JPH0593594U - 電解式汚水処理装置における電極板 - Google Patents
電解式汚水処理装置における電極板Info
- Publication number
- JPH0593594U JPH0593594U JP3985792U JP3985792U JPH0593594U JP H0593594 U JPH0593594 U JP H0593594U JP 3985792 U JP3985792 U JP 3985792U JP 3985792 U JP3985792 U JP 3985792U JP H0593594 U JPH0593594 U JP H0593594U
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- sewage treatment
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電解式汚水処理装置に電極板の孔食を生じに
くくし、端子接続部が離れなくて電極金属板の使用効率
を高める。 【構成】 絶縁基板1の表面にカーボン線からなる網状
電極4を配し、その表面側に電極金属板2を貼り付け
る。複数のカーボン線4aを上縁側に導出し、これに端
子3を接続させる。
くくし、端子接続部が離れなくて電極金属板の使用効率
を高める。 【構成】 絶縁基板1の表面にカーボン線からなる網状
電極4を配し、その表面側に電極金属板2を貼り付け
る。複数のカーボン線4aを上縁側に導出し、これに端
子3を接続させる。
Description
【0001】
本考案は、家庭・工場廃水や、湖沼水の浄化に用いるための電解式汚水処理装 置における電極板に関する。
【0002】
従来、生活廃水や工業廃水等の汚水浄化法として電解処理法が用いられている 。これは被処理汚水を陰・陽の両電極間に通して電解処理することにより、溶解 ・懸濁物質の酸化、還元、分解、析出、吸着、凝集、浮上、分離がなされること を利用したものであり、この電解処理法を利用した従来の装置は、電解処理室に 陰・陽両電極板を互いに対向させておき、その電解槽内に被処理汚水をポンプに よって強制的に送り込み、その電解処理装置槽内を強制流過される間に電解処理 がなされるようにし、その間に発生したフロックを浮上分離させるようにしたも のがある。
【0003】 このような電解式汚水処理装置に使用されている従来の電極板は、図4に示す ように絶縁基板1の表面に電極金属板2を貼り付け、その一点に端子3を電気接 続させたものが使用され、また処理中に陽極金属イオンを生成させる必要から電 極金属板2にはアルミニウムを主体とした材料が使用されている。
【0004】
上述の如き従来の電極板においては、端子を電極金属板の一点に接続したもの であるため、端子接続部の周囲に孔状の電食(孔食)が生じ、端子の接続が切れ る場合があり、他の部分が正常な状態であっても使用不能になり不経済であった 。
【0005】 また、一点に端子を接続した場合、電極金属板表面の電荷分布に偏りができ、 これが孔食の原因となるという問題があった。
【0006】 本考案はこのような従来の問題にかんがみ、電極金属板表面の全域にわたって 均等に電荷をもたせることができ、孔食が生じにくく、しかも一部に孔食が生じ ても端子の接続が切れることのない電極板の提供を目的としたものである。
【0007】
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための本考案の特徴は 、絶縁基板の表面に導電線材を網状に交差させた網状電極を配置し、その上に電 極金属板を重ねて一体化し、前記網状電極に端子を接続してなる電解式汚水処理 装置における電極板に存する。
【0008】
本考案の電極板は、表面の電極金属板が電解処理における陽極板又は陰極板と なり、その際の電荷は表裏に接触している網状電極から与えられるため、表面全 域において均一になる。また一部に孔食が生じても、端子と網状電極は多点にて 接続させることが可能であるため、導電不良が生じることはない。
【0009】
次に本考案の実施例を図1〜図3について説明する。
【0010】 同図において、1は絶縁基板である。この絶縁基板1の表面にはカーボン線材 を格子状に配して網状電極4が貼り付けられ、その表面側にアルミニウムを主体 とした電極金属板2が重ねて貼り付けられ、網状電極4が電極金属板2の裏面の 略全域にわたって電気接続された状態となっている。そして網状電極4を構成し ている複数のカーボン線材4a,4a……を絶縁基板1の上縁側に導出させ、こ れらに端子3を接続させている。
【0011】 このように構成される電極板は、使用に際しては図3に示すように上縁が処理 水水面aより上にあるため、上縁側に導出したカーボン線4a,4a……が実質 的に端子となり、網状電極4と端子3とは多点接触となる。また網状電極4と電 極金属板2とは面接触に近い状態に接触しているため、表面の電荷の分布が全域 にわたって均一になる。
【0012】
上述したように本考案の電解式汚水処理装置における電極板は、電解処理時の 陽極又は陰極となる電極金属板の裏面に網状電極を電気接続させたことにより、 全域にわたって等しい電荷をもたせることができることとなり、食孔が生じにく く、従って端子の接続が切れることが少なくなり、また多点で端子が接続される ため一部の接続が離れても全体に大きな影響を及ぼさずに使用でき、このため陽 極イオン発生のためにアルミニウム板を使用した場合、これを効率良く使い切る ことができ、経済性が著しく向上する。
【図1】本考案の電極板の一実施例を示す正面図であ
る。
る。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】同上の使用状態の断面図である。
【図4】従来例の正面図である。
1 絶縁基板 2 電極金属板 3 端子 4 網状電極 4a カーボン線材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 川崎 喜孝 東京都品川区東大井1−11−25 五洋建設 株式会社技術研究所内 (72)考案者 木内 巧 東京都品川区東大井1−11−25 五洋建設 株式会社技術研究所内 (72)考案者 岩本 裕之 東京都品川区東大井1−11−25 五洋建設 株式会社技術研究所内 (72)考案者 松平 由美 東京都品川区東大井1−11−25 五洋建設 株式会社技術研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁基板の表面に導電線材を網状に交差
させた網状電極を配置し、その上に電極金属板を重ねて
一体化し、前記網状電極に端子を接続してなる電解式汚
水処理装置における電極板。 - 【請求項2】 網状電極に炭素線材を使用するとともに
電極金属板にアルミニウム材を使用してなる請求項1に
記載の電解式汚水処理装置における電極板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3985792U JPH0593594U (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 電解式汚水処理装置における電極板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3985792U JPH0593594U (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 電解式汚水処理装置における電極板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0593594U true JPH0593594U (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=12564647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3985792U Pending JPH0593594U (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 電解式汚水処理装置における電極板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0593594U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017010372A1 (ja) * | 2015-07-14 | 2017-01-19 | 株式会社日本トリム | 電解槽及び電解水生成装置 |
-
1992
- 1992-05-19 JP JP3985792U patent/JPH0593594U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017010372A1 (ja) * | 2015-07-14 | 2017-01-19 | 株式会社日本トリム | 電解槽及び電解水生成装置 |
JP2017018915A (ja) * | 2015-07-14 | 2017-01-26 | 株式会社日本トリム | 電解槽及び電解水生成装置 |
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