JPH0587326A - 煙発生装置 - Google Patents

煙発生装置

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JPH0587326A
JPH0587326A JP27336591A JP27336591A JPH0587326A JP H0587326 A JPH0587326 A JP H0587326A JP 27336591 A JP27336591 A JP 27336591A JP 27336591 A JP27336591 A JP 27336591A JP H0587326 A JPH0587326 A JP H0587326A
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Hiroko Oshima
裕子 大島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多量的に、しかも使用目的によってある程度
の制御が可能な煙発生装置を提供する。 【構成】 透明容器よりなる油溜容器3と、下部が該油
溜容器3と連通し、下方側部にフローポンプ16に連絡
する空気供給枝管14が上向きに取付けられた煙発生容
器1とを有し、該煙発生容器1に収納された多孔性絶縁
物質10にはニクロム線11が巻回され、該ニクロム線
11を加熱し、前記フローポンプ16を作動させて煙を
発生させる。下部より油を供給する場合は、下部の発生
熱量を密にし、上部にゆくにつれて徐々に粗にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、煙発生装置に関する。例えば、
流れの可視化実験装置や機器設計のための流れ場の可視
化装置に適用されるものである。
【0002】
【従来技術】近年、いわゆる一般的な電子機器において
は全体が小型化されているが、それにともない内部で発
生した熱を除去する必要にせまられている。しかし、自
然対流ではもはやまかないきれない状態であり、強制空
冷のファンが取付けられるようになっている。自然対流
の場合には発熱体の配置によって、また、強制対流の場
合にはファンの設置場所やその容量によって放熱の効果
が著しく異なる。そのため、熱収支を考慮するばかりで
なく、流れの効果を考慮した熱設計が重要視されてい
る。熱の流れはわずかの境界条件によってその様相が著
しく変わるので、3次元でしかも種々の要素が複雑に配
置されている筐体内では、煙を注入してその動きの実態
を知り、それにより、ファンなどの効果を目で見るのが
確実である。
【0003】流体力学の可視化の実験においては、従
来、煙がよく用いられる。煙の発生源としては、一般
に、タバコ、線香等が使われているが、連続的に、しか
も多量に煙を発生するものではない。また、油を加熱し
霧状にして煙を発生させる、煙風洞などのように装置と
して付属しているものはあるが、変圧器などの機器を組
み合わせているのが一般的であって、全体として一つの
コンパクトな形でないため、持ち運びができず不便であ
った。また、実験装置ではなくて、ショウなどに用いる
煙の発生装置はあるが、それらは実験には水滴の付着な
ど、機器に悪影響を及ぼすので使用できない。
【0004】
【目的】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされた
もので、多量に、しかも使用目的によってある程度の制
御が可能で、電子機器内の流れを見るばかりでなく、流
体力学での実験においても利用できるようにした煙発生
装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0005】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、(1)
毛細管現象を利用した油溜容器と、油を霧状にするため
に設けられた液体加熱手段を有する煙発生部と、霧状に
なった油を外部に送り出すための空気供給部とから成る
煙発生装置において、前記煙発生容器における液体加熱
手段の発生熱を、油の供給に対してバランスのとれるよ
うに加熱部品の分布を調整する調整手段を有すること、
更には、(2)前記煙発生容器において、毛細管現象を
利用して下部より油の供給を行う際に、前記液体加熱手
段の発生熱量に分布をもたせるためにヒータを用い、該
ヒータの下部の巻き数を密にして、上部の巻き数を粗に
すること、更には、(3)前記煙発生容器において、上
部より滴下または流下によって油の供給を行う際に、前
記液体加熱手段の発生熱量に分布をもたせるためにヒー
タを用い、該ヒータの上部の巻き数を密にして、下部の
巻き数を粗にすることを特徴としたものである。以下、
本発明の実施例に基づいて説明する。
【0006】図1及び図2は、本発明による煙発生装置
の一実施例を説明するための斜視図。図2は図1の構成
図で、図中、1は煙発生容器、2は煙コントロール、3
は油溜容器、4はフローコントロール、5はオイルコン
トロール、6はパワースイッチ、7は開口部、8は油液
面調整機構、9はフロンチューブ、10は多孔性絶縁物
質、11はヒータ、12はヒータ用管、13は取付板、
14は空気供給枝管、15はヒューズ、16はフローポ
ンプ、17は供給管である。
【0007】図1および図2に示すように、本発明の煙
発生装置は、煙発生容器1と油溜容器3を有し、煙発生
容器1は、耐熱ガラス製の枝付き管で形成され、該枝付
き管の下部には供給管17、下方側部には空気供給枝管
14および上方側部にヒータ用枝管12が設けられてお
り、前記耐熱性ガラス製枝付き管の内部には、多孔性絶
縁物質10が該多孔性絶縁物質10の下部を常に油の表
面に接触するように収納され、該多孔性絶縁物質10に
はニクロム線11が巻回されている。前記油溜容器3に
は油を滴状に落下して油液面Lを前記多孔性絶縁物質1
0の下部が油液面と接するように所定液面レベルに調整
する油液面調整機構8を有し、かつ油の供給状態を目視
することができるように透明な容器で形成されている。
該油溜容器3の下部は、前記煙発生容器1の供給管17
に連通しており、フロンチューブ9にはオイルコントロ
ーラ5が設けられている。前記油溜容器3の下部から前
記フロンチューブ9を介して煙発生容器1の下部に供給
された油は、多孔性絶縁物質10に毛細管現象により滲
み込み、多孔性絶縁物質10に油が供給される。また、
前記空気供給枝管14は、図示のように、上向きに取り
付けられており、煙発生容器1内の油がフローポンプ側
へ流入するのを防止するようにしている。
【0008】パワースイッチ6は、前記ヒータ11の加
熱とフローポンプ16に電源を供給するもので、該パワ
ースイッチ6をオンにすることによって、前記煙発生容
器1内のニクロム線11が加熱され、グラスウールなど
の多孔性絶縁物質10に含侵された油が熱せられて霧状
になる。同時に、前記空気供給枝管14を介してフロー
ポンプ16より空気が供給されることにより、油は霧状
のまま煙となって、煙発生容器1の開口部7より外部に
送り出される。煙の濃度は、オイルコントローラ5を調
整して油溜容器3から煙発生容器1に供給する油の量を
調整することにより行う。更に、煙の発生量および可視
化された煙の流れの速度を見ながら煙コントロール2及
びフローコントロール4を調整する。停止の際はパワー
スイッチ6をオフするだけで、ヒータ温度が低下すると
同時に空気の供給が止まるまで、煙の発生も止まる。
【0009】本発明の煙発生装置は、煙発生容器1の液
体加熱手段であるヒータ11の発生熱量に分布をもたせ
るもので、図1に示すように下部より油を供給する場合
には、下部の発生熱量を密に、上部にゆくにつれて徐々
に粗にするものである。その際、グラスウールなどのよ
うな、耐熱性、絶縁性で、なお毛細管現象によって油を
上部に吸い上げる効果のある多孔性絶縁物質10を用い
るが、その侵透の度合いによってヒータ11の線の巻き
数を調整するものである。ここでは、ニクロム線のよう
な線状のヒータで説明をしたが、特にその必要はなく、
セラミックヒータなどを用いても良く、要するに、供給
熱量が供給される油と見合った発生すればよい。
【0010】またここでは、下部よりの油供給を基にし
て説明をしたが、図3に示すように、煙化液体20を設
け、液量制御コック21を用いて上部から油を滴下させ
るか、または連続的に流下させても良く、その場合に
は、上部において発生熱量が多くなるようにする。な
お、煙発生容器1の構造が図のものに限定されることは
なく、また、煙発生容器と油溜容器にガラスを用いた図
を示してあるが、この場合、見えるという利点はあるも
のの、ヒータ加熱の際の通電が正常に行われれば、ガラ
スである必要はない。また、多量の煙が必要とされる場
合には、並列に2個以上の煙発生装置を配設することも
可能であるが、その場合、油溜容器3は共用する。この
ように本発明の煙発生容器では、油の供給に際して、フ
ロンチューブを用いて耐油性を備え、油加熱の際に多孔
性物質を用いることで、油の供給の表面積を増加させた
ことにより多量の煙を発生出来ること、スイッチ一つで
オン、オフが可能であり、しかも煙の発生量を制御でき
ること、総重量が1Kg程度の軽量であることなどの利
点がある。
【0011】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明による
と、以下のような効果がある。 (1)請求項1に対応する効果:煙発生の過程で油の供
給の多い部分での発熱を多くすることで、温度の均一化
が図れるばかりでなく、均一の煙となること及びグラス
ウールなどの多孔性絶縁物質やヒータの線を損傷するこ
とが少なくなり、ひいては装置の耐久性が得られる上
に、油の無駄をなくす効果がある。 (2)請求項2に対する効果:請求項1と同様に、均一
の煙が得られ、また局所的な損傷を防いで耐久性をよく
する効果がある。具体的な材料としてニクロム線の切断
などが起こりにくくなる。 (3)請求項3に対する効果:請求項1と同様に、均一
の煙が得られ、また局所的な損傷を防いで耐久性をよく
する効果がある。さらに油の供給が重力を利用した落下
であるので、供給がスムースに行われるため、温度の均
一化は、油の無駄を防ぐ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による煙発生装置の一実施例を説明す
るための斜視図である。
【図2】 図1の構成図である。
【図3】 煙発生装置の他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1…煙発生容器、2…煙コントロール、3…油溜容器、
4…フローコントロール、5…オイルコントロール、6
…パワースイッチ、7…開口部、8…油液面調整機構、
9…フロンチューブ、10…多孔性絶縁物質、11…ヒ
ータ、12…ヒータ用管、13…取付板、14…開気供
給枝管、15…ヒューズ、16…フローポンプ、17…
供給管。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 毛細管現象を利用した油溜容器と、油を
    霧状にするために設けられた液体加熱手段を有する煙発
    生部と、霧状になった油を外部に送り出すための空気供
    給部とから成る煙発生装置において、前記煙発生容器に
    おける液体加熱手段の発生熱を、油の供給に対してバラ
    ンスのとれるように加熱部品の分布を調整する調整手段
    を有することを特徴とする煙発生装置。
  2. 【請求項2】 前記煙発生容器において、毛細管現象を
    利用して下部より油の供給を行う際に、前記液体加熱手
    段の発生熱量に分布をもたせるために、ヒータを用い該
    ヒータの下部の巻き数を密にして、上部の巻き数を粗に
    することを特徴とする請求項1記載の煙発生装置。
  3. 【請求項3】 前記煙発生容器において、上部より滴下
    または流下によって油の供給を行う際に、前記液体加熱
    手段の発生熱量に分布をもたせるためにヒータを用い、
    該ヒータの上部の巻き数を密にして、下部の巻き数を粗
    にすることを特徴とする請求項1記載の煙発生装置。
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