JPH0590684A - 光信号を増幅するための装置及び光増幅器 - Google Patents

光信号を増幅するための装置及び光増幅器

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JPH0590684A
JPH0590684A JP4032593A JP3259392A JPH0590684A JP H0590684 A JPH0590684 A JP H0590684A JP 4032593 A JP4032593 A JP 4032593A JP 3259392 A JP3259392 A JP 3259392A JP H0590684 A JPH0590684 A JP H0590684A
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laser
erbium
optical
optical signal
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JP4032593A
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Stephen G Grubb
ステフアン・グレゴリー・グラブ
Douglas W Anthon
ダグラス・ウイリアム・アントン
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BP Corp North America Inc
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    • H04B10/2912Repeaters in which processing or amplification is carried out without conversion of the main signal from optical form characterised by the medium used for amplification or processing
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Abstract

(57)【要約】 【構成】1.535μmの単一モード光信号を増幅する
光ファイバ27を含む光増幅器25であって、このファ
イバ27は、コア(Er(好ましくは約0.5重量
%)、及び、Yb又はFeのような増感剤をドープされ
たホストガラスを備える)とクラッディングとを有して
おりNdレーザロッド43(約1.064μm)で端部
ポンピングされる。ファイバ27の両側にはファイバ内
における反射を抑制するための手段47、51が備えら
れている。ファイバ27のホストガラスは好ましくは燐
酸塩ガラスであるが、ドープ(燐酸塩又はホウ酸塩)さ
れた二酸化ケイ素ガラスでもよい。ファイバ27をポン
プするNdレーザロッド43をポンプするために、ダイ
オードレーザ41に電気エネルギが与えられる。 【効果】高効率かつ長寿命であり、高い小信号ゲイン及
び高い出力飽和パワーを有し、光ノイズが量子限界に近
い光増幅器25を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光増幅器(optical am
plifiers)に関し、特にダイオードレーザ源によりポン
プされるエルビウムファイバ増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】光増幅器はファイバ光通信システムに用
いられることで大きな注目を集めている。光増幅器は、
高いゲイン、低いノイズ、混信及び相互変調ひずみが無
視できる、ビット率透過性、及び、偏光無感覚ゲインと
いう特性を有している。これらの特性が、ファイバ光シ
ステムにおいての増幅器として、光ファイバを半導体素
子よりも優れたものにしている。さらに、ファイバをベ
ースとした増幅器は、半導体素子のようにフォトンエネ
ルギを電気的エネルギに変換する必要がない。
【0003】いかなる大きさの通信システムにおいて
も、長い通信路を含みかつネットワーク分岐を結ぶ分配
ネットワークが一般的には存在している。このようなネ
ットワークにおいては、増幅器は、信号の振幅及び源と
目的地とを周回する全てのデータの一貫性を維持するた
めに必要とされる。これら増幅器が正常に機能するため
には、高い小信号ゲイン(high small signal gains )
及び高い出力飽和パワー(high output saturation pow
ers )の存在が必要となる。
【0004】増幅器としてのエルビウムドープ光ファイ
バは、このファイバの特性ゲインバンド幅が通常ファイ
バ光通信システムに用いられる1.5μmの第3遠隔通
信ウィンドウ内にあるために近年大きな注目をされてい
る。エルビウムファイバ増幅器システムの設計について
の近年の努力は、小信号ゲインの効率及び比較的質の高
い光出力を有する長寿命ポンプ源の使用可能性の両方に
関して、エルビウムをポンピングするための最適な波長
を供給することに焦点を置いたものである。ダイオード
レーザは、その電光変換効率の高さ、長寿命及び小型さ
のためにポンピング源として興味をもたれていた。こう
いった特性のために、レーザダイオードは最も商業的に
有用なポンプ源であると一般的には考えられていた。
【0005】多くの波長及びポンプ源が、エルビウムド
ープファイバ内のエルビウムをダイレクトポンピングす
るために試された。たとえば、代表的なゲイン効率が、
980nm(4dB/mW)、1480nm(2.5d
B/mW)、532nm(1.5dB/mW)、660
nm(0.5dB/mW)、807nm(0.2dB/
mW)といったポンプ波長で試された。980又は14
80nm波長でのエルビウムのダイレクトポンピング
は、現在では最も一般的なものであり、かつ、これらの
どちらのポンプ波長もダイオードレーザにより直接提供
される。
【0006】ゲイン効率に関して言うと、980nm波
長でエルビウムドープファイバをダイレクトポンピング
することが最も魅力的であるが、この波長の存在するダ
イオードレーザが限られており、かつ、この波長でのひ
ずみ層InGaAsダイオードの寿命に関する重大な問
題が未だ解決されていない。そこで、980nm波長で
のポンピングの代わりに、エルビウム増幅器は、155
0バンドの端である1480nmでInGaAsPダイ
オードレーザによりポンプされた。1480nmにおけ
るポンピングのゲイン効率は980nmにおけるポンピ
ング程に高くないが、1480nmにおけるポンプダイ
オードは980nmにおけるダイオードよりも長い寿命
を持っていることが最近実証された。さらに、1480
nmにおけるポンピングには他の利点がある。その一つ
は、ポンプ波長が信号波長に近いために、効率的なゲイ
ンを達成するために必要な条件であるポンピング波長に
おけるエルビウムファイバの単一モードオペレーション
を保証することが容易であることである。また、148
0nmでのポンピングのゲインプロフィールは、波長多
重分割(wavelength division multiplying : WDM)
のためにも980nmでのポンピングのゲインプロフィ
ールよりも有利である。逆に、1480nmでポンプさ
れるエルビウムファイバ増幅器のノイズ特性は、反転パ
ラメータが低値であるために980nmでポンプされる
増幅器よりも本質的に悪いものである。
【0007】高い小信号ゲイン効率及び長寿命を有して
おりかつ飽和出力が比較的低いままであるエルビウムド
ープファイバ増幅器を提供するという目的のための試み
は、ある程度は成功している(ベーカー(R.Baker )に
よる“Physics World ”、41〜44ページ、1990
年3月)。ファイバのパワー飽和出力は、一般的には、
小信号ゲインを3dB(デシベル)だけ減少させる出力
パワー(dBm)として与えられるものである。一般
に、ファイバは、パワー出力(たとえば、フォトン密
度)が広範囲にわたって維持されている安定な小信号ゲ
インによって特徴付けられるものである。ファイバの入
力信号のパワーが増加すると、出力信号は飽和状態に達
し、いかに入力信号のパワーを増加させようと小信号ゲ
インは減少することになる。
【0008】エルビウムドープファイバのパワー飽和レ
ベルを増加させるために、532nm波長におけるポン
ピングが大きな注目を集めたが、それは、高出力パワー
及び高質空間モードの周波数2倍ダイオードポンプN
d:YAGレーザ(リゲッチ等(A.Righetti et al. )
による Electr. Lett.、26(5) 、330ページ、199
0年)の存在のためである。しかしながら、周波数2倍
ダイオードポンプレーザをベースとした如何なるエルビ
ウム増幅器システムにしてもその全体効率(たとえば、
電子−フォトン変換の場合)はかなり低いものであり
(たとえば、基底波長に対しては15%であるが532
nmに対し2%)、反復的な使用は実現不可能である。
【0009】808nmのレーザダイオードは広範に存
在するが、エルビウムファイバ増幅器のポンプのために
使用することは、増幅器の効率をかなり制限することに
なる807nmでのエルビウムの強い励起状態吸収(E
SA)のために、一般的には困難である。つまり、エル
ビウムファイバの807nmポンプバンドにおける強い
ESAの結果として、わずかなゲインのみが観測される
ことになる(たとえば、ホワイトリー(T.J.Whitely )
による“Laser Diode Pumped Operation of Er3+-Doped
Fibre Amplifiers ”、 Electron.Lett.、1988年、
No.24;1537ページでは6dB)。
【0010】イッテルビウム−エルビウムをコドープ
(co-doped)した燐酸塩ガラスロッドをベースとしたレ
ーザは、Nd:YAGレーザの1064nm出力によっ
てポンプされていた(ハンナ等(Hanna et al.)による
“A 1.54μm Er Glass Laser Pumped By A 1.064 μm N
d:YAG Laser”、Optics Communications ;Vol.6
3、No.6、417〜420ページ、1987年9月
15日)。ハンナ等は、上記コドープ燐酸塩ガラスロッ
ドが、通信システムにおいて1540nmの源として使
用するのに適当なゲイン及び効率を有するレーザを発す
ることを示す実験結果を報告している。
【0011】ハンナ等は、単一モードコドープイッテル
ビウム−エルビウムファイバが、低パワーNd:YAG
レーザ(ダイオードによりポンプされる)によるポンピ
ングと互換性のある低いレーザ発振のしきい値を提供す
るために、イッテルビウム−エルビウムコドープ燐酸塩
ロッドに取って変わるであろうことを予測している。上
記ファイバの低しきい値特性は、ハンナ等にとっては、
ポンピング効率を増加させ、かつ、低パワーNd:YA
Gレーザがコドープエルビウムガラスレーザにとっての
適当な効率特性を維持したままでポンプ源として使用で
きることを可能にする彼らの実験にかかるレーザのひと
つの変更例であると考えられていた。しかしながら、す
べての大型レーザガラスがそうであるように、ハンナ等
によって測定された上記コドープエルビウムガラスロッ
ドレーザの単一パスでのゲインは低いものであり、それ
ゆえ、このコドープガラスが高いゲイン及び/又は高い
出力飽和パワーを提供するために光増幅器のファイバに
満足に用いられる、ということは示唆されていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる目的
は、簡単に用意のできる808nmレーザダイオードに
よってポンプされ、こういった素子によってポンプされ
る従来からある増幅器よりも非常に大きいパワー飽和出
力を生成するエルビウムガラス光増幅器を提供すること
である。さらに、これに関連して、小信号ゲインが実質
的に従来の最良のエルビウムガラス光増幅器のものと同
程度であるという特性を有する光増幅器を提供すること
も本発明の目的のひとつである。
【0013】本発明の更なる目的は、特にファイバ光通
信ネットワークの分野でのように一般に高いパワーでの
アプリケーションに適当な、高効率かつ長寿命なエルビ
ウムガラス光増幅器を提供することである。
【0014】本発明の他の目的は、量子限界或いはそれ
に近い光ノイズ値(比)を有するエルビウムガラス光増
幅器を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、Yb3+又はF
3+/Fe2+のような増感剤の広い吸収バンドにポンプ
するための高パワーであってかつダイオードポンプされ
るNd3+レーザの使用のために、コドープ光ファイバ内
のEr3+へのしかる後のエネルギ転送を提供するもので
ある。Nd3+レーザの特性は周知である。つまり、比較
的効率がよく、回折限界出力を提供するものである。さ
らに、Nd3+レーザは周知であって広範に用いられてい
る素子であるから、信頼性が高い。Nd3+レーザは、そ
の回折限界出力特性のために、単一モード光ファイバに
高いパワーをカップリング(結合)するための源として
非常に適当なものである。
【0016】また、808nmバンドで稼働するダイオ
ードレーザについては周知である。このダイオードレー
ザは、信頼性が高く、効率が良く、さらに高いパワー出
力を提供することができるものである。しかしながら、
これらダイオードからの出力は、回折限界ではなく、一
般には単一モードファイバへのカップリングについての
特性が悪い。近頃、マルチストライプダイオードレーザ
アレイからNd3+レーザへの効率の良いカップリングが
実現されるようになった。これに関して、サイプス(Si
pes )は、米国特許4,710,940号において、レ
ーザダイオードアレイのマルチモード出力によってポン
プされる高効率で単一モードのNd:YAGレーザを開
示している。サイプスの特許で開示された効率の良いカ
ップリングを用いて、発明者は、商業的に入手可能なダ
イオードポンプNd:YAGレーザポンプ源からの30
0mWまでのパワー(いかなる直接的な(ダイレクト)
ダイオードレーザ源で得られるよりも実質的に大量であ
る)を、単一モード光ファイバにカップリングした。
【0017】本発明においては、効率が高くかつダイオ
ードポンプされるNd3+レーザは、イッテルビウム及び
エルビウムをドープされた単一モードファイバをポンプ
し、数百ミリワットのパワー(ダイオードレーザでファ
イバをダイレクトポンピングすることによって可能なも
のよりも大きなパワー)をファイバにカップリングす
る。エルビウムファイバ増幅器の出力飽和パワーは(フ
ァイバの限界特性よりも)ポンプ源から得られるパワー
の関数であるから、ダイオードポンプNd3+レーザによ
り提供される高パワーポンピングはファイバの出力飽和
パワーをより大きくすることになるが、このことは、フ
ァイバ光通信ネットワークのようなパワー増幅器へのア
プリケーションにとって主たる利点である。
【0018】エルビウムファイバをイッテルビウム又は
鉄でコドープすることによる増感は、イッテルビウム又
は鉄の強く広い吸収がエルビウムの比較的狭く弱い吸収
バンドを補うという利益を有している。コドープによっ
てポンプ源の波長感受性が劇的に減少するので、エルビ
ウムの励起状態吸収(ESA)バンド以外でのファイバ
のポンピングが可能となる。もしエルビウムが増感され
たファイバ内においてほぼ完全に反転分布させられるの
であれば、ノイズ値を量子限界である3dBに近づける
ことが可能であろう。
【0019】減少した波長感受性及びコドープにより達
成された減少したESAの利益は、二酸化ケイ素(sili
ca)ファイバにおいては、イッテルビウムからエルビウ
ムへのエネルギ遷移の限定された効率、並びに、エルビ
ウムの 411/2状態からのエネルギの逆遷移によって差
し引かれる。しかしながら、燐酸塩をベースとしたガラ
スにおいては、イッテルビウムからエルビウムへのエネ
ルギ遷移はより効率的であることが示されている。した
がって、エルビウムからイッテルビウムへのエネルギの
逆遷移率は、燐酸塩をベースとしたガラスにおいては劇
的に減少される。これは、燐酸塩をベースとしたガラス
ではエルビウム 411/2状態の寿命が二酸化ケイ素ガラ
スのそれの30分の1以下であるためであって、それゆ
え、エネルギの逆遷移の確率が減少するのである。以上
に述べた観点から、ファイバは、イッテルビウム−エル
ビウムをコドープした単一モードのファイバであって、
燐酸塩をベースとしたガラス、化学蒸着(CVD)工程
により製造されたリン又はホウ素をドープした二酸化ケ
イ素ガラス、或いは、Erの 413/2準安定寿命を実質
的に維持する一方でErの 411/2寿命を最短にする他
の主及び/又は選択的ドープ材のいずれかからなるもの
であることが好ましい。また、以上に述べた観点から、
ファイバは、イッテルビウム−エルビウムをコドープし
た単一モードのファイバであって、燐酸塩をベースとし
たガラス、化学蒸着(CVD)工程により製造された燐
酸塩又はホウ酸塩をドープした二酸化ケイ素ガラス、或
いは、Erの 413/2準安定寿命を実質的に維持する一
方でErの 411/2寿命を最短にする他の主及び/又は
選択的ドープ材のいずれかからなるものであることが好
ましい。
【0020】
【実施例】図1には、本発明に従って作られた光増幅器
25を組み込んだ典型的光通信システムが示されてい
る。図1に2つの分配スター(distribution stars)1
3、15が描かれているが、これらはそれぞれが入力光
信号をN本のファイバ光分岐17に分配するものであ
る。各分岐17はその先にレシーバを有しており、ファ
イバによって運ばれた信号の光処理又はこの信号の電気
信号への変換を行う。後者の一例としてはケーブルテレ
ビシステムがあるが、このシステムにおいては、レシー
バ19は光信号を電気信号へ変換し、その信号が各レシ
ーバに接続されたCRTモニタによって受信される。
【0021】図1の通信システムにおいては、1535
nmの特定周波数の光信号が、ケーブルテレビオペレー
タのような転送源20に供給される。システムの主伝送
線21及び23は、約1.5μmの第3遠隔通信窓にお
ける低損失転送のために設計された従来の光ファイバケ
ーブルである。
【0022】現在、商業的に用いられているファイバ光
学システムでは、光信号は、この信号が分配される前に
増幅する必要があることから、スター13及び15のよ
うな通信ノード(結合点)並びにノード間において電気
信号に変換されなければならない。もし信号が増幅され
なければ、ノードの分岐において受信される信号は多く
の場合に受け入れがたいほどに弱いものとなる。たとえ
ば、ケーブルテレビシステムにおいて、加入者の自宅に
あるレシーバに直接信号を分配する通信ノードは、有効
な電気信号に変換するために十分なパワーを有していな
ければならない。このことは、光信号は、フォトダイオ
ードによって安定した高い信号−ノイズ比で受信される
ために十分に強いものである必要があることを意味す
る。マルチチャンネルアナログCATVシステムにおい
て、フォトダイオードを信頼性高く動作させるために必
要とされるパワーは、比較的高いものであり、入力とし
て強い光信号が要求される。それゆえ、光ファイバを用
いるこういったタイプの通信システムは、ノードを通っ
て分岐する前の信号を増幅するために、光信号を通信ノ
ードにおいて電気信号に変換することを要求される。さ
らに、もし増幅された信号を運ぶ分岐のうちのひとつが
光ファイバであるならば、この信号は転送を可能とする
ために再び光信号に変換されなければならない。このよ
うな信号の変換は、多くの直列(in-line)増幅器のた
めに、システムノードを複雑、高価、非効率かつノイズ
を生じるものとする。
【0023】図1の通信システムにおいて、分配スター
13及び15は、米国メリーランド州グレンバーニー
(Glen Burnie )のゴールド社(Gould Inc.)の製造に
よる1×Nスプリッタのような全光学的ノード(all-op
tical nodes )である。分配スターは、今日の商業的通
信システムにおいて通常用いられているものではない。
従来、スターへの入力信号のパワーを十分に増進させる
ことのできる光増幅器が存在していなかったために、各
出力光信号はフォトダイオードを作動させるのに十分な
パワーを維持したままとなっている。
【0024】図1の光通信システムにおいて、本発明に
よって製造された高パワーかつ高ゲインの光増幅器25
は、高パワー光信号を各分配スター13及び15に供給
するためにシステム内の有効な場所におかれ、これによ
って、システムが信号をその目的地に到達するまで光信
号として維持することを可能にする。増幅器25は、ネ
オジム(Nd)レーザロッド(高エネルギ光出力を提供
する少なくともひとつのレーザダイオードによってポン
プされる)によってポンプされる増幅ファイバを含んで
いる。上記ファイバは、単一モードの光信号を増幅する
ために大きさを決められた、内側コア及び外側クラッデ
ィングを有している。内側コアのガラスは、エルビウム
(Er3+)、及び、イッテルビウム(Yb3+)又は鉄
(Fe3+又はFe2+)のような増感剤をドープされてい
る。また、上記ファイバは、端部ポンプされ、光フィー
ドバックが最小であることを保証するようにファイバを
維持するためにその端部が結合される。
【0025】図2を参照すると、本発明に従ってエルビ
ウム(Er3+)及びイッテルビウム(Yb3+)をコドー
プしたガラスファイバは、 27/2 量子レベルの最高サ
ブレベルからその 25/2 量子レベルへの1.06μm
ポンプ放射を吸収する。次に、 25/2 量子レベルから
Er3+ 411/2量子レベルへの非放射遷移が起こる。
そして、Er3+ 411/2量子レベルからEr3+の準安
413/2量子レベルへの非放射崩壊が起こる。さら
に、 413/2量子レベルから 415/2であるEr3+の基
底レベルへの増幅放射が起こる。
【0026】Yb3+及びEr3+をドープしたガラスファ
イバにおいて、807nm及び980nmにおけるEr
3+の狭くかつ比較的弱い吸収バンドは、960nmに中
心をもつYb3+の強くかつ広い吸収に取って代わられ
る。Yb3+はEr3+よりもダイレクトポンプされ易いた
めに、Er3+ファイバにYb3+をコドープすることによ
って、もしEr3+がダイレクトポンプされたならばそう
なったであろうほどにポンプ源の波長に鋭敏ではなくな
る。また、Er3+ファイバにYb3+をコドープすること
によって、ファイバが、Er3+の強い励起状態吸収(E
SA)の範囲以外にポンプされることを可能にする。本
発明によると、コドープファイバのためのポンプ源は、
Yb3+によって吸収されその後Er3+に移される1.0
6μmの放射を供給する。ポンプ源の1.06μm放射
はEr3+ 413/2準安定量子レベルから 49/2 量子
レベルへとダイレクト吸収され得るために、いくつかの
ESAはファイバが上述のようにポンプされるときに起
こり得る。しかしながら、Er3+による1.06μmで
のESAは強くなく、ポンプ源から1.54μmでのレ
ーザ放射へのエネルギ転送の効率は高いものである。
【0027】過去においては、コドープされたEr3+
Yb3+ファイバは、たいていの場合二酸化ケイ素をベー
スとしたものであった。しかしながら、 411/2レベル
から25/2 レベルへのエネルギの逆遷移により引き起
こされるYb3+ 25/2 レベルからEr3+ 411/2
へのエネルギ遷移の限定された効率のために、このよう
な二酸化ケイ素をベースとしたファイバは商業的応用に
はあまり興味を引かないものであった。Yb3+からEr
3+へのエネルギ遷移の限定された効率のために、コドー
プされたEr3+/Yb3+ファイバは、Er3+のみをドー
プしたファイバよりもパフォーマンスにおいて劣るもの
であって、強いESAが起こる808nmにおいてダイ
レクトポンプされるものであると信じられていた。しか
しながら、Yb3+からEr3+へのエネルギ遷移は二酸化
ケイ素内よりも燐酸塩をベースとしたガラス内において
より効率が高いことが認識されるに至った(アルテーメ
フ(E.F.Artem'ev)による“Sov.J.Quantum Electron”
11(9)、1266ページ、1981年)。特に、E
3+からYb3+への逆遷移率は二酸化ケイ素に較べて燐
酸塩内では大幅に減少するが、これは、燐酸塩基内のE
3+ 411/2状態の寿命が二酸化ケイ素内よりも30
倍も短いためであり、そのため、エネルギの逆遷移の確
率は減少するのである。
【0028】本発明者は、スコットガラス社(Schott G
lass:米国ペンシルバニア州ダーリア(Duryea))に、
図3の光ファイバ27の製造に当たりクラッディング材
として用いられる非ドープ燐酸塩ガラスと共に、Er/
Yb燐酸塩ガラスの注文混合材を作るように依頼した。
このガラス混合は、水がエルビウムの 413/2状態の効
果的な緩衝材(quencher)であるような厳格な乾燥状態
のもとで行われる必要がある。ファイバ27のコア29
において、ベースとなるガラスは、12重量%のYb3+
と数重量%幅のEr3+とをドープされたスコットLG−
750(カリウム−バリウム−アルミニウム燐酸塩ガラ
ス)である。ファイバのクラッディング31のガラスも
またLG−750をベースとしたガラス(希土類イオン
をドープしていない)であって、膨張率がわずかにドー
プされたコアガラスよりも大きく、ガラス軟化点がほぼ
同様であり、屈折率が約0.6%小さいものである。
【0029】クラッディングガラスの膨張率はコアのそ
れよりも大きいことが好ましく、そのためコアは光ファ
イバの冷却中は圧縮される。このことは2つのガラス間
の低損失なインターフェイスを実現するものである。ク
ラッディングガラスの屈折率、それゆえファイバの開口
数は、ファイバのパフォーマンス性を最大にするため
に、サンプル内のBa、K及びNa構成要素の比率を変
化させることによって正確に調節される。スコットLG
−750ガラスの正確な構成を決定するために、コア2
9及びクラッディング31のガラスサンプルが、その一
部をリチウム溶剤(flux)と共に用いる解析のために準
備される。その後、この解析の結果得られた溶材は希薄
硝酸に溶かされる。溶液は、帰納的結合プラズマ原子放
射(通常ICPといわれる)を用いた従来の放射計測に
よって解析される。上記サンプルのスペクトル線放射か
ら、2つのガラスの主、従及びトレース成分が決定され
る。上記解析からえられたデータは以下の表1に示され
る。 [表1] 各元素の重量% サンプル P Ba Al K Na Ca Yb Er クラッディング 22.5 19.5 5.0 8.2 0.18 <0.005 0.097 <0.001 コア 23.0 11.6 3.2 8.5 0.48 <0.005 10.9 0.12
【0030】表1に示されたガラスの解析結果は、Er
3+を異なったパーセントだけドープした他のサンプルと
比較して最良のパフォーマンス特性を備えているもので
はない。特に、最良のパフォーマンスは、Er3+のドー
ピングパーセントが約0.5%であり、Yb3+のドーピ
ングパーセントが約12重量%であるコアガラスによっ
て得られる。
【0031】本発明に従ってファイバを作製するため
に、本発明者は、英国サザンプトン大学の光ファイバグ
ループに、最良のパフォーマンスを有するガラスを備え
る単一モード光ファイバをロッドインチューブ法(rod-
in-tube method)を用いて作製するように依頼した。コ
ア及びクラッディングの2つのガラスのロッドは、超音
波ドリルで穿孔された。その後ロッドは滑らかな表面を
持たせるために火あぶり(fire polished )され、その
ためにインターフェイス損失が低くなる。ロッドは炉内
で2時間400℃に保たれ、余分な水分がとばされる。
これに関して、Er3+ 413/2準安定状態の緩衝と同
様にH2 Oのトレース量が1.5μm領域での過剰損失
を導くように決められるので、乾燥雰囲気内でファイバ
27を作製するのには特別の注意がされる。作製された
ファイバ27の開口数は0.14であり、コアの直径は
4.9μmである。コア直径が約5μm以下のときにお
けるEr3+ 413/2状態の準安定寿命への強い緩衝効
果のために、コア直径は比較的に大きいことが好まし
い。上記効果は、コアとクラッディングとの間の表面間
における不純物拡散のためであると考えられる。
【0032】本発明者はホスト(基)ガラスとして異な
った成分のスコット燐酸塩ガラスを現在好んでいるが、
改善された光特性又は有利な製造上の特徴(たとえば、
ロッドインチューブ法の代わりに蒸着)のために、これ
が受け入れられるものであって又はたぶんよりよい他の
ホストガラスが好ましいものであることが判明するであ
ろう。ホストガラスを選択する際の重大な基準はYb3+
からEr3+への効率的なエネルギ遷移が維持できること
である。
【0033】たとえば、Er/Ybエネルギ遷移システ
ムは、燐酸塩ドープ溶解二酸化ケイ素ファイバにおいて
も効率が良いであろう。本発明者は、上述の燐酸塩ガラ
スに対して二酸化ケイ素基に少量だけドープしたエルビ
ウムは、分光学的に燐酸塩蛍光スペクトルと同様である
ことを見いだした。特に、 413/2から 415/2への放
射の蛍光にある2つの幅狭の要素、及び、ゲルマノシリ
ケートファイバのエルビウムに関する 411/2寿命の短
縮の大きさは注意に値する。さらに、本発明者は、通常
は希土類ドープ材のクラスター化を妨げるために用いら
れるAl2 3 の相当量の追加が、コドープEr/Yb
システムのエネルギ遷移効率を減少させていることが見
いだした。Al2 3 を含んだスコットからの燐酸塩ガ
ラスによっては、エネルギ遷移効率は完全には最適化さ
せることができなかった。燐酸塩ドープ溶解二酸化ケイ
素ベースガラスファイバは、燐酸塩ガラスファイバより
もガラスファイバシステム内に組み込むことが簡単であ
る。さらに、変更CVD法によって製造された二酸化ケ
イ素ファイバは、ロッドインチューブ法によって製造さ
れた燐酸塩ファイバよりも損失が低いという特性を有し
易い。さらに、開口数のようなファイバのパラメータは
制御し易い。ホウ酸塩及びホスホホウ酸塩のような他の
ホストガラスもまた、Er/Ybコドープファイバの効
率のよいオペレーションにとって好適であるだろう。
【0034】ホストガラスを特定するための選別機構
は、異なったホスト材のEr3+ 411/2状態の寿命を
測定することである。短い寿命はYb3+ 25/2 状態
への逆遷移の確率を低下させるものである。D2 Oのよ
うな選択的な緩衝材がコアガラスに少量加えられると、
413/2準安定状態にほとんど影響を与えることなく、
Er3+ 411/2状態を効率よく緩衝するであろう。こ
れに関して、二酸化ケイ素ガラスは、Er3+ 411/2
状態からの非放射崩壊を強めるためにD2 Oをドープさ
れてもよく、それによって、Yb3+へのエネルギ逆遷移
が減少する。
【0035】上述のことにさらに加えて、Er/Ybコ
ドープホウ素シリケート(borosilicates )は、これ自
体を好適な基材とするために十分なEr/Ybエネルギ
遷移過程効率を有しているだろう。ホウ酸塩は燐酸塩よ
りも高い多重フォトン崩壊率を有しており、そのため、
Er3+ 411/2寿命が短くなる。しかしながら、二酸
化ケイ素へのホウ酸塩B2 3 の付加は屈折率を低下さ
せるので、クラッディングガラスは、十分に屈折率を下
げるためにB2 3 又はフッ素をかなりドープされる必
要があろう。テイラー(E.R.Taylor)等によるMat.Res.
Soc.Symp. の第172巻321頁(1990年)による
と、80%モルパーセントホウ酸塩ガラスは、エルビウ
413/2準安定状態の寿命を280マイクロ秒に緩衝
する。増幅器としての応用においては、 413/2状態の
寿命は、十分なゲインを得るためには、より長いもので
なければならない。ガラス内に少量のB2 3 を用いる
ことは効果的である。しかし、近年、ネオジムドープホ
ウ燐酸塩レーザガラスについての分光学的な結果が報告
された(ジアング(S.Jiang )等の" CLEO 1990 Procee
dings " 、アナハイム(Anaheim)、CA)。このガラス
は、純粋な燐酸塩及びホウ酸塩ガラスよりも優れた特性
を有している。おそらく、P2 5 及びB2 3 を共に
ドープした二酸化ケイ素ガラスは、YbからErへのエ
ネルギ遷移システムを最適化するものであろう。P2
5 の二酸化ケイ素への付加は、B2 3 の付加が屈折率
を下げる一方で、屈折率を上げるものであり、そのた
め、コア材のインデックスを好適に制御する。
【0036】そして、Er3+ドープファイバをYb3+
は鉄(Fe2+又はFe3+)で増感することは、Er3+
のエネルギの効率の高い遷移を実現する。Fe2+及びF
3+は、近赤外において広い吸収バンドを有しており、
本発明に従ってダイオードポンプNdレーザの出力によ
ってポンプされ得る。Feの酸化状態は光ファイバ製造
期間中においては制御が容易ではないが、Fe2+又はF
3+の酸化状態のどちらか一つが機能する。Fe増感エ
ルビウムファイバは燐酸塩よりも二酸化ケイ素ガラスフ
ァイバで製造され、既にある二酸化ケイ素ガラス光ファ
イバシステム内に簡単に組み込まれる。本発明者は、F
e/Erコドープファイバを、増感剤Feだけが有限の
吸収を有している波長である1.064μmでポンピン
グしたときに、エルビウム蛍光を観測した。この蛍光
は、エネルギ遷移がFe2+又はFe3+からEr3+へ起こ
ることを示している。Cr4+のような他の遷移金属によ
る増感もまた可能性がある。
【0037】もし、Nd3+又はCr3+と同様にYb3+
増感する鉄が考慮されるならば、より広い範囲の増感剤
があることになる。Nd3+からYb3+への遷移は、大き
なYb3+濃度(〜1021cm-3)が用いられるのであれ
ば比較的Nd3+濃度が低くても(〜1019cm-3)非常
に効率がよいということが示されている(たとえば、エ
ドワード(J.G.Edwards )とサンドー(J.N.Sandoe)の
J.Phys.D:Appl.Phys.、7、1078〜1095頁、1
974年)。さらに、Nd3+とEr3+との不要の相互作
用は、もしNd3+とEr3+との濃度が共に低いもの(〜
1019cm-3)であれば、最小化できる。3つのイオン
の増感過程(Nd3+’Yb3+‘Er3+)は、Yb3+‘E
3+遷移が効率のよいガラス(たとえば、燐酸塩)にお
いて用いることができる。ファイバ増幅器の信頼性ある
800nmレーザダイオードでのポンピングを効率のよ
いものにすることができるために、このことは潜在的に
は重要である。Nd3+とEr3+との濃度が同一であれ
ば、Nd3+基底状態吸収は、Er3+吸収の基底又は励起
状態のいずれかよりも大きいものである。さらに、Er
3+ESAは、これがEr3+のダイレクトポンピングです
るポンプ効率を制限するものではない。このアプローチ
は、従来の二酸化ケイ素ガラスファイバではその効率の
悪いYb3+/Er3+遷移のために実施不可能であろう。
【0038】図4に示された本発明による光増幅器25
において、図3のEr3+/Yb3+燐酸塩ファイバ27
は、約80〜130センチメートルの長さを有してお
り、Er3+の濃度は0.5重量%である。ファイバ27
はほぼコイル形状に巻かれており、そのために、増幅器
25の外周の太実線で示されたハウジング33内に収ま
り易くなっている。ポンプ源としては、イリノイ州ネイ
パービル(Naperville)のアモコレーザカンパニー社
(Amoco Laser Company )により製造されたモデル10
64−350PダイオードポンプNd−YAGレーザ3
5が、ハウジング33の外部から操作可能な制御ノブ3
7を含むように変更されて用いられている。ノブ37
は、ポンプ源35のレーザダイオードアレイ41を流れ
る電流の電流源39を外部から制御するためのものであ
る。
【0039】レーザダイオードアレイ41はNd:YA
Gレーザ43に高い効率で結合され、上記アレイ41か
らのインコヒーレント多重モード光に含まれるエネルギ
の大部分はNd:YAGレーザ43から出射されるコヒ
ーレント単一モード光に変換される。レーザダイオード
アレイ41は、米国特許4,710,940号に示され
ているようにNd:YAGレーザ43をポンプする。N
d:YAGレーザ43は、1064nmの特性周波数の
単一モード光信号を出力する。また、その他のダイオー
ドでポンプされるNd3+ドープ結晶又はガラスレーザ
も、ポンプ源として利用することができる。
【0040】ダイレクトにダイオードポンプされるエル
ビウムファイバに関連するコドープファイバの強いポン
プ強度は、エルビウムの高度な反転分布及びよって低ノ
イズを保証する。この強いポンピングは、特に入力信号
パワーが大きいときに重要(たとえば、パワー増幅器パ
フォーマンス)であって、本発明においては好ましいも
のである。特に、増幅器の信号入口端部でのこういった
高いレベル(ダイレクトダイオードポンプ増幅器に較べ
て)のポンプ入力は、エルビウムの高いレベルの飽和を
保証し、そのため、量子限界に近いノイズを示す。さら
に、通常エルビウムを基準として10:1から80:1
の比である増感剤の強いポンピングは、いかなる条件
(たとえば、信号入力パワー)の下においても高い程度
の飽和を保証する。また、増感剤を通じてのポンピング
によって、ネットワークは、ポンプパワーの変動を減少
しかつ一時ゲイン飽和(transient gain saturation )
並びに混信効果を減らすことに関する利点をも有する。
【0041】ポンプ源35のNd:YAGレーザ43
は、上述のゴールド社製のモデル(980/1550−
COX−MX−01X02−01)のような波長分割多
重器(WDM)すなわち2色ファイバ光カプラ45に、
直接にファイバ結合される。カプラ45の出力及びファ
イバへの入力は、従来のファイバ結合法により終結(te
rminated)される。手段47はインバール(Invar )の
ような材料から作られた一組の低膨張金属ディスクには
さみ込まれた標準的ST−PCセラミック環(ceramic
ferrules、アモコレーザ社製)を備えている。また、中
間屈折率の紫外線加硫(curing)エポキシは、結合を強
めるため、並びに、ノイズを起こす逆反射(backreflec
tions )及び/又はエルビウムドープファイバのレーザ
発振を抑制するために、相互に異なった燐酸塩と二酸化
ケイ素ファイバとの間に置かれる。正確な配列を実現す
るために、ファイバ27からの出力は配列が終わるまで
モニタされる。上記一組のディスクは増幅ファイバ27
とカプラ45との間の配列を維持するために互いに半田
づけされる。
【0042】ファイバを結合するためのその他の方法
は、逆反射を抑制するために十分大きい角度qに磨いた
上記セラミック環内に両方のファイバを封入することで
ある。この角度qは、N.A.を2つの相互に異なったフ
ァイバの開口数の大きいほうとして、 q>sin -1(N.A.) として表される。角度付けられた環は、インバールディ
スクに含まれ、活性に配列される。どちらの配列方法に
しても、(二酸化ケイ素)カプラファイバのように増幅
ファイバが同じ濃度及び直径許容誤差に製造されていれ
ば、結合工程は実質的に単純化され得る。
【0043】ファイバ27の出力において、このファイ
バはファイバへの入力に配列された同じタイプのゴール
ドカプラ49に終結する。ファイバ27の出力とカプラ
49との配列は、入力の場合と同様に達成される。特
に、カプラ49の入力及びファイバ27の出力は従来の
方法で、2つのインバールディスクに活性に配列された
STセラミック環を備える結合ファイバに終結される。
2つのインバールディスクはファイバ27とカプラ49
との配列を維持するために半田づけされる。手段(結
合)47と同様に、結合51は、逆反射を抑制するため
に中間屈折率の紫外線加硫エポキシを含むものである。
【0044】ゴールド社によって製造されたモデルOT
PISO15のような偏光無感覚光アイソレータ53
は、カプラ49の1535nm出力脚に取り付けられ
る。アイソレータ53の出力は、従来のST−PC単一
モードコネクタ55(0.15dB損失かつ−45dB
逆反射)に終結する。図1のファイバケーブル21、2
3は、増幅器25に1535nm信号を運び、この増幅
器の出力のアイソレータ53と同じタイプのアイソレー
タ59に結合される従来のST−PCコネクタにおいて
終結する。カプラ45及び49において、使用されない
ファイバ脚61及び63は、逆反射を排除すべくボール
レンズを形成するように溶解される。カプラ49のもう
一つの脚69は、ファイバ27からの1064nm光を
選択的に通過させ、従来からある非反射金属ブロック7
1に終結する。
【0045】増幅器25の効率、出力パワー及びノイズ
特性に関しては、図4の増幅器のパフォーマンスを改善
するアレンジにより増強されるであろう。Er3+/Yb
3+ゲイン媒体はファイバが完全に1535nm信号によ
り増幅されるようにファイバの全長に沿ったその3量子
レベル増幅システムにおいて飽和されなければならない
ために、1064nmのポンプ光の有義(significant
)パワーレベルがファイバの出力に存在する。しかし
ながら、Er飽和を保証するために増幅器ファイバ27
の出口端に必要とされる過剰ポンプ光の量は、Erのダ
イレクトポンピングに必要とされる量よりも少ない。も
しポンプパワーの有義レベルがファイバ27の出力に存
在すれば、カプラ49の脚69の端に、約1064nm
のポンプ波長を高い率で反射するミラー(図示せず)を
配置することが好ましいであろう。こうすると、過剰な
1064nmポンプ光はファイバ27を通る第2の通路
を与えられることになり、そのため、システムゲイン、
出力パワー及び媒体反転分布が改善され、これら全てが
ノイズパフォーマンスを改善する。
【0046】カプラ49の脚69の端にミラーを付加す
る代わりに、図4の破線で示された第2のポンプ源73
が脚69の端の部分で増幅器に付加されてもよい。この
方法によると、ファイバ27は、ポンプ源35及び第2
のポンプ源73により2−指向性のポンプをされる。第
2のポンプ源73はポンプ源35と同じタイプのもので
あることが好ましい。増幅器27のこの変形例による
と、ポンプ源35及び73は、アイソレータ53、59
のようなアイソレータを自身の出力に必要とするもので
ある。アイソレータは、2−指向性ポンプの結果として
のフィードバック効果がポンプ源に発生することを防ぐ
ものである。この例においては、ポンプエネルギが高く
なるほどファイバ27の最適長さも長いものとなる。こ
のことは結局、ポンプ吸収の増加とフィードバック効果
の出来る限りの最適化につながるものである。
【0047】さらに、第2のポンプ源は、1047nm
又は1053nmの特性放射を有するYLFのような別
のNd3+ドープ結晶であってもよい。この例によると、
2つのポンプ波長は周波数において重なるものとはなら
ず、そのため、レーザポンプ源のフィードバックによる
不安定を引き起こすことがない。
【0048】図5及び図6は、本発明者が図3及び図4
の原型増幅器を試験した結果を示すグラフである。最良
のパフォーマンス特性を得るために、種々の異なった構
成のエルビウムファイバ27が増幅器に組み込まれた。
図5及び図6に示されたデータは、最新かつ最良のシス
テムの達成した結果を反映したものである。最良のパフ
ォーマンスを備えるファイバは、開口数が0.14であ
り、コア直径が4.9μmであった。このファイバは、
図3で説明したように製造され、その成分はEr3+
0.5重量%であり、Yb3+が12重量%であった。
【0049】約1.5マイクロワット(−28dBm)
のパワーを有する入力信号では、本発明者は、120ミ
リワットの吸収ポンプパワーにおいて34.5dB(す
なわち、約2800倍の増幅)の信号ゲインを観測し
た。図5のグラフのデータ点を集めるために、入力信号
を1.5マイクロワットに維持しかつポンプパワーを約
40ミリワットから210ミリワットまで変化させた。
図5のデータから解るように、吸収されたポンプパワー
は約25ミリワットから120ミリワットまで変化し
た。図4の装置から、吸収されたポンプパワーは、ポン
プ出力カプラポート71でのポンプパワーの測定、手段
47、51における結合損失の測定、及び、ファイバ2
7のポンプ波長での減衰損失の知識によって決定され
る。
【0050】本発明者の知識の限りにおいて、図5のグ
ラフにプロットされた小信号ゲインは、究極のポンプ源
であるダイオードレーザを用いたいかなる現存のエルビ
ウムドープファイバ増幅器システムにより達成されると
同じ或いはそれ以上の性能を示すものである。さらに、
図6のデータが示すように、これらゲインは出力パワー
の高いレベルにおいて実現される。
【0051】これに関し、図6のデータは、吸収された
ポンプパワーを140ミリワットのレベルに維持する一
方で入力信号のパワーを変化させることにより得られた
ものである。パワー飽和(すなわち、ゲインの3dBの
減少)は、約9dBmの出力パワーにおいて起こる。本
発明者の知識の限りにおいて、図5及び図6のデータで
示された高パワー及び高ゲインパフォーマンスは、ダイ
レクトポンプ源として単一ダイオードレーザを用いた周
知のエルビウムファイバ増幅器によっては決して同程度
に得られないものである。
【0052】小信号ゲイン及び図6のパワー結果の両方
共が、入力コネクタ57での入力信号から出力コネクタ
55での出力信号までで測定されたものであって、シス
テムの結果である。増幅ファイバ27はまだコアの大き
さ、開口数、及び結合方法に関して完全に最適化されて
いないので、大きなシステム結合損失がある。たとえ
ば、入力コネクタ57から手段47における増幅ファイ
バの入力端までの入力信号の損失は、約4dBである。
損失は、さらに手段51における増幅ファイバの出力端
から出力コネクタ55までの方がわずかに大きくなる。
ファイバ、結合方法及び1064/1535特定WDM
カプラを改良すると、システムパフォーマンスの大幅な
改善が期待される。
【0053】以上の記述から、増感剤をドープされかつ
ネオジムレーザロッド(レーザダイオードによりポンプ
される)によってポンプされるエルビウムガラスは、
1.535μm領域における光の高パワーかつ高ゲイン
の光学的増幅器を提供するものであることが明らかであ
る。この増幅器は、高出力パワーレベルを達成するため
のダイオードポンプ源を利用する従来で最良のエルビウ
ムファイバ増幅器システムと比較して、小信号ゲインを
維持するものである。これに関して、この増幅器は、図
示されたような高パワーでの応用にとって理想的であ
る。他の可能な応用としては、ソリトンパルス増幅、及
び、OTDR(OpticalTime Domain Reflectometry )
又は範囲検出測定のための短パルスダイオードの増幅が
ある。
【0054】
【発明の効果】高効率かつ長寿命であり、高い小信号ゲ
イン及び高い出力飽和パワーを有し、光ノイズが量子限
界に近い光増幅器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるイッテルビウムのような増感剤を
コドープしたエルビウムガラスファイバを利用する光増
幅器を組み入れた光通信システムの概略的ブロック図で
ある。
【図2】レーザダイオードポンプ源から増感剤へそして
ガラスファイバのエルビウムへのエネルギ遷移を示すた
めの、従来の記述法による量子レベルでの図である。
【図3】図1の光増幅器に用いられるエルビウムファイ
バの一例の断面図である。
【図4】図1の光増幅器の一例の概略図である。
【図5】図4の増幅器の小信号ゲインと吸収されたポン
プパワーのさまざまなレベルとの関係を示すグラフであ
る。
【図6】図4の増幅器の小信号ゲインと増幅器の出力パ
ワーとの関係を示すグラフであって、増幅器のパワー飽
和が約+10dBmであることを示しているグラフであ
る。
【符号の説明】
25 光増幅器 27 増幅ファイバ 29 コア 31 クラッディング 35 ポンプ源 45 2色カプラ 49 2色カプラ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特性波長が約1.535μmの光信号を増
    幅するための装置であって、 上記光信号の単一モード導波管であるコア及びクラッデ
    ィングを有するガラスファイバと、 上記光信号を上記ガラスファイバに結合するための手段
    と、 上記光信号の上記ガラスファイバ内における反射を抑制
    するための手段と、 ゼロdBmよりも大きいパワー飽和出力を有するように
    上記光信号を増幅するために、上記ガラスファイバを端
    部ポンピングするレーザ源と、 上記レーザ源から上記光信号へのエネルギの遷移を最適
    にするように選択された重量パーセントだけ上記ガラス
    ファイバの上記コアにドープされたエルビウムと、 上記光信号を増幅するために、上記レーザ源に反応して
    上記コアにドープされたエルビウムをその準安定 4
    13/2状態へ分布させる上記ガラスファイバの上記コアに
    ドープされた増感剤と、 上記コアにドープされたエルビウムの 411/2状態の寿
    命を二酸化ケイ素ベースガラスファイバにドープされた
    エルビウムの 411/2状態の寿命よりも短くすることに
    よって上記コアにドープされたエルビウムから上記増感
    剤へのエネルギの逆遷移を減少させるように選択された
    上記ガラスファイバの基材とを備えている装置。
  2. 【請求項2】上記コアにドープされたエルビウムの上記
    選択された重量パーセントが約0.5である請求項1の
    装置。
  3. 【請求項3】上記レーザ源が約1.064μmの特性波
    長の光を供給する請求項1の装置。
  4. 【請求項4】上記増感剤が遷移元素から選択されている
    請求項3の装置。
  5. 【請求項5】上記増感剤がイッテルビウム(Yb)であ
    る請求項4の装置。
  6. 【請求項6】上記基材が、リン(P)、ケイ素(S
    i)、ホウ素(B)及びこれらの組み合わせからなる群
    から選択されている請求項1の装置。
  7. 【請求項7】上記基材がリンである請求項6の装置。
  8. 【請求項8】上記レーザ源が、 少なくとも一つのレーザダイオードと、 コヒーレントかつ単一モードであって1.064μmの
    特性波長を有する出力光を供給するために、上記少なく
    とも一つのレーザダイオードによってポンプされるネオ
    ジム(Nd)レーザロッドとを備えている請求項1の装
    置。
  9. 【請求項9】上記レーザ源が808nmレーザダイオー
    ドを含んでいる請求項1の装置。
  10. 【請求項10】約1535nmの特性波長を有する光信
    号を増幅するための光増幅器であって、 約800nmでエネルギを放射する少なくとも一つのレ
    ーザダイオードと、 単一モードの光信号を受信しかつ増幅するために少なく
    とも必要な濃度の増感剤イオン及びエルビウムイオン
    (Er3+)を含んでおり、上記少なくとも一つのレーザ
    ダイオードから放射された上記エネルギによって端部ポ
    ンプされるファイバと、 上記少なくとも一つのレーザダイオードから放射された
    上記エネルギを吸収しかつ上記Er3+に遷移する上記エ
    ネルギを上記増感剤イオンに遷移して、上記エネルギを
    約1535nmの光として放射させるためのネオジム
    (Nd)の源とを備えている光増幅器。
  11. 【請求項11】上記ネオジムの源は、上記少なくとも一
    つのレーザダイオードによってポンプされるネオジムレ
    ーザロッドである請求項10の光増幅器。
  12. 【請求項12】上記ネオジムの源は、上記ファイバ内の
    所定濃度のネオジムイオン(Nd3+)である請求項10
    の光増幅器。
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