JPH0594249U - 制振、消音性能を有する両面接着テープ - Google Patents
制振、消音性能を有する両面接着テープInfo
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- JPH0594249U JPH0594249U JP3901192U JP3901192U JPH0594249U JP H0594249 U JPH0594249 U JP H0594249U JP 3901192 U JP3901192 U JP 3901192U JP 3901192 U JP3901192 U JP 3901192U JP H0594249 U JPH0594249 U JP H0594249U
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 施工が簡単で制振、消音性を有する厚膜の両
面接着テープを得る。 【構成】 1〜15μm粒径の中空微小球2を20〜6
0%含有するゲルゴム1を基材3aの離型層4a上に塗
布して接着層を形成し、この接着層上に基材3bを貼付
した両面接着テープ。
面接着テープを得る。 【構成】 1〜15μm粒径の中空微小球2を20〜6
0%含有するゲルゴム1を基材3aの離型層4a上に塗
布して接着層を形成し、この接着層上に基材3bを貼付
した両面接着テープ。
Description
【0001】
この考案は、中空微小球を混入したシリコーン油またはゲルゴムよりなる厚膜 の接着テープに係り、制振、消音用として基板に貼着して用いる両面接着テープ に関するものである。
【0002】
振動を抑制する制振材、あるいは音波を遮断する消音材は、建造物の床材、天 井材、壁材のほかにマット材、寝具材として使用されている。そして、この制振 材、消音材は制振性、消音性のほかに、保温性、難燃性をも必要とし、さらに軽 量であることも要求される。これまで、制振材、消音材としては、グラスウール 等の無機センイやポリウレタンフォーム等の多孔質体、アルミニウムのような軽 金属の多孔質体などがあり、これらを機械的な鋲止めや接着材によって多層化し て用いられている。
【0003】
しかしながら、上記した素材や使用方法では、例えば、鋲止めの機械的固定で は表面に消音部材が露出しないように充分注意しなければならず、また接着材に よる多層化では接着材の面で音が反射し、十分な消音効果が得られないという問 題がある。
【0004】
この考案は、上記したような従来の素材による制振性、消音性の問題点を解消 するべく検討の結果、得られたものであって、1〜15μm粒径の中空微小球を 含有するシリコーン油またはゲルゴムを基材の離型層上に塗布して接着層を形成 し、この接着層上にさらに基材の離型層を貼付した制振、消音性能を有する両面 接着テープを提供するものである。
【0005】
この考案は、1〜15μmの粒径の中空微小球20〜60%を混入したシリコ ーン油あるいはゲルゴムからなる0.5〜3mm厚さの両面粘着テープであって 、中空微小球が封入されているので、音が該テープに衝突すると、中空微小球の 面に当たり、ランダム運動を起こし、著しい波長の乱れが生じ、エネルギーが大 きく分散される結果、消音効果が得られるのである。
【0006】
以下、この考案の一実施例を図により詳細に説明する。図1は(a)がこの考 案になる両面接着テープTの平面図であり、(b)および(c)はその製造工程 断面図であって、1はテープTのゲルゴム層、2はゲルゴム層1中に封入され、 分散している中空微小球である。この接着テープTは、図1(b)のように予め 離型層4aを表面に形成した基材3aの前記離型層4a上に1〜15μmの粒径 の中空微小球2を20〜60%分散・混入したゲルゴム1を0.5〜3mm厚に 塗布する。さらに塗布したゲルゴム1の上に図1(c)のように基材3bの離型 層4bを貼着したうえ、ゲルゴム1を乾燥硬化させることによって得られる。
【0007】 このようにして得られた両面接着テープTを消音、制振テープとして用いるに は、図2に示すように、金属、プラスチック、陶器などの第1基板11上に図1 (c)の一方の基材3aを剥離した接着テープTを貼りつけ、さらに他方の基材 3bを剥離して第2基板12を貼り付ければよい。
【0008】 この考案で接着テープTを形成する基材としては、その表面にシリコーン樹脂 、ポリビニルアルコール、パラフィン、ワックス類などを塗布して離型層を形成 した紙、布、セロハン、ゴムシートなどが用いられる。
【0009】 なお、この考案の接着テープをより厚膜に得たい時には、図3のように接着テ ープTをT1 、T2 と多層積層してやればよい。また、上記した実施例では1〜 15μm粒径の中空微小球を含有する接着素材としてゲルゴムを用いて説明した が、ゲルゴムのほかにシリコーン油を用いてもよく、その中に含有する中空微小 球の量も同量でよい。なお、実施例では基材の離型層上に塗布した接着層にさら に基材を貼付しているが、得られた接着テープの保存あるいは巻取りなどに支障 がなければ、接着層上の基材の貼付けは省略してもよい。
【0010】
以上説明したように、この考案の両面接着テープは、接着層を構成するゲルゴ ムあるいはシリコーン油中に1〜15μmの粒径の中空微小球を封入しているの で、これを天井材、壁材などに貼付けて、例えば防音室などを構成した場合、音 がこの厚膜の接着テープに衝突すると、封入されている中空微小球に当り、ラン ダム運動を起こして著しい波長の乱れが生じ、その結果としてエネルギーの分散 が大きくなり、消音効果が得られるのである。また、中空微小球中のエアにより 保温効果をも有するのである。さらに中空微小球の封入により接着テープ自体の 軽量化がはかれるという利点も有している。
【図1】(a)はこの考案の両面接着テープの平面図で
あり、(b)および(c)は製造工程を示す断面図であ
る。
あり、(b)および(c)は製造工程を示す断面図であ
る。
【図2】この考案の両面接着テープの使用時の一例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】この考案の両面接着テープの使用時の他の例を
示す断面図である。
示す断面図である。
1 ゲルゴム層 2 中空微小球 3a 基材 3b 基材 4a 離型層 4b 離型層 11 第1基板 12 第2基板 T 両面接着テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 村田 裕康 大阪府大阪市東淀川区淡路2丁目14番3号 株式会社三社電機製作所内 (72)考案者 橘 秀久 大阪府大阪市東淀川区淡路2丁目14番3号 株式会社三社電機製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】 1〜15μm粒径の中空微小球を含有す
るシリコーン油またはゲルゴムを基材の離型層上に塗布
して接着層を形成し、さらに該接着層上に他の基材をそ
の離型層にて貼付してなる制振、消音性能を有する両面
接着テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3901192U JP2547833Y2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 制振、消音性能を有する両面接着テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3901192U JP2547833Y2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 制振、消音性能を有する両面接着テープ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0594249U true JPH0594249U (ja) | 1993-12-24 |
JP2547833Y2 JP2547833Y2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=12541166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3901192U Expired - Lifetime JP2547833Y2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 制振、消音性能を有する両面接着テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2547833Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007532751A (ja) * | 2004-04-14 | 2007-11-15 | エーブリー デニソン コーポレイション | 微小球含有電子ビーム硬化感圧接着剤テープ、およびこれの製造方法および使用方法 |
-
1992
- 1992-05-13 JP JP3901192U patent/JP2547833Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007532751A (ja) * | 2004-04-14 | 2007-11-15 | エーブリー デニソン コーポレイション | 微小球含有電子ビーム硬化感圧接着剤テープ、およびこれの製造方法および使用方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2547833Y2 (ja) | 1997-09-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970415 |