JPH0589233U - 搬送物の簡易パレット - Google Patents
搬送物の簡易パレットInfo
- Publication number
- JPH0589233U JPH0589233U JP3223792U JP3223792U JPH0589233U JP H0589233 U JPH0589233 U JP H0589233U JP 3223792 U JP3223792 U JP 3223792U JP 3223792 U JP3223792 U JP 3223792U JP H0589233 U JPH0589233 U JP H0589233U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 床面に対向して載置される搬送物の下面に、
合成樹脂よりなる棒状部材を適宜間隔はなして複数個貼
着してなることを特徴としている。 【効果】 棒状部材の厚みを確保することにより、搬送
物の底面と床面との間にフォークリトの爪の挿入スペー
スを確保することができる。したがって、地上での搬送
物の搬送はフォークリフトで容易に行なうことができ
る。また、高所に搬送する場合には、クレーンで吊られ
棒状部材ごと搬送し、所定場所に載置される。使用場所
に載置された搬送物は上位のものから順次取り付けられ
る。こうして最下面の搬送物を用いるときに、裏面の棒
状部材を取り外し、取り除いた棒状部材は破棄しても、
または搬出して再使用することもできる。従って、高価
な木製のパレットのかわりに、安価な合成樹脂製の棒状
部材をパレットとして用いることで建設費用が高騰する
ことはなく、しかも、クレーンの使用回数を減らすこと
ができるので、工期の短縮化が図れる。
合成樹脂よりなる棒状部材を適宜間隔はなして複数個貼
着してなることを特徴としている。 【効果】 棒状部材の厚みを確保することにより、搬送
物の底面と床面との間にフォークリトの爪の挿入スペー
スを確保することができる。したがって、地上での搬送
物の搬送はフォークリフトで容易に行なうことができ
る。また、高所に搬送する場合には、クレーンで吊られ
棒状部材ごと搬送し、所定場所に載置される。使用場所
に載置された搬送物は上位のものから順次取り付けられ
る。こうして最下面の搬送物を用いるときに、裏面の棒
状部材を取り外し、取り除いた棒状部材は破棄しても、
または搬出して再使用することもできる。従って、高価
な木製のパレットのかわりに、安価な合成樹脂製の棒状
部材をパレットとして用いることで建設費用が高騰する
ことはなく、しかも、クレーンの使用回数を減らすこと
ができるので、工期の短縮化が図れる。
Description
【0001】
本考案は、搬送物の簡易パレットに関し、特に、高所に搬送される搬送物に用 いて好適な搬送物の簡易パレットに関する。
【0002】
建設現場などに搬入される資材にはパレット上に搭載し出荷の管理がなされる ものがある。特に、石膏ボード等の平板単一形状の建設材料は多数の規格品を木 製のパレット上に搭載し、複数枚積み重ねて同時に搬送するようにしている。
【0003】 ところで、近年、土地の有効利用を図るため建築物の多くは、高層に建設され ている。このため、上記石膏ボード等は、現場において地上数十メートルの所に 搬入する場合がある。これらを高所に搬入する場合には、下面に配設されたパレ ットごとクレーンで吊り上げて上方の保管場所に納入されている。
【0004】 一方、高層ビルの建設に際しては、多量の材料を効率良く高所に搬入する必要 がある。そのため、クレーンは有効に使用しなければならない。したがって、上 記のように搬送物の下面に配置された木製のパレットは、一旦高所の作業現場に 運ばれた後、回収して下方に下ろすことは工期の短縮化を損なうことから、その まま廃材となるのが現状である。
【0005】 しかしながら、こうしたパレットを使い捨てにすると、そのコストも無視でき ず、建設費を低減する上で好ましくなく、改善が望まれていた。
【0006】
本考案はこのような実情に鑑み、建設費用の低減化に寄与すると共に、工期の 短縮化にも寄与することのできる搬送物の簡易パレットを提供することを目的と している。
【0007】
上記目的を達成するための本考案に係る搬送物の簡易パレットは、 床面に対向して載置される搬送物の下面に、合成樹脂よりなる棒状部材を適宜 間隔はなして複数個貼着してなることを特徴としている。
【0008】 このような構成による本考案によれば、発泡体からなる棒状部材の厚みにより 、搬送物の底面と床面との間にフォークリフトの爪の挿入スペースを確保するこ とができる。したがって、地上での搬送物の搬送はフォークリフトで容易に行な うことができる。また、高所に搬送する場合には、クレーンで吊られ発泡体から なる棒状部材ごと搬送され、所定場所に下ろされる。高所の使用場所に搬入され た搬送物は上位のものから順次使用される。こうして最下面の搬送物を用いると きは、裏面の棒状部材を取り外し、取り除いた棒状部材は破棄されるか、又は搬 出して使用できる。
【0009】 従って、高価な木製のパレットを用いるかわりに、安価な合成樹脂製の棒状部 材をパレットとして用いているのでこれらを廃棄しても建設費用が高騰すること がなく、しかも、工期の短縮化が図れる。
【0010】
以下に、本考案に係る搬送物の簡易パレットについて、図面を参照しながら説 明する。図1は通常、建築物の壁などに用いられている板状の発泡体、またはそ れを用いた複層体である。この発泡体1は合成樹脂または合成樹脂により発泡し て形成されている。材料としては、ポリオレフィン系発泡体、ポリスチレン系発 泡体、または他のプラスチック発泡体などが用いられ、最も好ましくはポリプロ ピレンの発泡体が良い。ポリプロピレンの発泡体を用いることにより、弾力性に 富み、設置面の不陸に対応しやすく、溶剤等との接触にも安全であり、コストの 面でも有利である。また、更に軽量で安価なポリスチレン発泡体を用いても良い が、この場合には、接着材は非溶剤のものに限定される。また、発泡倍率は、搬 送物に対応させ任意に設定できるが、10倍から60倍が好ましく、更に好まし くは20〜40倍である。ここにいう発泡体とは、押出発泡成形されたものでも 、型内発泡成形されたものでも良い。
【0011】 このようにして形成された発泡体1は、壁面の断熱用として形成されているの で、図2に示す石膏ボード10等の外装品と略同形状の幅寸法を有している。 このように形成された発泡体1は、更に複数個に切断され、棒状に延びる棒状 部材3として加工される。こうして複数に切断された棒状部材3は、図2に示す ように、石膏ボード10を積層して構成される搬送物20の最下面に、例えば、 粘着剤により貼着される。この粘着剤としては例えば両面粘着テープがある。
【0012】 発泡体1の貼着に際し、換言すれば、例えば、複数枚の石膏ボード10がある 場合、あるものを取り分けてその裏面に棒状部材3を平行に適宜間隔はなして貼 着し、そのものを搬送物の最下面に配置すれば良い。なお、実施例では3つの棒 状部材3が、石膏ボード10aの短手の幅方向に関して平行に配置されている。
【0013】 上記のように粘着剤で棒状部材3を取付けることにより、以下のような利点が ある。 すなわち、棒状部材3を粘着剤で取り付けることにより、後に、この棒状部材 3を石膏ボード10から容易に剥離することができる。また、搬送物の目に付か ない所に粘着剤を塗ったのであれば、剥離した後、搬送物をそのまま使用するこ とができる。また、粘着剤の役目として、クレーンやリフトで持ち上げた時に棒 状部材が落下しない程度に保持させれば良いので、全面に配置しなくとも部分的 に配置させれば良く、その作業を容易に行うことができる。
【0014】 このようにして搬送物20の最下面に断熱材からなる棒状部材3を貼着し、床 面に載置すると、棒状部材3は脚部として機能し、これにより、発泡合成樹脂の 有する優れた弾力性により.石膏ボード10aは床面に当接することはない。し たがって、床面との接触による破損、割れなどが生じることはなく、搬送物20 を良好に管理することができる。
【0015】 また、このような搬送物20をフォークリフトで搬送する場合には、3つの棒 状部材3、3間が爪の挿入スペースとなり、この部位に爪が挿入される。したが って、フォークで搬送する場合にも支障をきたすことはなく、爪により破損が生 じることもない。
【0016】 フォークリフトで出荷される石膏ボード10は、トラックに搭載され、高層ビ ル等の建設現場に搬入される。なお、現場が高所であれば、搬送物20は棒状部 材3を設置した状態でそのままクレーンで吊り上げられ、高所の床面に搬入され る。
【0017】 また、設置現場では、上位のものから順次使用される。最下方にある石膏ボー ド10aを使用する時には、裏面の棒状部材3を取り除き、通常の石膏ボード1 0として所望の箇所に設置すれば、使用に関しなんら差し障りない。また、取り 除かれた棒状部材3は廃材として処分されるか又は搬出して再使用される。すな わち、粘着剤を再度、貼着して再使用することもできる。
【0018】 以上、本考案の一実施例に係る簡易パレットについて説明したが、本考案は上 記実施例に限定されず、種々の改変が可能である。 例えば、以上の実施例では、石膏ボード10からなる搬送物20の裏面に棒状 部材3を脚部として貼着したが、搬送物の他の物、例えば床材、天井材、パネル などにも脚部として有効に利用できる。
【0019】 また、以上の実施例では、搬送物を高層建築物の高所に搬送する場合について 説明したが勿論、低地でも使用でき、また、船積みするような場合あるいは立地 条件の悪い土地に搬入する場合にも有効に適用できる。こうした場所に搬送する 場合には、運搬費の削減に寄与することができる。
【0020】 また、以上の実施例では、棒状部材を3本貼着しているが、さらに多くてもよ い。 また、以上の実施例では、粘着剤で棒状部材3を貼着しているが、これに代え 、接着剤で取り付けても良い。
【0021】
以上、説明したように、本考案に係る搬送物の簡易パレットによれば、棒状部 材の厚みにより、搬送物の底面と床面との間にフォークリフトの爪の挿入スペー スを確保することができる。したがって、地上での搬送物の搬送はフォークリフ トで容易に行なうことができる。また、高所に搬送する場合には、クレーンで吊 られ棒状部材ごと搬送され、所定場所に載置される。高所の使用場所に載置され た搬送物は上位のものから順次取り付けられる。こうして最下面の搬送物を用い るときに、裏面の棒状部材を取り外し、棒状部材を破棄しても良いし、再利用す ることもできる。従って、高価な木製のパレットのかわりに、安価な合成樹脂製 の棒状部材をパレットとして用いることでこれらを廃棄しても建設費用が高騰す ることがなく、しかも、クレーンの使用回数を減らすことができるので、工期の 短縮化が図れる。
【図1】本考案に係る搬送物の簡易パレットの一実施例
で使用される断熱材の斜視図である。
で使用される断熱材の斜視図である。
【図2】本考案に係る搬送物の簡易パレットの取り付け
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
1…発泡体 3…棒状部材 10…石膏ボード 10a…最下面の石膏ボード 20…搬送物
Claims (3)
- 【請求項1】 床面に対向して載置される搬送物の下面
に、合成樹脂よりなる棒状部材を適宜間隔はなして複数
個貼着してなることを特徴とする搬送物の簡易パレッ
ト。 - 【請求項2】前記棒状部材は合成樹脂からなる発泡体を
切断して形成されることを特徴とする請求項1に記載の
搬送物の簡易パレット。 - 【請求項3】 前記搬送物は複数枚積み重ねて同時に搬
送される建築部材であることを特徴とする請求項1に記
載の搬送物の簡易パレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3223792U JPH0589233U (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 搬送物の簡易パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3223792U JPH0589233U (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 搬送物の簡易パレット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589233U true JPH0589233U (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=12353381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3223792U Pending JPH0589233U (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 搬送物の簡易パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0589233U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010519142A (ja) * | 2007-02-22 | 2010-06-03 | エクストラータ テクノロジー プロプライアタリー リミテッド | 自己ダンネージカソード束 |
CN103938876A (zh) * | 2013-01-22 | 2014-07-23 | 三泽住宅株式会社 | 建筑材料的运输方法 |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP3223792U patent/JPH0589233U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010519142A (ja) * | 2007-02-22 | 2010-06-03 | エクストラータ テクノロジー プロプライアタリー リミテッド | 自己ダンネージカソード束 |
CN103938876A (zh) * | 2013-01-22 | 2014-07-23 | 三泽住宅株式会社 | 建筑材料的运输方法 |
JP2014141259A (ja) * | 2013-01-22 | 2014-08-07 | Misawa Homes Co Ltd | 建築材料の輸送方法 |
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