JPH0588237U - 環状剥皮具 - Google Patents

環状剥皮具

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Publication number
JPH0588237U
JPH0588237U JP3554792U JP3554792U JPH0588237U JP H0588237 U JPH0588237 U JP H0588237U JP 3554792 U JP3554792 U JP 3554792U JP 3554792 U JP3554792 U JP 3554792U JP H0588237 U JPH0588237 U JP H0588237U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat plate
cutting
annular
peeling
cut
Prior art date
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Pending
Application number
JP3554792U
Other languages
English (en)
Inventor
泰 菊地
洋 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yakult Honsha Co Ltd
Original Assignee
Yakult Honsha Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yakult Honsha Co Ltd filed Critical Yakult Honsha Co Ltd
Priority to JP3554792U priority Critical patent/JPH0588237U/ja
Publication of JPH0588237U publication Critical patent/JPH0588237U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 枝や幹の上、下環状切り目つけ作業を容易に
して、作業能率を高めるとともに環状剥皮性能、その信
頼性を向上した環状剥皮具を提供するにある。 【構成】 剥皮幅に対応した厚さに形成されハンドリン
グされる平板1と、平板1の一側部に凹設されたV字状
切込2と、各刃先部5をV字状切込2の少なくとも一方
の切込面2a上、下縁部に沿わせかつ突出量を調節して
平板1の上、下面1a,1bに装着された少なくとも上
下1対の切込用刃板3a,3b(4a,4b)を具備し
たことに特徴を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、樹木の取り木や樹液採取等に際しその枝や幹を環状に剥皮する環状 剥皮具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
樹木の取り木は、挿し木や接ぎ木と共に初心者でも比較的に容易にできる増殖 手段であつて、適当な枝や幹を選びその太さ等に応じた適度の上下間隔を置き、 その枝や幹の樹皮部にナイフや剪定バサミ等で上、下の環状切り目をつけ、その 上、下環状切り目間の樹皮を剥ぎ取つて木質部を露出し、その木質部にミズゴケ 等を当て紐等で固定するとともに、ビニールやポリピレン等のシートで包みその 上下部を紐等で結んで保護し、程良く発根するとその下側を切つて取り木し、そ の取り木は鉢等に植え付けて増殖される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記のような樹木の環状剥皮において、従来のナイフや剪定バサミ等による枝 や幹の上、下環状切り目つけは、熟練とともに面倒な作業となり多くの手数、手 間を要するなどの課題がある。
【0004】 本考案は、上記のような課題に対処するために開発されたものであつて、その 目的とする処は、上、下環状切り目つけ作業を容易にして、作業能率を高めると ともに環状剥皮性能、その信頼性を向上した環状剥皮具を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、剥皮幅に対応した厚さに形成されハンドリングされる平板と、同平 板の一側部に凹設されたV字状切込と、各刃先部をV字状切込の少なくとも一方 の切込面上、下縁部に沿わせかつ突出量を調節して前記平板の上、下面に装着さ れた少なくとも上下1対の切込用刃板を具備したことにより、そのV字状切込と 上下1対の切込用刃板によつて上、下環状切り目つけを容易とし、環状剥皮の精 度、能率を向上している。
【0006】
【作用】
平板を把持してそのV字状切込を樹木の枝や幹に当て1周すると、V字状切込 の両切込面が枝や幹の周囲に当接してガイドとなり、その切込面上、下縁部に沿 いかつ突出されている上下対の切込用刃板の各刃先によつて、枝や幹の樹皮のみ が所定の上下間隔を置き容易に精度良く切り込まれて上、下環状切り目がつけら れ、その上、下環状切り目間の環状剥皮が高精度で能率良く行われる。また、切 込用刃板の突出量の調整や着脱取替え等により、枝や幹の太さや樹皮の厚さ等に 対応させて多様に上、下環状切り目つけをすることができ、環状剥皮の精度、信 頼性がさらに高められる。
【0007】
【実施例】
図1(A)(B)に本考案の一実施例、図2及び図3に一使用態様を示す。図 中1はハンドリングされる平板、1a,1bは平板の上、下面、2は平板の一側 部に形成されたV字状切込、2a,2bはV字状切込を形成した各切込面、3a ,4aは平板の上面に装着された切込用刃板、3b,4bは平板の下面に装着さ れた切込用刃板、5は各切込用刃板の刃先部、6は各切込用刃板に配設されたボ ルト穴、7は平板1に配設された刃先部の突出量調節用の長穴、8はボルト、9 はナツト、10は樹木の枝や幹であつて、平板1は、木、合成樹脂又は金属材等 で製造され、図示のように把持して枝や幹10の周囲で容易に回動して取扱うこ とができるように、即ちハンドリングし易いように円盤状に、又は必要に応じて 長矩形状(図示省略)等に形成されるとともに、剥皮の幅間隔に対応した厚さに 形成され、また、その一側にはV字状切込2が切り欠いで凹設されている。
【0008】 V字状切込2は、図2のように枝や幹10に嵌合状にして配置できるように適 度の開角度及び奥行きを有し、枝や幹の周囲に当接される対の切込面2a,2b を備えている。また、切込用刃板3a,4a,3b,4bは、平板1の上面1a 及び下面1bにそれぞれ着脱可能及び刃先部5の突出量を調節可能とする取付手 段6〜9で装着され、その取付手段6〜9は、各切込用刃板に配設された複数の ボルト穴6、平板1に配設された複数の長穴7、ボルト8及びナツト9等からな り、上下1対の切込用刃板3a,3bの各刃先部5はV字状切込2の切込面2a の上、下縁部に沿いかつ所定の長さ突出され、他方の上下1対の切込用刃板4a ,4bの各刃先部5はV字状切込2の切込面2bの上、下縁部に沿いかつ所定の 長さ突出されて、ボルト8及びナツト9により各切込用刃板が自在に着脱して取 り替えられ、また長穴7により各切込用刃板の各刃先部5の突出量(切込面2a ,2bからの突出量)が容易に調節可能な構造になつている。
【0009】 前記の環状剥皮具は、図2に示すように平板1を把持してそのV字状切込2を 樹木の枝や幹10に当て1周すると、V字状切込2の切込面2a,2bが枝や幹 10の周囲に当接してガイドとなり、平板1の上、下面1a,1bに装着された 各切込用刃板3a,3b,4a,4bの各刃先部5が環状剥皮の幅間隔に対応し た上下間隔を置き枝や幹10の樹皮に切り込まれ、木質部を格別に傷付けないで 樹皮部のみを所定の上下間隔を置き容易に精度良く切り込み上、下環状切り目1 1a,11bがつけられ、図3のように上、下環状切り目間の剥皮12を容易に 剥ぎ取ることができ、環状剥皮が高精度で能率良く行われる。
【0010】 また、各切込用刃板3a,3b,4a,4bは、装着手段6〜9で容易に着脱 して研いだり取り替えることができ、また、その刃先部5の突出量を枝や幹10 の樹皮の厚さ等に対応させて容易に調節でき、環状剥皮の精度、信頼性がさらに 高められる。本考案の環状剥皮具は、比較的に簡単に構造にて低コストで提供さ れるとともに、その平板の形状や厚さ、V字状切込の開角度や奥行き、さらに切 込用刃板等の異なるものを多数用意し、また、それらの組み替え等により、多様 な環状剥皮に対処される。なお、前記の切込用刃板は少なくとも上下1対にして 配設され、好ましくは上下2対にして配設される。
【0011】 切込用刃板の形状やその装着手段は図示例に限らず多様な設計が可能である。 例えば、図示例のV字状切込2は平板1の上下軸線に沿う切込面2a,2bで構 成されているが、そのV字状切込を上下軸線に対して斜設された切込面により構 成すると、樹木の枝や幹の周囲に斜めの上、下切り目をつけて斜めの剥皮が可能 となり、樹液採取時の剥皮等に適用可能となる。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、前述のような構成からなり、平板を把持してそのV字状切込を樹木 の枝や幹に当て1周すると、平板の上、下面に装着されている上下対の切込用刃 板の各刃先により、枝や幹の樹皮のみが所定の上下間隔を置き容易に精度良く切 り込まれて上、下環状切り目がつけられ、高精度で能率良く環状剥皮される。ま た、切込刃板の突出量の調整や取替え等により、枝や幹の太さや樹皮の厚さ等に 対応した多様な上、下環状切り目つけ、環状剥皮ができ、作業能率が著しく高め られるとともに環状剥皮性能、その信頼性が向上されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図(A)とそのX
−X部分の断面図(B)
【図2】枝や幹の切込み状態を示す斜視図
【図3】環状剥皮の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 平板 2 V字状切込 2a,2b 切込面(V字状切込) 3a,3b,4a,4b 切込用切刃 5 刃先部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥皮幅に対応した厚さに形成されハンド
    リングされる平板と、同平板の一側部に凹設されたV字
    状切込と、各刃先部を前記V字状切込の少なくとも一方
    の切込面上、下縁部に沿わせかつ突出量を調節して前記
    平板の上、下面に装着された少なくとも上下1対の切込
    用刃板を具備したことを特徴とする環状剥皮具
JP3554792U 1992-04-30 1992-04-30 環状剥皮具 Pending JPH0588237U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3554792U JPH0588237U (ja) 1992-04-30 1992-04-30 環状剥皮具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3554792U JPH0588237U (ja) 1992-04-30 1992-04-30 環状剥皮具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0588237U true JPH0588237U (ja) 1993-12-03

Family

ID=12444758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3554792U Pending JPH0588237U (ja) 1992-04-30 1992-04-30 環状剥皮具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0588237U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200470772Y1 (ko) * 2011-12-30 2014-01-20 대한민국 과수 결과지용 환상박피 기구

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