JPH0590125A - 位置合わせ装置 - Google Patents

位置合わせ装置

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JPH0590125A
JPH0590125A JP3250865A JP25086591A JPH0590125A JP H0590125 A JPH0590125 A JP H0590125A JP 3250865 A JP3250865 A JP 3250865A JP 25086591 A JP25086591 A JP 25086591A JP H0590125 A JPH0590125 A JP H0590125A
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JP
Japan
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reticle
wafer
scanning
alignment
slit
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Application number
JP3250865A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Kubo
圭司 久保
Masaki Yamamoto
正樹 山本
Takeo Sato
健夫 佐藤
Hiroyuki Nagano
寛之 長野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3250865A priority Critical patent/JPH0590125A/ja
Publication of JPH0590125A publication Critical patent/JPH0590125A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体デバイス等作成のための露光装置にお
いて、空気の揺らぎの影響と、レジスト内等での多重干
渉の影響を受けない、ナノメートルオーダの高精度な位
置合わせを行うことを目的とする。 【構成】 走査スリットを一定方向に一定速度で走査
し、この像をレチクル上のスリットと、ウエハ上のスリ
ットに投影し、この2つの明暗像の時間的に変化する位
相を比較することにより、レチクルとウエハの位置ずれ
をナノメートルオーダの高精度で検出することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体デバイス等作成の
ための露光装置に関し、ナノメートル(nm)オーダの
位置合わせ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】集積回路の高密度化によって露光装置に
より、より微細なパターンを半導体ウエハ基板上に転写
する必要があり、このために高精度な位置合わせを行な
う必要性が高まっている。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した位置合
わせ装置の一例について説明する。図8は従来の位置合
わせ装置の構成を示すものである。図8において、10
1はHe−Neゼーマンレーザ光源、102は回析格
子、103,105はフーリエ交換レンズ、104はλ
/2波長板、106,110,115はミラー、107
はレチクル、108は投影レンズ、109はウエハ、1
11は検光子、112は光検出器、113,114は増
幅器である。
【0004】以上のように構成された位置合わせ装置に
ついて以下その動作を説明する。He−Neゼーマンレ
ーザ光源101は紙面に対して偏光方向が垂直方向と水
平方向にごくわずかに周波数の異なる直線偏光の光を出
力し回析格子102に入射される。回析格子により分離
され、フーリエ変換レンズ103に入射された光のうち
+1次の光はλ/2波長板104によって90°偏光面
を変化し、その後図示しない空間フィルタにより+1次
の光と−1次の光のみフーリ変換レンズ105に入射
し、ミラー106により方向を曲げられ、レチクル10
7上に一度像を結んだ後、それぞれ別々の光路で投影レ
ンズ108を通り、ウエハ109上に形成された回析格
子(アライメントマーク)により回析され、ウエハに入
射した+1次、−1次の1次の回析光は同一光路を通
り、再度投影レンズ108、レチクル107、ミラー1
06、フーリエ変換レンズ105を通り、ミラー110
により方向を曲げられ、検光子111により特定の偏光
成分の光のみを分離し、光検出器112により検出され
る。検出された光は増幅器113により増幅される。ま
たHe−Neゼーマンレーザ光源101の光の周波数の
差の信号が増幅器114により増幅される。
【0005】ここで、He−Neゼーマンレーザ光源1
01の光の周波数の差を周波数をω、He−Neゼーマ
ンレーザ光源101の光の周波数の差の初期位相を
φ0、ウエハ上の回析格子のピッチをd、回析格子の図
8に対しての左右方向の位置をXとし、+1次、−1次
のそれぞれの回析光の光検出器112での位相をそれぞ
れφ1,φ2、光検出器113,114の振幅をそれぞれ
1,A0とすると、時間をtとして、増幅器114の出
力は
【0006】
【数1】
【0007】で表され、増幅器113の出力は
【0008】
【数2】
【0009】で表される。ここでφ0,φ1,φ2は装着
固有の値であるので、増幅器113,114の出力を位
相計に入力し位相差を求めることにより、ウエハの位置
Xが求まる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、回析格子102により分離された+1次
と−1次の回析光はそれぞれ別々の光路で、フーリエ変
換レンズ103,105、ミラー106、投影レンズ1
08を通りウエハ109上で最結像される。この光路長
は1m近くにも及び、この間、空気の揺らぎによる屈折
率の変化により、従来例で説明した装置固有の値である
φ1,φ2の値が相互に関連なく変化し、あたかも位置が
変化したような検出誤差を生ずるという問題がある。
【0011】また、光源にレーザ光を用いているので、
ウエハ上のレジストにより、多重干渉を引き起こし、特
定のレジスト厚みの条件ではウエハからの反射光がなく
なり、またウエハ上に堆積した各種材質の膜によるアラ
イメントマークの反射率の変化によって位置合わせが不
可欠になるという問題がある。
【0012】また、光源にレーザ光を用いているので、
レチクルをウエハの近傍に設置し露光を行う構成の場
合、レチクルとウエハ間で多重干渉を引き起こし、位置
合わせが不可能になるという問題がある。
【0013】さらに、ウエハ上のアライメントマーク
が、半導体製造を行う各種の工程を経るにつれ、回析格
子の形状が左右非対象に変形したり、レジストが均一に
塗布されないことによって、回析格子の形状が左右対象
にし、位置合わせに大きなオフセット誤差を生ずるとい
う課題がある。
【0014】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、空気の揺らぎが生ずる場合でも高精度にウエハの位
置合わせを行うことができ、レジスト内での多重干渉
や、ウエハ上に堆積した各種材質の膜によるアライメン
トマークの反射率の変化や、レチクルをウエハの近傍に
設置するプロキシミティー露光を行う構成の場合でも、
高精度な位置合わせを行うことが可能で、さらにアライ
メントマークが左右非対称に変形している場合でも大き
なオフセット誤差を含まない位置合わせ装置を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の位置合わせ装置は、走査スリットと、前記走
査スリットに光を照射する光源と、前記走査スリットを
一定方向に一定速度で走査する走査手段と、位置合わせ
マークを備えたウエハ基板と、位置合わせマークを備え
たレチクルと、レチクル上のパターンをウエハ基板上に
投影する投影レンズと、前記走査スリットの像をレチク
ル上にレチクルの位置合わせマークピッチと等しく結像
するとともに、レチクルおよび投影レンズを通し、ウエ
ハ上に形成された位置合わせマークピットと等しくなる
ようにウエハ上に結像する第1の結像レンズと、前記レ
チクル上の位置合わせマークからの反射光およびウエハ
上の位置合わせマークからの反射光のうち投影レンズお
よびレチクルを通過して戻る反射光をそれぞれ検出する
独立した2つの光検出器と、前記光検出器に反射光を分
離して導くための第2の結像レンズと、前記2つの光検
出器の信号を処理して位置信号に変換する信号処理手段
と、前記信号処理手段より出力された信号により前記レ
チクルと前記ウエハの相対位置を変化させる移動手段と
を備えたことを特徴とする。
【0016】また、請求項2記載の位置合わせ装置は、
請求項1記載の位置合わせ装置において、走査スリット
を一定方向に一定速度で走査する手段が放射状に複数の
スリットパターンを配列し、周期的に透過部、非透過部
を設けた円板の回転によるものであることを特徴とす
る。
【0017】また、請求項3記載の位置合わせ装置は、
請求項1記載の位置合わせ装置において、走査スリット
を一定方向に一定速度で走査する手段が、直線回析格子
または複数の矩形スリットにより構成された周期的に透
過部、非透過部を設けた基板の一定振幅の復動動作によ
ることを特徴とする。
【0018】また、請求項4記載の位置合わせ装置は、
請求項1記載の位置合わせ装置において、位置信号に変
換する手段が、2つの光検出器からの出力の位相差を検
出することを特徴とする。
【0019】また、請求項6記載の位置合わせ装置は、
請求項1記載の位置合わせ装置において、レチクル上の
合わせマークが、直線回析格子または、周期的に透過
部、非透過部を有した複数の矩形スリットにより構成さ
れたことを特徴とする。
【0020】また、請求項7記載の位置合わせ装置は、
請求項1記載の位置合わせ装置において、レチクル上の
位置合わせマーク近傍に透明部からなる開口を有するこ
とを特徴とする。
【0021】また、請求項5記載の位置合わせ装置は、
請求項1記載の位置合わせ装置において、走査スリット
に光を照射する光源が、インコヒーレントであることを
特徴とする。
【0022】また、請求項8記載の位置合わせ装置は、
請求項1記載の位置合わせ装置において、ウエハ上の合
わせマークが、反射型の直線回析格子または、周期的に
反射部、吸収部を有した複数の矩形スリットにより構成
されたことを特徴とする。
【0023】さらに、請求項9記載の位置合わせ装置
は、走査スリットと、前記走査スリットに光を照射する
光源と、前記走査スリットを一定方向に一定速度で走査
する走査手段と、位置合わせマークを備えたウエハ基板
と、位置合わせマークを備えたレチクルと、レチクル上
のパターンをウエハ基板上に投影する投影レンズと、前
記走査スリットの像をレチクル上にレチクルの位置合わ
せマークピッチと等しく結像するとともに、投影レンズ
を通し、ウエハ上に形成された位置合わせマークピッチ
と等しくなるようにウエハ上に結像する第1の結像レン
ズと、結像レンズからレチクル上への光を中継するリレ
ーレンズと、リレーレンズからの光路を折り曲げてレチ
クルに入射するミラーと、結像レンズからの光路を折り
曲げて投影レンズに入射するミラーと、前記レチクル上
の位置合わせマークからの反射光およびウエハ上の位置
合わせマークからの反射光のうち投影レンズおよびレチ
クルを通過して戻る反射光をそれぞれ検出する独立した
2つの光検出器と、前記光検出器に反射光を分離して導
くための第2の結像レンズと、前記2つの光検出器の信
号を処理して位置信号に変換する信号処理手段と、前記
信号処理手段より出力された信号により前記レチクルと
前記ウエハの相対位置を変化させる移動手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0024】また、請求項10記載の位置合わせ装置
は、請求項9記載の位置合わせ装置において、走査スリ
ットを一定方向に一定速度で走査する手段が放射状に複
数のフリットパターンを配列し、周期的に透過部、非透
過部を設けた円板の回転によるものであることを特徴と
する。
【0025】また、請求項11記載の位置合わせ装置
は、請求項9記載の位置合わせ装置において、走査スリ
ットを一定方向に一定速度で走査する手段が、直線回析
格子または複数の矩形スリットにより構成された周期的
に透過部、非透過部を設けた基板の一定振幅の復動動作
によることを特徴とする。
【0026】また、請求項12記載の位置合わせ装置
は、請求項9記載の位置合わせ装置において、位置信号
に変換する手段が、2つの光検出器からの出力の位相差
を検出することによることを特徴とする。
【0027】また、請求項13記載の位置合わせ装置
は、請求項9記載の位置合わせ装置において、走査スリ
ットに光を照射する光源が、インコヒーレントであるこ
とを特徴とする。
【0028】また、請求項14記載の位置合わせ装置
は、請求項9記載の位置合わせ装置において、レチクル
上の合わせマークが、直線回析格子または、周期的に透
過部、非透過部を有した複数の矩形スリットにより構成
されたことを特徴とする。
【0029】また、請求項15の位置合わせ装置は、請
求項9記載の位置合わせ装置において、レチクル上の位
置合わせマーク近傍に透明部からなる開口を有すること
を特徴とする。
【0030】また、請求項16記載の位置合わせ装置
は、請求項9記載の位置合わせ装置において、ウエハ上
の合わせマークが、反射型の直線回路格子または、周期
的に反射部、吸収部を有した複数の矩形スリットにより
構成されたことを特徴とする。
【0031】さらに、請求項17記載の位置合わせ装置
は、走査スリットと、前記走査スリットに光を照射する
光源と、前記走査スリットを一定方向に一定速度で走査
する走査手段と、位置合わせマークを備えたウエハ基板
と、位置合わせマークを備えたレチクルと、前記走査ス
リットの像をレチクル上にレチクルの位置合わせマーク
ピッチと等しく結合するとともに、レチクルを通しレチ
クルの直後に配置されたウエハ上に形成された位置合わ
せマークピッチと等しくなるようにウエハ上に結像する
第1の結像レンズと、前記レチクル上の位置合わせマー
クからの反射光、およびウエハ上の位置合わせマークか
らの反射光のうちレチクルを通過して戻る反射光をそれ
ぞれ検出する独立した2つの光検出器と、前記光検出器
に反射光を分離して導くための第2の結像レンズと、前
記2つの光検出器の信号を処理して位置信号に変換する
信号処理手段と、前記信号処理手段より出力された信号
により前記レチクルと前記ウエハの相対位置を変化させ
る移動手段とを備えたことを特徴とする。
【0032】また、請求項18記載の位置合わせ装置
は、請求項17記載の位置合わせ装置において、走査ス
リットを一定方向に一定速度で走査する手段が放射状に
複数のスリットパターンを配列し、周期的に透過部、非
透過部を設けた円板の回転によるものであることを特徴
とする。
【0033】また、請求項19記載の位置合わせ装置
は、請求項17記載の位置合わせ装置において、走査ス
リットを一定方向に一定速度で走査する手段が、直線回
析格子または複数の矩形スリットにより構成された周期
的に透過部、非透過部を設けた基板の一定振幅の復動動
作によることを特徴とする。
【0034】また、請求項20記載の位置合わせ装置
は、請求項17記載の位置合わせ装置において、位置信
号に変換する手段が、2つの光検出器からの出力の位相
差を検出することによることを特徴とする。
【0035】また、請求項21記載の位置合わせ装置
は、請求項17記載の位置合わせ装置において、走査ス
リットに光を照射する光源が、インコヒーレントである
ことを特徴とする。
【0036】また、請求項22記載の位置合わせ装置
は、請求項17の位置合わせ装置において、レチクル上
の合わせマークが、直線回析格子または、周期的に透過
部、非透過部を有した複数の矩形スリットにより構成さ
れたことを特徴とする。
【0037】また、請求項23記載の位置合わせ装置
は、請求項17記載の位置合わせ装置において、レチク
ル上の位置合わせマーク近傍に透明部からなる開口を有
することを特徴とする。
【0038】また、請求項23記載の位置合わせ装置
は、請求項17記載の位置合わせ装置において、ウエハ
上の合わせマークが、反射型の直線回析格子または、周
期的に反射部、吸収部を有した複数の矩形スリットによ
り構成されたことを特徴とする。
【0039】
【作用】この構成によって、空気の揺らぎが生ずる場合
でも高精度にウエハの位置合わせを行うことができ、ま
たインコヒーレントの光源を用いることにより、レジス
ト内での多重干渉や、ウエハ上に堆積した各種材質の膜
によるアライメントマークの反射率の変化や、レチクル
をウエハの近傍に設置し露光を行うプロキシミティー露
光の場合でも、高精度な位置合わせを行うことが可能
で、さらにアライメントマークが左右非対称に変形して
いる場合でも大きなオフセット誤差を含まない位置合わ
せを行うことができ、また走査像の光を側方から入射す
ることにより、光学系全体を小型化でき、さらに周期的
に一定方向に一定振幅で復動する走査スリットを用いる
ことにより、走査スリット部を小型化できかつ可動部の
振動の影響を低減でき、高精度な位置合わせを行うこと
ができるものである。
【0040】
【実施例】(実施例1)以下本発明の位置合わせ装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0041】図1において、1は平行光を出力する光
源、2は図2に示すような一定ピッチの回析格子状の回
転スリット、3は回転スリットを一定速度で回転させる
回転機構、4,12は結像レンズ、5はレチクル、6は
透過窓、7は基準スリット、8は投影レンズ、9はウエ
ハ、10は図3に示すような一定ピッチの回析格子状の
スリット(アライメントマーク)、11はウエハの移動
手段、13,14は光検出器である。
【0042】以上のように構成された位置合わせ装置に
ついて、以下図1を用いてその動作を説明する。
【0043】光源1から出射した光により、回転スリッ
ト2の像は結像レンズ4によりレチクル5上の、透過窓
6とスリット7上に形成される。透過窓6上の像はレチ
クル5を透過し、投影レンズ8によってウエハ9上のス
リット10に投影される。
【0044】ここで結像レンズ4の倍率は、投影レンズ
8によってウエハ9上のスリット10がレチクル5上の
透過窓6に投影された場合の投影像のスリットピッチ
と、結像レンズ4によって回転スリット2の像がレチク
ル5上の透過窓6に投影された場合の投影像のスリット
ピッチとが親しくなるように構成されている。レチクル
5上のスリット7のスリットピッチは回転スリット2の
像が結像レンズ4によりレチクル5上に投影された場合
の投影像のスリットピッチと等しくなるように構成され
ている。
【0045】この構成により回転スリット2を一定速度
で回転させることにより、ウエハ9上に投影された回転
スリット2の像と、ウエハ9上のスリット10の像が重
なりあい、回転スリット2が一定速度で回転することに
より周期的に明暗の強弱の変化する像が発生し、この像
は、投影レンズ8によりレチクル5上の透過窓6上に投
影され、再度結像レンズ12によって光検出器13上に
投影され検出される。この周期的に明暗の強弱の変化す
る像の位相はウエハ9上のスリット10の位置の変化に
比例して変化する。
【0046】また、レチクル5上のスリット7と、投影
された回転スリット2の像が重なりあい、回転スリット
2が一定速度で回転することにより周期的に明暗の強弱
の変化する像が発生し、この像は、結像レンズ12によ
って光検出器14上に投影され検出される。この周期的
に明暗に強弱の変化する像の位相はレチクル5上のスリ
ット7の位置の変化に比例して変化する。
【0047】次に、図示しない信号処理手段により光検
出器13と、光検出器14の位相差を検出比較すること
により、ウエハ、レチクルの相対位置を得る。
【0048】ここでウエハ上のスリットピッチを8μ
m、位相の検出分解能を0.1°としると、最小位置ず
れ検出分解能は2.2nmとなり、半導体等の製造にお
いて十分な位置ずれ検出分解能が得られる。
【0049】以上のように本実施例によれば、位置合わ
せ信号検出のため干渉を用いてウエハの位置を測定する
ことがないので、光路上での異なる屈折率の変化による
空気の揺らぎの影響を受けることなく、またインコヒー
レントの光源を用いることができるので、レジスト内で
の多重干渉や、ウエハ上に堆積した各種材質の膜により
アライメントマークの反射率の変化が生ずる場合でも高
精度な位置合わせを行うことができる。さらに、アライ
メントマークが左右非対称に変形している場合でも大き
なオフセット誤差を含まないレチクルとウエハの高精度
な位置合わせを行うことができる。
【0050】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0051】図4は本発明の第2実施例における位置合
わせ装置の全体構成を示すものである。図4において、
15,17はミラー、16は1対1に像を結像するリレ
ーレンズで、他の構成は第1の実施例と同じである。結
像レンズ4の光をレチクル5と投影レンズ8の間より入
射し、ミラー15の位置から結像レンズ4の右側の像面
までの距離はミラー15からレチクル5上の透過窓6ま
での距離と等しくなるように設置されている。また、リ
レーレンズ16は、結像レンズ4の右側の像面に形成さ
れた回転スリット2の像をレチクル5の上のスリット7
のピッチと同じピッチで投影するよう構成、設置されて
いる。以上のように構成された位置合わせ装置の動作原
理、効果は第1の実施例と同じであるが、走査像の光を
側方から入射することにより光学系全体を小型化でき
る。
【0052】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0053】図5は本発明の第3実施例における位置合
わせ装置の全体構成を示すものである。図5において、
1は平行光を出力する光源、2は一定ピッチの回析格子
状の回転スリット、3は回転スリットを一定速度で回転
させる回転機構、4,12は結像レンズ、5はレチク
ル、6はレチクル5上に形成された透過窓、7は基準ス
リット、9はウエハ、10はウエハ9上に形成された一
定ピッチの回析格子状のスリット(アライメントマー
ク)、13,14は光検出器であり、レチクルをウエハ
の近傍に設置するプロキシミティー露光の構成となって
いる。
【0054】ここで、ウエハ9上のスリット10のスリ
ットピッチと、レチクル5上のスリット7のスリットピ
ッチは回転スリット2の像が結像レンズ4によりウエハ
9とレチクル5上に投影された場合の投影像のスリット
ピッチと等しくなるように構成されている。
【0055】以上のように構成された位置合わせ装置の
動作原理、効果は第1の実施例に加え、光源にインコヒ
ーレントな光源を用いることにより、レチクルとウエハ
が接近し、レチクルとウエハ間で発生する多重干渉の問
題を避けることができ高精度かつ容易な位置合わせを行
うことができる。
【0056】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0057】図6は本発明の第4実施例における位置合
わせ装置の、走査スリット部の構成を示すものである。
図6において、1は平行光を出力する光源、18は一定
ピッチのスリット、19は一定方向に一定の振幅でスリ
ット18を復動させるアクチュエータ、4は結像レンズ
である。
【0058】図7は本発明の第4実施例における位置合
わせ装置の、光検出器13,14の出力以降の信号処理
部の構成を示すものである。図7において、20は図6
のアクチュエータ19を一定振幅、一定周期で振動させ
る信号を発生する発信器、21,23は発信器の周波数
の2倍の周波数の交流信号の信号強度を求めるロックイ
ンアンプまたはバンドパスフィルタ等の信号処理回路、
22,24は発信器の周波数の3倍の周波数の交流信号
の信号強度を求めるロックインアンプまたはバンドパス
フィルタ等の信号処理回路、25,26は除算器、2
7,28は乗算器、、29,30は逆正接器、31は減
算器、32は係数である。
【0059】他の構成は第1,あるいは第2、あるいは
第3の実施例と同じである。また、スリット18のスリ
ットピッチは第1、あるいは第2、あるいは第3の実施
例の定めるところによる。
【0060】以上のように構成された位置合わせ装置に
ついて、以下その動作を説明する。走査スリット部の振
動振幅をZ、振動周波数をω0とし、ウエハ9上のスリ
ット10のピッチをλs、レチクル5上のスリット10
のピッチをλr、ウエハ10のスリット溝との垂直方向
の位置をXsとし位相をφs=2πXs/λs、レチクル5
のスリット溝との垂直方向の位置をXrとし位相をφr
2πXr/λr、光検出器13の出力のDC成分を
sdc、AC成分をIsac、光検出器14の出力のDC成
分をIrdc、AC成分をIracとすると、光検出器13で
検出される信号Isは、
【0061】
【数3】
【0062】また、光検出器14で検出される信号Ir
は、
【0063】
【数4】
【0064】と表せる。Jn(Z)をn次の第1種ベッ
セル関数とし、(数3)と(数4)のAC成分をそれぞ
れフーリエ級数展開すると、
【0065】
【数5】
【0066】
【数6】
【0067】ここで、(数5)の2次、3次の高調波成
分はそれぞれ、
【0068】
【数7】
【0069】
【数8】
【0070】と表され、信号処理回路21,22により
求められる。また、(数6)の2次、3次の高調波成分
はそれぞれ、
【0071】
【数9】
【0072】
【数10】
【0073】と表され、信号処理回路23,24により
求められる。よって、別途Zの測定を行いJ3(Z)/
2(Z)の係数32を求めておき、前記(数7),
(数8)の比を除算器25より求め、係数32と除算器
25の積を乗算器27により求める。更に逆正接器29
により乗算器27の逆正接を求めることによりウエハ1
0の位置φsが求まる。
【0074】次に、(数9),(数10)の比を除算器
26により求め、係数32と除算器26の積を乗算器2
8により求める。更に逆正接器30により乗算器28の
逆正接を求めることによりレチクル5の位置φrを求め
る。
【0075】求めたウエハ10の位置φsとレチクル5
の位置φrの差を減算器31により求めることによりウ
エハ、レチクルの相対位置を得る。
【0076】以上のように構成された位置合わせ装置の
効果は第1,第2,第3の実施例に加え、走査スリット
部を小型化できかつ可動部の振動の影響を低減でき、高
精度な位置合わせを行うことができるものである。
【0077】なお、第1の実施例において、走査スリッ
トとウエハ上のスリットピッチがレチクルの像をウエハ
に投影する投影レンズにより等価的に等しくなる場合、
レチクル近傍に走査スリットを設け、光検出器をレチク
ルと投影レンズの間に設け、レチクル上のスリットとか
ら参照信号を得てもよい。
【0078】また、第2の実施例において、回転スリッ
トのピッチがレチクル上のスリットピッチと等しい場
合、回転スリットを結像レンズの位置に配置し結像レン
ズを省略してもよい。
【0079】また、第1,第3の実施例においてビーム
スプリッタを回転スリット2と結像レンズ4の間に設置
し、レチクル5への入射光を垂直に入射し、レチクル5
とウエハ9からの反射光をビームスプリッタから検出す
ることにより結像レンズを1つに減らしてもよい。
【0080】また、第1,第2,第3の実施例におい
て、一定方向に一定速度でスリットを走査する手段とし
て回転スリット2を用いたが、液晶シャッタ等を用いて
装置を構成してもよい。
【0081】
【発明の効果】以上のように本発明は、走査スリットを
一定方向に一定速度で走査し、この像をレチクル上のス
リットと、ウエハ上の位置合わせマークに結像し、この
2つの時間的に変化する明暗像を検出し位相を比較する
ことにより、レチクルとウエハの位置ずれを検出する構
成により、回析格子と空間フィルタ等によって光路を分
岐し別々の光路を通じてウエハの位置を測定することが
ないので光路上での異なる屈折率の変化による空気の揺
らぎの影響を受けることなく、またインコヒーレントの
光源を用いることが可能で、インコヒーレントの光源を
用いることにより、レジスト内での多重干渉や、ウエハ
上に堆積した各種材質の膜によりアライメントマークの
反射率の変化が生ずる場合でも高精度な位置合わせを行
うことができる。さらに、アライメントマークが左右非
対称に変形している場合でも大きなオフセット誤差を含
まないレチクルとウエハの高精度な位置合わせを行うこ
とができる。
【0082】さらに、走査像の光をレチクルと投影レン
ズの間の側方から入射することにより、光学系全体を小
型化できる。
【0083】またレチクルとウエハが近接したプロキシ
ミティー露光の際にも、位置合わせの光源にインコヒー
レントな光源を用いることにより、レチクルとウエハ間
で発生する多重干渉の問題を避けることができ高精度か
つ容易な位置合わせを行うことができる。
【0084】また、周期的に一定方向に一定振幅で復動
する走査スリットを用いることにより、走査スリット部
を小型化できかつ可動部の振動の影響を低減でき、高精
度な位置合わせを行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における位置合わせ装置
の動作原理を示す説明図
【図2】本発明の第1の実施例における位置合わせ装置
の走査スリットの構成を示す説明図
【図3】本発明の第1の実施例における位置合わせ装置
の位置合わせマークの構成を示す説明図
【図4】本発明の第2の実施例における位置合わせ装置
の動作原理を示す説明図
【図5】本発明の第3の実施例における位置合わせ装置
の動作原理を示す説明図
【図6】本発明の第4の実施例における位置合わせ装置
の走査スリット部の構成を示す説明図
【図7】本発明の第4の実施例における位置合わせ装置
の信号処理回路の構成を示す説明図
【図8】従来の位置合わせ装置の構成を示す説明図
【符号の説明】
1 光源 2 回転スリット 3 回転機構 4,12 結像レンズ 5 レチクル 6 透過窓 7 基準スリット 8 投影レンズ 9 ウエハ 10 スリット(アライメントマーク) 11 ウエハの移動手段 13,14 光検出器 15,17 ミラー 18 スリット 19 アクチュエータ 20 発信器 21,22,23,24 信号処理回路 25,26 除算器 27,28 乗算器 29,30 逆正接器 31 減算器 32 係数 101 He−Neゼーマンレーザ光源 102 回析格子 103,105 フーリエ変換レンズ 104 λ/2波長板 106,110,115 ミラー 107 レチクル 108 投影レンズ 109 ウエハ 111 検光子 112 光検出器 113,114 増幅器
フロントページの続き (72)発明者 長野 寛之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査スリットと、前記走査スリットに光
    を照射する光源と、前記走査スリットを一定方向に一定
    速度で走査する走査手段と、位置合わせマークを備えた
    ウエハ基板と、位置合わせマークを備えたレチクルと、
    レチクル上のパターンをウエハ基板上に投影する投影レ
    ンズと、前記走査スリットの像をレチクル上にレチクル
    の位置合わせマークピッチと等しく結像するとともに、
    レチクルおよび投影レンズを通し、ウエハ上に形成され
    た位置合わせマークピッチと等しなるようにウエハ上に
    結像する第1の結像レンズと、前記レチクル上の位置合
    わせマークからの反射光およびウエハ上の位置合わせマ
    ークからの反射光のうち投影レンズおよびレチクルを通
    過して戻る反射光をそれぞれ検出する独立した2つの光
    検出器と、前記光検出器に反射光を分離して導くための
    第2の結像レンズと、前記2つの光検出器の信号を処理
    して位置信号に変換する信号処理手段と、前記信号処理
    手段より出力された信号により前記レチクルと前記ウエ
    ハの相対位置を変化させる移動手段とを備えたことを特
    徴とする位置合わせ装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の位置合わせ装置にお
    いて、走査スリットを一定方向に一定速度で走査する手
    段が放射状に複数のスリットパターンを配列し、周期的
    に透過部、非透過部を設けた円板の回転によるものであ
    ることを特徴とする位置合わせ装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の位置合わせ装置にお
    いて、走査スリットを一定方向に一定速度で走査する手
    段が、直線回析格子または複数の矩形スリットにより構
    成された周期的に透過部、非透過部を設けた基板の一定
    振幅の復動動作によることを特徴とする位置合わせ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1記載の位置合わせ装置にお
    いて、位置信号に変換する手段が、2つの光検出器から
    の出力の位相差を検出することを特徴とする位置合わせ
    装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1記載の位置合わせ装置にお
    いて、走査スリットに光を照射する光源が、インコヒー
    レントであることを特徴とする位置合わせ装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1記載の位置合わせ装置にお
    いて、レチクル上の合わせマークが、直線回析格子また
    は、周期的に透過部、非透過部を有した複数の矩形スリ
    ットにより構成されたことを特徴とする位置合わせ装
    置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1記載の位置合わせ装置にお
    いて、レチクル上の位置合わせマーク近傍に透明部から
    なる開口を有することを特徴とする位置合わせ装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1記載の位置合わせ装置にお
    いて、ウエハ上の合わせマークが、反射型の直線回析格
    子または、周期的に反射部,吸収部を有した複数の矩形
    スリットにより構成されたことを特徴とする位置合わせ
    装置。
  9. 【請求項9】 走査スリットと、前記走査スリットに光
    を照射する光源と、前記走査スリットを一定方向に一定
    速度で走査する走査手段と、位置合わせマークを備えた
    ウエハ基板と、位置合わせマークを備えたレチクルと、
    レチクル上のパターンをウエハ基板上に投影する投影レ
    ンズと、前記走査スリットの像をレチクル上にレチクル
    の位置合わせマークピッチと等しく結像するとともに、
    投影レンズを通し、ウエハ上に形成された位置合わせマ
    ークピッチと等しくなるようにウエハ上に結像する第1
    の結像レンズと、結像レンズからレチクル上への光を中
    継するリレーレンズと、リレーレンズからの光路を折り
    曲げてレチクルに入射するミラーと、結像レンズからの
    光路を折り曲げて投影レンズに入射するミラーと、前記
    レチクル上の位置合わせマークからの反射光およびウエ
    ハ上の位置合わせマークからの反射光のうち投影レンズ
    およびレチクルを通過して戻る反射光をそれぞれ検出す
    る独立した2つの光検出器と、前記光検出器に反射光を
    分離して導くための第2の結像レンズと、前記2つの光
    検出器の信号を処理して位置信号に変換する信号処理手
    段と、前記信号処理手段より出力された信号により前記
    レチクルと前記ウエハの相対位置を変化させる移動手段
    とを備えたことを特徴とする位置合わせ装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項9記載の位置合わせ装置に
    おいて、走査スリットを一定方向に一定速度で走査する
    手段が放射状に複数のスリットパターンを配列し、周期
    的に透過部、非透過部を設けた円板の回転によるもので
    あることを特徴とする位置合わせ装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項9記載の位置合わせ装置に
    おいて、走査スリットを一定方向に一定速度で走査する
    手段が、直線回析格子または複数の矩形スリットにより
    構成された周期的に透過部、非透過部を設けた基板の一
    定振幅の復動動作によることを特徴とする位置合わせ装
    置。
  12. 【請求項12】 前記請求項9記載の位置合わせ装置に
    おいて、位置信号に変換する手段が、2つの光検出器か
    らの出力の位相差を検出することを特徴とする位置合わ
    せ装置。
  13. 【請求項13】 前記請求項9記載の位置合わせ装置に
    おいて、走査スリットに光を照射する光源が、インコヒ
    ーレントであることを特徴とする位置合わせ装置。
  14. 【請求項14】 前記請求項9記載の位置合わせ装置に
    おいて、レチクル上の合わせマークが、直線回析格子ま
    たは、周期的に透過部、非透過部を有した複数の矩形ス
    リットにより構成されたことを特徴とする位置合わせ装
    置。
  15. 【請求項15】 前記請求項9記載の位置合わせ装置に
    おいて、レチクル上の位置合わせマーク近傍に透明部か
    らなる開口を有することを特徴とする位置合わせ装置。
  16. 【請求項16】 前記請求項9記載の位置合わせ装置に
    おいて、ウエハ上の合わせマークが、反射型の直線回析
    格子または、周期的に反射部、吸収部を有した複数の矩
    形スリットにより構成されたことを特徴とする位置合わ
    せ装置。
  17. 【請求項17】 走査スリットと、前記走査スリットに
    光を照射する光源と、前記走査スリットを一定方向に一
    定速度で走査する走査手段と、位置合わせマークを備え
    たウエハ基板と、位置合わせマークを備えたレチクル
    と、前記走査スリットの像をレチクル上にレチクルの位
    置合わせマークピッチと等しく結像するとともに、レチ
    クルを通しレチクルの直後に配置されたウエハ上に形成
    された位置合わせマークピッチと等しくなるようにウエ
    ハ上に結像する第1の結像レンズと、前記レチクル上の
    位置合わせマークからの反射光、およびウエハ上の位置
    合わせマークからの反射光のうちレチクルを通過して戻
    る反射光をそれぞれ検出する独立した2つの光検出器
    と、前記光検出器に反射光を分離して導くための第2の
    結像レンズと、前記2つの光検出器の信号を処理して位
    置信号に変換する信号処理手段と、前記信号処理手段よ
    り出力された信号により前記レチクルと前記ウエハの相
    対位置を変化させる移動手段とを備えたことを特徴とす
    る位置合わせ装置。
  18. 【請求項18】 前記前記請求項17記載の位置合わせ
    装置において、走査スリットを一定方向に一定速度で走
    査する手段が放射状に複数のスリットパターンを配列
    し、周期的に透過部、非透過部を設けた円板の回転によ
    るものであることを特徴とする位置合わせ装置。
  19. 【請求項19】 前記請求項17記載の位置合わせ装置
    において、走査スリットを一定方向に一定速度で走査す
    る手段が、直線回析格子または複数の矩形スリットによ
    り構成された周期的に透過部、非透過部を設けた基板の
    一定振幅の復動動作によることを特徴とする位置合わせ
    装置。
  20. 【請求項20】 前記請求項17記載の位置合わせ装置
    において、位置信号に変換する手段が、2つの光検出器
    からの出力の位相差を検出することを特徴とする位置合
    わせ装置。
  21. 【請求項21】 前記請求項17記載の位置合わせ装置
    において、走査スリットに光を照射する光源が、インコ
    ヒーレントであることを特徴とする位置合わせ装置。
  22. 【請求項22】 前記請求項17記載の位置合わせ装置
    において、レチクル上の合わせマークが、直線回析格子
    または、周期的に透過部、非透過部を有した複数の矩形
    スリットにより構成されたことを特徴とする位置合わせ
    装置。
  23. 【請求項23】 前記請求項17記載の位置合わせ装置
    において、レチクル上の位置合わせマーク近傍に透明部
    からなる開口を有することを特徴とする位置合わせ装
    置。
  24. 【請求項24】 前記請求項17記載の位置合わせ装置
    において、ウエハ上の合わせマークが、反射型の直線回
    析格子または、周期的に反射部、吸収部を有した複数の
    矩形スリットにより構成されたことを特徴とする位置合
    わせ装置。
JP3250865A 1991-09-30 1991-09-30 位置合わせ装置 Pending JPH0590125A (ja)

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JP3250865A JPH0590125A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 位置合わせ装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0989596A4 (en) * 1997-06-12 2006-03-08 Nippon Kogaku Kk DEVICE MANUFACTURING SUBSTRATE, METHOD OF MANUFACTURING THE SUBSTRATE, AND METHOD OF EXPOSING THE SAME
JP2011103448A (ja) * 2009-09-29 2011-05-26 Asml Netherlands Bv インプリントリソグラフィ装置
CN116593129A (zh) * 2023-05-05 2023-08-15 中国科学院高能物理研究所 一种基于双刃边扫描的高精度波前检测方法及装置

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