JPH06100916A - 高炉出銑口充填のマッド充填圧力測定方法 - Google Patents
高炉出銑口充填のマッド充填圧力測定方法Info
- Publication number
- JPH06100916A JPH06100916A JP26779592A JP26779592A JPH06100916A JP H06100916 A JPH06100916 A JP H06100916A JP 26779592 A JP26779592 A JP 26779592A JP 26779592 A JP26779592 A JP 26779592A JP H06100916 A JPH06100916 A JP H06100916A
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- packing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、高炉出銑口充填のマッド充填圧力
を連続的に、精度良く測定する方法を提供する。 【構成】 高炉出銑口にマッドを充填するマッドガンの
マッド充填圧力測定方法において、マッド充填開始から
油圧シリンダーの移動量毎のマッドの充填圧を、マッド
充填油圧ポンプの電動機電流またはマッドガン充填油圧
シリンダー入口の油圧を検知し、マッドガン充填油圧シ
リンダー縦断面積とマッドガンバレル縦断面積との比と
前記電動電流または、前記油圧シリンダー入口の圧力の
積をマッド充填圧として計算機により自動演算し、連続
的または時系列的に測定することにより、日常使用する
マッド材の材質管理、出銑口管理ならびにマッド材の開
発、向上をさせることができる。
を連続的に、精度良く測定する方法を提供する。 【構成】 高炉出銑口にマッドを充填するマッドガンの
マッド充填圧力測定方法において、マッド充填開始から
油圧シリンダーの移動量毎のマッドの充填圧を、マッド
充填油圧ポンプの電動機電流またはマッドガン充填油圧
シリンダー入口の油圧を検知し、マッドガン充填油圧シ
リンダー縦断面積とマッドガンバレル縦断面積との比と
前記電動電流または、前記油圧シリンダー入口の圧力の
積をマッド充填圧として計算機により自動演算し、連続
的または時系列的に測定することにより、日常使用する
マッド材の材質管理、出銑口管理ならびにマッド材の開
発、向上をさせることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉出銑口充填のマッ
ド充填圧力を充填ストロークに応じて時系列的に、精度
良く測定する方法に関する。
ド充填圧力を充填ストロークに応じて時系列的に、精度
良く測定する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、マッド充填圧力はマッド充填
作業中に、マッドガン充填油圧シリンダーの最大油圧ま
たは、油圧ポンプの電動機の最大電流値を測定して、高
炉出銑口マッド充填最大圧力を手計算にて換算して把握
している。マッド充填圧力はマッド材の性状、出銑口の
状態により毎回異なり、マッド材質管理、出銑口の管理
等を行なっている。
作業中に、マッドガン充填油圧シリンダーの最大油圧ま
たは、油圧ポンプの電動機の最大電流値を測定して、高
炉出銑口マッド充填最大圧力を手計算にて換算して把握
している。マッド充填圧力はマッド材の性状、出銑口の
状態により毎回異なり、マッド材質管理、出銑口の管理
等を行なっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】マッド充填圧力はマッ
ドガンバレルとノズルでの抵抗、マッドガンノズル出口
と出銑口入口での抵抗、出銑口挿入抵抗、出銑口の炉内
側での抵抗があり、それぞれの抵抗を毎回把握すること
はできていない。マッドの材質によっては、前記のそれ
ぞれの抵抗値が変化し、前記の最大値のみではマッド材
質管理および材質変更を行なう場合の指標として使う場
合には不十分である。本発明の目的は前記問題点を解決
し、またマッド材の向上のためにマッド充填圧力を充填
ストロークに対応して測定する方法を提供することにあ
る。
ドガンバレルとノズルでの抵抗、マッドガンノズル出口
と出銑口入口での抵抗、出銑口挿入抵抗、出銑口の炉内
側での抵抗があり、それぞれの抵抗を毎回把握すること
はできていない。マッドの材質によっては、前記のそれ
ぞれの抵抗値が変化し、前記の最大値のみではマッド材
質管理および材質変更を行なう場合の指標として使う場
合には不十分である。本発明の目的は前記問題点を解決
し、またマッド材の向上のためにマッド充填圧力を充填
ストロークに対応して測定する方法を提供することにあ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するものであって、高炉出銑口にマッドを充填するマッ
ドガンにおいて、マッド充填油圧ポンプの電動機電流ま
たはマッド充填油圧シリンダー入口の油圧の測定値なら
びに前記マッド充填油圧シリンダー断面積とマッドガン
バレル断面積との比から、マッド充填圧力を前記マッド
充填油圧シリンダーの移動量に対応してマッド充填開始
から連続的または時系列的に自動演算して表示すること
を特徴とする高炉出銑口充填のマッド充填圧力測定方法
である。また、ここにおいてマッド充填油圧シリンダー
の移動量を油圧配管の油の流量を測定しその積算値から
求めることも特徴とする。
するものであって、高炉出銑口にマッドを充填するマッ
ドガンにおいて、マッド充填油圧ポンプの電動機電流ま
たはマッド充填油圧シリンダー入口の油圧の測定値なら
びに前記マッド充填油圧シリンダー断面積とマッドガン
バレル断面積との比から、マッド充填圧力を前記マッド
充填油圧シリンダーの移動量に対応してマッド充填開始
から連続的または時系列的に自動演算して表示すること
を特徴とする高炉出銑口充填のマッド充填圧力測定方法
である。また、ここにおいてマッド充填油圧シリンダー
の移動量を油圧配管の油の流量を測定しその積算値から
求めることも特徴とする。
【０００５】
【作用】以下、本発明について図面に従って説明する。
図１はマッドガンのマッド充填装置の側面断面図であ
り、図２は高炉出銑口へマッドガンにてマッド充填状態
の側面断面図である。図１において、マッド充填装置は
バレル１の中にマッド材５を投入し、油圧ポンプ９を回
転し、油圧配管６を介してマッド押出ピストン２を油圧
により作動させ、マッド材５をマッドガン先端ノズル４
より図２に示す出銑口１１へ充填する。マッド材５を出
銑口１１と高炉内１３へ充填する時、マッド材の充填抵
抗はマッドガンバレル１とマッドガン先端バレル４内の
マッド材通過抵抗、マッドガン先端ノズル４と出銑口１
１の炉外側入口の流入抵抗、出銑口１１と高炉炉内側の
通過、流入抵抗ならびに高炉炉内圧力である。なお図２
において、１２は耐火物、１４は鉄皮である。
図１はマッドガンのマッド充填装置の側面断面図であ
り、図２は高炉出銑口へマッドガンにてマッド充填状態
の側面断面図である。図１において、マッド充填装置は
バレル１の中にマッド材５を投入し、油圧ポンプ９を回
転し、油圧配管６を介してマッド押出ピストン２を油圧
により作動させ、マッド材５をマッドガン先端ノズル４
より図２に示す出銑口１１へ充填する。マッド材５を出
銑口１１と高炉内１３へ充填する時、マッド材の充填抵
抗はマッドガンバレル１とマッドガン先端バレル４内の
マッド材通過抵抗、マッドガン先端ノズル４と出銑口１
１の炉外側入口の流入抵抗、出銑口１１と高炉炉内側の
通過、流入抵抗ならびに高炉炉内圧力である。なお図２
において、１２は耐火物、１４は鉄皮である。
【０００６】本発明の特徴は、油圧ポンプ９の出側の油
圧を圧力計７にて検知し、マッド押出ピストン２のスト
ロークをストローク検知器８にて検知し、演算表示器１
０に電気信号を送信し、バレル１の断面積Ｓ1 （ｃｍ
2 ）と油圧シリンダーピストン３の縦断面積Ｓ2 （ｃｍ
2 ）の比と油圧Ｐ1 （ｋｇ／ｃｍ2 ）の積を演算表示計
１０にてマッド充填圧力として連続的または時系列的に
自動演算すると共に、シリンダーピストン２のストロー
ク毎の表示を行なう。マッド充填圧をＰ2 （ｋｇ／ｃｍ
2 ）とすると、 Ｐ2 ＝Ｐ1 ・Ｓ2 ／Ｓ1 ・・・・・・・・ （１） として、マッド充填圧Ｐ2 を算出することができる。
圧を圧力計７にて検知し、マッド押出ピストン２のスト
ロークをストローク検知器８にて検知し、演算表示器１
０に電気信号を送信し、バレル１の断面積Ｓ1 （ｃｍ
2 ）と油圧シリンダーピストン３の縦断面積Ｓ2 （ｃｍ
2 ）の比と油圧Ｐ1 （ｋｇ／ｃｍ2 ）の積を演算表示計
１０にてマッド充填圧力として連続的または時系列的に
自動演算すると共に、シリンダーピストン２のストロー
ク毎の表示を行なう。マッド充填圧をＰ2 （ｋｇ／ｃｍ
2 ）とすると、 Ｐ2 ＝Ｐ1 ・Ｓ2 ／Ｓ1 ・・・・・・・・ （１） として、マッド充填圧Ｐ2 を算出することができる。
【０００７】また、本発明は油圧信号を油圧ポンプ９の
駆動電動機の電流値Ａ（Ａ（アンペア））に置き替えて
演算することもできる。 Ｐ1 ＝Ｋ・Ａ ・・・・・・・・ （２） とすると、 Ｐ2 ＝Ｋ・Ａ・Ｓ2 ／Ｓ1 ・・・・・・・・ （３） となる。したがって、（２）式から係数Ｋ（ｋｇ／ｃｍ
2 ・Ａ）＝Ｐ1 ／Ａとして、（３）式に代入することに
より、（１）式と同じＰ2 ＝Ｐ1 ・Ｓ2 ／Ｓ1としてマ
ッド充填圧Ｐ2 を算出することができる。
駆動電動機の電流値Ａ（Ａ（アンペア））に置き替えて
演算することもできる。 Ｐ1 ＝Ｋ・Ａ ・・・・・・・・ （２） とすると、 Ｐ2 ＝Ｋ・Ａ・Ｓ2 ／Ｓ1 ・・・・・・・・ （３） となる。したがって、（２）式から係数Ｋ（ｋｇ／ｃｍ
2 ・Ａ）＝Ｐ1 ／Ａとして、（３）式に代入することに
より、（１）式と同じＰ2 ＝Ｐ1 ・Ｓ2 ／Ｓ1としてマ
ッド充填圧Ｐ2 を算出することができる。
【０００８】さらに、本発明においては、ストローク検
知器信号を直接検知するほかに、油圧配管６の油の流量
積算値で行なうこともできる。すなわち流量積算値をＱ
（ｃｍ3 ）とし、シリンダーピストンのストロークをＬ
（ｃｍ）とすると、 Ｌ＝Ｑ／Ｓ2 ・・・・・・・ （４） として求めることができる。
知器信号を直接検知するほかに、油圧配管６の油の流量
積算値で行なうこともできる。すなわち流量積算値をＱ
（ｃｍ3 ）とし、シリンダーピストンのストロークをＬ
（ｃｍ）とすると、 Ｌ＝Ｑ／Ｓ2 ・・・・・・・ （４） として求めることができる。
【０００９】上記のように構成することによりマッドガ
ンの充填ストロークに対応して、充填圧力を演算表示計
１０の出力としてリアルタイムに表示させることができ
る。したがって充填圧力がストロークのどの位置で大き
いか作業中に知ることができ、マッドガン充填作業の適
切な管理のための情報を得ることができる。
ンの充填ストロークに対応して、充填圧力を演算表示計
１０の出力としてリアルタイムに表示させることができ
る。したがって充填圧力がストロークのどの位置で大き
いか作業中に知ることができ、マッドガン充填作業の適
切な管理のための情報を得ることができる。
【００１０】
【実施例】高炉の出銑口において本発明のマッド充填圧
力測定方法を適用した結果の例を図３に示す。横軸はマ
ッドガンのピストンストローク、縦軸はマッド圧であ
る。これによるとＡマッド材はＢマッド材に比べ、ピス
トンストロークの小さい時はマッド圧は低いが、ピスト
ンストロークの大きい時はマッド圧は高くなる。これは
マッドの骨材、マトリックスの材質と配合割合、粒度構
成、バインダーの種類と配合量等により、マッド充填中
の時系列マッド圧が変化するものである。本発明の方法
によればマッド材により、マッドガンバレル１とマッド
ガン先端バレル４内のマッド通過抵抗は小さいが、出銑
口、炉内への通過、流入抵抗が大きいまたは、逆の場合
等を常に把握することがわかる。
力測定方法を適用した結果の例を図３に示す。横軸はマ
ッドガンのピストンストローク、縦軸はマッド圧であ
る。これによるとＡマッド材はＢマッド材に比べ、ピス
トンストロークの小さい時はマッド圧は低いが、ピスト
ンストロークの大きい時はマッド圧は高くなる。これは
マッドの骨材、マトリックスの材質と配合割合、粒度構
成、バインダーの種類と配合量等により、マッド充填中
の時系列マッド圧が変化するものである。本発明の方法
によればマッド材により、マッドガンバレル１とマッド
ガン先端バレル４内のマッド通過抵抗は小さいが、出銑
口、炉内への通過、流入抵抗が大きいまたは、逆の場合
等を常に把握することがわかる。
【００１１】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば以下
のような効果がある。 （ａ）マッド充填中の時系列マッド圧を把握することに
より、日常使用するマッド材の材質管理、出銑口管理が
容易で、かつ向上ができる。 （ｂ）マッド材の改善を図るに当り、マッドの骨材、マ
トリックスの材質と配合割合、粒度構成、バインダーの
種類と配合量を適正にするための一つの大きな指標とな
り、マッド材を飛躍的に開発向上させることができる。
のような効果がある。 （ａ）マッド充填中の時系列マッド圧を把握することに
より、日常使用するマッド材の材質管理、出銑口管理が
容易で、かつ向上ができる。 （ｂ）マッド材の改善を図るに当り、マッドの骨材、マ
トリックスの材質と配合割合、粒度構成、バインダーの
種類と配合量を適正にするための一つの大きな指標とな
り、マッド材を飛躍的に開発向上させることができる。
【図１】本発明の方法を実施するためのマッド充填装置
の側面断面図
の側面断面図
【図２】高炉出銑口とマッドガンの側面断面図
【図３】マッドガンのピストンストロークに対するマッ
ド圧の測定例を示すグラフ
ド圧の測定例を示すグラフ
１ マッドガンバレル ２ マッド押出ピストン ３ 油圧シリンダーピストン ４ マッドガン先端ノズル ５ マッド材 ６ 油圧配管 ７ 圧力計 ８ ストローク検知器 ９ 油圧ポンプ １０ 演算表示器
Claims (2)
- 【請求項１】 高炉出銑口にマッドを充填するマッドガ
ンにおいて、マッド充填油圧ポンプの電動機電流または
マッド充填油圧シリンダー入口の油圧の測定値ならびに
前記マッド充填油圧シリンダー断面積とマッドガンバレ
ル断面積との比から、マッド充填圧力を前記マッド充填
油圧シリンダーの移動量に対応してマッド充填開始から
連続的または時系列的に自動演算して表示することを特
徴とする高炉出銑口充填のマッド充填圧力測定方法。 - 【請求項２】 マッド充填油圧シリンダーの移動量を油
圧配管の油の流量を測定しその積算値から求めることを
特徴とする請求項１記載の高炉出銑口充填のマッド充填
圧力測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26779592A JPH06100916A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 高炉出銑口充填のマッド充填圧力測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26779592A JPH06100916A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 高炉出銑口充填のマッド充填圧力測定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06100916A true JPH06100916A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17449704
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26779592A Withdrawn JPH06100916A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 高炉出銑口充填のマッド充填圧力測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06100916A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6147388A (ja) * | 1981-01-07 | 1986-03-07 | ハリン、カムパニ | コルク栓抜取り装置 |
| KR100605690B1 (ko) * | 1999-12-27 | 2006-07-31 | 주식회사 포스코 | 고로의 출선구 압력제어장치 |
| KR100775223B1 (ko) * | 2001-07-19 | 2007-11-12 | 주식회사 포스코 | 출선구 폐쇄기의 선회 제어장치 |
| KR101009035B1 (ko) * | 2008-09-17 | 2011-01-17 | 주식회사 포스코 | 머드건의 압상 발생 방지방법 |
-
1992
- 1992-09-11 JP JP26779592A patent/JPH06100916A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6147388A (ja) * | 1981-01-07 | 1986-03-07 | ハリン、カムパニ | コルク栓抜取り装置 |
| JPH0246476B2 (ja) * | 1981-01-07 | 1990-10-16 | Harin Co | |
| KR100605690B1 (ko) * | 1999-12-27 | 2006-07-31 | 주식회사 포스코 | 고로의 출선구 압력제어장치 |
| KR100775223B1 (ko) * | 2001-07-19 | 2007-11-12 | 주식회사 포스코 | 출선구 폐쇄기의 선회 제어장치 |
| KR101009035B1 (ko) * | 2008-09-17 | 2011-01-17 | 주식회사 포스코 | 머드건의 압상 발생 방지방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |