JPH06103049A - 仕様抽象化詳細方式 - Google Patents
仕様抽象化詳細方式Info
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- JPH06103049A JPH06103049A JP4249909A JP24990992A JPH06103049A JP H06103049 A JPH06103049 A JP H06103049A JP 4249909 A JP4249909 A JP 4249909A JP 24990992 A JP24990992 A JP 24990992A JP H06103049 A JPH06103049 A JP H06103049A
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- JP
- Japan
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- hierarchy
- detailed
- abstraction
- information
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-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F8/00—Arrangements for software engineering
- G06F8/10—Requirements analysis; Specification techniques
Abstract
(57)【要約】
【目的】 設計者にとって自然な思考過程で仕様を抽象
化及び詳細化することができるようにする。 【構成】 階層構造に構成されたシステム仕様情報を格
納した記憶手段と、この記憶手段に格納された仕様情報
に対し、詳細化または抽象化すべき対象を選択させ、そ
の選択された対象の階層に含まれる仕様情報の論理関係
を保持した状態で当該階層の仕様情報間の階層情報を更
新し、新たな階層の作成または削除を行う階層操作手段
を設ける。
化及び詳細化することができるようにする。 【構成】 階層構造に構成されたシステム仕様情報を格
納した記憶手段と、この記憶手段に格納された仕様情報
に対し、詳細化または抽象化すべき対象を選択させ、そ
の選択された対象の階層に含まれる仕様情報の論理関係
を保持した状態で当該階層の仕様情報間の階層情報を更
新し、新たな階層の作成または削除を行う階層操作手段
を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、階層構造と階層内の論
理関係によって表現できるシステムの仕様書作成業務に
使用する仕様抽象化詳細方式に関するものである。
理関係によって表現できるシステムの仕様書作成業務に
使用する仕様抽象化詳細方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に複雑なシステムの仕様を記述する
際に、システム構成要素の論理的関係を階層的に表現す
ることが行われている。例えば、デ−タフロー図と業務
階層図を用いて顧客業務のデ−タの流れを分析する場合
や、大きなプログラムの処理を記述する際に、フロ−チ
ャ−トやPAD図とモジュール階層図を用いて処理設計
を行う場合である。
際に、システム構成要素の論理的関係を階層的に表現す
ることが行われている。例えば、デ−タフロー図と業務
階層図を用いて顧客業務のデ−タの流れを分析する場合
や、大きなプログラムの処理を記述する際に、フロ−チ
ャ−トやPAD図とモジュール階層図を用いて処理設計
を行う場合である。
【0003】このうちプログラムの詳細化を支援する方
式は、例えば特開平1ー306922号公報に記載され
ている。この公報で記載された方式は、プログラム構造
図の中の1つの図式記号とその図式記号に対応した詳細
情報の編集手段を提供することにより段階的にプログラ
ムを詳細化する作業を支援する。これは、ユーザ指示に
より図式記号に対する詳細情報記述領域が表示され、必
要な情報を記入できるものである。
式は、例えば特開平1ー306922号公報に記載され
ている。この公報で記載された方式は、プログラム構造
図の中の1つの図式記号とその図式記号に対応した詳細
情報の編集手段を提供することにより段階的にプログラ
ムを詳細化する作業を支援する。これは、ユーザ指示に
より図式記号に対する詳細情報記述領域が表示され、必
要な情報を記入できるものである。
【0004】この方式は、プログラムの論理を設計する
際に上位レベルから下位レベルへとトップダウンの順序
で段階的に詳細化するものである。
際に上位レベルから下位レベルへとトップダウンの順序
で段階的に詳細化するものである。
【0005】また、モジュール間の多次元的な階層構造
を空間モデルとして管理する方法は、例えば特開平1−
116729号公報に記載されている。この方法は、モ
ジュールの各版(バージョン)毎の詳細化、情報隠蔽、
オブジェクト指向で使用されるクラス階層を3次元的に
表示編集できるエディタを提供する。この方式も、プロ
グラムの論理を設計する際に、上位レベルから下位レベ
ルへとトップダウンの順序で段階的に詳細化されたモジ
ュールに情報隠蔽やクラス階層の情報を関連付けたもの
である。
を空間モデルとして管理する方法は、例えば特開平1−
116729号公報に記載されている。この方法は、モ
ジュールの各版(バージョン)毎の詳細化、情報隠蔽、
オブジェクト指向で使用されるクラス階層を3次元的に
表示編集できるエディタを提供する。この方式も、プロ
グラムの論理を設計する際に、上位レベルから下位レベ
ルへとトップダウンの順序で段階的に詳細化されたモジ
ュールに情報隠蔽やクラス階層の情報を関連付けたもの
である。
【0006】一方、現実の設計作業では、最上位階層か
ら最下位階層までを理路整然とトップダウン的に詳細化
していないのが実情である。例えば、構造化分析技法
(T.DeMarco著、Structured An
alysis and System Specifi
cation,Prentic−Hall,1978,
p257〜p271,高梨および黒田訳、構造化分析と
システム仕様、日経マグロヒル社、1986年、p24
4〜p257)では、現行業務を記述する現行論理モデ
ルから新しいシステムが完成した際の将来論理モデルを
作成するときに、変更領域を自由曲線で囲んで1つの階
層と定義して、その詳細を分割する手順を示している。
また、新システムにおける手作業と機械化作業の境界を
検討する際に、コスト分析に基づく代替案検討の際も同
様に自由曲線を利用して機械化作業の境界を設定してい
る。
ら最下位階層までを理路整然とトップダウン的に詳細化
していないのが実情である。例えば、構造化分析技法
(T.DeMarco著、Structured An
alysis and System Specifi
cation,Prentic−Hall,1978,
p257〜p271,高梨および黒田訳、構造化分析と
システム仕様、日経マグロヒル社、1986年、p24
4〜p257)では、現行業務を記述する現行論理モデ
ルから新しいシステムが完成した際の将来論理モデルを
作成するときに、変更領域を自由曲線で囲んで1つの階
層と定義して、その詳細を分割する手順を示している。
また、新システムにおける手作業と機械化作業の境界を
検討する際に、コスト分析に基づく代替案検討の際も同
様に自由曲線を利用して機械化作業の境界を設定してい
る。
【0007】これらの方法は、現実のシステム分析設計
作業が上位レベルから下位レベルへと行われていないこ
とを示す一例である。なお、このような作業を機械的に
支援する方式は未だ開発されていない。
作業が上位レベルから下位レベルへと行われていないこ
とを示す一例である。なお、このような作業を機械的に
支援する方式は未だ開発されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】システムの仕様を検討
する際の設計者の作業手順は、上位階層は抽象的なため
設計者は具体的なイメージがつかめる中位または下位の
階層の仕様情報をとりあえずメモとして記述する。そし
て、その一部の仕様情報をグループ化して新たな階層を
作成する抽象化や、逆に、抽象的階層をより具体的記述
に置き換える詳細化、そして、必要があれば構成要素の
追加、削除、修正等を行っている。
する際の設計者の作業手順は、上位階層は抽象的なため
設計者は具体的なイメージがつかめる中位または下位の
階層の仕様情報をとりあえずメモとして記述する。そし
て、その一部の仕様情報をグループ化して新たな階層を
作成する抽象化や、逆に、抽象的階層をより具体的記述
に置き換える詳細化、そして、必要があれば構成要素の
追加、削除、修正等を行っている。
【0009】このような思考錯誤を繰り返しながら、結
果として複雑なシステムがトップダウン的に階層構造で
表現できるのであって、その過程は決してトップダウン
の順序で行われない。このため、上記従来技術では、仕
様がトップダウン的に表現できる程度になってからは利
用できるが、仕様が明確になるまでは設計者は紙と鉛筆
等でアイデアをメモ書きしながら思考錯誤を繰り返す必
要がある。
果として複雑なシステムがトップダウン的に階層構造で
表現できるのであって、その過程は決してトップダウン
の順序で行われない。このため、上記従来技術では、仕
様がトップダウン的に表現できる程度になってからは利
用できるが、仕様が明確になるまでは設計者は紙と鉛筆
等でアイデアをメモ書きしながら思考錯誤を繰り返す必
要がある。
【0010】さらに、この段階で、設計作業の進捗や品
質は個人に大きく依存し、系統的に評価できないという
問題があった。
質は個人に大きく依存し、系統的に評価できないという
問題があった。
【0011】本発明の目的は、設計者にとって自然な思
考過程で仕様を抽象化及び詳細化することができる仕様
抽象化詳細化方式を提供することである。
考過程で仕様を抽象化及び詳細化することができる仕様
抽象化詳細化方式を提供することである。
【0012】また、設計作業の進捗や品質を系統的に評
価できる仕様抽象化詳細化方式を提供することである。
価できる仕様抽象化詳細化方式を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、階層構造に構成されたシステム仕様情報を
格納した記憶手段と、この記憶手段に格納された仕様情
報に対し、詳細化または抽象化すべき対象を選択させ、
その選択された対象の階層に含まれる仕様情報の論理関
係を保持した状態で当該階層の仕様情報間の階層情報を
更新し、新たな階層の作成または削除を行う階層操作手
段を備え、仕様情報の詳細化または抽象化を行うように
したものである。
に本発明は、階層構造に構成されたシステム仕様情報を
格納した記憶手段と、この記憶手段に格納された仕様情
報に対し、詳細化または抽象化すべき対象を選択させ、
その選択された対象の階層に含まれる仕様情報の論理関
係を保持した状態で当該階層の仕様情報間の階層情報を
更新し、新たな階層の作成または削除を行う階層操作手
段を備え、仕様情報の詳細化または抽象化を行うように
したものである。
【0014】さらに、仕様情報間の階層構造の操作毎に
操作履歴を記録するようにしたものである。
操作履歴を記録するようにしたものである。
【0015】
【作用】上記手段によれば、階層構造に構成されたシス
テム仕様情報に対し、詳細化または抽象化すべき対象が
選択されたならば、その選択された対象の階層に含まれ
る仕様情報の論理関係を保持した状態で当該階層の仕様
情報間の階層情報を更新し、新たな階層の作成または削
除を行うので、設計者にとって自然な思考過程で仕様を
抽象化することができる。
テム仕様情報に対し、詳細化または抽象化すべき対象が
選択されたならば、その選択された対象の階層に含まれ
る仕様情報の論理関係を保持した状態で当該階層の仕様
情報間の階層情報を更新し、新たな階層の作成または削
除を行うので、設計者にとって自然な思考過程で仕様を
抽象化することができる。
【0016】また、仕様情報間の階層構造の操作毎に操
作履歴を記録することにより、設計作業の進捗や品質を
系統的に評価できるようになる。
作履歴を記録することにより、設計作業の進捗や品質を
系統的に評価できるようになる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例をデ−タ処理シス
テムの構成図であり、入力装置1、デ−タ処理装置2、
デ−タ格納装置3、表示装置4から構成されている。
テムの構成図であり、入力装置1、デ−タ処理装置2、
デ−タ格納装置3、表示装置4から構成されている。
【0019】デ−タ処理装置2は、さらに入力デ−タ処
理部21、論理デ−タ操作部22、表示デ−タ生成部2
3、論理デ−タ記憶部24から成っている。
理部21、論理デ−タ操作部22、表示デ−タ生成部2
3、論理デ−タ記憶部24から成っている。
【0020】図2はデ−タ処理装置2の処理内容の例を
示すフロ−チャ−トである。
示すフロ−チャ−トである。
【0021】ここで示す処理では、まず、入力装置1か
らデ−タを入力し(ステップ201)、入力デ−タを文
字列、対象選択、コマンドのいずれかに分離し(ステッ
プ202)、コマンドの種類を判定し(ステップ20
3)、抽象化を指示するコマンドであれば、選択された
複数対象を新たな階層として生成し(ステップ20
4)、詳細化であれば選択された対象とその下位階層を
マージして(ステップ205)、その操作後の論理デ−
タを表示デ−タに変換し(ステップ206)、表示デ−
タを表示装置4に出力し(ステップ207)、ユーザの
操作が終了しないうちはステップ201に戻り、操作終
了であれば処理を完了する(ステップ208)。
らデ−タを入力し(ステップ201)、入力デ−タを文
字列、対象選択、コマンドのいずれかに分離し(ステッ
プ202)、コマンドの種類を判定し(ステップ20
3)、抽象化を指示するコマンドであれば、選択された
複数対象を新たな階層として生成し(ステップ20
4)、詳細化であれば選択された対象とその下位階層を
マージして(ステップ205)、その操作後の論理デ−
タを表示デ−タに変換し(ステップ206)、表示デ−
タを表示装置4に出力し(ステップ207)、ユーザの
操作が終了しないうちはステップ201に戻り、操作終
了であれば処理を完了する(ステップ208)。
【0022】図3は抽象化と詳細化の操作をデ−タフロ
ー図と階層図を例にとって示したものである。なお、デ
−タフロー図以外でも、フロ−チャ−ト、PAD図、E
R図、業務フロー図等、階層構造を持つことができるも
のであれば、その仕様記述の技法は問わない。また、あ
る技法における構成要素の表現形式は、図形、テキス
ト、アイコン等のいずれでもよい。
ー図と階層図を例にとって示したものである。なお、デ
−タフロー図以外でも、フロ−チャ−ト、PAD図、E
R図、業務フロー図等、階層構造を持つことができるも
のであれば、その仕様記述の技法は問わない。また、あ
る技法における構成要素の表現形式は、図形、テキス
ト、アイコン等のいずれでもよい。
【0023】抽象化の操作は以下のように行われる。抽
象化前の状態300のうち、階層図301に含まれる階
層Cの構成図(この例ではデ−タフロー図)302に対
して、303で示される破線の範囲内の構成要素(フロ
ーg,h,iおよびj、プロセスXとY,デ−タストア
S)が抽象化対象として選択されている。
象化前の状態300のうち、階層図301に含まれる階
層Cの構成図(この例ではデ−タフロー図)302に対
して、303で示される破線の範囲内の構成要素(フロ
ーg,h,iおよびj、プロセスXとY,デ−タストア
S)が抽象化対象として選択されている。
【0024】そして、デ−タ処理装置2で処理した結
果、抽象化後の状態310に対して、階層図311には
階層Dが階層Cの下位に挿入され、階層Cの構成図31
2には階層Dが含まれ、新たに作成された階層D構成図
313は303で選択された構成要素が継承されてい
る。なお、新たな階層の名称はユーザが定義してもデ−
タ処理装置2が自動的に命名してもよい。
果、抽象化後の状態310に対して、階層図311には
階層Dが階層Cの下位に挿入され、階層Cの構成図31
2には階層Dが含まれ、新たに作成された階層D構成図
313は303で選択された構成要素が継承されてい
る。なお、新たな階層の名称はユーザが定義してもデ−
タ処理装置2が自動的に命名してもよい。
【0025】次に詳細化の操作はこの逆の操作である。
【0026】すなわち、階層C構成図312からDを詳
細化対象として選択すると、下層図301から階層Dが
削除された階層構成図302に階層D構成図313に記
述された論理関係が選択したDと置き換えられる。
細化対象として選択すると、下層図301から階層Dが
削除された階層構成図302に階層D構成図313に記
述された論理関係が選択したDと置き換えられる。
【0027】これらの操作履歴をデ−タ格納装置3に記
録し、編集作業の頻度や局所性、階層内構成要素数の標
準偏差、抽象化詳細化の比率、設計規則への違反件数等
を分析することにより、設計作業の進捗や品質が定量的
に評価できる。
録し、編集作業の頻度や局所性、階層内構成要素数の標
準偏差、抽象化詳細化の比率、設計規則への違反件数等
を分析することにより、設計作業の進捗や品質が定量的
に評価できる。
【0028】図4は図3の抽象化後の状態310が論理
デ−タ記憶部24に格納されている状態を示すもので、
階層管理テーブル400には、親階層401に対する子
階層402の集まりを格納する。また、構成情報テーブ
ル410は、階層管理テーブル400のうち階層内に構
成情報を持つ親階層401に対して、関係名411と構
成情報412により各親階層と構成情報の対応付けをす
る(403cが410c,403dが410dにそれぞ
れ対応する)。
デ−タ記憶部24に格納されている状態を示すもので、
階層管理テーブル400には、親階層401に対する子
階層402の集まりを格納する。また、構成情報テーブ
ル410は、階層管理テーブル400のうち階層内に構
成情報を持つ親階層401に対して、関係名411と構
成情報412により各親階層と構成情報の対応付けをす
る(403cが410c,403dが410dにそれぞ
れ対応する)。
【0029】図5(a),(b)は入力装置1がキーボ
ード501とポインタ502の両者で構成される例と、
入力装置1と表示装置4が一体化された入力表示装置5
03に筆記具504で入力するシステム構成を示したも
のである。
ード501とポインタ502の両者で構成される例と、
入力装置1と表示装置4が一体化された入力表示装置5
03に筆記具504で入力するシステム構成を示したも
のである。
【0030】ポインタ502はマウス、ジョイスティッ
ク、トラックボール等キーボード501とは別装置であ
り、選択指示が行える装置であれば何でもよい。
ク、トラックボール等キーボード501とは別装置であ
り、選択指示が行える装置であれば何でもよい。
【0031】筆記具504は、入力表示装置503に対
してその軌跡を検知し表示できるものであれば、電子ペ
ン、文房具、指等の方式は問わない。
してその軌跡を検知し表示できるものであれば、電子ペ
ン、文房具、指等の方式は問わない。
【0032】筆記具を利用すれば、対象の選択のみなら
ず、図形の描画、ジェスチャを利用した編集操作(ユー
ザインタフェースの新風:ペン入力2大OSの姿、日経
バイト、一九九一年月号、p233〜p239)と合わ
せて、全ての操作を1つの筆記具のみで実現できる。
ず、図形の描画、ジェスチャを利用した編集操作(ユー
ザインタフェースの新風:ペン入力2大OSの姿、日経
バイト、一九九一年月号、p233〜p239)と合わ
せて、全ての操作を1つの筆記具のみで実現できる。
【0033】図6は対象を選択する際に、ポインタ50
2または筆記具503を用いて書いた自由曲線601に
囲まれた範囲とする方法を示すものである。
2または筆記具503を用いて書いた自由曲線601に
囲まれた範囲とする方法を示すものである。
【0034】図7は詳細化のバリエーションである階層
図のマージ操作を示すもので、階層マージ前700にお
いて、階層図701の階層AとBを702で示すように
選択し、グループ化して新たな階層をA1と名付ける。
すると、階層マージ後710では、階層図711には階
層AとBの代わりに階層A1が作成される。
図のマージ操作を示すもので、階層マージ前700にお
いて、階層図701の階層AとBを702で示すように
選択し、グループ化して新たな階層をA1と名付ける。
すると、階層マージ後710では、階層図711には階
層AとBの代わりに階層A1が作成される。
【0035】これに対応して最上位構成図712にはA
1が存在し、その詳細情報が階層A1構成図713に記
述されており、階層AとBは消滅している。なお、この
階層図で階層Aは必ずしも最上位階層でなくてもよい。
1が存在し、その詳細情報が階層A1構成図713に記
述されており、階層AとBは消滅している。なお、この
階層図で階層Aは必ずしも最上位階層でなくてもよい。
【0036】図8は抽象化後のバリエーションである構
成図の分割方法を示すもので、構成図分割前800にお
いて、階層図801に示される階層A構成図803にお
いて、804に示すように803の構成図を2分割して
それぞれにA1およびA2と名付ける。すると、構成図
分割後810では、階層図811には階層A1とA2が
Aの下に作成される。これに対応して、階層A構成図8
13にはA1とA2が存在し、その詳細情報が新たに追
加された階層A1構成図814と階層A2構成図815
に記述されている。
成図の分割方法を示すもので、構成図分割前800にお
いて、階層図801に示される階層A構成図803にお
いて、804に示すように803の構成図を2分割して
それぞれにA1およびA2と名付ける。すると、構成図
分割後810では、階層図811には階層A1とA2が
Aの下に作成される。これに対応して、階層A構成図8
13にはA1とA2が存在し、その詳細情報が新たに追
加された階層A1構成図814と階層A2構成図815
に記述されている。
【0037】なお、この階層図で階層Aは必ずしも最上
位階層でなくてもよい。また、構成図803は2分割の
みでなく、3分割以上でも同様に実施できる。
位階層でなくてもよい。また、構成図803は2分割の
みでなく、3分割以上でも同様に実施できる。
【0038】このように上記実施例によれば、階層構造
に構成されたシステム仕様情報に対し、詳細化または抽
象化すべき対象が選択されたならば、その選択された対
象の階層に含まれる仕様情報の論理関係を保持した状態
で当該階層の仕様情報間の階層情報を更新し、新たな階
層の作成または削除を行うので、設計者にとって自然な
思考過程で仕様を抽象化することができる。
に構成されたシステム仕様情報に対し、詳細化または抽
象化すべき対象が選択されたならば、その選択された対
象の階層に含まれる仕様情報の論理関係を保持した状態
で当該階層の仕様情報間の階層情報を更新し、新たな階
層の作成または削除を行うので、設計者にとって自然な
思考過程で仕様を抽象化することができる。
【0039】また、仕様情報間の階層構造の操作毎に操
作履歴を記録することにより、仕様情報の修正等が逐次
記録されることになるので、設計作業の進捗や品質を系
統的に評価できるようになる。
作履歴を記録することにより、仕様情報の修正等が逐次
記録されることになるので、設計作業の進捗や品質を系
統的に評価できるようになる。
【0040】また、抽象化と詳細化に加えて、必要に応
じて情報の追加、削除、更新等の仕様情報編集作業を支
援することにより、仕様が明確でない時期から仕様が確
定するまでの広い作業範囲を支援することができる。
じて情報の追加、削除、更新等の仕様情報編集作業を支
援することにより、仕様が明確でない時期から仕様が確
定するまでの広い作業範囲を支援することができる。
【0041】特に、自由曲線を利用するようにした場
合、対象の選択がより柔軟に行える。
合、対象の選択がより柔軟に行える。
【0042】また、仕様の入力、編集、対象選択等の操
作を全て電子ペン等の筆記具で行うことにより、利用者
にとって紙と鉛筆にメモを書くのと同じ簡便さで、仕様
の明確でない時期から仕様が確定するまでの広い作業範
囲を支援することができる。
作を全て電子ペン等の筆記具で行うことにより、利用者
にとって紙と鉛筆にメモを書くのと同じ簡便さで、仕様
の明確でない時期から仕様が確定するまでの広い作業範
囲を支援することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、階層構造
に構成されたシステム仕様情報を格納した記憶手段と、
この記憶手段に格納された仕様情報に対し、詳細化また
は抽象化すべき対象を選択させ、その選択された対象の
階層に含まれる仕様情報の論理関係を保持した状態で当
該階層の仕様情報間の階層情報を更新し、新たな階層の
作成または削除を行う階層操作手段を備え、仕様情報の
詳細化または抽象化を行うようにしたので、複雑なシス
テムの仕様を記述する際に、設計者にとって自然な思考
過程である仕様抽象化詳細化作業を支援することができ
る。
に構成されたシステム仕様情報を格納した記憶手段と、
この記憶手段に格納された仕様情報に対し、詳細化また
は抽象化すべき対象を選択させ、その選択された対象の
階層に含まれる仕様情報の論理関係を保持した状態で当
該階層の仕様情報間の階層情報を更新し、新たな階層の
作成または削除を行う階層操作手段を備え、仕様情報の
詳細化または抽象化を行うようにしたので、複雑なシス
テムの仕様を記述する際に、設計者にとって自然な思考
過程である仕様抽象化詳細化作業を支援することができ
る。
【0044】さらに、仕様情報間の階層構造の操作毎に
操作履歴を記録するようにしたので、設計作業の進捗や
品質を系統的に評価できるようになる。
操作履歴を記録するようにしたので、設計作業の進捗や
品質を系統的に評価できるようになる。
【図1】 本発明を適用したデ−タ処理システムの一実
施例を示すブロック構成図である。
施例を示すブロック構成図である。
【図2】 デ−タ処理装置の処理手順を示すフロ−チャ
−トである。
−トである。
【図3】 抽象化詳細化操作の例を示す説明図である。
【図4】 論理デ−タ記憶部の内容を示す説明図であ
る。
る。
【図5】 本発明を適用したデ−タ処理システムの他の
実施例を示すブロック構成図である。
実施例を示すブロック構成図である。
【図6】 自由曲線を利用して対象を選択する例を示す
説明図である。
説明図である。
【図7】 階層のマージ操作を示す説明図である。
【図8】 構成図の分割を示す説明図である。
21…入力デ−タ処理部、22…論理デ−タ操作部、2
3…表示デ−タ生成部、24…論理デ−タ記憶部、30
1,311…階層図、400…階層管理テーブル、41
0…構成情報管理テーブル。
3…表示デ−タ生成部、24…論理デ−タ記憶部、30
1,311…階層図、400…階層管理テーブル、41
0…構成情報管理テーブル。
Claims (3)
- 【請求項1】 階層構造に構成されたシステム仕様情報
を格納した記憶手段と、この記憶手段に格納された仕様
情報に対し、詳細化または抽象化すべき対象を選択さ
せ、その選択された対象の階層に含まれる仕様情報の論
理関係を保持した状態で当該階層の仕様情報間の階層情
報を更新し、新たな階層の作成または削除を行う階層操
作手段を備え、仕様情報の詳細化または抽象化を行うこ
とを特徴とする仕様抽象化詳細方式。 - 【請求項2】 仕様情報間の階層構造の操作毎に操作履
歴を記録することを特徴とする請求項1記載の仕様抽象
化詳細方式。 - 【請求項3】 詳細化または抽象化すべき対象を自由曲
線で囲む操作によって選択することを特徴とする請求項
1または2記載の記載の仕様抽象化詳細方式。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4249909A JPH06103049A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 仕様抽象化詳細方式 |
US08/120,458 US5469539A (en) | 1992-09-18 | 1993-09-14 | Method for abstracting/detailing structuring elements of system specification information |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4249909A JPH06103049A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 仕様抽象化詳細方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06103049A true JPH06103049A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17200003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4249909A Pending JPH06103049A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 仕様抽象化詳細方式 |
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JP (1) | JPH06103049A (ja) |
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- 1993-09-14 US US08/120,458 patent/US5469539A/en not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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