JPH0591966U - 自動車用シガライタのプラグの構造 - Google Patents

自動車用シガライタのプラグの構造

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JPH0591966U
JPH0591966U JP4022892U JP4022892U JPH0591966U JP H0591966 U JPH0591966 U JP H0591966U JP 4022892 U JP4022892 U JP 4022892U JP 4022892 U JP4022892 U JP 4022892U JP H0591966 U JPH0591966 U JP H0591966U
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JP
Japan
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ring
fragrance
plug
cover
cigarette lighter
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Pending
Application number
JP4022892U
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English (en)
Inventor
武利 鈴木
一美 本荘
Original Assignee
ナイルス部品株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用シガライタのプラグの鍔部に、リン
グとカバーとで、芳香剤または消臭剤等の薬剤を着脱自
在に取付ける。 【構成】 自動車用シガライタのプラグ1の鍔部3c
に、リング11をアウトサート成形する。リング11
に、着脱自在にカバー13を設置する。リング11また
はカバー13内に、芳香剤12を嵌入し、リング11と
カバー13で芳香剤12を保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、芳香剤、消臭剤等の薬剤を備えた自動車用シガライタのプラグの構 造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の技術として、例えば、実開昭58−66270号公報に開 示されたシガライタがある。該シガライタは、プラグのフード、及びノブ内に空 胴部を形成し、該空胴部内に芳香剤を収納している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述した従来のシガライタのプラグは、フード、及びノブに香料を収納する空 胴部を形成しているので、市販の自動車用シガライタのプラグとは、その構造が 極めて相違している。 該プラグは、市販のプラグに薬剤を簡単に嵌入することにより、構成できない 。また、薬剤の取替え等もできず、長年月の使用に耐えず、汎用性が悪く、薬剤 を嵌入することが不要なプラグとしては使用できない等の問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る自動車用シガライタのプラグの構造は、前述した従来技術の問題 点を解消すべく考案されたものであり、自動車用シガライタのプラグにおいて、 鍔部を有するフードと、該フードの鍔部に設置したリングと、該リングに着脱自 在に設置したカバーと、該カバーまたは該リング内に嵌入した芳香剤、または消 臭剤等の薬剤を配設することにより構成し、また、市販のプラグにも容易に取付 けできるようにした。
【0005】
【第1実施例】 先ず、図1、及び図2に基づき本考案に係る自動車用シガライタのプラグの構 造の第1実施例を詳述する。
【0006】 1は、自動車用シガライタのプラグであり、例えば、市販のものでもよい。該 プラグ1は、内ケース2に挿嵌する円筒状のフード3を有する。このプラグ1は 、フード3の一方の開口部3a側にノブ4、他方の開口部3b側にヒータ5を出 没自在に配設している。内ケース2は、インストルメントパネル6等に挿着し、 内底にバイメタル7、及びバイメタル支持台8、外側底面に端子9を配設してい る。
【0007】 フード3は、開口部3aを外周方向に折曲して形成した鍔部3cを有し、金属 から成る。該鍔部3cは、外周に平輪10を溶接している。該鍔部3cと平輪1 0は、一体に形成してもよい。該鍔部3c、及び平輪10は、樹脂等の断熱材か ら成るリング11をアウトサート成形している。リング11は、芳香剤12を収 納する溝11aと、ナット状のカバー13に螺合する雄ねじ部11bを周設して いる。溝11aは、環状あるいは円弧状に穿設したものであり、内底に金属製の 前記平輪10を配設している。
【0008】 芳香剤12は、例えば、前記溝11aに挿嵌するリング状のものであるが、円 弧状あるいは粒子状のものでもよい。芳香剤12は、常温で香気を発散するもの 、また約60℃以上に加熱したときに、香気を発散するものである。また、芳香 剤12は、環状の吸水体に、オーデコロン等の液体を吸収させたものでもよい。
【0009】 カバー13は、リング11の溝11aを閉塞する環状の樹脂製蓋であり、内壁 に形成した雌ねじ部13aを雄ねじ部11bに螺合することにより、リング11 に着脱自在に設置できる。尚、カバー13は、リング11に係止する爪で着脱自 在に設置する手段でもよい。該カバー13は、芳香剤12から発散した香気を外 部に放出する孔13bを多数穿設している。孔13bの形状は、特に限定せず、 香りや空気が通過するものであれば、網目状のものでもよい。
【0010】 以上のように、本考案の第1実施例は、プラグ1のフード3の鍔部3cに、リ ング11をアウトサート成形し、該リング11またはカバー13内に芳香剤12 等の薬剤を保持するものである。次にその作用を詳述する。
【0011】 図2に示すように、プラグ1は、例えば市販のプラグに、リング11をアウト サート成形したものであり、容易に、かつ安価に製造することができる。このた め、プラグ1は、従来のシガライタのプラグの操作要領で操作できる。
【0012】 例えば、加熱すると香気を発散する芳香剤12を使用する場合は、先ず、該芳 香剤12をリング11の溝11aに挿入し、カバー13をリング11に螺着する 。そして、ノブ4を押圧すると、ヒータキャップ14がバイメタル7に係合して 、シガライタがONする。ヒータ5は、発熱し、その熱が、該ヒータ5からフー ド3の鍔部3c、及び平輪10へと熱伝導する。この平輪10は、芳香剤12を 加熱し、該芳香剤12から香気が発散する。該香気は、カバー13の孔13bを 通り、車室内に放出する。 ヒータ5の熱でバイメタル7が、所望の温度に加熱されると、ヒータキャップ 14がスプリング15の弾力で、図1のOFF状態に復帰する。そして、ヒータ 5、及び平輪10は、徐々に冷却し、芳香剤12から香気が発散しなくなる。こ のように、加熱型の芳香剤12は、シガライタがONし、ヒータ5からの熱伝導 で該加熱型の芳香剤12が約60℃以上に加熱されたとき、香気が発散する。
【0013】 常温で香気を発散する常温型の芳香剤12を使用した場合は、常時、芳香剤1 2から香気が発散する。
【0014】 また、芳香剤12の代わりの薬剤として消臭剤をリング11に挿入した場合は 、車室内の臭気がカバー13の孔13aを通り、消臭剤に触れて消臭される。
【0015】
【第2実施例】 次に図3に基づき、本考案に係る自動車用シガライタのプラグの構造の第2実 施例を詳述する。
【0016】 16は、自動車用シガライタのプラグであり、鍔部17aを有するフード17 を具備している。鍔部17aは、金属から成る平輪18を溶接している。該平輪 18は、鍔部17aに一体に成形してもよい。19は、周部に雄ねじ部19aを 形成したリングであり、樹脂等の断熱材から成る。該リング19は、フード17 に挿入したときに、鍔部17a、及び平輪18に係合する当接面19bを有する 。20は、カバー21の内柱部21aに嵌合する芳香剤である。カバー21は、 外周部21bの内壁に、リング19の雄ねじ部19aに螺合する雌ねじ部21c を形成したナット状の樹脂体である。カバー21は、フード17に挿入したリン グ19に螺合することにより、内柱21aの端面21dと、当接面19bとでプ ラグ16の鍔部17aに挟持される。カバー21とリング19は、内柱部21a と、外周部21bと、当接面19bとで、芳香剤20を収納する空間を形成する 。21eは、カバー21に内設した芳香剤20の香気を該カバー21の外側に放 出するための孔であり、カバー21に多数個穿設される。
【0017】 本考案に係る自動車用シガライタのプラグの構造の第2実施例は、以上のよう な構成であり、次に組付手順と作用を詳述する。
【0018】 カバー21の内柱部21aに、芳香剤20を挿嵌する。該カバー21とリング 19との間に鍔部17aを介在して、該カバー21とリング19とを螺合する。 これにより、芳香剤20がプラグ16の鍔部17aに取付けられる。芳香剤20 は、ナット状のカバー21と、ボルト状のリング19とで、汎用のプラグ16の 鍔部17aに容易に着脱でき、該芳香剤20の交換作業を迅速に行なうことがで きる。そして、芳香剤20は、前述した本考案の第1実施例同様に芳香機能を有 し、車室内を芳香する。
【0019】 また、芳香剤20に代わる薬剤として、消臭剤を使用すると、該消臭剤が車室 内の臭気を消臭する。
【0020】 尚、本考案の第1実施例は、リング11の雄ねじ部11bに代えて孔を穿設し 、かつ該孔に係合する爪をカバー13の雌ねじ部13aに形成した係合手段を構 成し、リング11とカバー13とを結合することにより、同様な作用・効果を得 ることができる。 また、本考案の第2実施例は、リング19の雄ねじ部19aに代えて孔を穿設 し、かつ該孔に係合する爪をカバー21の雌ねじ部21cに形成した係合手段を 構成し、リング19とカバー21とを結合することにより同様な作用・効果を得 ることができる。
【0021】
【考案の効果】
本考案に係る自動車用シガライタのプラグの構造は、リングとカバーとを配設 したことにより、芳香剤または消臭剤等の薬剤をシガライタのプラグに、簡単に 着脱することができる。また、本考案は、市販等のシガライタのプラグにも、容 易に設置することができ、かつ安価に製造することができる。本考案の芳香剤ま たは消臭剤等の薬剤は、シガライタの鍔部に設置したので、シガライタのヒータ の熱を有効に利用して芳香すると共に、ドライバーの運転に妨げにならない好適 な位置に薬剤を設置することができる。本考案は、リングとカバーをプラグの鍔 部に配設したので、ヒータの熱で加熱された鍔部に手が触れて火傷することを防 止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す中央縦断面図であ
る。
【図2】本考案の第1実施例を示す分解斜視図である。
【図3】本考案の第2実施例を示す分解断面図である。
【符号の説明】
1,16 プラグ 3,17 フード 3c,17a 鍔部 4 ノブ 11,19 リング 12,20 芳香剤 13,21 カバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用シガライタのプラグにおいて、
    鍔部を有するフードと、該フードの鍔部に設置したリン
    グと、該リングに着脱自在に設置したカバーと、該カバ
    ーまたは該リング内に嵌入した薬剤を具備したことを特
    徴とする自動車用シガライタのプラグの構造。
JP4022892U 1992-05-20 1992-05-20 自動車用シガライタのプラグの構造 Pending JPH0591966U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006349245A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Tokai Rika Co Ltd 車両用シガーライタ
WO2011090277A3 (ko) * 2010-01-20 2011-10-27 Cho June Young 바이메탈 손상을 방지하기 위한 시가 라이터

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63282421A (ja) * 1987-05-13 1988-11-18 Nippon Chem Kogyo Kk 自動車用芳香器

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Effective date: 19980623