JPH0595508U - 橈骨遠位端骨折固定用髄内釘 - Google Patents

橈骨遠位端骨折固定用髄内釘

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Publication number
JPH0595508U
JPH0595508U JP3924391U JP3924391U JPH0595508U JP H0595508 U JPH0595508 U JP H0595508U JP 3924391 U JP3924391 U JP 3924391U JP 3924391 U JP3924391 U JP 3924391U JP H0595508 U JPH0595508 U JP H0595508U
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JP
Japan
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nail
intramedullary nail
radius
fracture
pine needle
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Pending
Application number
JP3924391U
Other languages
English (en)
Inventor
治夫 宇野
Original Assignee
高橋 賢三
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Filing date
Publication date
Application filed by 高橋 賢三 filed Critical 高橋 賢三
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Publication of JPH0595508U publication Critical patent/JPH0595508U/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】キルシュナー鋼線等を用いて固定するとき短縮
をきたさず、良肢位で固定が可能な新規な固定釘を提供
する。 【構成】内固定材の髄内釘は細巾板状金属材の2個を基
部側7は接着されていて、本体部側8,8の2個は
小角度で開いて松葉形に形成されており、この2個の松
葉形釘部を骨折部に打込むとき、2個の釘部が開いてい
き、その各々の釘が協調しあって骨折部をささえる。つ
まり二等辺三角形の二等辺で骨折部をささえるようにす
る。このような形状をとっているために、骨折部の整復
が保持でき、釘の尖端が橈骨遠位端の関節面1をつきや
ぶることもなく、又骨折部がよく整複された状態で釘基
部を骨幹部にキルシュナー鋼線10,10で横止め
することにより短縮を防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は橈骨遠位端骨折に対する医療用固定材料に関するものである。
〔従来の技術〕
橈骨遠位端骨折に対して、従来の治療方法としては、手術を行なわずに、徒手 で整復を行ないギブスを巻く方法、キルシュナー鋼線を用いて牽引を加えながら ギブスを巻く方法、創外固定器を用いる方法、キルシュナー鋼線やプレートを用 いて手術を行なう方法がある。橈骨遠位端の構造は図2に示すように長軸Xに対 し関節面1は約20°の傾斜があり、横に広くひろがっている。又橈骨2の骨皮 質3は遠位端に行くに従い極めて薄くなり、この部位(矢示部位)で骨折を生じ る。この場合、皮質は形態を残して骨折するというより粉砕され、つぶれた状態 で骨折する。骨折部が粉砕されると図3に矢示のように、著明な短縮、変形をき たす。図4の斜線部分の骨皮質がつぶれているために、整復されてもこの整復位 を保持することが出来ない。つまり再び図3に示すように、短縮を生じたり、ま た手関節の固定の肢位が屈曲、尺屈を強いる不良肢位になるため、治療後に変形 や疼痛をともなう手関節の機能障害を残すことが多く認められている。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は上述のような従来の方法の欠点である短縮をきたさず、良肢位で固定 が可能な新規な固定材料を使用して目的を達成しようとするものである。
〔考案が解決するための手段〕
橈骨遠位端の関節面は橈骨の長軸に対し、約20°の傾斜を有しており、こう いった形態的特徴のある部位の骨折に対しては、それに対応した形の内固定材が 必要である。さらにこの部位の骨折の特徴として骨折部が粉砕されることが多く 、なるべく骨折部を開かないで治療することが原則とされているが、骨折部を開 かないで強く整復位を保てるような特別な内固定材料は現在までに作られていな い。従来から一般骨折用に使用されている関節面や骨皮質を貫通する内固定材は キルシュナー鋼線を用いた場合は、図5aに示すように、複数本のキルシュナー 鋼線4,4,4で骨折部位を止めても、図5bに示すように再転位し、鋼 線の曲げた所5,5が骨の外面に出て来たり、又5のように関節面1をつ き破ぶることがある。これはよく見られる結果である。
本考案は図1に示すように、キルシュナー鋼線のように1本の棒状金属線でな く、細巾板状の金属材の2個6,6を基部側7が接着され、本体部側が松葉 形8,8の二等辺三角形に開いた形状に形成した髄内釘を使用して図6に示 すように、橈骨遠位端骨折部位の骨内に打ち込むものである。
このような松葉形髄内釘は橈骨の末梢(関節面側)に向うに従って2つの釘8 ,8が開いていき、その各々の釘が協調しあって骨折部をささえる。つまり 二等辺三角形の二等辺で骨折部をささえる原理である。このような形状をとって いるために骨折部の整復が保持でき、釘の尖端が橈骨遠位端の関節面をつきやぶ ることもなくなる。骨折部がよく整復された状態で、釘の基部側の横穴9,9 よりキルシュナー鋼線10,10を骨幹部に横止めすることにより短縮を 防止できる。
〔実施例〕
本考案の髄内釘は図1に示すように、細巾板状金属材の2個6,6の基部 側7は接着され、本体部側8,8が小角度で開いた松葉形の折込み釘部に形 成されている。2個の釘部8,8の先端は骨内に折込みやすいように鈍角の 刃11,11がつけられていて、その一方の刃11は両面に、他方の刃1 1は対向内面に設けられている。この他方の刃11は橈骨に折込むとき、図 6に示すように、松葉形釘の他方の釘8が橈骨の中枢より広がった遠位端に対 して開いて入っていくようにしている。松葉形釘8,8に対して基部側7は 、図6に示すように橈骨2内に打込んだ状態で骨幹部面によく当たるように適当 な角度に傾斜させている。骨折部がよく整復された状態で基部側の横穴9,9 よりキルシュナー鋼線10,10を骨幹部に打込んで横止めする。
〔考案の効果〕
本考案の髄内釘は上述のように橈骨遠位端骨折部に打込まれる釘が一本でなく 、細巾板状の金属材よりなる2個の釘が、基部側で接着され、本体部側が小さな 角度で開いた松葉形に形成されていて、横に広くひろがった構造をしている橈骨 遠位端部に対して、釘を打込むとき、橈骨末梢に向うに従って2個の釘が開いて いき、その各々の釘が協調しあって、骨折部をささえる。つまり二等辺三角形の 二等辺の釘で骨折部をささえる。このような形状をとっているために骨折部の整 復が保持でき釘の尖端が橈骨遠位端の関節面をつきやぶることもなくなる。骨折 部がよく整復された状態で釘基部の横穴より鋼線を骨幹部に横止めすることで短 縮を防止できる特徴を有する。
本考案の松葉形髄内釘は他の部位の骨折に対しても応用可能である。
【図面の簡単な説明】
図1は本考案髄内釘の斜視図、図2は橈骨遠位端の構造
説明図、図3は橈骨遠位端骨折部が粉砕されると短縮、
変形をきたす説明図、図4は斜線部分の骨皮質がつぶさ
れているために、整復されてもこの整復位を保持するこ
とが出来なくて再び図3の骨折時の状態に再転位して来
る説明図、図5a、bは従来のキルシュナー鋼線で止め
た場合の生ずる欠点の説明図、図6は本考案の松葉形髄
内釘で骨折部を止めた場合の説明図である。 1…橈骨遠位端の関節面部、2…橈骨部、3…橈骨の骨
皮質部、X……橈骨の長軸、4,4,4……キル
シュナー鋼線、5,5,5……鋼線端の曲げた部
分、7……本考案松葉形髄内釘の基部側 8,8
…髄内釘の本体部側、9,9……基部側の横穴、1
,10……横止用キルシュナー鋼線、11,1
……髄内釘先端の刃部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 細巾板状の金属材で2個の髄内釘6,6の本体部8
    ,8を松葉形に形成し、この髄内釘の基部側7は接
    着されていて、本体部に対し、傾斜し、この傾斜基部を
    橈骨骨幹部に横止めしやすいようになされており、かつ
    横止め用の穴9,9を有し、又髄内釘本体部8
    の先端には橈骨内に打込みやすいように鈍角の刃を
    設けてなる橈骨遠位端骨折固定用髄内釘。
JP3924391U 1991-03-12 1991-03-12 橈骨遠位端骨折固定用髄内釘 Pending JPH0595508U (ja)

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JP3924391U JPH0595508U (ja) 1991-03-12 1991-03-12 橈骨遠位端骨折固定用髄内釘

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JPH0595508U true JPH0595508U (ja) 1993-12-27

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007506449A (ja) * 2003-08-08 2007-03-22 ジンテーズ ゲゼルシャフト ミト ベシュレンクテル ハフツング 締付け装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57164049A (en) * 1981-02-20 1982-10-08 Howmedica Method and instrument for inserting surgical guide pin
JPS6476847A (en) * 1987-03-13 1989-03-22 Fuaburikashiyon De Materiel Or Backbone screw for apparatus particulaly for junction of lumber and backbone

Patent Citations (2)

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