JPH0596802U - 液晶用バックライトユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶バックライトユニットの光源ランプの取
付けを簡単にする。 【構成】 ランプカバ−１６を、端部にランプ固定部２
０が形成された二個一組からなる半円柱状のランプホル
ダ−片１７、１８で構成する。ホルダ−片１７、１８の
少なくとも一方はランプ被覆部１９の側面に平板状の導
光板固定部２３を延在して設ける。又、ランプホルダ−
片１７、１８の対向面に、互いに嵌合する嵌合係止部２
４をもうける。 【効果】 光源ランプを一々カバ−内に挿入することな
く、取付けが簡単に出来る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は液晶用バックライトユニット、特に該ユニットの光源ランプの取付 け構造の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】

この種液晶用バックライトユニット１は、例えば図３に示すように、導光板２ の端面にランプカバ−３に被覆された光源ランプ４を配設し、光源ランプ４より の光を効率よく導光板２の表面側に導出し、図示しないが、導光板２の上面側に 配設された液晶装置を下面側より照射するものであり、薄型で、比較的大面積を 均一に照射できるため、ワ−プロや表示装置の液晶用バックライトとして利用さ れている。

【０００３】 図４は上記液晶用バックライトユニット１の導光板２と光源ランプ４の結合構 造を示す分解斜視図である。導光板２は、例えば厚さ２〜４ｍｍの透光性良好な アクリル樹脂板からなり、その裏面側には、図示しないが、光源ランプ４よりの 光を均一に表面側に反射して導出させるための白色ペイントのドット状反射層が スクリ−ン印刷により被着されている。導光板２の下面側には、導光板２の光源 ランプ４との対向面を除く側面を被覆するよう端部がＬ字型に折曲された、アル ミ板などからなる反射板５が配設されていて、導光板２中に導入されたランプ光 を有効に上面側に反射するようになっている。また、上面側には、乳白色の光拡 散シ−ト６が配設されており、上記導光板２の上方に導出されたランプ光を分散 させ、柔かい均一な面光源として外部に放射する。

【０００４】 光源ランプ４は、図示するように、周囲が円柱状のランプカバ−３に被覆され ている。このランプカバ−３は、例えば光反射性の良好なアルミ板製で、導光板 ２に向く一側が開口し、光源ランプ４を全長に亘って被覆する長さの円柱状に形 成されると共に、前記開口部に延在して平板状の導光板固定部７が形成されてい る。導光板固定部７にはネジ穴８が設けられており、このネジ穴８に、導光板２ 側にこれと対応して配設された取付穴９を照合させ、これらを取付ネジ１０によ り組付けしている。一方、光源ランプ４は、ランプ装着時、ランプ光が有効に導 光板２に導入されるように、ランプカバ−３内の所定位置、例えばランプカバ− ３の中心軸とは導光板２と反対側に偏心した所定位置に位置規制し、弾性を有す るゴムや樹脂製のランプ固定具１２により、ランプカバ−３の端部に位置決めし て装着固定され、液晶用バックライトユニット１が組付けられる。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、このように組付けられる上記従来の液晶用バックライトユニット１ は、光源ランプ４を円柱状のランプカバ−３内に一々挿入して組みつける必要が あり、作業が煩雑である上、特に光源ランプ４が長い場合には挿入がやりにくい 問題があった。また、光源ランプ４をランプ固定具１２に装着し、これを円柱状 のランプカバ−３の所定位置に位置決めして装着固定する作業が面倒であった。

【０００６】 従って、本考案は上記に鑑みなされたものであり、光源ランプ４を円柱状のラ ンプカバ−３内に一々挿入して組みつける必要がなく、また光源ランプ４を一々 ランプ固定具１２を介してランプカバ−３の端部に位置決めして装着することな く、光源ランプの装着固定が容易になされる液晶用バックライトユニットを提供 することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

このため、本考案は、導光板の端面にランプカバ−に被覆された光源ランプを 配設し、ランプ光を導光板の表面側に導出するようにした液晶用バックライトユ ニットに於いて、前記ランプカバ−は、両端部に光源ランプが装着されるランプ 固定部が形成されると共に、中央部は光源ランプを被覆する半円柱状のランプ被 覆部が形成された二個一組のランプホルダ−片から構成され、前記ランプホルダ −片は、少なくとも一方は前記ランプ被覆部に延在して平板状の導光板固定部が 形成されたものである。そして、これら二個一組のランプホルダ−片は、対向面 に互いに嵌合係止する嵌合係止部が配設され、またランプホルダ−片のランプ被 覆部の内面は光反射性に形成される。

【０００８】

【作用】

上記構成の液晶用バックライトユニットによれば、ランプカバ−は二個一組の 略半円柱状のランプホルダ−片からなり、これらを嵌合係止して光源ランプを被 覆する構成としたから、従来の液晶用バックライトユニットのように、光源ラン プを円柱状のランプ被覆部内に一々挿入して組み付ける必要がなくなる。また、 ランプホルダ−片の両端部に、光源ランプが所定位置に位置決めして装着される ランプ固定部を一体に形成したから、光源ランプはランプ装着と同時に位置決め して装着される。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。 図１は本考案に係る液晶用バックライトユニット１５の分解斜視図であり、前記 図４の従来例と対応したものである。同図において、図２の液晶用バックライト ユニット１と相違する点は光源ランプ４を被覆支持するランプカバ−１６の構造 のみであり、その他は同様の構造でるため、同一機能部品は同じ参照符号を付し 、簡単のため、その説明は省略する。ランプカバ−１６は二個一組の略半円柱状 のランプホルダ−片１７、１８からなり、各々光源ランプ４を被覆するするラン プ被覆部１９とその両端側に、光源ランプ４を挟持支持するランプ固定部２０が 配設されている。

【００１０】 このランプ固定部２０は、外形が光源ランプ４の端部外形と略等しい形状の凹 状に形成され、この凹部２１上に、ゴムや弾性を有する樹脂で形成された弾性支 持体２２が配設されている。従って、この凹部２１の弾性支持体２２上に光源ラ ンプ４を載置して軽く押圧すると、光源ランプ４は弾性支持体２２でランプ４の 端部が挟持支持されるようになっている。また、凹部２１はホルダ−片１７、１ ８の中心軸から所定量変心した所定位置に配設されていて、光源ランプ４はラン プ被覆部１９内に位置規制して保持されるよう構成されている。さらに、ランプ ホルダ−片１７、１８はランプ被覆部１９の一側に、従来同様、導光板固定部２ ３が延在して配設されていて、反射板５、導光板２、光拡散シ−ト６が取付けら れるように構成されている。

【００１１】 また、ランプホルダ−片１７、１８は、図２に拡大図示するように、その対向 面に互いに嵌合係止する嵌合係止部２４が配設されている。即ち、ランプホルダ −片１７のランプ被覆部１９の外縁には嵌合突部２５が、また、ランプホルダ− 片１８のこれと対応したランプ被覆部１９の外縁には嵌合凹部２６が形成され、 両者を嵌合係止することで、容易に一体化することが出来る。また、これらのラ ンプホルダ−片１７、１８は、ランプ被覆部１９の内面側は光反射性に形成され ていて、ランプ光を有効に導光板２側に反射させる。

【００１２】 かかる構成の液晶用バックライトユニット１５において、光源ランプ４をラン プホルダ−片１７、１８に組み付けるには、光源ランプ４を何れか一方のランプ ホルダ−片１７の凹部２１上に載置して軽く押圧して、弾性支持体２２にその両 端部を挟持させる。次にこのように、光源ランプ４の挟持された一方のランプホ ルダ−片１７上から、他方のランプホルダ−片１８を、光源ランプ４がランプ被 覆部１９内にカバ−されるように配置し、上方より軽く押圧すると、両者の嵌合 係止部が互いに嵌合係止し、従来同様の一体構造となる。後は、導光板固定部２ ３に導光板２などを取付けるとよい。

【００１３】

【考案の効果】

以上の様に、本考案はランプカバ−を二個一組みの半円筒状のランプホルダ− 片で構成し、両者を嵌合係止するよう構成したから、光源ランプの組付けが、極 めて簡単に行なへ、光源ランプのランプカバ−内の位置決めが容易になされる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の液晶用バックライトユニットの要部構
成を示す分解斜視図である。

【図２】図１の部品のランプホルダ−片の嵌合係止構造
例を示す断面図である。

【図３】従来の液晶用バックライトユニットの構造例を
示す断面図である。

【図４】図３の液晶用バックライトユニットの要部構成
を示す分解斜視図である。

【符号の説明】

２ 導光板 ４ 光源ランプ １５ 液晶用バックライトユニット １６ ランプカバ− １７、１８ ランプホルダ−片 １９ ランプ被覆部 ２０ ランプ固定部 ２１ 凹部 ２２ 弾性支持体 ２３ 導光板固定部 ２４ 嵌合係止部 ２５ 嵌合突部 ２６ 嵌合凹部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 導光板の端面にランプカバ−に被覆され
   た光源ランプを配設し、ランプ光を導光板の表面側に導
   出する液晶用バックライトユニットに於いて、前記ラン
   プカバ−は、両端部に光源ランプが装着されるランプ固
   定部が形成されると共に、中央部は光源ランプを被覆す
   る半円柱状のランプ被覆部が形成された二個一組のラン
   プホルダ−片から構成され、前記ランプホルダ−片は、
   少なくとも一方は前記ランプ被覆部に延在して平板状の
   導光板固定部が形成されたことを特徴とする液晶用バッ
   クライトユニット。
2. 【請求項２】 二個一組のランプホルダ−片は各々互い
   に嵌合係止する嵌合係止部を有したことを特徴とする請
   求項１記載の液晶用バックライトユニット。
3. 【請求項３】 ランプカバ−の内面を光反射性にしたこ
   とを特徴とする請求項１記載の液晶用バックライトユニ
   ット。