JPH0592496U - 低温冷却装置 - Google Patents
低温冷却装置Info
- Publication number
- JPH0592496U JPH0592496U JP4057792U JP4057792U JPH0592496U JP H0592496 U JPH0592496 U JP H0592496U JP 4057792 U JP4057792 U JP 4057792U JP 4057792 U JP4057792 U JP 4057792U JP H0592496 U JPH0592496 U JP H0592496U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- refrigerant compressor
- compressor
- heat transfer
- cooling device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 冷媒圧縮機１内で潤滑油が冷媒中に混入する
ことによる不具合を防止する。 【構成】 冷媒圧縮機１の回転軸14を磁気軸受21によっ
て軸承する。
ことによる不具合を防止する。 【構成】 冷媒圧縮機１の回転軸14を磁気軸受21によっ
て軸承する。
Description
【０００１】
本考案は氷蓄熱システムにおいて水を過冷却するのに好適な低温冷却装置に関 する。
【０００２】
従来のこの種装置の系統図が図２に示されている。 冷媒圧縮機１から吐出された高温・高圧の冷媒ガスは冷媒配管２を経て凝縮器 ３に入り、ここで伝熱管４内を流れる冷却水と熱交換することにより冷却されて 凝縮液化する。この冷媒液は冷媒液配管５を経て冷媒流量制御装置６を通る過程 で減圧された後、満液式蒸発器７に流入し、ここで伝熱管９内を流れる冷水から 熱を奪うことにより蒸発して低圧の冷媒ガスとなる。この冷媒ガスは冷媒ガス配 管10を通って再び冷媒圧縮機１に吸い込まれる。
【０００３】 蒸発器７の入口側水室20a から流入した冷水は伝熱管９内を流れる過程で管外 の冷媒液８と熱交換して過冷却された後、出口側水室20b を経て流出する。
【０００４】 冷媒圧縮機１の羽根車11は電動機12により駆動され、その回転軸14は油軸受15 で軸承されている。 油タンク16内の潤滑油は油ポンプ17で抽出され、油冷却器18で冷却された後、 配管19を通って油軸受15に給油される。油軸受15からの排油は油タンク16へ戻る 。
【０００５】
上記従来の装置においては、その冷媒圧縮機１の構造上、冷媒と潤滑油を完全 に分離することができないため、潤滑油が冷媒へ徐々に混入する。冷媒に混入し た潤滑油は蒸発器７に集まり、蒸発器７の伝熱性能を低下させる。
【０００６】 蒸発器７の伝熱性能が低下すると、冷水を所定の温度まで冷却できず、所定の 温度まで冷水を冷却する為には冷媒の蒸発温度を下げなければならない。冷媒の 蒸発温度を規定値以下に下げると、冷媒圧縮機１の駆動動力が増加する。また、 冷媒の蒸発温度が低くなると、伝熱管９内で冷水が凍結し易くなる。
【０００７】 一方、冷媒に混入した潤滑油は冷媒液に比べて比重量が軽いため、冷媒液８の 上側に多く集まる。この結果、蒸発器７の上方の伝熱管９内を流れる冷水の冷却 が不充分になり、また、下方の伝熱管９内を流れる冷水は必要以上に冷却されて 凍結することがある。
【０００８】
本考案は上記課題を解決するために提案されたものであって、その要旨とする ところは、冷媒圧縮機から吐出された冷媒が凝縮器、冷媒流量制御装置を経て満 液式蒸発器に入り、ここで伝熱管内を流過する被冷却流体を冷却することによっ て蒸発気化した後、上記冷媒圧縮機に循環する低温冷却装置において、上記冷媒 圧縮機の回転軸を磁気軸受によって軸承したことを特徴とする低温冷却装置にあ る。
【０００９】
本考案においては、上記構成を具えているため、冷媒圧縮機内において潤滑油 が冷媒中に混入することはない。
【００１０】
本考案の１実施例が図１に示されている。 冷媒圧縮機１の回転軸14は磁気軸受21によって軸承され、この磁気軸受21はコ ントローラ22によって制御される。他の構成は図２に示す従来のものと同様であ り、対応する部材には同じ符号が付されている。
【００１１】 しかして、冷媒圧縮機１の回転軸14はその回転時、磁気軸受21の磁石の吸引力 により中空の決められた位置に浮上して、完全非接触で高速回転する。従って、 磁気軸受21には潤滑油を給油する必要がないので、冷媒圧縮機１内において潤滑 油が冷媒中に混入することはない。
【００１２】 なお、図２にはターボ圧縮機１のラジアル軸受を磁気軸受21とした例が示され ているが、スラスト軸受も同様に磁気軸受とされており、ターボ圧縮機以外の冷 媒圧縮機についても同様である。また、蒸発器７で冷水を過冷却しているが、ブ ライン等の流体を低温に冷却することもできる。
【００１３】
本考案においては、冷媒圧縮機の回転軸を磁気軸受によって軸承したため、圧 縮機内において潤滑油が冷媒中に混入することはない。 この結果、蒸発器の伝熱性能の低下やその伝熱管内で被冷却流体が凍結するの を防止しうるとともに冷媒圧縮機の駆動動力の増大を抑制しうる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の１実施例を示す系統図である。
【図２】従来装置の系統図である。
１ 冷媒圧縮機 ３ 凝縮器 ７ 蒸発器 21 磁気軸受 22 コントローラ
Claims (1)
- 【請求項１】 冷媒圧縮機から吐出された冷媒が凝縮
器、冷媒流量制御装置を経て満液式蒸発器に入り、ここ
で伝熱管内を流過する被冷却流体を冷却することによっ
て蒸発気化した後、上記冷媒圧縮機に循環する低温冷却
装置において、上記冷媒圧縮機の回転軸を磁気軸受によ
って軸承したことを特徴とする低温冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4057792U JPH0592496U (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 低温冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4057792U JPH0592496U (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 低温冷却装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0592496U true JPH0592496U (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=12584347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4057792U Withdrawn JPH0592496U (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 低温冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0592496U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008222210A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-25 | Thales | 宇宙船に搭載される熱制御装置 |
| CN102019571A (zh) * | 2010-10-04 | 2011-04-20 | 吉林大学 | 复杂曲面自适应磨抛加工机床 |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP4057792U patent/JPH0592496U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008222210A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-25 | Thales | 宇宙船に搭載される熱制御装置 |
| CN102019571A (zh) * | 2010-10-04 | 2011-04-20 | 吉林大学 | 复杂曲面自适应磨抛加工机床 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100269033B1 (ko) | 터보냉동기 | |
| US9207004B2 (en) | Refrigeration cycle apparatus | |
| JP2003519767A (ja) | 高温のオイルを動力として用いた冷凍システムの蒸発器からのオイルの戻り | |
| US9157684B2 (en) | Refrigeration apparatus | |
| US4464908A (en) | Solar-powered turbocompressor heat pump system | |
| CN114364930A (zh) | 制冷和/或液化方法、装置及系统 | |
| US6349558B1 (en) | Ammonia refrigerator | |
| JP5412193B2 (ja) | ターボ冷凍機 | |
| JP2000002469A (ja) | 圧縮機及びこれを有する冷凍機 | |
| US6634182B2 (en) | Ammonia refrigerator | |
| EA039194B1 (ru) | Холодильная установка | |
| JP2008014533A (ja) | 圧縮式冷凍機の油回収装置 | |
| JPH0592496U (ja) | 低温冷却装置 | |
| JP2010060202A (ja) | 冷凍機用電動機における冷却構造 | |
| CN111380132A (zh) | 过冷水动态冰蓄冷设备及其制冰方法 | |
| CN105339743B (zh) | 涡轮冷冻机 | |
| US1559883A (en) | Air-cooled refrigerating machine | |
| US20220307739A1 (en) | Lubrication system for a compressor | |
| CN104075474A (zh) | 涡轮制冷机 | |
| JP2001004173A (ja) | 氷蓄熱式空気調和装置及び運転方法 | |
| JP3888814B2 (ja) | 製氷用冷却装置 | |
| JP3557299B2 (ja) | ヒートポンプシステムの潤滑油の冷却方法 | |
| EP3742069B1 (en) | Refrigeration apparatus and use thereof | |
| CN213178882U (zh) | 一种冰水机装置 | |
| JP4399309B2 (ja) | 氷蓄熱装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960801 |