項1の携帯型コンピュータにおいて、
    他のコンピュータに装備されたにメモリカードスロット
    に挿入されたメモリカードを抜き、それを該携帯型コン
    ピュータのメモリカードスロットに挿入することによっ
    て、他のコンピュータのプログラムやデータを該携帯型
    コンピュータに移植可能にすることを特徴とする携帯型
    コンピュータ。
  10. 【請求項10】請求項1の携帯型コンピュータにおい
    て、メモリカードスロットに、メモリカードと同じ形状
    と電極構成をもつインタフェースカードを挿入すること
    によって、電話回線やLANなどのネットワークへの接
    続や、増設ハードディスクやプリンタなどの機器の外部
    接続を可能とすることを特徴とする携帯型コンピュー
    タ。
  11. 【請求項11】請求項4の携帯型コンピュータにおい
    て、タブレットからの入力終了後、所定の時間経過後も
    次の入力がなされない場合には、入力後の経過時間に応
    じて、順次システムの稼動状態を低下させることによっ
    て電池の消費を最小限に留めると共に、ひとたび入力が
    なされた場合には、前回入力からの経過時間が短いほ
    ど、早く前回入力直後の状態に復帰することを特徴とす
    る携帯型コンピュータ。
  12. 【請求項12】請求項11の携帯型コンピュータにおい
    て、最終入力からの経過時間に応じて低下された稼動状
    態が如何なる状態にあっても、次の入力がなされた場合
    には、前回入力がなされた直後の状態に自動復帰するこ
    とを特徴とする携帯型コンピュータ。
  13. 【請求項13】請求項1の携帯型コンピュータにおい
    て、該携帯型コンピュータとは別筐体の拡張ユニット中
    に、フロッピディスク装置、磁気ディスク装置、光ディ
    スク装置、外部接続インタフェース、拡張用バススロッ
    ト、キーボードアダプタ等を設け、該携帯型コンピュー
    タと接続することによって、該携帯型コンピュータを従
    来の卓上型コンピュータとしても利用可能とすることを
    特徴とする携帯型コンピュータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0836550A (ja) * 1994-07-21 1996-02-06 Fujitsu Ltd 携帯端末装置
JPH1078984A (ja) * 1996-09-03 1998-03-24 Fujitsu Ltd 携帯顧客管理装置
JP2005128804A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Sony Corp 電子機器及びキーボードユニット

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