JPH0592869A - レーイング式線材巻取機 - Google Patents
レーイング式線材巻取機Info
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- JPH0592869A JPH0592869A JP25218791A JP25218791A JPH0592869A JP H0592869 A JPH0592869 A JP H0592869A JP 25218791 A JP25218791 A JP 25218791A JP 25218791 A JP25218791 A JP 25218791A JP H0592869 A JPH0592869 A JP H0592869A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow shaft
- wire rod
- wire material
- discharge end
- guide
- Prior art date
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- Pending
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21C—MANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
- B21C47/00—Winding-up, coiling or winding-off metal wire, metal band or other flexible metal material characterised by features relevant to metal processing only
- B21C47/02—Winding-up or coiling
- B21C47/10—Winding-up or coiling by means of a moving guide
- B21C47/14—Winding-up or coiling by means of a moving guide by means of a rotating guide, e.g. laying the material around a stationary reel or drum
- B21C47/143—Winding-up or coiling by means of a moving guide by means of a rotating guide, e.g. laying the material around a stationary reel or drum the guide being a tube
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧延線材を高速で巻取っても慣性力をおさえ
て振動の少ないレーイング式巻取機を提供する。 【構成】 線材ガイド30の放出端30B を中空軸22の先端
近傍に設け、該放出端30B と着地面34との間に、前記線
材32の円錐軌道33を造成しかつ線材非接触部となる空間
35を形成している。
て振動の少ないレーイング式巻取機を提供する。 【構成】 線材ガイド30の放出端30B を中空軸22の先端
近傍に設け、該放出端30B と着地面34との間に、前記線
材32の円錐軌道33を造成しかつ線材非接触部となる空間
35を形成している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、レーイング式線材巻取
機に関し、線材圧延設備等に利用される。
機に関し、線材圧延設備等に利用される。
【０００２】
【従来の技術】線材圧延設備としての巻取機には、ポー
リング式とレーイング式があり、レーイング式には、回
転コーンから放出された線材を固定枠に巻取る巻取型
と、固定枠に替わってコンベヤ上にらせん展開させる載
荷型とがあり、また、巻取りのための回転軸芯の形態に
より竪型と横型がある（日本鉄鋼協会編、第３版、鉄鋼
便覧ＩＩＩ（２）第888 〜889 ページ参照)。
リング式とレーイング式があり、レーイング式には、回
転コーンから放出された線材を固定枠に巻取る巻取型
と、固定枠に替わってコンベヤ上にらせん展開させる載
荷型とがあり、また、巻取りのための回転軸芯の形態に
より竪型と横型がある（日本鉄鋼協会編、第３版、鉄鋼
便覧ＩＩＩ（２）第888 〜889 ページ参照)。
【０００３】図４を参照して竪型でかつ載荷型のレーイ
ング式線材巻取機について説明する。ハウジング1 に上
下の軸受2,3 によって竪軸芯回りに回転自在として中空
軸4が支持され、該中空軸4 はベベルギヤ伝動体5 を介
してモータ6 によって駆動される。
ング式線材巻取機について説明する。ハウジング1 に上
下の軸受2,3 によって竪軸芯回りに回転自在として中空
軸4が支持され、該中空軸4 はベベルギヤ伝動体5 を介
してモータ6 によって駆動される。
【０００４】中空軸4 の下部にはラセン状パイプで示す
線材ガイド7 を有する回転コーン8が取付けてあり、中
空軸4 に挿設した入口ガイド9 に導入した線材10は線材
ガイド7 に導通されてコンベヤ11上にラセン状に展開さ
せて放出され、該コンベヤ11により図外の熱処理装置に
連結され、熱処理後にコイル集束装置によってコイル状
に整形される。
線材ガイド7 を有する回転コーン8が取付けてあり、中
空軸4 に挿設した入口ガイド9 に導入した線材10は線材
ガイド7 に導通されてコンベヤ11上にラセン状に展開さ
せて放出され、該コンベヤ11により図外の熱処理装置に
連結され、熱処理後にコイル集束装置によってコイル状
に整形される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の巻取機は、中空
軸4 の先端に、質量大なる回転コーン8 を有し、この回
転コーン8 にラセン状のガイド7 を有することから、回
転軸芯に対して非対称となり、慣性が大きく高速に対し
て振動が激しいものであった。また、ガイド7 およびこ
れを取付けるクランプ等の疲労応力限界に達し易いた
め、バランス調整が困難であった。特に、消耗品である
ガイド7 の形状、重量のバラツキにより振動値が異な
り、たえず監視の必要があった。
軸4 の先端に、質量大なる回転コーン8 を有し、この回
転コーン8 にラセン状のガイド7 を有することから、回
転軸芯に対して非対称となり、慣性が大きく高速に対し
て振動が激しいものであった。また、ガイド7 およびこ
れを取付けるクランプ等の疲労応力限界に達し易いた
め、バランス調整が困難であった。特に、消耗品である
ガイド7 の形状、重量のバラツキにより振動値が異な
り、たえず監視の必要があった。
【０００６】以上のことは、横型レーイング式巻取機に
ついても同様な課題となっていた。本発明は、線材ガイ
ドの放出端を中空軸の先端近傍にして極端に短くすると
ともに、回転コーン等を省略することによって、従来 1
00m/s が限界とされていた圧延速度を 150m/s 以上可能
としたことを目的とする。
ついても同様な課題となっていた。本発明は、線材ガイ
ドの放出端を中空軸の先端近傍にして極端に短くすると
ともに、回転コーン等を省略することによって、従来 1
00m/s が限界とされていた圧延速度を 150m/s 以上可能
としたことを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸芯廻りに回
転駆動する中空軸22内に圧延線材32を導入するととも
に、該導入した圧延線材32を導出方向に拡径状の円錐軌
道33を画いて下方の着地面34に所定のコイル径として放
出する線材ガイド30を、前記中空軸22とともに回転する
ように設けたレーイング式線材巻取機において、前述の
目的を達成するために次の技術的手段を講じている。
転駆動する中空軸22内に圧延線材32を導入するととも
に、該導入した圧延線材32を導出方向に拡径状の円錐軌
道33を画いて下方の着地面34に所定のコイル径として放
出する線材ガイド30を、前記中空軸22とともに回転する
ように設けたレーイング式線材巻取機において、前述の
目的を達成するために次の技術的手段を講じている。
【０００８】前記、請求項１に係る本発明は、前記線材
ガイド30の放出端30B を中空軸22の先端近傍に設け、該
放出端30B と着地面34との間に、前記線材32の円錐軌道
33を造成しかつ線材非接触部となる空間35を形成してい
ることを特徴とするものである。また、請求項２に係る
本発明は、 請求項１の円錐軌道33の外周域に、圧延線
材32の尾端が該軌道33より径外方向に外れるのを阻止す
る円筒体36を設けていることを特徴とするものである。
ガイド30の放出端30B を中空軸22の先端近傍に設け、該
放出端30B と着地面34との間に、前記線材32の円錐軌道
33を造成しかつ線材非接触部となる空間35を形成してい
ることを特徴とするものである。また、請求項２に係る
本発明は、 請求項１の円錐軌道33の外周域に、圧延線
材32の尾端が該軌道33より径外方向に外れるのを阻止す
る円筒体36を設けていることを特徴とするものである。
【０００９】更に、請求項３に係る本発明は、請求項１
の中空軸22は、その軸芯が鉛直線に配置され、請求項１
の円錐軌道33の内外に、内側円錐体37と外側円錐体38を
設け、前記内側円錐体37は、前記中空軸22の下端部でか
つその軸芯と共通軸芯を有して相対回転自在に吊下げら
れており、前記外側円錐体38は固定側に装着されていて
内・外側円錐体37,38 の間隙ｔを保持して内側円錐体37
を回動不能に拘束する磁石41,42 を備えていることを特
徴とするものである。
の中空軸22は、その軸芯が鉛直線に配置され、請求項１
の円錐軌道33の内外に、内側円錐体37と外側円錐体38を
設け、前記内側円錐体37は、前記中空軸22の下端部でか
つその軸芯と共通軸芯を有して相対回転自在に吊下げら
れており、前記外側円錐体38は固定側に装着されていて
内・外側円錐体37,38 の間隙ｔを保持して内側円錐体37
を回動不能に拘束する磁石41,42 を備えていることを特
徴とするものである。
【００１０】また、請求項４に係る本発明は、請求項１
の中空軸22を回転駆動するギヤ伝動体25が、中空軸22に
対して増速関係にあるハスバギヤであることを特徴とす
るものである。
の中空軸22を回転駆動するギヤ伝動体25が、中空軸22に
対して増速関係にあるハスバギヤであることを特徴とす
るものである。
【００１１】
【作用】本発明によれば、圧延速度、例えば 100m/s で
ハウジング21に取付けられていて中空軸22の軸芯に内挿
された入口ガイド28を介して導入 (進入) された線材32
は、線材ガイド30の放出端30B よりコーン角θで空間35
に放出される。線材ガイド30は回転径ｄで中空軸22とと
もに回転しており、放出された線材32は、導出方向 (放
出方向) に拡径状の円錐軌道33すなわち、円錐ラセン状
軌跡を画きながらコンベヤ等の着地面34上において着地
点Ｂを支点とするコイル径Ｄでコイル状に展開される。
ハウジング21に取付けられていて中空軸22の軸芯に内挿
された入口ガイド28を介して導入 (進入) された線材32
は、線材ガイド30の放出端30B よりコーン角θで空間35
に放出される。線材ガイド30は回転径ｄで中空軸22とと
もに回転しており、放出された線材32は、導出方向 (放
出方向) に拡径状の円錐軌道33すなわち、円錐ラセン状
軌跡を画きながらコンベヤ等の着地面34上において着地
点Ｂを支点とするコイル径Ｄでコイル状に展開される。
【００１２】すなわち、圧延速度Ｖm/s で導入された線
材32をガイド放出端30B で回転数Ｎで放出した場合に基
準コイル径Ｄを得るためには、Ｎ＝60Ｖ／πＤとなる。
線材32はコーン角θで形成される円錐軌道33の面にスパ
イラル状に巻付けられた状態で落下するが、円錐軌道33
の任意の位置での水平断面 (円形) の速度Ｖの分速度
Ｖ’( 直径Ｄ’の円を走行する速度) は Ｎ＝60Ｖ’／
πＤ’となり、線材ガイド30の回転と一致する。このた
め、着地点Ｂが形成する水平面から見た分速度Ｖ’は相
対速度が零 (停止状態) となる。
材32をガイド放出端30B で回転数Ｎで放出した場合に基
準コイル径Ｄを得るためには、Ｎ＝60Ｖ／πＤとなる。
線材32はコーン角θで形成される円錐軌道33の面にスパ
イラル状に巻付けられた状態で落下するが、円錐軌道33
の任意の位置での水平断面 (円形) の速度Ｖの分速度
Ｖ’( 直径Ｄ’の円を走行する速度) は Ｎ＝60Ｖ’／
πＤ’となり、線材ガイド30の回転と一致する。このた
め、着地点Ｂが形成する水平面から見た分速度Ｖ’は相
対速度が零 (停止状態) となる。
【００１３】着地点Ｂでの水平面は圧延速度Ｖと分速度
Ｖ’が一致するため線材32は着地面34に停止した状態に
てコイル状に巻き取られる。仮に、着地面34がコンベヤ
等で圧延速度Ｖに対して微速ｖで移動した場合には、コ
イルはｖ／Ｎのピッチ円のずれを発生させるだけで理論
的にはコイル線材のみだれは生じない。
Ｖ’が一致するため線材32は着地面34に停止した状態に
てコイル状に巻き取られる。仮に、着地面34がコンベヤ
等で圧延速度Ｖに対して微速ｖで移動した場合には、コ
イルはｖ／Ｎのピッチ円のずれを発生させるだけで理論
的にはコイル線材のみだれは生じない。
【００１４】又、放出端30B から飛び出した線材32の分
速度が着地点との相対速度が零であるため遠心力は生じ
ない。又、放出端30B から着地面34との間には、空間35
に形成され、中空軸22の回転駆動の際の回転コーン等の
質量大なる部材がないことから、中空軸22を高速回転し
ても振動をおさえられるし、空間35は線材非接触部であ
るので、摺り疵等を発生することもない。
速度が着地点との相対速度が零であるため遠心力は生じ
ない。又、放出端30B から着地面34との間には、空間35
に形成され、中空軸22の回転駆動の際の回転コーン等の
質量大なる部材がないことから、中空軸22を高速回転し
ても振動をおさえられるし、空間35は線材非接触部であ
るので、摺り疵等を発生することもない。
【００１５】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。第１実施例を示す図１において、固定の架台20にハ
ウジング21が固定されており、該ハウジング21内には、
軸芯を鉛直とした中空軸22が上下の軸受23,24 によって
該軸芯回りに回転自在に支持されている。
る。第１実施例を示す図１において、固定の架台20にハ
ウジング21が固定されており、該ハウジング21内には、
軸芯を鉛直とした中空軸22が上下の軸受23,24 によって
該軸芯回りに回転自在に支持されている。
【００１６】中空軸22の軸長中間部にはベベルギヤを示
すギヤ伝動体25を介してモータ26によって該中空軸22を
軸芯廻りに回転駆動可能としている。更に、中空軸22の
上部には、ハウジング21の蓋体27に取付けられたパイプ
で示す入口ガイド28がこの軸芯を共通軸芯として内挿さ
れており、入口ガイド28に続いて取付け体29で内設され
たパイプで示す線材ガイド30が中空軸22とともに回転す
るように取付けてある。
すギヤ伝動体25を介してモータ26によって該中空軸22を
軸芯廻りに回転駆動可能としている。更に、中空軸22の
上部には、ハウジング21の蓋体27に取付けられたパイプ
で示す入口ガイド28がこの軸芯を共通軸芯として内挿さ
れており、入口ガイド28に続いて取付け体29で内設され
たパイプで示す線材ガイド30が中空軸22とともに回転す
るように取付けてある。
【００１７】線材ガイド30はその上部の導入口30A が入
口ガイド28と共通軸芯として開口しており、放出端30B
に至って曲線形状に形成してあり、放出端30B は中空軸
22の下端近傍に位置してクランプ31等で取付けてある。
従って、線材ガイド30の放出端30B は、回転径ｄのもと
で中空軸22とともに回転し、導入した線材32を導出 (放
出) 方向に拡径状の円錐軌道33を画いて下方の着地面34
に放出するようにされている。ここで、円錐軌道33は、
線材固有の物理条件、例えば線材材質、線径、線速度、
巻取温度等によって自然曲率をもって画かれるものであ
り、線材ガイド30の曲率と相まって決定される。
口ガイド28と共通軸芯として開口しており、放出端30B
に至って曲線形状に形成してあり、放出端30B は中空軸
22の下端近傍に位置してクランプ31等で取付けてある。
従って、線材ガイド30の放出端30B は、回転径ｄのもと
で中空軸22とともに回転し、導入した線材32を導出 (放
出) 方向に拡径状の円錐軌道33を画いて下方の着地面34
に放出するようにされている。ここで、円錐軌道33は、
線材固有の物理条件、例えば線材材質、線径、線速度、
巻取温度等によって自然曲率をもって画かれるものであ
り、線材ガイド30の曲率と相まって決定される。
【００１８】線材ガイド30の放出端30B は中空軸22の先
端 (下端) 近傍位置にあり、中空軸22には回転コーン等
の大慣性部材が装着されていないことから、中空軸22の
先端と着地面34との間は、線材非接触部となる空間35と
されている。従って、圧延速度Ｖで導入された線材32が
線材ガイド30に案内されて回転数Ｎで放出端30B より放
出されて基準コイル径Ｄを得るためには、Ｎ＝Ｖ／π・
Ｄとなり、線材32は円錐軌道33にスパイラル状に巻付け
られた状態で着地面34の着地点Ｂに落下される。
端 (下端) 近傍位置にあり、中空軸22には回転コーン等
の大慣性部材が装着されていないことから、中空軸22の
先端と着地面34との間は、線材非接触部となる空間35と
されている。従って、圧延速度Ｖで導入された線材32が
線材ガイド30に案内されて回転数Ｎで放出端30B より放
出されて基準コイル径Ｄを得るためには、Ｎ＝Ｖ／π・
Ｄとなり、線材32は円錐軌道33にスパイラル状に巻付け
られた状態で着地面34の着地点Ｂに落下される。
【００１９】円錐軌道33の任意の位置での直径Ｄ’にお
ける線速度Ｖの分速度Ｖ’は、Ｎ＝60Ｖ’／π・Ｄ’と
なり、放出端30B の回転数と一致するための着地点Ｂが
形成する水平面から見た分速度Ｖ’は相対速度が零（停
止状態）となり、該着地点Ｂを中心として所定のコイル
径Ｄで巻取られる。仮に、着地面34が図示の如くコンベ
ヤであっても、該コンベヤの速度ｖは圧延速度Ｖに比較
して微速であることから、ｖ／Ｎのピッチ円のずれが生
じるだけで線材の乱れはおさえられてコイル状に展開さ
れる。又、放出端30B から放出された線材の分速度が着
地点との相対速度が零であるため遠心力は生じることは
ない。
ける線速度Ｖの分速度Ｖ’は、Ｎ＝60Ｖ’／π・Ｄ’と
なり、放出端30B の回転数と一致するための着地点Ｂが
形成する水平面から見た分速度Ｖ’は相対速度が零（停
止状態）となり、該着地点Ｂを中心として所定のコイル
径Ｄで巻取られる。仮に、着地面34が図示の如くコンベ
ヤであっても、該コンベヤの速度ｖは圧延速度Ｖに比較
して微速であることから、ｖ／Ｎのピッチ円のずれが生
じるだけで線材の乱れはおさえられてコイル状に展開さ
れる。又、放出端30B から放出された線材の分速度が着
地点との相対速度が零であるため遠心力は生じることは
ない。
【００２０】更に、図１においては、円錐軌道33の外周
域に、円筒体36が架台20等の固定側に取付けてあり、こ
れによって、線材32の尾端が放出端30B より離れて着地
点Ｂに達する間、該尾端に回転が付与されないことから
軌跡33より径外方向に大きく外れるのを防止している。
なお、この円筒体36の内面に、パウダ溶射等によりあば
れたコイルの打疵を防止する。
域に、円筒体36が架台20等の固定側に取付けてあり、こ
れによって、線材32の尾端が放出端30B より離れて着地
点Ｂに達する間、該尾端に回転が付与されないことから
軌跡33より径外方向に大きく外れるのを防止している。
なお、この円筒体36の内面に、パウダ溶射等によりあば
れたコイルの打疵を防止する。
【００２１】図２は本発明の第２実施例を示しており、
ギヤ伝動体25としてハスバギヤを採用したものであり、
これによれば、中空軸22の回転速度を早くしても振動要
因を阻止することができる。すなわち、ギヤ伝動体25が
ベベルギヤであるときは速度限界は45〜50m/s 程度であ
り、これ以上では振動の発生源となることから、ハスバ
ギヤとしているのである。この際、中空軸22の軸受23,2
4 はメタル軸受にすることにより、高速化に好都合とな
る。その他の構成は、第１実施例と共通するので共通部
分は共通符号で示している。
ギヤ伝動体25としてハスバギヤを採用したものであり、
これによれば、中空軸22の回転速度を早くしても振動要
因を阻止することができる。すなわち、ギヤ伝動体25が
ベベルギヤであるときは速度限界は45〜50m/s 程度であ
り、これ以上では振動の発生源となることから、ハスバ
ギヤとしているのである。この際、中空軸22の軸受23,2
4 はメタル軸受にすることにより、高速化に好都合とな
る。その他の構成は、第１実施例と共通するので共通部
分は共通符号で示している。
【００２２】図３は本発明の第３実施例であり、円錐軌
道33の内外側に、内側円錐体37と外側円錐体38を一定の
間隙ｔを有して設けたものであり、この場合、内側円錐
体37はこの軸芯を中空軸22の軸芯と合致させて該円錐体
37の頂部を中空軸22の下端に軸受39によって相対回転自
在に吊下げるとともに、外側円錐体38はステー40等によ
って架台20等の固定側に取付け、内外側円錐体37,38 に
互いに磁力で固定されるように磁石41,42 を設けたもの
である。
道33の内外側に、内側円錐体37と外側円錐体38を一定の
間隙ｔを有して設けたものであり、この場合、内側円錐
体37はこの軸芯を中空軸22の軸芯と合致させて該円錐体
37の頂部を中空軸22の下端に軸受39によって相対回転自
在に吊下げるとともに、外側円錐体38はステー40等によ
って架台20等の固定側に取付け、内外側円錐体37,38 に
互いに磁力で固定されるように磁石41,42 を設けたもの
である。
【００２３】従って、この第３実施例によれば、線材32
のコイル化が確実となるし、内・外側円錐体37,38 は、
中空軸22とともに回転しないので、慣性部材となること
もない。なお、以上の図示例において、本発明は、次の
ように設計変更することもできる。 ： 第１実施例において、着地面34と円筒体36を昇降
自在にすることにより、コイル径を自在に変更するとと
もにコイルの充填効率を向上すること。 ： 第１実施例における着地面34はコンベヤとしたと
きは、チェーンコンベヤ、スチールコンベヤ、ローラコ
ンベヤにでき、また、平面板であってもよく、更には、
昇降自在な固定枠形式であってもよいこと。 ： 第３実施例における内外側円錐体37,38 はこれを
昇降自在にすることおよび、磁石41,42 は上下に複数段
設けたり、リング型磁石等にすること。 ： 横型レーイング式線材巻取機にも適用すること。
のコイル化が確実となるし、内・外側円錐体37,38 は、
中空軸22とともに回転しないので、慣性部材となること
もない。なお、以上の図示例において、本発明は、次の
ように設計変更することもできる。 ： 第１実施例において、着地面34と円筒体36を昇降
自在にすることにより、コイル径を自在に変更するとと
もにコイルの充填効率を向上すること。 ： 第１実施例における着地面34はコンベヤとしたと
きは、チェーンコンベヤ、スチールコンベヤ、ローラコ
ンベヤにでき、また、平面板であってもよく、更には、
昇降自在な固定枠形式であってもよいこと。 ： 第３実施例における内外側円錐体37,38 はこれを
昇降自在にすることおよび、磁石41,42 は上下に複数段
設けたり、リング型磁石等にすること。 ： 横型レーイング式線材巻取機にも適用すること。
【００２４】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、請求項１に
係る本発明では、中空軸に慣性部材が設けられていない
ので、高速化しても振動が激しくなることはないし、消
耗部材も少ないことから取替作業も差程必要でない。ま
た、線材接触部も少ないので、線材の摺疵を少なくでき
る。
係る本発明では、中空軸に慣性部材が設けられていない
ので、高速化しても振動が激しくなることはないし、消
耗部材も少ないことから取替作業も差程必要でない。ま
た、線材接触部も少ないので、線材の摺疵を少なくでき
る。
【００２５】請求項２に係る本発明では、線材尾端の躍
りを防止することができるし、請求項２に係る本発明で
は超高速化しても振動をおさえることがきる。請求項４
に係る本発明では、慣性部材をなくしつつ線材のコイル
化が確実になる。
りを防止することができるし、請求項２に係る本発明で
は超高速化しても振動をおさえることがきる。請求項４
に係る本発明では、慣性部材をなくしつつ線材のコイル
化が確実になる。
【図１】第１実施例の立断面図である。
【図２】第２実施例の立断面図である。
【図３】第３実施例の立断面図である。
【図４】従来例の立断面図である。
22 中空軸 30 線材ガイド 30B 放出端 33 円錐軌道 34 着地面 35 空間
Claims (4)
- 【請求項１】 軸芯廻りに回転駆動する中空軸(22)内に
圧延線材(32)を導入するとともに、該導入した圧延線材
(32)を導出方向に拡径状の円錐軌道(33)を画いて下方の
着地面(34)に所定のコイル径として放出する線材ガイド
(30)を、前記中空軸(22)とともに回転するように設けた
レーイング式線材巻取機において、 前記線材ガイド(30)の放出端(30B) を中空軸(22)の先端
近傍に設け、該放出端(30B) と着地面(34)との間に、前
記線材(32)の円錐軌道(33)を造成しかつ線材非接触部と
なる空間(35)を形成していることを特徴とするレーイン
グ式線材式巻取機。 - 【請求項２】 請求項１の円錐軌道(33)の外周域に、圧
延線材(32)の尾端が該軌道(33)より径外方向に外れるの
を阻止する円筒体(36)を設けていることを特徴とする請
求項１記載のレーイング式線材巻取機。 - 【請求項３】 請求項１の中空軸(22)は、その軸芯が鉛
直線に配置され、請求項１の円錐軌道(33)の内外に、内
側円錐体(37)と外側円錐体(38)を設け、前記内側円錐体
(37)は、前記中空軸(22)の下端部でかつその軸芯と共通
軸芯を有して相対回転自在に吊下げられており、前記外
側円錐体(38)は固定側に装着されていて内・外側円錐体
(37)(38)の間隙 (ｔ) を保持して内側円錐体(37)を回動
不能に拘束する磁石(41)(42)を備えていることを特徴と
する請求項１記載のレーイング式線材巻取機。 - 【請求項４】 請求項１の中空軸(22)を回転駆動するギ
ヤ伝動体(25)が、中空軸(22)に対して増速関係にあるハ
スバギヤであることを特徴とする請求項１記載のレーイ
ング式線材巻取機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25218791A JPH0592869A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | レーイング式線材巻取機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25218791A JPH0592869A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | レーイング式線材巻取機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0592869A true JPH0592869A (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=17233711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25218791A Pending JPH0592869A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | レーイング式線材巻取機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0592869A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0679453A1 (en) * | 1994-04-26 | 1995-11-02 | Morgan Construction Company | High speed laying head |
| US5934594A (en) * | 1997-04-02 | 1999-08-10 | Sms Schloemann-Siemag Aktiengesellschaft | Coiler in wire rolling trains |
| KR100485539B1 (ko) * | 2001-12-14 | 2005-04-28 | 모건 컨스트럭션 캄파니 | 오프셋 예압을 갖는 레잉 헤드 베어링 |
| WO2006125793A1 (en) * | 2005-05-25 | 2006-11-30 | Danieli & C. Officine Meccaniche S.P.A. | Laying head with multi-groove rotating member |
| JP2014506838A (ja) * | 2011-03-04 | 2014-03-20 | ダニエリ アンド シー．オフィチネ メッカニチェ ソシエタ ペル アチオニ | コイル撚りヘッド |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP25218791A patent/JPH0592869A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0679453A1 (en) * | 1994-04-26 | 1995-11-02 | Morgan Construction Company | High speed laying head |
| JPH0890040A (ja) * | 1994-04-26 | 1996-04-09 | Morgan Constr Co | 高速ロッド圧延機の捻りヘッド |
| AU683346B2 (en) * | 1994-04-26 | 1997-11-06 | Siemens Industry, Inc. | High speed laying head |
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| US7806356B2 (en) | 2005-05-25 | 2010-10-05 | Danieli & C. Officine Meccanicite S.p.A. | Laying head with multi-groove rotating member |
| JP2014506838A (ja) * | 2011-03-04 | 2014-03-20 | ダニエリ アンド シー．オフィチネ メッカニチェ ソシエタ ペル アチオニ | コイル撚りヘッド |
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