JPH0593203A - ワークの位置合わせ装置 - Google Patents

ワークの位置合わせ装置

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JPH0593203A
JPH0593203A JP18266491A JP18266491A JPH0593203A JP H0593203 A JPH0593203 A JP H0593203A JP 18266491 A JP18266491 A JP 18266491A JP 18266491 A JP18266491 A JP 18266491A JP H0593203 A JPH0593203 A JP H0593203A
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work
tool
stopped
pressing tool
discriminating
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JP18266491A
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English (en)
Inventor
Isao Kondo
勲 近藤
Yasuharu Nagaoka
康晴 長岡
Toshihiro Miyao
敏広 宮尾
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 矯正用プレスに送り込む焼結体のようなワー
クの姿勢を一定方向に円滑にかつ確実にそろえると共
に、ワークの取扱いについて省力化,自動化を図る。 【構成】 ワークを所定位置に停止させる定置機構80
と、この定置機構80によって所定位置に停止させられ
たワークの表面形状に係合する表面形状を備えた押圧具
Pと、この押圧具Pを上記ワークに押し付けながら回転
させる位置合わせ機構70と、この位置合わせ機構70
によって一定方向に姿勢をそろえられたワークを搬出す
る搬送機構60とを備えたものであるから、定置機構8
0によって所定位置に停止させられたワークの表面に、
位置合わせ機構70によって押圧具Pを押し付けながら
回転させて、ワークと押圧具Pとを係合させ、ワークの
姿勢をそろええた後、搬送機構60によってワークを搬
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼結体のようなワーク
の姿勢を一定方向にそろえる位置合わせ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば、図8に示すように、円
板状の本体W1の外周部に等間隔に3個の突出部W2が
形成され、上記本体W1の中央部にボス孔W3が形成さ
れ、かつ本体W1の上面に環状の凹部W4が形成される
と共に、本体W1の下面が平坦面とされてなる焼結体
(ワーク)Wを、矯正用プレスによって再圧縮する場合
には、プレスの下型の凹所内に、ワークの姿勢を一定方
向にそろえた状態で装入する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、従来は、作業
員が個別に焼結体Wの姿勢を一定方向にそろえて、上記
矯正用プレスの下型の凹所内に装入しているため、手間
がかかり、作業性が悪いという問題がある。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、焼結体のようなワークの
姿勢を一定方向に円滑にかつ確実にそろえることができ
る上に、省力化,自動化を図ることができるワークの位
置合わせ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、ワークを所定位置に停止させ
る定置機構と、この定置機構によって上記所定位置に停
止させられたワークの表面形状に係合する表面形状を備
えた押圧具と、この押圧具を上記ワークに押し付けなが
ら回転させる位置合わせ機構と、この位置合わせ機構に
よって一定方向に姿勢をそろえられたワークを搬出する
搬送手段とを備えたものである。
【0006】また、本発明の請求項2は、ワークの表裏
面を判別する表裏判別機構と、この表裏判別機構が判別
した結果に基づいて、ワークを反転させる反転機構と、
この反転機構から搬出されたワークを所定位置に停止さ
せる定置機構と、この定置機構によって所定位置に停止
させられたワークの表面形状に係合する表面形状を備え
た押圧具と、この押圧具を上記ワークに押し付けながら
回転させる位置合わせ機構と、この位置合わせ機構によ
って一定方向に姿勢をそろえられたワークを搬出する搬
送手段とを備えたものである。
【0007】
【作用】本発明の請求項1のワークの位置合わせ装置に
あっては、定置機構によって所定位置に停止させられた
ワークの表面に、位置合わせ機構によって押圧具を押し
付けながら回転させて、ワークと押圧具とを係合させワ
ークの姿勢を一定方向にそろえた後、搬送手段によって
上記ワークを搬出する。
【0008】また、本発明の請求項2にあっては、定置
機構によって所定位置にワークを停止させる前に、表裏
判別機構によってワークの表裏面を判別した後、反転機
構によってワークを180°反転させて、ワークの表裏
面をそろえる。
【0009】
【実施例】以下、図1ないし図7に基づいて本発明の一
実施例を説明する。
【0010】図2は本発明の一実施例を示す平面図であ
り、この図において符号F1は、パーツフィーダ(図示
せず)から排出されたワークWを一列状に整列させて移
送するチャージインラインフィーダである。そして、こ
のチャージインラインフィーダF1の搬出端には、上記
ワークWを位置決め停止させる位置決め機構10と、上
記ワークWの表裏面を判別する表裏判別機構20と、ワ
ークWを挾持して180°反転させる反転機構30と
が、順次、所定間隔離間して配置されており、これらの
機構10,20,30間でワークWを受け渡し、かつ反
転機構30からワークWを搬出するチャッキング機構4
0が、上記各機構10,20,30間に設けられてい
る。また、上記反転機構30に隣接して、上記ワークW
を一列状に整列させて移送するストックインラインフィ
ーダF2が設けられており、このストックインラインフ
ィーダF2の搬出端にはワークWを一旦停止させるスト
ッパ機構50が設けられている。
【0011】上記ストックインラインフィーダF2の搬
出端には、このストックインラインフィーダF2に直交
して、搬送機構60の搬送プレート600が、その両側
をそれぞれサイドガイド601に支持案内された状態で
移動自在に設けられている。そして、上記両サイドガイ
ド601の搬出端には、ワークWの上面と係合する押圧
具P(図1と図7参照)を支持し操作する位置合わせ機
構70及び、この押圧具1の下方にワークWを位置させ
る定置機構80が設けられている。また、上記搬送プレ
ート600の長手方向先端側には、矯正用プレス90が
設けられており、この矯正用プレス90のターンテーブ
ル900に等間隔に形成された凹所901の上方には、
案内筒902(図1参照)が設けられている。そして、
この案内筒902の貫通孔は、上記ワークWの平面視外
形と同一形状に形成されている。
【0012】上記位置決め機構10は、チャージインラ
インフィーダF1の搬出端部に突出子100が出没自在
に設けられ、この突出子100の下端に、ブラケット1
01を介して、出没シリンダ102のピストンロッドの
上端が連結されてなり、この出没シリンダ102のピス
トンロッドを前後進させることにより、上記突出子10
0の上端がチャージインラインフィーダF1の搬送面か
ら上方に突出し、あるいは下方に没するようになってい
る。
【0013】上記表裏判別機構20は、基台B上に設け
られた架台Sの上部プレートS1上に、支持部材200
が立設され、この支持部材200の側部に案内レール2
01が鉛直に設けられ、かつこの案内レール201に昇
降体202が摺動自在に設けられると共に、この昇降体
202の上端と上記支持部材200の上端との間に、昇
降体202を上下方向に移動調整する移動調整機構20
3が設けられる一方、上記昇降体202の側部に表裏判
別シリンダ(ロッドレスシリンダ)204が設けられ、
また、この表裏判別シリンダ204の摺動部205に、
ガイド筒206を介して、昇降軸207が昇降自在に設
けられ、さらに、この昇降軸207の下端に判別具20
8が取付けられ、さらにまた、上記昇降軸207の上端
と摺動部205の上端との間に表裏判別器209が設け
られたものである。そして、上記判別具208の下面
は、上記ワークWの環状の凹部W4に嵌合する凸部が形
成されており、上記表裏判別器209は、上記判別具2
08とワークWとが接触した際の判別具208(昇降軸
207)の高さの違いを識別して、ワークWの表裏(上
下面)を判別するようになっている。すなわち、図8に
示すワークWの下面(平坦面)が上側を向いている方
が、ワークWの上面(凹部W4のある面)が上側を向い
ているよりも、上記判別具208(昇降軸207)の位
置は高くなる。
【0014】上記反転機構30は、ワークWを挾持する
上下一対の挾持具300が互いに開閉可能に設けられ、
これらの挾持具300を開閉させるチャッキング301
が、ロータリーアクチュエータ302の回転軸に連結さ
れたものであり、このロータリーアクチュエータ302
の操作により、チャッキング301の両把持具300が
180°反転するようになっている。
【0015】上記チャッキング機構40は、基台B上に
上記チャージインラインフィーダF1に平行に設けられ
たロッドレスシリンダ400と、このロッドレスシリン
ダ400の摺動部401に取付けられたチャッキング本
体402と、このチャッキング本体402の両側に開閉
自在に設けられ、かつ上端が上部プレートS1に形成さ
れた一対の矩形状孔S2を挿通して上方に突出する一対
の把持体403と、これらの把持体403の上端にそれ
ぞれ取付けられた把持プレート404,405とから構
成されている。そして、上記両把持プレート404,4
05の対向する面には、それぞれ、所定距離離間した一
対ずつのへこみ部406,407が形成されており、こ
れらのへこみ部406,407は、それぞれく字状及び
台形状に形成されて、各へこみ部406は、ワークWの
1つの突出部W2に、かつ各へこみ部407は、ワーク
Wの2つの突出部W2に、それぞれ、係合するようにな
っている。また、両挾持プレート404,405の先端
部は先細状に形成され、かつ挾持プレート404の先端
面は、上記ワークWの1つの突出部W2の側面に当接
し、挾持プレート405の先端に形成されたく字状の切
欠部408の傾斜面409は、ワークWの2つの突出部
W2のうち後方側の突出部W2の先端面に当接するよう
に構成されている。
【0016】上記ストッパ機構50は、ストックインラ
インフィーダF2の搬出端上方に回動自在に設けられ、
かつ複数のワークWを分離するストッパ500と、上記
ストックインラインフィーダF2の側方に横置され、か
つ上記ストッパ500を、水平位置及び垂下位置の範囲
内で90°回動させる回動機501とから構成されてい
る。
【0017】上記搬送機構60は、上記基台Bに設けら
れた架台Tの上部プレートT1上に設けられた上記搬送
プレート600と、この搬送プレート600の両側に設
けられた上記サイドガイド601と、上記上部プレート
T1に横置され、かつ上記搬送プレート600の基端に
ピストンロッドの先端を連結して該搬送プレート600
をその長手方向に往復動させる水平シリンダ602と、
上記搬送プレート600の基端に取付けられ、かつ上記
ストックインラインフィーダF2の搬出端を閉塞する閉
塞部材603とを主体として構成されている。また、上
記搬送プレート600の基端部上面には、円弧状の凹面
を有する係合段部604が形成され、かつ搬送プレート
600の先端部には、上記ワークWの平面視外形と同一
の挿通孔605が形成されている。そして、上記ワーク
Wは、上記挿通孔605内に収納されて、上記上部プレ
ートT1に垂設された案内筒902を介して、ターンテ
ーブル900の凹部901に装入されるようになってい
る。
【0018】上記位置合わせ機構70は、上記上部プレ
ートT1上に立設された支持部材700と、この支持部
材700の側部に設けられた案内レール701と、この
案内レール701に上下方向に摺動自在に嵌合された上
下動体702と、この上下動体702の筒状部703に
回転自在に支持された支持軸704と、この支持軸70
4の上部に装着されたプーリ705と、このプーリ70
5にタイミングベルト706を介して連結されたプーリ
707と、上記上下動体702の端部に設けられ、かつ
出力軸708に上記プーリ707を装着した位置合わせ
回転用ハイロータ709と、上記支持部材700上に立
設された上下シリンダ710と、上記上下動体702に
上下方向に移動調整可能に設けられ、かつ上記上下シリ
ンダ710のピストンロッド711の上端に接離自在に
設けられた位置調整機構712とから構成されている。
そして、上記支持軸704の下端に上記押圧具Pが装着
されており、この押圧具Pの下面には、図7に示すよう
に、中央部の円形の凹所P1と、この凹所P1から外方
に等間隔に3ケ所突出した溝部P2とが形成されてい
る。この押圧具Pの下面は、上記ワークWの上面に嵌合
する形状とされている。
【0019】上記定置機構80は、上記搬送プレート6
00の先端上方に、円弧状の凹面を有する係合具800
が設けられ、この係合具800を上記搬送プレート60
0の長手方向に移動させる係合シリンダ801のピスト
ンロッド802の先端が上記係合具800に連結され、
かつ上記係合具800の円弧状の凹面と、上記搬送プレ
ート600の係合段部604の円弧状の凹面とによっ
て、ワークWが挾持されて上記押圧具Pの直下に位置決
めされるように構成されている。
【0020】上記のように構成された位置合わせ装置を
用いてワークWを一定姿勢にととのえた状態で矯正用プ
レス90に送り込む場合には、まず、パーツフィーダか
らチャージインラインフィーダF1によって一列状に整
列されて送られてきたワークWを、位置決め機構10の
出没シリンダ102のピストンロッドを上昇させて、ブ
ラケット101を介して、突出子100をチャージイン
ラインフィーダF1の搬出端上面から突出させておくこ
とにより、上記突出子100に当接させて一定位置に停
止させる。
【0021】次いで、上記チャッキング機構40の一対
の把持体403間を閉じて、上記一定位置に停止させら
れているワークWを、両把持プレート404,405の
一対ずつのへこみ部406,407のうち後側のへこみ
部406,407で把持する。すなわち、く字状のへこ
み部406にワークWの1つの突出部W2を、かつ台形
状のへこみ部407にワークWの2つの突出部W2を、
それぞれ係合して両へこみ部406,407間にワーク
Wを挾み込む。
【0022】続いて、上記出没シリンダ102によって
突出子100をチャージインラインフィーダF1の搬出
端上面から下方に降下させた後、上記ロッドレスシリン
ダ400の摺動部401を水平移動させて(図6におい
て右方に移動させて)、上記一対の把持プレート40
4,405間に把持されたワークWを表裏判別機構20
の判別位置に停止させる。この場合、上記ワークWの移
動に伴い、次のワークWがチャージインラインフィーダ
F1の搬出端に移動してくるが、上記ロッドレスシリン
ダ400の摺動部401の移動に同期して、上記出没シ
リンダ102によって突出子100を再度上方に突出さ
せることにより、上記次のワークWは、突出子100に
よって一定位置に停止させられる。
【0023】一方、上記表裏判別機構20の判別位置に
停止させられたワークWについては、表裏判別シリンダ
204の摺動部205を下降させることによって、ガイ
ド筒206に支持された昇降軸207が降下して、判別
具208の下面がワークWに接触する。この時、ワーク
Wの上面(凹部W4のある面)が上側を向いている場合
には、下降してきた判別具208が上記ワークWの凹部
W4と嵌合する位置まで下降するのに対して、ワークW
の下面(平坦面)が上側に向いている場合には、ワーク
Wの平坦面に判別具208が当接すると、判別具208
のそれ以上の下降がさえぎられて停止する一方、上記摺
動部205,ガイド筒206がなおも下降を続けるか
ら、昇降軸207が上記摺動部205,ガイド筒206
に対して相対的に上昇することになる。従って、この昇
降軸207と摺動部205,ガイド筒206との位置関
係の変化が表裏判別器209によって検出されることに
より、ワークWの下面(平坦面)が上側に向いているこ
とが判別される。
【0024】また、上記ワークWを表裏判別機構20の
判別位置に移送したチャッキング機構40の一対の把持
プレート404,405については、一対の把持体40
3間を離間して、ワークWを把持していた。一対の把持
プレート404,405間を開いた後、ロッドレスシリ
ンダ400の摺動部401を水平移動して元の位置に戻
すことにより、上記両把持プレート404,405を元
の位置(図2において左側)に戻す。
【0025】次いで、再び、上記両把持プレート40
4,405間を閉じることにより、該把持プレート40
4,405の前側の一対のへこみ部406,407間
に、上記表裏判別機構20によって表裏判別をしたワー
クWを把持すると共に、把持プレート404,405の
後側の一対のへこみ部406,407間に、上記位置決
め機構10によって一定位置に停止させられたワークW
を把持する。
【0026】さらに、上記ロッドレスシリンダ400の
摺動部401を水平移動して、上記表裏判別機構20の
判別位置にあったワークWと、位置決め機構10によっ
て一定位置に停止させられていたワークWとを同時に水
平移動して、それぞれ、反転機構30の反転位置と、表
裏判別機構20の判別位置に停止させる。そして、判別
位置のワークWについては、上述した手順によって表裏
判別を行う一方、上記反転位置に移送されたワークWに
ついては、チャッキング301を操作して上下一対の挾
持具300によってワークWを挾持する。
【0027】次いで、上述したように、一対の把持プレ
ート404,405を開いて元の位置に水平移動させる
と共に、上記表裏判別機構20によって、ワークWの下
面(平坦面)が上側を向いていると判別されたワークW
については、ロータリーアクチュエータ302を駆動し
て、一対の挾持具300を180°反転させて、ワーク
Wの上面(凹部W4のある面)を上側に向ける。
【0028】続いて、一対の挾持具300を開いて、ワ
ークWを下側の挾持具300上に載せた状態で、上記元
の位置に戻した一対の把持プレート404,405を閉
じて、判別位置及び一定位置に停止させられている一対
のワークWをそれぞれ把持した後に、上記両把持プレー
ト404,405を水平移動させることにより、各ワー
クWを反転位置及び判別位置にそれぞれ停止させる。一
方、上記下側の挾持具300上に載せられたワークW
を、上記両把持プレート404,405の先端面及び切
欠部408の傾斜面409に当接して、前方に移動させ
ることにより、このワークWをストックインラインフィ
ーダF2上に移送する。
【0029】そして、上記ストックインラインフィーダ
F2上を移送されていったワークWは、ストッパ機構5
0のストッパ500を回動機501によって回動して、
ストックインラインフィーダF2の搬出端の上方からワ
ークWの搬送通路上に突出させることにより、停止させ
られる。次いで、搬送機構60の搬送プレート600の
基端部の係合段部604にワークWがなくなり、かつ図
2に示すように、該係合段部604がストックインライ
ンフィーダF2の搬出端より水平シリンダ602側に戻
った状態において、上記ストッパ機構50のストッパ5
00を上方に退避させて、ストックインラインフィーダ
F2側の最先端(最も搬出端)側にあるワークWを1つ
だけ、搬送プレート600の係合段部604に送り出
す。
【0030】次いで、上記ストッパ機構50のストッパ
500を再び下方に回動して、ストックインラインフィ
ーダF2側のワークWと、搬送プレート600の係合段
部604の前側のワークWとを分離する。そして、上記
水平シリンダ602のピストンロッドを前進させること
により、搬送プレート600の係合段部604の前側に
位置したワークWを位置合わせ機構70の押圧具Pの直
下位置まで移送する。この場合、搬送プレート600の
基部及びそれに連結した閉塞部材603が、搬送プレー
ト600の前進に伴い、ストックインラインフィーダF
2の搬出端を順次閉塞していくから、万一、ストッパ機
構50のストッパ500がワークWから外れて、ワーク
Wが自由状態になったとしても、該ワークWが、ストッ
クインラインフィーダF2の搬出端から搬送機構60側
に落下することがない。
【0031】続いて、上記搬送プレート600上に載置
されて上記押圧具Pの下方において停止させられたワー
クWは、定置機構80の係合シリンダ801のピストン
ロッドを前進させることにより、係合具800の円弧状
の凹面と、上記搬送プレート600の係合段部604の
円弧状の凹面とによって挾持されて、押圧具Pの直下に
位置決めされる。
【0032】さらに、上記位置合わせ機構70の上下シ
リンダ710のピストンロッド711を下降させること
により、ピストンロッド711の上端に係止させられて
いる位置調整機構712を、上下動体702とともに、
案内レール701に沿って降下させる。これにより、上
下動体702の筒状部703に回転自在に支持された支
持軸704の下端の押圧具Pを、上記ワークWに押し付
ける。この時、上下シリンダ710のピストンロッド7
11の上端と位置調整機構712の下端との間には所定
の間隔があいている。そして、位置合わせ回転用ハイロ
ータ709の出力軸708を回転して、プーリ707,
タイミングベルト706,およびプーリ705を介し
て、支持軸704を所定角度(上記ワークWの場合には
3本の突出部W2が等間隔に形成されているから、少な
くとも180°以上)回転させる。この結果、押圧具P
は、その下面が、定置機構80の係合具800と搬送プ
レート600の係合段部604の各円弧状の凹面とに挾
持されたワークWの上面に接触した状態において、所定
角度回転する。
【0033】この場合、押圧具Pの下面の3つの溝部P
2とワークWの上面の3つの突出部W2とが嵌合するま
での間は、押圧具Pの下面はワークWの上面に当接して
摺動回転する。そして、上記押圧具Pの各溝部P2とワ
ークWの各突出部W2との位置が一致すると、押圧具P
が、支持軸704、上下動体702、プーリ705,7
07、タイミングベルト706、位置調整機構712と
ともに所定距離降下して、押圧具Pの各溝部P2とワー
クWの各突出部W2とがしっかりと嵌合する。この結
果、押圧具Pの各溝部P2とワークWの各突出部W2と
が嵌合した後は、該ワークWは、上記係合具800と係
合段部604の各円弧状の凹面によって挾持された力に
抗して、各凹面に対して摺動回転し、所定の姿勢で位置
決め停止される。
【0034】次いで、水平シリンダ602のピストンロ
ッドを後退させることにより、上記ワークWは、押圧具
Pに嵌合された状態において、ワークWの下を、搬送プ
レート600だけが後退していく。そして、搬送プレー
ト600の係合段部604が、図2に示す実線の位置に
戻ると、搬送プレート600の先端部に形成された挿通
孔605が、上記押圧具Pに嵌合しているワークWの下
方に位置するため、ワークWは挿通孔605内に落下装
入される。一方、上記搬送プレート600の係合段部6
04側にあっては、上述した手順によってストックイン
ラインフィーダF2から1つのワークWを搬送プレート
600側に送り出す。
【0035】また、上記搬送プレート600の挿通孔6
05に装入されたワークWは、上記位置合わせ機構70
と押圧具Pとで位置合わせさせられた所定の姿勢を維持
した状態で、上記水平シリンダ602のピストンロッド
を再度前進させることにより、矯正用プレス90側に移
送される。そして、搬送プレート600が停止すると、
搬送プレート600の挿通孔605が案内筒902の上
方に位置するから、搬送プレート600の挿通孔605
内に装入されていたワークは、案内筒902を通って、
ターンテーブル900の凹部901内に収納される。次
いで、この凹部901内に収納されたワークWは、ター
ンテーブル900が回転することにより、プレス位置に
送られ、このプレス位置において、上下型によって再圧
縮された後、矯正用プレス90から排出される。
【0036】このように、パーツフィーダから送られて
きたワークWは、位置決め機構10によって一定位置に
停止され、かつチャッキング機構40によって把持され
て、表裏判別機構20及び反転機構30の判別位置、反
転位置に順次移送されると共に、ワークWの凹部W4
(上面)と平坦面(下面)の形状の違いを識別して、ワ
ークWの表裏を判別することにより、ワークWの下面が
上側を向いている場合には、180°反転させられた
後、ストックインラインフィーダF2を介して、ストッ
パ機構50によって1つずつ分離させられて搬送プレー
ト600上に搬出される。次いで、搬送プレート600
の係合段部604によって、位置合わせ機構70の支持
軸704の下端に装着された押圧具Pの下方に停止させ
られたワークWは、定置機構80の係合具800を上記
係合段部604とによって把持された状態において、上
記押圧具Pが押圧,回転することにより、押圧具Pの下
面と嵌合して位置合わせさせられ、所定の姿勢を維持す
る。この状態において、搬送プレート600を後退さ
せ、かつ再び前進させることにより、搬送プレート60
0の先端部の挿通孔605内に上記ワークWを装入した
後、矯正用プレス90のターンテーブル900の凹部9
01内に案内筒902を介して収納する。従って、ワー
クWを、矯正用プレス90の上下型内に所定の姿勢を維
持した状態で、円滑に装填することができ、人手に頼ら
ず、容易にワークWの矯正処理を行うことができると共
に、省力化,機械化を図ることができる。
【0037】なお、上記表裏判別機構20の移動調整機
構203及び位置合わせ機構70の位置調整機構712
については、それぞれ、本実施例の運転前に、ワークW
の形状、寸法に合わせて、取手203a,712aを回
転して、移動調整機構203及び位置調整機構712の
下端を上下に移動調整することにより、昇降体202の
高さ及び上下動体702の高さをあらかじめ調節してお
く。また、上記実施例においては、ワークWとして、円
筒状の本体W1の外周に等間隔に3つの突出部W2が形
成されたもので説明したが、これに限らず、突出部W2
は、1,2あるいは4つ以上でもよいし、等間隔に形成
されていなくともよい。また、ワークWは、円筒状(円
形)でなくともよく、例えば、三角形,四角形等の多角
形でもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
は、ワークを所定位置に停止させる定置機構と、この定
置機構によって上記所定位置に停止させられたワークの
表面形状に係合する表面形状を備えた押圧具と、この押
圧具を上記ワークに押し付けながら回転させる位置合わ
せ機構と、この位置合わせ機構によって一定方向に姿勢
をそろえられたワークを搬出する搬送手段とを備えたも
のであるから、上記定置機構によって所定位置に停止さ
せられたワークの表面に、位置合わせ機構によって押圧
具を押し付けながら回転させて、ワークと押圧具とを係
合させワークの姿勢を一定方向にそろえた後、搬送手段
によって上記ワークを搬出することにより、矯正用プレ
スに送り込む焼結体のようなワークの姿勢を一定方向に
円滑にかつ確実にそろえることができる上に、省力化,
機械化を図ることができる。
【0039】また、本発明の請求項2は、ワークの表裏
面を判別する表裏判別機構と、この表裏判別機構が判別
した結果に基づいて、ワークを反転させる反転機構と、
この反転機構から搬出されたワークを所定位置に停止さ
せる定置機構と、この定置機構によって所定位置に停止
させられたワークの表面形状に係合する表面形状を備え
た押圧具と、この押圧具を上記ワークに押し付けながら
回転させる位置合わせ機構と、この位置合わせ機構によ
って一定方向に姿勢をそろえられたワークを搬出する搬
送手段とを備えたものであるから、定置機構によって所
定位置にワークを停止させる前に、表裏判別機構によっ
てワークの表裏面を判別した後、反転機構によってワー
クを180°反転させて、ワークの表裏面をそろえるこ
とにより、表裏面がランダムな状態で送られてくるワー
クを、迅速にかつ確実に所定の姿勢にそろえることがで
き、後工程におけるワークの取扱いを容易に行うことが
でき、完全な自動化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】位置合わせ機構部の側面図である。
【図4】表裏判別機構部の正面図である。
【図5】上部プレートS1部の平面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】押圧具の一例を示す下面図である。
【図8】ワークの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
W 焼結体(ワーク) P 押圧具 20 表裏判別機構 30 反転機構 60 搬送機構(搬送機構) 70 位置合わせ機構 80 定置機構 600 搬送プレート 604 係合段部 800 係合具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの姿勢を一定方向にそろえるワー
    クの位置合わせ装置において、ワークを所定位置に停止
    させる定置機構と、この定置機構によって上記所定位置
    に停止させられたワークの表面形状に係合する表面形状
    を備えた押圧具と、この押圧具を上記ワークに押し付け
    ながら回転させる位置合わせ機構と、この位置合わせ機
    構によって一定方向に姿勢をそろえられたワークを搬出
    する搬送手段とを具備したことを特徴とするワークの位
    置合わせ装置。
  2. 【請求項2】 ワークの姿勢を一定方向にそろえるワー
    クの位置合わせ装置において、ワークの表裏面を判別す
    る表裏判別機構と、この表裏判別機構が判別した結果に
    基づいて、ワークを反転させる反転機構と、この反転機
    構から搬出されたワークを所定位置に停止させる定置機
    構と、この定置機構によって所定位置に停止させられた
    ワークの表面形状に係合する表面形状を備えた押圧具
    と、この押圧具を上記ワークに押し付けながら回転させ
    る位置合わせ機構と、この位置合わせ機構によって一定
    方向に姿勢をそろえられたワークを搬出する搬送手段と
    を具備したことを特徴とするワークの位置合わせ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104858429A (zh) * 2015-06-09 2015-08-26 宁波汇众粉末机械制造有限公司 一种整形旋转进出料装置以及具有该装置的整形机

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104858429A (zh) * 2015-06-09 2015-08-26 宁波汇众粉末机械制造有限公司 一种整形旋转进出料装置以及具有该装置的整形机

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