JPH0591637U - 絆創膏

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(57)【要約】【構成】方形状基体の一対の対向辺部に切欠部を形設
せしめた絆創膏。【効果】指先を極めて容易かつ確実に被覆保護するこ
とができると共に、外観的にもスッキリした貼着適用状
態が得られる。

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は絆創膏に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、絆創膏の形状は、一般に帯状や円形状あるいは方形状に形成せられていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そのため、従来の絆創膏では指先の傷に対応して貼着使用することが極めて困難で、適宜折り込んだり、複数枚を重ねて使用せざるを得なかったのが実状であった。

【０００４】然しながら、斯かる用法によった場合には、手数がかかることは勿論のこと、必ずしも十分な患部の被覆保護効果が得られないと共に、外観的にもスッキリせず、甚だ見栄えの悪い状態となることが避けられなかった。

【０００５】そこで、本考案者は斯かる従来の問題を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、指先の貼着適用に好適な本考案絆創膏を案出したものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

すなわち、本考案は方形状基体の一対の対向辺部に切欠部を形設せしめたことを特徴とする絆創膏である。

【０００７】

【実施例】

以下一実施例を示す図面と共に本考案を更に説明する。

【０００８】１は絆創膏基体で、方形体の左右の対向辺部に切欠部２を線対称形に対向形設して構成せられているものである。

【０００９】この基体１は、その隅部の角を除去して丸味を付与せしめると共に、切欠部２の形状を湾曲状とし、一対の切欠部２の形設辺部たる左右対向辺部を曲線状とするのが好ましい。

【００１０】また、基体１は、切欠部を形設しない上下対向辺部側にそれぞれ残余形成される上部片部３と下部片部４を同一大きさの形状としても良いが、何れか一方、例えば上部片部３を下部片部４より小さい形状とするのが特に指先への貼着適用の際、指への巻き付け操作性に優れ、有利である。

【００１１】尚、本願考案は基体１の粘着剤層面に薬剤含浸ガーゼ等のパッド部５を設けると共に、剥離紙（図示せず）で被覆すれば、所謂救急絆創膏として実施される。

【００１２】

【作用】

本願考案は以上の如く構成されるものであるため、例えば指先に貼着適用せんとするときは、図２に示す如く、基体１のほぼ中央部に指先を位置せしめた後、まず下部片部４を指に巻き付け、次いで上部片部３を下部片部４方向に折り返して指に巻き付けるだけで極めて容易に患部の被覆保護が完了する。

【００１３】

【考案の効果】

以上従って本考案によれば、一枚の絆創膏で指先を極めて容易かつ確実に被覆保護することができると共に、外観的にもスッキリした貼着適用状態を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図。

【図２】指先への貼着適用例を示す正面説明図。

【実用新案登録請求の範囲】