JPH06103202A - 計算機ネットワーク - Google Patents
計算機ネットワークInfo
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- JPH06103202A JPH06103202A JP4252530A JP25253092A JPH06103202A JP H06103202 A JPH06103202 A JP H06103202A JP 4252530 A JP4252530 A JP 4252530A JP 25253092 A JP25253092 A JP 25253092A JP H06103202 A JPH06103202 A JP H06103202A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】計算機ネットワーク資源の浪費を防止する。
【構成】この計算機ネットワークはプロセス4、5を有
する電子計算機1と、この電子計算機1のそれぞれのプ
ロセス4、5と通信回線3を介して接続されたプロセス
6を有する電子計算機2とからなる計算機ネットワーク
であって、電子計算機1内のプロセス4で作成されたメ
ッセージの送信先を判定する通信処理部7と、この通信
処理部7によりメッセージの送信先が電子計算機1自身
であると判定された場合、電子計算機1内のプロセス5
にメッセージを転送する内部通信制御部10と、通信処
理部7によりメッセージの送信先が電子計算機2である
と判定された場合、電子計算機2のプロセス6に通信回
線3を通じてメッセージを転送する外部通信制御部13
とを具備している。
する電子計算機1と、この電子計算機1のそれぞれのプ
ロセス4、5と通信回線3を介して接続されたプロセス
6を有する電子計算機2とからなる計算機ネットワーク
であって、電子計算機1内のプロセス4で作成されたメ
ッセージの送信先を判定する通信処理部7と、この通信
処理部7によりメッセージの送信先が電子計算機1自身
であると判定された場合、電子計算機1内のプロセス5
にメッセージを転送する内部通信制御部10と、通信処
理部7によりメッセージの送信先が電子計算機2である
と判定された場合、電子計算機2のプロセス6に通信回
線3を通じてメッセージを転送する外部通信制御部13
とを具備している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば通信回線などに
複数の電子計算機を接続してなる計算機ネットワークに
関する。
複数の電子計算機を接続してなる計算機ネットワークに
関する。
【0002】
【従来の技術】計算機ネットワークを構成する装置間の
通信機能は、データ通信の高度化と共に多様化・複雑化
してきている。このため、最近では、これらの通信機能
は独立性の高い機能単位に階層的にモジュール化されて
いる。
通信機能は、データ通信の高度化と共に多様化・複雑化
してきている。このため、最近では、これらの通信機能
は独立性の高い機能単位に階層的にモジュール化されて
いる。
【0003】モジュール化された機能は、例えば物理的
・電気的インターフェイス機能(物理層)、隣接装置ま
でのデータ転送機能(データリンク層)、中継機能(ネ
ットワーク層)、始終端ノード間でのデータ転送機能
(トランスポート層)、プロセス間のデータ転送機能
(セション層)やファイルなどの資源共用のためのアク
セス機能(プレゼンンテーション層、応用層)などに分
類することができる。なお、物理層からトランスポート
層までを下位層といい、セション層以上を上位層と称
す。
・電気的インターフェイス機能(物理層)、隣接装置ま
でのデータ転送機能(データリンク層)、中継機能(ネ
ットワーク層)、始終端ノード間でのデータ転送機能
(トランスポート層)、プロセス間のデータ転送機能
(セション層)やファイルなどの資源共用のためのアク
セス機能(プレゼンンテーション層、応用層)などに分
類することができる。なお、物理層からトランスポート
層までを下位層といい、セション層以上を上位層と称
す。
【0004】ここで、計算機ネットワークにおけるプロ
セス間通信について説明する。
セス間通信について説明する。
【0005】通常、プロセス間通信では、上位層(プロ
セス)で作成したメッセージを他に送信する場合、各モ
ジュールに独立してプロトコルが定められているため、
メッセージは、電気通信網などの下位層を通じて送信す
ることのできるレベル、例えば“0”、“1”からなる
データレベルまでプロトコル変換を行った上で送信され
る。
セス)で作成したメッセージを他に送信する場合、各モ
ジュールに独立してプロトコルが定められているため、
メッセージは、電気通信網などの下位層を通じて送信す
ることのできるレベル、例えば“0”、“1”からなる
データレベルまでプロトコル変換を行った上で送信され
る。
【0006】ところで、ネットワーク上の電気計算機の
中には、複数のプロセスを有するものもあり互いのプロ
セス間通信を行うことも可能である。この場合も上記同
様にプロトコル変換過程を経て電気通信網を通じてデー
タ通信が行われる。
中には、複数のプロセスを有するものもあり互いのプロ
セス間通信を行うことも可能である。この場合も上記同
様にプロトコル変換過程を経て電気通信網を通じてデー
タ通信が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、計算機
内部の通信を行うときも外部通信と同様にハード、ソフ
トのさまざまな下位層資源を活用しなければならず資源
の浪費が多いという問題があった。
内部の通信を行うときも外部通信と同様にハード、ソフ
トのさまざまな下位層資源を活用しなければならず資源
の浪費が多いという問題があった。
【0008】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、ネットワーク内の資源を有効に活用し
下位層資源の浪費を抑えつつ通信を行うことのできる計
算機ネットワークを提供することを目的としている。
なされたもので、ネットワーク内の資源を有効に活用し
下位層資源の浪費を抑えつつ通信を行うことのできる計
算機ネットワークを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の計算機ネットワ
ークは上記した目的を達成するために、第1および第2
の処理系を有する第1の計算機と、この第1の計算機の
それぞれの処理系と電気通信網を介して接続された第3
の処理系を有する第2の計算機とからなる計算機ネット
ワークにおいて、前記第1の計算機内の第1の処理系で
作成された情報の送信先を判定する判定手段と、この判
定手段により情報の送信先が前記第1の計算機自身であ
ると判定された場合、前記第1の計算機内の第2の処理
系に情報を転送する内部通信手段と、前記判定手段によ
り情報の送信先が前記第2の計算機であると判定された
場合、前記第2の計算機の第3の処理系に前記電気通信
網を通じて情報を転送する外部通信手段とを具備してい
る。
ークは上記した目的を達成するために、第1および第2
の処理系を有する第1の計算機と、この第1の計算機の
それぞれの処理系と電気通信網を介して接続された第3
の処理系を有する第2の計算機とからなる計算機ネット
ワークにおいて、前記第1の計算機内の第1の処理系で
作成された情報の送信先を判定する判定手段と、この判
定手段により情報の送信先が前記第1の計算機自身であ
ると判定された場合、前記第1の計算機内の第2の処理
系に情報を転送する内部通信手段と、前記判定手段によ
り情報の送信先が前記第2の計算機であると判定された
場合、前記第2の計算機の第3の処理系に前記電気通信
網を通じて情報を転送する外部通信手段とを具備してい
る。
【0010】また、この計算機ネットワークは、外部通
信網に複数の計算機を接続して構成され、各計算機との
間で送信先アドレスと伝送制御パラメータとを含んだメ
ッセージを授受する計算機ネットワークにおいて、これ
らの計算機の少なくとも1つに設けられ、前記メッセー
ジの作成および受け取りを行う複数のプロセスと、各プ
ロセス内に設けられ、前記計算機自身のネットワーク上
のアドレスを保存するアドレス情報管理部と、前記プロ
セスにより作成および受信された前記メッセージを記憶
する記憶手段と、この記憶手段に記憶した前記メッセー
ジより送信先アドレスを取り出し前記アドレス情報管理
部に保存されている前記計算機自身のアドレスと比較す
る比較手段と、この比較手段によるアドレス比較結果、
送信先アドレスと計算機自身のアドレスとが一致したと
き、前記伝送制御パラメータが要求系であれば指示系に
変更し、また前記伝送制御パラメータが応答系であれば
確認系に変更して送出するパラメータ変更手段と、この
パラメータ変更手段より前記伝送制御パラメータが変更
されたメッセージを受け取り、このメッセージを計算機
内部の他のプロセスに転送する内部通信手段と、前記比
較手段によるアドレス比較結果が不一致であれば、前記
記憶手段よりメッセージを取り出し、前記電気通信網を
通じて他の計算機に転送する外部通信手段とを具備して
いる。
信網に複数の計算機を接続して構成され、各計算機との
間で送信先アドレスと伝送制御パラメータとを含んだメ
ッセージを授受する計算機ネットワークにおいて、これ
らの計算機の少なくとも1つに設けられ、前記メッセー
ジの作成および受け取りを行う複数のプロセスと、各プ
ロセス内に設けられ、前記計算機自身のネットワーク上
のアドレスを保存するアドレス情報管理部と、前記プロ
セスにより作成および受信された前記メッセージを記憶
する記憶手段と、この記憶手段に記憶した前記メッセー
ジより送信先アドレスを取り出し前記アドレス情報管理
部に保存されている前記計算機自身のアドレスと比較す
る比較手段と、この比較手段によるアドレス比較結果、
送信先アドレスと計算機自身のアドレスとが一致したと
き、前記伝送制御パラメータが要求系であれば指示系に
変更し、また前記伝送制御パラメータが応答系であれば
確認系に変更して送出するパラメータ変更手段と、この
パラメータ変更手段より前記伝送制御パラメータが変更
されたメッセージを受け取り、このメッセージを計算機
内部の他のプロセスに転送する内部通信手段と、前記比
較手段によるアドレス比較結果が不一致であれば、前記
記憶手段よりメッセージを取り出し、前記電気通信網を
通じて他の計算機に転送する外部通信手段とを具備して
いる。
【0011】
【作用】本発明では、プロセス間通信によりメッセージ
の授受を行うときに、まず、メッセージに含まれた送信
先のアドレスとメッセージを作成したプロセスを有する
計算機のアドレスとが比較される。そして、アドレスが
一致したときだけパラメータ変更手段により電気通信網
を用いた場合と同様にメッセージの伝送制御パラメータ
が変更される。その後、伝送制御パラメータが変更され
たメッセージは内部通信制御手段により内部転送され
る。
の授受を行うときに、まず、メッセージに含まれた送信
先のアドレスとメッセージを作成したプロセスを有する
計算機のアドレスとが比較される。そして、アドレスが
一致したときだけパラメータ変更手段により電気通信網
を用いた場合と同様にメッセージの伝送制御パラメータ
が変更される。その後、伝送制御パラメータが変更され
たメッセージは内部通信制御手段により内部転送され
る。
【0012】したがって、メッセージを内部転送すると
きは、電気通信網を使用しなくて済むようになり、その
分の資源浪費を抑えることができる。
きは、電気通信網を使用しなくて済むようになり、その
分の資源浪費を抑えることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
に説明する。
【0014】図1は本発明に係る一実施例の計算機ネッ
トワークの構成を示す図である。
トワークの構成を示す図である。
【0015】同図において、1は第1の計算機としての
電子計算機であり、他の電子計算機2などと電気通信
網、例えば外部の通信回線3などを介して接続された計
算機ネットワークの中の一つである。4、5は電子計算
機1が有するプロセスであり、それぞれのアプリケーシ
ョンプログラムn1、n2を実行する。6は電子計算機2が
有するプロセスであり、アプリケーションプログラムn3
を実行する。なお、アプリケーションプログラムn1〜n3
の実行により、それぞれのプロセスが独立して情報、例
えば送信先のアドレスデータと伝送制御パラメータとを
含むメッセージなどを作成する。7、8、9は各プロセ
スの通信処理部であり、メーセッジを送受信するための
メーセッジの伝送方向制御を行う。10、11、12は
内部通信制御部であり、電子計算機内部でプロセス間通
信を行う。13、14、15は外部通信制御部であり、
他の電子計算機2などと通信回線3を通じてプロセス間
通信を行う。
電子計算機であり、他の電子計算機2などと電気通信
網、例えば外部の通信回線3などを介して接続された計
算機ネットワークの中の一つである。4、5は電子計算
機1が有するプロセスであり、それぞれのアプリケーシ
ョンプログラムn1、n2を実行する。6は電子計算機2が
有するプロセスであり、アプリケーションプログラムn3
を実行する。なお、アプリケーションプログラムn1〜n3
の実行により、それぞれのプロセスが独立して情報、例
えば送信先のアドレスデータと伝送制御パラメータとを
含むメッセージなどを作成する。7、8、9は各プロセ
スの通信処理部であり、メーセッジを送受信するための
メーセッジの伝送方向制御を行う。10、11、12は
内部通信制御部であり、電子計算機内部でプロセス間通
信を行う。13、14、15は外部通信制御部であり、
他の電子計算機2などと通信回線3を通じてプロセス間
通信を行う。
【0016】続いて、図2を参照してそれぞれの電子計
算機の通信処理部の構成について説明する。
算機の通信処理部の構成について説明する。
【0017】同図に示すように、例えば電子計算機1が
有するプロセス4の通信処理部7は、計算機ネットワー
ク上における電子計算機1自身のアドレスデータ(自己
アドレス)を保存するアドレス情報管理部21と、送受
信するメッセージを一時的に記憶するメッセージ記憶領
域22と、自己アドレスと送信先アドレスとを比較する
アドレス比較部23と、アドレス比較部23のアドレス
比較結果に応じてメッセージに含まれる伝送制御パラメ
ータを変更処理する変更処理モジュール24とから構成
されている。このメッセージの伝送制御パラメータとし
ては、例えばセション層におけるサービスプリミティブ
の確認タイプでは、メッセージ送信先にサービスを要求
する要求系、下位層にサービス要求を指示する指示系、
メッセージを受けて応答を返送する応答系、この応答を
確認する確認系などがある。なお、他の通信処理部8、
9も上記同様に構成されている。
有するプロセス4の通信処理部7は、計算機ネットワー
ク上における電子計算機1自身のアドレスデータ(自己
アドレス)を保存するアドレス情報管理部21と、送受
信するメッセージを一時的に記憶するメッセージ記憶領
域22と、自己アドレスと送信先アドレスとを比較する
アドレス比較部23と、アドレス比較部23のアドレス
比較結果に応じてメッセージに含まれる伝送制御パラメ
ータを変更処理する変更処理モジュール24とから構成
されている。このメッセージの伝送制御パラメータとし
ては、例えばセション層におけるサービスプリミティブ
の確認タイプでは、メッセージ送信先にサービスを要求
する要求系、下位層にサービス要求を指示する指示系、
メッセージを受けて応答を返送する応答系、この応答を
確認する確認系などがある。なお、他の通信処理部8、
9も上記同様に構成されている。
【0018】次に、図3および図4の各フローチャート
を参照してこの計算機ネットワークの動作の一例を説明
する。
を参照してこの計算機ネットワークの動作の一例を説明
する。
【0019】例えば電子計算機1の内部におけるプロセ
ス4とプロセス5との通信の場合、プロセス4のアプリ
ケーションプログラムn1でコネクションを要求する要求
パラメータを含むメッセージ(要求メッセージ)が作成
されて、この要求メッセージは通信処理装置7に送出さ
れる。通信処理装置7は、メッセージ受信待機状態とな
っており(ステップ301 )、要求メッセージが受信され
ると、それを一時的にメッセージ記憶領域22に記憶す
る(ステップ302 )。そして、通信処理装置7は、メッ
セージ記憶領域22に記憶した要求メッセージより送信
先のアドレスデータを取り出しアドレス比較部23に送
出する。また、通信処理装置7は、アドレス情報管理部
21に保存されている自己アドレスを取り出し、アドレ
ス比較部23に送出する(ステップ303 )。アドレス比
較部23では、入力された2 つのアドレスデータに基づ
き送信先の判定、例えばアドレスの一致、不一致につい
ての比較判定が行われる(ステップ304 )。この場合、
電子計算機1の内部通信であるのでアドレスは一致す
る。アドレスが一致すると、メッセージ記憶領域22に
格納されていた要求メッセージが変更処理モジュール2
4に送出されて、変更処理モジュール24により要求メ
ッセージが指示メッセージに変更される(ステップ305
)。そして、この指示メッセージは、内部通信制御部
10に送出されて内部通信制御部10によりプロセス5
に送信される(ステップ306 )。
ス4とプロセス5との通信の場合、プロセス4のアプリ
ケーションプログラムn1でコネクションを要求する要求
パラメータを含むメッセージ(要求メッセージ)が作成
されて、この要求メッセージは通信処理装置7に送出さ
れる。通信処理装置7は、メッセージ受信待機状態とな
っており(ステップ301 )、要求メッセージが受信され
ると、それを一時的にメッセージ記憶領域22に記憶す
る(ステップ302 )。そして、通信処理装置7は、メッ
セージ記憶領域22に記憶した要求メッセージより送信
先のアドレスデータを取り出しアドレス比較部23に送
出する。また、通信処理装置7は、アドレス情報管理部
21に保存されている自己アドレスを取り出し、アドレ
ス比較部23に送出する(ステップ303 )。アドレス比
較部23では、入力された2 つのアドレスデータに基づ
き送信先の判定、例えばアドレスの一致、不一致につい
ての比較判定が行われる(ステップ304 )。この場合、
電子計算機1の内部通信であるのでアドレスは一致す
る。アドレスが一致すると、メッセージ記憶領域22に
格納されていた要求メッセージが変更処理モジュール2
4に送出されて、変更処理モジュール24により要求メ
ッセージが指示メッセージに変更される(ステップ305
)。そして、この指示メッセージは、内部通信制御部
10に送出されて内部通信制御部10によりプロセス5
に送信される(ステップ306 )。
【0020】一方、送信先である電子計算機1内のプロ
セス5は、メッセージ受信待機状態となっており(ステ
ップ307 )、プロセス4より送出された指示メッセージ
を内部通信制御部11で受信する(ステップ308 )。
セス5は、メッセージ受信待機状態となっており(ステ
ップ307 )、プロセス4より送出された指示メッセージ
を内部通信制御部11で受信する(ステップ308 )。
【0021】内部通信制御部11は、この指示メッセー
ジを通信制御部8に送出し、指示メッセージは通信制御
部8のメッセージ記憶領域22に一時的に格納される
(ステップ309 )。そして、通信制御部8は、指示メッ
セージを変更せずにそのままアプリケーションプログラ
ムn2に送出する(ステップ310 )。この指示メッセージ
を受け取ったアプリケーションプログラムn2は、その応
答として応答メッセージをアプリケーションプログラム
n1に発行(送信)する。このとき、応答メッセージは、
上記同様の送信過程を経て送信されるが、この際に通信
処理部8の変更処理モジュール24において応答メッセ
ージは確認メッセージに変更された上で内部通信制御部
11よりプロセス4へ転送され、この結果、アプリケー
ションプログラムn1に確認メッセージが受信される。
ジを通信制御部8に送出し、指示メッセージは通信制御
部8のメッセージ記憶領域22に一時的に格納される
(ステップ309 )。そして、通信制御部8は、指示メッ
セージを変更せずにそのままアプリケーションプログラ
ムn2に送出する(ステップ310 )。この指示メッセージ
を受け取ったアプリケーションプログラムn2は、その応
答として応答メッセージをアプリケーションプログラム
n1に発行(送信)する。このとき、応答メッセージは、
上記同様の送信過程を経て送信されるが、この際に通信
処理部8の変更処理モジュール24において応答メッセ
ージは確認メッセージに変更された上で内部通信制御部
11よりプロセス4へ転送され、この結果、アプリケー
ションプログラムn1に確認メッセージが受信される。
【0022】次に、例えば外部の通信回線3を用いて電
子計算機1と電子計算機2とのプロセス間通信を行う場
合について説明する。
子計算機1と電子計算機2とのプロセス間通信を行う場
合について説明する。
【0023】この場合、電子計算機1のアドレス比較部
23におけるアドレス比較判定では不一致になるので送
信先が他の電子計算機2であることが判定される(ステ
ップ304 )。したがって、この時点の要求メッセージ
は、通信処理部7のメッセージ記憶領域22より取り出
されてそのまま外部通信制御部13に送出され、外部通
信制御部13より通信回線3により電子計算機2側に送
信される(ステップ311)。そして、要求メッセージ
は、受信待機状態になっていたプロセス6の外部通信制
御部15に受信される(ステップ312 〜313 )。そし
て、この要求メッセージは、外部通信制御部15により
この時点で指示メッセージに変更される(ステップ314
)。その後、指示メッセージは、外部通信制御部15
により通信制御部9に送出され、通信制御部9によりメ
ッセージ記憶領域22に一時的に格納される(ステップ
309 )。そして、通信制御部9は、メッセージ記憶領域
22より指示メッセージを取り出してそのままアプリケ
ーションプログラムn3に送出する(ステップ310 )。指
示メッセージを受け取ったアプリケーションプログラム
n3は、アプリケーションプログラムn1に対する応答とし
て応答メッセージを発行(送信)するが、このとき、送
信先が電子計算機2なので、応答メッセージは通信処理
部8の変更処理モジュール24に渡されず、変更処理さ
れないまま、外部通信制御部15よりプロセス4へ転送
される。
23におけるアドレス比較判定では不一致になるので送
信先が他の電子計算機2であることが判定される(ステ
ップ304 )。したがって、この時点の要求メッセージ
は、通信処理部7のメッセージ記憶領域22より取り出
されてそのまま外部通信制御部13に送出され、外部通
信制御部13より通信回線3により電子計算機2側に送
信される(ステップ311)。そして、要求メッセージ
は、受信待機状態になっていたプロセス6の外部通信制
御部15に受信される(ステップ312 〜313 )。そし
て、この要求メッセージは、外部通信制御部15により
この時点で指示メッセージに変更される(ステップ314
)。その後、指示メッセージは、外部通信制御部15
により通信制御部9に送出され、通信制御部9によりメ
ッセージ記憶領域22に一時的に格納される(ステップ
309 )。そして、通信制御部9は、メッセージ記憶領域
22より指示メッセージを取り出してそのままアプリケ
ーションプログラムn3に送出する(ステップ310 )。指
示メッセージを受け取ったアプリケーションプログラム
n3は、アプリケーションプログラムn1に対する応答とし
て応答メッセージを発行(送信)するが、このとき、送
信先が電子計算機2なので、応答メッセージは通信処理
部8の変更処理モジュール24に渡されず、変更処理さ
れないまま、外部通信制御部15よりプロセス4へ転送
される。
【0024】プロセス4の外部通信制御部13で応答メ
ッセージが受け取られると、この時点で応答メッセージ
は確認メッセージに変更されて通信処理装置7に送出さ
れる。通信処理装置7は確認メッセージをそのままアプ
リケーションプログラムn1に渡す。
ッセージが受け取られると、この時点で応答メッセージ
は確認メッセージに変更されて通信処理装置7に送出さ
れる。通信処理装置7は確認メッセージをそのままアプ
リケーションプログラムn1に渡す。
【0025】このように本実施例の計算機ネットワーク
によれば、複数の電子計算機1、2などに内部通信制御
部10、11、12と外部通信制御部13、14、15
とをそれぞれ独立して設けることにより、通常の電子計
算機間プロセス通信では、外部通信制御部13、14、
15で下位層までに至るプロトコル変換を行った上で通
信回線3を用いてメッセージ転送を行い、電子計算機1
の内部のプロセス間通信では、変更処理モジュール24
で伝送制御パラメータを変更した後、内部通信制御部1
0、11、12よりメッセージ転送を行う。
によれば、複数の電子計算機1、2などに内部通信制御
部10、11、12と外部通信制御部13、14、15
とをそれぞれ独立して設けることにより、通常の電子計
算機間プロセス通信では、外部通信制御部13、14、
15で下位層までに至るプロトコル変換を行った上で通
信回線3を用いてメッセージ転送を行い、電子計算機1
の内部のプロセス間通信では、変更処理モジュール24
で伝送制御パラメータを変更した後、内部通信制御部1
0、11、12よりメッセージ転送を行う。
【0026】この場合、変更処理モジュール24でメッ
セージの伝送制御パラメータである要求メッセージを送
信前に指示メッセージに変更し、受信時に応答メッセー
ジを確認メッセージに変更することにより、上位層から
下位層へのプロトコル変換を伴う電子計算機間のプロセ
ス通信と同様に要求メッセージを送出して確認メッセー
ジを受け取る形態が守られるので、メッセージの形態を
崩すことなくハードウェア資源上の問題もなく上位層間
のメッセージ通信を行うことができる。
セージの伝送制御パラメータである要求メッセージを送
信前に指示メッセージに変更し、受信時に応答メッセー
ジを確認メッセージに変更することにより、上位層から
下位層へのプロトコル変換を伴う電子計算機間のプロセ
ス通信と同様に要求メッセージを送出して確認メッセー
ジを受け取る形態が守られるので、メッセージの形態を
崩すことなくハードウェア資源上の問題もなく上位層間
のメッセージ通信を行うことができる。
【0027】例えば下位層に電話回線のような低速な回
線を用いた場合、計算機内の内部通信では、下位層を経
由したデータ転送を行わずに済むので、要求メッセージ
に対する応答性能を飛躍的に向上することができる。
線を用いた場合、計算機内の内部通信では、下位層を経
由したデータ転送を行わずに済むので、要求メッセージ
に対する応答性能を飛躍的に向上することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の計算機ネッ
トワークによれば、メッセージを授受する際、メッセー
ジの送信先アドレスが計算機自身のアドレスと一致した
ときだけパラメータ変更手段で伝送制御パラメータを変
更して、見掛上は電気通信網を経由したときと同様に、
計算機内部でメッセージ通信が行われるので、このとき
に下位層資源、例えば通信回線などを用いずに済むよう
になり、その分の資源の浪費を防止することができる。
トワークによれば、メッセージを授受する際、メッセー
ジの送信先アドレスが計算機自身のアドレスと一致した
ときだけパラメータ変更手段で伝送制御パラメータを変
更して、見掛上は電気通信網を経由したときと同様に、
計算機内部でメッセージ通信が行われるので、このとき
に下位層資源、例えば通信回線などを用いずに済むよう
になり、その分の資源の浪費を防止することができる。
【図1】本発明に係る一実施例の計算機ネットワークの
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】この実施例における通信処理部の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】この実施例における計算機ネットワークの動作
を示すフロ―チャ―トである。
を示すフロ―チャ―トである。
【図4】この実施例における計算機ネットワークの動作
を示すフロ―チャ―トである。
を示すフロ―チャ―トである。
1、2…電子計算機、3…通信回線、4、5、6…プロ
セス、7、8、9…通信処理部、10、11、12…内
部通信制御部、13、14、15…外部通信制御部。
セス、7、8、9…通信処理部、10、11、12…内
部通信制御部、13、14、15…外部通信制御部。
Claims (2)
- 【請求項1】 第1および第2の処理系を有する第1の
計算機と、この第1の計算機のそれぞれの処理系と電気
通信網を介して接続された第3の処理系を有する第2の
計算機とからなる計算機ネットワークにおいて、 前記第1の計算機内の第1の処理系で作成された情報の
送信先を判定する判定手段と、 この判定手段により情報の送信先が前記第1の計算機自
身であると判定された場合、前記第1の計算機内の第2
の処理系に情報を転送する内部通信手段と、 前記判定手段により情報の送信先が前記第2の計算機で
あると判定された場合、前記第2の計算機の第3の処理
系に前記電気通信網を通じて情報を転送する外部通信手
段とを具備することを特徴とする計算機ネットワーク。 - 【請求項2】 電気通信網に複数の計算機を接続して構
成され、各計算機との間で送信先アドレスと伝送制御パ
ラメータとを含んだメッセージを授受する計算機ネット
ワークにおいて、 これらの計算機の少なくとも1つに設けられ、前記メッ
セージの作成および受け取りを行う複数のプロセスと、 各プロセス内に設けられ、前記計算機自身のネットワー
ク上のアドレスを保存するアドレス情報管理部と、 前記プロセスにより作成および受信された前記メッセー
ジを記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶した前記メッセージより送信先アド
レスを取り出し前記アドレス情報管理部に保存されてい
る前記計算機自身のアドレスと比較する比較手段と、 この比較手段によるアドレス比較結果、送信先アドレス
と計算機自身のアドレスとが一致したとき、前記伝送制
御パラメータが要求系であれば指示系に変更し、また前
記伝送制御パラメータが応答系であれば確認系に変更し
て送出するパラメータ変更手段と、 このパラメータ変更手段より前記伝送制御パラメータが
変更されたメッセージを受け取り、このメッセージを計
算機内部の他のプロセスに転送する内部通信手段と、 前記比較手段によるアドレス比較結果が不一致であれ
ば、前記記憶手段よりメッセージを取り出し、前記電気
通信網を通じて他の計算機に転送する外部通信手段とを
具備することを特徴とする計算機ネットワーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4252530A JPH06103202A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 計算機ネットワーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4252530A JPH06103202A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 計算機ネットワーク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06103202A true JPH06103202A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17238657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4252530A Withdrawn JPH06103202A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 計算機ネットワーク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06103202A (ja) |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP4252530A patent/JPH06103202A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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