JPH0591307A - カラー画像読取り装置 - Google Patents
カラー画像読取り装置Info
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- JPH0591307A JPH0591307A JP3041177A JP4117791A JPH0591307A JP H0591307 A JPH0591307 A JP H0591307A JP 3041177 A JP3041177 A JP 3041177A JP 4117791 A JP4117791 A JP 4117791A JP H0591307 A JPH0591307 A JP H0591307A
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- JP
- Japan
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- color
- signal
- maximum
- unit
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- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 最大色信号の大きさまたは明るさに応じた複
数の補正特性を有するルックアップテーブルを設けるこ
とにより、ハイライトからシャドーまで全般にわたって
精度のよい色変換を行う。 【構成】 読み取り部１B,１G,１R で得られた各信号か
ら最大色信号が検出されるとともに、各信号B,G,R から
最大色信号Ｍaxを差し引いて色差信号ＣB,ＣG,ＣR が抽
出されると、最大色信号Ｍaxに応じた色差信号の補正係
数を含む互いに異なる色補正特性を有する複数の色補正
記憶部５３B,５３G,５３R のうちの各々１つが選択さ
れ、選択された色補正特性記憶部５３B,５３G,５３R を
基準にして色差信号を色補正する。したがって明るさに
よって、異なった色補正特性を選択しているので、明る
さに応じた精度の良い色変換が可能になる。
数の補正特性を有するルックアップテーブルを設けるこ
とにより、ハイライトからシャドーまで全般にわたって
精度のよい色変換を行う。 【構成】 読み取り部１B,１G,１R で得られた各信号か
ら最大色信号が検出されるとともに、各信号B,G,R から
最大色信号Ｍaxを差し引いて色差信号ＣB,ＣG,ＣR が抽
出されると、最大色信号Ｍaxに応じた色差信号の補正係
数を含む互いに異なる色補正特性を有する複数の色補正
記憶部５３B,５３G,５３R のうちの各々１つが選択さ
れ、選択された色補正特性記憶部５３B,５３G,５３R を
基準にして色差信号を色補正する。したがって明るさに
よって、異なった色補正特性を選択しているので、明る
さに応じた精度の良い色変換が可能になる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像読取り装
置、特に、製版用カラースキャナのようなカラー画像読
み取り装置に関する。
置、特に、製版用カラースキャナのようなカラー画像読
み取り装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図７は、ＣＣＤラインセンサを使用した
従来の画像読み取り装置の概略構成を示したブロック図
である。図７中、符号１B,１G,１R は、カラー原稿から
の青（Ｂ），緑（Ｇ），赤（Ｒ）の各色光を受光するＣ
ＣＤラインセンサである。ＣＣＤラインセンサ１B,１G,
１R からの出力信号は、Ａ／Ｄ変換部２でそれぞれディ
ジタル画像信号ＤB,ＤG,ＤR に変換された後、出力補償
部３で黒基準値を用いてそれぞれ出力補償される。出力
補償された各画像信号は対数変換部４で対数変換された
後、色変換回路５に与えられる。
従来の画像読み取り装置の概略構成を示したブロック図
である。図７中、符号１B,１G,１R は、カラー原稿から
の青（Ｂ），緑（Ｇ），赤（Ｒ）の各色光を受光するＣ
ＣＤラインセンサである。ＣＣＤラインセンサ１B,１G,
１R からの出力信号は、Ａ／Ｄ変換部２でそれぞれディ
ジタル画像信号ＤB,ＤG,ＤR に変換された後、出力補償
部３で黒基準値を用いてそれぞれ出力補償される。出力
補償された各画像信号は対数変換部４で対数変換された
後、色変換回路５に与えられる。
【０００３】色変換回路５は、対数変換されたＢ，Ｇ，
Ｒ画像信号を黄（Ｙ），マゼンタ（Ｍ），シアン
（Ｃ），墨（Ｋ）の４色成分に変換するための回路であ
る。対数変換部４から出力された画像信号Ｂ，Ｇ，Ｒ
は、色差信号抽出部５１と最大色信号検出部５２とに与
えられる。最大色信号検出部５２は、入力画像信号Ｂ，
Ｇ，Ｒのうち、最大信号レベルのものを最大色信号Ｍax
として検出する。
Ｒ画像信号を黄（Ｙ），マゼンタ（Ｍ），シアン
（Ｃ），墨（Ｋ）の４色成分に変換するための回路であ
る。対数変換部４から出力された画像信号Ｂ，Ｇ，Ｒ
は、色差信号抽出部５１と最大色信号検出部５２とに与
えられる。最大色信号検出部５２は、入力画像信号Ｂ，
Ｇ，Ｒのうち、最大信号レベルのものを最大色信号Ｍax
として検出する。
【０００４】色差信号抽出部５１は、前記最大色信号Ｍ
axから、入力画像信号Ｂ，Ｇ，Ｒをそれぞれ差し引くこ
とにより、色差信号ＣB,ＣG,ＣR を抽出する。
axから、入力画像信号Ｂ，Ｇ，Ｒをそれぞれ差し引くこ
とにより、色差信号ＣB,ＣG,ＣR を抽出する。
【０００５】色差信号ＣB,ＣG,ＣR は、色インキの濁り
や光学系の分光特性のばらつき等を抑制するための基本
的な色補正部５３に与えられる。色補正部５３は、色差
信号ＣB,ＣG,ＣR に対応した３個のルックアップテーブ
ルから構成されている。各ルックアップテーブルは、そ
れぞれの入力色差信号をアドレスとして与えられること
により、そのアドレス領域に記憶されたデータを色補正
済の色差信号ＣY ，ＣM ，ＣC として出力するメモリで
構成されている。
や光学系の分光特性のばらつき等を抑制するための基本
的な色補正部５３に与えられる。色補正部５３は、色差
信号ＣB,ＣG,ＣR に対応した３個のルックアップテーブ
ルから構成されている。各ルックアップテーブルは、そ
れぞれの入力色差信号をアドレスとして与えられること
により、そのアドレス領域に記憶されたデータを色補正
済の色差信号ＣY ，ＣM ，ＣC として出力するメモリで
構成されている。
【０００６】図８は、色補正部５３の色補正特性の代表
的な例を示している。このような色補正特性は、上述し
た各ルックアップテーブルごとに設定されている。図
中、K B,K G,K R は、入力色差信号ＣB,ＣG,ＣR にそれ
ぞれ乗算して色補正するための係数（すなわち色差信号
の拡大率）であり、図８では色補正特性の傾きに相当し
ている。図８から明らかなように、一般的な画像読み取
り装置の色補正特性では、ハイライト部分で色再現を良
くするために、色差信号が小さい領域で、傾きを大きく
して小さな色差信号を拡大している。このようにして色
補正された色差信号は、次段の加算部５５（図７）に与
えられる。
的な例を示している。このような色補正特性は、上述し
た各ルックアップテーブルごとに設定されている。図
中、K B,K G,K R は、入力色差信号ＣB,ＣG,ＣR にそれ
ぞれ乗算して色補正するための係数（すなわち色差信号
の拡大率）であり、図８では色補正特性の傾きに相当し
ている。図８から明らかなように、一般的な画像読み取
り装置の色補正特性では、ハイライト部分で色再現を良
くするために、色差信号が小さい領域で、傾きを大きく
して小さな色差信号を拡大している。このようにして色
補正された色差信号は、次段の加算部５５（図７）に与
えられる。
【０００７】一方、色差信号検出部５２から出力された
最大色信号Ｍaxは、上述した色差信号抽出部５１に与え
られるとともに、減算部５４にも与えられる。減算部５
４は、白基準信号Ｗから最大色信号Ｍaxを差し引くこと
により墨信号Ｋを作成する。作成された墨信号Ｋは加算
部５５に与えられる。加算部５５は、色補正済の色差信
号ＣY,ＣM,ＣC に墨信号Ｋをそれぞれ加算することによ
り色変換された画像信号Ｙ，Ｍ，Ｃを出力する。
最大色信号Ｍaxは、上述した色差信号抽出部５１に与え
られるとともに、減算部５４にも与えられる。減算部５
４は、白基準信号Ｗから最大色信号Ｍaxを差し引くこと
により墨信号Ｋを作成する。作成された墨信号Ｋは加算
部５５に与えられる。加算部５５は、色補正済の色差信
号ＣY,ＣM,ＣC に墨信号Ｋをそれぞれ加算することによ
り色変換された画像信号Ｙ，Ｍ，Ｃを出力する。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、最
大色信号の大きさまたは明るさが異なっていても、色差
が同じであれば同じ色補正しか行われない。つまり、ル
ックアップテーブルを用いた色補正部５３は色差信号Ｃ
B,ＣG,ＣR を用いてアドレス指定されるので、色差信号
が同一の場合は同一の補正値を出力するのである。しか
しながら、実際には明るさによって色再現は異なってい
るので、ハイライト部からシャドウ部まで全般にわたっ
て精度の良い色変換を行うことができない。
大色信号の大きさまたは明るさが異なっていても、色差
が同じであれば同じ色補正しか行われない。つまり、ル
ックアップテーブルを用いた色補正部５３は色差信号Ｃ
B,ＣG,ＣR を用いてアドレス指定されるので、色差信号
が同一の場合は同一の補正値を出力するのである。しか
しながら、実際には明るさによって色再現は異なってい
るので、ハイライト部からシャドウ部まで全般にわたっ
て精度の良い色変換を行うことができない。
【０００９】本発明の目的は、最大色信号を検出しその
最大色信号に応じた複数の補正特性を有するルックアッ
プテーブルを設けることにより、ハイライト部からシャ
ドウ部まで全般にわたって精度のよい色変換を行えるカ
ラー画像読み取り装置を提供することにある。
最大色信号に応じた複数の補正特性を有するルックアッ
プテーブルを設けることにより、ハイライト部からシャ
ドウ部まで全般にわたって精度のよい色変換を行えるカ
ラー画像読み取り装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー画像読み
取り装置は、読取り部と、最大色信号検出部と、色差信
号抽出部と、複数の色補正特性記憶部と、色補正部と、
加算部とを備えている。
取り装置は、読取り部と、最大色信号検出部と、色差信
号抽出部と、複数の色補正特性記憶部と、色補正部と、
加算部とを備えている。
【００１１】読み取り部は、カラー原稿を光電的に読み
取り、青（Ｂ），緑（Ｇ），赤（Ｒ）信号を得る部分で
ある。最大色信号検出部は、読み取り部で得られた各信
号から最大色信号を検出する部分である。色差信号抽出
部は、読み取り部で得られた各信号から前記最大色信号
をそれぞれ差し引いて色差信号を抽出する部分である。
色補正特性記憶部は、最大色信号に応じた色差信号の補
正係数を含む互いに異なる色補正特性を記憶する部分で
ある。色補正部は、最大色信号検出部で検出された最大
色信号に応じて前記色補正特性記憶部を選択するととも
に、選択した色補正特性記憶部を基準にして前記色差信
号を色補正する部分である。加算部は、色補正された色
差信号に前記最大色信号から得られる墨信号を加算し
て、黄（Ｙ），マゼンタ（Ｍ），シアン（Ｃ）の画像信
号を得る部分である。
取り、青（Ｂ），緑（Ｇ），赤（Ｒ）信号を得る部分で
ある。最大色信号検出部は、読み取り部で得られた各信
号から最大色信号を検出する部分である。色差信号抽出
部は、読み取り部で得られた各信号から前記最大色信号
をそれぞれ差し引いて色差信号を抽出する部分である。
色補正特性記憶部は、最大色信号に応じた色差信号の補
正係数を含む互いに異なる色補正特性を記憶する部分で
ある。色補正部は、最大色信号検出部で検出された最大
色信号に応じて前記色補正特性記憶部を選択するととも
に、選択した色補正特性記憶部を基準にして前記色差信
号を色補正する部分である。加算部は、色補正された色
差信号に前記最大色信号から得られる墨信号を加算し
て、黄（Ｙ），マゼンタ（Ｍ），シアン（Ｃ）の画像信
号を得る部分である。
【００１２】
【作用】本発明においては、読み取り部から得られた各
信号から最大色信号が検出されるとともに各信号から最
大色信号を差し引いて色差信号が抽出されると、最大色
信号に応じた色差信号の補正係数を含む互いに異なる色
補正特性を有する複数の色補正記憶部のうちの１つが選
択され、選択された色補正特性記憶部を基準にして色差
信号を色補正する。したがって明るさによって、異なっ
た色補正を行っているので、明るさに応じた精度の良い
色変換が可能になる。
信号から最大色信号が検出されるとともに各信号から最
大色信号を差し引いて色差信号が抽出されると、最大色
信号に応じた色差信号の補正係数を含む互いに異なる色
補正特性を有する複数の色補正記憶部のうちの１つが選
択され、選択された色補正特性記憶部を基準にして色差
信号を色補正する。したがって明るさによって、異なっ
た色補正を行っているので、明るさに応じた精度の良い
色変換が可能になる。
【００１３】
【実施例】図１は、本発明の一実施例としてのカラー画
像読み取り装置を示す概略ブロック図である。図におい
て、この装置は、カラー原稿からの青（Ｂ），緑
（Ｇ），赤（Ｒ）の各色光を受光するＣＣＤラインセン
サ１B ，１G ，１R を有している。ＣＣＤラインセンサ
１B,１G,１R からの出力信号は、Ａ／Ｄ変換部２でそれ
ぞれディジタル画像信号ＤB,ＤG,ＤR に変換された後、
出力補償部３で従来と同様な黒基準値を用いてそれぞれ
出力補償される。出力補償された各画像信号は、対数変
換部４で対数変換された後、色変換回路５に与えられ
る。
像読み取り装置を示す概略ブロック図である。図におい
て、この装置は、カラー原稿からの青（Ｂ），緑
（Ｇ），赤（Ｒ）の各色光を受光するＣＣＤラインセン
サ１B ，１G ，１R を有している。ＣＣＤラインセンサ
１B,１G,１R からの出力信号は、Ａ／Ｄ変換部２でそれ
ぞれディジタル画像信号ＤB,ＤG,ＤR に変換された後、
出力補償部３で従来と同様な黒基準値を用いてそれぞれ
出力補償される。出力補償された各画像信号は、対数変
換部４で対数変換された後、色変換回路５に与えられ
る。
【００１４】色変換回路５は、対数変換されたＢ，Ｇ，
Ｒの画像信号を黄（Ｙ），マゼンタ（Ｍ），シアン
（Ｃ），墨（Ｋ）の４色成分に変換するための回路であ
る。対数変換部４から出力された画像信号Ｂ，Ｇ，Ｒ
は、色差信号抽出部５１と最大色信号検出部５２とに与
えられる。最大色信号検出部５２は、入力画像信号Ｂ，
Ｇ，Ｒのうち、最大信号レベルのものを最大色信号Ｍax
として検出する。
Ｒの画像信号を黄（Ｙ），マゼンタ（Ｍ），シアン
（Ｃ），墨（Ｋ）の４色成分に変換するための回路であ
る。対数変換部４から出力された画像信号Ｂ，Ｇ，Ｒ
は、色差信号抽出部５１と最大色信号検出部５２とに与
えられる。最大色信号検出部５２は、入力画像信号Ｂ，
Ｇ，Ｒのうち、最大信号レベルのものを最大色信号Ｍax
として検出する。
【００１５】色差信号抽出部５１は、前記最大色信号Ｍ
axから、入力画像信号Ｂ，Ｇ，Ｒをそれぞれ差し引くこ
とにより、色差信号ＣB,ＣG,ＣR を抽出する。
axから、入力画像信号Ｂ，Ｇ，Ｒをそれぞれ差し引くこ
とにより、色差信号ＣB,ＣG,ＣR を抽出する。
【００１６】色差信号ＣB,ＣG,ＣR は、色インキの濁り
や光学系の分光特性のばらつき等を補正するための基本
的な色補正部５３に与えられる。一方、最大色信号検出
部５２から出力された最大色信号Ｍaxは、上述した色差
信号抽出部５１に与えられるとともに、特性切り換え部
５６及び減算部５４にも与えられる。特性切り換え部５
６は、たとえば１１ビットの最大色信号Ｍaxの上位Ｎビ
ットＭanを抽出して、色補正部５３に与える。
や光学系の分光特性のばらつき等を補正するための基本
的な色補正部５３に与えられる。一方、最大色信号検出
部５２から出力された最大色信号Ｍaxは、上述した色差
信号抽出部５１に与えられるとともに、特性切り換え部
５６及び減算部５４にも与えられる。特性切り換え部５
６は、たとえば１１ビットの最大色信号Ｍaxの上位Ｎビ
ットＭanを抽出して、色補正部５３に与える。
【００１７】色補正部５３は、３つのルックアップテー
ブル５３B,５３G,５３R から構成されている。各ルック
アップテーブル５３B,５３G,５３R は、たとえば入力ア
ドレスが（Ｎ＋１１）ビットであり、出力データは１１
ビットである。各ルックアップテーブル５３B,５３G,５
３R はまず最大色信号Ｍaxのレベル数に応じて、たとえ
ば２N 個の色補正特性ＫB1〜ＫB2 N ，ＫG1〜ＫG2 N ，Ｋ
R1〜ＫR2 N を有している。図２は色補正部５３の詳細構
成を示すブロック図である。色補正部５３の各ルックア
ップテーブル５３B,５３G,５３R では、最大色信号Ｍax
の上位Ｎビットの信号Ｍanにより、２N 個の色補正特性
のうちから１つの色補正特性ＫBi，ＫGi，ＫRi（ｉ＝１
〜２N ）が選択される。そして、ルックアップテーブル
５３B,５３G,５３R 内の前記選択された色補正特性のＫ
Bi，ＫGi，ＫRiの領域において、各１１ビットの色差信
号ＣB,ＣG,ＣR によりさらにアドレス指定されたデータ
が各１１ビットの画像信号ＣY,ＣM,ＣC として出力され
る。つまり、ルックアップテーブル５３B,５３G,５３R
は、それぞれ２(N+11)のアドレス空間を有する１アドレ
ス１１ビットのメモリから構成され、その上位Ｎビット
のアドレスを最大色信号Ｍaxの上位Ｎビットの信号Ｍan
で選択し、下位１１ビットのアドレスを色差信号ＣB,Ｃ
G,ＣR によって指定することにより、最大色信号Ｍaxに
応じた最適な画像信号ＣY,ＣM,ＣC （各１１ビット）を
得ることができる。
ブル５３B,５３G,５３R から構成されている。各ルック
アップテーブル５３B,５３G,５３R は、たとえば入力ア
ドレスが（Ｎ＋１１）ビットであり、出力データは１１
ビットである。各ルックアップテーブル５３B,５３G,５
３R はまず最大色信号Ｍaxのレベル数に応じて、たとえ
ば２N 個の色補正特性ＫB1〜ＫB2 N ，ＫG1〜ＫG2 N ，Ｋ
R1〜ＫR2 N を有している。図２は色補正部５３の詳細構
成を示すブロック図である。色補正部５３の各ルックア
ップテーブル５３B,５３G,５３R では、最大色信号Ｍax
の上位Ｎビットの信号Ｍanにより、２N 個の色補正特性
のうちから１つの色補正特性ＫBi，ＫGi，ＫRi（ｉ＝１
〜２N ）が選択される。そして、ルックアップテーブル
５３B,５３G,５３R 内の前記選択された色補正特性のＫ
Bi，ＫGi，ＫRiの領域において、各１１ビットの色差信
号ＣB,ＣG,ＣR によりさらにアドレス指定されたデータ
が各１１ビットの画像信号ＣY,ＣM,ＣC として出力され
る。つまり、ルックアップテーブル５３B,５３G,５３R
は、それぞれ２(N+11)のアドレス空間を有する１アドレ
ス１１ビットのメモリから構成され、その上位Ｎビット
のアドレスを最大色信号Ｍaxの上位Ｎビットの信号Ｍan
で選択し、下位１１ビットのアドレスを色差信号ＣB,Ｃ
G,ＣR によって指定することにより、最大色信号Ｍaxに
応じた最適な画像信号ＣY,ＣM,ＣC （各１１ビット）を
得ることができる。
【００１８】図３は各色補正特性を例示するグラフであ
り、Ｚ軸に補正済の色差信号ＣY,ＣM,ＣC を、Ｘ軸に色
差信号ＣB,ＣG,ＣR を、またＹ軸に最大色信号Ｍaxの上
位Ｎビットの信号Ｍanをそれぞれとっている。図３で
は、信号のレベル（３レベル）に応じて異なった色補正
特性が示されている。（信号が小さいレベルはシャドウ
部分を示し、大きいレベルはハイライト部分を示してい
る。）このように明るさに応じて色補正特性が異なるル
ックアップテーブルを使用することによって、明るさに
より同じ色差信号値でも色補正量を変化させることが可
能である。ちなみに、図３では色補正特性を最大色信号
の大きさまたは明るさに対して一定間隔で持っている。
また図４〜図６は、それぞれの色における最大色信号に
応じた色補正特性を例示するグラフである。ここで、図
４は色差信号ＣB に対する補正済の色差信号ＣY の出力
の特性を、図５は色差信号ＣG に対する補正済の色差特
性ＣM の出力を、さらに図６は色差信号ＣR に対する補
正済の色差信号ＣC の変化をそれぞれ示している。ま
た、各図において、（Ａ）はシャドウ部の色補正特性
を、（Ｂ）は中間部の色補正特性を、また（Ｃ）はハイ
ライト部の色補正特性をそれぞれ一例として示してい
る。色差信号ＣB に対する色補正特性の特徴はハイライ
ト部，シャドー部，中間部においてそれほど大きく特性
を変化させてない点であるが、特にハイライト部ではそ
の傾きを抑えている。また、色差信号ＣG に対する色補
正特性の特徴は、中間部においてその傾きを大きく傾斜
させるとともに、ハイライト部において色差信号の低い
レベルで特にその傾きを大きくしている点である。色差
信号ＣR に対する色補正の特徴は、ハイライト部におい
てその傾きを低くなしているとともに、ハイライト部の
色差レベルの小さいところでその傾きを大きくとってい
る点である。
り、Ｚ軸に補正済の色差信号ＣY,ＣM,ＣC を、Ｘ軸に色
差信号ＣB,ＣG,ＣR を、またＹ軸に最大色信号Ｍaxの上
位Ｎビットの信号Ｍanをそれぞれとっている。図３で
は、信号のレベル（３レベル）に応じて異なった色補正
特性が示されている。（信号が小さいレベルはシャドウ
部分を示し、大きいレベルはハイライト部分を示してい
る。）このように明るさに応じて色補正特性が異なるル
ックアップテーブルを使用することによって、明るさに
より同じ色差信号値でも色補正量を変化させることが可
能である。ちなみに、図３では色補正特性を最大色信号
の大きさまたは明るさに対して一定間隔で持っている。
また図４〜図６は、それぞれの色における最大色信号に
応じた色補正特性を例示するグラフである。ここで、図
４は色差信号ＣB に対する補正済の色差信号ＣY の出力
の特性を、図５は色差信号ＣG に対する補正済の色差特
性ＣM の出力を、さらに図６は色差信号ＣR に対する補
正済の色差信号ＣC の変化をそれぞれ示している。ま
た、各図において、（Ａ）はシャドウ部の色補正特性
を、（Ｂ）は中間部の色補正特性を、また（Ｃ）はハイ
ライト部の色補正特性をそれぞれ一例として示してい
る。色差信号ＣB に対する色補正特性の特徴はハイライ
ト部，シャドー部，中間部においてそれほど大きく特性
を変化させてない点であるが、特にハイライト部ではそ
の傾きを抑えている。また、色差信号ＣG に対する色補
正特性の特徴は、中間部においてその傾きを大きく傾斜
させるとともに、ハイライト部において色差信号の低い
レベルで特にその傾きを大きくしている点である。色差
信号ＣR に対する色補正の特徴は、ハイライト部におい
てその傾きを低くなしているとともに、ハイライト部の
色差レベルの小さいところでその傾きを大きくとってい
る点である。
【００１９】このように色補正特性を最大色信号または
明るさに応じて変化させるとともに、各色差信号に応じ
て変化させることにより、明るさ及び色差に応じて最適
な画像の信号を得ることができる。
明るさに応じて変化させるとともに、各色差信号に応じ
て変化させることにより、明るさ及び色差に応じて最適
な画像の信号を得ることができる。
【００２０】減算部５４は白基準信号Ｗから最大色信号
Ｍaxを差し引くことにより墨信号Ｋを作成する。この墨
信号Ｋが加算部５５に与えられる。加算部５５は、色補
正済の色画像信号ＣY,ＣM,ＣCに墨信号Ｋをそれぞれ加
算することにより色変換された画像信号Ｙ，Ｍ，Ｃを出
力する。
Ｍaxを差し引くことにより墨信号Ｋを作成する。この墨
信号Ｋが加算部５５に与えられる。加算部５５は、色補
正済の色画像信号ＣY,ＣM,ＣCに墨信号Ｋをそれぞれ加
算することにより色変換された画像信号Ｙ，Ｍ，Ｃを出
力する。
【００２１】〔他の実施例〕前述の実施例では、色補正
特性を明るさに対して一定間隔で持っているのでルック
アップテーブルを最大色信号の上位ビットを用いて選択
している。これに代えて、特性切り換え部で受けた最大
色信号に相当する色補正特性を選択するようにしてもよ
い。この場合、ルックアップテーブル内の色補正特性を
最大色信号に対して一定間隔で持つ必要はなく、最大色
信号により色補正特性が変化する部分だけに対するもの
を持つようにできる。
特性を明るさに対して一定間隔で持っているのでルック
アップテーブルを最大色信号の上位ビットを用いて選択
している。これに代えて、特性切り換え部で受けた最大
色信号に相当する色補正特性を選択するようにしてもよ
い。この場合、ルックアップテーブル内の色補正特性を
最大色信号に対して一定間隔で持つ必要はなく、最大色
信号により色補正特性が変化する部分だけに対するもの
を持つようにできる。
【００２２】
【発明の効果】この発明においては、最大色信号に応じ
て色補正特性を切り換えるように構成したので、最大色
信号または明るさに応じた色変換を行うことができ、よ
り精度の高い色再現（色分解）を行うことができる。
て色補正特性を切り換えるように構成したので、最大色
信号または明るさに応じた色変換を行うことができ、よ
り精度の高い色再現（色分解）を行うことができる。
【図１】本発明に係るカラー画像読み取り装置の一実施
例の概略構成を示したブロック図。
例の概略構成を示したブロック図。
【図２】色補正部の詳細構成を示すブロック図。
【図３】各色補正特性の関係を示すグラフ。
【図４】色差信号ＣB の色補正特性を示すグラフ。
【図５】色差信号ＣG の色補正特性を示すグラフ。
【図６】色差信号ＣR の色補正特性を示すグラフ。
【図７】従来のカラー画像読み取り装置の構成を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図８】従来の色補正特性の一例を示すグラフ。
１B,１G,１R ＣＣＤラインセンサ ５ 色変換回路 ５１ 色差信号抽出部 ５２ 最大色信号検出部 ５３ 色補正部 ５３B,５３G,５３R ルックアップテーブル ５５ 加算部 ５６ 特性切り換え部
Claims (1)
- 【請求項１】カラー原稿を光電的に読み取り、青
（Ｂ），緑（Ｇ），赤（Ｒ）信号を得る読み取り部と、 前記読み取り部で得られた信号から最大色信号を検出す
る最大色信号検出部と、 前記読み取り部で得られた信号から前記最大色信号をそ
れぞれ差し引いて色差信号を抽出する色差信号抽出部
と、 最大色信号に応じた色差信号の補正係数を含む互いに異
なる色補正特性を記憶する複数の色補正特性記憶部と、 前記最大色信号検出部で検出された最大色信号に応じて
前記色補正特性記憶部を選択するとともに、選択した色
補正特性記憶部を基準にして前記色差信号を色補正する
色補正部と、 色補正された色差信号に前記最大色信号から得られる墨
信号を加算して、黄（Ｙ），マゼンタ（Ｍ），シアン
（Ｃ）の画像信号を得る加算部と、 を備えたカラー画像読み取り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3041177A JPH0591307A (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | カラー画像読取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3041177A JPH0591307A (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | カラー画像読取り装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0591307A true JPH0591307A (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=12601155
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3041177A Pending JPH0591307A (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | カラー画像読取り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0591307A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003043306A1 (fr) * | 2001-11-13 | 2003-05-22 | Seiko Epson Corporation | Dispositif et procede de conversion de couleurs, programme de modification de couleurs et support d'enregistrement. |
| US7123378B2 (en) | 2000-09-26 | 2006-10-17 | Minolta Co., Ltd. | Image processing apparatus, method and program enabling high-precision color conversion |
-
1991
- 1991-02-12 JP JP3041177A patent/JPH0591307A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7123378B2 (en) | 2000-09-26 | 2006-10-17 | Minolta Co., Ltd. | Image processing apparatus, method and program enabling high-precision color conversion |
| WO2003043306A1 (fr) * | 2001-11-13 | 2003-05-22 | Seiko Epson Corporation | Dispositif et procede de conversion de couleurs, programme de modification de couleurs et support d'enregistrement. |
| US7706036B2 (en) | 2001-11-13 | 2010-04-27 | Seiko Epson Corporation | Color conversion program, apparatus, and method enabling high precision color conversion |
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