JPH06101674A - ルーツ式ブロワのシール構成 - Google Patents
ルーツ式ブロワのシール構成Info
- Publication number
- JPH06101674A JPH06101674A JP27653392A JP27653392A JPH06101674A JP H06101674 A JPH06101674 A JP H06101674A JP 27653392 A JP27653392 A JP 27653392A JP 27653392 A JP27653392 A JP 27653392A JP H06101674 A JPH06101674 A JP H06101674A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dry
- seal
- bearing
- vacuum
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ＣＯ２ガスを回収する真空用ルー
ツ型ブロワー、原子力発電等の施設のサンプリング用真
空ブロワー等の用途をもつルーツ式ブロワーのシール構
成にかかるものである。 【構成】 真空用ルーツ式ブロワで、大気側メカニカル
シール・アッセンブリＢを設けるものにおいて、外側に
オイルバスＹを設けるハウジングＬのベアリング１５の
大気側に強制冷却のスリンガー２１を設け、前記ベアリ
ング１５の真空側に、ドライシール１２とドライシール
１３の一部の内面に対応させて、ロータ軸６のベアリン
グ挿入部６２にスリーブ１４を固嵌して、該スリーブ１
４とドライシール１２、１３とにより構成した真空側ド
ライ式スリンガー・アッセンブリＡを設け、ロータ軸６
のドライシール部６５に固定したフローテイングシート
２３の大気側に嵌めたスリーブ２７と該スリーブに内面
を接するドライシール２９からなる大気側ドライシール
・アッセンブリＣを設け、大気の流入、オイルの流出、
真空室へのオイルの流入を防止してなるルーツ式ブロワ
ーのシール構成。
ツ型ブロワー、原子力発電等の施設のサンプリング用真
空ブロワー等の用途をもつルーツ式ブロワーのシール構
成にかかるものである。 【構成】 真空用ルーツ式ブロワで、大気側メカニカル
シール・アッセンブリＢを設けるものにおいて、外側に
オイルバスＹを設けるハウジングＬのベアリング１５の
大気側に強制冷却のスリンガー２１を設け、前記ベアリ
ング１５の真空側に、ドライシール１２とドライシール
１３の一部の内面に対応させて、ロータ軸６のベアリン
グ挿入部６２にスリーブ１４を固嵌して、該スリーブ１
４とドライシール１２、１３とにより構成した真空側ド
ライ式スリンガー・アッセンブリＡを設け、ロータ軸６
のドライシール部６５に固定したフローテイングシート
２３の大気側に嵌めたスリーブ２７と該スリーブに内面
を接するドライシール２９からなる大気側ドライシール
・アッセンブリＣを設け、大気の流入、オイルの流出、
真空室へのオイルの流入を防止してなるルーツ式ブロワ
ーのシール構成。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は発生ＣＯ２ガスの回収、
原子力発電所、又は使用済み核燃料貯蔵施設等でガスサ
ンプル収集に使用される真空ブロワに適応するルーツ式
ブロワのシール構成において、大気の流入、オイルの流
出、真空室へのオイルの流入を至極有用に防止する相乗
作用を発揮するシール構成を提供するもので、公害防止
の分野を開発するものである。
原子力発電所、又は使用済み核燃料貯蔵施設等でガスサ
ンプル収集に使用される真空ブロワに適応するルーツ式
ブロワのシール構成において、大気の流入、オイルの流
出、真空室へのオイルの流入を至極有用に防止する相乗
作用を発揮するシール構成を提供するもので、公害防止
の分野を開発するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ルーツ式等の真空ブロワにおい
て、種々形式のシール構成が知られている。しかしこの
種の真空ポンプ（ブロワ）はＳＵＳ材使用も多くなり、
シール機構もリークが許されないから、改善改良の必要
があり、低コスト化も開発の重要要件の１つである。
て、種々形式のシール構成が知られている。しかしこの
種の真空ポンプ（ブロワ）はＳＵＳ材使用も多くなり、
シール機構もリークが許されないから、改善改良の必要
があり、低コスト化も開発の重要要件の１つである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】開発に当たり考慮すべ
きことは、 （１）液体用メカニカルシールと、ガス用メカニカルシ
ールとが混同されている。 （２）ガス用ルーツ式ブロワ、その他のブロワには、ド
ライメカニカルシールを二重に使用すれば安全である。 （３） メカニカルシールと、オイルシールの併用が安
全である。 等と考えられ勝ちであるが、ガス用の場合、オイル使用
のメカニカルシールであるときは、オイルの管理方式、
内流式外流式等に関する知識を考慮しなければならず、
需要者全部にその知識がないことが多いので(２)(３)の
ように安全かつコストが低い構成にならない。
きことは、 （１）液体用メカニカルシールと、ガス用メカニカルシ
ールとが混同されている。 （２）ガス用ルーツ式ブロワ、その他のブロワには、ド
ライメカニカルシールを二重に使用すれば安全である。 （３） メカニカルシールと、オイルシールの併用が安
全である。 等と考えられ勝ちであるが、ガス用の場合、オイル使用
のメカニカルシールであるときは、オイルの管理方式、
内流式外流式等に関する知識を考慮しなければならず、
需要者全部にその知識がないことが多いので(２)(３)の
ように安全かつコストが低い構成にならない。
【０００４】ＣＯ２ガス回収に使用する真空用ルーツ型
ブロワは次の性能を必要とする。
ブロワは次の性能を必要とする。
【数１】 上記(１)、(２)を満足する高速、高真空においても、大
気の流入、オイルの流出、流入のトラブルがあってはな
らない。また、原子力発電等の施設のサンプリング用真
空ブロワにおいては、
気の流入、オイルの流出、流入のトラブルがあってはな
らない。また、原子力発電等の施設のサンプリング用真
空ブロワにおいては、
【数２】 で、ＳＵＳ材等で上記(１)、(２)のドライ性能が必要で
あり、しかも大気の流入、オイルの流出、流入は許され
ない。その他にコストの低下が要求されている。本発明
はこれ等に対応するルーツ式ブロワのシール構成の開発
を課題とする。
あり、しかも大気の流入、オイルの流出、流入は許され
ない。その他にコストの低下が要求されている。本発明
はこれ等に対応するルーツ式ブロワのシール構成の開発
を課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は1) オイルバス
ルームＺのオイルバススリンガー２１を強力化する。2)
大気側メカニカルシール・アッセンブリＢをオイル内
流型のシングルメカニカルシールとする。3) ロータ軸
６にねじ状スリンガー６４を設ける。4) 大気側メカニ
カルシール・アッセンブリＢのフローテイングシート２
３の大気側の周りにドライルーム３１を設ける。5) ベ
アリング１５の真空側に真空側ドライ式スリンガー・ア
ッセンブリＡを設ける。等からなり、
ルームＺのオイルバススリンガー２１を強力化する。2)
大気側メカニカルシール・アッセンブリＢをオイル内
流型のシングルメカニカルシールとする。3) ロータ軸
６にねじ状スリンガー６４を設ける。4) 大気側メカニ
カルシール・アッセンブリＢのフローテイングシート２
３の大気側の周りにドライルーム３１を設ける。5) ベ
アリング１５の真空側に真空側ドライ式スリンガー・ア
ッセンブリＡを設ける。等からなり、
【０００６】多段又は単段式真空用ルーツ式ブロワで、
大気側メカニカルシール・アッセンブリＢを設けるもの
において、外側にオイルバスＹを設けるハウジングＬの
ベアリング１５の大気側に、該ベアリング１５強制冷却
のスリンガー２１を設け、前記ベアリング１５の真空側
に、ドライシール１２とドライシール１３の一部の内面
に対応させて、ロータ軸６のベアリング挿入部６２にス
リーブ１４を固嵌して、該スリーブ１４とドライシール
１２、１３とにより構成した真空側ドライ式スリンガー
・アッセンブリＡを設け、ロータ軸６のドライシール部
６５に固定したフローテイングシート２３の大気側に嵌
めたスリーブ２７と該スリーブに内面を接するドライシ
ール２９からなる大気側ドライシール・アッセンブリＣ
を設け、フローテイングシート２３の大気側に大気側ド
ライルーム３１を設け、前記各部が持つ相乗効果によっ
て、大気の流入、オイルの流出、真空室へのオイルの流
入を防止してなるルーツ式ブロワーのシール構成に係る
ものである。
大気側メカニカルシール・アッセンブリＢを設けるもの
において、外側にオイルバスＹを設けるハウジングＬの
ベアリング１５の大気側に、該ベアリング１５強制冷却
のスリンガー２１を設け、前記ベアリング１５の真空側
に、ドライシール１２とドライシール１３の一部の内面
に対応させて、ロータ軸６のベアリング挿入部６２にス
リーブ１４を固嵌して、該スリーブ１４とドライシール
１２、１３とにより構成した真空側ドライ式スリンガー
・アッセンブリＡを設け、ロータ軸６のドライシール部
６５に固定したフローテイングシート２３の大気側に嵌
めたスリーブ２７と該スリーブに内面を接するドライシ
ール２９からなる大気側ドライシール・アッセンブリＣ
を設け、フローテイングシート２３の大気側に大気側ド
ライルーム３１を設け、前記各部が持つ相乗効果によっ
て、大気の流入、オイルの流出、真空室へのオイルの流
入を防止してなるルーツ式ブロワーのシール構成に係る
ものである。
【０００７】
【作用】本発明は、後記する(１)(２)(３)(４)(５)(６)
及び(７)の相乗作用によりルーツ式ブロワのシールの総
合作用を発揮する。 (１) ベアリング挿入部６２にスリーブ１４を固嵌して
ドライシール１２、１３等と共に構成した真空側ドライ
式スリンガー・アッセンブリＡは、オイルの真空室への
流入を防止し、オイルのシールを有効にする性能にすぐ
れる。 (２) メカニカルシールを、フローテイングシート２３
とシールリング２４からなる大気側メカニカルシール・
アッセンブリＢにより充当したから、ロータ軸６のオー
バーハングをなくし、振動を低減できる。 (３) 前記大気側メカニカルシール・アッセンブリＢ
は、オイル内流型としなければならない。本発明に最も
適応する。 (４) オイルスリンガー２１はメカニカルシール摺動面
の温度を低温に保持するに適した強力型にできる。 (５) ロータ軸６に、前記シールリング２４のスプリン
グケース２６に対応させたネジ状スリンガー６４を設け
たから、メカニカルシール摺動面のオイル温度をオイル
スリンガー２１と共に低温に保持できる。 (６) 大気側ドライルーム３１はリークガスの膨張が充
分行える程度の容積を持たせて、膨張に自由性を与え得
る。 (７) 大気側ドライシール・アッセンブリＣは、オイル
シールであればよしとする考え方に対応するものでゴム
その他の相手材によって、表１による種々の開きがあ
る。
及び(７)の相乗作用によりルーツ式ブロワのシールの総
合作用を発揮する。 (１) ベアリング挿入部６２にスリーブ１４を固嵌して
ドライシール１２、１３等と共に構成した真空側ドライ
式スリンガー・アッセンブリＡは、オイルの真空室への
流入を防止し、オイルのシールを有効にする性能にすぐ
れる。 (２) メカニカルシールを、フローテイングシート２３
とシールリング２４からなる大気側メカニカルシール・
アッセンブリＢにより充当したから、ロータ軸６のオー
バーハングをなくし、振動を低減できる。 (３) 前記大気側メカニカルシール・アッセンブリＢ
は、オイル内流型としなければならない。本発明に最も
適応する。 (４) オイルスリンガー２１はメカニカルシール摺動面
の温度を低温に保持するに適した強力型にできる。 (５) ロータ軸６に、前記シールリング２４のスプリン
グケース２６に対応させたネジ状スリンガー６４を設け
たから、メカニカルシール摺動面のオイル温度をオイル
スリンガー２１と共に低温に保持できる。 (６) 大気側ドライルーム３１はリークガスの膨張が充
分行える程度の容積を持たせて、膨張に自由性を与え得
る。 (７) 大気側ドライシール・アッセンブリＣは、オイル
シールであればよしとする考え方に対応するものでゴム
その他の相手材によって、表１による種々の開きがあ
る。
【０００８】
【表１】
【０００９】
【実施例】添付図面は本発明の一実施例を示すもので、
図１は中心部縦断正面図、図２はモータ駆動側のルーツ
型ロータの斜視図、図３は図１の一部の拡大縦断面図、
図４は図１の他の一部の拡大縦断面図である。
図１は中心部縦断正面図、図２はモータ駆動側のルーツ
型ロータの斜視図、図３は図１の一部の拡大縦断面図、
図４は図１の他の一部の拡大縦断面図である。
【００１０】図１はＰＳＡ法によりＣＯ２ガスを回収し
たり、原子力発電所、又は使用済み核燃料貯蔵施設等で
ガスサンプル収集用に使用される多段式真空ルーツ型ブ
ロワＸを示すもので、外穀１内に２本のまゆ型ロータ２
を備える。図２はモータによる駆動側のまゆ型ロータ２
を示し、３葉型の初段ルーツ型ロータ３と後段ルーツ型
ロータ４とをロータ軸６の連結部６１より連結してな
り、初段ルーツ型ロータ３を外穀１の初段ケーシング７
に収め、後段ルーツ型ロータ４を後段ケーシング８に収
め、連結部６１を隔壁９に通す。 （タイミングギヤ４
１による連動側は、図１、２ともに省略してあるが、形
状的には公知のように後記のドライシール部６５、プー
リ連結部６６が無いだけである。）
たり、原子力発電所、又は使用済み核燃料貯蔵施設等で
ガスサンプル収集用に使用される多段式真空ルーツ型ブ
ロワＸを示すもので、外穀１内に２本のまゆ型ロータ２
を備える。図２はモータによる駆動側のまゆ型ロータ２
を示し、３葉型の初段ルーツ型ロータ３と後段ルーツ型
ロータ４とをロータ軸６の連結部６１より連結してな
り、初段ルーツ型ロータ３を外穀１の初段ケーシング７
に収め、後段ルーツ型ロータ４を後段ケーシング８に収
め、連結部６１を隔壁９に通す。 （タイミングギヤ４
１による連動側は、図１、２ともに省略してあるが、形
状的には公知のように後記のドライシール部６５、プー
リ連結部６６が無いだけである。）
【００１１】外穀１の左右にハウジングＬ、Ｒを固定
し、ハウジングＬの外側にオイルバスルームＹのカバー
Ｙ１を固着し、ハウジングＲの外側にオイルバスルーム
Ｚを達成するタイミングギヤケースＺ１を固着する。ハ
ウジングＬ、カバーＹ１及びハウジングＲには、ロータ
軸６を挿通する軸孔が形成される。（カバーＹ１はロー
タの駆動側を通す部分のみに軸孔を設ける）。ロータ軸
６はハウジングＬ、Ｒに短寸を通すものでその各外側に
僅かに外径を削ったベアリング挿入部６２、６２を設
け、ハウジングＬ側のオイルバスＹに突出する部分にオ
イルスリンガー取付部６３を設け、駆動側のみのカバー
Ｙ１から突出する部分にネジ状スリンガー６４、次いで
ドライシール部６５、プーリ連結部６６を順次に径を削
って設け、タイミングギヤケースＺ１に突出する部分に
はベアリング挿入部６２に続けて傾斜形のタイミングギ
ヤ連結部６７、螺子部６８を形成する。
し、ハウジングＬの外側にオイルバスルームＹのカバー
Ｙ１を固着し、ハウジングＲの外側にオイルバスルーム
Ｚを達成するタイミングギヤケースＺ１を固着する。ハ
ウジングＬ、カバーＹ１及びハウジングＲには、ロータ
軸６を挿通する軸孔が形成される。（カバーＹ１はロー
タの駆動側を通す部分のみに軸孔を設ける）。ロータ軸
６はハウジングＬ、Ｒに短寸を通すものでその各外側に
僅かに外径を削ったベアリング挿入部６２、６２を設
け、ハウジングＬ側のオイルバスＹに突出する部分にオ
イルスリンガー取付部６３を設け、駆動側のみのカバー
Ｙ１から突出する部分にネジ状スリンガー６４、次いで
ドライシール部６５、プーリ連結部６６を順次に径を削
って設け、タイミングギヤケースＺ１に突出する部分に
はベアリング挿入部６２に続けて傾斜形のタイミングギ
ヤ連結部６７、螺子部６８を形成する。
【００１２】ハウジングＬ、Ｒには、ロータ軸６のベア
リング挿入部６２、６２に対応させてシール孔Ｌ１、Ｒ
１とベアリング孔Ｌ２、Ｒ２を各２段に形成し、シール
孔Ｌ１、Ｒ１に、前記初段ケーシング７と、後段ケーシ
ング８のそれぞれの内空に通ずる連通孔１０、１０を設
ける。シール孔Ｌ１、Ｒ１の全部とベアリング孔Ｌ２、
Ｒ２の極く一部にＬ形断面のドライシールアダプター１
１を各連通孔１０を塞いで嵌め、内面に初段、後段ケー
シング７、８からなる真空側に対応するドライシール１
２、１２を嵌め、ベアリング孔Ｌ２、Ｒ２にＨ形断面の
ドライシール１３、１３とベアリング１５、１５を嵌め
る。また、ドライシール１２と１３の一部の内端に対応
させてベアリング挿入部６２、６２にスリーブ１４、１
４を固嵌し、その各スリーブ１４と各ドライシール１
２、１３により真空側ドライ式スリンガー・アッセンブ
リＡ、Ａを構成する。スリーブ１４、１４とベアリング
１５、１５の内径の間で、ベアリング挿入部６２、６２
にスペーサー１６、１６を嵌める。（ハウジングＲ側の
ベアリング挿入部６２に対応する詳細な構成は図３と対
称的であるので符号の一部を省略した。）
リング挿入部６２、６２に対応させてシール孔Ｌ１、Ｒ
１とベアリング孔Ｌ２、Ｒ２を各２段に形成し、シール
孔Ｌ１、Ｒ１に、前記初段ケーシング７と、後段ケーシ
ング８のそれぞれの内空に通ずる連通孔１０、１０を設
ける。シール孔Ｌ１、Ｒ１の全部とベアリング孔Ｌ２、
Ｒ２の極く一部にＬ形断面のドライシールアダプター１
１を各連通孔１０を塞いで嵌め、内面に初段、後段ケー
シング７、８からなる真空側に対応するドライシール１
２、１２を嵌め、ベアリング孔Ｌ２、Ｒ２にＨ形断面の
ドライシール１３、１３とベアリング１５、１５を嵌め
る。また、ドライシール１２と１３の一部の内端に対応
させてベアリング挿入部６２、６２にスリーブ１４、１
４を固嵌し、その各スリーブ１４と各ドライシール１
２、１３により真空側ドライ式スリンガー・アッセンブ
リＡ、Ａを構成する。スリーブ１４、１４とベアリング
１５、１５の内径の間で、ベアリング挿入部６２、６２
にスペーサー１６、１６を嵌める。（ハウジングＲ側の
ベアリング挿入部６２に対応する詳細な構成は図３と対
称的であるので符号の一部を省略した。）
【００１３】オイルバスＹに突出するオイルスリンガー
取付部６３には、ナットにより挟んだオイルスリンガー
２１を取付ける。（図４）。オイルバスカバーＹ１のネ
ジ状スリンガー６４が通る軸孔には、外側からシールリ
ングアダプタ２２を嵌め、該アダプター２２内にドライ
シール部６５に固定したフローティグシート２３と、該
シート２３の前記真空側から接するシールリング２４に
より、大気側メカニカルシールアッセンブリＢを構成す
る（図４）。 シールリング２４には、該リング２４をフローティング
シート２３に押付けるスプリング２５を内装して、前記
アダプター２２の内面に接し、ネジ状スリンガー６４に
対してほぼ接するケース２６を設ける。フローティグシ
ート２３の外側には、ドライシール部６５に嵌めたスリ
ーブ２７をナット２８により固定して設け、前記アダプ
ター２２の外側開口に、大気側アダプター２９を蓋形に
取付けて、そのアダプター２８の中心孔に、前記スリー
ブ２７に内周を接するドライシール３０を取付け、スリ
ーブ２７とドライシール３０とにより大気側ドライアッ
センブリＣを構成する。またフローテイングシート２３
の大気側の周りにドライルーム３１を設ける。
取付部６３には、ナットにより挟んだオイルスリンガー
２１を取付ける。（図４）。オイルバスカバーＹ１のネ
ジ状スリンガー６４が通る軸孔には、外側からシールリ
ングアダプタ２２を嵌め、該アダプター２２内にドライ
シール部６５に固定したフローティグシート２３と、該
シート２３の前記真空側から接するシールリング２４に
より、大気側メカニカルシールアッセンブリＢを構成す
る（図４）。 シールリング２４には、該リング２４をフローティング
シート２３に押付けるスプリング２５を内装して、前記
アダプター２２の内面に接し、ネジ状スリンガー６４に
対してほぼ接するケース２６を設ける。フローティグシ
ート２３の外側には、ドライシール部６５に嵌めたスリ
ーブ２７をナット２８により固定して設け、前記アダプ
ター２２の外側開口に、大気側アダプター２９を蓋形に
取付けて、そのアダプター２８の中心孔に、前記スリー
ブ２７に内周を接するドライシール３０を取付け、スリ
ーブ２７とドライシール３０とにより大気側ドライアッ
センブリＣを構成する。またフローテイングシート２３
の大気側の周りにドライルーム３１を設ける。
【００１４】プーリ連結部６６にプーリ３２を固定す
る。
る。
【００１５】ハウジングＲ側のタイミングギヤ連結部６
７にオイルルームＺのオイルに一部を浸けて回転する公
知のタイミングギヤ４１を嵌め、螺子部６８に螺合した
ナット４２により公知のように固定を施す。
７にオイルルームＺのオイルに一部を浸けて回転する公
知のタイミングギヤ４１を嵌め、螺子部６８に螺合した
ナット４２により公知のように固定を施す。
【００１６】
【発明の効果】本発明の真空用多段式ルーツブロワーの
軸シール構成は大気の流入やオイルの流出，ケーシング
内へのオイル及び大気の流入を防止し、長期的な使用を
可能とし、しかもコストを大巾に低下できる可能性があ
る。これらについては作用の項に明らかにした。オイル
スリンガー２１の働きで充分冷却されるときは、シャフ
トねじ状オイルスリンガー６５を省略できる。
軸シール構成は大気の流入やオイルの流出，ケーシング
内へのオイル及び大気の流入を防止し、長期的な使用を
可能とし、しかもコストを大巾に低下できる可能性があ
る。これらについては作用の項に明らかにした。オイル
スリンガー２１の働きで充分冷却されるときは、シャフ
トねじ状オイルスリンガー６５を省略できる。
添付図面は本発明の一実施例を示すもので、
【図１】中心部縦断正面図
【図２】モータ駆動側のルーツ型ロータの斜視図
【図３】図１の一部の拡大縦断面図
【図４】図１の他の一部の拡大縦断面図
Ｘ 多段式真空ルーツ型ブロワ、Ａ 真空側ドライ式ス
リンガー・アッセンブリ、Ｂ 大気側メカニカルシール
・アッセンブリ、Ｃ 大気側ドライシール・アッセンブ
リ、Ｌ、Ｒ ハウジング、 Ｙ オイルバス、 Ｙ１
カバー、Ｚ オイルバスルーム、 Ｚ１ タイミングギ
ヤケース、Ｌ１、Ｒ１ シール孔、 Ｌ２、Ｒ２ ベア
リング孔、１ 外穀、 ２ まゆ型ロータ、 ３ 初段
ルーツ型ロータ、４ 後段ルーツ型ロータ、 ６ ロー
タ軸、 ６１ 連結部、６２ ベアリング挿入部、 ６
３ オイルスリンガー取付部、６４ ネジ状スリンガ
ー、 ６５ ドライシール部、 ６６ プーリ連結部、
６７ タイミングギヤ連結部、 ６８ 螺子部、７ 初
段ケーシング、 ８ 後段ケーシング、 ９ 隔壁、１
０ 連通孔、 １１ ドラフトシールアダプタ、 １２
ドライシール、１３ ドライシール、 １４ スリー
ブ、１５ ベアリング、 １６ スペーサ、２１ オイ
ルスリンガー、 ２２ シールリングアダプタ、２３
フローシート、 ２４ シールリング、 ２５ スプリ
ング、２６ ケース、 ２７ スリーブ、 ２８ ナッ
ト、 ２９ アダプター、３０ ドライシール、 ３１
ドライルーム、 ３２ プーリ、４１ タイミングギ
ヤ、 ４２ ナット
リンガー・アッセンブリ、Ｂ 大気側メカニカルシール
・アッセンブリ、Ｃ 大気側ドライシール・アッセンブ
リ、Ｌ、Ｒ ハウジング、 Ｙ オイルバス、 Ｙ１
カバー、Ｚ オイルバスルーム、 Ｚ１ タイミングギ
ヤケース、Ｌ１、Ｒ１ シール孔、 Ｌ２、Ｒ２ ベア
リング孔、１ 外穀、 ２ まゆ型ロータ、 ３ 初段
ルーツ型ロータ、４ 後段ルーツ型ロータ、 ６ ロー
タ軸、 ６１ 連結部、６２ ベアリング挿入部、 ６
３ オイルスリンガー取付部、６４ ネジ状スリンガ
ー、 ６５ ドライシール部、 ６６ プーリ連結部、
６７ タイミングギヤ連結部、 ６８ 螺子部、７ 初
段ケーシング、 ８ 後段ケーシング、 ９ 隔壁、１
０ 連通孔、 １１ ドラフトシールアダプタ、 １２
ドライシール、１３ ドライシール、 １４ スリー
ブ、１５ ベアリング、 １６ スペーサ、２１ オイ
ルスリンガー、 ２２ シールリングアダプタ、２３
フローシート、 ２４ シールリング、 ２５ スプリ
ング、２６ ケース、 ２７ スリーブ、 ２８ ナッ
ト、 ２９ アダプター、３０ ドライシール、 ３１
ドライルーム、 ３２ プーリ、４１ タイミングギ
ヤ、 ４２ ナット
Claims (1)
- 【請求項１】 多段又は単段式真空用ルーツ式ブロワ
で、大気側メカニカルシール・アッセンブリＢを設ける
ものにおいて、外側にオイルバスＹを設けるハウジング
Ｌのベアリング１５の大気側に、該ベアリング１５強制
冷却のスリンガー２１を設け、前記ベアリング１５の真
空側に、ドライシール１２とドライシール１３の一部の
内面に対応させて、ロータ軸６のベアリング挿入部６２
にスリーブ１４を固嵌して、該スリーブ１４とドライシ
ール１２、１３とにより構成した真空側ドライ式スリン
ガー・アッセンブリＡを設け、ロータ軸６のドライシー
ル部６５に固定したフローテイングシート２３の大気側
に嵌めたスリーブ２７と該スリーブに内面を接するドラ
イシール２９からなる大気側ドライシール・アッセンブ
リＣを設け、前記各部が持つ相乗効果によって、大気の
流入、オイルの流出、真空室へのオイルの流入を防止し
てなるルーツ式ブロワーのシール構成。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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1992
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