JPH0594514A - 光学撮像装置、および光学撮像装置の画像処理方法 - Google Patents
光学撮像装置、および光学撮像装置の画像処理方法Info
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- JPH0594514A JPH0594514A JP3253719A JP25371991A JPH0594514A JP H0594514 A JPH0594514 A JP H0594514A JP 3253719 A JP3253719 A JP 3253719A JP 25371991 A JP25371991 A JP 25371991A JP H0594514 A JPH0594514 A JP H0594514A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 衛星搭載の画像取得装置の画像幾何歪みを画
像データのみを用いて除去する手段を提供することを目
的とするものである。 【構成】 画像取得装置の光学系結像面に第1の検出器
3とこれに近接して衛星の進行に伴いやや時間遅れをも
って画像を取得する第2の検出器14を設ける。第1の
検出器から得られる画像中に第2の検出器から得られる
画像の対応点を見付け出すことにより、第1の検出器が
画像を取得してから第2の検出器が画像を取得するまで
の時間の間に生ずる姿勢の変動分を算出、これを積分す
ることにより画像取得装置の姿勢の変動を算出する。
像データのみを用いて除去する手段を提供することを目
的とするものである。 【構成】 画像取得装置の光学系結像面に第1の検出器
3とこれに近接して衛星の進行に伴いやや時間遅れをも
って画像を取得する第2の検出器14を設ける。第1の
検出器から得られる画像中に第2の検出器から得られる
画像の対応点を見付け出すことにより、第1の検出器が
画像を取得してから第2の検出器が画像を取得するまで
の時間の間に生ずる姿勢の変動分を算出、これを積分す
ることにより画像取得装置の姿勢の変動を算出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は人工衛星等に搭載して
地上の映像を撮影する光学撮像装置および撮像された画
像の処理方法に関するものである。
地上の映像を撮影する光学撮像装置および撮像された画
像の処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は例えば海洋観測衛星1号に搭載
された可視近赤外放射計と称される光学撮像装置を用い
る地球観測システムの全体構成の例を示すものであり、
図において1は衛星搭載撮像装置、2は光学系、3は複
数の光電変換検出器から成る、光電変換器、4は信号処
理装置、5はデータ伝送装置、6はデータ伝送用アンテ
ナ、7は衛星姿勢検出装置、8は地上の画像データ受信
アンテナ、9は姿勢データ受信用アンテナ、10は画像
データ復調装置、11は画像処理装置、12はテレメト
リデータ復調装置、13は処理済み画像データ、Lは光
学系への入射光線、Sは撮像装置を搭載する衛星の進行
方向、Eは地球方向、Wは電波による衛星と地上の回線
経路を表す。
された可視近赤外放射計と称される光学撮像装置を用い
る地球観測システムの全体構成の例を示すものであり、
図において1は衛星搭載撮像装置、2は光学系、3は複
数の光電変換検出器から成る、光電変換器、4は信号処
理装置、5はデータ伝送装置、6はデータ伝送用アンテ
ナ、7は衛星姿勢検出装置、8は地上の画像データ受信
アンテナ、9は姿勢データ受信用アンテナ、10は画像
データ復調装置、11は画像処理装置、12はテレメト
リデータ復調装置、13は処理済み画像データ、Lは光
学系への入射光線、Sは撮像装置を搭載する衛星の進行
方向、Eは地球方向、Wは電波による衛星と地上の回線
経路を表す。
【0003】以上のように構成された従来の装置におい
て、光学撮像装置1の視野は、地球方向を向いており、
地球からの光線は光線経路Lにより、光学系2を経由し
て、検出器列3上に地球の画像を結像し、検出器列で光
電変換されて、信号処理装置4でフォーマットが整えら
れ、データ伝送装置5及びアンテナ6を介して電波伝送
経路Wを介して地上に伝送される。一方、衛星に搭載さ
れた姿勢検出装置7は衛星の時々刻々の姿勢変化を抽出
して、画像データと同様にデータ伝送装置5及びアンテ
ナ6、電波伝送経路Wを介して地上に伝送される。
て、光学撮像装置1の視野は、地球方向を向いており、
地球からの光線は光線経路Lにより、光学系2を経由し
て、検出器列3上に地球の画像を結像し、検出器列で光
電変換されて、信号処理装置4でフォーマットが整えら
れ、データ伝送装置5及びアンテナ6を介して電波伝送
経路Wを介して地上に伝送される。一方、衛星に搭載さ
れた姿勢検出装置7は衛星の時々刻々の姿勢変化を抽出
して、画像データと同様にデータ伝送装置5及びアンテ
ナ6、電波伝送経路Wを介して地上に伝送される。
【0004】地上では衛星からの電波信号の内画像デー
タについてはアンテナ8で受信し、データ復調装置10
で画像信号の復調を行ない、画像処理装置11で画像中
の各種の歪みを補正して、画像13を出力する。画像歪
みの内幾何学的歪みについては衛星の姿勢データを姿勢
データ受信用アンテナ9、テレメトリデータ復調装置1
2を介して受信復調し、画像処理装置への入力データと
して取り込まれ使用される。検出器列3は1次元に配列
された複数の光電変換検出器からなり、瞬時には線状の
画像を撮像し、衛星の進行Sに伴い、2次元の画像を構
成する。
タについてはアンテナ8で受信し、データ復調装置10
で画像信号の復調を行ない、画像処理装置11で画像中
の各種の歪みを補正して、画像13を出力する。画像歪
みの内幾何学的歪みについては衛星の姿勢データを姿勢
データ受信用アンテナ9、テレメトリデータ復調装置1
2を介して受信復調し、画像処理装置への入力データと
して取り込まれ使用される。検出器列3は1次元に配列
された複数の光電変換検出器からなり、瞬時には線状の
画像を撮像し、衛星の進行Sに伴い、2次元の画像を構
成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の光学撮像装置は
以上のように構成されているので、幾何学歪みの補正の
ためには、撮像された画像データの時刻と対応する姿勢
テレメトリデータを抽出しなければならず、また姿勢検
出装置そのものの精度と抽出時間間隔が撮像装置の要求
を満たす細かさでないため、不十分な姿勢データ精度の
データで歪み補正をしなければならず、補正歪みが残留
するなどの問題点があった。また、画像データの受信施
設とテレメトリデータの受信施設が同一地点にあること
がまれであるため、姿勢データを入手するための手続き
等の業務が必要であった。
以上のように構成されているので、幾何学歪みの補正の
ためには、撮像された画像データの時刻と対応する姿勢
テレメトリデータを抽出しなければならず、また姿勢検
出装置そのものの精度と抽出時間間隔が撮像装置の要求
を満たす細かさでないため、不十分な姿勢データ精度の
データで歪み補正をしなければならず、補正歪みが残留
するなどの問題点があった。また、画像データの受信施
設とテレメトリデータの受信施設が同一地点にあること
がまれであるため、姿勢データを入手するための手続き
等の業務が必要であった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので画像データと同一経路で姿勢データ
を伝送できると共に画像処理に適した高い頻度と精度の
姿勢検出出来る光学撮像装置およびその画像処理方法を
得ることを目的とする。
めになされたもので画像データと同一経路で姿勢データ
を伝送できると共に画像処理に適した高い頻度と精度の
姿勢検出出来る光学撮像装置およびその画像処理方法を
得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光学撮像
装置およびその画像処理方法は、通常の光電変換検出器
列にもう一つの検出器列を付加し、撮像された画像と僅
かに時間のずれた画像を取得する機能を付加し、通常の
撮像画像と同時に伝送するようにしたものである。
装置およびその画像処理方法は、通常の光電変換検出器
列にもう一つの検出器列を付加し、撮像された画像と僅
かに時間のずれた画像を取得する機能を付加し、通常の
撮像画像と同時に伝送するようにしたものである。
【0008】
【作用】この発明における光学撮像装置は、主検出器列
と第二の検出器列とにより構成され、二組の検出器列の
画像の対応点を見いだすことにより高精度で光学撮像装
置の姿勢を検出する。
と第二の検出器列とにより構成され、二組の検出器列の
画像の対応点を見いだすことにより高精度で光学撮像装
置の姿勢を検出する。
【0009】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1において、1は衛星搭載撮像装置、2は光学
系、3は複数の光電変換検出素子から成る、検出器、4
は信号処理装置、5はデータ伝送装置、6はデータ伝送
用アンテナ、8は地上の画像データ受信アンテナ、10
は画像データ復調装置、11は画像処理装置、13は処
理済み画像データ、14は第2の検出器、Lは光学系へ
の入射光線、Sは撮像装置を搭載する衛星の進行方向、
Eは地球方向、Wは電波による衛星と地上の回線経路を
表す。
る。図1において、1は衛星搭載撮像装置、2は光学
系、3は複数の光電変換検出素子から成る、検出器、4
は信号処理装置、5はデータ伝送装置、6はデータ伝送
用アンテナ、8は地上の画像データ受信アンテナ、10
は画像データ復調装置、11は画像処理装置、13は処
理済み画像データ、14は第2の検出器、Lは光学系へ
の入射光線、Sは撮像装置を搭載する衛星の進行方向、
Eは地球方向、Wは電波による衛星と地上の回線経路を
表す。
【0010】また図2は図1の検出器3あるいは14の
構成を示すもので、3は複数の光電変換検出素子から成
る、検出器、dl−dnは複数の光電変換素子、Tは電
荷転送器で、tl−tnは電荷結合素子、Dfは光電変
換された電子が検出器Dから電荷転送器Tへの電荷移動
方向、Dtは電荷転送器T内での電荷の転送方向、Oは
電荷読みだし端子、Bは検出器、電荷転送器を構成する
ベースプレート、Eは地球方向、Sは衛星進行方向、C
は衛星の進行と直交する方向である。
構成を示すもので、3は複数の光電変換検出素子から成
る、検出器、dl−dnは複数の光電変換素子、Tは電
荷転送器で、tl−tnは電荷結合素子、Dfは光電変
換された電子が検出器Dから電荷転送器Tへの電荷移動
方向、Dtは電荷転送器T内での電荷の転送方向、Oは
電荷読みだし端子、Bは検出器、電荷転送器を構成する
ベースプレート、Eは地球方向、Sは衛星進行方向、C
は衛星の進行と直交する方向である。
【0011】図3は機能動作原理を説明するための図
で、Sは衛星の進行方向、Giは地上の位置を示すため
に等間隔で引かれた罫線、Fは第1の検出器の瞬時の撮
像位置、AFは第1の検出器が撮像する瞬間における第
2の検出器の撮像位置、Spは第1の検出器と第2の検
出器の撮像位置のずれ、Grは衛星の姿勢変動によって
撮像画面上に投影される罫線の像を表す。
で、Sは衛星の進行方向、Giは地上の位置を示すため
に等間隔で引かれた罫線、Fは第1の検出器の瞬時の撮
像位置、AFは第1の検出器が撮像する瞬間における第
2の検出器の撮像位置、Spは第1の検出器と第2の検
出器の撮像位置のずれ、Grは衛星の姿勢変動によって
撮像画面上に投影される罫線の像を表す。
【0012】図4はこの発明の光学撮像装置の画像デー
タの利用法の原理を説明するための図で、Imは第1の
検出器から得られる2次元画像、Pr1−Pr3は第2
の検出器から得られる小画像のある時刻の部分、Loc
は部分画像Pr1−Pr3の主センサ画像上の対応点の
軌跡を表す。
タの利用法の原理を説明するための図で、Imは第1の
検出器から得られる2次元画像、Pr1−Pr3は第2
の検出器から得られる小画像のある時刻の部分、Loc
は部分画像Pr1−Pr3の主センサ画像上の対応点の
軌跡を表す。
【0013】以上のように構成されたこの発明の装置に
おいて、光学撮像装置1の視野は、地球方向を向いてお
り、地球からの光線は光線経路Lにより、光学系2を経
由して、第1の検出器3上および、これと位置の異なる
第2の検出器14に地球の画像を結像し、両方の検出器
の光電変換素子列で光電変換されて、電気信号として図
2の電荷結合素子T、出力端O経由で取り出され、図1
の信号処理装置4でフォーマットが整えられ、データ伝
送装置5及びアンテナ6を介して電波伝送経路Wを介し
て地上に伝送される。一方、衛星に搭載された姿勢検出
装置7は衛星の時々刻々の姿勢変化を抽出して、画像デ
ータと同様にデータ伝送装置5及びアンテナ6、電波伝
送経路Wを介して地上に伝送される。
おいて、光学撮像装置1の視野は、地球方向を向いてお
り、地球からの光線は光線経路Lにより、光学系2を経
由して、第1の検出器3上および、これと位置の異なる
第2の検出器14に地球の画像を結像し、両方の検出器
の光電変換素子列で光電変換されて、電気信号として図
2の電荷結合素子T、出力端O経由で取り出され、図1
の信号処理装置4でフォーマットが整えられ、データ伝
送装置5及びアンテナ6を介して電波伝送経路Wを介し
て地上に伝送される。一方、衛星に搭載された姿勢検出
装置7は衛星の時々刻々の姿勢変化を抽出して、画像デ
ータと同様にデータ伝送装置5及びアンテナ6、電波伝
送経路Wを介して地上に伝送される。
【0014】地上では衛星からの電波信号の内画像デー
タについてはアンテナ8で受信、データ復調装置10で
画像信号の復調を行ない、画像処理装置11で画像中の
各種の歪みを補正して、画像13を出力する。画像歪み
の内幾何学的歪みについては衛星の姿勢データを姿勢デ
ータ受信用アンテナ9、テレメトリデータ復調装置12
を介して受信復調し、画像処理設備への入力データとし
て取り込まれ使用される。
タについてはアンテナ8で受信、データ復調装置10で
画像信号の復調を行ない、画像処理装置11で画像中の
各種の歪みを補正して、画像13を出力する。画像歪み
の内幾何学的歪みについては衛星の姿勢データを姿勢デ
ータ受信用アンテナ9、テレメトリデータ復調装置12
を介して受信復調し、画像処理設備への入力データとし
て取り込まれ使用される。
【0015】検出器列3は1次元に配列された複数の光
電変換検出器からなり、瞬時には線状の画像を撮像し、
衛星の進行Sに伴い、2次元の画像を構成する。検出器
3及び14は図2に示すように構成されており、図1の
光学系2により検出器dl−dn上に結像された光信号
は検出器dl−dnにより電気信号に変換され、瞬時に
対応する電荷結合素子tl−tnに転送される。電荷結
合素子は隣合う素子の間をいわゆるバケツリレー方式で
電荷転送し端子Oに時系列で各検出器diの電荷を出力
する。従って、衛星から送られた電気信号の内第1の検
出器列から得られる信号を画像処理装置11で再現した
撮像画面の瞬時の像は図3(a)に示すように、地上に
等間隔に引かれたと仮定する格子縞Gi上で、一定の方
向で等間隔に並んだ画素列Fを構成する。また第2の検
出器列からはその一部が伝送されるので、図3のAFで
示すような複数のグループに分かれる検出器列の像を構
成する。衛星の時々刻々の姿勢変化に伴い、検出器列の
瞬時の撮像方向が歪むので、地上で再現される画像は図
3(b)に示すように等間隔の格子縞は歪んだものとな
る。この歪みの量は従来の方法では画像だけから計測す
ることは不可能であった。第1の検出器から得られる2
次元の画像上で第2の検出器から得られる小画像Pr1
−Pr3の対応点を見つけその軌跡を描いたものを図4
に示す。これは得られた画像のみで行なうことが可能な
閉じた処理である。ある時刻における、衛星姿勢変動が
無いと仮定した時の、対応位置をPi1−Pi3とする
とき、実際の対応点がPr1−Pr3であったとすれ
ば、PikとPrkのずれは、第1の検出器が画像を取
得してから、第2の検出器が画像を取得するまでの間の
姿勢の変化分を表す。第2の検出器の取得小画像のグル
ープ数を最低2個設ければ、衛星の姿勢変化分の全ての
要素(ロール、ピッチおよびヨー)を分離抽出出来る。
これを積分すれば姿勢が算出可能である。
電変換検出器からなり、瞬時には線状の画像を撮像し、
衛星の進行Sに伴い、2次元の画像を構成する。検出器
3及び14は図2に示すように構成されており、図1の
光学系2により検出器dl−dn上に結像された光信号
は検出器dl−dnにより電気信号に変換され、瞬時に
対応する電荷結合素子tl−tnに転送される。電荷結
合素子は隣合う素子の間をいわゆるバケツリレー方式で
電荷転送し端子Oに時系列で各検出器diの電荷を出力
する。従って、衛星から送られた電気信号の内第1の検
出器列から得られる信号を画像処理装置11で再現した
撮像画面の瞬時の像は図3(a)に示すように、地上に
等間隔に引かれたと仮定する格子縞Gi上で、一定の方
向で等間隔に並んだ画素列Fを構成する。また第2の検
出器列からはその一部が伝送されるので、図3のAFで
示すような複数のグループに分かれる検出器列の像を構
成する。衛星の時々刻々の姿勢変化に伴い、検出器列の
瞬時の撮像方向が歪むので、地上で再現される画像は図
3(b)に示すように等間隔の格子縞は歪んだものとな
る。この歪みの量は従来の方法では画像だけから計測す
ることは不可能であった。第1の検出器から得られる2
次元の画像上で第2の検出器から得られる小画像Pr1
−Pr3の対応点を見つけその軌跡を描いたものを図4
に示す。これは得られた画像のみで行なうことが可能な
閉じた処理である。ある時刻における、衛星姿勢変動が
無いと仮定した時の、対応位置をPi1−Pi3とする
とき、実際の対応点がPr1−Pr3であったとすれ
ば、PikとPrkのずれは、第1の検出器が画像を取
得してから、第2の検出器が画像を取得するまでの間の
姿勢の変化分を表す。第2の検出器の取得小画像のグル
ープ数を最低2個設ければ、衛星の姿勢変化分の全ての
要素(ロール、ピッチおよびヨー)を分離抽出出来る。
これを積分すれば姿勢が算出可能である。
【0016】以上述べたようにこの方式によれば、衛星
姿勢を画像の各画素の画像データ取得の時間間隔で抽出
出来るので、極めて高精度で姿勢の算出が可能で画像歪
みの補正を高い精度で実施出来るという利点がある。
姿勢を画像の各画素の画像データ取得の時間間隔で抽出
出来るので、極めて高精度で姿勢の算出が可能で画像歪
みの補正を高い精度で実施出来るという利点がある。
【0017】以上の実施例では第2の検出器のグループ
の数が3の場合について説明したが、この発明ではこれ
に限らず2個以上の任意の場合について全く同様に実施
できる。また1個の場合でも精度の劣化はあるものの同
様に実施できる。
の数が3の場合について説明したが、この発明ではこれ
に限らず2個以上の任意の場合について全く同様に実施
できる。また1個の場合でも精度の劣化はあるものの同
様に実施できる。
【0018】実施例2.図5はこの発明の実施例2を示
すものである。図において、Fは第1の検出器、AFは
第2の検出器、Pkgはパッケージ、Bはベース、Dは
光電変換素子列、Cntは信号取りだし及び制御用電極
端子列、F11およびF12は光電変換検出素子列の前
方に配置されたフィルタ板である。
すものである。図において、Fは第1の検出器、AFは
第2の検出器、Pkgはパッケージ、Bはベース、Dは
光電変換素子列、Cntは信号取りだし及び制御用電極
端子列、F11およびF12は光電変換検出素子列の前
方に配置されたフィルタ板である。
【0019】図において、FおよびAFを実施例1の光
学撮像装置の3および14に使用すれば、第1の検出器
には光学系により結像された地上の像の内フィルタF1
1の透過波長域の光線のみが光電変換素子列Dに到達し
光電変換される。また、第2の検出器には光学系により
結像された地上の像の内フィルタF12の透過波長域の
光線のみが光線変換素子列Dに到達し光電変換される。
これらの電気信号は電極Cntを経由して外部に取り出
され、実施例1と同様の経路をへて地上へ伝送され画像
処理される。実施例1では対応点を見いだし易くするた
め2個のフィルタ板の透過波長域は同一に設定されてい
たが、このフィルタ板の透過波長をずらせて、やや異な
る波長で観測しても、実施例1とほぼ同様に姿勢検出を
行なえることは、容易に理解される。
学撮像装置の3および14に使用すれば、第1の検出器
には光学系により結像された地上の像の内フィルタF1
1の透過波長域の光線のみが光電変換素子列Dに到達し
光電変換される。また、第2の検出器には光学系により
結像された地上の像の内フィルタF12の透過波長域の
光線のみが光線変換素子列Dに到達し光電変換される。
これらの電気信号は電極Cntを経由して外部に取り出
され、実施例1と同様の経路をへて地上へ伝送され画像
処理される。実施例1では対応点を見いだし易くするた
め2個のフィルタ板の透過波長域は同一に設定されてい
たが、このフィルタ板の透過波長をずらせて、やや異な
る波長で観測しても、実施例1とほぼ同様に姿勢検出を
行なえることは、容易に理解される。
【0020】この方式によれば異なるフィルタ透過波長
域を利用することにより、第1の検出器と第2の検出器
でマルチスペクトル画像を撮像することも可能で、従来
のマルチスペクトル画像撮像装置と同一のデータ伝送量
で姿勢の検出とマルチスペクトル画像の撮像という2個
の機能を果たすことが可能であるという利点がある。
域を利用することにより、第1の検出器と第2の検出器
でマルチスペクトル画像を撮像することも可能で、従来
のマルチスペクトル画像撮像装置と同一のデータ伝送量
で姿勢の検出とマルチスペクトル画像の撮像という2個
の機能を果たすことが可能であるという利点がある。
【0021】実施例3.図6は実施例1の画像取得装置
を用いて人工衛星の姿勢を検出するこの発明の実施例3
を示すものである。図において、13aは第1の検出器
から得られる画像データ、13bは第2の検出器から得
られる画像データ、15は画像復元装置、16は相関演
算器、17は姿勢算出器、18は出力データである。
を用いて人工衛星の姿勢を検出するこの発明の実施例3
を示すものである。図において、13aは第1の検出器
から得られる画像データ、13bは第2の検出器から得
られる画像データ、15は画像復元装置、16は相関演
算器、17は姿勢算出器、18は出力データである。
【0022】また図7は姿勢算出の概念を示す図であっ
て、図においてImは第1の検出器で得られる2次元画
像、Pr1およびPr2は第2の検出器で得られる小画
像のある時刻の部分、Pi1およびPi2は第1の画像
と第2の画像のある時刻における対応位置、Sは衛星進
行方向、R,PおよびYはそれぞれ衛星の姿勢変動のロ
ール、ピッチおよびヨー成分に対応する画素ずれを表
す。
て、図においてImは第1の検出器で得られる2次元画
像、Pr1およびPr2は第2の検出器で得られる小画
像のある時刻の部分、Pi1およびPi2は第1の画像
と第2の画像のある時刻における対応位置、Sは衛星進
行方向、R,PおよびYはそれぞれ衛星の姿勢変動のロ
ール、ピッチおよびヨー成分に対応する画素ずれを表
す。
【0023】以上の構成において、取得画像は図6の画
像データ13aおよび13bとして画像復元装置15に
取り込まれ、第1の検出器から得られて、2次元に復元
された画像は図7のImとなる。図6の相関演算器16
において第2の検出器からえられた小画像の時々刻々の
部分をIm上で移動させ対応する位置(画像が一致する
位置)を見いだす。ある時刻における対応位置が、図7
のPr1およびPr2となったとする。このとき衛星の
姿勢変化が無いと仮定した時の対応位置は検出器の機械
的配置、光学系の焦点距離と衛星高度より求められ同図
のPi1およびPi2で与えられるものとする。この対
応位置のずれから図7に示すように、衛星の姿勢変化分
R,PおよびYを分離することが可能である。これは第
1の検出器が画像を取得してから第2の検出器が画像を
取得するまでの時間の姿勢変化であるのでこれを姿勢算
出装置17で画像取得のはじめから積分することにより
時々刻々の姿勢を算出し姿勢データ18に出力出来る。
像データ13aおよび13bとして画像復元装置15に
取り込まれ、第1の検出器から得られて、2次元に復元
された画像は図7のImとなる。図6の相関演算器16
において第2の検出器からえられた小画像の時々刻々の
部分をIm上で移動させ対応する位置(画像が一致する
位置)を見いだす。ある時刻における対応位置が、図7
のPr1およびPr2となったとする。このとき衛星の
姿勢変化が無いと仮定した時の対応位置は検出器の機械
的配置、光学系の焦点距離と衛星高度より求められ同図
のPi1およびPi2で与えられるものとする。この対
応位置のずれから図7に示すように、衛星の姿勢変化分
R,PおよびYを分離することが可能である。これは第
1の検出器が画像を取得してから第2の検出器が画像を
取得するまでの時間の姿勢変化であるのでこれを姿勢算
出装置17で画像取得のはじめから積分することにより
時々刻々の姿勢を算出し姿勢データ18に出力出来る。
【0024】以上述べたようにこの構成によれば、画像
データのみで姿勢を算出することが可能であるととも
に、画像取得センサーそのものの姿勢変動が抽出出来る
という大きな利点を有する。
データのみで姿勢を算出することが可能であるととも
に、画像取得センサーそのものの姿勢変動が抽出出来る
という大きな利点を有する。
【0025】実施例4.図8は実施例1の画像取得装置
を用いて画像に含まれる地形の高低に起因するパラパッ
クス歪みを除去するこの発明の一実施例を示すものであ
る。図において、13aは第1の検出器から得られる画
像データ、13bは第2の検出器から得られる画像デー
タ、15は画像復元装置、19は姿勢算出装置、20は
パララックス除去装置、13は出力画像である。
を用いて画像に含まれる地形の高低に起因するパラパッ
クス歪みを除去するこの発明の一実施例を示すものであ
る。図において、13aは第1の検出器から得られる画
像データ、13bは第2の検出器から得られる画像デー
タ、15は画像復元装置、19は姿勢算出装置、20は
パララックス除去装置、13は出力画像である。
【0026】また図9は得られる画像の概念を示す図で
あって、図においてImは第1の検出器で得られる2次
元画像、Prは第2の検出器で得られる2次元画像のあ
る時刻の部分、LoはIm上でPrの該当する部分の軌
跡を表す。
あって、図においてImは第1の検出器で得られる2次
元画像、Prは第2の検出器で得られる2次元画像のあ
る時刻の部分、LoはIm上でPrの該当する部分の軌
跡を表す。
【0027】また図10は地形の高低に起因するパララ
ックスの要因を示す図である。図においてSは衛星進行
方向、R,PおよびYはそれぞれ衛星の姿勢変動のロー
ル、ピッチおよびヨー成分に対応する画素ずれ、Imは
第1の検出器で得られる2次元画像、Acは第2の検出
器のある時刻における第1の画像への対応点の集合、L
sは対応点の集合の平均直線、Idは姿勢変化の無い場
合の対応点の軌跡の計算値、R,PおよびYは算出され
た姿勢変動分、Paraは地形の高低に起因するパララ
ックスの量を表す。
ックスの要因を示す図である。図においてSは衛星進行
方向、R,PおよびYはそれぞれ衛星の姿勢変動のロー
ル、ピッチおよびヨー成分に対応する画素ずれ、Imは
第1の検出器で得られる2次元画像、Acは第2の検出
器のある時刻における第1の画像への対応点の集合、L
sは対応点の集合の平均直線、Idは姿勢変化の無い場
合の対応点の軌跡の計算値、R,PおよびYは算出され
た姿勢変動分、Paraは地形の高低に起因するパララ
ックスの量を表す。
【0028】以上の構成において、実施例3に示すもの
と同様な方法で各画素に対応する姿勢変化分を求める。
第2の検出器列のすべての画素データが取得されている
ので、全ての画素についての画素ずれの平均直線Lsが
求められると同時に、LsとAcの差が求められこれは
それぞれ、姿勢変化分とその残差である。残差は地形の
高低により生じたパララックス分と考えられるのでこの
成分による画素ずれを画素間の内挿演算により歪み分ず
れた位置に対応する画素の信号の大きさを求めてやれば
画像の微細な幾何学歪みが除去され歪みの少ない画像を
得られる。
と同様な方法で各画素に対応する姿勢変化分を求める。
第2の検出器列のすべての画素データが取得されている
ので、全ての画素についての画素ずれの平均直線Lsが
求められると同時に、LsとAcの差が求められこれは
それぞれ、姿勢変化分とその残差である。残差は地形の
高低により生じたパララックス分と考えられるのでこの
成分による画素ずれを画素間の内挿演算により歪み分ず
れた位置に対応する画素の信号の大きさを求めてやれば
画像の微細な幾何学歪みが除去され歪みの少ない画像を
得られる。
【0029】以上述べたようにこの発明の方法によれば
画像データのみを用いて歪みを除去することが出来、衛
星画像処理に適用して極めて効果が大きい。
画像データのみを用いて歪みを除去することが出来、衛
星画像処理に適用して極めて効果が大きい。
【0030】実施例5.図11は実施例1の画像取得装
置を用いて画像に含まれる地形の高低に起因するパラパ
ックス歪みを用いて地形図を作成するこの発明の一実施
例を示すものである。図において、13aは第1の検出
器から得られる画像データ、13bは第2の検出器から
得られる画像データ、15は画像復元装置、19は姿勢
算出装置、21は地形図抽出装置、22は出力地形図で
ある。また図12は地形の高低に起因するパララックス
の要因を示す図である。
置を用いて画像に含まれる地形の高低に起因するパラパ
ックス歪みを用いて地形図を作成するこの発明の一実施
例を示すものである。図において、13aは第1の検出
器から得られる画像データ、13bは第2の検出器から
得られる画像データ、15は画像復元装置、19は姿勢
算出装置、21は地形図抽出装置、22は出力地形図で
ある。また図12は地形の高低に起因するパララックス
の要因を示す図である。
【0031】図においてSは衛星進行方向、R,Pおよ
びYはそれぞれ衛星の姿勢変動のロール、ピッチおよび
ヨー成分に対応する画素ずれ、Imは第1の検出器で得
られる2次元画像、Acは第2の検出器のある時刻にお
ける第1の画像への対応点の集合、Lsは対応点の集合
の平均直線、Idは姿勢変化の無い場合の対応点の軌跡
の計算値、R,PおよびYは算出された姿勢変動分、P
araは地形の高低に起因するパララックスの量を表
す。
びYはそれぞれ衛星の姿勢変動のロール、ピッチおよび
ヨー成分に対応する画素ずれ、Imは第1の検出器で得
られる2次元画像、Acは第2の検出器のある時刻にお
ける第1の画像への対応点の集合、Lsは対応点の集合
の平均直線、Idは姿勢変化の無い場合の対応点の軌跡
の計算値、R,PおよびYは算出された姿勢変動分、P
araは地形の高低に起因するパララックスの量を表
す。
【0032】以上の構成において、実施例4に示すもの
と同様な方法で各画素に対応する姿勢変化分を求める。
第2の検出器列のすべての画素データが取得されている
ので、全ての画素についての画素ずれの平均直線Lsが
求められると同時に、LsとAcの差が求められこれは
それぞれ、姿勢変化分とその残差である。残差の衛星進
行方向成分は地形の高低により生じたパララックス分と
考えられるので、この成分による歪み量を算出すること
により地形の高低を判別出来地形図を作成することが可
能である。
と同様な方法で各画素に対応する姿勢変化分を求める。
第2の検出器列のすべての画素データが取得されている
ので、全ての画素についての画素ずれの平均直線Lsが
求められると同時に、LsとAcの差が求められこれは
それぞれ、姿勢変化分とその残差である。残差の衛星進
行方向成分は地形の高低により生じたパララックス分と
考えられるので、この成分による歪み量を算出すること
により地形の高低を判別出来地形図を作成することが可
能である。
【0033】以上述べたようにこの発明の方法によれば
画像データのみを用いて地形の高低を判別出来地形図を
作成することが可能であるという大きな利点がある。
画像データのみを用いて地形の高低を判別出来地形図を
作成することが可能であるという大きな利点がある。
【0034】実施例6.図13は実施例1の画像取得装
置において、検出器1及び検出器14を同一のパッケー
ジに収容した実施例を示すものである。図においてFは
第1の検出器、AFは第2の検出器、(B)はベースで
ある。2組の検出器が同一のベース上に構成されるの
で、検出器の配列を極めて精度よく決定でき、歪み補正
あるいはパララックスの抽出精度を高められるという利
点がある。
置において、検出器1及び検出器14を同一のパッケー
ジに収容した実施例を示すものである。図においてFは
第1の検出器、AFは第2の検出器、(B)はベースで
ある。2組の検出器が同一のベース上に構成されるの
で、検出器の配列を極めて精度よく決定でき、歪み補正
あるいはパララックスの抽出精度を高められるという利
点がある。
【0035】実施例7.図14は実施例1の画像取得装
置において、検出器1及び検出器14を互いに並行でな
いように配置した実施例を示すものである。図において
Fは第1の検出器、AFは第2の検出器である。2組の
検出器が第1の検出器と並行でないため並行である場合
に生ずる第1の検出器と第2の検出器の間隔の整数分の
1の波長の振動数を持つ姿勢変動に対する不感帯を除去
し高い精度で姿勢算出が出来るという利点がある。
置において、検出器1及び検出器14を互いに並行でな
いように配置した実施例を示すものである。図において
Fは第1の検出器、AFは第2の検出器である。2組の
検出器が第1の検出器と並行でないため並行である場合
に生ずる第1の検出器と第2の検出器の間隔の整数分の
1の波長の振動数を持つ姿勢変動に対する不感帯を除去
し高い精度で姿勢算出が出来るという利点がある。
【0036】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明による画像撮
像装置によれば、画像のみで他の方法によらずに、高精
度で姿勢変動の抽出や地形の高低に起因するパララック
スの抽出を行なえ、かつ頻度も多く姿勢データを得られ
るので、歪の少ない画像を容易に得ることが可能で、衛
星搭載のリモートセンサに使用して極めて有効である。
像装置によれば、画像のみで他の方法によらずに、高精
度で姿勢変動の抽出や地形の高低に起因するパララック
スの抽出を行なえ、かつ頻度も多く姿勢データを得られ
るので、歪の少ない画像を容易に得ることが可能で、衛
星搭載のリモートセンサに使用して極めて有効である。
【図1】この発明の実施例1による光学撮像装置の構成
図である。
図である。
【図2】この発明の実施例1の検出器の構成図である。
【図3】この発明の実施例1の機能原理を示す図であ
る。
る。
【図4】この発明の実施例1の地上処理の原理図であ
る。
る。
【図5】この発明の実施例2による光学撮像装置の検出
器の構成図である。
器の構成図である。
【図6】この発明の実施例3による画像処理方式の構成
図である。
図である。
【図7】この発明の実施例3による姿勢算出の概念図で
ある。
ある。
【図8】この発明の実施例4による画像処理方式の構成
図である。
図である。
【図9】この発明の実施例4による取得画像の概念図で
ある。
ある。
【図10】この発明の実施例4によるパララックスの概
念図である。
念図である。
【図11】この発明の実施例5による画像処理方式の構
成図である。
成図である。
【図12】この発明の実施例5のパララックスの要因図
である。
である。
【図13】この発明の実施例6による光学撮像装置の検
出器の構造図である。
出器の構造図である。
【図14】この発明の実施例7による光学撮像装置の検
出器の構造図である。
出器の構造図である。
【図15】従来の光学撮像装置を示す構成図である。
1 衛星搭載撮像装置 2 光学系 3 第1の検出器 5 データ伝送装置 11 画像処理装置 14 第2の検出器 16 相関演算装置 19 姿勢算出装置 L 光学系への入射光線 S 衛星の進行方向 E 地球方向 F11 フィルタ F12 フィルタ F 第1の検出器 AF 第2の検出器
Claims (6)
- 【請求項1】 航空機あるいは人工衛星などの飛しょう
体に搭載し、光学結像系と直線状に配列された検出器ア
レーとからなる画像取得系を持つ光学撮像装置におい
て、上記検出器アレーが2組の直線状配列検出器からな
り、第一組の直線状配列検出器は第二の組と略平行且つ
結像面上で異なる位置の画像を第一組の検出器と同時刻
にデータ取得し、第一の組は有効画像のすべてを取得し
伝送し、また第二の組は有効画像の一部を取り出して伝
送することを特徴とする光学撮像装置。 - 【請求項2】 第1の検出器配列の撮像する光の波長と
第2の検出器配列の撮像する光の波長とが異なるか、異
なる部分をもつことを特徴とする請求項第1項記載の光
学撮像装置。 - 【請求項3】 請求項第1項あるいは第2項記載の光学
撮像装置の画像から第1の検出器により得られた画像と
第2の検出器により得られた部分画像の対応点を求め、
この対応位置の相対変化を利用して、撮像装置の姿勢変
化を検出することを特徴とする光学撮像装置の画像処理
方法。 - 【請求項4】 請求項第1項記載の光学撮像装置におい
て、第2の検出器配列の組の全てのデータを伝送し、第
1の検出器により得られた画像と第2の検出器により得
られた部分画像の対応点を求め、この対応位置の相対変
化の平均値を利用して、撮像装置の姿勢変化を検出し、
各画素の相対対応点の変化から上記平均値を差し引いて
得られる差分値から観測対象の地形の高低に基づくパラ
ラックスを検出し、その差分値による画像歪みを画素デ
ータ間の内挿入演算により除去することを特徴とする光
学撮像装置の画像処理方法。 - 【請求項5】 請求項第1項記載の光学撮像装置におい
て、第2の検出器配列の組の全てのデータを伝送し、第
1の検出器により得られた画像と第2の検出器により得
られた部分画像の対応点を求め、この対応位置の相対変
化の平均値を利用して、撮像装置の姿勢変化を検出し、
各画素の相対対応点の変化から上記平均値を差し引いて
得られる差分値から観測対象の地形の高低に基づくパラ
ラックスを検出し、その差分値による画像歪み量から地
形の高低情報を抽出することを特徴とする光学撮像装置
の画像処理方法。 - 【請求項6】 第2の検出器列を第1の検出器列と並行
でないように構成した事を特徴とする請求項第1項記載
の光学撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3253719A JPH0594514A (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 光学撮像装置、および光学撮像装置の画像処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3253719A JPH0594514A (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 光学撮像装置、および光学撮像装置の画像処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0594514A true JPH0594514A (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=17255196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3253719A Pending JPH0594514A (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 光学撮像装置、および光学撮像装置の画像処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0594514A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013141238A (ja) * | 2012-01-03 | 2013-07-18 | Centre National D'etudes Spatiales | 対称な露光写真を利用した地球観測システムに係るアライメント誤差のキャリブレーション方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56114470A (en) * | 1980-02-15 | 1981-09-09 | Hitachi Ltd | Parallax correction system for received picture of artificial satellite |
JPS6058789A (ja) * | 1983-09-09 | 1985-04-04 | Nec Corp | 立体撮像方式 |
JPS62284214A (ja) * | 1986-03-17 | 1987-12-10 | ジオスペクトラ・コ−ポレ−シヨン | 移動イメ−ジセンサ−プラツトホ−ム等の姿勢決定システム |
JPH03239942A (ja) * | 1990-02-19 | 1991-10-25 | Nec Corp | 光学カメラの画素ずれ修正装置 |
-
1991
- 1991-10-01 JP JP3253719A patent/JPH0594514A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56114470A (en) * | 1980-02-15 | 1981-09-09 | Hitachi Ltd | Parallax correction system for received picture of artificial satellite |
JPS6058789A (ja) * | 1983-09-09 | 1985-04-04 | Nec Corp | 立体撮像方式 |
JPS62284214A (ja) * | 1986-03-17 | 1987-12-10 | ジオスペクトラ・コ−ポレ−シヨン | 移動イメ−ジセンサ−プラツトホ−ム等の姿勢決定システム |
JPH03239942A (ja) * | 1990-02-19 | 1991-10-25 | Nec Corp | 光学カメラの画素ずれ修正装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013141238A (ja) * | 2012-01-03 | 2013-07-18 | Centre National D'etudes Spatiales | 対称な露光写真を利用した地球観測システムに係るアライメント誤差のキャリブレーション方法 |
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