JPH06100A - ヒト・アルビニズムを検出するためのdna配列及びそれを用いたヒト・アルビニズムの検出方法 - Google Patents

ヒト・アルビニズムを検出するためのdna配列及びそれを用いたヒト・アルビニズムの検出方法

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JPH06100A
JPH06100A JP18588592A JP18588592A JPH06100A JP H06100 A JPH06100 A JP H06100A JP 18588592 A JP18588592 A JP 18588592A JP 18588592 A JP18588592 A JP 18588592A JP H06100 A JPH06100 A JP H06100A
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JP
Japan
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human
dna
albinism
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dna sequence
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Application number
JP18588592A
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English (en)
Inventor
Hideaki Kikuchi
英明 菊池
Takayuki Ikeda
隆幸 池田
Tsuneo Baba
恒夫 馬塲
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒト・アルビズム患者のチロシナーゼ遺伝子
の変異部位を検出する。 【構成】 アルビニズム患者の組織成分より調製したD
NAフラグメントをテンプレートとし、下記式(1)
(2)のプライマーを用いて増殖する。 5′−TCCAATGCACCACTTGGGCCT−3′ (1) 5′−CATCCAGACAAAGAGGTCATA−3′ (2) これらのプライマーは転写開始部位から310番目の塩
基の上流側と下流側でハイブリダイゼーションする。得
られた増殖したDNAフラグメントを鋳型として前記プ
ライマー(1)を用いて1本鎖DNAを合成する。得ら
れた1本鎖DNAをテンプレートとして、下記式(3)
の塩基配列を含む標識プライマーを用いてジデオキシ法
により塩基配列を決定し、グアニン(G)がアデニン
(A)に変異した変異部位を検出する。 5′−GCAGTTTGGTCCCCAAAAGCC−3′ (3)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒト・アルビニズムの
診断、予防及び治療に有効なDNA配列、およびこれを
用いたヒト・アルビニズムの検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】ヒト・ア
ルビニズムは、メラニン色素生成機構に欠陥を有する先
天性異常により、皮膚、毛髪、眼球に存在する色素の減
少あるいは消失を来す疾患である。アルビニズムの症状
は、皮膚の色素の消失による紫外線過敏症、目の色素の
消失による羞明(Photophobia)、眼振(Nystagmus)、視
力の低下などとして現われる。
【0003】ヒト・アルビニズムの分類は、Witko
pらの分類が基本となっており、大きく3種に分類され
る。すなわち、眼球及び皮膚の両方の色素が欠失する眼
球皮膚型(Oculocutaneous albinism)は、常染色体劣性
の遺伝様式を示し、多くの症例がこのタイプに属する。
また、眼球の色素のみが欠失する眼球型(Ocularalbini
sm)は、伴性遺伝様式を示しX染色体劣性である。皮膚
のみに症状がでる皮膚型(Cutaneous albinism)は、常
染色体優性であると考えられている。
【0004】アルビニズムの原因となるメラニン色素
は、チロシンから出発して以下に示す代謝経路を経て合
成されると考えられている。すなわち、チロシンからド
ーパを経由してドーパ・キノンとなる。次いで、ドーパ
・クロームを経てインドール・キノンとなり、蛋白質と
結合して重合体を形成し、黒色のユーメラニン(Eumela
nin)となる経路がある。一方、ドーパ・キノンがシステ
インと結合して、アラニン・5チオ・ドーパとなって黄
色のフェオメラニン(Pheomelanin)となる経路がある。
チロシナーゼは、チロシンからドーパ、さらに、ドーパ
・キノンへと変換する酵素であり、メラニン色素生成の
律速酵素である。
【0005】ヒト・アルビニズムにおける眼球皮膚型
(Oculocutaneous albinism)は、頭髪の毛球を用いたチ
ロシナーゼ・テストにより陰性のものと陽性のものとに
分類される。すなわち、この方法は、カール ジェー
ウイットコップら[Carl J. Witkop et al.,ピグメンテ
ーション(Pigmentation):その形成と生物学的制御(Its
Genesis and Biologic Control),350〜377(1
972)、アップルトン−センチュリー−クルフト(App
leton-Century-Croft)]に記載されているように、アル
ビニズム患者の頭髪を一本抜き取り、L−チロシン
(0.8mg/ml)の存在下、0.1Mリン酸緩衝液
(pH6.8)の中で、37℃で12時間インキュベー
トし、毛根を顕微鏡で観察し、メラニン色素が生成して
いるか否かを判定する方法である。
【0006】しかし、上記の方法では、ヒト・アルビニ
ズム患者の両親のいずれか一方が保因者であるのか、両
親とも保因者であるのかという判定は不可能である。ま
た、遺伝子に起因するのか、メラニン色素生成の律速酵
素系に起因するのかについての知見は得られない。さら
に、頭髪を利用するため、出生前の胎児の遺伝疾患の診
断には適用できない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、ヒト・アルビズム患者から容易に得られる組織成分
を用いて、アルビニズム患者のメラニン色素生成の律速
酵素であるチロシナーゼ遺伝子の変異部位を容易かつ確
実に検出できるDNA配列及びヒト・アルビニズムの検
出方法を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、患者の疾患の原因を
遺伝子レベルで明らかにし、患者の両親のいずれかもし
くは双方に原因があるのか否かを判定できるDNA配列
及びヒト・アルビニズムの検出方法を提供することにあ
る。
【0009】本発明のさらに他の目的は、胎児であって
もアルビニズム遺伝病の診断が可能なDNA配列及びヒ
ト・アルビニズムの検出方法を提供することにある。
【0010】
【発明の構成】本発明者らは、アルビニズム患者の組織
成分より調製したDNAフラグメントをテンプレートと
し、プライマーを用いて1本鎖DNAを合成し、得られ
た1本鎖DNAをテンプレートとして、標識プライマー
を用いてジデオキシ法により塩基配列を決定した。その
結果、眼球皮膚型(Oculocutaneous albinism)の一部の
患者のDNAは、正常者のグアニン(G)がアデニン
(A)に変異しており、この変異は、同型接合(Homozy
gous)であることを見いだした。
【0011】そこで、本発明者らは、上記知見に基づい
て、アルビニズム患者の眼球皮膚型に特徴的な変異遺伝
子を効率よく検出するため鋭意検討の結果、アルビニズ
ム患者に特有な変異型チロシナーゼ遺伝子の変異部分周
辺領域にハイブリダイズ可能な合成DNAを作製するこ
とにより、本発明を完成した。
【0012】すなわち、本発明は、ヒト・チロシナーゼ
遺伝子またはその相補鎖のうち、転写開始部位から31
0番目の塩基の上流側及び/又は下流側でハイブリダイ
ゼーションする少なくとも連続した12個の塩基配列を
含むDNA配列を提供する。
【0013】また、本発明は、ヒト・チロシナーゼ遺伝
子またはその相補鎖のうち、転写開始部位から310番
目の塩基の上流側及び/又は下流側でハイブリダイゼー
ションする少なくとも連続した12個の塩基配列を含む
DNA断片をプライマーとして用い、ヒト・チロシナー
ゼ遺伝子の変異部位を検出するヒト・アルビニズムの検
出方法を提供する。
【0014】アルビノの実験動物は、従来から繁用され
ており、特にマウスにおいては数多くの系統が作出され
ている。マウス・チロシナーゼcDNAは、山本、竹内
らにより1987年に単離されている。チロシナーゼ
は、マウスとヒトとで、高いホモロジーを示すため、マ
ウスのチロシナーゼcDNAをプローブとして、ヒト遺
伝子ライブラリーからスクリーニングすることが可能で
ある。また、ヒトチロシナーゼ遺伝子の解析によると、
ヒトチロシナーゼは511アミノ酸残基を有している。
【0015】チロシナーゼについて、さらに詳しく説明
すると、チロシナーゼの構造は、ヒト、マウス、ストレ
プトマイセス(Streptomyces)、ニューロスポーラ(Neuro
spora)などについて報告されており、一次構造の類似性
が認められている。チロシナーゼは、銅結合部位(Coppe
r binding site)と考えられる領域に、高いホモロジー
を示している。
【0016】一方、正常及びアルビニズムを引き起こす
変異型ヒト・チロシナーゼ遺伝子は、本発明者らにより
報告されている[菊池ら(Kiguchi, et al), Biochimic
a etBiophisica Acta, Vol.1009, 283〜286
(1989)、菊池ら(Kiguchi, et al), Human Genet
ics, Vol. 85, 123〜124(1990)]。この
報告によると、ヒト・チロシナーゼ遺伝子の転写開始部
位から310番目のGがAに変異し、最初の開始コドン
ATGから77番目のアルギニン(Arg)が、グルタ
ミン(Gln)に置き換わっている。この変異は、同型
接合(Homozygous)である。また、この変異が生じるア
ミノ酸領域は、ヒトとマウスとで比較すると、この二つ
の種間でアミノ酸配列はよく保存されている。
【0017】アルギニンからグルタミンへの変異は、電
荷の変化を伴う。しかも、77Argの前後のアミノ酸
の配列は、−Asp−Asp−77Arg−Glu−で
あり、酸性を示す。この付近のアミノ酸配列は、マウス
とヒトとでアミノ酸の配置が完全に保存され、システイ
ンに富んだ配列である。前記アミノ酸配列のほぼ中央に
77Argが位置していることから、アルギニンからグ
ルタミンへのアミノ酸の変化が、チロシナーゼの高次構
造の変化を引起こす。そのため、酵素活性を低下させて
いる可能性が考えられる。
【0018】本発明では、アルビニズム患者の組織成
分、好ましくは血液より調製したDNAフラグメントを
テンプレートとして、アルビニズム患者に特有な変異型
チロシナーゼ遺伝子の変異部位を検出できる。そのた
め、患者の両親に原因があるのか否かを判定できるとと
もに、胎盤から羊水を少量取得することにより、胎児で
あってもアルビニズム遺伝病を診断することが可能であ
る。
【0019】ヒト・チロシナーゼ遺伝子を含むDNAフ
ラグメントは、アルビニズム患者の組織成分、例えば、
血液、好ましくは末梢血の白血球などから調製したDN
Aをポリメラーゼ・チェイン反応(PCR)法[Saiki
et al., Science, Vol. 230, 1350〜1354
(1985)]により増幅することにより得ることがで
きる。
【0020】このDNAフラグメントをテンプレートと
し、アルビニズム患者に特有な変異型チロシナーゼ遺伝
子の変異部分周辺領域にハイブリダイズ可能な合成DN
Aをプライマーとして使用し、変異部位を含むDNAフ
ラグメントを得る。
【0021】本発明のDNA配列は、ヒト・チロシナー
ゼ遺伝子の310番目のグアニン(G)を含む領域を中
心として、5′側と3′側に位置するDNA配列を有す
るDNA鎖であり、かつPCR法などによる遺伝子の増
幅と、310番目の塩基配列を決定できる程度の長さが
あればよい。このようなDNA配列は、通常、少なくと
も連続した12個、好ましくは20個以上の塩基配列を
含んでいる。好ましいDNA配列は、12〜200程度
の塩基で構成される。
【0022】すなわち、このDNA配列は、ヒト・チロ
シナーゼ遺伝子またはその相補鎖のうち、転写開始部位
から310番目の塩基の上流側及び/又は下流側でハイ
ブリダイゼーション可能であり、プライマーとして機能
する。好ましいプライマーには、例えば、下記式(1)
又は式(2)の塩基配列が含まれる。
【0023】 5′−TCCAATGCACCACTTGGGCCT−3′ (1) 5′−CATCCAGACAAAGAGGTCATA−3′ (2) このような一本鎖DNAは、DNA合成機により、慣用
の方法で合成でき、高速液体クロマトグラフィー(HP
LC)により単離精製できる。
【0024】プライマー(1)は、ヒト・チロシナーゼ
遺伝子の260番目から280番目までの21塩基の合
成DNAであり、プライマー(2)は、ヒト・チロシナ
ーゼ遺伝子の616番目から596番目までの相補鎖側
の21塩基の合成DNAである。
【0025】これらの合成DNAをプライマーとして、
アルビニズム患者から調製した染色体DNAをPCR法
による増幅反応により、ヒト・チロシナーゼ遺伝子の3
10番目を含む遺伝子断片を増幅する。
【0026】次いで、増幅されたDNA断片を鋳型とし
て、遺伝子の5′領域、すなわち310番目の塩基より
も上流側の領域でハイブリタイズ可能なDNAプライマ
ーを用い、通常のPCR法と同様な操作によって、遺伝
子断片の片方の一本鎖のみを調製する。このようなプラ
イマーとしては、例えば前記プライマー(1)を用いる
ことができる。得られた1本鎖DNAをテンプレートと
し、標識プライマーを用いることにより、慣用の塩基配
列決定法により塩基配列を決定できる。
【0027】前記一本鎖DNAとハイブリタイズ可能な
DNAプライマーは、増幅した一本鎖DNAの中に含ま
れる相補鎖DNAであり、かつ310番目の配列をシー
クエンスできる程度の長さを有していればよい。DNA
プライマーの長さは、通常、310番目の配列から下流
側に10〜300塩基(320〜610番目の塩基配
列)、好ましくは20〜200塩基(330〜510番
目の塩基配列)、さらに好ましくは25〜150塩基
(335〜460番目の塩基配列)程度離れた部位で一
本鎖DNAとハイブリダイズできる長さである。このよ
うなDNA配列は、少なくとも連続した12個、好まし
くは20個以上の塩基配列を含んでいる。好ましいDN
Aプライマーの配列は、12〜200程度の塩基で構成
される。特に好ましいプライマーには、例えば下記式
(3)の塩基配列が含まれる。
【0028】 5′−GCAGTTTGGTCCCCAAAAGCC−3′ (3) このDNA配列は、ヒト・チロシナーゼ遺伝子の415
番目から395番目までの相補鎖側の21塩基の合成D
NAである。前記式(3)の塩基配列は、ヒト・チロシ
ナーゼ遺伝子の変異部位を検出するためのプローブとし
て機能する。
【0029】DNAプライマー(3)の5′末端は、酵
素、ラジオアイソトープ、螢光又は化学ルミネッセンス
発光体などにより標識されているのが好ましい。5′側
の標識は、慣用の方法、例えば、4ポリヌクレオチドキ
ナーゼを用いて行なうことができる。
【0030】そして、DNAシークエンス反応をジデオ
キシ法などの方法で行い、DNA配列を決定する。この
一連の操作により、310番目の塩基配列を知ることが
でき、アルビニズム患者におけるチロシナーゼ遺伝子の
変異を検出できる。
【0031】なお、上記とは逆に、増殖されたDNA断
片をテンプレートとして、転写開始部位から310番目
の塩基の下流側でハイブリダイゼーションする相補鎖D
NAプライマーを用いて一本鎖DNAを調製し、この一
本鎖DNAをテンプレートとして標識プライマーを用い
て、変異部位の塩基配列を決定してもよい。
【0032】また、ヒト・チロシナーゼ遺伝子またはそ
の相補鎖のうち、転写開始部位から310番目の塩基の
上流側及び/又は下流側でハイブリダイゼーションする
塩基配列は、それぞれ標識されていてもよい。例えば、
前記プライマー(1)(2)は5′側で標識されていて
もよい。
【0033】また、遺伝子増幅法は、PCR法に限定さ
れるものではなく、特定の核酸及びその相補鎖を高感度
に検出できる方法であればよい。このような検出法とし
ては、例えば、QB−レプリケース アンプリフィケー
ションシステスム(バイオテクノロジー(BIO/TECHNOLOG
Y)、第6巻、第1197頁、(1988))による方法
などが挙げられる。
【0034】本発明のDNA配列は、ヒト・チロシナー
ゼ遺伝子を検出できるので、非標識又は標識されたオリ
ゴヌクレオチドプローブを含む遺伝子診断キットとして
も有用である。
【0035】
【発明の効果】本発明のDNA配列とそれを用いた検出
方法では、ヒト・チロシナーゼ遺伝子の変異部位の上流
側及び/又は下流側でハイブリダイズ可能であるため、
チロシナーゼ遺伝子の変異部位を容易かつ確実に検出で
きる。
【0036】また、患者の疾患の原因を遺伝子レベルで
明らかにできるので、患者の両親のいずれかもしくは双
方に原因があるのか否かを判定できるとともに、胎児で
あってもアルビニズム遺伝病の診断が可能となる。
【0037】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定され
るものではない。
【0038】実施例 (1)アルビニズム患者からのDNAの調製 アルビニズム患者の末梢血の白血球からDNAを定法に
従って調製した。すなわち、患者末梢血10mlに、4
5mlの赤血球溶液バッファー(0.037g/LのE
DTA・2Na、1.0g/LのKHCO3 及び8.3
g/LのNH4Cl)を加えて十分に撹拌し、低速遠心
分離により白血球を集めた。
【0039】次に、この白血球に、5mlの1XSSC
(0.15MのNaCl、0.015Mのクエン酸ナト
リウム)に細胞を浮遊させ、50μlのドデシル硫酸ナ
トリウム(SDS20%)と100μlのプロティナー
ゼK(Proteinase K 10mg/ml)を加えて37℃に
て一晩インキュベートした。
【0040】この細胞を含む液に、等量のフェノールを
加えて3回、さらにクロロホルムで1回抽出し、回収し
た水層に0.5mlの3M酢酸ナトリウムを加え、エタ
ノールでDNAを沈澱させた。
【0041】得られたDNAを、TE(10mMのトリ
ス−塩酸(pH7.5)、1mMのEDTA)に溶解
し、40μlのリボヌクレアーゼA(RNase A、
1mg/ml)を加え、37℃にて30分間インキュベ
ートした。さらに、20μlのドデシル硫酸ナトリウム
(SDS20%)と20μlのプロティナーゼK(Prote
inase K 10mg/ml)を加えて、37℃にて30分
間インキュベートした後、フェノール/クロロフォルム
[1:1(v/v)]で抽出して水層を回収し、2リッ
トルのTE(10mMのトリス−塩酸(pH7.5)、
1mMのEDTA)に対して2日間透析した。
【0042】(2)DNAプライマーの調製 以下の合成DNA(1)(2)(3)をDNA合成機
(アプライドバイオシステムズ社)を用いて合成し、定
法に従ってHPLCにより精製した。
【0043】 5′−TCCAATGCACCACTTGGGCCT−3′…(1) 5′−CATCCAGACAAAGAGGTCATA−3′…(2) 5′−GCAGTTTGGTCCCCAAAAGCC−3′…(3) 合成DNA(1)はヒト・チロシナーゼ遺伝子の260
番目から280番目までの21塩基の合成DNAであ
り、合成DNA(2)は616番目から596番目まで
の相補鎖側の21塩基の合成DNAであり、合成DNA
(3)は415番目から395番目までの相補鎖側の2
1塩基の合成DNAである。
【0044】(3)遺伝子の増幅 ステップ(1)においてアルビニズム患者末梢血の白血
球より調製した4μgのDNAに、2.5unitのT
aqDNAポリメラーゼ(宝酒造(株)製)とプライマ
ーとしての合成DNA(1)及び(2)100pmol
eを加えた。ポリメラーゼ・チェイン反応(PCR)法
による遺伝子増幅反応は、94℃での1分間の熱変性、
55℃での2分間のアニーリング及び72℃での3分間
のポリメラーゼ反応を25サイクル繰返すことにより行
なった。反応終了後、フェノール/クロロホルムにより
除蛋白し、Elutip−dカラム(Schleicher & Sche
ll、Dassel FRG)を用いてDNAを精製した。
【0045】(4)シークエンシング ステップ(3)において増幅したDNAを、20μlの
蒸溜水に溶解した後、溶液1μlをテンプレートとし、
プライマーとしての合成DNA(1)100pmole
を用いて、一本鎖DNAの増幅反応をPCR法により行
なった。
【0046】反応終了後、エタノール沈澱法によりDN
Aを濃縮した後、10μlの蒸溜水に溶解した溶液2μ
lをDNAシークエンス反応に用いた。すなわち、プラ
イマーとしての合成DNA(3)100pmoleの
5′末端を、γ32P−ATPとT4ポリヌクレオチド
・キナーゼとを用いて32Pで標識した。増幅した一本
鎖DNAと標識したDNAプライマーを用いてジデオキ
シ法によりDNA塩基配列を決定したところ、アルビニ
ズム患者から得られた下記のDNAの塩基配列では、3
10番目のGが、Aに置換していることが検出された。
【0047】 TC TAGAA TTGATAGGAA AAACAATATG GCTACAGCAT TGGAGAGAGA GAGAAAGGAG -850 AGAGGAGAAA GGAGAGAGAG AGAAAGGAGA GAGGAGAGAG ACAGAGGAGA GAGAGAGAGG -790 ATAGAGGGGG AGAGAGAGAG AGGAGAGAGA CAGAGGAGAG AGAGAGAGGA TAGAGGGGAG -730 AGAGAGGGAG AGGGAGAGAG AGGGAGAGAG AGGGAGAGAG AGAGAGAGAG AGGGAGAGAG -670 AGAGAGAAAG AGAGAGAGAG GGAGAGAGAG AGAGAGAGCT CTTTAACGTG AGATATCCCA -610 CAATGAACAA ATCGCCCAGT TATCAAAGTG CAGCTATCCT TAGGAGTTGT CAGAAAATGC -550 ATCAGGATTA TCAGAGAAAA GTATCAGAAA GATTTTTTTT TCTGATACGT TGTATAAAAT -490 AAACAAACTG AAATTCAATA ACATATAAGG AATTCTGTCT GGGCTCTGAA GACAATCTCT -430 CTCTGCATAT TGAGTTCTTC AAACATTGTA GCCTCTTTAT GGTCTCTGAG AAATAACTAC -370 CTTAAACCCA TAATCTTTAA TACTTCCTAA ACTTTCTTAA TAAGAGAAGC TCTATTCCTG -310 ACACTACCTC TCATTTGCAA GGTCAAATCA TCATTAGTTT TGTAGTCTAT TAACTGGGTT -250 TGCTTAGGTC AGGCATTATT ATTACTAACC TTATTGTTAA TATTCTAACC ATAAGAATTA -190 AACTATTAAT GGTGAATAGA GTTTTTCACT TTAACATAGG CCTATCCCAC TGGTGGGATA -130 CGAGCCAATT CGAAAGAAAA GTCAGTCATG TGCTTTTCAG AGGATGAAAG CTTAAGATAA -70 AGACTAAAAG TGTTTGATGC TGGAGGTGGG AGTGGTATTA TATAGGTCTC AGCCAAGACA -10 TGTGATAATC ACTGTAGTAG TAGCTGGAAA GAGAAATCTG TGACTCCAAT TAGCCAGTTC 50 CTGCAGACCT TGTGAGGACT AGAGGAAGA ATG CTC CTG GCT GTT TTG TAC TGC 103 Met Leu Leu Ala Val Leu Tyr Cys 1 5 CTG CTG TGG AGT TTC CAG ACC TCC GCT GGC CAT TTC CCT AGA GCC TGT 151 Leu Leu Trp Ser Phe Gln Thr Ser Ala Gly His Phe Pro Arg Ala Cys 10 15 20 GTC TCC TCT AAG AAC CTG ATG GAG AAG GAA TGC TGT CCA CCG TGG AGC 199 Val Ser Ser Lys Asn Leu Met Glu Lys Glu Cys Cys Pro Pro Trp Ser 25 30 35 40 GGG GAC AGG AGT CCC TGT GGC CAG CTT TCA GGC AGA GGT TCC TGT CAG 247 Gly Asp Arg Ser Pro Cys Gly Gln Leu Ser Gly Arg Gly Ser Cys Gln 45 50 55 AAT ATC CTT CTG TCC AAT GCA CCA CTT GGG CCT CAA TTT CCC TTC ACA 295 Asn Ile Leu Leu Ser Asn Ala Pro Leu Gly Pro Gln Phe Pro Phe Thr 60 65 70 GGG GTG GAT GAC CGA GAG TCG TGG CCT TCC GTC TTT TAT AAT AGG ACC 343 Gly Val Asp Asp Gln Glu Ser Trp Pro Ser Val Phe Tyr Asn Arg Thr 75 80 85 TGC CAG TGC TCT GGC AAC TTC ATG GGA TTC AAC TGT GGA AAC TGC AAG 391 Cys Gln Cys Ser Gly Asn Phe Met Gly Phe Asn Cys Gly Asn Cys Lys 90 95 100 TTT GGC TTT TGG GGA CCA AAC TGC ACA GAG AGA CGA CTC TTG GTG AGA 439 Phe Gly Phe Trp Gly Pro Asn Cys Thr Glu Arg Arg Leu Leu Val Arg 105 110 115 120 AGA AAC ATC TTC GAT TTG AGT GCC CCA GAG AAG GAC AAA TTT TTT GCC 487 Arg Asn Ile Phe Asp Leu Ser Ala Pro Glu Lys Asp Lys Phe Phe Ala 125 130 135 TAC CTC ACT TTA GCA AAG CAT ACC ATC AGC TCA GAC TAT GTC ATC CCC 535 Tyr Leu Thr Leu Ala Lys His Thr Ile Ser Ser Asp Tyr Val Ile Pro 140 145 150 ATA GGG ACC TAT GGC CAA ATG AAA AAT GGA TCA ACA CCC ATG TTT AAC 583 Ile Gly Thr Tyr Gly Gln Met Lys Asn Gly Ser Thr Pro Met Phe Asn 155 160 165 GAC ATC AAT ATT TAT GAC CTC TTT GTC TGG ATG CAT TAT TAT GTG TCA 631 Asp Ile Asn Ile Tyr Asp Leu Phe Val Trp Met His Tyr Tyr Val Ser 170 175 180 ATG GAT GCA CTG CTT GGG GGA TCT GAA ATC TGG AGA GAC ATT GAT TTT 679 Met Asp Ala Leu Leu Gly Gly Ser Glu Ile Trp Arg Asp Ile Asp Phe 185 190 195 200 GCC CAT GAA GCA CCA GCT TTT CTG CCT TGG CAT AGA CTC TTC TTG TTG 727 Ala His Glu Ala Pro Ala Phe Leu Pro Trp His Arg Leu Phe Leu Leu 205 210 215 CGG TGG GAA CAA GAA ATC CAG AAG CTG ACA GGA GAT GAA AAC TTC ACT 775 Arg Trp Glu Gln Glu Ile Gln Lys Leu Thr Gly Asp Glu Asn Phe Thr 220 225 230 ATT CCA TAT TGG GAC TGG CGG GAT GCA GAA AAG TGT GAC ATT TGC ACA 823 Ile Pro Tyr Trp Asp Trp Arg Asp Ala Glu Lys Cys Asp Ile Cys Thr 235 240 245 GAT GAG TAC ATG GGA GGT CAG CAC CCC ACA AAT CCT AAC TTA CTC AGC 871 Asp Glu Tyr Met Gly Gly Gln His Pro Thr Asn Pro Asn Leu Leu Ser 250 255 260 CCA GCA TCA TTC TTC TCC TCT TGG CAG GTAAGATATG CTAGATATAC 918 Pro Ala Ser Phe Phe Ser Ser Trp Gln 265 270 GATGTCAGAG TAGGGAGGAA CCTTAACAAT CACTTCTTCA GGCAGGGTAT AAACTTCTCA 978 CCTGAACACT CATTGCAGCC CCCATCAAGG ACAGAAATGG TGCCCTGTTA AGAACTCTCA 1038 ATGTATCTTG TATTTTTCCT TTATAGCACA CTTTAGATAT TTGTGTAATT ATTTGTTTAA 1098 TGACTTCTAC TAGGTTTCTA AACTGCAATG AACAGAGTAC TTGATTCATT ATTGCATTTC 1158 CCAGAACATA GTATGGTGCC TTTAAAAATG GCAATAGTGC ATTATGTATT TTGTGAATTG 1218 AATAAATGAG TGAATGAATG AATATCTGGA TGATTAAAAA AACAAATGAT ATACACTAAT 1278 GTCTCTGAAA AATAAAATTA TTATTCACAA CAGGATTCAT ATGGTGTACA AATTAAAAAT 1338 GCAAATTCCT GGCCTTATCC CAGACTAATT GGTCAGAATC TTCAGGAGAG AGTCCCGAGA 1398 AGGCACAATT TACTAAATGT CTATGGTGAT TCTTTTAATC AGGAATGTTT GGGAAATAAT 1458 TATTGGATTA GATCTTCATT TTTGAAAGTA TGAAGATCCT GAGGCTTAAA CAGGTAAATA 1518 ATGAAGATGG CTAATATTCA TTGAACATCT AGCATGTGCA AACCCCGTGG CAAGTGTTTT 1578 TGTGCATTCG TTCATTTCAT GCTCTTATCA GTCTTTCCCT ATTTTAGAGG TTATAAAGGT 1638 ATCAGGTAAC TTGTATAAGA TCATACAGCT AATAAGCAGC AAAAAAAAAA TCACATTTAT 1698 TCTCTAATAG TCCAGCTGTA TGACCACTGT ATCCTATTTC CAAGGATGTG ACTGCTGTGA 1758 TATCTTTAGC TAAAGGATCT GGTTCATTCT GTCTCACTTT TTCTTTAGGC TGCATTAGAA 1818 GTTAGCTTTC TTTCTCAGTC CTTGAAAACT TTAGATAAAA TATGAAGCAT TACTATTTGG 1878 AATTGAATTC CTATTTCATC TATCTGAATT TTTCATTCTG AATTAGGGGC AAATGGTAAC 1938 CAAAGAAATA TGTGCTTAAT TATTTATCAT TTTAAAACCA TATGTTAAAG GAATGCTTTT 1998 CTGCCTGTCT TCCAAAAATT TCTAATACAG CACTTTTGAC TAGCAATGCT CTATGAAATT 2058 AAGCCCAATA TGTGAATGGG ATGGGAAGAA TCTTGCACTC AATTTCCCAC AATCTGCAGT 2118 TTTGAAATGT AGATGGCCTT CTCCGCCCAA CCAAGTTTGT ACCCCATCCC AATGGAGTCT 2178 ACTGAAGTTC ATTTAAAAAA TAGCCACTGT ATAATTTCTG GTGTTATTAG TCAGCTATTT 2238 ACCAAATGTA ATGGGTTTTG TGCAGGAAAG GCTAGAAAAA ATGTGCTTGG AAAAAAATCT 2298 ATTTCAATAA GCTTTCAGAC CTCCTACCTT AATCTATAAT GTGCAAACTC TCATCTAGCT 2358 CTTATATCCT CTGTTCCTGT TTAAAAAACT GCCAGGATTG GACATGGGAT TTTCAGTCAG 2418 TTATGATGCT TTATTTAACT ATGTGGCTTA ACTTGACCCA GAAAGGTTGG AGGACTGTCT 2478 AAATTACCAA AATAAGCTGC AACATCCACA GGAAATCTTA ATAGATAGAT ACACATTAAT 2538 TTTTAATTAC ATGAGATGTG TAATACCAGA TGCTATCCAC AACTGTATGA GTATTATTTT 2598 CCTAATTACT TATTAATTGT CGAGCAGAAC TTTTTCCTTT TTCTCTCTTC ATGAATGTGT 2658 TCAATTTTAA TACTCTCTAG A 2679
【0048】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 特徴を示す記号:primer bind 存在位置:1..21 特徴を決定した方法:E 配列 TCCAATGCAC CACTTGGGCC T
【0049】
【配列表】 配列番号:2 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 特徴を示す記号:primer bind 存在位置:1..21 特徴を決定した方法:E 配列 CATCCAGACA AAGAGGTCAT A
【0050】
【配列表】
配列番号:3 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 特徴を示す記号:primer bind 存在位置:1..21 特徴を決定した方法:E 配列 GCAGTTTGGT CCCCAAAAGC C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒト・チロシナーゼ遺伝子またはその相
    補鎖のうち、転写開始部位から310番目の塩基の上流
    側及び/又は下流側でハイブリダイゼーションする少な
    くとも連続した12個の塩基配列を含むDNA配列。
  2. 【請求項2】 ヒト・チロシナーゼ遺伝子の変異部位を
    検出するためのプライマーであって、下記式(1)又は
    式(2)の塩基配列を含むDNA配列。 5′−TCCAATGCACCACTTGGGCCT−3′ (1) 5′−CATCCAGACAAAGAGGTCATA−3′ (2)
  3. 【請求項3】 ヒト・チロシナーゼ遺伝子の変異部位を
    検出するためのプライマーであって、下記式(3)の塩
    基配列を含む請求項1記載のDNA配列。 5′−GCAGTTTGGTCCCCAAAAGCC−3′ (3)
  4. 【請求項4】 ヒト・チロシナーゼ遺伝子またはその相
    補鎖のうち、転写開始部位から310番目の塩基の上流
    側及び/又は下流側でハイブリダイゼーションする少な
    くとも連続した12個の塩基配列を含むDNA断片をプ
    ライマーとして用い、ヒト・チロシナーゼ遺伝子の変異
    部位を検出するヒト・アルビニズムの検出方法。
JP18588592A 1992-06-18 1992-06-18 ヒト・アルビニズムを検出するためのdna配列及びそれを用いたヒト・アルビニズムの検出方法 Pending JPH06100A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001075030A3 (fr) * 2000-03-24 2002-01-03 Shanghai Biowindow Gene Dev Nouveau polypeptide, tyrosinase humaine 11, et polynucleotide codant pour ce polypeptide

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