JPH0593701A - 液・ガス状態検知装置 - Google Patents
液・ガス状態検知装置Info
- Publication number
- JPH0593701A JPH0593701A JP3286091A JP3286091A JPH0593701A JP H0593701 A JPH0593701 A JP H0593701A JP 3286091 A JP3286091 A JP 3286091A JP 3286091 A JP3286091 A JP 3286091A JP H0593701 A JPH0593701 A JP H0593701A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- gas
- temperature
- thermistor
- heater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 密閉容器内等の流体の状態を検知することが
できる安価な装置を実現する。 【構成】 カーボンヒータ素子4に複数のサーミスタ5
を設置し、密閉容器1や移送配管2の表面に配設するこ
とにより、密閉容器1や移送配管2内の流体が液体の場
合と気体の場合でサーミスタ5が検知する温度が異なる
ため、密閉容器1や移送配管2の内部の流体か液体か気
体かを容易に検知することができ、安価なため量産品に
適用可能な検知装置を実現する。
できる安価な装置を実現する。 【構成】 カーボンヒータ素子4に複数のサーミスタ5
を設置し、密閉容器1や移送配管2の表面に配設するこ
とにより、密閉容器1や移送配管2内の流体が液体の場
合と気体の場合でサーミスタ5が検知する温度が異なる
ため、密閉容器1や移送配管2の内部の流体か液体か気
体かを容易に検知することができ、安価なため量産品に
適用可能な検知装置を実現する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調装置の冷媒回路中
の密閉容器や移送配管の内部の冷媒液と冷凍機油と冷媒
ガスの混在状況を検知する液・ガス状態検知装置に関す
る。
の密閉容器や移送配管の内部の冷媒液と冷凍機油と冷媒
ガスの混在状況を検知する液・ガス状態検知装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の密閉容器内や移送配管内の液・ガ
ス検知においては、超音波センサを用いたり、発生ガス
を液体系の希釈溶液中に貫流あるいは接して流し、この
発生ガスや蒸気混合物あるいはそのうちの一試料を電気
ガスセンサに導いて液体系の成分濃度を検査測定する等
の例があるが、これらは高級な計測器のため価格が高く
なり、空調装置のような量産品には使用できなかった。
ス検知においては、超音波センサを用いたり、発生ガス
を液体系の希釈溶液中に貫流あるいは接して流し、この
発生ガスや蒸気混合物あるいはそのうちの一試料を電気
ガスセンサに導いて液体系の成分濃度を検査測定する等
の例があるが、これらは高級な計測器のため価格が高く
なり、空調装置のような量産品には使用できなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の空調装置におい
て、冷媒回路中の密閉容器内や移送配管内の冷媒液や冷
凍機油や冷媒ガスを検知するセンサシステムを構築しよ
うとすると、高価な測定器を使用しなければならなかっ
た。
て、冷媒回路中の密閉容器内や移送配管内の冷媒液や冷
凍機油や冷媒ガスを検知するセンサシステムを構築しよ
うとすると、高価な測定器を使用しなければならなかっ
た。
【0004】本発明は、上記課題を解決するため、取扱
い易く低価格の液・ガス状態検知装置を提供することを
目的とする。
い易く低価格の液・ガス状態検知装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の液・ガス状態検
知装置は、カーボンヒータ素子に複数のサーミスタを設
置し、前記サーミスタの各サーミスタ位置での密閉容器
内や移送配管内の液・ガス状態を検出するようにしたサ
ーミスタを備えたことを特徴としている。
知装置は、カーボンヒータ素子に複数のサーミスタを設
置し、前記サーミスタの各サーミスタ位置での密閉容器
内や移送配管内の液・ガス状態を検出するようにしたサ
ーミスタを備えたことを特徴としている。
【0006】
【作用】上記において、カーボンヒータ素子に一定電圧
を印加して発熱させた場合、密閉容器や移送配管内の流
体の状態が液体の場合は、その液体が熱を吸収するため
サーミスタが検知する温度は低く、気体の場合は、液体
の場合に比べて吸熱しにくいため、サーミスタが検知す
る温度は高くなる。
を印加して発熱させた場合、密閉容器や移送配管内の流
体の状態が液体の場合は、その液体が熱を吸収するため
サーミスタが検知する温度は低く、気体の場合は、液体
の場合に比べて吸熱しにくいため、サーミスタが検知す
る温度は高くなる。
【0007】従って、上記カーボンヒータ素子に一定電
圧を印加してサーミスタの検知温度が安定した後、その
温度と一定電圧印加前のサーミスタの検知温度の差を求
め、その温度差が規定値以下であれば液体、規定値以上
であれば気体と判定することにより、密閉容器や移送配
管内の状態を検知することができる。
圧を印加してサーミスタの検知温度が安定した後、その
温度と一定電圧印加前のサーミスタの検知温度の差を求
め、その温度差が規定値以下であれば液体、規定値以上
であれば気体と判定することにより、密閉容器や移送配
管内の状態を検知することができる。
【0008】上記により、密閉容器や移送配管の内部の
流体が液体か気体かを容易に検知することができ、安価
なため量産品に適用可能な検知装置を実現する。
流体が液体か気体かを容易に検知することができ、安価
なため量産品に適用可能な検知装置を実現する。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図6により説明
する。図1は液・ガス状態検知装置を密閉容器に取付け
た状態を示す断面図である。図1において、1は密閉容
器(例えば、圧縮機、受液器、油分離器等)、2は密閉
容器1に接続された移送配管、3は密閉容器1の表面に
配設された絶縁部材、4は絶縁部材3の外側に配設され
基盤部材にカーボン黒化薄膜が塗布されたヒータ素子
(以后はヒータという)、5は上記絶縁部材3とヒータ
4の間に配設された複数の液・ガス状態検知用サーミス
タ(以后はサーミスタという)、6は液体(以后は冷媒
液という)、7は気体(以后は冷媒ガスという)であ
り、本実施例は絶縁部材3とヒータ4とサーミスタ5に
より形成されている。
する。図1は液・ガス状態検知装置を密閉容器に取付け
た状態を示す断面図である。図1において、1は密閉容
器(例えば、圧縮機、受液器、油分離器等)、2は密閉
容器1に接続された移送配管、3は密閉容器1の表面に
配設された絶縁部材、4は絶縁部材3の外側に配設され
基盤部材にカーボン黒化薄膜が塗布されたヒータ素子
(以后はヒータという)、5は上記絶縁部材3とヒータ
4の間に配設された複数の液・ガス状態検知用サーミス
タ(以后はサーミスタという)、6は液体(以后は冷媒
液という)、7は気体(以后は冷媒ガスという)であ
り、本実施例は絶縁部材3とヒータ4とサーミスタ5に
より形成されている。
【0010】上記において、空調装置の冷媒回路中の密
閉容器1の表面に絶縁部材3を介してサーミスタ5を配
設し、基盤部材にカーボン黒化薄膜を塗布したヒータ4
を接触させ、該ヒータ4に5ボルトの一定直流電圧を印
加することによりヒータ温度を上昇させる。該ヒータ4
の温度が上昇して安定した後のヒータ4の検出温度をT
とし、ヒータ4に直流電圧を印加する前のヒータ4の検
出温度を初期温度To とする。密閉容器1の内部が冷媒
液6の場合にはヒータ4が発生する熱は冷媒液6に吸収
されるため、前記検出温度Tと前記初期温度To との温
度差ΔT=T−To が規定温度値以下であれば、密閉容
器1の内部は冷媒液6の状態と判定することができる。
また、冷媒ガス7の場合には冷媒液6に比べてヒータ4
が発生する熱の吸収は少ないため、前記検出温度Tと前
記初期温度To との温度差ΔT=T−To が規定温度値
以上であれば密閉容器1の内部は冷媒ガス7の状態と判
定することができる。
閉容器1の表面に絶縁部材3を介してサーミスタ5を配
設し、基盤部材にカーボン黒化薄膜を塗布したヒータ4
を接触させ、該ヒータ4に5ボルトの一定直流電圧を印
加することによりヒータ温度を上昇させる。該ヒータ4
の温度が上昇して安定した後のヒータ4の検出温度をT
とし、ヒータ4に直流電圧を印加する前のヒータ4の検
出温度を初期温度To とする。密閉容器1の内部が冷媒
液6の場合にはヒータ4が発生する熱は冷媒液6に吸収
されるため、前記検出温度Tと前記初期温度To との温
度差ΔT=T−To が規定温度値以下であれば、密閉容
器1の内部は冷媒液6の状態と判定することができる。
また、冷媒ガス7の場合には冷媒液6に比べてヒータ4
が発生する熱の吸収は少ないため、前記検出温度Tと前
記初期温度To との温度差ΔT=T−To が規定温度値
以上であれば密閉容器1の内部は冷媒ガス7の状態と判
定することができる。
【0011】図2と図3に基盤部材にカーボン黒化薄膜
を塗布したヒータ4に示す。図2は平面図であり、図3
は図2のA−A矢視図である。図2及び図3において、
基盤部材にカーボン黒化薄膜を塗布したヒータ4のサー
ミスタ5を配設する部分にはカーボン黒化薄膜の塗布を
施さないようにし、そのカーボン黒化薄膜の塗布されて
いないところにサーミスタ5を設置する。これは該サー
ミスタ5にヒータ4の熱を直接感知させないためであ
る。
を塗布したヒータ4に示す。図2は平面図であり、図3
は図2のA−A矢視図である。図2及び図3において、
基盤部材にカーボン黒化薄膜を塗布したヒータ4のサー
ミスタ5を配設する部分にはカーボン黒化薄膜の塗布を
施さないようにし、そのカーボン黒化薄膜の塗布されて
いないところにサーミスタ5を設置する。これは該サー
ミスタ5にヒータ4の熱を直接感知させないためであ
る。
【0012】図4は初期温度と検出温度と検出時間との
関係を示す図であり、初期温度To よりも検出温度Tが
高く初期温度To と検出温度Tとの温度差ΔT=T−T
o が規定温度値以下であれば密閉容器1の内部は図5に
示す液体状態TLであり、逆に温度差ΔT=T−To が
規定温度値以上であれば密閉容器1の内部は気体状態T
Gである。
関係を示す図であり、初期温度To よりも検出温度Tが
高く初期温度To と検出温度Tとの温度差ΔT=T−T
o が規定温度値以下であれば密閉容器1の内部は図5に
示す液体状態TLであり、逆に温度差ΔT=T−To が
規定温度値以上であれば密閉容器1の内部は気体状態T
Gである。
【0013】図6は、本実施例における判断手順を示す
フローチャートであり、図6にもとづいて判断手順を説
明すると、まず、サーミスタ5はヒータ4に一定(5ボ
ルト)直流電圧を印加する前の初期温度To を検出し、
次に、ヒータ4に一定直流電圧を印加した後の検出温度
Tを検出する。その検出温度Tは安定した温度になって
いるかがチェックされ、安定していなければ安定するま
での数分後に再度チェックされ、安定していれば安定時
の検出温度Tと初期温度To との温度差ΔT=T−To
が演算され、この温度差ΔTが規定温度値以下であれば
密閉容器1の内部は液体(冷媒液)状態であり、規定温
度値以上であれば密閉容器1および移送配管2の内部は
気体(冷媒ガス)状態であると判断される。
フローチャートであり、図6にもとづいて判断手順を説
明すると、まず、サーミスタ5はヒータ4に一定(5ボ
ルト)直流電圧を印加する前の初期温度To を検出し、
次に、ヒータ4に一定直流電圧を印加した後の検出温度
Tを検出する。その検出温度Tは安定した温度になって
いるかがチェックされ、安定していなければ安定するま
での数分後に再度チェックされ、安定していれば安定時
の検出温度Tと初期温度To との温度差ΔT=T−To
が演算され、この温度差ΔTが規定温度値以下であれば
密閉容器1の内部は液体(冷媒液)状態であり、規定温
度値以上であれば密閉容器1および移送配管2の内部は
気体(冷媒ガス)状態であると判断される。
【0014】なお、本実施例においては、密閉容器内の
状態の判定を行っているが、移送配管に対しても適用可
能である。
状態の判定を行っているが、移送配管に対しても適用可
能である。
【0015】上記により、密閉容器や移送配管の内部の
冷媒が液体か気体かを容易に検知することができ、安価
なため量産品に適用可能な装置を実現した。
冷媒が液体か気体かを容易に検知することができ、安価
なため量産品に適用可能な装置を実現した。
【0016】
【発明の効果】本発明の液・ガス状態検知装置は、カー
ボンヒータ素子に複数のサーミスタを設置し、密閉容器
や移送配管の表面に配設することによって、密閉容器や
移送配管内の流体か液体の場合と気体の場合でサーミス
タが検知する温度が異なるため、密閉容器や移送配管の
内部の流体が液体か気体かを容易に検知することがで
き、安価なため量産品に適用可能な検知装置を実現す
る。
ボンヒータ素子に複数のサーミスタを設置し、密閉容器
や移送配管の表面に配設することによって、密閉容器や
移送配管内の流体か液体の場合と気体の場合でサーミス
タが検知する温度が異なるため、密閉容器や移送配管の
内部の流体が液体か気体かを容易に検知することがで
き、安価なため量産品に適用可能な検知装置を実現す
る。
【図1】本発明の一実施例の説明図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】図2のB−B矢視図である。
【図4】上記一実施例に係る検出温度の説明図である。
【図5】上記一実施例に係る規定温度値の説明図であ
る。
る。
【図6】上記一実施例に係る判断手順を示すフローチャ
ートである。
ートである。
1 密閉容器 2 移送配管 3 絶縁部材 4 ヒータ素子 5 サーミスタ
Claims (1)
- 【請求項1】 カーボンヒータ素子に複数のサーミスタ
を設置し、前記サーミスタの各サーミスタ位置での密閉
容器内や移送配管内の液・ガス状態を検出するようにし
たサーミスタを備えたことを特徴とする液・ガス状態検
知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3286091A JPH0593701A (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 液・ガス状態検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3286091A JPH0593701A (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 液・ガス状態検知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0593701A true JPH0593701A (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=12370603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3286091A Withdrawn JPH0593701A (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 液・ガス状態検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0593701A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140103015A (ko) * | 2013-02-15 | 2014-08-25 | 한국전자통신연구원 | 가스 센서 및 그의 제조방법 |
-
1991
- 1991-02-27 JP JP3286091A patent/JPH0593701A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140103015A (ko) * | 2013-02-15 | 2014-08-25 | 한국전자통신연구원 | 가스 센서 및 그의 제조방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |