JPH0598590A - 抄紙機用ドライヤのフード給排気装置 - Google Patents

抄紙機用ドライヤのフード給排気装置

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Publication number
JPH0598590A
JPH0598590A JP28196891A JP28196891A JPH0598590A JP H0598590 A JPH0598590 A JP H0598590A JP 28196891 A JP28196891 A JP 28196891A JP 28196891 A JP28196891 A JP 28196891A JP H0598590 A JPH0598590 A JP H0598590A
Authority
JP
Japan
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hood
dryer
air
exhaust
paper machine
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP28196891A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhito Ohira
和仁 大平
Setsuo Suzuki
節夫 鈴木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0598590A publication Critical patent/JPH0598590A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 抄紙機用ドライヤフードにおいて、同一の乾
燥性能を得るために要するファン動力や、ヒータ熱源な
どのエネルギーを大幅に削減でき、省エネルギー効果を
高める。 【構成】 ドライヤロール2間に吸引ロール3を配し
て、ウエブ1の単独走行部をなくした抄紙機の多筒式シ
ングルカンバスドライヤのフード給排気装置において、
吸引ロール3からの排気をドライヤフード4内に再循環
させると共に、同再循環系の途中に除湿装置8を設ける
ことにより、系外への排気量が減少し、排気による熱損
失を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抄紙機のドライヤパート
に適用され、紙の乾燥効率を改善する抄紙機用ドライヤ
フードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4に従来のドライヤロール間
に吸引ロールを配したシングルカンバスドライヤ用ドラ
イヤフードのエア系統図を示す。図において、前工程の
プレスパートで脱水されたウエブ1は、ドライヤパート
に入り、蒸気を熱源とするドライヤロール2を周回しな
がら、所定の水分になるまで加熱、乾燥を繰り返され、
後工程のカレンダパートへ送られる。この時ウエブから
蒸発した水蒸気は、ドライヤフード4内に放出され、排
気ファンによってフード外に排出される。また一部の水
蒸気は、吸引ロール3の排気としてフード外に排出され
る。例えば図3に示したドライヤフードシステムのエア
系統は、フード4からの排気系と同排気系と熱交換器5
で熱交換し、更にヒータ6で加熱されたフード4への給
気系と、吸引ロール3からの排気を前記フード排気系に
送る系とで構成されている。
【0003】また図4に示したドライヤフードシステム
のエア系統は、図3のエア系統のうち、吸引ロールから
の排気系をフードへの給気系に接続し、循環系を形成し
たものである。なお、これらのドライヤフードでは、一
般的にフードからの排気量に対する給気量の割合が0.
75〜0.85で運転されている。またフード内の圧力
は、ほぼ大気圧に近い状態に保たれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3に示した従来のド
ライヤフードでは、吸引ロールからの排気を全て系外へ
排出するため、排気による熱損失が大きい。しかもフー
ドの給排バランス上、系外からの給気量も増大し、加熱
に要する熱量が大きくなる等の欠点があった。また図4
に示した従来のドライヤフードでは、吸引ロールからの
排気を給気系に循環させることにより、系外への排気量
も系外からの給気量も共に図3のものより約20%減少
できる。しかし給気系に湿度の高い吸引ロールからの排
気が混入されるため、フードへの給気及びフードからの
排気量そのものは、図3のものより約30%増加する等
の問題があった。本発明は給気系への高湿度空気の混入
を低減するために、吸引ロールからの排気循環系の途中
に除湿装置を配することにより、前記従来の問題を解決
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、ドラ
イヤロール間に吸引ロールを配して、ウエブの単独走行
部をなくした抄紙機の多筒式シングルカンバスドライヤ
のフード給排気装置において、吸引ロールからの排気を
ドライヤフード内に再循環させると共に、前記再循環系
の途中に除湿装置を備えてなるもので、これを課題解決
のための手段とするものである。また本発明は、前記除
湿装置が、蒸発部と凝縮部とを同じエア系上に有するヒ
ートポンプで構成されてなるもので、これを課題解決の
ための手段とするものである。
【0006】
【作用】吸引ロールからの排気循環系に除湿装置を加え
ることにより、同除湿装置から系外へ排出される水分相
当だけ、系外への排気量が減少し、これに伴って系外か
らの給気量も減少する。また除湿装置を設けたことによ
り、高湿排気の潜熱を利用でき、且つ前記方式のヒート
ポンプによれば、循環系の入出における温度低下も防ぐ
ことができる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1は本発明の1実施例の抄紙機用ドライヤフード
のエア系統図を示す。さて図1の系統は、フード4から
の排気系、同排気系と熱交換器5で熱交換し、更にヒー
タ6で加熱されてフード内に給気される系、吸引ロール
3からの排気が除湿装置8を経て前記給気系に繋がる循
環系で構成されている。そしてフード内でウエブから蒸
発した水蒸気の一部は、高温度のフード排気として、系
外に排出される。一方吸引ロールに吸引された水蒸気の
一部は、除湿装置で凝縮して系外に排出され、残りの除
湿されない水蒸気だけが系内を循環する。
【0008】図2は図1の実施例に係る除湿装置の系統
例を示す。本系統は蒸発器12と凝縮器11とを同じエ
ア系上に配したヒートポンプで構成されている。なお、
ヒートポンプシステムそのものは、一般的なものである
ので、ここでは詳述しない。また9は圧縮機、10は膨
張弁である。図2では、除湿装置の入出空気を熱交換器
5で熱交換している。これは効率アップを狙ったもので
あるが、この熱交換器の有無は本発明の要旨とするもの
ではない。
【0009】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明による
と、系外への排気量が減少し、排気による熱損失が小さ
くなる。また系外からの給気量も減少し、加熱に要する
熱量も小さくなる。即ち、同一の乾燥性能を得るために
要するファンの動力や、ヒータ熱源などのエネルギーを
大幅に削減でき、省エネルギー効果が極めて高い。更に
除湿装置としてヒートポンプを採用することにより、被
除湿空気のエンタルピを有効利用し、エネルギーの損失
を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るドライヤフード給排気装
置の系統図である。
【図2】図1における除湿部の詳細図である。
【図3】従来のドライヤフード給排気装置の系統図であ
る。
【図4】図3と異なる従来のドライヤフード給排気装置
の系統図である。
【符号の説明】
1 ウエブ 2 ドライヤロール 3 吸引ロール 4 フード 5 熱交換器 6 ヒータ 7 ファン 8 除湿装置 9 圧縮機 10 膨張弁 11 凝縮器 12 蒸発器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライヤロール間に吸引ロールを配し
    て、ウエブの単独走行部をなくした抄紙機の多筒式シン
    グルカンバスドライヤのフード給排気装置において、吸
    引ロールからの排気をドライヤフード内に再循環させる
    と共に、前記再循環系の途中に除湿装置を備えたことを
    特徴とする抄紙機用ドライヤのフード給排気装置。
  2. 【請求項2】 前記除湿装置が、蒸発部と凝縮部とを同
    じエア系上に有するヒートポンプで構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の抄紙機用ドライヤのフード
    給排気装置。
JP28196891A 1991-10-03 1991-10-03 抄紙機用ドライヤのフード給排気装置 Withdrawn JPH0598590A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0653514A2 (en) * 1993-11-15 1995-05-17 Tokushu Paper Manufacturing Co. Ltd Process and apparatus for drying sheet materials
JPH07301488A (ja) * 1994-04-13 1995-11-14 Voith Sulzer Finishing Gmbh 材料シートを処理する装置及び方法
JP2008179907A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Oriental:Kk 文書細断屑用古紙再生装置

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Effective date: 19990107