JPH0591476U - テーブルマット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 木質材をベースにしたテーブルマットに水密
性と通気の遮断を図り、実用面と装飾面を広範囲にした
テーブルマットを提供する。 【構成】 所要形状の芯材２の表裏面に同形状の薄葉単
板３を貼着した基板１において、該基板１の一面に装飾
体（押し葉４など）を配設し、表裏面にフイルム５を貼
着被覆して基板周縁で両フイルム５を密着接合して成る
ものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は家庭用具の分類に属し、主として木質材をべースにした各個に使用で きるテーブルマットに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の木質材をべースにしたテーブルマットは水密性と通気の遮断の面で十分 配慮されていなかったため、汚れが落ちにくいうえカビの発生を誘発したり、装 飾に使用する装飾体が限定されるなど、実用面と装飾面に欠陥を内在していたも のである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記欠陥を解消すべく、水密性を確保するとともに通気の遮断を図っ たテーブルマットを提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案のテーブルマットは、所要形状の芯材の表裏面に同形状の薄葉単板を貼 着した基板において、該基板の一面に装飾体を配設し、表裏面にフイルムを被覆 して基板周縁で両フイルムを密着接合して成るものである。ここに、装飾体とは 草木の花や葉を押圧して脱水成形体としたものから印刷により造形したもの或い は薄葉単板を切り抜き造形着色したものなどを含む。

【０００５】

【作用】

上記構成によれば、装飾体を含む基板全体がフイルムで貼着被覆されているか ら、汚れが落ち易く、かつ水密性と通気の遮断が確保される。

【０００６】

【実施例】

本考案を実施例により説明すると、図１、図２、に示すように基板１は扇形状 に成形した和紙製の芯材２の表裏面に同形状の薄葉単板３を貼着して成り、該基 板１の表面には装飾体としての紅葉の押し葉４を貼着し、その上面から透明なフ イルム５を密着貼着し、裏面の薄葉単板３にも同様に透明なフイルム５を密着貼 着し、両フイルム５を基板１の周縁に沿って密着接合して成るものである。なお 、装飾体としては押し花などの自然の草木を対象とするものから、薄葉単板で造 形した動物などの絵柄も採用される。このようにして成るテーブルマットは天然 の木質の美しさを水密的に表現できるから、汚れを落とし易く、しかも通気が遮 断されているからカビなどの雑菌の発生が抑止されて耐久性を向上させるととも に、自然の草木を装飾体として使用しても自然美の状態を永続できるものである 。

【０００７】 なお、基板１に対して水密性と通気の遮断を図る手段としては塗料を厚く塗布 することが一般的であるが、この場合には装飾体として自然の草木、殊に押し花 などは使用できないものである。また、本考案のテーブルマットは掛紐を付加す れば壁掛けともなり、小形にすればコースターにもなり、所要形状の大面積のフ イルム重合部分に小面積の所要形状に造形した基板を間装すれば、フイルムの透 明部分でお膳などの地模様を楽しめるお膳敷きなどに利用できるものである。

【０００８】

【考案の効果】

本考案のテーブルマットによれば水密性と通気の遮断が確保されるから、汚れ や雑菌などによる木質材の腐食が抑止されて耐久性が向上し、しかも天然の草木 を装飾体として使用できる利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のテーブルマットの一部を破断した状態
の平面図である。

【図２】図１のＡ−Ａ矢視部分拡大断面図である。

【符号の説明】

１ 基板 ２ 芯材 ３ 薄葉単板 ４ 押し葉 ５ フイルム

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 所要形状の芯材の表裏面に同形状の薄葉
   単板を貼着した基板において、該基板の一面に装飾体を
   配設し、表裏面にフイルムを貼着被覆して基板周縁で両
   フイルムを密着接合して成り、装飾体を含む基板に通気
   を遮断したことを特徴とするテーブルマット。
2. 【請求項２】 装飾体が草木の脱水成形体から成る請求
   項１のテーブルマット。