JPH0591654U - 脚進退装置 - Google Patents

脚進退装置

Info

Publication number
JPH0591654U
JPH0591654U JP6959791U JP6959791U JPH0591654U JP H0591654 U JPH0591654 U JP H0591654U JP 6959791 U JP6959791 U JP 6959791U JP 6959791 U JP6959791 U JP 6959791U JP H0591654 U JPH0591654 U JP H0591654U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
advancing
retreating
foot
heel
foot contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6959791U
Other languages
English (en)
Inventor
雅子 山口
Original Assignee
雅子 山口
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 雅子 山口 filed Critical 雅子 山口
Priority to JP6959791U priority Critical patent/JPH0591654U/ja
Publication of JPH0591654U publication Critical patent/JPH0591654U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finger-Pressure Massage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベッドに寝ているような状態であっても筋肉
の硬直化を避け、リハビリが容易に行えるようにして、
退院後の社会復帰等を容易とする。 【構成】 寝ている状態で伸ばした両足50,50の裏
を各々当接させる2つの足当接板40,40と、この2
つの足当接板40,40に各々当接させる両足のかかと
を支持するために両足当接板40,40に各々支持され
たかかと支持部60,60と、このかかと支持部60,
60を交互に進退させる進退機構70とから形成する。
足当接板40に、足50の指固定部41を設けることも
できる。進退機構70を、強制的に進退運動を行わせる
ように形成することもできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は脚進退装置、更に詳しくは長期にわたる入院患者、特に脳障害に起因 した半身マヒの患者等が寝たままの状態で歩行訓練を行うための脚進退装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、脳障害を有する患者は障害を起こした脳の部分によって、体の一部 がマヒすることがある。 このようなマヒとして、例えば体の一方側がマヒしてしまうような、半身マヒ の症状がある。
【0003】 このような脳障害に起因した半身マヒのような患者は、半身マヒの間寝ていな ければならないだけでなく、足が動かせるような状態になった後であっても、脳 障害が治るまで入院していなければならないこととなっていた。そこで足が動か せるような状態になっても、歩行練習等が行なえないことから、仮に脳障害が治 り退院するような場合にあっても、長期間ベッドに寝ているために、その後のリ ハビリに長期間を要するようなこととなっていた。
【0004】 また、このようなことは半身マヒに限らず、特に高齢者が長期間入院したよう な場合には、寝た状態が継続することから足、腰の弱りが著しく、退院した後も リハビリに長期間かかることとなっていた。 特に、このように長期間寝たきりの状態になると、筋肉が寝ている姿勢、即ち すね部分と足部分とが鈍角をなし、かかと部分の筋肉が縮んだ状態で固まってし まい、その固まった筋肉をほぐしながらリハビリを行うことは、非常な苦痛と長 期間の努力が必要とされていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 そこで本考案は、ベッドに寝たままの状態であっても歩行を行っていると同様 の運動が簡単に行えるような脚進退装置を提供することによって、ベッドに寝て いるような状態であっても筋肉の硬直化を避け、リハビリが容易に行えるように して、退院後の社会復帰等を容易とすることを第1の目的とする。
【0006】 更に詳しくは、歩行と同様の運動を行う際に、両足を各々足当接板に固定する と共に、かかとの部分をかかと支持部に位置させ、このかかと支持部を交互に進 退させるような進退機構によって構成されているので、仮に半身マヒのような状 態であっても、残る半身が健常な状態であると、この健常な半身を使って運動す ることによって、マヒ状態となっている他の足の歩行運動も同時に行えるように したものである。
【0007】 また、本考案の第2の目的としては、このような歩行状態の運動を行うに際し 、実際の歩行と同様の動きを与えるには、足のつま先を地面に設置させた状態で かかと部分が地面から上昇するような、歩行と同様の動きを与えることが望まし い。そこで足の指を足当接板に固定するようにして、かかとを支持したかかと支 持部のみを進退させることとして、通常行われる歩行と同様の運動が行えるよう にすることを第2の目的とする。
【0008】 また更に、第3の目的としては、体がマヒ状態であって、自力では足の進退運 動が行えないような患者、あるいは仮に行えるにしても身体の衰弱が著しいよう な患者のことを考慮し、前述したかかと部分の進退運動を強制的に行わせるよう にして、筋肉の硬直化を防止するようにした脚進退装置を提供することを第3の 目的とする。
【0009】
【課題を解決するため手段】
前述した課題を解決するために、本考案のうち請求項1に記載の考案は、寝て いる状態で伸ばした両足の裏を各々当接させる2つの足当接板と、この2つの足 当接板に各々当接させる両足のかかとを支持するために両足当接板に各々支持さ れたかかと支持部と、このかかと支持部を交互に進退させる進退機構とから形成 したことを特徴とする。
【0010】 また更に請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の考案の構成を備えている と共に、足当接板に、足の指固定部を設けたものである。 また更に、請求項3に記載の考案は、請求項1に記載の考案、あるいは請求項 2に記載の考案の構成を備えていると共に、進退機構を、強制的に進退運動を行 わせるように形成したものである。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図示例の説明に合わせて詳細に説明する。 図1は本考案に係わる脚進退装置の正面図であり、図2は同側面図、更に図3 は平面図である。 各図に示した実施例において、脚進退装置は、ベッドのマットあるいはふとん 等の敷物10の下に敷くベース板20と、このベース板20の両端から各々上方 に立設した支持柱30,30と、この2本の支持柱30,30上部を連結したよ うな水平柱31と、この水平柱31に固定された2つの足当接板40,40と、 この足当接板40,40に足50,50を当接した際に足50,50のかかと5 1,51に位置するような場所に設けたかかと支持部60,60とを有している 。
【0012】 ここでベース板20は、ベッドに寝ている状態、あるいは畳の上のふとんに寝 ている状態を考慮し、ベッドのマットあるいはふとん等の敷物10をその上面に 位置させるに足るだけの横幅を有している。 また、2本の支持柱30,30は、詳細な図示は省略するものの、上下方向に 伸縮自在に形成され、かつ水平柱31を所定の高さとした後に、固定ねじ32及 び固定ナット33によってその高さを維持できるように形成されている。
【0013】 このように水平柱31の高さ調整を可能に形成したのは、ベース板20の上部 にベッドのマットあるいはふとん等の敷物10を敷き、更にその上に寝た状態で 足50,50のかかと51,51を各々のかかと支持部60,60に載せるのに 適当な高さとする必要から、マットのあるいはふとん等の敷物10の厚さ等に対 応してかかと支持部60を設ける水平柱31の高さを調整するためである。
【0014】 また水平柱31に固定されている2つの足当接板40,40は、通常の人が足 50,50を押し当てた際に適当な大きさとなるように形成され、かつ2つの足 当接板40,40の間隔は肩幅より若干狭いように形成されている。またこの足 当接板40,40各々の上部には指固定部41,41が形成されている。この指 固定部41は、足当接板40に足50を押し当て、かつかかと支持部60にかか と51を位置させた際に、足50の指の部分を足当接板40に固定するためのも のであり、図示例では足50の指の部分全体を支持するような帯状のものとして 示されている。ただ、この2つの指固定部41,41については、例えば歩行運 動において最も重要な指となる親指のみを足当接板40,40に固定するように 形成することもできる。
【0015】 なおこのように足当接板40に指固定部41を設けるに際しては、詳細な図示 は省略するものの、足50の大きさによってかかと支持部60から指固定部41 までの長さが変化することから、指固定部41の高さを調整できたり、あるいは 足当接板40の長さあるいは間隔等を調整できたりするように形成することが望 ましい。
【0016】 またこの2つの足当接板40,40の下部各々からは、かかと支持部60,6 0が進退機構70を介して足当接板40,40に対して交互に進退自在なように 形成されている。この各々のかかと支持部60,60は、側面L字状に形成され 、この2つのかかと支持部60,60に足50,50のかかと51,51を載せ 、かつ足当接板40,40の指固定部41,41に足50,50の指を固定する ことが可能なような形状に形成されている。
【0017】 なおここで、足当接板40,40及びかかと支持部60,60は、足50,5 0の裏あるいはかかと51,51が直接接触することから、その表面に、肌に対 して柔らかい素材を貼付したりすることが望ましい。 また、2つのかかと支持部60,60を交互に進退させる進退機構70として は、例えば足当接板40,40各々に進退孔42,42を設け、この進退孔42 ,42に沿って進退自在な進退棒61,61を各々のかかと支持部60,60に 固定すると共に、両かかと支持部60,60の進退棒61,61の先端を連杆7 1で連結し、かつこの連杆71の中央を軸支部72で軸支することによって、一 方のかかと支持部60を足当接板40方向に押し込むと、他方のかかと支持部6 0が手前側に押し出されるように形成されている。なおこのような進退機構70 の部分を、図示例にあってはカバー80によって覆ってある。
【0018】 また更に、この進退機構70による前後方向への移動量としては、実際の歩行 時におけるかかと51の持ち上がり分を考慮して、5センチから8センチ程度の 間で行わせることが望ましい。また更には、この移動量を適宜設定できるように 形成することもできる。具体的には、例えば進退棒61が進退する際に、進退棒 61の後方側に進退棒61が所定量以上に後退すると衝接するような衝接部材7 3をカバー80に設け、かつこの衝接部材73を進退棒61方向に移動自在に形 成することにより、この衝接部材73の移動量により、かかと支持部60の前後 方向への移動量を調整するように構成することができる。
【0019】 また更に、このような進退機構70の作動を強制的に行わせるように形成する こともできる。 図示は省略するが、具体的には、例えばモータ等を用いて回転運動を連杆71 の揺振運動に変えるような機構、例えばモータの出力軸にクランクを設け、この クランクと連杆71の一部とを連結杆により連結することにより、モータの回転 をクランクの回転運動として出力すると共に、このクランクの回転運動によって 連杆71を揺振させるようなことも可能である。またこのような場合、クランク を用いず、偏心カム等を用いて揺振運動を行わせることも可能である。
【0020】 また更には、このような連杆71の揺振運動を行わせるに際して、例えば連杆 71にソレノイドを連結し、ソレノイドの進退運動によって連杆71を揺振させ 、かかと支持部60を前後方向に強制的に進退運動させるようなことも可能であ る。 また以上の実施例では、ベース板20の両端から各々上方に立設した支持柱3 0,30と、この2本の支持柱30,30上部を連結したような水平柱31とを 設けたとして説明したが、ベッドの落下防止用の柵が実施例における支持はしら 30,30として使用できる場合等には、この支持はしら30,30を不要とす ることもできる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のうち請求項1に記載の考案は、ベッドに寝たま まの状態であっても歩行を行っていると同様の運動が簡単に行えるような脚進退 装置を提供することによって、ベッドに寝ているような状態であっても筋肉の硬 直化を避け、リハビリが容易に行えるようにして、退院後の社会復帰等を容易と するものである。
【0022】 また、本考案のうち請求項2に記載の考案は、このような歩行状態の運動を行 うに際し、実際の歩行と同様の動きを与えるには、足のつま先を地面に設置させ た状態でかかと部分が地面から上昇するような、歩行と同様の動きを与えること が望ましい。そこで足の指を足当接板に固定するようにして、かかとを支持した かかと支持部のみを進退させることとして、通常行われる歩行と同様の運動が行 えるようにしたものである。
【0023】 また更に、請求項3に記載の考案は、体がマヒ状態であって、自力では足の進 退運動が行えないような患者、あるいは仮に行えるにしても身体の衰弱が著しい ような患者のことを考慮し、前述したかかと部分の進退運動を強制的に行わせる ようにして、筋肉の硬直化を防止するようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる脚進退装置の正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同平面図である。
【符号の説明】
10 敷物 20 ベース
板 30 支持柱 31 水平柱 32 固定ねじ 33 固定ナ
ット 40 足当接板 41 指固定
部 42 進退孔 50 足 51 かかと 60 かかと
支持部 61 進退棒 70 進退機
構 71 連関 72 軸支部 73 衝接部材 80 カバー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寝ている状態で伸ばした両足の裏を各々
    当接させる2つの足当接板と、この2つの足当接板に各
    々当接させる両足のかかとを支持するために両足当接板
    に各々支持されたかかと支持部と、このかかと支持部を
    交互に進退させる進退機構とから形成したことを特徴と
    する脚進退装置。
  2. 【請求項2】 足当接板に、足の指固定部を設けた請求
    項1記載の脚進退装置。
  3. 【請求項3】 進退機構を、強制的に進退運動を行わせ
    るように形成した請求項1または請求項2記載の脚進退
    装置。
JP6959791U 1991-08-30 1991-08-30 脚進退装置 Pending JPH0591654U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6959791U JPH0591654U (ja) 1991-08-30 1991-08-30 脚進退装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6959791U JPH0591654U (ja) 1991-08-30 1991-08-30 脚進退装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0591654U true JPH0591654U (ja) 1993-12-14

Family

ID=13407406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6959791U Pending JPH0591654U (ja) 1991-08-30 1991-08-30 脚進退装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0591654U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6330134B1 (ja) * 2017-11-01 2018-05-30 株式会社アンノオフィス 自動踵上げ下げ運動装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS628756A (ja) * 1985-07-03 1987-01-16 酒井医療株式会社 下肢伸展運動器
JPH02144061A (ja) * 1988-11-28 1990-06-01 Teijin Ltd 下肢足踏治療装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS628756A (ja) * 1985-07-03 1987-01-16 酒井医療株式会社 下肢伸展運動器
JPH02144061A (ja) * 1988-11-28 1990-06-01 Teijin Ltd 下肢足踏治療装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6330134B1 (ja) * 2017-11-01 2018-05-30 株式会社アンノオフィス 自動踵上げ下げ運動装置
JP2019083827A (ja) * 2017-11-01 2019-06-06 株式会社アンノオフィス 自動踵上げ下げ運動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN210932562U (zh) 卧床病患下肢康复训练装置
US4601464A (en) Legs exercising physical therapy device
KR100599467B1 (ko) 편마비 하지 재활 치료용 장치
CN208018027U (zh) 一种脚踝康复训练装置
CN203252840U (zh) 下肢理疗床
KR100880181B1 (ko) 골반 운동기구
CN213098952U (zh) 一种医疗用腿部支撑护理装置
CN110812026A (zh) 一种临床医学用康复医疗床
CN210786136U (zh) 一种骨科护理用腿部康复活动器
JP2001000485A (ja) 足の鍛練装置
KR102059662B1 (ko) 재활운동기구
CN111068255A (zh) 偏瘫下肢综合训练器
JPH0591654U (ja) 脚進退装置
CN212592790U (zh) 一种可床椅转换的护理床
CN213346659U (zh) 一种卧床患者的床上调节式康复锻炼装置
JPH0243404Y2 (ja)
CN108888471B (zh) 一种膝关节康复装置
JP2005211323A (ja) 筋力トレーニング器具
CN211382505U (zh) 一种腿部康复用护理辅助架
CN219184764U (zh) 一种康复训练站立架
CN220736089U (zh) 一种踝泵运动辅助装置
CN212593744U (zh) 一种心血管内科康复训练护理装置
CN221636561U (zh) 一种辅助下肢康复训练用的腿托部
CN209997106U (zh) 一种用于卷腹训练的辅助装置
CN213759327U (zh) 一种康复科护理用支撑装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970313