JPH0587694B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0587694B2 JPH0587694B2 JP62083051A JP8305187A JPH0587694B2 JP H0587694 B2 JPH0587694 B2 JP H0587694B2 JP 62083051 A JP62083051 A JP 62083051A JP 8305187 A JP8305187 A JP 8305187A JP H0587694 B2 JPH0587694 B2 JP H0587694B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- piston
- clutch plate
- output shaft
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、クラツチの接続・切断の切替を空
圧によつて行うようにした空圧作動クラツチに関
するものである。
圧によつて行うようにした空圧作動クラツチに関
するものである。
[従来の技術]
従来のこの種のクラツチとしては、第2図に示
すものがある。この空圧作動クラツチは、スプロ
ケツト1に入力される回転力をキー2を介して駆
動クラツチ板3に伝達し、駆動クラツチ板3の回
転力を、被動クラツチ板4、これとスプライン嵌
合するホルダー5およびキー6を介して出力軸7
に伝達するようにしたものである。そして、クラ
ツチ板3,4間の接続・切断は、被動クラツチ板
4に連結されたピストン8とスプリング9とによ
つて行なわれるようになつている。すなわち、ホ
ルダー5、シリンダ10およびピストン8とによ
つて空圧室11が形成されており、この空圧室1
1に空圧発生源(図示せず)から回転空圧継手1
2および通路13を介して圧縮空気が送り込まれ
ると、ピストン8がスプリング9の力に抗して被
動クラツチ板4を駆動クラツチ板3のクラツチシ
ユー3aに押圧接触させて、両クラツチ板3,4
を接続させる。一方、空圧室11から圧縮空気を
抜くと、スプリング9が被動クラツチ板4に連結
されたピストン8を図の右方へ移動させ、被動ク
ラツチ板4をクラツチシユー3aから離間させ
る。これによつて、両クラツチ板3,4間が切断
される。
すものがある。この空圧作動クラツチは、スプロ
ケツト1に入力される回転力をキー2を介して駆
動クラツチ板3に伝達し、駆動クラツチ板3の回
転力を、被動クラツチ板4、これとスプライン嵌
合するホルダー5およびキー6を介して出力軸7
に伝達するようにしたものである。そして、クラ
ツチ板3,4間の接続・切断は、被動クラツチ板
4に連結されたピストン8とスプリング9とによ
つて行なわれるようになつている。すなわち、ホ
ルダー5、シリンダ10およびピストン8とによ
つて空圧室11が形成されており、この空圧室1
1に空圧発生源(図示せず)から回転空圧継手1
2および通路13を介して圧縮空気が送り込まれ
ると、ピストン8がスプリング9の力に抗して被
動クラツチ板4を駆動クラツチ板3のクラツチシ
ユー3aに押圧接触させて、両クラツチ板3,4
を接続させる。一方、空圧室11から圧縮空気を
抜くと、スプリング9が被動クラツチ板4に連結
されたピストン8を図の右方へ移動させ、被動ク
ラツチ板4をクラツチシユー3aから離間させ
る。これによつて、両クラツチ板3,4間が切断
される。
[発明が解決しようとする問題点]
上記構成の空圧作動クラツチにおいては、空圧
室11が出力軸7と共に回転するので、回転空圧
継手12を必ず用いなけらばならない。この場
合、回転空圧継手12が安価であれば問題ない
が、回転空圧継手12は非常に高価なものであ
る。このため、クラツチの製造費が高騰するとい
う問題があつた。また、クラツチの外面をなすホ
ルダー5、シリンダ10等が回転するため、実際
に用いる場合には、安定性の面から、全体を覆う
ケーシング(図示せず)を必要とし、このため装
置が大型化するという問題があつた。さらに、ホ
ルダー5、ピストン8およびシリンダ10等をク
ラツチ4と共に回転させなければならず、このた
ため回転の慣性が大きくなり、エネルギーを浪費
するのみならず応答性が悪化するという問題があ
つた。
室11が出力軸7と共に回転するので、回転空圧
継手12を必ず用いなけらばならない。この場
合、回転空圧継手12が安価であれば問題ない
が、回転空圧継手12は非常に高価なものであ
る。このため、クラツチの製造費が高騰するとい
う問題があつた。また、クラツチの外面をなすホ
ルダー5、シリンダ10等が回転するため、実際
に用いる場合には、安定性の面から、全体を覆う
ケーシング(図示せず)を必要とし、このため装
置が大型化するという問題があつた。さらに、ホ
ルダー5、ピストン8およびシリンダ10等をク
ラツチ4と共に回転させなければならず、このた
ため回転の慣性が大きくなり、エネルギーを浪費
するのみならず応答性が悪化するという問題があ
つた。
[発明の目的]
この発明は、上記事情を考慮してなされたもの
で、安価でしかも小型化をなし得、さらにエネル
ギー効率および応答性の向上を達成することがで
きる空圧作動クラツチを提供することを目的とす
る。
で、安価でしかも小型化をなし得、さらにエネル
ギー効率および応答性の向上を達成することがで
きる空圧作動クラツチを提供することを目的とす
る。
[発明の構成]
この発明は、上記の目的を達成するために、筒
状をなすクラツチ本体と、このクラツチ本体の一
端部内周に回転可能かつクラツチ本体の軸線に沿
つて他端側から一端側へ向かう方向へ移動不能に
設けられた第1のクラツチ板と、前記クラツチ本
体の他端部内周にその軸線に沿う方向へ移動可能
に設けられた筒状をなすピストンと、前記第1の
クラツチ板と軸線を一致させて対向し、前記ピス
トンに回転可能かつ軸線に沿う方向へ移動不能に
設けられた第2のクラツチ板と、この第2のクラ
ツチ板に一体に設けられた出力軸とを備え、前記
クラツチ本体の内周と前記ピストンの外周との間
にピストンを前記第1のクラツチ板側へ向かつて
押圧するための空圧が導入される空圧室が形成さ
れた構成としたものである。
状をなすクラツチ本体と、このクラツチ本体の一
端部内周に回転可能かつクラツチ本体の軸線に沿
つて他端側から一端側へ向かう方向へ移動不能に
設けられた第1のクラツチ板と、前記クラツチ本
体の他端部内周にその軸線に沿う方向へ移動可能
に設けられた筒状をなすピストンと、前記第1の
クラツチ板と軸線を一致させて対向し、前記ピス
トンに回転可能かつ軸線に沿う方向へ移動不能に
設けられた第2のクラツチ板と、この第2のクラ
ツチ板に一体に設けられた出力軸とを備え、前記
クラツチ本体の内周と前記ピストンの外周との間
にピストンを前記第1のクラツチ板側へ向かつて
押圧するための空圧が導入される空圧室が形成さ
れた構成としたものである。
[作用]
空圧室に圧縮気体を導入すると、ピストンが第
1のクラツチ板側へ移動し、第2のクラツチ板を
第1のクラツチ板に押圧接触させる。この状態
で、第1のクラツチ板と第2のクラツチ板とのい
ずれか一方を回転駆動させると、その回転力が他
方に伝達される。
1のクラツチ板側へ移動し、第2のクラツチ板を
第1のクラツチ板に押圧接触させる。この状態
で、第1のクラツチ板と第2のクラツチ板とのい
ずれか一方を回転駆動させると、その回転力が他
方に伝達される。
[実施例]
以下、この発明の一実施例について第1図を参
照して説明する。なお、第1図はこの発明に係る
空圧作動クラツチの縦断正面図である。
照して説明する。なお、第1図はこの発明に係る
空圧作動クラツチの縦断正面図である。
図において、符号21はクラツチ本体である。
このクラツチ本体21は、全体が筒状をなすもの
で、互いの軸線を一致させて一端(以下、左端と
いう)側から他端(以下、右端という)側へ向か
つて順次配置されたモータブラケツト22、ハウ
ジング部23、シリンダ部24およびブラケツト
25とから構成されている。モータブラケツト2
2とハウジング部23とはボルト26によつて固
定されており、ハウジング部23、シリンダ部2
4およびブラケツト25は、ハウジング部23と
ブラケツト25との間にシリンダ部24介在させ
た状態でボルト27によつて固定されている。
このクラツチ本体21は、全体が筒状をなすもの
で、互いの軸線を一致させて一端(以下、左端と
いう)側から他端(以下、右端という)側へ向か
つて順次配置されたモータブラケツト22、ハウ
ジング部23、シリンダ部24およびブラケツト
25とから構成されている。モータブラケツト2
2とハウジング部23とはボルト26によつて固
定されており、ハウジング部23、シリンダ部2
4およびブラケツト25は、ハウジング部23と
ブラケツト25との間にシリンダ部24介在させ
た状態でボルト27によつて固定されている。
モータブラケツト22の左端面には、モータ2
8がその軸29をモータブラケツト22の軸線と
一致させて取り付けられている。また、モータブ
ラケツト22の内周には、第1のクラツチ板30
がボールベアリング31を介して回転自在に、か
つ右端側から左端側への移動を阻止された状態で
設けられている。この第1のクラツチ板30は、
モータ28の軸29によりキー32を介して回転
駆動されるようになつている。
8がその軸29をモータブラケツト22の軸線と
一致させて取り付けられている。また、モータブ
ラケツト22の内周には、第1のクラツチ板30
がボールベアリング31を介して回転自在に、か
つ右端側から左端側への移動を阻止された状態で
設けられている。この第1のクラツチ板30は、
モータ28の軸29によりキー32を介して回転
駆動されるようになつている。
また、シリンダ部24の内周には、筒状をなす
ピストン33の中央大径部34が軸線方向へ移動
自在に嵌合されている。このピストン33の左端
面と右端面とには、左小径部35と右小径部36
とがそれぞれ形成されている。左小径部35はハ
ウジング部23の右端部内周に移動自在に嵌合せ
しめられ、右小径部36はブラケツト25に移動
自在に嵌合せしめられている。また、ピストン3
3の外周とシリンダ部24の内周との間には、ピ
ストン33の右端面、右小径部36の外周、ブラ
ケツト25の左端面およびシリンダ部24の内周
とによつて囲まれる空圧室37が形成されてい
る。そして、ブラケツト25に形成された空気導
入孔38を介して空圧室37に圧縮気体を導入す
ると、ピストン33とハウジング部23との間に
設けられたばね39の押圧力に抗してピストン3
3が左端側へ移動し、他方空圧室37から圧縮気
体を流出させると、ばね39によつてピストン3
3が元の位置に復帰するようになつている。な
お、図中中符号40,41は弾性材からなるシー
ル部材、符号42はオーリングである。
ピストン33の中央大径部34が軸線方向へ移動
自在に嵌合されている。このピストン33の左端
面と右端面とには、左小径部35と右小径部36
とがそれぞれ形成されている。左小径部35はハ
ウジング部23の右端部内周に移動自在に嵌合せ
しめられ、右小径部36はブラケツト25に移動
自在に嵌合せしめられている。また、ピストン3
3の外周とシリンダ部24の内周との間には、ピ
ストン33の右端面、右小径部36の外周、ブラ
ケツト25の左端面およびシリンダ部24の内周
とによつて囲まれる空圧室37が形成されてい
る。そして、ブラケツト25に形成された空気導
入孔38を介して空圧室37に圧縮気体を導入す
ると、ピストン33とハウジング部23との間に
設けられたばね39の押圧力に抗してピストン3
3が左端側へ移動し、他方空圧室37から圧縮気
体を流出させると、ばね39によつてピストン3
3が元の位置に復帰するようになつている。な
お、図中中符号40,41は弾性材からなるシー
ル部材、符号42はオーリングである。
また、ピストン33の内周には、出力軸43が
ボールベアリング44,45を介して回転自在
に、かつ軸線方向へ移動不能に設けられている。
この出力軸43のピストン33から突出した左端
部には、第2のクラツチ板46がその軸線を第1
のクラツチ板30の軸線と一致させて形成されて
いる。この第2のクラツチ板46は、ピストン3
3によつて出力軸42が左端側へ移動せしめられ
ると、第1のクラツチ板30の左端面に設けられ
たクラツチシユー30aに押圧接触せしめられ
て、第1のクラツチ板30と一体に回転する。一
方、ピストン33によつて出力軸42が右端側へ
移動せしめられると、ハウジング部23に設けら
れたブレーキシユー47に押圧接触せしめられ
て、その回転を阻止されるようになつている。
ボールベアリング44,45を介して回転自在
に、かつ軸線方向へ移動不能に設けられている。
この出力軸43のピストン33から突出した左端
部には、第2のクラツチ板46がその軸線を第1
のクラツチ板30の軸線と一致させて形成されて
いる。この第2のクラツチ板46は、ピストン3
3によつて出力軸42が左端側へ移動せしめられ
ると、第1のクラツチ板30の左端面に設けられ
たクラツチシユー30aに押圧接触せしめられ
て、第1のクラツチ板30と一体に回転する。一
方、ピストン33によつて出力軸42が右端側へ
移動せしめられると、ハウジング部23に設けら
れたブレーキシユー47に押圧接触せしめられ
て、その回転を阻止されるようになつている。
上記構成の空圧作動クラツチにおいて、モータ
28の回転力を出力軸43に伝達する場合には、
空気導入孔38から圧縮気体を空圧室37内に導
入する。すると、ピストン33が出力軸43を伴
つて左端側へ移動し、第2のクラツチ板46が第
1のクラツチ板30のクラツチシユー30aに押
圧接触する。これによつて出力軸43が回転す
る。他方、空圧室37から圧縮気体を流出させる
と、ばね39によつて第2のクラツチ板46が第
1のクラツチ板30から離間せしめられて、出力
軸43に回転力が伝達されなくなる。しかも、第
2のクラツチ板46はブレーキシユー47に押圧
接触せしめられから、出力軸43はその回転を確
実に阻止される。
28の回転力を出力軸43に伝達する場合には、
空気導入孔38から圧縮気体を空圧室37内に導
入する。すると、ピストン33が出力軸43を伴
つて左端側へ移動し、第2のクラツチ板46が第
1のクラツチ板30のクラツチシユー30aに押
圧接触する。これによつて出力軸43が回転す
る。他方、空圧室37から圧縮気体を流出させる
と、ばね39によつて第2のクラツチ板46が第
1のクラツチ板30から離間せしめられて、出力
軸43に回転力が伝達されなくなる。しかも、第
2のクラツチ板46はブレーキシユー47に押圧
接触せしめられから、出力軸43はその回転を確
実に阻止される。
しかして、上記の空圧作動クラツチにおいて
は、ピストン33と出力軸43とを相対回転自在
としたから、空圧室37が回転することがなく、
したがつて従来のクラツチにおいて必要とされた
回転空圧継手が全く不用となる。よつて、その分
だけ製造費を低減することができる。また、空圧
室37を形成するクラツチ本体21が全く回転し
ないから、ことさらケーシングを設ける必要がな
く、クラツチ本体21自体をケーシングと兼用さ
せることができる。したがつて、装置の小型化を
図ることができる。また、回転の伝達に必要なク
ラツチ板30,33および出力軸43が回転する
だけであり、クラツチ本体21およびピストン3
3が回転しないから、その分だけエネルギー効率
を高めることができるとともに、回転の慣性が小
さくなり、したがつて応答性を向上させることが
できる。
は、ピストン33と出力軸43とを相対回転自在
としたから、空圧室37が回転することがなく、
したがつて従来のクラツチにおいて必要とされた
回転空圧継手が全く不用となる。よつて、その分
だけ製造費を低減することができる。また、空圧
室37を形成するクラツチ本体21が全く回転し
ないから、ことさらケーシングを設ける必要がな
く、クラツチ本体21自体をケーシングと兼用さ
せることができる。したがつて、装置の小型化を
図ることができる。また、回転の伝達に必要なク
ラツチ板30,33および出力軸43が回転する
だけであり、クラツチ本体21およびピストン3
3が回転しないから、その分だけエネルギー効率
を高めることができるとともに、回転の慣性が小
さくなり、したがつて応答性を向上させることが
できる。
さらに、空圧室37を形成するクラツチ本体2
1とピストン33とが相対回転しないから、空圧
室37の気密性を長期にわたつて維持することが
できる。すなわち、仮にクラツチ本体21とピス
トン33とが相対回転すると、相対回転面間に装
着される気密保持用のシール部材40,41が摩
擦および摩擦熱によつて早期に摩耗劣化し、この
ため空圧室37の気密性が早期に損なわれてしま
う。この点、本願発明においては、クラツチ本体
21とピストン33とが相対回転しないから、シ
ール部材40,41が早期に摩耗劣化することが
なく、したがつて空圧室37の気密性を長期にわ
たつて維持することができる。
1とピストン33とが相対回転しないから、空圧
室37の気密性を長期にわたつて維持することが
できる。すなわち、仮にクラツチ本体21とピス
トン33とが相対回転すると、相対回転面間に装
着される気密保持用のシール部材40,41が摩
擦および摩擦熱によつて早期に摩耗劣化し、この
ため空圧室37の気密性が早期に損なわれてしま
う。この点、本願発明においては、クラツチ本体
21とピストン33とが相対回転しないから、シ
ール部材40,41が早期に摩耗劣化することが
なく、したがつて空圧室37の気密性を長期にわ
たつて維持することができる。
また、第2のクラツチ板46と出力軸43とを
一体に形成しているので、第2のクラツチ板と46
出力軸43とを別体に形成した場合にそれらを連
結するために必要なスプライン等が不要になり、
その分だけ製造費を低減することができる。
一体に形成しているので、第2のクラツチ板と46
出力軸43とを別体に形成した場合にそれらを連
結するために必要なスプライン等が不要になり、
その分だけ製造費を低減することができる。
なお、上記の実施例においては、第2のクラツ
チ板46を出力軸43と一体に形成しているが、
それらを別体に形成し、その後一体化してもよ
い。また、第1のクラツチ板30に入力軸たるモ
ータ軸29を連結し、第2のクラツチ板46に出
力軸を43を連結しているが、これとは逆に出力
軸43を入力軸とし、第1のクラツチ板30に出
力軸を連結してもよい。さらに、第2のクラツチ
板46の第1のクラツチ板30に対する離間移動
をばね39によつて行わせているが、空圧によつ
て行わせることができるのは勿論である。なお、
ブレーキシユー47については、必ずしも必要で
はない。
チ板46を出力軸43と一体に形成しているが、
それらを別体に形成し、その後一体化してもよ
い。また、第1のクラツチ板30に入力軸たるモ
ータ軸29を連結し、第2のクラツチ板46に出
力軸を43を連結しているが、これとは逆に出力
軸43を入力軸とし、第1のクラツチ板30に出
力軸を連結してもよい。さらに、第2のクラツチ
板46の第1のクラツチ板30に対する離間移動
をばね39によつて行わせているが、空圧によつ
て行わせることができるのは勿論である。なお、
ブレーキシユー47については、必ずしも必要で
はない。
[発明の効果]
以上説明したように、この発明の空圧作動クラ
ツチによれば、筒状をなすクラツチ本体と、この
クラツチ本体の一端部内周に回転可能かつクラツ
チ本体の軸線に沿つて他端側から一端側へ向かう
方向へ移動不能に設けられた第1のクラツチ板
と、前記クラツチ本体の他端部内周にその軸線に
沿う方向へ移動可能に設けられた筒状をなすピス
トンと、前記第1のクラツチ板と軸線を一致させ
て対向し、前記ピストンに回転可能かつ軸線に沿
う方向へ移動不能に設けられた第2のクラツチ板
と、この第2のクラツチ板に一体に設けられた出
力軸とを備え、前記クラツチ本体の内周と前記ピ
ストンの外周との間にピストンを前記第1のクラ
ツチ板側へ向かつて押圧するための空圧が導入さ
れる空圧室が形成された構成としたものであるか
ら、クラツチを安価に製造することができ、しか
もその小型化を図ることができ、またエネルギー
効率および応答性の向上を達成することができる
とともに、空圧室の気密性を長期にわたつて維持
することができ、さらに製造費を低減することが
できる等の効果が得られる。
ツチによれば、筒状をなすクラツチ本体と、この
クラツチ本体の一端部内周に回転可能かつクラツ
チ本体の軸線に沿つて他端側から一端側へ向かう
方向へ移動不能に設けられた第1のクラツチ板
と、前記クラツチ本体の他端部内周にその軸線に
沿う方向へ移動可能に設けられた筒状をなすピス
トンと、前記第1のクラツチ板と軸線を一致させ
て対向し、前記ピストンに回転可能かつ軸線に沿
う方向へ移動不能に設けられた第2のクラツチ板
と、この第2のクラツチ板に一体に設けられた出
力軸とを備え、前記クラツチ本体の内周と前記ピ
ストンの外周との間にピストンを前記第1のクラ
ツチ板側へ向かつて押圧するための空圧が導入さ
れる空圧室が形成された構成としたものであるか
ら、クラツチを安価に製造することができ、しか
もその小型化を図ることができ、またエネルギー
効率および応答性の向上を達成することができる
とともに、空圧室の気密性を長期にわたつて維持
することができ、さらに製造費を低減することが
できる等の効果が得られる。
第1図はこの発明の一実施例を示す縦断正面
図、第2図は従来の空圧作動クラツチの一例を示
す縦断正面図である。 21…クラツチ本体、30…第1のクラツチ
板、33…ピストン、37…空圧室、46…第2
のクラツチ板。
図、第2図は従来の空圧作動クラツチの一例を示
す縦断正面図である。 21…クラツチ本体、30…第1のクラツチ
板、33…ピストン、37…空圧室、46…第2
のクラツチ板。
Claims (1)
- 1 筒状をなすクラツチ本体と、このクラツチ本
体の一端部内周に回転可能かつクラツチ本体の軸
線に沿つて他端側から一端側へ向かう方向へ移動
不能に設けられた第1のクラツチ板と、前記クラ
ツチ本体の他端部内周にその軸線に沿う方向へ移
動可能に設けられた筒状をなすピストンと、前記
第1のクラツチ板と軸線を一致させて対向し、前
記ピストンに回転可能かつ軸線に沿う方向へ移動
不能に設けられた第2のクラツチ板と、この第2
のクラツチ板に一体に設けられた出力軸とを備
え、前記クラツチ本体の内周と前記ピストンの外
周との間にピストンを前記第1のクラツチ板側へ
向かつて押圧するための空圧が導入される空圧室
が形成されたことを特徴とする空圧作動クラツ
チ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62083051A JPS63251632A (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 | 空圧作動クラツチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62083051A JPS63251632A (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 | 空圧作動クラツチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63251632A JPS63251632A (ja) | 1988-10-19 |
JPH0587694B2 true JPH0587694B2 (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=13791391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62083051A Granted JPS63251632A (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 | 空圧作動クラツチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63251632A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI271546B (en) * | 2005-11-29 | 2007-01-21 | Kinik Co | Aspherical designing method for making glass-molding |
AT512115B1 (de) * | 2011-10-27 | 2020-02-15 | Knapp Ag | Kupplungs-brems-einheit für einen stauförderer |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5248283U (ja) * | 1975-10-03 | 1977-04-06 | ||
JPS5253888U (ja) * | 1975-10-14 | 1977-04-18 |
-
1987
- 1987-04-06 JP JP62083051A patent/JPS63251632A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5248283U (ja) * | 1975-10-03 | 1977-04-06 | ||
JPS5253888U (ja) * | 1975-10-14 | 1977-04-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63251632A (ja) | 1988-10-19 |
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