JPH059588U - 水中遊動遊戯具 - Google Patents

水中遊動遊戯具

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JPH059588U
JPH059588U JP8574891U JP8574891U JPH059588U JP H059588 U JPH059588 U JP H059588U JP 8574891 U JP8574891 U JP 8574891U JP 8574891 U JP8574891 U JP 8574891U JP H059588 U JPH059588 U JP H059588U
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嘉太郎 須田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水封されたゲームケース内の液体中で、強制
的な水流によって遊動体を浮遊沈降させ、各種のゲーム
を楽しめるようにする。 【構成】 水封したゲームケース1内を、押圧操作手段
16の押圧操作で上下動するスライダー12下部に付設
の水流発生板11により、上部のゲーム室3、下部の水
流発生室4に区画する。水流発生板11には、噴流口1
3と、上動時は開口し、下動時は閉塞する補充供給口1
4とを開口形成する。下動した水流発生板11の噴流口
13から水流発生室4内の液体を噴出させた後、水流発
生板11とゲームケース1底壁面との間に配装した弾▲
撥▼復帰手段19により上動復帰させて、補充供給口1
4からゲーム室3内の液体を水流発生室4内に補充す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、水封されたゲームケース内で、液体中の遊動体を外部からの押圧 操作に伴ない発生させた強制的な水流によって浮遊沈降させ、各種のゲームを楽 しめるようにした水中遊動遊戯具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からこの種の水中遊動遊戯具として、実公昭54−312号公報、実公昭 56−25707号公報、実公昭61−43512号公報、実公昭62−320 72号公報等のように、ボタン操作で伸縮されるベローズを使用して水流を発生 するもの、実公昭62−32071号公報のように、板バネ部材の押圧変形、復 原変形に伴ない水流を発生するもの、実公昭63−9342号公報のように、磁 力によって流動路内でスライドされる流動体が水流を発生するもの、実公平2− 228号公報のように、ボタン操作で揺動する煽り片によって水流を発生するも の等が提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、これらの従来の水中遊動遊戯具において、ベローズ式のものは、小 型化するのが比較的困難であるから、机上に載置して遊ぶ大型のものとして構成 せざるを得ないものであった。また、板バネ式のものは、小型化が可能であって も、発生される水流は変形する板バネ部材の全面となるから、遊動体を個別に遊 動させるのが困難であり、興趣性が殺がれるものであった。磁力スライド式のも のは、操作部分を急激にスライドさせると、流動体を確実にスライドさせること ができないときがあるばかりでなく、大きく強力な水流を発生させるための磁石 の大型化は、かえって操作性を阻害するものであった。更に、煽り片式のものは 、水流が可逆的であり、煽り片の揺動によって流動体が上下乃至前後に遊動する から、例えばパチンコゲーム機等のように遊動体が一方向にのみ遊動するような ものの場合には不適当なものであった。
【0004】 そこで、この考案は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので 、ベローズを使用することなく、比較的大きく、強制的な水流を発生させること ができ、器具全体の小型化を可能にし、また、発生する水流は、集中的に1ケ所 からまとめて噴出させることで遊動体に対しては確実な遊動作用を与え、興趣に 富むものとした水中遊動遊戯具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、この考案にあっては、所定の液体が充満収容さ れているゲームケース1内に、水流発生機構10の操作によって強制的な水流を 発生させ、この水流によって遊動体5をゲームケース1内で浮遊沈降させ、この 遊動体5と関連するゲーム部材6と共に所定のゲームを行なわせるようにした水 中遊動遊戯具において、水流発生機構10は、ゲームケース1内を上部のゲーム 室3と下部の水流発生室4とに水流発生板11によって区画し、この水流発生板 11をゲームケース1内で上下にスライドさせ、下動させるときは水流発生室4 内の液体をゲーム室3内に強制的に噴流状に噴出させ、上動させるときはゲーム 室3内の液体を水流発生室4内に補充供給するようにして成ることを特徴とする 。
【0006】 また、水流発生機構10は、ゲームケース1内で上下にスライドするスライダ ー12と、開口形成された噴流口13、及び上動するときは開口し、下動すると きは閉塞される補充供給口14夫々を有して、スライダー12下部に付設されて いる前記の水流発生板11と、スライダー12を下動させる押圧操作手段16と 、スライダー12を上動復帰させる弾▲撥▼復帰手段19とを備えて構成するこ とができる。
【0007】 スライダー12は、ゲームケース1内に固定的に保持され、前記ゲーム部材6 が表面に付設されている支持盤7裏面において、スペーサー18を介して所定の 間隙を隔てて上下にスライドされるようにゲームケース1内に配装して構成でき る。
【0008】 また、スライダー12下部両側縁に配した左右側部相互間に、支持盤7の下部 を装入し、この支持盤7下部の肉厚に相当する間隙を背部に形成して支持盤7前 面に位置する前側部を架装連結し、この前側部前面に水流発生板11を固定付設 して、支持盤7に対するスライダー12の上下動案内手段を形成することができ る。
【0009】 押圧操作手段16は、スライダー12上端に連繋して、ゲームケース1上方に 突出させた水封処理が施された押圧される操作ボタン構造のものとして構成する ことができる。
【0010】 弾▲撥▼復帰手段19は、ゲームケース1底壁面に先端が当接規制され、スラ イダー12の下動によって弾▲撥▼力を蓄積して湾曲状に撓むよう、水流発生板 11下側面に連繋した正面から見てほぼL字状の板バネ構造のものとして構成す ることができる。
【0011】
【作用】
この考案に係る水中遊動遊戯具にあって、押圧操作手段16の下方への押圧操 作は、スライダー12を、更にこれ12と一体状の水流発生板11を弾▲撥▼復 帰手段19の弾▲撥▼力に抗して下動させる。このときの水流発生板11に開口 されている補充供給口14は閉塞されていて水流発生室4内の液体を圧縮し、噴 流口13から強制的に噴出させる。
【0012】 この噴出される水流は、噴流口13上の遊動体5を上方へ浮遊させ、ゲーム室 3の上部へ至らしめる。すると、遊動体5は、ゲーム室3内の液体中をその自重 によって浮遊沈降し、遊動体5とゲーム的に関連するゲーム部材6と共に所定の ゲームが行なわれ、あるいはそのまま水流発生板11上のゲーム室3底部に沈降 される。
【0013】 一方、水流発生板11の下方に連繋させた弾▲撥▼復帰手段19は、水流発生 板11の下動に伴ない撓むことで弾▲撥▼力が蓄積されるのであり、水流発生板 11乃至スライダー12に対する下方への押圧力が解除されると、弾▲撥▼復帰 手段19自体が原状に復帰するときの弾▲撥▼作用によって、水流発生板11及 びスライダー12を共に上動させる。
【0014】 このとき、水流発生板11に開口されている補充供給口14が開放され、水流 発生板11自体の上動を円滑にすると同時に、この補充供給口14を経て、ゲー ム室3内の液体が水流発生室4内に補充供給され、水流発生室4内には液体が再 び充満され、次動作に備える。
【0015】 更に、スライダー12が上下動されるとき、ゲームケース1内に固定的に保持 されている支持盤7の下部に、スライダー12の下部が装入されて上下に案内さ れ、また、支持盤7とスライダー12との間隙を設定するスペーサー18によっ て、封入されている液体の表面張力その他にかかわらず、スライダー12自体の 上下のスライドを円滑にする。
【0016】
【実施例】
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説明するに、図において示される 符号1は、水等の液体が充満収容されている水封密閉構造のゲームケースであり 、このゲームケース1は、図に示すように、その下部が、上方開口の不透明なほ ぼボックス状のベースケース2内に嵌め込み状に収納されることで、立脚状に支 持されている。
【0017】 ゲームケース1自体は、少なくとも正面から見て内部が透視できるように形成 されており、図示にあっては、正面、背面、左右側面のいずれもが透視可能な素 材によって囲まれていて、正面から見てやや縦長で、前後にやや肉厚な全体が偏 平ボックス状に形成されている。また、このゲームケース1自体の上部は開口さ れていて、蓋体25によって水封状に閉蓋されており、この蓋体25には、後述 する押圧操作手段16が設けられ、液体の注入口26が開閉自在に開口形成され ている。
【0018】 このゲームケース1内では、収容充満した液体内で、この液体に水流発生機構 10を介して水流を発生させることにより、液体中に浮遊させてある遊動体5を 浮遊沈降させることで、ゲームケース1内に適宜に配装されているゲーム部材6 と協動して各種のゲームが行なえるようにしてある。
【0019】 しかして、ゲームケース1内部は、上部をゲーム室3に、下部を水流発生室4 になるよう、後述の上下にスライドする水流発生板11によって上下に区画して あり、ゲーム室3には、液体中で浮遊沈降する遊動体5と、この遊動体5が係止 されたり、係合されたりするゲーム部材6とが封入されている。ゲーム部材6は 、図2に示すように、ゲームケース1内で立脚状に固定的に保持される支持盤7 表面に固定されており、ゲームケース1内では、通常は移動しないように不動な ものとされている。
【0020】 そのため、支持盤7は、ゲームケース1内で、その上下、左右にがたつくこと がないよう、その高さは、ゲームケース1の内法高さとほぼ同一のものとし、ま た、この支持盤7前面両側に突設した左右壁部の幅員を、ゲームケース1の内法 幅員とほぼ同一のものとしてある。
【0021】 また、前記の水流発生機構10は、上部をゲーム室3に、下部を水流発生室4 になるよう、ゲームケース1内部を上下に区画している水流発生板11をゲーム ケース1内で上下にスライドさせ、下動させるときは水流発生室4内の液体をゲ ーム室3内に強制的に噴流状に噴出させ、上動させるときはゲーム室3内の液体 を水流発生室4内に補充供給するものとして構成してある。
【0022】 すなわち、水流発生機構10は、ゲームケース1内で上下にスライドするスラ イダー12と、開口形成された噴流口13、及び上動するときは開口し、下動す るときは閉塞される補充供給口14夫々を有して、スライダー12下部に付設さ れている前記の水流発生板11と、スライダー12を下動させる押圧操作手段1 6と、スライダー12を上動復帰させる弾▲撥▼復帰手段19とを備えて成る。
【0023】 スライダー12は、前記支持盤7裏面において上下にスライドされるようにゲ ームケース1内に配装されていて、このスライダー12の下部に付設される水流 発生板11は、支持盤7前面に位置されるようにしてある。そのため、スライダ ー12下部両側縁に配した左右側部相互間に、支持盤7の下部が装入されるよう 、この支持盤7下部の肉厚に相当する間隙を背部に形成して支持盤7前面に位置 する前側部を架装連結し、この前側部前面に水流発生板11を固定付設してある 。また、これは、前側部背部の間隙内に支持盤7下部が装入されていることで、 不動である支持盤7に対して、これ7の下部によって案内されることで、スライ ダー12自体が上下にスライドされるようになり、支持盤7に対するスライダー 12の上下動案内手段を形成している。
【0024】 また、このスライダー12自体は、支持盤7自体の幅員に比し小さくはない幅 員を有しており、支持盤7裏面に配装されていて、このスライダー12自体が上 下にスライドするとき、例えば透明に形成される支持盤7を経てスライダー12 自体が正面から透視されることがあっても、スライダー12自体の上下動が看取 されないように配慮する。
【0025】 水流発生板11は、水流発生室4内の液体をゲーム室3内に強制的に噴出させ るもので、スライダー12の下動に伴ない水流発生室4内の液体を圧縮し、その 噴流口13から強制的に噴出させる。また、スライダー12の上動に伴ない開放 される補充供給口14からゲーム室3内の液体を遊動体5内に補充供給して水流 発生室4内に液体を充満させ、次動作に備える。
【0026】 この水流発生板11の噴流口13は、図示のように、正面から見て左側に開口 形成されていて、噴流口13から噴出される水流によって遊動体5を浮遊噴射さ せるものである。そして、この噴流口13上に遊動体5が常時待機されるように 、水流発生板11自体は、噴流口13側に下方傾斜し、ゲーム室3側である水流 発生板11上側面上を遊動体5が自重によって移動して噴流口13開口に常時供 給位置されるようにし、また、噴流口13の開口大きさは遊動体5に比しやや小 さいものとされる。
【0027】 一方、補充供給口14は、噴流口13と反対側である、正面から見て右側に位 置させて開口形成してあり、例えば孔状に形成されていて、水流発生室4側であ る水流発生板11下側面に揺動自在に設けられている開閉弁15によって、水流 発生板11自体が上動するときは開口し、下動するときは閉塞されるようにして ある。
【0028】 スライダー12を下動させる押圧操作手段16は、図示例のように、スライダ ー12上端に連繋して、ゲームケース1上方に突出させた水封処理が施された押 圧される操作ボタン構造のものとしてある。すなわち、蓋体25のほぼ中央に開 口した外出口に押圧操作手段16を配し、押圧操作手段16全体を被装し、蓋体 25に組み込み固定されるゴム製キャップ17によって水封してあるものである 。
【0029】 また、この押圧操作手段16によってスライダー12自体を支持盤7裏面で円 滑に上下でスライドさせるため、支持盤7裏面あるいはスライダー12表面のい ずれかに、両者7,12相互間に適当な間隙を維持させるスペーサー18を固着 してある。このスペーサー18は、図4に示すように、支持盤7裏面の両側に、 例えば0.5〜0.7mm程度の高さを有するものとして固着されており、ゲー ムケース1内に充満される液体による表面張力作用によって、支持盤7とスライ ダー12とが密着されるのを阻止するようにしてある。
【0030】 また、スライダー12を上動復帰させる弾▲撥▼復帰手段19は、押圧操作手 段16による押圧作用によってスライダー12が下動するときに付与される弾▲ 撥▼力を蓄積し、押圧操作手段16に対する押圧力が解除されるときに、スライ ダー12を原位置に上動復帰させる。
【0031】 図示例にあっては、ゲームケース1底壁面に先端が当接規制されていて、スラ イダー12の下動によって弾▲撥▼力を蓄積して湾曲状に撓むよう、水流発生板 11下側面に連繋した正面から見てほぼL字状の板バネ構造のものとしてある。 すなわち、水平部分の一端を水流発生板11における下側面の噴流口13側に連 繋し、この水平部分の他端からほぼ直交状に延設された垂直部分の下端をゲーム ケース1底壁面に当接させたもので(図1参照)、スライダー12が下動すると 、水平部分が上方へ凹状に撓むよう弾性変形し(図3参照)、これが現状に復原 するときに水流発生板11及びスライダー12を上動復帰させる。
【0032】 なお、この弾▲撥▼復帰手段19は、水流発生室4内を上下に区画するように 配装されることとなるから、それらの上下部分の液体相互間を連通させる適数の 孔状、切欠状の流通口20が弾▲撥▼復帰手段19自体に開口形成されている。
【0033】 この弾▲撥▼復帰手段19は、弾▲撥▼性に富むものであればよく、例えば金 属製のコイル状あるいは板状のスプリングであってもよいが、内部に充満される 液体による錆の発生その他を考慮して、弾▲撥▼性に富む適宜な合成樹脂が使用 されるものとしてある。
【0034】 また、図示にあっての遊動体5は、ボール状とし、ゲーム部材6は、このボー ル状遊動体5を受け入れる複数の円弧状の受け皿を配列したものとしてある。も とより、ドーナツ状の遊動体5を係合させる複数のピンを配列したゲーム部材6 としてもよく、場合によっては遊動体5のみであってもよく、ゲーム内容に対応 して、形状、構造が種々に異なる遊動体5、ゲーム部材6を採用することができ る。なお、ゲーム部材6は、支持盤7に対してピン8等による嵌め込み構造とす ることで、遊動体5との組合せを考慮した種々なゲーム内容となるゲーム部材6 を、例えば製造組立時に簡単に交換固定できる利点がある。
【0035】 なお、図示の遊動体5、ゲーム部材6によるゲーム内容は、複数の遊動体5を 噴流口13から噴出させる水流によってゲーム室3内の上方へ一旦強制的に移動 させ、これを順次自重によって沈降させるものとしてあるため、遊動体5の側方 には、遊動体5を上方へ案内させる噴出案内路22を形成する案内片21を前記 支持盤7表面に付設してある。また、支持盤7表面には、噴流口13の外側部か ら支持盤7の上部に至る一連の噴流案内片23を付設してあり、水流によって噴 出上昇される遊動体5をゲーム室3上部に確実に案内させるようにしてある。も とより、これらの案内片21、噴流案内片23は、上述したように、ゲーム内容 に対応して、付設されないこともあり、更に、図示のように、直線状に限らず、 曲線状その他の形状に形成されることもある。
【0036】 更に、蓋体25には、ゲームケース1内に所定の液体を充満注水する注入口2 6が開口形成されていて、注入蓋27によって開閉自在に施蓋される。なお、注 入口26から注入された液体は、前記支持盤7前面上部に区画形成された注入案 内路28を経てゲーム室3内に注入される。
【0037】 次に、この考案水中遊動遊戯具の使用の一例を説明するに、例えば図示のよう に、ボール状の遊動体5、受け皿を配列したゲーム部材6を所定の液体と共にゲ ームケース1内に封入し、遊動体5は、水流発生板11上側面上で整列状にし、 その最下端の遊動体5を噴流口13開口に位置させる(図1参照)。
【0038】 ここで、蓋体25上方に突出する押圧操作手段16の下方への押圧操作によっ てスライダー12を下動させると、弾▲撥▼復帰手段19の弾▲撥▼力に抗して 水流発生板11も下動し、このとき補充供給口14は閉塞されていることで水流 発生室4内の液体を圧縮し、噴流口13から強制的に噴出させる。この噴出され る水流は、遊動体5を乗せながら噴出案内路22内で上方へ浮遊させ、噴流案内 片23に沿ってゲーム室3の上部へ至らしめる。
【0039】 ゲーム室3上部に運ばれた遊動体5は、液体中をその自重によって浮遊沈降し 、ゲーム部材6における所定の受け皿内に受け入れられたり、あるいはそのまま 水流発生板11上のゲーム室3底部に沈降される。
【0040】 一方、スライダー12と共に下動された水流発生板11は、これの下方に連繋 されている弾▲撥▼復帰手段19が、水流発生板11の下動に伴ない弾▲撥▼力 が蓄積され、それを解除するよう原状に復帰するときに、スライダー12と共に 上動し、このとき開放される補充供給口14を経て、ゲーム室3内の液体が水流 発生室4内に補充供給され、水流発生室4内には液体が再び充満され、次動作に 備える。
【0041】 こうした押圧操作手段16の押圧操作によって、スライダー12、水流発生板 11を上下動させることで、水流発生板11上の遊動体5をゲーム部材6に関連 つけることで、また、所定時間内の関連つけ数の多少等を競うのである。
【0042】 このとき、ゲームケース1下部は、前記したベースケース2内に収納されてい ることで(図5参照)、遊動体5を噴出、浮遊沈降させるべく操作される水流発 生機構10の本体部分は、隠蔽された状態にあるから、興趣性に富み、また、机 上等でゲームケース1を立脚状に保持させた状態でゲームを行なうことができる 。
【0043】
【考案の効果】
この考案は以上のように構成されており、これがため、この考案に係る水流発 生機構10は、ベローズを使用することなく、比較的大きく、強制的な水流を発 生させることができ、そのため、器具全体の小型化を図ることができる。また、 このときに発生する水流は、噴流口13から集中的にまとめて噴出させることで 噴流口13上の遊動体5に対して確実な遊動作用を与え、各種のゲームを興趣に 富むものとすることができる。
【0044】 すなわち、この考案においての水流発生機構10は、ゲームケース1内を上部 のゲーム室3と下部の水流発生室4とに区画する水流発生板11をゲームケース 1内で上下にスライドさせ、下動させるときは水流発生室4内の液体をゲーム室 3内に強制的に噴流状に噴出させ、上動させるときはゲーム室3内の液体を水流 発生室4内に補充供給するようにして成るから、従来の多くのものがベローズを 使用することで水流を発生させていたものに比し小型に構成でき、また、板バネ 式、磁力式、煽り片式等のものに比しても、大きく、強力な水流を発生でき、遊 動体5に対する浮揚作用を大きなものとできる。
【0045】 また、この水流発生機構10においての操作は、押圧操作手段16を介しての スライダー12に対するゲームケース1上方からの押圧操作で済むから、極めて 簡単であり、しかも、スライダー12が上下動されるときは、ゲームケース1内 に固定的に保持した支持盤7の下部によって上下に案内されると同時に、支持盤 7裏面でのスライドは、支持盤7と所定間隙を維持させるスペーサー18によっ て、封入されている液体の表面張力その他にかかわらず、極めて円滑なものとし ている。
【0046】 スライダー12の上下動に伴ない、これと一体的に上下動する水流発生板11 において、下動するときは、水流発生室4内の液体を圧縮することで噴流口13 から強力な水流を噴出させるのである。また、弾▲撥▼復帰手段19によって上 動復帰するときは、補充供給口14を開放させ、水流発生板11自体の上動復帰 を円滑にするばかりでなく、この補充供給口14を経て、ゲーム室3内の液体を 水流発生室4内に補充供給させ、水流発生室4内に液体を再び充満させて次動作 に備えるから、ゲームを繰り返し連続して行なうことができ、興趣性が殺がれる ことがない。
【0047】 このときのスライダー12の上下動は、押しボタン構造の押圧操作手段16と 、板バネ構造の弾▲撥▼復帰手段19とにより繰り返し行なうことができ、また 、ゲームケース1内の液体をゲーム室3と水流発生室4との間で循環させるだけ であるから、液体の補充その他の必要がないものである。
【0048】 また、噴出される水流は、噴流口13上の遊動体5を上方へ浮遊させるも、噴 流口13の位置その他の配慮によって、各種のゲーム内容となる遊動体5、ゲー ム部材6等の組み合わせによって種々のゲーム内容とすることができ、極めて興 趣に富むものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】正断面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】押圧操作手段の押圧時において形成される水流
を説明する正断面図である。
【図4】図1におけるB−B線断面図である。
【図5】斜視図である。
【符号の説明】
1 ゲームケース 2 ベースケース 3 ゲーム室 4 水流発生室 5 遊動体 6 ゲーム部材 7 支持盤 8 ピン 10 水流発生機構 11 水流発生板 12 スライダー 13 噴流口 14 補充供給口 15 開閉弁 16 押圧操作手段 17 キャップ 18 スペーサー 19 弾▲撥▼復帰手段 20 流通口 21 案内片 22 噴出案内路 23 噴流案内片 25 蓋体 26 注入口 27 注入蓋 28 注入案内路

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の液体が充満収容されているゲーム
    ケース内に、水流発生機構の操作によって強制的な水流
    を発生させ、この水流によって遊動体をゲームケース内
    で浮遊沈降させ、この遊動体と関連するゲーム部材と共
    に所定のゲームを行なわせるようにした水中遊動遊戯具
    において、水流発生機構は、ゲームケース内を上部のゲ
    ーム室と下部の水流発生室とに水流発生板によって区画
    し、この水流発生板をゲームケース内で上下にスライド
    させ、下動させるときは水流発生室内の液体をゲーム室
    内に強制的に噴流状に噴出させ、上動させるときはゲー
    ム室内の液体を水流発生室内に補充供給するようにして
    成ることを特徴とする水中遊動遊戯具。
  2. 【請求項2】 水流発生機構は、ゲームケース内で上下
    にスライドするスライダーと、開口形成された噴流口、
    及び上動するときは開口し、下動するときは閉塞される
    補充供給口夫々を有して、スライダー下部に付設されて
    いる前記の水流発生板と、スライダーを下動させる押圧
    操作手段と、スライダーを上動復帰させる弾▲撥▼復帰
    手段とを備えている請求項1記載の水中遊動遊戯具。
  3. 【請求項3】 スライダーは、ゲームケース内に固定的
    に保持され、前記ゲーム部材が表面に付設されている支
    持盤裏面において、スペーサーを介して所定の間隙を隔
    てて上下にスライドされるようにゲームケース内に配装
    してある請求項1または2記載の水中遊動遊戯具。
  4. 【請求項4】 スライダー下部両側縁に配した左右側部
    相互間に、支持盤の下部を装入し、この支持盤下部の肉
    厚に相当する間隙を背部に形成して支持盤前面に位置す
    る前側部を架装連結し、この前側部前面に水流発生板を
    固定付設して、支持盤に対するスライダーの上下動案内
    手段を形成してある請求項3記載の水中遊動遊戯具。
  5. 【請求項5】 押圧操作手段は、スライダー上端に連繋
    して、ゲームケース上方に突出させた水封処理が施され
    た押圧される操作ボタン構造のものとしてある請求項2
    乃至4のいずれか記載の水中遊動遊戯具。
  6. 【請求項6】 弾▲撥▼復帰手段は、ゲームケース底壁
    面に先端が当接規制され、スライダーの下動によって弾
    ▲撥▼力を蓄積して湾曲状に撓むよう、水流発生板下側
    面に連繋した正面から見てほぼL字状の板バネ構造のも
    のとしてある請求項2乃至5のいずれか記載の水中遊動
    遊戯具。
JP1991085748U 1991-07-22 1991-07-22 水中遊動遊戯具 Expired - Lifetime JPH0722310Y2 (ja)

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