JPH06102830A - 表示方法および装置 - Google Patents

表示方法および装置

Info

Publication number
JPH06102830A
JPH06102830A JP3015361A JP1536191A JPH06102830A JP H06102830 A JPH06102830 A JP H06102830A JP 3015361 A JP3015361 A JP 3015361A JP 1536191 A JP1536191 A JP 1536191A JP H06102830 A JPH06102830 A JP H06102830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fine particles
display
display device
region
display screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3015361A
Other languages
English (en)
Inventor
Sosuke Tsuji
壯介 辻
Kenichi Tsukamoto
研一 塚本
Hideki Hayashi
秀樹 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi ULSI Engineering Corp
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi ULSI Engineering Corp filed Critical Hitachi ULSI Engineering Corp
Priority to JP3015361A priority Critical patent/JPH06102830A/ja
Publication of JPH06102830A publication Critical patent/JPH06102830A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示装置の画面の見易さおよび応答速度を向
上させる。 【構成】 表示装置1を構成する表示部2aの表示画面
に配置された複数の画素領域4の各々に半球面ごとに所
定の色が着色された微小粒体を動作可能な状態で収容
し、その各々の微小粒体6aの反転または非反転動作を
コイル12に形成された磁界によって磁気的に制御する
ことによって表示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示方法および装置技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の表示装置としては、例えば液晶表
示装置がある。液晶表示装置は、液晶分子の配列を電気
的に制御し、液晶の光学的特性を変化させることにより
表示を行う装置である。
【0003】液晶表示装置については、例えば株式会社
オーム社、「電気通信ハンドブック」P471〜P47
3に記載があり、液晶表示装置のセル構造等について説
明されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の情報
機器の発達と普及に伴い、人間にとってより自然で快適
な状態で機器に対応できるようなマンマシンシステムの
作成が重要視されており、表示装置においては、画面の
見易さ、応答性の速さ等を如何にして実現するかが課題
となっている。
【0005】液晶表示装置は、小形化および低消費電力
化が可能という優れた特徴を有しているが、画面を見る
角度や画面からの反射光によって画面上の文字等が見づ
らくなる、低温環境においては応答速度が遅くなる等の
問題がある。
【0006】本発明は上記課題に着目してなされたもの
であり、その目的は、表示装置の画面の見易さを向上さ
せることのできる技術を提供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、表示装置の応
答時間を短縮することのできる技術を提供することにあ
る。
【0008】また、本発明の他の目的は、環境温度に起
因する応答速度の遅延を回避することのできる表示技術
を提供することにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、明細書の記述および添付図面から明らかにな
るであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0011】すなわち、請求項1記載の発明は、画素領
域内において動作可能に収容された微小粒体の動作を制
御することによって表示を行う表示方法である。
【0012】
【作用】上記した請求項1記載の発明によれば、微小粒
体によって表示を行うので、画像を鮮明にすることがで
き、表示画面を見る角度や表示画面からの反射光によっ
て画像が見づらいという不具合を緩和できる上、表示画
面の大形化を実現することができる。
【0013】また、微小粒体の物理的な動作による表示
なので、応答速度を向上させることができる。
【0014】しかも、微小粒体の物理的な動作による表
示なので、液晶表示装置の場合のような環境温度に起因
する応答速度の遅延が生じない。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例である表示装置の表
示部の断面状態を模式的に示す説明図、図2は図1の表
示装置の画素領域に収容された微小粒体の側面図、図3
は図1に示した表示部の表示画面の要部平面図、図4お
よび図5は微小粒体に色を付着する方法を説明する説明
図、図6および図7は微小粒体に色を付着する方法の変
形例を説明する説明図、図8〜図10は図1に示した表
示装置の表示方法を説明する説明図、図11は図1に示
した表示部を可撓性材料によって構成した場合の効果を
説明する説明図である。
【0016】本実施例の表示装置は、例えば計算機の出
力装置として用いられるディスプレイである。
【0017】本実施例の表示装置を図1〜図7により説
明する。
【0018】表示装置1を構成する表示部2aの表示画
面は、例えば平面正方格子状の仕切り部3によって複数
の画素領域4に分割されている。仕切り部3は、フォト
リソグラフィ技術によって高精度な微細加工が可能な感
光性ガラス等からなる。
【0019】また、表示部2aの表示画面には、例えば
所定のガラスからなる透明板5が設置されており、各々
の画素領域4内に動作可能な状態で収容された微小粒体
6aが目視可能となっている。
【0020】微小粒体6aは、例えば球状に形成された
磁性体からなり、その直径は、例えば50μm〜数百μ
m程度である。また、微小粒体6aは、磁化されている
とともに、その磁極N,S毎に所定の色が付着されてい
る。なお、本実施例においては、図面を見易くするた
め、例えば微小粒体6aにおいて磁極N側の着色面をハ
ッチングで示す。
【0021】微小粒体6aに所定の色を付着するには、
例えば次のようにすれば良い。
【0022】まず、図4に示すように、全面に所定の色
を付着した複数の微小粒体6aをガイド7内に収容した
状態で、各々の微小粒体6aをその同一磁極が一定方向
を向くように磁石8によって配列させる。なお、本実施
例においては、例えば磁極Nが上側となるように微小粒
体6aを配列させる。
【0023】続いて、図5に示すように、微小粒体6a
の磁極を揃えた状態で、微小粒体6aの上方に二次元方
向に移動可能な微細なノズル9を配置し、ノズル9から
霧状の塗料を微小粒体6aの磁極N側に吹きかける。こ
の際、微小粒体6aの磁極S側は影となるので、塗料を
磁極Nのみに付着することができる。なお、この方法の
場合、ノズル9を複数にすることによって着色時間を短
縮しても良い。
【0024】また、例えば次のようにしても良い。
【0025】まず、図6に示すように、前例と同様に、
複数の微小粒体6aを磁石8により配列させた状態で、
微小粒体6aの上方にスタンプ10を配置する。スタン
プの下面、すなわち、着色面には、スポンジ等のような
着色部10aが設けられており、その着色部10aには
所定色の塗料が染み込ませてある。
【0026】続いて、図7に示すように、スタンプ10
を下降し、その着色部10aを全ての微小粒体6aの磁
極N面に押し当てる。この際、スタンプ10の着色部1
0aが微小粒体6aの半球を覆う程度になるように押圧
力を調節することにより、塗料を磁極Nのみに付着する
ことができる。この方法の場合、複数の微小粒体6aを
一括して着色できるので、着色時間を短縮することがで
きる。
【0027】一方、表示装置1の表示部2aを構成する
表示基板11において各々の画素領域4の下方には、例
えば良電導性の金属からなるコイル(制御手段)が形成
されている。なお、表示基板11は、絶縁材料からな
る。
【0028】コイル12は、電流を流すことで磁界を形
成し、その磁界によって微小粒体6aの反転または非反
転動作を制御する手段であり、例えばスパッタリング法
等のような薄膜形成技術によって形成されている。
【0029】すなわち、本実施例の表示装置1は、各々
の微小粒体6aの反転または非反転動作を制御すること
によって、各々の微小粒体6aの所定色を表示画面に設
定し、表示画面上に文字等のような所定の画像を表現す
ることが可能な構造になっている。
【0030】次に、本実施例の表示方法を図8〜図10
により説明する。
【0031】図8は、制御前における微小粒体6aの初
期状態例を示している。図8においては、例えば微小粒
体6aの磁極Nが下側になっている。
【0032】このような状態から、例えば微小粒体6a
の磁極N側に着色された色を表示画面に表示するには、
次のようにする。すなわち、図9に示すように、コイル
12の上端側に磁極Nが形成されるようにコイル12に
電流Iを流す。すると、微小粒体6aの磁極Nとコイル
12の磁極Nとが反発するとともに、微小粒体6aの磁
極Sとコイル12の磁極Nとが引き合うので、微小粒体
6aは図8の状態から図9の状態に反転動作する。この
結果、微小粒体6aの磁極N側に着色された色を表示画
面に表示することができる。
【0033】一方、微小粒体6aを図9の状態から再び
図8の状態に戻したい場合には、次のようにする。すな
わち、図10に示すように、コイル12の上端側に磁極
Sが形成されるようにコイル12に電流Iを流す。する
と、上記と同様の作用により、微小粒体6aは図9の状
態から図10の状態に反転動作する。この結果、微小粒
体6aを図8の状態に戻すことができ、微小粒体6aの
磁極S側に着色された色を表示画面に表示することがで
きる。
【0034】このように本実施例によれば、以下の効果
を得ることが可能となる。
【0035】(1).微小粒体6aによって表示を行うの
で、表示画面の画像を鮮明にすることができ、表示画面
を見る角度や表示画面からの反射光によって画像が見づ
らいという不具合を緩和することができる上、表示画面
の大形化を実現することが可能となる。
【0036】(2).上記(1) により、画像の見易さを向上
させることが可能となる。
【0037】(3).表示方法が微小粒体6aの物理的な動
作による表示なので、応答速度を向上させることがで
き、応答時間を短縮することが可能となる。
【0038】(4).表示方法が微小粒体6aの物理的な動
作による表示なので、環境温度等に起因する応答速度の
遅延を回避することが可能となる。
【0039】(5).例えば表示装置1の表示部2aを可撓
性のプラスチック材料によって構成することにより、図
11に示すように柔軟性を有する表示部2bを提供する
ことが可能となる。
【0040】次に、本発明の他の実施例を説明する。
【0041】図12は本発明の他の実施例である表示装
置の表示部の断面状態を模式的に説明する説明図、図1
3は図12に示した表示部を可撓性材料によって構成し
た場合の効果を説明する説明図である。
【0042】本実施例の表示装置1においては、表示部
2cを構成する表示基板11の主面側に、例えば微小粒
体6aの半球が埋没する程度の半球状の凹部13が複数
形成されている。
【0043】また、透明板5の裏面側にも、例えば微小
粒体6aの半球が埋没する程度の半球状の凹部14が複
数形成されている。
【0044】そして、微小粒体6aは、表示基板11の
凹部13と、透明板5の凹部14とによって形成された
球状の画素領域4内に動作可能に収容されている。
【0045】すなわち、本実施例においては、前記実施
例において説明した仕切り部3(第1図参照)が必要な
い構造になっている。
【0046】なお、本実施例においても表示部2cの構
成材料を、例えば可撓性のプラスチック材料によって構
成することにより、図13に示すように柔軟性を有する
表示部2dを提供することが可能である。
【0047】以上、本実施例によれば、前記実施例で得
られた効果の他に次の効果を得ることが可能となる。
【0048】すなわち、表示画面上に仕切り部を設けな
くて済む分、隣接する微小粒体6aの間隔を狭くするこ
とができるので、表示画面上に微小粒体6aを高密度に
配置することができ、表示画面の画質を向上させること
が可能となる。
【0049】次に、本発明の他の実施例を説明する。
【0050】図14は本発明の他の実施例である表示装
置の表示部の断面状態を模式的に説明する説明図であ
る。
【0051】図14に示す本実施例の表示装置1におい
ては、表示部2eの各々の画素領域4に露出領域4aと
遮蔽領域4bとが形成されている。
【0052】露出領域4aは微小粒体6bを目視できる
領域であり、遮蔽領域4bは微小粒体6bを目視できな
い領域である。
【0053】微小粒体6bは、水平方向に移動可能な状
態で画素領域4内に収容されている。本実施例において
微小粒体6bは、例えば磁性体からなるが、前記各実施
例とは異なり磁化されていない上、その全面が所定の一
色に着色されている。ただし、微小粒体6bを磁化して
磁極を形成しても良い。
【0054】また、表示基板11において各々の画素領
域4の両端には、一対のコイル(制御手段)12a,1
2bが設けられている。コイル12a,12bは、電流
を流すことによって磁界を形成し、微小粒体6bを露出
領域4aまたは遮蔽領域4bに水平移動させる動作を制
御する手段である。
【0055】次に、このような表示装置1の表示方法を
説明する。
【0056】本実施例の表示装置1においては、微小粒
体6bの露出および遮蔽を磁気的に制御することによっ
て表示を行う。
【0057】微小粒体6bを露出領域4aに位置させる
には、露出領域4a側に設けられたコイル12aのみに
電流を流し、コイル12aに形成された磁界によって微
小粒体6bを露出領域4a側に吸引する。この結果、微
小粒体6bを露出領域4aに位置させることができ、微
小粒体6bに着色された色を表示画面に表示することが
できる。
【0058】一方、微小粒体6bを遮蔽領域4bに位置
させるには、遮蔽領域4b側に設けられたコイル12b
のみに電流を流し、コイル12bに形成された磁界によ
って微小粒体6bを遮蔽領域4bに吸引する。この結
果、微小粒体6bを遮蔽領域4b側に位置させることが
できる。
【0059】このように本実施例によれば、以下の効果
を得ることが可能となる。
【0060】(1).微小粒体6bによって表示を行うの
で、表示画面の画像を鮮明にすることができ、表示画面
からの反射光等によって画像が見づらくなる不具合を緩
和することができる上、表示画面の大形化を実現するこ
とができるので、画像の見易さを向上させることが可能
となる。
【0061】(2).表示方法が微小粒体6bの物理的な動
作による表示なので、応答時間を短縮することができる
上、環境温度等に起因する応答速度の遅延を回避するこ
とが可能となる。
【0062】(3).微小粒体6bを磁化したり、微小粒体
6bの半球面だけ別の色を付着したりする工程を削除す
ることができるので、前記各実施例に比較して表示装置
1の製造を容易にすることができ、かつ、製造時間を短
縮することが可能となる。
【0063】次に、本発明の他の実施例を説明する。
【0064】図15は本発明の他の実施例である表示装
置の表示部の断面状態を模式的に説明する説明図であ
る。
【0065】図15に示す本実施例の表示装置1におい
ては、画素領域4の露出領域4aと遮蔽領域4bとが表
示部2fの厚さ方向に配置されている。すなわち、画素
領域4が表示画面を専有する面積を小さくすることが可
能な構造になっている。
【0066】本実施例の表示装置1においては、微小粒
体6bの上下動をコイル12によって制御し、微小粒体
6bを露出、遮蔽することによって表示を行う。
【0067】微小粒体6bを露出領域4aに位置させる
には、コイル12に電流を流せば良い。また、微小粒体
6bを遮蔽領域4bに位置させるには、コイル12に通
電しなければ良い。
【0068】このように本実施例によれば、前記図14
で説明した表示装置1で得られた効果の他に次の効果を
得ることが可能となる。
【0069】すなわち、画素領域4の占有面積を小さく
できる分、画素領域4を表示画面上に高密度に配置する
ことができるので、前記図14で説明した表示装置1よ
りも画質を向上させることが可能となる。
【0070】次に、本発明の他の実施例を説明する。
【0071】図16は本発明の他の実施例である表示装
置の表示部の断面状態を模式的に説明する説明図であ
る。
【0072】図16に示す本実施例の表示装置1におい
ては、例えば表示部2gの裏面側に面状の発光体(発光
手段)15が設置されている。
【0073】また、表示基板11において露出領域4a
には、発光体15からの放射光を表示画面側に透過させ
る透過孔(透過領域)16が穿孔されている。
【0074】そして、発光体15からの放射光は、微小
粒体6bが露出領域4aに位置するとさえぎられ、微小
粒体6bが遮蔽領域4bに位置すると表示画面上に表示
されるようになっている。
【0075】すなわち、本実施例においては、微小粒体
6bの水平移動をコイル12a,12bで制御し、発光
体15からの放射光をさえぎったり、表示画面上に透過
させたりすることによって表示を行う。微小粒体6bの
移動制御は、前記図14で説明した表示装置1と同様で
ある。
【0076】本実施例によれば、以下の効果を得ること
が可能となる。
【0077】(1).発光体15からの光を微小粒体6bの
動作によって表示画面に透過したり、遮蔽したりするこ
とによって表示を行うので、画像を鮮明にすることがで
き、画面を見る角度や画面からの反射光によって画面が
見づらいという不具合を緩和することができる上、表示
画面の大形化を実現することができるので、画像の見易
さを向上させることが可能となる。
【0078】(2).表示方法が微小粒体6bの物理的な動
作による光点の表示なので、応答時間を短縮することが
できる上、環境温度等に起因する応答速度の遅延を回避
することが可能となる。
【0079】次に、本発明の他の実施例を説明する。
【0080】図17は本発明の他の実施例である表示装
置の表示部の断面状態を模式的に説明する説明図であ
る。
【0081】本実施例の表示装置1においては、微小粒
体6bが上昇して露光領域4aに位置すると発光体15
からの放射光がさえぎられ、微小粒体6bが下降して遮
蔽領域4bに位置すると放射光が表示画面上に表示され
る構造になっている。
【0082】すなわち、本実施例においては、微小粒体
6bの上下動を表示部2hに形成されたコイル12で制
御することによって発光体15からの放射光をさえぎっ
たり、表示画面に透過させたりすることにより表示を行
う。微小粒体6bの動作制御は、図15で説明した実施
例と同様である。
【0083】本実施例によれば、画素領域4の占有面積
を小さくできる分、画素領域4を表示画面上に高密度に
配置することができるので、前記図16で説明した表示
装置1よりも画質を向上させることが可能となる。
【0084】次に、本発明の他の実施例を説明する。
【0085】図18は本発明の他の実施例である表示装
置の表示部の画素領域を示す平面図、図19は図18の
A−A線の断面状態を模式的に説明する説明図である。
【0086】本実施例においては、図18に示すよう
に、一つの画素領域4内に、例えば三つの微小粒体6a
1 〜6a3 が配置されている。微小粒体6a1 〜6a3
の各々の半球面には、例えばそれぞれ赤色、緑色、青色
の塗料が付着されている。
【0087】本実施例の表示装置1においては、図19
に示すように、微小粒体6a1 〜6a3 の各々の反転・
非反転動作を表示部2iの表示基板11に形成されたコ
イル12によってそれぞれ独立して制御できるようにな
っている。
【0088】このように本実施例によれば、一つの画素
領域4内に、互いに異なる色が付着された三つの微小粒
体6a1 〜6a3 を配置し、各微小粒体6a1 〜6a3
の反転・非反転動作を独立して制御できるようにしたこ
とにより、多色表示を行うことが可能となる。
【0089】次に、本発明の他の実施例を説明する。
【0090】図20は本発明の他の実施例である表示装
置の表示部の断面状態を模式的に説明する説明図、図2
1は図20に示した表示装置の表示方法を説明する説明
図である。
【0091】図20に示す本実施例の表示装置1におい
ては、複数の微小粒体6cが表示部2jの表示基板11
の主面に所定の間隔毎に固定されている。本実施例にお
いて微小粒体6cは、電気信号によって伸縮または膨張
する材料によって構成されている。各々の微小粒体6c
は、表示基板11に形成された配線17に電気的に接続
されている。配線17は、微小粒体6cの伸縮または膨
張を制御する電気信号を伝送する図示しない制御部(制
御手段)と電気的に接続されている。すなわち、本実施
例の表示装置1においては、各々の微小粒体6cの伸縮
または膨張を独立して制御できる構造になっている。
【0092】本実施例の表示装置1においては、例えば
所定の微小粒体6cに配線17を通じて電気信号を伝送
し、図21に示すように、所定の微小粒体6c1 のみを
膨張させて表示画面に浮き上がらせることによって表示
を行う。
【0093】このように本実施例によれば、微小粒体6
cによって表示を行うので、表示画面の画像を鮮明にす
ることができ、表示画面を見る角度や表示画面からの反
射光によって画像が見づらいという不具合を緩和するこ
とができる上、表示画面の大形化を実現することが可能
となる。したがって、画像の見易さを向上させることが
可能となる。
【0094】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0095】例えば前記各実施例においては、微小粒体
に磁荷を固定した場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、例えば微小粒体に電荷を固定して
も良い。
【0096】また、微小粒体は、例えばシリコン(S
i)等のような半導体材料をベースとしても良い。
【0097】また、前記実施例のうち図1〜図19によ
って説明した表示装置においては、微小粒体を球状とし
た場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく種々変更可のであり、例えば微小粒体を円盤状とし
ても良い。
【0098】また、前記実施例うち図12,図13によ
って説明した表示装置においては、微小粒体の反転・非
反転動作を制御した場合について説明したが、これに限
定されるものではなく、例えば図22に示すように、微
小粒体6aを色の境界線を表示画面に対して垂直にした
状態で回転させることにより、微小粒体6aの両半球面
の色の中間色を表示するように制御しても良い。なお、
図23は図22の微小粒体6aの上面図を示している。
【0099】また、前記実施例のうち図1〜図11によ
って説明した実施例においては、各々の画素領域内に一
個ずつ微小粒体を収容した場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、例えば図24に示すよう
に一個の画素領域4内に複数の微小粒体6aを収容して
も良い。
【0100】また、前記各実施例においては、微小粒体
の配置方法として正方格子としたが、これに限定される
ものではなく種々変更可能であり、例えば図25に示す
ように三角格子でも良い。
【0101】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるディス
プレイに適用した場合について説明したが、これに限定
されず種々適用可能であり、例えば電卓の表示部分に適
用することも可能である。
【0102】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0103】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
微小粒体によって表示を行うので、画像を鮮明にするこ
とができ、表示画面を見る角度や表示画面からの反射光
によって画像が見づらいという不具合を緩和できる上、
表示画面の大形化を実現することができる。したがっ
て、表示装置の画像の見易さを向上させることが可能と
なる。
【0104】また、微小粒体の物理的な動作による表示
なので、応答速度を向上させることができ、応答時間を
短縮することが可能となる。
【0105】しかも、微小粒体の物理的な動作による表
示なので、環境温度に起因する応答速度の遅延を回避す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である表示装置の表示部の断
面状態を模式的に示す説明図である。
【図2】図1の表示装置の画素領域に収容された微小粒
体の側面図である。
【図3】図1に示した表示部の表示画面の要部平面図で
ある。
【図4】微小粒体に色を付着する方法を説明する説明図
である。
【図5】微小粒体に色を付着する方法を説明する説明図
である。
【図6】微小粒体に色を付着する方法の変形例を説明す
る説明図である。
【図7】微小粒体に色を付着する方法の変形例を説明す
る説明図である。
【図8】図1に示した表示装置の表示方法を説明する説
明図である。
【図9】図1に示した表示装置の表示方法を説明する説
明図である。
【図10】図1に示した表示装置の表示方法を説明する
説明図である。
【図11】図1に示した表示部を可撓性材料によって構
成した場合の効果を説明する説明図である。
【図12】本発明の他の実施例である表示装置の表示部
の断面状態を模式的に説明する説明図である。
【図13】図12に示した表示部を可撓性材料によって
構成した場合の効果を説明する説明図である。
【図14】本発明の他の実施例である表示装置の表示部
の断面状態を模式的に説明する説明図である。
【図15】本発明の他の実施例である表示装置の表示部
の断面状態を模式的に説明する説明図である。
【図16】本発明の他の実施例である表示装置の表示部
の断面状態を模式的に説明する説明図である。
【図17】本発明の他の実施例である表示装置の表示部
の断面状態を模式的に説明する説明図である。
【図18】本発明の他の実施例である表示装置の画素領
域を示す平面図である。
【図19】図18のA−A線の断面状態を模式的に説明
する説明図である。
【図20】本発明の他の実施例である表示装置の表示部
の断面状態を模式的に説明する説明図である。
【図21】図20に示した表示装置の表示方法を説明す
る説明図である。
【図22】本発明の他の実施例である表示装置の表示方
法を説明する説明図である。
【図23】図22に示した表示装置の上面図である。
【図24】本発明の他の実施例である表示装置の表示部
の断面状態を模式的に説明する説明図である。
【図25】本発明の他の実施例である表示装置の表示画
面の要部平面図である。
【符号の説明】
1 表示装置 2a 表示部 2b 表示部 2c 表示部 2d 表示部 2e 表示部 2f 表示部 2g 表示部 2h 表示部 2i 表示部 2j 表示部 3 仕切り部 4 画素領域 4a 露出領域 4b 遮蔽領域 5 透明板 6a 微小粒体 6a1 微小粒体 6a2 微小粒体 6a3 微小粒体 6b 微小粒体 6c 微小粒体 6c1 微小粒体 7 ガイド 8 磁石 9 ノズル 10 スタンプ 10a 着色部 11 表示基板 12 コイル(制御手段) 12a コイル(制御手段) 12b コイル(制御手段) 13 凹部 14 凹部 15 発光体(発光手段) 16 透過孔(透過領域) 17 配線 N 磁極 S 磁極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 秀樹 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素領域内において動作可能に収容され
    た微小粒体の動作を制御することによって表示を行うこ
    とを特徴とする表示方法。
  2. 【請求項2】 表示画面に配置された複数の画素領域の
    各々に動作可能に収容された微小粒体と、前記微小粒体
    の動作を制御する制御手段とを備える表示装置。
  3. 【請求項3】 前記微小粒体には磁荷または電荷が固定
    され、かつ、二値情報を提供する色が付着されており、
    前記制御手段は前記微小粒体の反転または非反転動作を
    磁気的または電気的に制御する手段であることを特徴と
    する請求項2記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記微小粒体には磁荷または電荷が固定
    され、かつ、全体に所定の一色が付着されており、前記
    画素領域には前記微小粒体の露出領域および遮蔽領域が
    形成されており、前記制御手段は前記微小粒体を前記露
    出領域または遮蔽領域に移動させる動作を磁気的または
    電気的に制御する手段であることを特徴とする請求項2
    記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記微小粒体は全体に所定の一色が付着
    された磁性体からなり、前記画素領域には前記微小粒体
    の露出領域および遮蔽領域が形成されており、前記制御
    手段は前記微小粒体を前記露出領域または遮蔽領域に移
    動させる動作を磁気的に制御する手段であることを特徴
    とする請求項2記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記微小粒体は遮光性を有し、前記画素
    領域には前記表示画面の裏面側に配置された発光手段か
    らの光の透過領域が形成されており、前記制御手段は前
    記発光手段からの光を透過または遮蔽させるように前記
    微小粒体の動作を制御する手段であることを特徴とする
    請求項2記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記画素領域に互いに異なる一の色が付
    着された二以上の微小粒体を配置し、かつ、それらの微
    小粒体の動作を各々独立して制御する制御手段を設けた
    ことを特徴とする請求項2,3,4または5記載の表示
    装置。
  8. 【請求項8】 画素領域内において電気信号により伸縮
    または膨張する性質を有する微小粒体の伸縮または膨張
    を電気的に制御することによって表示を行うことを特徴
    とする表示方法。
  9. 【請求項9】 表示画面に配置された複数の画素領域の
    各々に設けられた電気信号によって伸縮または膨張する
    性質を有する微小粒体と、前記微小粒体の伸縮または膨
    張を電気的に制御する制御手段とを備える表示装置。
JP3015361A 1991-02-06 1991-02-06 表示方法および装置 Pending JPH06102830A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3015361A JPH06102830A (ja) 1991-02-06 1991-02-06 表示方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3015361A JPH06102830A (ja) 1991-02-06 1991-02-06 表示方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06102830A true JPH06102830A (ja) 1994-04-15

Family

ID=11886662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3015361A Pending JPH06102830A (ja) 1991-02-06 1991-02-06 表示方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06102830A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002101696A1 (fr) * 2001-06-06 2002-12-19 Fdk Corporation Afficheur d'informations
EP1335340A1 (en) * 2002-02-08 2003-08-13 Thomson Licensing S.A. Magnetic particle display device
US6985132B2 (en) 2000-11-29 2006-01-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Display device and method for manufacturing the same
KR100718726B1 (ko) * 2005-12-22 2007-05-16 성균관대학교산학협력단 폴리디비닐벤젠 구형 입자와 금속을 이용한 코어/쉘도전입자 및 이의 제조방법
JP2010505152A (ja) * 2006-09-27 2010-02-18 トレッド ディスプレイズ コーポレイション 反射型双安定光磁気ディスプレイで使用する電磁気書込みヘッドおよびバックプレーン
JP2020154237A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 平山 章三 光点描式ディスプレイ装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6985132B2 (en) 2000-11-29 2006-01-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Display device and method for manufacturing the same
WO2002101696A1 (fr) * 2001-06-06 2002-12-19 Fdk Corporation Afficheur d'informations
EP1335340A1 (en) * 2002-02-08 2003-08-13 Thomson Licensing S.A. Magnetic particle display device
KR100718726B1 (ko) * 2005-12-22 2007-05-16 성균관대학교산학협력단 폴리디비닐벤젠 구형 입자와 금속을 이용한 코어/쉘도전입자 및 이의 제조방법
JP2010505152A (ja) * 2006-09-27 2010-02-18 トレッド ディスプレイズ コーポレイション 反射型双安定光磁気ディスプレイで使用する電磁気書込みヘッドおよびバックプレーン
JP2010505151A (ja) * 2006-09-27 2010-02-18 トレッド ディスプレイズ コーポレイション 反射型双安定磁気光学ディスプレイ構造体
CN102016969A (zh) * 2006-09-27 2011-04-13 美商翠德显示器公司 磁性显示组件及显示装置
JP2020154237A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 平山 章三 光点描式ディスプレイ装置
WO2020196143A1 (ja) * 2019-03-22 2020-10-01 平山 章三 光点描式ディスプレイ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3670323A (en) Image-display devices comprising particle light modulators with storage
US10082613B2 (en) Directional backlight with a modulation layer
US5815306A (en) "Eggcrate" substrate for a twisting ball display
EP1231500B1 (en) Electronically addressable microencapsulated ink
US5953469A (en) Optical device utilizing optical waveguides and mechanical light-switches
KR20040086454A (ko) 향상된 광학 플랫 패널 디스플레이들
EP0962808A2 (en) Electrophoretic display device and driving method therefor
EP3301504A1 (en) Directional backlight with a modulation layer
JPS59139018A (ja) 表示パネル
US20040164950A1 (en) Optical resonant gel display
US20050285816A1 (en) Electrowetting display
CN103777432B (zh) 空间光调制器及其光场三维显示系统
DE19606095A1 (de) Spiegelantriebsverfahren und -vorrichtung für ein Mikrospiegelfeld
JPH06509879A (ja) 内部メッシュ背景スクリーンを有する電気泳動表示パネル
JP2006162969A (ja) 粒子移動型表示素子及び粒子移動型表示装置
KR20100062916A (ko) 전기영동 디스플레이 및 그 제조방법
JPH06102830A (ja) 表示方法および装置
US11929011B2 (en) Optoelectronic device having optical systems that can be moved between different pixels, and control method
US3347614A (en) Magnetic film display device
CN108051936A (zh) 显示面板及其驱动方法、显示装置及其驱动方法
CN114859588B (zh) 宽窄视角可切换的显示面板及显示装置、制作方法
US7199773B2 (en) Magnetic liquid display panel
CN110579900A (zh) 一种基板及其制备方法、以及显示面板和显示装置
JP2006243154A (ja) 粒子移動型表示素子及び粒子移動型表示装置
JP2510616B2 (ja) 表示装置