JPH059018U - オートパワーコントロール回路の温度補正装置 - Google Patents

オートパワーコントロール回路の温度補正装置

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JPH059018U
JPH059018U JP6134391U JP6134391U JPH059018U JP H059018 U JPH059018 U JP H059018U JP 6134391 U JP6134391 U JP 6134391U JP 6134391 U JP6134391 U JP 6134391U JP H059018 U JPH059018 U JP H059018U
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circuit
temperature
transmission power
output
power circuit
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Application number
JP6134391U
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Inventor
睦 田村
Original Assignee
株式会社船井電機研究所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無線機におけるオートパワーコントロール回
路の温度補正装置において、温度に対して送信パワー回
路の出力電力を一定に補正制御するための調整が容易
で、しかも正確に行なえるようにする。 【構成】 温度検出回路9は送信パワー回路1と熱結合
され温度を検出し、この検出値はディジタル値に変換さ
れ、CPU7により読み取られる。CPU7は読み取っ
た温度検出信号に応じてディジタルの送信出力データを
変更する。これにより基準電圧が可変され、もってフィ
ードバック制御される送信パワー回路1の動作に温度補
正がかかり、送信パワー回路1の出力は一定に制御され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、携帯電話機、その他の無線機器に使用される自動送信出力コントロ ール回路(オートパワーコントロール回路もしくはAPC回路という)において 、送信パワー回路の出力を温度補正する温度補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のAPC回路において、送信出力の温度補正のために、例えば米 国特許第4523155号明細書に示されるように、送信パワーアンプからの出 力を検波するAPC検波回路中に温度補正回路を挿入したものが知られている。 この温度補正回路は、アナログ信号回路であるAPC検波回路に挿入した温度補 正用のダイオードを用いている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このようにアナログ信号回路中に温度補正用のダイオードを挿入し たような構成では、回路部品のバラツキに対して正確な温度補正がなされるよう に回路を調整する作業は煩わしいものとなっていた。また、完全に補正すること ができないことも起こっていた。 本考案は、上述した問題点を解決するもので、送信パワー回路と熱結合させた 温度検出回路を設け、この検出信号に応じて送信出力を制御するための基準電圧 をディジタル信号でもって変更するようにしたことにより、正確な温度補正が可 能で、しかも、その調整が容易なオートパワーコントロール回路の温度補正装置 を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、送信パワー回路の出力をアンテナへ給電 し、このアンテナ出力を所定値に制御するオートパワーコントロール回路の温度 補正装置において、送信パワー回路出力を検波する検波回路と、この検波出力と 所定の基準電圧との差電圧でもって前記送信パワー回路をフィードバック制御す る制御回路と、送信出力データを出力するデータ処理手段と、該送信出力データ をアナログデータに変換し、これを前記基準電圧とするD/Aコンバータと、前 記送信パワー回路と熱結合された、該送信パワー回路の温度を検出する温度検出 回路と、この検出値をディジタル値に変換し前記データ処理手段に入力するA/ Dコンバータとを備え、前記データ処理手段は前記温度検出回路よりA/Dコン バータを介して入力される温度検出信号に応じて前記送信出力データを変更する ことにより基準電圧を可変し、温度補正を行なうようにしたものである。
【0005】
【作用】
上記の構成によれば、温度検出回路は送信パワー回路と熱結合されており、該 送信パワー回路の温度を検出し、この検出値はディジタル値に変換され、データ 処理手段により読み取られる。データ処理手段は、読み取った温度検出信号に応 じてディジタルの送信出力データを変更する。この送信出力データの変更により 、基準電圧が可変されることになり、フィードバック制御される送信パワー回路 の動作に温度補正がかかり、送信パワー回路の出力は一定に制御される。
【0006】
【実施例】
本考案の一実施例構成及びその作用について図面とともに説明する。本実施例 のオートパワーコントロール回路(以下、APC回路という)は、携帯電話機等 に搭載されている。 送信パワー回路1には入力一定の送信信号が与えられ、ここで電力増幅され、 出力ライン2を経てアンテナへ給電される。この出力ライン2には方向性結合器 3が結合され、この方向性結合器3にはAPC検波回路4が接続されている。こ のAPC検波回路4でアンテナ出力に比例した電力が検波される。誤差増幅回路 5は上記の検波出力電圧と後述する所定の基準電圧との差電圧を増幅し、制御回 路6を通して、送信パワー回路1にフィードバック制御をかける。これにより、 アンテナ出力電力を所定値に制御するようにしている。
【0007】 また、本APC回路は、マイクロコンピュータ等のデータ処理装置7(以下、 CPUという)を有し、このCPU7はディジタル信号でなる送信出力データを 出力し、これを、D/Aコンバータ8によりアナログデータに変換して上記基準 電圧とする。さらに、送信パワー回路1と熱結合させ、該送信パワー回路1の温 度を検出する温度検出回路9を有し、この温度検出回路9による温度検出電圧を A/Dコンバータ10によりディジタル値に変換し、これをCPU7に入力する ようにしている。CPU7は、入力された温度検出信号に応じて変更した送信出 力データをディジタル出力する。この結果、上記基準電圧が可変され、温度補正 がかかるようになっている。
【0008】 この温度補正は、初期設定におけるCPU7の動作設定でもって容易かつ、精 密に行なうことができる。このように、送信パワー回路の検出温度に応じて行な う温度補正を、ディジタル信号処理の出力でもって行なうようにしているので、 APC検波回路4の温度特性のバラツキ等があっても、正しく補正設定が行なえ 、アンテナ出力電力レベルを一定にすることができる。 なお、温度検出回路9としてはサーミスタ等を使用すればよく、これを、送信 パワー回路1のモジュールを取付けた基板に取付けることにより、送信パワー回 路1と熱結合させればよい。
【0009】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、送信パワー回路の温度を検出した値に応じてデ ータ処理手段によりディジタル送信出力データを変更し、これにより、送信パワ ー回路出力をフィードバック制御するときの基準電圧を変更し、もって送信パワ ー回路の出力を一定に制御するようにしているので、従来のようにアナログ回路 で温度補正をかけた構成に比べて、回路部品のバラツキに対しても正確な温度補 正が可能となり、しかも、調整を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるオートパワーコントロ
ール回路のブロック構成図である。
【符号の説明】
1 送信パワー回路 4 APC検波回路 5 誤差増幅回路 6 制御回路 7 データ処理装置(CPU) 8 D/Aコンバータ 9 温度検出回路 10 A/Dコンバータ

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 送信パワー回路の出力をアンテナへ給電
    し、このアンテナ出力を所定値に制御するオートパワー
    コントロール回路において、送信パワー回路出力を検波
    する検波回路と、この検波出力と所定の基準電圧との差
    電圧でもって前記送信パワー回路をフィードバック制御
    する制御回路と、送信出力データを出力するデータ処理
    手段と、該送信出力データをアナログデータに変換し、
    これを前記基準電圧とするD/Aコンバータと、前記送
    信パワー回路と熱結合された、該送信パワー回路の温度
    を検出する温度検出回路と、この検出値をディジタル値
    に変換し前記データ処理手段に入力するA/Dコンバー
    タとを備え、前記データ処理手段は前記温度検出回路よ
    りA/Dコンバータを介して入力される温度検出信号に
    応じて前記送信出力データを変更することにより基準電
    圧を可変し、温度補正を行なうようにしたことを特徴と
    するオートパワーコントロール回路の温度補正装置。
JP6134391U 1991-07-08 1991-07-08 オートパワーコントロール回路の温度補正装置 Pending JPH059018U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01154614A (ja) * 1987-12-11 1989-06-16 Fujitsu Ltd 送信装置の出力電力制御回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01154614A (ja) * 1987-12-11 1989-06-16 Fujitsu Ltd 送信装置の出力電力制御回路

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Effective date: 19960528