JPH0592799A - スロート消滅型ノズル - Google Patents

スロート消滅型ノズル

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Publication number
JPH0592799A
JPH0592799A JP25528691A JP25528691A JPH0592799A JP H0592799 A JPH0592799 A JP H0592799A JP 25528691 A JP25528691 A JP 25528691A JP 25528691 A JP25528691 A JP 25528691A JP H0592799 A JPH0592799 A JP H0592799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
booster
phase
throat
booster phase
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP25528691A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Saito
武男 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP25528691A priority Critical patent/JPH0592799A/ja
Publication of JPH0592799A publication Critical patent/JPH0592799A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インテグラル・ロケット・ラムジェット・エ
ンジン又はダクテッド・ロケット等に適用されるノズル
において、ブースタフェーズからサステナフェーズに遷
移する際、ブースタフェーズ用ノズルの放出による危害
の発生を防止するようにした。 【構成】 ラバール型ノズル1の内面にスロート部2′
を有し噴流によりエロージョン化しやすい材料で構成さ
れたブースタフェーズ用ノズル2を装着し、前記スロー
ト部2′のラバール型ノズル1とブースタフェーズ用ノ
ズル2の間に外圧力に強く剪断力にもろい部材(ハニカ
ム材3)を介装した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飛しょう体に用いられ
るインテグラル・ロケット・ラムジェット・エンジン又
はダクテッド・ロケット等に適用される必要時にスロー
ト部を消滅させるようにしたノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】インテグラル・ロケット・ラムジェット
・エンジン又はダクテッド・ロケットに用いられる従来
のノズルを図4に示す。
【0003】図4(a)に示すように、ブースタ推進薬
02を収容した燃焼器ケース01の後方にラバール型の
ラムジェットノズル05を設け、その内面にブースタ用
ノズル03と分離ノズル04を取付けている。なお、0
7は空気取入口ダクト、06は空気取入口ダクト07と
燃焼器ケース01との間に設けられたポートカバーであ
る。
【0004】ブースタフェーズでは、燃焼器ケース01
内の推進薬02が燃焼して噴流ガスをブースタ用ノズル
03より後方へ噴出する。
【0005】燃焼器ケース01内の推進薬02の燃焼が
終了すると、ブースタフェーズからサステナフェーズに
遷移するが、この場合には、図4(b)に示すように、
分離ノズル04とブースタ用ノズル03をラムジェット
ノズル05から切離して放出してノズルスロート面積を
拡大し、以後ラムジェットによる推進が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のブースタフェー
ズからサステナフェーズに遷移する際きのブースタ用ノ
ズル等の放出は、その落下により民家へ危害を与え、ま
た飛しょう体を発射した母機・僚機等へ衝突により損傷
を与えるおそれがある。
【0007】これを避けようとすると、飛しょう体の発
射場所や発射の条件(速度・高度・僚機の位置等)に制
約を受けることとなり、その有効運用が阻害される。
【0008】一方、ブースタ用ノズル等を放出しないで
ノズル面積を拡大する方式も考えられるが、この方式
は、一般に機構が複雑で重量・コスト面からも好ましく
なくまだ実用化には至っていない。
【0009】本発明は、以上の問題点を解決しようとす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のスロート消滅型
ノズルは、ラバール型ノズルの内面にスロート部を有し
噴流によりエロージョン化しやすい材料で構成されたブ
ースタフェーズ用ノズルを装着し、前記スロート部のラ
バール型ノズルとブースタフェーズ用ノズルの間に外圧
力に強く、剪断力にもろい部材を介装したことを特徴と
する。
【0011】
【作用】本発明では、ブースタフェーズでは、ラバール
型ノズルの内面に装着されたブースタフェーズ用ノズル
を通って噴流ガスが噴出される。この際ブースタフェー
ズ用ノズルは噴流によって次第に薄くなってスロート径
は拡大して行く。しかし、ラバール型ノズルとブースタ
フェーズ用ノズルの間に介装された外圧に強く剪断力に
もろい部材によって、ブースタフェーズ用ノズルのスロ
ート部の形状は維持され、推進薬の燃焼効率とその噴流
ガスの推進効率が維持される。
【0012】ブースタフェーズが終了してサステナフェ
ーズに遷移すると、次第に薄くなったブースタフェーズ
用ノズルは燃焼圧力に耐えず崩れて小片となって離散す
る。また、外圧に強く剪断力にもろい部材も噴流ガスに
よって崩れて同様に小片となって離散する。これによっ
て、ノズルのスロート面積はサステナフェーズに必要な
面積に急速に拡大して、燃焼効率の低下が避けられる。
【0013】また、前記ブースタフェーズ用ノズルと前
記外圧に強く剪断力にはもろい部材は小片となって離散
するために、その放出により危害が起るおそれがない。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を、図1ないし図3によっ
て説明する。1はサステナフェーズ用のラバール型ノズ
ルであって、ブースタ推進薬を収容した燃焼器ケース4
の後端に接続されている。2は前記ラバール型ノズル1
の内面に装置されスロート部2′をもつブースタフェー
ズ用ノズルであって、推進薬の噴流ガスによってエロー
ジョン化しやすく、かつ、ある程度耐熱性が高く熱伝導
率が低い材料、例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂
にガラス繊維を混ぜた繊維強化プラスチックス(FR
P)によって構成されている。
【0015】3はブースタフェーズ用ノズル2のスロー
ト部2′において、ラバール型ノズル1とブースタフェ
ーズ用ノズル2の間の間隙部に介装され外圧力には強く
剪断力には比較的もろいハニカム材である。なお、この
ハニカム材3は、小型の多数の球体等の外圧力には強く
剪断力には比較的もろいものに代えることもできる。
【0016】本実施例では、ブースタフェーズでは、燃
焼器ケース4内の推進薬が燃焼して、その噴流ガスがブ
ースタフェーズ用ノズル2を通って噴出される。図2に
示すように、ブースタフェーズ用ノズルは噴流ガスによ
ってエロージョン化されて次第に薄くなるが、ハニカム
材3によって、スロート部の形状は維持され、推進薬の
燃焼効率が確保され、かつ、噴流ガスは充分の速度をも
って噴出され推進効果を発揮する。
【0017】ブースタフェーズからサステナフェーズに
遷移する時には、ブースタフェーズ用ノズル2は薄くな
って燃焼圧力に耐えられず、図3に示すように、小片と
なって飛散して、そのスロート面積はサステナフェーズ
に必要な面積に急速に拡大する。
【0018】また、ハニカム材3も噴流ガスによって崩
れて小片となって飛散し、以後ラバール型ノズル1を通
って噴流ガスが噴出されることゝなる。
【0019】このように、ブースタフェーズからサステ
ナフェーズに遷移する時には、スロート面積がサステナ
フェーズに適した面積に急速に拡大きして、燃焼効率の
低下を避けることができると共に、ブースタフェーズ用
ノズル2とハニカム材3は小片となって飛散し危害を与
えるおそれがない。
【0020】なお、ハニカム材3に代えて小型の球体等
を用いた場合には、前記の作用及び効果を奏することが
できる。
【0021】
【発明の効果】本発明は特許請求の範囲に記載した構成
を有することによって、次の効果を奏することができ
る。 (1)ブースタフェーズ用ノズル等を小片として放出
し、民家、航空機等への危害の発生を防ぐことができ
る。 (2)複雑な機構は何もなく、単純な構成であるため質
量とコストのメリットが大である。 (3)ブースタフェーズの終了間際にノズルのスロート
面積を急速に拡大することによって、推進薬の燃焼効率
低下を避けることができる。 (4)ブースタフェーズにおいては、ブースタフェーズ
用ノズルのスロートの形状が維持され、推進薬の燃焼効
率と推進効率を高く保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】同実施例のブースタフェーズ中の状態を示す断
面図である。
【図3】同実施例のブースタフェーズからサステナフェ
ーズに遷移する際の断面図である。
【図4】従来の放出型ノズルの断面図であり、図4
(a)はブースタフェーズ中の状態を、図4(b)はブ
ースタフェーズからサステナフェーズに遷移する際の状
態をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 ラバール型ノズル 2 ブースタフェーズ用ノズル 2′ スロート部 3 ハニカム材 4 燃焼器ケース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラバール型ノズルの内面にスロート部を
    有し噴流によりエロージョン化しやすい材料で構成され
    たブースタフェーズ用ノズルを装着し、前記スロート部
    のラバール型ノズルとブースタフェーズ用ノズルの間に
    外圧力に強く剪断力にもろい部材を介装したことを特徴
    とするスロート消滅型ノズル。
JP25528691A 1991-10-02 1991-10-02 スロート消滅型ノズル Withdrawn JPH0592799A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25528691A JPH0592799A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 スロート消滅型ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25528691A JPH0592799A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 スロート消滅型ノズル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0592799A true JPH0592799A (ja) 1993-04-16

Family

ID=17276654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25528691A Withdrawn JPH0592799A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 スロート消滅型ノズル

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JP (1) JPH0592799A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011505288A (ja) * 2007-11-29 2011-02-24 アストリウム・エス・エー・エス 空力抵抗を低減するデバイス
CN108252820A (zh) * 2018-02-26 2018-07-06 中国航空发动机研究院 利用气流换热增加推力的尾喷管

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JP2011505288A (ja) * 2007-11-29 2011-02-24 アストリウム・エス・エー・エス 空力抵抗を低減するデバイス
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Legal Events

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Effective date: 19990107