JPH06103200A - ネットワーク管理システム - Google Patents

ネットワーク管理システム

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JPH06103200A
JPH06103200A JP4249890A JP24989092A JPH06103200A JP H06103200 A JPH06103200 A JP H06103200A JP 4249890 A JP4249890 A JP 4249890A JP 24989092 A JP24989092 A JP 24989092A JP H06103200 A JPH06103200 A JP H06103200A
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麻里子 近藤
Teruo Nakamura
輝雄 中村
Yumiko Mori
優美子 森
Toshiyuki Tsutsumi
俊之 堤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネットワークを構成する機器の全てを包括し
た障害管理を可能にする。 【構成】 ネットワークを構成する全ての機器を物理的
な配置関係がわかるように表示し、障害発生時には、障
害の発生した場所を所定の表示形態で明示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の電子計算機及び
ネットワーク機器が接続されているコンピュータネット
ワークにおいて、そのネットワークを円滑に運用管理す
るためのネットワーク管理システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ネットワークの基盤となる通信技術の発
達により、ここ数年の間に高速で信頼性の高いネットワ
ーク構築が可能になったため、年々その規模は大きく、
広域化が進んでいる。
【0003】現在、ネットワーク管理作業の効率化を図
るためのネットワーク管理ツールと呼ばれるシステムが
各種提案されている。こうしたツールの共通点は、通信
プロトコルレベルでネットワークの管理を行うという点
である。
【0004】プロトコルレベルのネットワーク管理機能
とは、ネットワークトラフィックのモニタリング機能、
モニタリング結果をまとめる統計処理機能、トラフィッ
ク異常時のアラーム発生機能などである。
【0005】このようなプロトコルレベルのネットワー
ク管理機能を有する管理システムとして、例えば、日本
鋼管(株)から販売されている Dual Managerは SNMP
(Simple Network Management Protcol)という通信プ
ロトコルを用いた管理システムである。
【0006】また、 Sun Micro System社から提案され
ている SunNet Managerという管理システムがある。
【0007】また、ネットワークの障害管理に関して、 (1)特開平1−78053号公報のネットワークの障
害検出装置 (2)特開平1−218236号公報の情報処理ネット
ワークシステムの障害監視装置 (3)特開平3−97330号公報のネットワーク障害
診断方式 (4)特開平3−101539号公報のネットワーク監
視システムにおける二段階障害判定方式 (5)特開平2−305140号公報のネットワーク監
視装置における障害影響範囲の推定処理方式 などがある。
【0008】このうち、(1)のネットワークの障害検
出装置は、障害の監視手段と特定手段により特定した障
害箇所を直読可能に表示するものである。
【0009】また、(2)の情報処理ネットワークシス
テムの障害監視装置は、ネットワーク障害表示情報を障
害時用回線を介して送信し、障害の重要度に応じて優先
的な表示を可能にするものである。
【0010】さらに、(3)のネットワーク障害診断方
式は、ネットワーク障害時の影響範囲と診断規則によ
り、障害箇所を推定できるようにするものである。
【0011】また、(4)のネットワーク監視システム
における二段階障害判定方式は、障害情報を主原因情報
・影響障害情報に分類することで、障害判定の精度を向
上させるものである。
【0012】また、(5)のネットワーク監視装置にお
ける障害影響範囲の推定処理方式は、障害影響範囲を障
害履歴情報として蓄積し、障害時に障害原因を推定し、
対応する障害履歴情報があれば表示を行い、影響範囲の
推定を可能にするものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術にあっては、次のような問題がある。
【0014】(1)ネットワーク接続機器の全てをを包
含する障害管理ができない。
【0015】ネットワークは回線等で接続された電子計
算機及びネットワーク機器で構成される。しかし、実際
にネットワークが稼働するためには、電源、コンセン
ト、ケーブル、電話回線なども必須の要素である。この
ように、ネットワークの構成要素は多種多様でありその
数も多い。従って、ネットワークを効率良く厳密に管理
するには、接続されている機器は小さな単一機能のもの
でも、被管理機器として扱うべきである。
【0016】さらに、ネットワーク関連機器は製品サイ
クルも早く、次々と高機能で安価なものが出されてお
り、対象となる被管理機器数は今後も増加の一途である
と考えられる。したがって、ネットワークの障害管理で
は、これらの電子計算機及びネットワーク機器以外のネ
ットワーク構成要素もその管理対象にする必要がある。
【0017】しかし、前記従来の技術では、論理的な意
味でネットワーク接続された電子計算機及びネットワー
ク機器を管理対象にしているだけであるため、機器の物
理的配置や接続状態、電源、コンセント、ケーブル、電
話回線等の管理までは行えないという問題がある。
【0018】(2)障害復旧に対する支援が十分でな
い。
【0019】ネットワーク環境が生産部門においてイン
フラストラクチャとなっている場合に、ネットワークに
障害が発生すると生産性が低下し損失が生じる。この損
失を最小限に押えるために、ネットワーク管理者は迅速
にネットワークを復旧させることが必要である。
【0020】この場合に、ネットワークダウンによるデ
ータの消失や信頼性の低下を重視する場合と、レスポン
スの低下を重視する場合とでは、障害に対する対策も変
ってくるが、まず、障害の状況から障害の重要度と影響
範囲を正確に把握した上で、障害原因を分析し、どこを
どう直せば最も効率良く復旧できるかを判断する必要が
ある。また、その後に同様の障害が発生しないように、
管轄部署を同定し原因を排除することも必要である。
【0021】しかし、前記従来の技術においては、障害
場所を表示することはできても、障害内容、重要度、影
響範囲、障害頻度等に応じて表示方法を変更するように
していないため、障害を効率良く復旧させることができ
ない。すなわち、障害復旧に対する支援が十分でないと
いう問題がある。
【0022】(3)物理的環境の管理が十分でない。
【0023】電子計算機及びネットワーク機器は、通
常、正常な稼働を保証する環境として温度や湿度の範囲
が定められている。したがって、ネットワークの正常な
稼働もこうした物理的環境が保証された上で、初めて可
能となる。
【0024】この場合に、電子計算機及びネットワーク
機器は、一般家電製品と比較して消費電力量が多く、そ
こから発生する熱量も大きい。どの程度の熱量が各々の
機器から発生し、それが周囲の温度をどの程度上昇させ
るかが把握できれば、機器の配置を行う上で有用であ
る。また、こうした機器の使用者側の物理的環境とし
て、室内の照明や機器から発生する音も良好な機器使用
環境を提供する上で重要な要素である。さらに、近年注
目を集めつつある無線によるネットワーク環境の構築で
は、無線の到達範囲の把握がネットワーク管理に非常に
重要になってくる。
【0025】しかし、前記従来の技術においては、物理
的環境としての発熱量、音量、照明範囲、無線の到達範
囲等はその管理対象としていないため、こうした要因が
ネットワーク環境にどのような影響を与えるかを把握す
ることができないという問題がある。
【0026】(4)ネットワークの構成図面上で性能を
把握することができない。
【0027】ネットワークの性能を把握するために、通
信プロトコルレベルでのネットワーク管理システムで
は、ネットワーク上を流れるデータを収集し、その内容
及び種別毎に統計処理を行う機能を有するものが多い。
【0028】しかし、これらのネットワーク管理システ
ムでは動的なトラフィックの状況把握のためのネットワ
ーク構成図面上でのデータ量に応じた画面表示や、デー
タの流入/流出経路の画面表示や、データの種類に応じ
た表示方法の変更を行うようにしていないため、ネット
ワーク構成図面上でネットワークの性能を把握すること
ができないという問題がある。
【0029】(5)ネットワークにおけるセキュティ確
保が不十分である。
【0030】電子計算機及びネットワーク機器の利用で
は、使い易さの向上とセキュリティの確保は相反する場
合が多い。逆に言うと、ネットワークの構築はセキュリ
ティホールを作り出すことであるとも言える。そこで、
前記従来の技術で述べた通信プロトコルレベルでのネッ
トワーク管理システムでは、不当なアドレスを有する接
続機器の検出やネットワーク上を流れているデータの内
容から不正なネットワーク利用者の検出を行う機能を有
している。しかし、こうしたシステムでは、実際に不正
が行われ現象が発生した後でなければ、どの部分がセキ
ュリティホールとなっているかが把握できない。したが
って、あらかじめセキュリティ確保のための対策を講じ
ておくことが困難であるという問題がある。
【0031】本発明の第1の目的は、機器の物理的配置
や接続状態、電源、コンセント、ケーブル、電話回線等
を含むネットワーク接続機器の全てを包含する障害管理
を行うことができるネットワーク管理システムを提供す
ることである。
【0032】本発明の第2の目的は、障害を効率良く復
旧させることができるネットワーク管理システムを提供
することである。
【0033】本発明の第3の目的は、発熱量、音量、照
明範囲、無線の到達範囲等の物理的環境条件を容易に把
握することができるネットワーク管理システムを提供す
ることである。
【0034】本発明の第4の目的は、ネットワーク構成
図面上でネットワークの性能を把握することができるネ
ットワーク管理システムを提供することである。
【0035】本発明の第5の目的は、セキュリティ確保
のための対策を容易に講じることができるネットワーク
管理システムを提供することである。
【0036】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は、ネットワーク機器の物理的配置お
よび接続関係に関する情報を格納したデータベースと、
ネットワーク構成等を表示する表示装置と、前記データ
ベースに格納された情報に基づき、物理的なネットワー
ク構成図面を前記表示装置に表示させると共に、ネット
ワークの障害発生時に、障害箇所を明示する処理手段と
を設けた。
【0037】また第2の目的を達成するために、ネット
ワーク機器の物理的配置および接続関係に関する情報を
格納した第1データベースと、ネットワーク機器が配置
されている場所の周辺地図および交通経路に関する情報
を格納した第2データベースと、ネットワーク構成等を
表示する表示装置と、前記第1データベースに格納され
た情報に基づき、物理的なネットワーク構成図面を前記
表示装置に表示させると共に、ネットワークの障害発生
時に障害箇所を明示し、さらに第2データベースに格納
された情報に基づき、障害が発生したネットワーク機器
の配置場所に到る交通経路および周辺地図を表示させる
処理手段とを設けた。
【0038】また第3の目的を達成するために、ネット
ワーク機器の物理的配置および接続関係に関する情報を
格納した第1データベースと、ネットワーク機器が配置
される場所の照明、電波障害等の物理的環境条件に関す
る情報を格納した第3データベースと、ネットワーク構
成等を表示する表示装置と、前記第1データベースに格
納された情報に基づき、物理的なネットワーク構成図面
を前記表示装置に表示させると共に、ネットワークの障
害発生時に障害箇所を明示し、さらに第3データベース
に格納された情報に基づき、ネットワーク機器が配置さ
れる場所の照明、電波障害等の物理的環境条件を表示さ
せる処理手段とを設けた。
【0039】また第4の目的を達成するために、ネット
ワーク機器の論理的接続関係に関する情報を格納した第
1データベースと、ネットワーク構成等を表示する表示
装置と、ネットワーク機器相互間を結ぶ通信路の通信速
度に関する情報を格納した第5のデータベースと、前記
第1データベースに格納された情報に基づき、論理的な
ネットワーク構成図面を前記表示装置に表示させると共
に、任意の1対のネットワーク機器を選択し、このネッ
トワーク機器間で通信量を測定するパケットを送受させ
ることにより通信量を測定し、さらに前記第5のデータ
ベースに格納された通信路の通信速度に対する割合いを
求め、前記任意の1対のネットワーク機器を結ぶネット
ワーク構成図上の通信路を前記割合いに応じた形式で表
示させる処理手段とを設けた。
【0040】また第5の目的を達成するために、ネット
ワーク機器の物理的配置および接続関係に関する情報を
格納した第1データベースと、ネットワーク機器が配置
される場所の入退室可能な出入口に関する情報を侵入困
難レベルに応じて第4データベースと、ネットワーク構
成等を表示する表示装置と、前記第1データベースに格
納された情報に基づき、物理的なネットワーク構成図面
を前記表示装置に表示させると共に、外部からの指示に
応じて前記第3データベースを検索し、部外者の入退室
可能な出入口を前記表示装置に表示させる処理手段とを
設けた。
【0041】
【作用】上記手段によれば、ネットワーク機器の物理的
配置状態を表示するので、ネットワーク機器の全てを包
括する障害管理を行うことができる。
【0042】また、障害発生時は障害箇所と、そこまで
の交通手段も含めて表示するので、障害復旧を速やかに
行うことができる。
【0043】さらに、電波障害が発生するような位置を
表示するため、ネットワークを構成する上での物理的環
境管理を十分に行うことができる。
【0044】さらに、通信路の通信量を表示線幅等を変
えて表示するので、ネットワークの性能を簡単に把握す
ることができる。
【0045】さらに、部外者の入退室可能な出入口を表
示するので、必要な警戒体制を容易に講じることがで
き、セキュリティを確保することができる。
【0046】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。
【0047】この実施例においては、ネットワーク管理
システムが管理する対象機器を被管理機器と呼び、電子
計算機、端末、ネットワーク機器、周辺機器、ケーブル
類の5つに分類している。
【0048】電子計算機は、ワークステーションやパソ
コンやホストマシンなどである。端末は、X端末やキャ
タクタ端末やグラフィック端末などである。ネットワー
ク機器は、ルータやリピータやターミナルサーバやトラ
ンシーバなどである。周辺機器は、プリンタやファクシ
ミリやスキャナなどである。ケーブル類は、イーサネッ
トケーブルや電話線や電源ケーブルなどである。また、
ネットワークとは、被管理機器が接続されていて、各機
器間で通信が行われているものである。
【0049】本実施例のネットワーク管理システムは、
具体的には、ローカルエリアネットワーク内に接続され
ている資産管理用業務ホストマシンや、地図情報データ
ベースを持ったワークステーション、製品データベース
を持ったワークステーションとネットワークを介してデ
ータのやりとりを行うことができるようになっている。
【0050】そして、各種データベースへのアクセス用
ユーザインターフェイスがあり、どの端末からでも、ま
た、どのデータに対しても同じようなインターフェイス
で入力や更新が可能になっている。
【0051】本実施例のネットワーク管理システムの被
管理機器は、設備機器としては電話、電源、空調、フロ
ア地図、建屋地図、ネットワーク配線などであり、コン
ピュータ機器としてはワークステーション、パーソナル
コンピュータ、プリンタ、ホストコンピュータ、ファイ
ルサーバ、端末、ワードプロセッサなどであり、ネット
ワーク機器としてはルータ、ブリッジ、リピータ、トラ
ンシーバ、ターミナルサーバ、プロトコルコンバータ、
モデム、ファクスなどである。
【0052】また、被管理機器の属性には、以下のよう
なものが挙げられる。まず、地図情報には地番、建屋
名、フロア、面積、机位置、座席、マシン位置などがあ
り、コンピュータやネットワーク機器には製品名、機種
名、型番、価格、購入先、購入年月、消費電力、シリア
ル番号、形状イメージ、寸法、重量、必要コンセント
数、動作環境、修理履歴、保守費用などがある。
【0053】製品に固有な属性としては、ワークステー
ション固有の属性としてCPU名、処理速度、クロック
数、稼働OS、外部インターフェース、MACアドレ
ス、論理マシン名、IPアドレス、メモリサイズ、ハー
ドディスク容量、増設ボードなどがあり、ルータ固有の
属性には対応プロトコル、通信速度、ポート数、ポート
形状、インターフェース種類、拡張可能スロット数など
がある。
【0054】ソフトウェア固有の属性には、製品名、バ
ージョン、稼働OS、稼働環境、マニュアル、インスト
ールマシン、保管場所、機能概要、バージョンアップ費
用などが挙げられる。ここに挙げた情報は、予め製品デ
ータベースに登録しておき、製品名と機種名を指定すれ
ば必要な情報が得られる。
【0055】さらに、本実施例のネットワーク管理シス
テムは、以下に述べる機能を有する。(1)ネットワー
ク設備データベース・インターフェイス 上述の対象となる被管理機器や各々の属性情報をデータ
ベース化し、登録及び検索が行える。各々の製品に固有
の情報であるシリアル番号、保守契約の有無、購入先、
保守契約などは、新規購入時にデータベース登録する。
【0056】(2)地図データベース CADベースの図形処理を用いて、全国規模の地図情報
からビル内のフロア単位の建屋図面まで階層化して保存
する。上述のネットワーク設備データベースとリンクさ
せ、画面に表示した地図で機器の情報もアクセスできる
ユーザインターフェイスを提供する。
【0057】(3)ハードウェア配置及びネットワーク
配線管理 ネットワークの配線、接続状況、電源配置、マシンレイ
アウト、電話配線等をこの地図データベースに格納され
ている地図に基づいて作成する。
【0058】(4)システム構成管理 新規にコンピュータを購入する場合に、必要な機器構成
やソフトウェアの一覧を生成し、目的に合ったシステム
構成になっているかチェックする。
【0059】(5)マシン環境管理 例えば、ホームディレクトリはどこか、どのディスクに
何が入っているか、マシンのシステム構成はどうなって
いるか、誰がアカウントを持っているか等の情報検索を
可能にする。
【0060】(6)ネットワーク環境管理 物理的な意味でのネットワーク環境の管理を行う。どこ
に、どんなマシンや端末がつながっているか、イーサネ
ットでのネットワーク基準を満たしているかなどのチェ
ックする。
【0061】(7)ソフトウェア管理 ネットワーク上に接続された電子計算機及びネットワー
ク機器で稼働するソフトウェアの製品名・バージョン、
稼働OS、稼働環境、マニュアル、インストールマシ
ン、保管場所、機能概要、バージョンアップ費用などの
ソフトウェアに関する属性の管理を行う。
【0062】(8)物品在庫管理 未使用ケーブル、コネクタ、トランシーバ、ターミネー
タ等の数や貸し出しリストを管理する。
【0063】(9)統計処理機能 通信プロトコルレベルのネットワーク管理ツールと連動
させ、定常的なネットワーク状況を監視し、ネットワー
クトラフィック、マシンのロードアベレージ、プリンタ
稼働状況などの統計をとる。
【0064】(10)ネットワーク敷設サポート ネットワークの増設、機器追加、位置変更の際に、物理
的なレベルで可否を診断する。例えば、電源供給量の過
不足、コンセント数、イーサの制限長、接続可能な端末
数などのチェックを行う。
【0065】(11)ネットワーク監視 診断型エキスパートシステムと連動させ、障害発生時に
障害箇所の特定を行ったり、回復のための対策指示を行
う。また、ネットワークに接続されているマシンや端末
を管理プロトコルの利用により自動検知する。さらに、
ホストマシンやネットワークの負荷測定の分析結果から
障害発生前に異常を検知し、ネットワーク管理者にアラ
ーム通知する。
【0066】(12)ネットワークインテグレイト ここまでに述べたネットワークに関する情報を総合的に
判断し、円滑なネットワーク運営に何が不足している
か、どうすれば効率良いネットワークになるかのアドバ
イスを行う。
【0067】図1に示すネットワーク管理システムは、
ネットワーク100に接続された通信制御装置101、
中央処理装置102、入力装置103、出力装置10
4、補助記憶装置105とから構成されている。
【0068】通信制御装置101はネットワーク100
との間の通信を制御するものであり、中央処理装置10
2はデータ処理、システム制御、予めプログラムされた
各種処理を行なうものである。
【0069】入力装置103は、キーボード、マウスな
どから成り、デ−タやコマンドの入力を行うものであ
る。
【0070】出力装置104は、ディスプレイ、プリン
タなどから成り、障害の発生した位置等の表示を行う。
【0071】補助記憶装置105は、光磁気ディスク、
メタルテープ(MT)、ハードディスクなどから成り、
各種の管理デ−タを記憶すると共に、ネットワーク機器
の配置位置等のデ−タをデータベースとして保持してい
る。
【0072】まず、本実施例で扱う用語、ネットワーク
構成についての説明をする。
【0073】ネットワーク構成とは、電子計算機、端
末、ネットワーク機器、周辺機器、ケーブル類がどのよ
うに接続しているかを示すものである。実際の接続の位
置関係や距離などを含む接続状況を示すものを物理的ネ
ットワーク構成、サブネットやセグメントといった論理
的な単位での接続状況を示すものを論理的ネットワーク
構成と呼ぶ。論理的なネットワーク構成図の例を図2に
示す。
【0074】図2の200は通信網、201は電子計算
機、202はネットワーク機器、203は端末である。
【0075】次に、補助記憶装置105に作成されるデ
ータベースについて説明する。
【0076】図3はシステム内に構築されている地図情
報データベース300の構成を示したもので、フロアレ
イアウト情報デ−タ301、ビル情報デ−タ302、フ
ロア間接続情報デ−タ303、機器設置場所情報デ−タ
304、フロア内接続情報デ−タ305、交通手段情報
デ−タ306とから成り、物理的ネットワーク構成と論
理的ネットワーク構成を表すための各種情報を保持して
いる。
【0077】フロアレイアウト情報デ−タ301は、ビ
ルの各フロア毎の柱や壁、行方等の位置を示すデ−タで
あり、ビル情報デ−タ302はビルの地図上の位置を示
すデ−タであり、フロア間接続情報デ−タ303はビル
内の縦方向の物理的なネットワークの接続状況や配線状
況を示すデ−タである。
【0078】機器設置場所情報デ−タ304はネットワ
ークに接続している電子計算機やネットワーク機器の設
置箇所と該当する地図を示すデ−タであり、フロア内接
続情報デ−タ305はフロア毎の物理的なネットワーク
接続状況やネットワーク配線を示すデ−タであり、交通
手段情報デ−タ306はビル間の交通手段と経路を表す
デ−タである。
【0079】図4はフロアレイアウト情報デ−タ301
の一例を示すものであり、ネットワーク機器が設置され
る実際のフロア図面と同様に、外壁400や柱401、
ブース402、机403等の配置が所定の縮尺で示され
ている。
【0080】図5はビル情報デ−タ302の一例を示す
ものであり、本システムが管理対象としているネットワ
ーク機器を設置してビルa〜cの周辺の地図が各ビル別
に示されている。
【0081】フロア間接続情報デ−タ303は図示しな
いが、フロア間の接続関係を示すデ−タが示されてい
る。また、機器設置場所情報デ−タ304は図8に示す
ように、各種ネットワーク機器の設置ビルと設置フロア
のデ−タがネットワーク機器のID番号をキーとして示
されている。
【0082】図6はフロア内接続情報デ−タ305の一
例を示すものであり、図4で示したフロアの地図上に通
信網200、電子計算機201、ネットワーク機器20
2、端末203の接続状態が実際に即して示されてい
る。
【0083】図7は交通手段情報デ−タ306の一例を
示すものであり、ネットワーク機器を設置してビルa〜
cの相互間の交通手段と交通費が各ビル別に示されてい
る。
【0084】一方、図1の補助記憶装置105には、障
害発生時に障害発生数および障害の影響範囲、障害の重
要度に応じた障害箇所を表示するために、障害に関する
各種情報を格納する障害データベースが作成されてい
る。
【0085】図9はこの障害データベース900の構成
を示すものであり、障害内容情報デ−タ901、障害履
歴情報デ−タ902、障害ログ903とで構成されてい
る。
【0086】図10は障害内容情報デ−タ901の一例
を示すものであり、障害内容とその障害内容に対応した
障害IDと障害の重要度と障害が発生した場合に影響範
囲が示されている。
【0087】図11は、障害履歴情報デ−タ902の一
例を示すものであり、障害発生日と障害の発生した機器
のID、その障害に対してどのような障害波及が生じた
かを示す障害ログが示されるようになっている。
【0088】図12は、障害履歴情報デ−タ902に含
まれる障害ログ903の一例を示すものであり、波及し
て発生した障害の発生日時と障害の発生した機器のID
と波及障害の内容を表す障害IDが示されるようになっ
ている。
【0089】次に、本実施例で用いるネットワーク構成
図面についての説明をする。
【0090】ネットワーク構成図面とは、前記物理的ネ
ットワーク構成と前記論理的ネットワーク構成を統括し
た図面であり、ある縮尺の地図、建屋図面、フロア図面
上に、ネットワーク管理システムが管理する被管理機器
を配置させ、同時にケーブル類の敷設状況や電源配置や
電話配置なども含め、ネットワークの物理的な接続状況
を実際の距離及び面積と合わせて表現したものである。
【0091】ネットワーク構成図面は、図4のフロアレ
イアウト情報デ−タで示される表示図面上に、フロア間
接続情報デ−タ303、機器設置場所情報デ−タ30
4、フロア内接続情報デ−タ305等に基づき、障害デ
ータベース900に格納された障害内容情報デ−タ90
1、障害履歴情報デ−タ902を参照し、表示したい位
置、範囲、被管理機器、セキュリティレベル、目的など
に応じ、補助記憶装置105内にあるデータベース30
0に格納された物理的ネットワーク構成、論理的ネット
ワーク構成、ネットワーク配線、フロア図面、地図、障
害履歴、照明器具配置、電子計算機及びネットワーク機
器の発熱量、ネットワークトラフィックの統計情報、動
的な情報の流入及び流出経路、ネットワーク回線使用
率、交通経路情報等の中から、必要な情報を検索した上
で、求められる情報を統合し、出力装置104に表示さ
れる図面であり、例えば図6のように表示される。
【0092】次に、図13のフローチャートを参照し、
本実施例のネットワーク管理システムが障害発生時に障
害箇所を障害発生数及び障害影響範囲に応じて図示する
処理について説明する。
【0093】この処理では、障害発生時に補助記憶装置
105内にあるデータベース300に格納された物理的
ネットワーク構成、論理的ネットワーク構成、ネットワ
ーク配線、フロア図面、地図等から障害箇所が含まれる
図示すべき情報を検索する。そして、その検索情報に基
づき、表示すべきネットワーク構成図面を作成し、出力
装置104に表示する。さらに、表示したネットワーク
構成図面上で、障害箇所を正常稼動しているものと判別
可能なような形式で、例えば、表示色の変化、点滅表
示、拡大表示、表示シンボルの変更等によって表示す
る。
【0094】具体的には、障害が発生したならば、ステ
ップ130において、障害の発生した機器のIDと障害
IDを受け取り、続くステップ131において機器ID
によってデータベース300内の機器設置場所情報デ−
タ304を検索し、障害発生機器の設置場所に関する情
報を得る。
【0095】次に、ステップ132において、機器設置
場所の情報からビル情報、フロアレイアウト情報、フロ
ア内接続情報等をデータベース300から検索する。
【0096】次に、ステップ133において、検索した
情報を基に、障害発生機器が含まれるネットワーク構成
図面を作成し、ステップ134おいてその作成したネッ
トワーク構成図面を出力装置104に表示する。
【0097】さらに、テップ135において、ステップ
130で受け取った障害IDによって障害データベース
900を検索し、障害の重要度、影響範囲、障害内容等
の情報を得る。
【0098】さらにテップ136において、検索した障
害情報デ−タに基づき、出力装置104に表示されてい
るネットワーク構成図面上で、障害箇所を正常稼働して
いるものと判別可能な表示形式で、例えば、表示色の変
化、点滅表示、拡大表示、表示シンボルの変更等によ
り、表示する。さらに、障害発生過程の再表示のため、
障害履歴デ−タとして、発生した障害の内容とどのよう
な障害波及が生じたかを障害ログ903として障害デー
タベース900に登録する。
【0099】図14は、図6で示されるネットワーク構
成図面上で障害発生箇所を表示した例を示すものであ
り、端末203a,203b,203cおよび電子計算
機201aから成るグループの部分で障害が発生してい
ることが上記のような表示形式で表示される。
【0100】図15は、ネットワーク構成図面上で障害
発生の影響範囲を表示した例を示すものであり、図14
の端末203a,203b,203cおよび電子計算機
201aから成るグループの部分で障害が発生した場
合、符号150で示す範囲に含まれる機器が影響を受け
ることが示される。
【0101】すなわち、端末203d〜jおよび電子計
算機201b,ネットワーク機器202aが影響を受け
ることが表示される。
【0102】図16は、ネットワーク構成図面上で、発
生した障害の重要度を表示した例を示すものであり、端
末203a,203b,203cおよび電子計算機20
1aから成るグループおよびこれらを接続する通信網の
一部で障害が発生し、この障害が重要度Aであることが
表示されている。
【0103】以上のように、ネットワークに接続された
電子計算機および各種のネットワーク機器に関して、設
置場所および接続関係を示す情報を地図データベース3
00として作成しておき、障害が発生したならば、地図
データベースに格納された情報を参照し、障害発生機器
を含む物理的なネットワーク構成図面を表示し、障害発
生機器およびその設置場所、ならびに障害影響範囲を表
示するようにしたので、ネットワーク接続機器の全てを
包括する障害管理が可能になる。
【0104】特に、物理的な配置を表示するため、障害
機器がどれであるかを簡単に特定し、復旧や障害波及の
防止対策を講じることができ、障害復旧に対する支援を
十分に行うことができる。
【0105】次に、図6に示したネットワーク構成図面
上で障害発生過程の再表示を行う手順について図17を
参照して説明する。
【0106】まず、ステップ170において、障害発生
過程を再表示したい障害をその障害IDによって指定す
る。次に、ステップ171において、指定された障害I
Dによって障害データベース900を検索し、その中の
障害内容情報デ−タ901および障害履歴情報デ−タ9
02、障害ログ903から障害内容、障害の重要度、障
害発生日時、障害発生機器、障害の影響範囲波及した障
害の有無を示す障害ログ情報を得る。
【0107】次に、その検索結果で得られた情報および
機器IDを基に、障害発生箇所を表示するために地図デ
ータベース300内の機器設置場所情報デ−タ304を
検索し、障害発生機器の設置場所に関する情報を得る。
【0108】次に、ステップ173において、障害機器
の設置場所設置場所情報から地図データベース300を
検索し、ビル情報、フロアレイアウト情報、フロア内接
続情報等を得て、続くステップ174においてネットワ
ーク構成図面を作成する。そして次のステップ175に
おいて、そのネットワーク構成図面を出力装置104で
表示する。
【0109】さらにステップ176において、ステップ
171で得た障害情報に基づき、障害箇所をネットワー
ク構成図面上に表示する。
【0110】この表示は、表示色の変化、点滅表示、拡
大表示、表示シンボルの変更等の方式で行う。
【0111】さらにステップ177において、障害発生
過程の再度表示のため、ステップ171で検索した障害
履歴情報デ−タ902に格納された障害ログ903に基
づき、障害発生直後から波及した発生した障害をその発
生過程に従って、ステップ176と同様の形式でネット
ワーク構成図面上に表示する。
【0112】このように障害発生過程を再表示させるこ
とによって、障害の分析を行ってその後に発生する障害
に対する対策を講じることが可能になり、ネットワーク
管理上で極めて有用なものとなる。
【0113】図18は本発明の管理対象となるネットワ
ーク構成図の一例である。
【0114】図中、180,181,182はビル内L
ANであり、183はネットワーク回線である。この例
のネットワーク環境は距離の離れたビルa,b,cにま
たがって構築されている。
【0115】この発明のシステムはビルaに設置されて
おり、ネットワーク管理者もそこに待機している。
【0116】このようなビル間にまたがって設置される
ネットワーク構成にあっては、障害が発生した場合、ネ
ットワーク管理者がその障害発生箇所に直ちに赴き、障
害を復旧させる必要がある。
【0117】図3で説明したように、地図情報データベ
ース300内のビル情報データ302には各ビル毎の周
辺地図が登録されており、交通手段情報データ306に
は各ビル間の交通手段と交通費が登録されている。
【0118】ネットワーク管理者がいないビルbにおい
て障害が発生した場合、そのビルへの経路を表示する処
理を図19のフローチャートにそって説明する。
【0119】まずステップ190において、ネットワー
ク管理者により経路を知りたいビルbが入力される。次
にステップ191において、ビル情報データ302から
ビルbの周辺地図を検索し、ステップ192で交通手段
情報データ306からビルaとビルb間の交通手段と交
通費を検索する。最後に、ステップ193において検索
した内容を図20に示すような形式で表示する。
【0120】このように、障害が発生したビルへの交通
経路を表示することにより、障害が遠隔地で発生した場
合にその場所に迅速に赴き、障害を早急に復旧させるこ
とができる。
【0121】次に、ネットワークの論理的接続関係に応
じたネットワークゾーンを表示する方法について説明す
る。
【0122】図21は図2に示したような論理的なネッ
トワーク接続のセグメント分割の例を示すものであり、
このネットワークは図21に示すように複数のセグメン
トSG1〜SG5に分割される。一般に、ネットワーク
機器の機能によってデ−タが別のセグメントに流れない
ように設定することができる。
【0123】このように、物理的には1つのネットワー
クに接続されていても論理的には分割される個々のネッ
トワークをネットワークゾーンと呼ぶ。
【0124】このネットワークゾーンは、各ネットワー
クゾーン毎に職制や部署を分割したり、業務内容の異な
る電子計算機を別セグメントに配置し、論理的に分割す
ることにより、セキュリティの向上を図ることができ
る。
【0125】ネットワークゾーンは論理的に示した場合
は図21のように模式的に表現され、単純に分割してい
るように見えるが実際には、物理的な配置を含めて表現
しようとすると複雑に入り組んでいる場合が多い。図2
2は、物理的な配置を含めた物理的なネットワーク接続
におけるセグメントを表現した例である。図21に示し
たセグメントSG1〜SG5が図22では入り組んだ形
で表現されている。例えば、新たにネットワーク機器を
接続しようとした場合、論理的にどのネットワークゾー
ンに接続するかが決まっていても、物理的にどこからケ
ーブルを引けばよいかは配線図面と論理図面を照らし合
わせてみないとわからない。
【0126】そこで、物理的なネットワーク図面上で、
論理的なネットワークゾーンがわかるように表示するこ
とにより、新規にネットワーク機器を接続する場合の支
援を行うことができる。
【0127】論理的な接続関係に応じたネットワークゾ
ーンを実際のネットワーク構成図に表示する処理を図2
3のフロ−チャ−トを参照して説明する。
【0128】まず、ステップ230において、図21に
示したような論理的なネットワーク構成図とセグメント
を表示する。
【0129】次に、ステップ231において、表示され
たネットワーク構成図中のネットワークゾーンのうち、
物理的な場所を知りたいものがユーザによって指示され
る。
【0130】例えば、図24に示すように、セグメント
SG5が指示される。
【0131】そこでシステムはステップ232におい
て、図25に示すような物理的なネットワーク構成図2
50を表示する。続くステップ233において、地図情
報データベース300からユーザが指定したネットワー
クゾーンを検索し、ステップ232で表示したネットワ
ーク構成図250中に表示する。
【0132】図26にその表示例を示している。ここで
は、破線260で囲んだ部分が検索したネットワークゾ
ーンを表している。
【0133】このように、物理的なネットワーク構成図
面上で、論理的なネットワークゾーンがわかるように表
示することにより、新規にネットワーク機器を接続する
場合に、どこのケーブルに接続すればよいかが簡単にわ
かり、新規接続あるいは撤去を行う場合に極めて有用な
ものとなる。
【0134】次に、ネットワーク管理システムがフロア
照明や電波の強度を管理することにより環境管理を行う
方法について、以下に述べる。
【0135】図1の補助記憶装置105内には、図27
に示すように、地図情報デ−タ270および設備デ−タ
271から成る管理情報データベース272が構築され
ている。
【0136】図27に示す管理情報データベース272
において、地図情報データ270にはフロアの形状と照
明や無線の位置などが登録されており、設備データ27
1には照明の明度(光源の明るさ)や無線の出力(電波
の強さ)、機器の発生熱量、発生音量などが登録されて
いる。また、図1の中央処理装置102には、照度(照
らされる場所の明るさ)や電波の強さを計算するプログ
ラムが組み込まれている。
【0137】フロアの照明がどこまで届くかを調査する
処理を図28のフローチャートにそって説明する。
【0138】まずステップ280において、照度の最低
限度を入力する。
【0139】次にステップ281において、図27のデ
ータベース272から照明の明度のデータとフロア地図
の情報を取りだし、照度計算プログラムによりフロア照
度を計算し、フロア内で最低限度に満たない照度の場所
を算出する。次にステップ282において、フロア内で
最低限度以下の照度の範囲を表示する。
【0140】図29はその表示例である。ここで、29
0は光源、291は柱、292は照度が最低限度以下の
部分を示す。
【0141】次に、フロア内で電波がどこまで届くかを
調査する処理を図30のフローチャートにそって説明す
る。
【0142】まずステップ300において、受信電波の
最低限度を入力する。
【0143】次にステップ301において、図27のデ
ータベース272から電波出力のデータとフロア地図の
情報(この情報には電源の情報も含まれる)を取りだ
し、電波の強度を計算するプログラムにより受信電波の
強度を計算し、フロア内で最低限度に満たない受信位置
を算出する。次にステップ302において、フロア内で
最低限度以下の電波しか受信できない範囲を表示する。
【0144】図31はその表示例である。ここで、31
0は電源ケーブル、311は電波の発信源であり、31
2は最低限度以下の電波しか受信できない範囲である。
【0145】このようにネットワーク機器が設置される
環境管理を行うことにより、新規にネットワーク機器を
接続する場合に最適な位置に配置することを支援するこ
とができる。
【0146】特に、最近では無線によるLANが増加し
つつあるので、電波の強度が満たない場所に設置するよ
うな事態を未然に防止し、障害の原因を減らすことがで
きる。
【0147】次に、被管理機器やネットワークの論理的
接続を示すネットワーク構成図の管理レベルに応じた表
示方法について、以下に述べる。
【0148】図32に論理的なネットワーク構成図の管
理レベルに応じた表示例を示す。ここで、320は電子
計算機、321は端末、322は周辺機器、323,3
24,326はネットワーク機器、325はケーブル網
を表している。
【0149】ところで、このようなネットワークでは階
層構造で構築される場合がある。すなわち、図33のネ
ットワークの階層構造図に示すように構築される場合が
ある。
【0150】図33において、330は管理するネット
ワークの全体像を示し、4つのサブネットワークがネッ
トワーク機器331によって接続されている構成であ
る。
【0151】ここでサブネットワークとは、いくつかの
電子計算機、端末、ネットワーク機器、周辺機器がケー
ブル網332によって接続されているネットワークを論
理的な意味、例えば部署や地域などにより分類したもの
である。
【0152】333はネットワーク330を構成してい
るサブネットワークの一つであり、このサブネットワー
クの構成を表したものが334である。
【0153】このサブネットワーク334は3つのサブ
ネットワークがネットワーク機器336で接続されてい
る。ケーブル網335はネットワーク330を構成して
いるケーブル網332と同一のものである。
【0154】同様に、サブネットワーク338の構成を
表したものが339であり、ケーブル網340はネット
ワーク334のケーブル網335と同一である。339
は被管理機器だけで構成されている。
【0155】この図33に示すネットワークは3階層構
造のネットワークの例である。ここで、全体の構成を表
すネットワークから順番に第1階層、第2階層、…と各
階層を呼ぶ。番号の小さい階層を上位階層、大きい階層
を下位階層と呼ぶ。図33においては330,334,
339はそれぞれ第1、第2、第3階層となる。
【0156】また、各階層には、その階層でサブネット
ワークや被管理機器を一意に決めることのできる番号が
付けられている。この階層毎の番号を最上位階層から最
下位階層へ並べた番号をネットワーク番号と呼ぶ。図3
3に示す3階層のネットワークの場合、ネットワーク番
号342は図34のような構成になる。
【0157】このようなネットワーク番号342を用い
ることで、サブネットワークや被管理機器を全体のネッ
トワークの中から、一意に特定できる。図33の各階層
のサブネットワーク及び被管理機器に対し、図35のよ
うに2桁の数字で番号を付けた場合、各々のネットワー
ク番号は図36のようになる。サブネットワークは下位
階層の番号部分を桁数分0にして表す。従って、図36
の管理対象全てを含むネットワーク330はネットワー
ク番号「000000」で表される。
【0158】ネットワーク管理システムがネットワーク
の論理的接続を示すネットワーク構成図を管理レベルに
応じて表示するために必要となる各種データベースを以
下で説明する。
【0159】まず、図37に示す被管理機器及びサブネ
ットワークとネットワーク番号の対応関係を格納したデ
ータベース370がある。さらに、図38の接続情報の
データベース380、図39の表示情報のデータベース
390、図40の基幹トポロジーのデータベース400
等がある。
【0160】接続情報とは、被管理機器やサブネットワ
ーク間の接続関係を表すもので、サブネットワークや電
子計算機がどのケーブル網に接続しているか、あるいは
上位階層のネットワークに接続しているケーブル網は下
位階層のどのケーブルかといった情報がネットワーク番
号を用いて格納されている。
【0161】表示情報とは、表示装置に表示される形態
である。被管理機器やサブネットワーク毎に、その表示
形状、文字、色、模様が指定できる。
【0162】例えば、図32はネットワーク管理システ
ムが表示するネットワーク構成図の例であるが、電子計
算機320のネットワーク番号が「010103」だと
すると、四角いボックスの形状で、中にWSという文字
を表示し、色は白で、大きさはどれくらい、ということ
がこのデータベースを検索することで分かるようになっ
ている。
【0163】基幹トポロジーとは、ネットワークの形態
である。図4l(a)に示すように1本のケーブル網が
基幹になって被管理機器やネットワークを接続している
ものをバス型、(b)に示すようにリング状のケーブル
網が基幹となっているものをリング型、(c)に示すよ
うに中央の電子計算機(WS)が基幹となっているもの
をスター型、(d)に示すように自由に被管理機器やネ
ットワークが接続されているものをフリー型と呼ぶ。
【0164】ネットワークは、これらの型のいずれかの
基幹トポロジーで表現される。
【0165】次に、図42のフローチャートを参照し
て、ネットワーク管理システムが被管理機器やネットワ
ークの論理的接続を示すネットワーク構成図を管理レベ
ルに応じた管理対象について表示する処理を説明する。
【0166】まず、ステップ420において、ネットワ
ーク管理システムを利用しているユーザのログイン名か
ら図43の管理レベルデータベース430より管理レベ
ルを検索する。管理レベルは1つまたは複数のネットワ
ーク番号により指定される。
【0167】次にステップ421において、ネットワー
ク構成図を表示したいネットワーク、あるいはサブネッ
トワークをネットワーク番号で指定する。そして、ステ
ップ422において、ステップ421で指定されたネッ
トワーク番号の下位階層を構成している被管理機器やサ
ブネットワークのネットワーク番号を図37のネットワ
ーク関係データベース370より検索する。
【0168】次に、ステップ423において、ステップ
422で検索した被管理機器やサブネットワークのう
ち、ステップ420で検索した管理レベルより下位階層
にある被管理機器やサブネットワークを決定する。続く
ステップ424では、ステップ423で決定した被管理
機器やサブネットワークのネットワーク番号から、各々
の接続情報や表示情報を図38の接続情報データベース
380及び図39の表示情報データベース390より検
索する。さらにステップ425において、ステップ42
4で決定したネットワーク、あるいはサブネットワーク
の基幹トポロジーを図40の基幹トポロジデータベース
400より検索する。
【0169】さらにステップ426において、ステップ
425で検索した基幹トポロジーを図44に示す表示構
成で表示画面に表示する。
【0170】ここで、図44(a)はバス型、(b)は
リング型、(c)はスター型,フリー型の画面構成であ
る。
【0171】ステップ427においては、ステップ42
3で決定した被管理機器やサブネットワークを、ステッ
プ424で検索した表示情報、接続情報をもとに、ステ
ップ426で表示した基幹トポロジー画面に追加表示す
る。
【0172】ステップ428においては、ステップ42
4で検索した接続情報をもとに、表示するネットワーク
の階層とその上位階層を接続しているケーブル網や管理
レベルのネットワークと管理レベル外のネットワークを
接続しているケーブル網を検索し、ステップ427で表
示した画面上に点線で表示する。
【0173】図45に管理レベルの切り分けを示す。図
45において、451,452,453,454の符号
で囲んだ部分が管理レベルの領域である。この場合、管
理レベル内にない被管理機器は表示されない。
【0174】次に、図46のフローチャートを参照し
て、ネットワーク管理システムが2次元構成図を管理レ
ベルに応じた管理対象について表示する処理を説明す
る。
【0175】ここで、被管理機器やサブネットワークの
物理的な平面上の位置を表す図面を2次元構成図と呼
ぶ。図47が管理レベルに応じた2次元構成図470の
表示例である。
【0176】図47において、471は電子計算機、4
72は端末、473は周辺機器、474,475,47
6はネットワーク機器、477はケーブル網、478は
机、479は柱を表している。
【0177】ネットワーク管理システムは2次元構成図
470の表示用に、図48に示すようなネットワーク番
号と平面マップの対応データベース480、図49に示
すように平面マップ上の被管理機器やサブネットワーク
の座標を表す表示位置データベース490、図39で示
したような被管理機器やサブネットワークの表示情報デ
ータベース390を持っている。尚、平面マップとは、
図47に示すように机や柱などが表示されているレイア
ウトや地図の総称である。
【0178】まず、図46のステップ461において、
ネットワーク管理システムを利用しているユーザのログ
イン名から図43の管理レベルデータベース430より
管理レベルを検索する。管理レベルは1つまたは複数の
ネットワーク番号により指定される。
【0179】次に、ステップ462において、2次元構
成図470を表示したいネットワーク、あるいはサブネ
ットワークを図1に示したようなキーボードやマウスな
どの入力装置103からネットワーク番号で指定する。
【0180】次に、ステップ463において、ステップ
462で指定されたネットワーク番号に対応する平面マ
ップを図48のデータベース480より検索する。次
に、ステップ464において、ステップ463で検索し
た平面マップを表示装置に表示する。
【0181】ステップ465においては、ステップ46
2で指定されたネットワーク番号の下位階層を構成して
いる被管理機器やサブネットワークのネットワーク番号
を図37のデータベース370より検索する。
【0182】ステップ466においては、ステップ46
5で検索した被管理機器やサブネットワークのうち、ス
テップ461で検索した管理レベルより下位階層にある
被管理機器やサブネットワークを決定する。ステップ4
67においては、ステップ466で決定した被管理機器
やサブネットワークの表示位置と表示情報を図49、図
39のデータベース490,390より検索する。
【0183】さらにステップ468において、ステップ
466で決定した被管理機器やサブネットワークを、ス
テップ467で検索した表示情報、表示位置をもとに、
ステップ464で表示した平面マップ上に2次元構成図
として表示する。
【0184】ステップ469においては、ステップ46
7で検索した接続情報をもとに、表示するネットワーク
の階層とその上位階層を接続しているケーブル網や管理
レベルのネットワークと、管理レベル外のネットワーク
を接続しているケーブル網を検索し、ステップ468で
表示した画面上に点線で表示する。
【0185】次に、図50のフロ−チャ−トを参照して
ネットワーク管理システムが外部ネットワークとの接続
ポイントである被管理機器を表示する処理について説明
する。
【0186】まずステップ501において、外部ネット
ワークとの接続ポイントを表示するようにユーザから指
定される。すると、システムはステップ502におい
て、現在表示されている被管理機器のうち外部ネットワ
ークと接続している被管理機器のネットワーク番号と接
続方式の情報を図51の接続方式データベース510か
ら検索する。
【0187】この後、ステップ503において、検索し
た接続情報と図52に示すデータベース520から表示
方法を検索する。
【0188】そしてステップ504において、ステップ
502で検索したネットワーク番号の被管理機器をステ
ップ503で検索した表示方法で表示する。
【0189】図53に表示例を示す。図53において、
531は被管理機器であるルータが外線で接続されてお
り、532は被管理機器であるワークステーションがネ
ットワークとイーサネットで接続されていることを示し
ている。
【0190】次に、図54のフロ−チャ−トを参照して
2次元構成図面上で人間が侵入可能な侵入口を表示する
処理について説明する。
【0191】まず、ステップ541において、ユーザか
ら侵入口を表示するように指定されると、ステップ54
2において、現在表示されている平面マップ番号を検索
する。
【0192】そして、続くステップ543において、検
索された平面マップ番号と図55に示すデータベース5
50により、侵入口の平面マップに対する座標位置と侵
入レベルを検索する。
【0193】侵入レベルとは、侵入の難易度を表し、数
値が大きいほど侵入が困難であることを示している。
【0194】そして、ステップ544において、侵入レ
ベルと図56のデータベース560から侵入口の表示方
法を検索する。最後にステップ545において、ステッ
プ543で検索した平面マップに対する表示位置に対し
て、ステップ544で得た表示方法によって侵入口を表
示する。図57に表示例を示しており、571が侵入レ
ベル3の侵入口を表している。
【0195】このように外部からの侵入口を表示するこ
とにより、部外者の侵入に対する警戒体制の立案を支援
することができ、セキュリティの向上に貢献することが
できる。
【0196】次に、図58のフローチャートおよび図5
9のネットワーク構成図を参照し、ネットワーク管理シ
ステムがトラフィック量に応じて図面表示を変更する処
理を説明する。
【0197】図59において、596は被管理機器A、
597は被管理機器B、598は被管理機器C、599
は被管理機器D、600は被管理機器Eを示しており、
ネットワーク内のネットワーク番号を持つ被管理機器で
ある。601はケーブル網を示している。
【0198】ここでは、被管理機器A596と被管理機
器E600との通信が被管理機器B597,被管理機器
C598を介して行われている場合のトラフィック量を
図面で表示する方法について説明する。また、被管理機
器A596においてネットワーク管理の表示が行われて
いるとする。
【0199】まず、ステップ581において、ネットワ
ーク構成図に表示されているネットワーク内のアドレス
を持つ被管理機器を1つ指定する。例えば、被管理機器
A596を指定する。次にステップ582において、被
管理機器E600のネットワーク番号を指定する。
【0200】続いて、ステップ583において、ステッ
プ581で指定した被管理機器A596が図60に示す
ような送信元アドレス601、受信先アドレス602、
ホップ数603から成る情報を格納した経路選択パケッ
ト604を生成する。
【0201】ここで、各アドレス601,602は図6
1のデータベース610から求める。また、ホップ数6
03はそのパケットがネットワーク内アドレスを持つ被
管理機器を通過する毎に1ずつ減らされる値である。経
路検索パケットはこのホップ数がゼロになるまで被管理
機器を通過することができる。ホップ数が「1」の経路
検索パケットを受信すると、受信した被管理機器は、ホ
ップ数が「0」になるため、受信したパケットを破棄
し、送信元の被管理機器に、破棄した被管理機器のネッ
トワーク内アドレスを格納した経路情報返信パケットを
送信する。ここでは、ホップ数を「1」と設定する。
【0202】次に、ステップ584において、被管理機
器A596はステップ583で生成した経路検索パケッ
ト604を被管理機器E600に対して送信する。
【0203】ステップ585において、被管理機器A5
96は被管理機器B597が送信した経路情報返信パケ
ットを受信する。次に、ステップ586において、ステ
ップ585で受信した経路情報返信パケットのネットワ
ーク内アドレスと図61のデータベース620より被管
理機器B597のネットワーク番号を検索する。
【0204】続くステップ587においては、被管理機
器A596とステップ586で検索した被管理機器B5
97を接続している被管理機器601のネットワーク番
号を図61のデータベース610を検索して求める。
【0205】次にステップ588では、ステップ587
で検索したネットワーク番号の被管理機器の表示色を青
から赤にするなどの形態でその表示形式を変化させる。
【0206】次にステップ589では、ステップ586
で検索したネットワーク番号を保存する。
【0207】次にステップ590では、ステップ587
で検索した被管理機器B597のネットワーク番号とス
テップ582で指定した被管理機器E600のネットワ
ーク番号を比較する。ここで両方のネットワーク番号が
一致すれば、経路検索パケットが受信先に到着したと判
断することができる。ここでは、ネットワーク番号が異
なっているので、ステップ591へ分岐する。
【0208】ステップ591では、ホップ数を前回送信
したパケットより1つ増やして経路検索パケットを生成
し、ステップ584へ移る。以下、ステップ584から
591までの処理を経路検索パケットが被管理機器E6
00に受信(到着)されるまで繰り返す。
【0209】被管理機器E600が送信した経路情報返
信パケットが被管理機器A596で受信されると、ステ
ップ590はyesとなり、ステップ592へ移る。
【0210】ステップ592では、被管理機器A596
はステップ589で保存したネットワーク番号の被管理
機器(A,B,C,E)に対して、自らの接続している
ケーブル網で通信されている情報のバイト数の測定を図
64のような流れで命令する。
【0211】次に、ステップ593では、ステップ59
2で命令された被管理機器A,B,C,Eは一定時間ご
との通信バイト数を図65に示す流れで被管理機器A5
96に送信する。
【0212】次に、ステップ594において、被管理機
器A596はステップ593で収集した各ケーブル網の
通信バイト数と図62の各ケーブル網の通信速度を格納
したデータベース620により、通信速度に対する通信
バイト数の割合を算出する。
【0213】次に、ステップ595において、図63に
示すデータベース630より、ステップ594で算出し
た通信バイト数の割合に応じたケーブル網の表示線幅を
決定し、ケーブル網の表示線幅を変更する。
【0214】この結果、各ケーブル網の線幅はその通信
バイト数に応じて図66に示すような形態で表示され
る。
【0215】このような表示によってどの経路の通信量
が多いかどうかが一目瞭然となる。
【0216】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、 (1)ネットワーク機器の全てについてその物理的配置
状態を表示するようにしたので、ネットワーク上の論理
的な接続状況だけでなく、物理的な配置や接続状況も把
握できるようになり、原因追及が困難なケーブル断線の
位置確認や接続不良によるネットワークダウンに対して
迅速に対処することができるなど、ネットワーク機器の
全てを包括する障害管理を行うことができる。
【0217】(2)また、障害発生時は障害箇所と、そ
こまでの交通手段も含めて表示するようにしたので、障
害復旧を速やかに行うことができる。
【0218】(3)さらに、電波障害等が発生するよう
な位置を表示するようにしため、ネットワークを構成す
る上での物理的環境管理を十分に行うことができる。
【0219】(4)さらに、通信路の通信量を表示線幅
等を変えて表示するようにしたので、ネットワークの性
能を簡単に把握し、不用意なネットワークダウンを回避
することが可能になり、全体的なネットワークの信頼性
が向上する。
【0220】(5)さらに、部外者の入退室可能な出入
口を表示するので、必要な警戒体制を容易に講じること
ができ、セキュリティを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるネットワーク管理システムの一
実施例を示すブロック図である。
【図2】 本発明において用いる論理的ネットワーク構
成図の例を示す説明図である。
【図3】 地図情報データベースの構成図である。
【図4】 フロアレイアウトの表示例を示す説明図であ
る。
【図5】 ビル情報デ−タの構成例を示す説明図であ
る。
【図6】 フロア内接続情報デ−タと物理的ネットワー
ク構成図を示す説明図である。
【図7】 交通手段情報デ−タの構成例を示す説明図で
ある。
【図8】 機器設置場所情報デ−タの構成例を示す説明
図である。
【図9】 障害データベースの構成例を示す説明図であ
る。
【図10】 障害内容情報データベースの構成例を示す
説明図である。
【図11】 障害履歴データベースの構成例を示す説明
図である。
【図12】 波及障害を表す障害ログの内容例を示す説
明図である。
【図13】 障害発生時に障害発生箇所を表示する手順
を示すフロ−チャ−トである。
【図14】 障害発生箇所の表示例を示す説明図であ
る。
【図15】 障害が波及する範囲の表示例を示す説明図
である。
【図16】 重要度の大きい障害発生箇所の表示例を示
す説明図である。
【図17】 障害発生過程を再表示する処理手順を示す
フロ−チャ−トである。
【図18】 管理対象となるネットワークの構成例を示
す説明図である。
【図19】 遠隔地ビルへの交通手段を表示する手順を
示すフロ−チャ−トである。
【図20】 遠隔地ビルへの交通手段の表示例を示す説
明図である。
【図21】 管理対象となるネットワークの論理的な接
続関係を示す説明図である。
【図22】 管理対象となるネットワークの物理的なセ
グメントの分割例を示す説明図である。
【図23】 ネットワークゾーンを表示する手順を示す
フロ−チャ−トである。
【図24】 ネットワークゾーンの論理的ネットワーク
構成図での表示例を示す説明図である。
【図25】 物理的ネットワーク構成図の表示例を示す
説明図である。
【図26】 ネットワークゾーンの物理的ネットワーク
構成図での表示例を示す説明図である。
【図27】 管理情報データベースの構成例を示す説明
図である。
【図28】 フロア地図上で最低限度以下の照度範囲を
表示する手順を示すフロ−チャ−トである。
【図29】 フロア地図上で最低限度以下の照度範囲を
表示した例を示す説明図である。
【図30】 フロア地図上で最低限度以下の電波到達範
囲を表示する手順を示すフロ−チャ−トである。
【図31】 フロア地図上で最低限度以下の電波到達範
囲を表示した例を示す説明図である。
【図32】 管理レベルに応じた論理的なネットワーク
構成図の表示例を示す説明図である。
【図33】 ネットワーク階層構造の説明図である。
【図34】 階層構造のネットワーク番号の構成図であ
る。
【図35】 ネットワーク階層での番号付けを示す説明
図である。
【図36】 ネットワーク階層での各階層のネットワー
ク番号を示す説明図である。
【図37】 ネットワーク関係データベースの構成図で
ある。
【図38】 接続情報データベースの構成図である。
【図39】 表示情報データベースの構成図である。
【図40】 基幹トポロジデータベースの構成図であ
る。
【図41】 基幹トポロジの説明図である。
【図42】 管理レベルに応じた表示方法の処理手順を
示すフロ−チャ−トである。
【図43】 管理レベルデータベースの構成図である。
【図44】 基幹トポロジの表示例を示す説明図であ
る。
【図45】 管理レベルの切り分けを示す説明図であ
る。
【図46】 2次元ネットワーク構成図の管理レベルに
応じた表示手順を示すフロ−チャ−トである。
【図47】 2次元ネットワーク構成図の管理レベルに
応じた表示例を示す説明図である。
【図48】 ネットワーク番号と平面マップの対応関係
を格納したデータベースの構成図である。
【図49】 ネットワーク番号と平面マップ上の表示位
置の対応関係を格納したデータベースの構成図である。
【図50】 外部ネットワークとの接続関係を表示する
手順を示すフロ−チャ−トである。
【図51】 外部ネットワークとの接続方式を格納した
データベースの構成図である。
【図52】 外部ネットワークとの接続方法と表示方法
との関係を格納したデータベースの構成図である。
【図53】 外部ネットワークとの接続関係を表示した
例を示す説明図である。
【図54】 ネットワークに対する外部からの侵入口を
表示する手順を示すフロ−チャ−トである。
【図55】 ネットワークの平面マップと侵入口のレベ
ルとの関係を格納したデータベースの構成図である。
【図56】 侵入口のレベルと表示方法との関係を格納
したデータベースの構成図である。
【図57】 侵入口の表示例を示す説明図である。
【図58】 トラフィック量を表示する手順を示すフロ
−チャ−トである。
【図59】 トラフィック量を測定するネットワークの
例を示す説明図である。
【図60】 トラフィック量を測定するために使用する
経路検索パケットの構成図である。
【図61】 トラフィック量を測定するために使用する
ネットワーク番号とネットワーク内アドレスの対応関係
を格納したデータベースの構成図である。
【図62】 トラフィック量を測定するために使用する
ネットワーク番号と通信速度の対応関係を格納したデー
タベースの構成図である。
【図63】 測定したトラフィック量と表示形式の対応
関係を格納したデータベースの構成図である。
【図64】 トラフィック量を測定する命令の流れを示
す説明図である。
【図65】 トラフィック量を測定する命令を受けた機
器からの返信パケットの流れを示す説明図である。
【図66】 測定したトラフィック量の表示例を示す説
明図である。
【符号の説明】
100…ネットワーク、101…通信制御装置、102
…中央処理装置、103…入力装置、104…出力装
置、105…補助記憶装置、200…通信網、201…
電子計算機、202…ネットワーク機器、260…ネッ
トワークゾーン、300…地図情報データベース、30
1…フロアレイアウト情報デ−タ、302…ビル情報デ
−タ、303…フロア間接続情報デ−タ、304…機器
設置場所情報デ−タ、305…フロア内接続情報デ−
タ、306…交通手段情報デ−タ、900…障害データ
ベース、SG1〜SG5…セグメント。
フロントページの続き (72)発明者 森 優美子 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会 社内 (72)発明者 堤 俊之 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会 社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子計算機を含む複数のネットワーク機
    器が接続されているネットワークを管理運用するシステ
    ムであって、前記ネットワーク機器の物理的配置および
    接続関係に関する情報を格納したデータベースと、ネッ
    トワーク構成等を表示する表示装置と、前記データベー
    スに格納された情報に基づき、物理的なネットワーク構
    成図面を前記表示装置に表示させると共に、ネットワー
    クの障害発生時に、障害箇所を明示する処理手段とを有
    するネットワークーク管理システム。
  2. 【請求項2】 前記処理手段は、障害箇所の障害内容を
    分析し、その障害内容、重要度に応じて表示形態を変化
    させたうえ、障害の影響範囲を明示することを特徴とす
    る請求項1記載のネットワークーク管理システム。
  3. 【請求項3】 前記処理手段は、障害発生過程を収集
    し、外部からの指示に応じて障害発生過程を表示させる
    ことを特徴とする請求項1記載のネットワークーク管理
    システム。
  4. 【請求項4】 電子計算機を含む複数のネットワーク機
    器が接続されているネットワークを管理運用するシステ
    ムであって、前記ネットワーク機器の物理的配置および
    接続関係に関する情報を格納した第1データベースと、
    ネットワーク機器が配置されている場所の周辺地図およ
    び交通経路に関する情報を格納した第2データベース
    と、ネットワーク構成等を表示する表示装置と、前記第
    1データベースに格納された情報に基づき、物理的なネ
    ットワーク構成図面を前記表示装置に表示させると共
    に、ネットワークの障害発生時に障害箇所を明示し、さ
    らに第2データベースに格納された情報に基づき、障害
    が発生したネットワーク機器の配置場所に到る交通経路
    および周辺地図を表示させる処理手段とを有するネット
    ワークーク管理システム。
  5. 【請求項5】 前記処理手段は、指示に応じてネットワ
    ークの論理的接続関係を表示させることを特徴とする請
    求項4記載のネットワークーク管理システム。
  6. 【請求項6】 電子計算機を含む複数のネットワーク機
    器が接続されているネットワークを管理運用するシステ
    ムであって、前記ネットワーク機器の物理的配置および
    接続関係に関する情報を格納した第1データベースと、
    ネットワーク機器が配置される場所の照明、電波障害等
    の物理的環境条件に関する情報を格納した第3データベ
    ースと、ネットワーク構成等を表示する表示装置と、前
    記第1データベースに格納された情報に基づき、物理的
    なネットワーク構成図面を前記表示装置に表示させると
    共に、ネットワークの障害発生時に障害箇所を明示し、
    さらに第3データベースに格納された情報に基づき、ネ
    ットワーク機器が配置される場所の照明、電波障害等の
    物理的環境条件を表示させる処理手段とを有するネット
    ワークーク管理システム。
  7. 【請求項7】 電子計算機を含む複数のネットワーク機
    器が接続されているネットワークを管理運用するシステ
    ムであって、前記ネットワーク機器の物理的配置および
    接続関係に関する情報を格納した第1データベースと、
    ネットワーク機器が配置される場所の入退室可能な出入
    口に関する情報を侵入困難レベルに応じて第4データベ
    ースと、ネットワーク構成等を表示する表示装置と、前
    記第1データベースに格納された情報に基づき、物理的
    なネットワーク構成図面を前記表示装置に表示させると
    共に、外部からの指示に応じて前記第3データベースを
    検索し、部外者の入退室可能な出入口を前記表示装置に
    表示させる処理手段とを有するネットワークーク管理シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 電子計算機を含む複数のネットワーク機
    器が接続されているネットワークを管理運用するシステ
    ムであって、前記ネットワーク機器の論理的接続関係に
    関する情報を格納した第1データベースと、ネットワー
    ク構成等を表示する表示装置と、ネットワーク機器相互
    間を結ぶ通信路の通信速度に関する情報を格納した第5
    のデータベースと、前記第1データベースに格納された
    情報に基づき、論理的なネットワーク構成図面を前記表
    示装置に表示させると共に、任意の1対のネットワーク
    機器を選択し、このネットワーク機器間で通信量を測定
    するパケットを送受させることにより通信量を測定し、
    さらに前記第5のデータベースに格納された通信路の通
    信速度に対する割合いを求め、前記任意の1対のネット
    ワーク機器を結ぶネットワーク構成図上の通信路を前記
    割合いに応じた形式で表示させる処理手段とを有するネ
    ットワークーク管理システム。
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