JPH0587186U - 自動開閉扉 - Google Patents
自動開閉扉Info
- Publication number
- JPH0587186U JPH0587186U JP2880092U JP2880092U JPH0587186U JP H0587186 U JPH0587186 U JP H0587186U JP 2880092 U JP2880092 U JP 2880092U JP 2880092 U JP2880092 U JP 2880092U JP H0587186 U JPH0587186 U JP H0587186U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- crank
- open
- spring
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 遠隔操作や電気的な駆動を行わずに扉が自動
的に開閉することを目的とする。 【構成】 金属と扉との間に介装されたクランクが温度
による金属の伸縮により作動して扉を開閉するとともに
ばねにより張引されて扉開または扉閉の位置に係止され
るように構成する。
的に開閉することを目的とする。 【構成】 金属と扉との間に介装されたクランクが温度
による金属の伸縮により作動して扉を開閉するとともに
ばねにより張引されて扉開または扉閉の位置に係止され
るように構成する。
Description
【0001】
本考案は、航空機に搭載されている機器の過熱防止などに適用される自動開閉 扉に関する。
【0002】
図3は航空機に搭載されている機器の過熱防止に使用されている従来の遠隔操 作式開閉扉の説明図である。図において従来、航空機に搭載されている機器が過 熱した場合には機器の過熱をサーモセンサにより検知し、その信号によりモータ などによる電気的な駆動を行い、遠隔操作で扉を開閉させている。符号01は機 器室、02は扉、03はケーブル固定用のクランプ、04は遠隔操作用ケーブル 05のコンジットである。
【0003】
しかしながら、上記のように機器の過熱をサーモセンサにより検知して電気的 な駆動を行い、遠隔操作で扉02を開閉させる場合には、電気的機器と扉02と の間をケーブル05で連絡する必要があって構造が複雑になり、特にケーブル0 5を貫通させる部分で大改修を必要とすることがある。また、モータの故障、断 線、接触不良など電気的機器に特有の故障が起こり得、特に引火性ガスの雰囲気 中では火花による爆発の危険性もある。
【0004】
本考案に係る自動開閉扉は上記課題の解決を目的としており、温度により伸縮 する金属と、該金属と扉との間に介装され上記金属の伸縮により作動して上記扉 を開閉するクランクと、該クランクを張引して上記クランクを扉開または扉閉の 位置に係止するばねとを備えた構成を特徴とする。
【0005】
【作用】 即ち、本考案に係る自動開閉扉においては、金属と扉との間に介装されたクラ ンクが温度による金属の伸縮により作動して扉を開閉するとともにばねにより張 引されて扉開または扉閉の位置に係止されるようになっており、遠隔操作や電気 的な駆動を行わずに扉が自動的に温度により開閉して保持される。
【0006】
図1および図2は本考案の一実施例に係る自動開閉扉の説明図である。図にお いて、本実施例に係る自動開閉扉は航空機に搭載されている機器の過熱防止に使 用されるもので、電気的機器と扉との間をケーブルで連絡する必要があって構造 が複雑になったり、モータの故障、断線、接触不良など電気的機器に特有の故障 が起こらないように、温度により自動的に伸縮するバイメタル又は形状記憶合金 7の伸縮力をばね6及びころ5などを使用して増幅しクランク3を作動させるこ とにより扉2の自動的開閉を可能にしている。
【0007】 即ち、図1に示すようにバイメタル又は形状記憶合金7の一端にころ5の軸が 移動方向に或る程度の遊びを設けて固定されており、温度が上昇してバイメタル または形状記憶合金7が伸長するところ5の軸にセットされたばね6の張力によ り扉2開閉用のクランク3が支点4を中心にして扉閉の位置から扉開の位置へ瞬 時に動くようになっている。ばね6は張力の強いものが使用されているが、ばね 6の張力に抗してクランク3を作動させる力はころ5により軽減され、バイメタ ル又は形状記憶合金7の伸縮力でクランク3を作動させることが十分に可能にな っている。また、温度が正常な範囲まで低下してバイメタルまたは形状記憶合金 7が復元すると、クランク3はばね6の張力に抗して扉開の位置から扉閉の位置 へ瞬時に戻るようになっている。10はころ5とバイメタル又は形状記憶合金7 との間の距離を調整する調整ねじである。
【0008】 機器室1内の温度が平常の場合は図1に示すように扉2はバイメタル又は形状 記憶合金7の伸縮力およびばね6の張力により閉の状態にあるが、機器室1内の 温度が異常に上昇すると図2(a)に示すようにバイメタル又は形状記憶合金7 が伸長してころ5を移動させる。このとき、仮にころ5の摩擦係数を約0.00 1としばね6の張力が50kgであるとしても、ころ5は僅か50gの力で移動 させることができる。同図はころ5が移動して支点4の位置を通り越えた瞬間を 示しており、扉2はまだ閉の状態にある。
【0009】 ころ5が支点4を過ぎると、同図(b)に示すようにばね6の張力でクランク 3が瞬時に図における左方へ傾いて扉2が開き、外気が機器室1内に流入して温 度を下げる。温度が下がるところ5の位置は図1に示す状態に戻るが、扉2は航 空機の飛行による風圧で閉じることはない。扉2は航空機の速度が減じるか、ヘ リコプターのようにホバリングなどにより風圧がばね6の張力よりも小さくなっ たとき、瞬時に閉じる。この扉2を作動させる温度を変更する場合は、調整ねじ 10を廻してころ5とバイメタル又は形状記憶合金7との間の距離を調整するこ とにより行うことができる。
【0010】 このように、本自動開閉扉は構造物を貫通するような遠隔操作用のケーブルが 不要であり、構造が単純になる。また、モータなどの電気的機器が一切なく、火 花による引火性ガスの爆発がない。また、モータの故障、断線、接触不良など電 気的機器に特有の故障が全く起こらない。なお、本自動開閉扉は航空機以外にお いても機器などの過熱防止用に使用が可能である。
【0011】
本考案に係る自動開閉扉は前記のように構成されており、遠隔操作を行わない のでケーブルが不要で構造が単純になるとともに、ケーブルを貫通させる部分で 大改修を必要としない。また、電気的な駆動を行わないのでモータの故障、断線 、接触不良など電気的機器に特有の故障が起こらず、引火性ガスの雰囲気中でも 火花による爆発の危険性がない。
【図1】図1は本考案の一実施例に係る自動開閉扉の平
面図である。
面図である。
【図2】図2はその作用説明図である。
【図3】図3は従来の遠隔操作式開閉扉の平面図であ
る。
る。
1 機器室 2 扉 3 クランク 4 クランクの支点 5 ころ 6 ばね 7 バイメタル又は形状記憶合金
Claims (1)
- 【請求項1】 温度により伸縮する金属と、該金属と扉
との間に介装され上記金属の伸縮により作動して上記扉
を開閉するクランクと、該クランクを張引して上記クラ
ンクを扉開または扉閉の位置に係止するばねとを備えた
ことを特徴とする自動開閉扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2880092U JPH0587186U (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 自動開閉扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2880092U JPH0587186U (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 自動開閉扉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0587186U true JPH0587186U (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=12258510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2880092U Withdrawn JPH0587186U (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 自動開閉扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0587186U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3636474A1 (fr) * | 2018-10-12 | 2020-04-15 | Zodiac Aerotechnics | Dispositif de verrouillage, en particulier dispositif de rangement de masque respiratoire destiné à la fourniture d'oxygène dans un aéronef et système d'alimentation en oxygène |
WO2021122567A1 (fr) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | Latecoere | Porte d'aéronef à verrou de blocage de sécurité comportant une biellette à polymère électroactif |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP2880092U patent/JPH0587186U/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3636474A1 (fr) * | 2018-10-12 | 2020-04-15 | Zodiac Aerotechnics | Dispositif de verrouillage, en particulier dispositif de rangement de masque respiratoire destiné à la fourniture d'oxygène dans un aéronef et système d'alimentation en oxygène |
FR3087220A1 (fr) * | 2018-10-12 | 2020-04-17 | Zodiac Aerotechnics | Verrou a memoire de forme |
EP3705331A1 (fr) | 2018-10-12 | 2020-09-09 | Zodiac Aerotechnics | Dispositif de verrouillage, en particulier dispositif de rangement de masque respiratoire destiné à la fourniture d'oxygène dans un aéronef et système d'alimentation en oxygène |
US11668287B2 (en) | 2018-10-12 | 2023-06-06 | Safran Aerotechnics | Locking device, in particular a storage device for a breathing mask intended to supply oxygen in an aircraft and oxygen supply system |
WO2021122567A1 (fr) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | Latecoere | Porte d'aéronef à verrou de blocage de sécurité comportant une biellette à polymère électroactif |
FR3105169A1 (fr) * | 2019-12-19 | 2021-06-25 | Latecoere | Porte d’aéronef à verrou de blocage de sécurité comportant une biellette à polymère électroactif |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960801 |