JPH0610245A - 改良型編み形成カムセットを備えたソックス、ストッキング等を製造する円形編機 - Google Patents
改良型編み形成カムセットを備えたソックス、ストッキング等を製造する円形編機Info
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- JPH0610245A JPH0610245A JP5102469A JP10246993A JPH0610245A JP H0610245 A JPH0610245 A JP H0610245A JP 5102469 A JP5102469 A JP 5102469A JP 10246993 A JP10246993 A JP 10246993A JP H0610245 A JPH0610245 A JP H0610245A
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- cam
- knitting
- needle
- slider
- needle cylinder
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims 2
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04B—KNITTING
- D04B15/00—Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
- D04B15/32—Cam systems or assemblies for operating knitting instruments
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Knitting Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 改良型編み形成カムセットを備えた円形編機
を目的とする。 【構成】 本発明は改良型編み形成カムセットを備えた
円形編機に関する。この編み形成カムセットは編機の糸
送り部(5)の近くに、編み形成カム(6)を有し、こ
のカムは糸送り部(5)のすぐ後方に下降部分(7)を
形成する下方輪郭(7)を備え、その下降部分(7)は
ニードルを下降させて編みループを形成するよう糸をつ
かむために持ち上げられたニードル(3)のヒール(3
a)と接触する。編み形成カム(6)の下降部分(7)
の端部近くに、対カム(8)が配設され、この対カム
(8)は下方部分において編み形成カム(6)に対面す
る。この対カム(8)はさらに、糸をつかんだ後のニー
ドル(3)の下降を限定する。対カム(8)は、その分
力がニードルシリンダーの軸線に平行をなすような摺動
方向に沿って編み形成カム(6)に対して摺動自在に支
持される。
を目的とする。 【構成】 本発明は改良型編み形成カムセットを備えた
円形編機に関する。この編み形成カムセットは編機の糸
送り部(5)の近くに、編み形成カム(6)を有し、こ
のカムは糸送り部(5)のすぐ後方に下降部分(7)を
形成する下方輪郭(7)を備え、その下降部分(7)は
ニードルを下降させて編みループを形成するよう糸をつ
かむために持ち上げられたニードル(3)のヒール(3
a)と接触する。編み形成カム(6)の下降部分(7)
の端部近くに、対カム(8)が配設され、この対カム
(8)は下方部分において編み形成カム(6)に対面す
る。この対カム(8)はさらに、糸をつかんだ後のニー
ドル(3)の下降を限定する。対カム(8)は、その分
力がニードルシリンダーの軸線に平行をなすような摺動
方向に沿って編み形成カム(6)に対して摺動自在に支
持される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は改良型編み形成カムセッ
トを備えたソックス、ストッキング等を製造する円形編
機に関する。
トを備えたソックス、ストッキング等を製造する円形編
機に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ストッキングを製造する
円形編機において、ニードルシリンダーの側面に形成さ
れた軸方向の溝の内部に位置づけられるニードルの動き
は、ニードルシリンダーのまわりに配置されたカムによ
って生じ、前記カムはニードルシリンダーから放射方向
へ突出するニードルのヒールが接触する通路を形成す
る。カムは上昇部分と下降部分を有し、これらの部分
は、ニードルシリンダーがカムに対してそれ自体のまわ
りで回転自在に駆動される時、前記カムと接触するニー
ドルの往復運動を生じさせる。この動きは編みループの
形成につながる。
円形編機において、ニードルシリンダーの側面に形成さ
れた軸方向の溝の内部に位置づけられるニードルの動き
は、ニードルシリンダーのまわりに配置されたカムによ
って生じ、前記カムはニードルシリンダーから放射方向
へ突出するニードルのヒールが接触する通路を形成す
る。カムは上昇部分と下降部分を有し、これらの部分
は、ニードルシリンダーがカムに対してそれ自体のまわ
りで回転自在に駆動される時、前記カムと接触するニー
ドルの往復運動を生じさせる。この動きは編みループの
形成につながる。
【0003】特に、編機の各糸送り部又はドロップ部の
上流に、少くとも1個のカムが配設され、このカムはニ
ードルを移動させるためにそれを持ち上げる上昇部分を
備えていて、それらのニードルに、ニードルシリンダー
の上端の近くに位置する適切な糸ガイドにより分配され
る糸をつかませる。前記糸送り部、又はドロップ部のす
ぐ後方には、ヒールを押し下げる下降部分を備えたカム
が配置され、かくして、その前にニードルによって形成
されて解放されたループに編み込まれた新ループが形成
される。
上流に、少くとも1個のカムが配設され、このカムはニ
ードルを移動させるためにそれを持ち上げる上昇部分を
備えていて、それらのニードルに、ニードルシリンダー
の上端の近くに位置する適切な糸ガイドにより分配され
る糸をつかませる。前記糸送り部、又はドロップ部のす
ぐ後方には、ヒールを押し下げる下降部分を備えたカム
が配置され、かくして、その前にニードルによって形成
されて解放されたループに編み込まれた新ループが形成
される。
【0004】種々の型の編み操作において、一組のニー
ドルが1つの糸送り部で分配される糸をつかまなければ
ならず、その時、他方の組のニードルは同じ糸送り部で
作動しない状態に保持される。糸送り部で編み操作を行
わなければならないニードルは、適切な選択装置により
駆動されるサブニードルにより動かされるので、それら
のヒールは糸送り部の上流に位置するカムの上昇部分と
接触するような高さにあり、その時、編みを行わないニ
ードルは、そのヒールが前記カムの下を通過するように
保持され、或いは動かされる。実際に、サブニードル
は、ニードルシリンダーのまわりに位置するカムにより
限定される種々の通路の中で、片方の通路から他方の通
路へニードルのヒールを移送させる。
ドルが1つの糸送り部で分配される糸をつかまなければ
ならず、その時、他方の組のニードルは同じ糸送り部で
作動しない状態に保持される。糸送り部で編み操作を行
わなければならないニードルは、適切な選択装置により
駆動されるサブニードルにより動かされるので、それら
のヒールは糸送り部の上流に位置するカムの上昇部分と
接触するような高さにあり、その時、編みを行わないニ
ードルは、そのヒールが前記カムの下を通過するように
保持され、或いは動かされる。実際に、サブニードル
は、ニードルシリンダーのまわりに位置するカムにより
限定される種々の通路の中で、片方の通路から他方の通
路へニードルのヒールを移送させる。
【0005】編機のドロップ部又は糸送り部のすぐ後方
に配置され、ニードルを下降させるカムは“編み形成カ
ム”と呼ばれる。なぜなら、このカムはドロップ部又は
糸送り部の位置で糸をつかんだニードルを下降させるこ
とによって、新しい編みループを形成させるからであ
る。前記編み形成カムは一般に、大まかに言って、底辺
を上にした三角形の形をしており、糸送り部のすぐ後方
に下降部分を備えた下方輪郭を有し、その糸送り部の近
くに前記カムが配設される。
に配置され、ニードルを下降させるカムは“編み形成カ
ム”と呼ばれる。なぜなら、このカムはドロップ部又は
糸送り部の位置で糸をつかんだニードルを下降させるこ
とによって、新しい編みループを形成させるからであ
る。前記編み形成カムは一般に、大まかに言って、底辺
を上にした三角形の形をしており、糸送り部のすぐ後方
に下降部分を備えた下方輪郭を有し、その糸送り部の近
くに前記カムが配設される。
【0006】編み形成カムの下方には、対カムが配設さ
れ、この対カムは糸をつかんだ後のニードルの下降を限
定する。多くの種類の編機では、編み形成カムとそれに
対をなす対カムとは、ニードルシリンダーの軸線に平行
に移動する同一ブロックに固定され、それによって糸を
つかんだ後のニードルの下降範囲を変化させ、ひいては
ループの長さ、即ち編みの硬さを変化させるようになっ
ている。糸送り部の位置で編み操作を行わないニードル
は前記糸送り部の上流では持ち上げられないが、それら
のニードルのヒールは編み形成カムとその対カムとの間
を通過するような高さに保持される。
れ、この対カムは糸をつかんだ後のニードルの下降を限
定する。多くの種類の編機では、編み形成カムとそれに
対をなす対カムとは、ニードルシリンダーの軸線に平行
に移動する同一ブロックに固定され、それによって糸を
つかんだ後のニードルの下降範囲を変化させ、ひいては
ループの長さ、即ち編みの硬さを変化させるようになっ
ている。糸送り部の位置で編み操作を行わないニードル
は前記糸送り部の上流では持ち上げられないが、それら
のニードルのヒールは編み形成カムとその対カムとの間
を通過するような高さに保持される。
【0007】或る種類の編みの場合、糸送り部の位置で
編み操作を行わないニードルは、それらのヒールが編み
形成カムと対カムとの間に画成される通路より下方位置
となるように到着するので、前記通路を通ってこれらの
ニードルのヒールを運ぶようになされた対カムの輪郭に
ぶつかってしまう。しかしながら、また或る種の編みで
は、ニードルに伝えられる下降を限定するためには、2
本のヒールをもつニードルを使用する場合、対カムは不
必要となる。これらのニードルは編み形成カムの上方輪
郭と下降輪郭の両方に接触するので、その上昇と下降の
両移動時、それらのニードルが編み形成カムにより直
接、案内されるからである。この型の編みの典型的な例
は、例えば商業上、LYCRAの商標で知られている糸
のような高度の弾性を有する糸を編む場合である。
編み操作を行わないニードルは、それらのヒールが編み
形成カムと対カムとの間に画成される通路より下方位置
となるように到着するので、前記通路を通ってこれらの
ニードルのヒールを運ぶようになされた対カムの輪郭に
ぶつかってしまう。しかしながら、また或る種の編みで
は、ニードルに伝えられる下降を限定するためには、2
本のヒールをもつニードルを使用する場合、対カムは不
必要となる。これらのニードルは編み形成カムの上方輪
郭と下降輪郭の両方に接触するので、その上昇と下降の
両移動時、それらのニードルが編み形成カムにより直
接、案内されるからである。この型の編みの典型的な例
は、例えば商業上、LYCRAの商標で知られている糸
のような高度の弾性を有する糸を編む場合である。
【0008】対カムに対して非作動ニードルのヒールが
ぶつかると、ニードルシリンダーの回転速度が低い場合
には、編機に大きい影響は与えないが、高速の場合、ニ
ードルに破壊的影響がある。駆動速度が高速に達し得る
現代のソックスやストッキング製造機では、これらのぶ
つかりによりヒールと対カムの両方が急速に摩耗し、最
高速度になると、これらのぶつかりから生じる衝撃によ
り、ニードルの先端が破壊することがある。
ぶつかると、ニードルシリンダーの回転速度が低い場合
には、編機に大きい影響は与えないが、高速の場合、ニ
ードルに破壊的影響がある。駆動速度が高速に達し得る
現代のソックスやストッキング製造機では、これらのぶ
つかりによりヒールと対カムの両方が急速に摩耗し、最
高速度になると、これらのぶつかりから生じる衝撃によ
り、ニードルの先端が破壊することがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明のねらいは、従
来の編機の操作速度よりずっと高速の速度で、欠陥を生
じることなしに、編機を操作することを可能にするよう
な改良型編み形成カムを備えた円形編機を提供すること
により前述の欠点を解決することである。このねらいの
範囲内で、本発明の目的は、糸送り部又はドロップ部の
位置で編み操作を行わないニードルのヒール間でぶつか
りをなくし、前記糸送り部の近くに編み形成カムの対カ
ムを備えた編機を提供することである。
来の編機の操作速度よりずっと高速の速度で、欠陥を生
じることなしに、編機を操作することを可能にするよう
な改良型編み形成カムを備えた円形編機を提供すること
により前述の欠点を解決することである。このねらいの
範囲内で、本発明の目的は、糸送り部又はドロップ部の
位置で編み操作を行わないニードルのヒール間でぶつか
りをなくし、前記糸送り部の近くに編み形成カムの対カ
ムを備えた編機を提供することである。
【0010】本発明のもうひとつの目的は、かさばるこ
とがなく、また、編みの密度の調整の可能性を妨げるこ
となしに改良型編み形成カムを備えた編機を提供するこ
とである。
とがなく、また、編みの密度の調整の可能性を妨げるこ
となしに改良型編み形成カムを備えた編機を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記ねらいや、下文から
さらに明らかとなると思われるこれらの目的は以下のも
のを有する改良型編み形成カムセットを備えたソック
ス、ストッキング等を製造する円形編機によって達成さ
れる。この円形編機は、実質的に垂直なニードルシリン
ダー軸線のまわりで回転するニードルシリンダーと、前
記ニードルシリンダーの側面に形成された複数の軸方向
の溝とを有し、前記軸方向の溝の各々はニードルシリン
ダーの軸線に平行な方向へ摺動するニードルが挿入され
ており、前記ニードルはニードルシリンダーから放射方
向へ突出する少くとも1本のヒール部を有し、このヒー
ル部はニードルシリンダーに横方向に対向するカムと接
触し、このカムはニードルシリンダーに横方向に対向し
て位置し、前記カムに対してニードルシリンダーがその
軸線のまわりで回転する間、ニードルのヒールによって
接触される通路を形成し、前記カムは少くとも1つの糸
送り部の近くに編み形成カムを有し、この編み形成カム
は糸の送り部のすぐ後方に下降部分を形成する下方輪郭
を備えており、前記下降部分は、糸をつかむために持ち
上げられたニードルのヒールと接触し、ニードルを下降
させて編みループを形成するようになっており、前記編
み形成カムの前記下降部分の端部の近くに配置され、下
方部分で前記編み形成カムに対向して位置する対カムを
更に有し、前記対カムは糸をつかんだ後、ニードルの下
降を限定する円形編機において、前記対カムはニードル
シリンダー軸線に平行な分力を有する摺動方向に沿って
前記編み形成カムに対して摺動自在に支持されており、
前記対カムを駆動する手段が備わっており、この手段は
前記対カムを前記摺動方向に沿って前記編み形成カムへ
接近又は離反移動するように制御手段によって駆動され
ることを特徴とする。
さらに明らかとなると思われるこれらの目的は以下のも
のを有する改良型編み形成カムセットを備えたソック
ス、ストッキング等を製造する円形編機によって達成さ
れる。この円形編機は、実質的に垂直なニードルシリン
ダー軸線のまわりで回転するニードルシリンダーと、前
記ニードルシリンダーの側面に形成された複数の軸方向
の溝とを有し、前記軸方向の溝の各々はニードルシリン
ダーの軸線に平行な方向へ摺動するニードルが挿入され
ており、前記ニードルはニードルシリンダーから放射方
向へ突出する少くとも1本のヒール部を有し、このヒー
ル部はニードルシリンダーに横方向に対向するカムと接
触し、このカムはニードルシリンダーに横方向に対向し
て位置し、前記カムに対してニードルシリンダーがその
軸線のまわりで回転する間、ニードルのヒールによって
接触される通路を形成し、前記カムは少くとも1つの糸
送り部の近くに編み形成カムを有し、この編み形成カム
は糸の送り部のすぐ後方に下降部分を形成する下方輪郭
を備えており、前記下降部分は、糸をつかむために持ち
上げられたニードルのヒールと接触し、ニードルを下降
させて編みループを形成するようになっており、前記編
み形成カムの前記下降部分の端部の近くに配置され、下
方部分で前記編み形成カムに対向して位置する対カムを
更に有し、前記対カムは糸をつかんだ後、ニードルの下
降を限定する円形編機において、前記対カムはニードル
シリンダー軸線に平行な分力を有する摺動方向に沿って
前記編み形成カムに対して摺動自在に支持されており、
前記対カムを駆動する手段が備わっており、この手段は
前記対カムを前記摺動方向に沿って前記編み形成カムへ
接近又は離反移動するように制御手段によって駆動され
ることを特徴とする。
【0012】本発明の他の特徴や効果は、添付図面に示
された非制限実施例によって示されるような本発明の好
ましい非制限実施例についての説明から明らかとなるで
あろう。前述の図面に関連して言えば、図面を簡単化す
るために一部だけしか示していない本発明の編機は、そ
れ自体よく知られているように、その垂直軸線1aのま
わりで回転駆動され、その側面に複数の溝2を有するニ
ードルシリンダー1を有する。各溝2の内部には、ニー
ドル3が摺動自在に配置され、そのニードルは少くとも
1個のヒール3aを備えており、このヒール3aはニー
ドルシリンダー1から放射方向へ突出し、そのニードル
シリンダーのまわりに配置されたカム4により画成され
る通路と係合する。
された非制限実施例によって示されるような本発明の好
ましい非制限実施例についての説明から明らかとなるで
あろう。前述の図面に関連して言えば、図面を簡単化す
るために一部だけしか示していない本発明の編機は、そ
れ自体よく知られているように、その垂直軸線1aのま
わりで回転駆動され、その側面に複数の溝2を有するニ
ードルシリンダー1を有する。各溝2の内部には、ニー
ドル3が摺動自在に配置され、そのニードルは少くとも
1個のヒール3aを備えており、このヒール3aはニー
ドルシリンダー1から放射方向へ突出し、そのニードル
シリンダーのまわりに配置されたカム4により画成され
る通路と係合する。
【0013】その位置を図5の符号5で概略的に示す
が、編機の少くとも1個の糸送り部又はドロップの近く
に、編み形成カム6を有する編み形成カムセットが配設
されている。
が、編機の少くとも1個の糸送り部又はドロップの近く
に、編み形成カム6を有する編み形成カムセットが配設
されている。
【0014】前記編み形成カム6は大まかに言って、逆
三角形の形を有し、その下方の輪郭として下降部分7を
限定し、この下降部分はニードルシリンダー1の回転
中、カムに対してニードルの移動方向に沿ってみた時、
糸送り部5のすぐ後方に配置される。下降部分7は従来
のやり方と同様に、糸送り部5の位置で糸をひっかけた
ニードルを下降させるので、それらのニードルは新しい
編みループを形成し、この編みループはその前に形成さ
れ、ニードルから外されたループに編みこまれる。
三角形の形を有し、その下方の輪郭として下降部分7を
限定し、この下降部分はニードルシリンダー1の回転
中、カムに対してニードルの移動方向に沿ってみた時、
糸送り部5のすぐ後方に配置される。下降部分7は従来
のやり方と同様に、糸送り部5の位置で糸をひっかけた
ニードルを下降させるので、それらのニードルは新しい
編みループを形成し、この編みループはその前に形成さ
れ、ニードルから外されたループに編みこまれる。
【0015】下降部分7の端部近くに、対カム8が配設
され、これは編み形成カム6の下方頂点に対面する。前
記対カム8は糸送り部5の位置で糸を引っかけたニード
ルの下降を限定し、編み形成カム6と対カム8との間に
は、通路が形成されており、糸送り部5の位置で糸を引
っかけたニードルと、前記糸送り部の位置で編まれない
ように外されたニードルとが両方とも、前記通路を通過
する。
され、これは編み形成カム6の下方頂点に対面する。前
記対カム8は糸送り部5の位置で糸を引っかけたニード
ルの下降を限定し、編み形成カム6と対カム8との間に
は、通路が形成されており、糸送り部5の位置で糸を引
っかけたニードルと、前記糸送り部の位置で編まれない
ように外されたニードルとが両方とも、前記通路を通過
する。
【0016】本発明によれば、対カム8はニードルシリ
ンダーの軸線1aに平行な摺動方向9に沿って、編み形
成カム7に対して摺動自在に支持される。そして対カム
8を方向9に沿って編み形成カムへ接近又は離反移動さ
せるため制御手段によって駆動される対カム8駆動装置
が備わっている。さらに、編み形成カム6と対カム8は
制御手段により摺動方向9に沿って互いに一体になって
摺動し、糸送り部5位置で編んだニードルほ下降幅を変
化させ、ひいては編みの硬さを変化させる。特に、編み
形成カム6と対カム8はニードルシリンダー1の横にあ
る編機の支持構造体に固定されたブロック10に取付ら
れる。
ンダーの軸線1aに平行な摺動方向9に沿って、編み形
成カム7に対して摺動自在に支持される。そして対カム
8を方向9に沿って編み形成カムへ接近又は離反移動さ
せるため制御手段によって駆動される対カム8駆動装置
が備わっている。さらに、編み形成カム6と対カム8は
制御手段により摺動方向9に沿って互いに一体になって
摺動し、糸送り部5位置で編んだニードルほ下降幅を変
化させ、ひいては編みの硬さを変化させる。特に、編み
形成カム6と対カム8はニードルシリンダー1の横にあ
る編機の支持構造体に固定されたブロック10に取付ら
れる。
【0017】ブロック10はベース12を有し、そのベ
ース12から2本の肩部13,14と直立部材15とが
立上り、前記肩部は軸線1aに平行をなし、直立部材1
5は肩部13,14に対して横方向に配置されている。
2個の肩部13,14は直立部材15と一緒になって、
摺動座部を形成し、この摺動座部は上向きに、ニードル
シリンダー1へ向って開口しており、その中に第1スラ
イダー16が挿入されている。前記スライダーは肩部1
3,14からニードルシリンダー1へ向って突出し、部
分16aを備えており、この部分16aに編み形成カム
6が固定されている。第1スライダー16は肩部13,
14に沿って、さらに直立部材15に沿って軸線1aに
平行に摺動でき、その第1スライダー16は前記直立部
材に形成されたスロット18を通るピボット17によっ
て直立部材15に連結され、前記スロットはスライダー
16の摺動を可能にするように軸線1aに平行な方向へ
伸長する。
ース12から2本の肩部13,14と直立部材15とが
立上り、前記肩部は軸線1aに平行をなし、直立部材1
5は肩部13,14に対して横方向に配置されている。
2個の肩部13,14は直立部材15と一緒になって、
摺動座部を形成し、この摺動座部は上向きに、ニードル
シリンダー1へ向って開口しており、その中に第1スラ
イダー16が挿入されている。前記スライダーは肩部1
3,14からニードルシリンダー1へ向って突出し、部
分16aを備えており、この部分16aに編み形成カム
6が固定されている。第1スライダー16は肩部13,
14に沿って、さらに直立部材15に沿って軸線1aに
平行に摺動でき、その第1スライダー16は前記直立部
材に形成されたスロット18を通るピボット17によっ
て直立部材15に連結され、前記スロットはスライダー
16の摺動を可能にするように軸線1aに平行な方向へ
伸長する。
【0018】第1スライダー16の内側には、摺動座部
19が配置され、この摺動座部19は上方が開いてい
て、その中に、第2スライダー20が軸線1aに平行に
摺動自在に挿入されている。前記第2スライダーは第1
スライダー16の部分16aの下方でニードルシリンダ
ー1へ向って座部19から突出する部分20aを備えて
いる。対カム8は第2シリンダー20の部分20aに固
定されている。
19が配置され、この摺動座部19は上方が開いてい
て、その中に、第2スライダー20が軸線1aに平行に
摺動自在に挿入されている。前記第2スライダーは第1
スライダー16の部分16aの下方でニードルシリンダ
ー1へ向って座部19から突出する部分20aを備えて
いる。対カム8は第2シリンダー20の部分20aに固
定されている。
【0019】対カム8を駆動する装置は例えば空気圧シ
リンダー21のような第1流体力学的アクチュエータを
有し、これはブロック10のベース12に取付られ、レ
バー22の端部に作用する。このレバー22は中間部分
が第1スライダー16にピボット接続し、その他端は第
2スライダー20の上端に対面する。第2スライダー2
0に対して空気シリンダー21により行われる作用は編
み形成カム6の下方へ対カム8を離すことをねらいとし
ており、その作用は、第2スライダー20とブロック1
0のベース12に固定されたプレート24との間に介在
するばね23で構成される弾性戻し手段によって抵抗さ
れる。
リンダー21のような第1流体力学的アクチュエータを
有し、これはブロック10のベース12に取付られ、レ
バー22の端部に作用する。このレバー22は中間部分
が第1スライダー16にピボット接続し、その他端は第
2スライダー20の上端に対面する。第2スライダー2
0に対して空気シリンダー21により行われる作用は編
み形成カム6の下方へ対カム8を離すことをねらいとし
ており、その作用は、第2スライダー20とブロック1
0のベース12に固定されたプレート24との間に介在
するばね23で構成される弾性戻し手段によって抵抗さ
れる。
【0020】好ましくは、例えばもうひとつの空気シリ
ンダー25のような第2流体力学的アクチュエータが配
置され、これはブロック10のベース12に取付られ、
中間部分が肩部14にピボット接続したもうひとつのレ
バー26の端部に作用し、そのレバーの他端は第1スラ
イダー16の上端に対面する。空気シリンダー25によ
りスライダー16に対して行われる作用は第2スライダ
ー20と一体に第1スライダー16を下降させることを
ねらいとしており、その作用はブロック10のベース1
2に固定されたばね27で構成される弾性戻し手段によ
り抵抗される。前記ばね27の上端は第1スライダー1
6に剛直に連結したピボット17に作用する。
ンダー25のような第2流体力学的アクチュエータが配
置され、これはブロック10のベース12に取付られ、
中間部分が肩部14にピボット接続したもうひとつのレ
バー26の端部に作用し、そのレバーの他端は第1スラ
イダー16の上端に対面する。空気シリンダー25によ
りスライダー16に対して行われる作用は第2スライダ
ー20と一体に第1スライダー16を下降させることを
ねらいとしており、その作用はブロック10のベース1
2に固定されたばね27で構成される弾性戻し手段によ
り抵抗される。前記ばね27の上端は第1スライダー1
6に剛直に連結したピボット17に作用する。
【0021】都合よく、第1スライダー16と第2スラ
イダー20との間には、第1の調整可能な行程制限手段
が介在し、それによって、編み形成カム6と対カム8と
の間に最短距離を限定する。前記第1行程制限手段は第
1スライダー16の部分16aを貫通するねじ28を有
し、このねじ28はその先端28aが部分16aから下
方へ突出するのでそれは第2スライダー20の下方部分
20aの上部支持体を構成する。編み形成カム6と対カ
ム8との相互の最大接近作用はねじ28を締めたりゆる
めたりすることによって調整される。ねじ28は行程制
限手段として作用する他に、レバー26により第1スラ
イダー16に対して行われる作用を第2スライダー20
へ伝達し、それによって編み密度調整中、スライダー1
6,20を一緒に下降させ、ひいては、編み形成カム6
と対カム8を下降させる。
イダー20との間には、第1の調整可能な行程制限手段
が介在し、それによって、編み形成カム6と対カム8と
の間に最短距離を限定する。前記第1行程制限手段は第
1スライダー16の部分16aを貫通するねじ28を有
し、このねじ28はその先端28aが部分16aから下
方へ突出するのでそれは第2スライダー20の下方部分
20aの上部支持体を構成する。編み形成カム6と対カ
ム8との相互の最大接近作用はねじ28を締めたりゆる
めたりすることによって調整される。ねじ28は行程制
限手段として作用する他に、レバー26により第1スラ
イダー16に対して行われる作用を第2スライダー20
へ伝達し、それによって編み密度調整中、スライダー1
6,20を一緒に下降させ、ひいては、編み形成カム6
と対カム8を下降させる。
【0022】ブロック10に対して第1スライダー16
の摺動を限定するため、第2の調整可能な行程制限手段
が備えられる。この第2行程制限手段はねじ29を有
し、このねじ29は肩部13の上端にねじ込まれ、その
カラー29aが第1スライダー16の上昇を止めるスト
ップ部材となる。前記第2行程制限手段はさらにもうひ
とつのねじ30により構成され、このねじ30は第1ス
ライダー16の上端にねじ込まれ、そのカラー30a
は、第1スライダー16の下降端位置で直立部材15の
上端と接触するストップ部材を構成する。
の摺動を限定するため、第2の調整可能な行程制限手段
が備えられる。この第2行程制限手段はねじ29を有
し、このねじ29は肩部13の上端にねじ込まれ、その
カラー29aが第1スライダー16の上昇を止めるスト
ップ部材となる。前記第2行程制限手段はさらにもうひ
とつのねじ30により構成され、このねじ30は第1ス
ライダー16の上端にねじ込まれ、そのカラー30a
は、第1スライダー16の下降端位置で直立部材15の
上端と接触するストップ部材を構成する。
【0023】カムに対するニードルの移動方向に沿って
編み形成カム6の上流には、補助カム31が配設され、
この補助カム31はそれ自体よく知られた方法で、制御
手段により、ニードルシリンダー1の放射方向に沿って
移動するのであるが、その補助カム31は、それがニー
ドルのヒール部と相互に作用しないようにニードルシリ
ンダーに対して横方向へ離れて位置するような外れ位置
から、それがニードルのヒール部と接触するようにニー
ドルシリンダーに一層接近するような結合位置へ移動
し、その逆方向へも移動する。前記補助カム31は下降
部分31aを構成する下方輪郭を有し、この下降部分3
1aは前記ニードルが編みによりかけられる引っぱりに
より、或いはその前のカムに伝えられることにより偶発
的に持ち上げられた場合、ニードルを下降させるように
糸送り部5の位置で編まないニードルのヒールと接触す
る。補助カム31により行われる下降作用は、糸送り部
5の位置で編まないニードルのヒール部を編み形成カム
6の下端より下方レベルまで移動させる。
編み形成カム6の上流には、補助カム31が配設され、
この補助カム31はそれ自体よく知られた方法で、制御
手段により、ニードルシリンダー1の放射方向に沿って
移動するのであるが、その補助カム31は、それがニー
ドルのヒール部と相互に作用しないようにニードルシリ
ンダーに対して横方向へ離れて位置するような外れ位置
から、それがニードルのヒール部と接触するようにニー
ドルシリンダーに一層接近するような結合位置へ移動
し、その逆方向へも移動する。前記補助カム31は下降
部分31aを構成する下方輪郭を有し、この下降部分3
1aは前記ニードルが編みによりかけられる引っぱりに
より、或いはその前のカムに伝えられることにより偶発
的に持ち上げられた場合、ニードルを下降させるように
糸送り部5の位置で編まないニードルのヒールと接触す
る。補助カム31により行われる下降作用は、糸送り部
5の位置で編まないニードルのヒール部を編み形成カム
6の下端より下方レベルまで移動させる。
【0024】本発明の編機の編み形成カムセットの操作
は次のように行われる。図5に示すような対カム8を不
要とし、糸送り部5位置で編まないニードルセットAを
備え、それが2組のニードルセットBとCとの間に位置
し、それらのニードルセットBとCが2つのヒール部を
有しかつ糸送り部5位置で編みようになっている編機で
編み作用が行われる時、空気シリンダー21が作動す
る。即ち、対カム8を下降することにより、前記シリン
ダーはニードルセットAのニードルのヒールが対カム8
に対して衝突するのを回避する。偶発的に持ち上げられ
たニードルセットAのニードルの下降させる補助カム3
1を備えていると、編み形成カム6の下降部分7に対す
るニードルセットAのニードルのヒールの衝突を回避で
きる。
は次のように行われる。図5に示すような対カム8を不
要とし、糸送り部5位置で編まないニードルセットAを
備え、それが2組のニードルセットBとCとの間に位置
し、それらのニードルセットBとCが2つのヒール部を
有しかつ糸送り部5位置で編みようになっている編機で
編み作用が行われる時、空気シリンダー21が作動す
る。即ち、対カム8を下降することにより、前記シリン
ダーはニードルセットAのニードルのヒールが対カム8
に対して衝突するのを回避する。偶発的に持ち上げられ
たニードルセットAのニードルの下降させる補助カム3
1を備えていると、編み形成カム6の下降部分7に対す
るニードルセットAのニードルのヒールの衝突を回避で
きる。
【0025】実際上、本発明の編機は意図とするねらい
を完全に達成する。なぜなら、対カムと編み形成カムと
の移動状態により、高速の駆動速度に達することができ
るからであり、これは従来の編機において、ニードルの
破断や損傷の危険があるために高速に達するのを抑えて
いるような編みを行う時でさえ、そのような高速に達す
ることができる。
を完全に達成する。なぜなら、対カムと編み形成カムと
の移動状態により、高速の駆動速度に達することができ
るからであり、これは従来の編機において、ニードルの
破断や損傷の危険があるために高速に達するのを抑えて
いるような編みを行う時でさえ、そのような高速に達す
ることができる。
【0026】このように工夫した編機は多くの変形や変
更が可能であり、それらの変形や変更の全ては本発明の
概念の範囲内に含まれるものであり、ここに記載の詳細
はすべて、技術的に等しいと思われる他の部材に置きか
えることができる。ここに使用した材料は、その寸法と
共にその技術要件及び当該技術状態に従っているものと
する。
更が可能であり、それらの変形や変更の全ては本発明の
概念の範囲内に含まれるものであり、ここに記載の詳細
はすべて、技術的に等しいと思われる他の部材に置きか
えることができる。ここに使用した材料は、その寸法と
共にその技術要件及び当該技術状態に従っているものと
する。
【図1】本発明の編機の編み形成カムセットの斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1の編み形成カムセットの平面図である。
【図3】III−III面に沿ってとった図2の概略断
面図であって、カムセットはニードルシリンダーと横方
向に向き合って位置する。
面図であって、カムセットはニードルシリンダーと横方
向に向き合って位置する。
【図4】IV−IV面に沿ってとった図2の概略断面図
であって、カムセットはニードルシリンダーに横向に向
き合って位置する。
であって、カムセットはニードルシリンダーに横向に向
き合って位置する。
【図5】本発明の編機のカムスカートの一部の平面投影
図であって、それはニードルシリンダーへ向う側から見
た時の糸送り部又はドロップの近くの図である。
図であって、それはニードルシリンダーへ向う側から見
た時の糸送り部又はドロップの近くの図である。
1 ニードルシリンダー 2 軸方向の溝 3 ニードル 3a ヒール 4 カム 5 糸送り部 6 編み形成カム 7 下降部分 8 対カム 10 ブロック 11 支持構造体 12 ベース 13,14 肩部 15 直立部材 16 第1スライダー 17 ピボット 18 スロット 19 摺動座部 20 第2スライダー 21,25 空気シリンダー 22,26 レバー 27 バネ 28,29 30 ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エットーレ・ロナーティ イタリア国、25100 ブレシア、ヴィア ヴァルソルダ、32 (72)発明者 ファウスト・ロナーティ イタリア国、25100 ブレシア、ヴィア メディアーナ、12 (72)発明者 ティベーリオ・ロナーティ イタリア国、25100 ブレシア、ヴィア セラ、24
Claims (10)
- 【請求項1】 実質的に垂直なニードルシリンダー軸線
のまわりで回転するニードルシリンダーと、前記ニード
ルシリンダーの側面に形成された複数の軸方向溝とを有
し、前記軸方向溝の各々には、前記ニードルシリンダー
軸線に平行な方向に沿って摺動するニードルが嵌まり込
んでおり、前記ニードルは前記ニードルシリンダーから
放射方向へ突出する少くとも1個のヒール部を有し、こ
のヒール部はカムと接触し、このカムは前記ニードルシ
リンダーに横方向に対向して位置し、前記カムに対して
前記ニードルシリンダーがその軸線のまわりで回転する
間、前記ニードルのヒール部が嵌まる通路を形成し、前
記カムは、少くとも1つの糸送り部の近くにある編み形
成カムを有し、その編み形成カムは前記糸送り部のすぐ
下流に下降部分を形成する下方輪郭を備え、前記下降部
分は、糸をつかむために持ち上げられたニードルのヒー
ルと接触し、同ニードルを下降させて編みループを形成
するようになっており、前記編み形成カムの前記下降部
分の端部の近くに配置され、下方部分で前記編み形成カ
ムに対向して位置する対カムを更に有し、前記対カムは
糸をつかんだ後、前記ニードルの下降を限定する円形編
機において、前記対カムは前記ニードルシリンダー軸線
に平行な分力を有する摺動方向に沿って前記編み形成カ
ムに対して摺動自在に支持されており、前記対カムを駆
動する手段が備わっており、この手段は前記対カムを前
記摺動方向に沿って前記編み形成カムへ接近又は離反移
動するように制御手段によって駆動されることを特徴と
する、改良型編み形成カムセットを備えたソックス、ス
トッキング等を製造する円形編機。 - 【請求項2】 前記編み形成カムと前記対カムとは、編
みの硬さを調整するため前記ニードルシリンダー軸線に
実質的に平行な方向に沿って一緒に剛性的に制御手段に
より摺動することを特徴とする請求項1に記載の編機。 - 【請求項3】 編機の支持構造体に剛直に接続し、前記
ニードルシリンダー軸線に実質的に平行な方向に沿っ
て、前記編み形成カムに剛直に関連する第1スライダー
を摺動自在に支持するブロックを有し、前記第1スライ
ダーは前記対カムに剛直に接続した第2スライダーを、
前記ニードルシリンダーの軸線に対して実質的に平行を
なす方向に沿って摺動自在に支持する事を特徴とする請
求項1又は2に記載の編機。 - 【請求項4】 前記駆動手段は前記ブロックに取付られ
た第1の流体力学的アクチュエータを有し、これは前記
第2スライダーに作用し、前記第2スライダーと前記ブ
ロックとの間に介在する弾性戻し手段と接触して前記摺
動方向へ平行に前記第2スライダーを移動させ、前記弾
性戻し手段は、それが前記編み形成カムから前記対カム
のスペースを生じさせるような方向への前記第2スライ
ダーの動きに弾力的に抵抗することを特徴とする前述の
請求項のいづれかに記載の編機。 - 【請求項5】 前記ブロックに取付られた第2流体力学
的アクチュエータを有し、これは前記第1スライダーに
作用して前記第1スライダーと前記第2スライダーとを
一緒に剛直な状態で、前記第1スライダーと前記ブロッ
クとの間に介在する弾性戻し手段と接触して前記ニード
ルシリンダー軸線に実質的に平行な方向に沿ってそれら
の両スライダーを移動させることを特徴とする前述の請
求項のいづれかに記載の編機。 - 【請求項6】 前記編み形成カムと前記対カムとの間を
最短距離に限定するため、前記第1スライダーと前記第
2スライダーとの間に介在する第1の調整自在な行程制
限手段を有することを特徴とする前述の請求項のいづれ
かに記載の編機。 - 【請求項7】 前記ニードルシリンダー軸線に平行な前
記第1スライダーの動きを限定する第2の調整自在な行
程制限手段を有することを特徴とする前述の請求項のい
づれかに記載の編機。 - 【請求項8】 前記第1流体力学的アクチュエータは、
中間部分が前記第1スライダーにピボット接続したレバ
ーによって前記第2スライダーに接続されることを特徴
とする前述の請求項のいづれかに記載の編機。 - 【請求項9】 前記第2流体力学的アクチュエータは、
中間部分が前記ブロックにピボット接続したレバーによ
って前記第1スライダーに接続されることを特徴とする
前述の請求項のいづれかに記載の編機。 - 【請求項10】 前記カムに対するニードルの動きに従
って、前記編み形成カムの上流には、補助カムが配設さ
れ、この補助カムは分力が前記ニードルシリンダーに対
して放射方向へ向くような方向に沿って制御手段により
移動し、この動きは、その補助カムが前記ニードルヒー
ルと干渉しないように前記ニードルシリンダーに対して
横方向へ間隔をおいて位置するような外し位置から、そ
れが前記ニードルヒールと接触するように同ニードルシ
リンダーにもっと接近した接触位置まで、さらにその逆
方向へ生じ、前記補助カムは下降部分を備えた下方輪郭
を有し、その下方部分は、前記対カムと対面する前記編
み形成カムの下端より下方へニードルを下げるため、前
記糸送り部の位置で編まないニードルのヒールと接触す
ることを特徴とする前述の請求項のいづれかに記載の編
機。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT92A001020 | 1992-04-29 | ||
ITMI921020A IT1254951B (it) | 1992-04-29 | 1992-04-29 | Macchina circolare per maglieria, calzetteria o simile, con gruppo di camme di formazione della maglia perfezionato. |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610245A true JPH0610245A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=11363112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5102469A Pending JPH0610245A (ja) | 1992-04-29 | 1993-04-28 | 改良型編み形成カムセットを備えたソックス、ストッキング等を製造する円形編機 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0567880A3 (ja) |
JP (1) | JPH0610245A (ja) |
IT (1) | IT1254951B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100571290B1 (ko) * | 2004-08-24 | 2006-04-18 | (주) 태영기계 | 양말 편직기 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101984171A (zh) * | 2010-12-06 | 2011-03-09 | 宁波裕人数控科技有限公司 | 电脑丝袜机密度调节装置 |
CN102926120B (zh) * | 2012-11-20 | 2013-12-11 | 宁波裕人数控科技有限公司 | 一种用于袜类圆型针织机的密度调节装置 |
CN102926121B (zh) * | 2012-11-20 | 2013-12-11 | 宁波裕人数控科技有限公司 | 一种具有感应报警机构的圆机密度调节装置 |
ITBS20130138A1 (it) * | 2013-10-02 | 2015-04-03 | Santoni & C Spa | Macchina tessile circolare |
CN105063877A (zh) * | 2015-08-19 | 2015-11-18 | 浙江中宝针织科技有限公司 | 一种毛圈编织机构 |
CN107460617B (zh) * | 2017-04-14 | 2023-07-14 | 浙江叶晓针织机械有限公司 | 中棱角结构 |
CN109295606A (zh) * | 2018-08-28 | 2019-02-01 | 浙江凯强轻纺机械有限公司 | 一种用于袜机的喂纱机构 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB357459A (en) * | 1931-01-15 | 1931-09-24 | Wilhelm Leilich | A circular knitting machine |
CS160756B1 (ja) * | 1971-02-01 | 1975-05-04 | ||
DE2636020C3 (de) * | 1976-08-11 | 1980-03-20 | Mayer & Cie Gmbh & Co, 7470 Albstadt | Rundstrickmaschine |
IT1153811B (it) * | 1980-05-14 | 1987-01-21 | Brematex Spa | Macchina circolare da calze e calzini, attrezzata per la lavorazione con un arco di aghi esclusi dal lavoro f mantenuti bassi |
CS224063B1 (en) * | 1980-12-22 | 1983-12-30 | Jilji Matejicek | Lock system of circular knitter for manufacture of hosiery hosi |
-
1992
- 1992-04-29 IT ITMI921020A patent/IT1254951B/it active IP Right Grant
-
1993
- 1993-04-19 EP EP19930106294 patent/EP0567880A3/en not_active Withdrawn
- 1993-04-28 JP JP5102469A patent/JPH0610245A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100571290B1 (ko) * | 2004-08-24 | 2006-04-18 | (주) 태영기계 | 양말 편직기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
IT1254951B (it) | 1995-10-11 |
ITMI921020A0 (it) | 1992-04-29 |
EP0567880A2 (en) | 1993-11-03 |
ITMI921020A1 (it) | 1993-10-29 |
EP0567880A3 (en) | 1993-11-24 |
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