JPH0589417U - 冷却装置付帽子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 夏炎熱下に使用するスポーツ用、作業用、軍
用等の帽子内の温度の上昇を防止して、頭痛、めまい等
の日射病の予防を目的とする。 〔構成〕 布製帽子（１）の天井（２）の内側（３）に
吸水性の繊維又はスポンチ等よりなる吸水パット（４）
をマジックテープ（登録商標）（５）にて着脱自在に設
けてなるものである。 〔効果〕 吸水パット（４）を取出して、水につけ、軽
くしぼって適宜の水分を残して、吸水パット（４）を帽
子の天井（２）に取りつけ使用するので、夏炎熱下にて
使用すると、帽子が熱さられると吸水パットも熱せられ
て、水分が気化し、気化熱をうばって帽子内部が涼しく
なり、帽子内の温度の上昇を防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はゴルフ用帽子、野球用帽子及び軍用帽子等炎熱下にて使用する帽子 内の冷却装置に関する考案である。

従来のゴルフ用帽子、野球用帽子等は夏炎熱下にて使用するときは直射日光が 帽子に当ると帽子内の温度が急上昇して頭が暑くなり、頭痛、めまい等の日射病 が起きることがある。防暑のために帽子の材質をメッシュにして通風をよくした り、通気孔を設けたりして工夫してあるが炎熱下にては防暑の効果が少ない。

本考案は水の気化を利用して帽子内部の冷却を行うものである。

本案を図について説明すると、布製帽子（１）の天井（２）の内側（３）に吸 水性に富んだ繊維又はスポンヂ等よりなる吸水パット（４）をマジックテープ（ ５）にて着脱自在に設けてなる冷却装置付帽子である。

本案は以上のような構成であるから、これの使用に当っては、帽子（１）より 吸水パット（４）を取り出して水につけ吸水し、水がしたたらない程度に軽く振 り搾ってのちマジックテープ（５）にて吸水パット（４）を帽子（１）の天井（ ２）の内側（３）に張りつけて使用する。

このようにした帽子を被って炎熱下にて使用すると直射日光が帽子に当り、帽 子が熱せられると帽子内の吸水パット（４）も頭部の体温と共に熱せられ、パッ ト（４）内に含まれている水分の蒸発が起り、帽子内部から気化熱を奪って、帽 子（１）内が涼しくなる。吸水パット（４）の水分が蒸発してしまうまで帽子内 の温度の上昇が抑制されてあまり暑くならない。暖房のきいた室内で使用しても 効果的である。

吸水パット（４）を帽子の天井（２）の外側につけて使用しても冷却効果があ る。

パット（４）が直接頭に接するのを防ぐために吸水パット（４）の頭に接する 側にプラスチック製スノコを設ける場合もある。

工事現場用安全帽子及び軍用鉄カブト内の防暑にも利用できる。

【図面の簡単な説明】

第一図は本考案の吸水パットの斜視図、第二図、第三図
は本考案の吸水パットを装着した帽子の縦断面図であ
る。 １は布製帽子 ２は帽子の天井 ３は帽子の内側
４は吸水パット ５はマッジックテープ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 布製帽子（１）の天井（２）の内側（３）に吸水性の繊
   維又はスポンヂ等よりなる吸水パット（４）をマジック
   テープ（５）にて着脱自在に設けてなる帽子。