JPH0588619U - 空冷式オイルクーラーのフィルター - Google Patents

空冷式オイルクーラーのフィルター

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JPH0588619U
JPH0588619U JP3052692U JP3052692U JPH0588619U JP H0588619 U JPH0588619 U JP H0588619U JP 3052692 U JP3052692 U JP 3052692U JP 3052692 U JP3052692 U JP 3052692U JP H0588619 U JPH0588619 U JP H0588619U
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JP
Japan
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dust
air
filter
oil cooler
bag
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Pending
Application number
JP3052692U
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English (en)
Inventor
剛志 加藤
仁 桑原
弘司 澤辺
英夫 目黒
直行 丸田
実 小野
吉伸 佐藤
Original Assignee
株式会社中村自工
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空冷式オイルクーラーに保持する手段を設け
ることなく装着可能で、かつ清掃作業を容易に行える空
冷式オイルクーラーのフィルターを提供する。 【構成】 ケース4の吸気側の開口部4cには金網の保
護カバー17が固定され、この保護カバー17を除塵袋31で
被せるようにフィルター30が係止用テープによってケー
ス4に締着されている。除塵袋31は、微細な通気孔が形
成された柔軟な織布又は糸で構成された網である。また
係止用テープ32は端部に被貼着面に対して貼離自在の貼
着部が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空冷式オイルクーラーに装着され、放熱部に供給する冷却空気から 塵埃を除去する空冷式オイルクーラーのフィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は空冷式オイルクーラーの構成を示す側面断面図である。
【0003】 1はモーター、2はモーター1の回転軸1aに軸着されたファン、10はクーラ ー本体、20はクーラー本体10の対向位置に装着されたフィルターである。
【0004】 図4は図3に示した空冷式オイルクーラーのクーラー本体を示す一部を断面と した斜視図である。
【0005】 クーラー本体10は、上部ヘッダー11,下部ヘッダー12及び放熱部13等から構成 されている。
【0006】 クーラー本体10は、図示を省略した内燃機関を循環するエンジンオイルの循環 経路の一部を構成しており、内燃機関から吐出された高温のエンジンオイルがパ イプ14によって供給され、冷却したエンジンオイルをパイプ15によって再び内燃 機関に供給するものである。
【0007】 上部ヘッダー11及び下部ヘッダー12の隔室11a,12aは、放熱部13内部の通過孔 13aに連通しており、内部が仕切板(図示省略)によって分割されていることによ り供給されたエンジンオイルが少なくとも一回全ての放熱部13内を通過した後に パイプ15から吐出されるように構成されている。
【0008】 放熱部13は、ダクト部16に多数平行に配置されている板状のものであり、放熱 部13間に形成されている間隙は、クーラー本体10の一方の面から他方の面に連通 している。
【0009】 図5は図3に示した空冷式オイルクーラーに装着される従来のフィルターの一 例を示す斜視図である。
【0010】 フィルター20は、額縁状のフレーム21及びフレーム21の縁内に張設された除塵 網部22から構成されている。除塵網部22は金属ワイヤーで構成され、設置環境や クーラー本体10の仕様によって所定のメッシュサイズのものが使用されている。 フィルター20は、通過する冷却空気中に浮遊する塵埃を除塵網部22によって捕集 するように構成されている。
【0011】 フィルター20は、ケース4に形成された収納部4aに挿入され、除塵網部22が クーラー本体10の前面に対向する装着位置に保持されている。また、装着位置に あるフィルター20は、ユーザーがA方向に移動させることにより収納部4aに対 して着脱可能に構成されている。
【0012】 ファン2は、クーラー本体10の後面に対向配置されている。モーター1によっ てファン2を回転させることにより、ファン2の前方の空間と後方の空間とに圧 力差が発生するため、ケース4の外部からフィルター20の除塵網部22に冷却空気 が流入する。除塵網部22を通過した冷却空気は、クーラー本体10のダクト部16に 流入し、ダクト部16内において放熱部13の間隙を通過する。ダクト部16を通過し た冷却空気は、ファン2の後方の排気口4bからケース4の外部に排出される。
【0013】 前述したように放熱部13内の通過孔13a内には、高温のエンジンオイルが流れ ているため、熱伝導によって放熱部13は加熱される。放熱部13は熱放射によって 熱を外部に放射し、さらに冷却空気に対する熱伝達によって熱を奪われるため、 通過孔13a内における移動と共に熱源であるエンジンオイルは冷却されていく。
【0014】 ここでフィルター20は、除塵網部22で冷却空気の塵埃を捕集することにより、 クーラー本体10の放熱部13の表面に塵埃が付着すること及び放熱部13間が塵埃に よって目詰りすることを防止している。もし、放熱部13の表面に塵埃が付着した 場合には、放熱部13からの熱放射及び熱伝達が抑制され、また放熱部13間が塵埃 によって目詰りした場合、十分な冷却空気が流れなくなり、空冷式オイルクーラ ーの冷却能力を著しく低下させる。
【0015】
【考案が解決しようとする課題】
上記構成のフィルターでは、除塵網部22がフレーム21に張設された構造である ため、形成可能な形状が制約される。形状が制約されることにより、空冷式オイ ルクーラーに装着できる位置も制約され、さらに収納部4a等のフィルター20を 保持するための手段を設ける必要がある。
【0016】 また、フィルター20は、目詰りを防止するため一定周期で除塵網部22を清掃す ることが必要であるが、金属ワイヤーの除塵網部22から塵埃を除去するには、例 えばブラシで擦る等の作業が必要であり、清掃作業が煩雑である。
【0017】 本考案の目的は、上記の課題を解決するため空冷式オイルクーラーに保持する 手段を設けることなく装着可能で、かつ清掃作業を容易に行える空冷式オイルク ーラーのフィルターを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため本考案は、高温のオイルを通す放熱部(13)に、ファ ン(2)により冷却風を送って強制空冷する空冷式オイルクーラーにおける、前記 冷却風の除塵フィルターであって、前記ファン(2)を覆う椀型の金網式保護カバ ー(17)の外表面に被せる織布あるいは所要のメッシュの網からなる柔軟性の除塵 袋(31)と、該除塵袋(31)の口部に設けられ、前記保護カバー(17)の取付部付近で 係脱自在に締め付けて除塵袋(31)を固定する係止用テープ(32)とからなることを 特徴とする。
【0019】
【作用】
上記の手段によれば、ファン(2)を覆う椀型の金網式保護カバー(17)の外表面 に被せる織布あるいは所要のメッシュの網からなる柔軟性の除塵袋(31)と、該除 塵袋(31)の口部に設けられ、前記保護カバー(17)の取付部付近で係脱自在に締め 付けて除塵袋(31)を固定する係止用テープ(32)とからなる空冷式オイルクーラー のフィルターによって、装着時に除塵袋(31)を保護カバー(17)の形状に対応させ て変形させることができ、さらに係止用テープ(32)を容易に締結状態又は非締結 状態にすることができる。
【0020】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1,図2に基づいて説明する。尚、以下の各図面に おいて図3及び図4に基づいて説明した部材に対応する部材については、同一符 号を付して説明を省略する。
【0021】 ケース4内には、モーター1,モーター1に軸着されたファン2及びクーラー 本体10が配置されている。ここでケース4は、冷却空気のダクトを構成しており 、ケース4の吸気側の開口部4cには保護カバー17が固定され、クーラー本体10 は、ダクト部16がケース4の排気側の開口部4dに連通するようにケース4内に おいて配置されている。また前記保護カバー17を覆うようにフィルター30がケー ス4に固定されている。
【0022】 保護カバー17は、金属ワイヤーで構成され一定の強度を備えた網状のものであ り、椀型に形成されて回転するファン2から一定距離だけ離間する位置に配置さ れている。
【0023】 また、フィルター30は、凸状に形成された除塵袋31及びこの除塵袋31の周縁に 縫着された帯状の部材である係止用テープ32から構成されている。除塵袋31は、 織布、又は糸によって構成された網であり、連通する微細な気孔を備えた通気構 造のものである。除塵袋31の気孔は、通過する冷却空気に浮遊する塵埃を通過さ せないため、除塵袋31によって冷却空気の塵埃を捕集できる。また係止用テープ 32は端部の内面に貼着部32aが設けられ、貼着部32aは、係止用テープ32の外面に 設けらた被貼着面32bに対して繰り返し貼着又は剥離できる。
【0024】 フィルター30をケース4に固定する場合、ユーザーは、保護カバー17を覆うよ うに除塵袋31を保護カバー17に被せ、係止用テープ32によってケース4の外周を 締着するように貼着部32aを被貼着面32bに貼着する。このことにより、フィルタ ー30はケース4に固定される。
【0025】 空冷式オイルクーラーの作動時にファン2をモーター1によって所定方向に回 転させることにより、冷却空気は、フィルター30の除塵袋31を通過し、吸気側の 開口部4cからケース4内に流入し、さらにクーラー本体10の放熱部13間を通過 した後にケース4の排気側の開口部4dから外部に排出される。この時、放熱部 13間を通過する冷却空気は、除塵袋31によって予め塵埃が除去されているため、 放熱部13の表面に塵埃が付着することや、放熱部13間が塵埃によって目詰りする ことを防止できる。
【0026】 上記構成のフィルター30によれば、除塵袋31が柔軟性を備えていることにより 、保護カバー17の形状や寸法が一定でなくとも除塵袋31を保護カバー17に装着す ることが可能となり、繰り返しテープ外周面の被貼着面32bに対して貼着又は剥 離可能な貼着部32aを備えた係止用テープ32によって、ケース4の外周面に締着 してフィルター30をケース4に固定することにより、係止用テープ32を容易に締 結状態又は非締結状態にすることができるため、ケース4に対して収納部4a等 を設けることなく、フィルター30を容易に固定でき、又は取外すことができる。 またフィルター30の除塵袋31を糸で構成された網、あるいは織布で形成したこと により、例えば洗濯機によって除塵袋31から塵埃を除去することができるため、 フィルター30の清掃作業を効率的に行うことができる。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、保護カバー(17)の外表面に被せる織布あ るいは所要のメッシュの網からなる柔軟性の除塵袋(31)と、該除塵袋(31)の口部 に設けられて、前記保護カバー(17)の取付部付近で係脱自在に締め付けて除塵袋 (31)を固定する係止用テープ(32)とからなる空冷式オイルクーラーのフィルター によって、装着時に除塵袋(31)を保護カバー(17)の形状に対応させて変形させる ことができるため、保護カバー(17)の形状や寸法が一定でなくとも除塵袋(31)を 保護カバー(17)に被せることができ、さらに係止用テープ(32)を容易に締結状態 又は非締結状態にすることができるため、オイルクーラーに対してフィルター (30)を保持する手段を設けることなく着脱自在に装着でき、さらに除塵袋(31)が 織布あるいは網であるため、例えば洗濯機等によって除塵袋(31)に付着している 塵埃を除去でき、効率的にフィルター(30)の清掃作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のフィルターが装着された空
冷式オイルクーラーの一例を示す側面断面図である。
【図2】本実施例のフィルターを示す斜視図である。
【図3】従来のフィルターが装着された空冷式オイルク
ーラーの一例を示す側面断面図である。
【図4】図1及び図3のクーラー本体の構成を示す一部
を断面とした斜視図である。
【図5】従来のフィルターの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…モーター、 2…ファン、 4…ケース、 4c,
4d…開口部、 10…クーラー本体、 13…放熱部、 1
7…保護カバー、 30…フィルター、 31…除塵袋、 3
2…係止用テープ、 32a…貼着部、 32b…被貼着面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 目黒 英夫 東京都中央区築地3丁目10番10号 株式会 社中村自工内 (72)考案者 丸田 直行 東京都中央区築地3丁目10番10号 株式会 社中村自工内 (72)考案者 小野 実 東京都中央区築地3丁目10番10号 株式会 社中村自工内 (72)考案者 佐藤 吉伸 東京都中央区築地3丁目10番10号 株式会 社中村自工内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温のオイルを通す放熱部(13)に、ファ
    ン(2)により冷却風を送って強制空冷する空冷式オイル
    クーラーにおける、前記冷却風の除塵フィルターであっ
    て、前記ファン(2)を覆う椀型の金網式保護カバー(17)
    の外表面に被せる織布あるいは所要のメッシュの網から
    なる柔軟性の除塵袋(31)と、該除塵袋(31)の口部に設け
    られ、前記保護カバー(17)の取付部付近で係脱自在に締
    め付けて除塵袋(31)を固定する係止用テープ(32)とから
    なることを特徴とする空冷式オイルクーラーのフィルタ
    ー。
JP3052692U 1992-05-11 1992-05-11 空冷式オイルクーラーのフィルター Pending JPH0588619U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021144837A1 (ja) * 2020-01-14 2021-07-22 三菱電機株式会社 車載用変圧器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5030312A (ja) * 1973-07-17 1975-03-26
JPS5176627A (ja) * 1974-11-14 1976-07-02 Bridon Engineering Ltd Kantsugite

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