JPH0587071A - スクリユー圧縮機 - Google Patents
スクリユー圧縮機Info
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- JPH0587071A JPH0587071A JP24893491A JP24893491A JPH0587071A JP H0587071 A JPH0587071 A JP H0587071A JP 24893491 A JP24893491 A JP 24893491A JP 24893491 A JP24893491 A JP 24893491A JP H0587071 A JPH0587071 A JP H0587071A
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- Japan
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- slide valve
- peripheral surface
- cylinder
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Abstract
可能とする。 【構成】 スライド弁の外周面一部に、スクリュー圧縮
機からの吐出気体に接続するとともに、シリンダの内周
面との径方向の間隙を他の外周面よりも大きく形成し、
かつ上記吐出気体の圧力によりスライド弁の外周面を形
成する円弧の曲率半径中心点をシリンダの中心点に規制
する一対の切欠部を設け、一対の切欠部内にそれぞれ送
入する圧縮気体の圧力により、スライド弁の外周面とシ
リンダの内周面との径方向の間隙を均等にしてスライド
弁を円滑に摺動することができる。
Description
り、とくにスライド弁が円滑に摺動するのに好適なスク
リュー圧縮機に関する。
開昭63−9694号公報に記載されているように、吐
出アキシャルボートを設けているサイドカバーに、スラ
イド弁の半径方向の動きを規制する案内面を備え、スラ
イド弁を案内面に案内させて移動させスライド弁と1対
のスクリューロータとの接触を防止するものが提案され
ている。
ライド弁が摺動するために設けられたシリンダとの隙間
が全円周に亘って径方向を均等にならない。すなわち、
たとえばスライド弁とシリンダとをそれぞれ所定の間隙
を有するように製作したとしても、スライド弁を駆動す
るため、駆動シリンダ内に圧力ガスの給排によって摺動
するピストンの先端部とボルトなどによって接続するさ
いの僅少な取付誤差などによってスライド弁の外周面の
円弧を形成する曲率半径中心点がシリンダの中心点と偏
心し、これが原因でスライド弁の外周面一部がシリンダ
の内周面対向位置に当っていわゆる片当りといわれる現
象を起こすことが実際上発生する。このような片当り現
象を起こすと、当該接触部分の接触抵抗が増加してスラ
イド弁の摺動が不円滑になるという問題があった。
シリンダ内を摺動するスライド弁の外周面との径方向の
隙間を均等にし、スライド弁を円滑に摺動可能とするス
クリュー圧縮機を提供することにある。
に、本発明のスクリュー圧縮機においては、スライド弁
の外周面一部に、上記スクリュー圧縮機からの吐出気体
に接続するとともに、シリンダの内周面との径方向の間
隙を他の外周面よりも大きく形成し、かつ上記吐出気体
の圧力によりスライド弁の外周面を形成する円弧の曲率
半径中心点をシリンダの中心点に規制する一対の切欠部
を設けたものである。
の軸方向と直角な断面平面上で、かつ上記スライド弁の
外周面を形成する円弧の曲率半径中心点を基準として点
対称となる位置に設けたものである。
弁の外周面一部に互いに対向する位置でほぼ同一大きさ
に構成されたものである。
切欠部に送入した吐出気体の圧力によりスライド弁の外
周面を形成する円弧の曲率半径中心点をシリンダの中心
点に規制するので、スライド弁の外周面とシリンダの内
周面との半径方向の間隙が均等になる。したがってスラ
イド弁の外周面がシリンダの内周面に片当りしてスライ
ド弁の摺動が不円滑になるのを防止することができる。
の軸方向と直角な断面平面上でかつ上記スライド弁の外
周面を形成する円弧の曲率半径中心点を基準として点対
称となる位置に設けたので、1対の切欠部に送入した吐
出気体の圧力が完全にバランスする。したがって、スラ
イド弁の外周面とシリンダの内周面との半径方向の間隙
がより確実に均等にすることができる。
2により説明する。なお、図1は本発明によるスクリュ
ー圧縮機の縦断面図、図2は図1のII−II矢視断面
図である。
互いに噛合い状態で回転することにより吸入口7よりの
ガスを圧縮して吐出室9に吐出する一対のおすロータ2
およびめすロータ3と、おすロータ2を駆動する電動機
4が収納されている。上記おすロータ2の軸2aおよび
めすロータ3の軸3a(図示せず)はそれぞれケーシン
グ1に取り付けられた軸受5によって回転自在に支持さ
れ、かつおすロータ2の軸2aは電動機4に直結してい
る。上記吸入口7は吸入管6により蒸発器15に接続
し、上記吐出室9は上記ケーシング1の吐出側に固定さ
れた吐出側サイドカバー8内に設けられており、上記吐
出側サイドカバー8内に固定された油分離器16内を通
って吐出管10により凝縮器13に接続されている。該
凝縮器13は膨脹弁14を介して上記蒸発器15に接続
している。また上記ケーシング1内には、おすロータ
2、めすロータ3の外周面と微小な隙間を保持しつつシ
リンダ17内を軸方向に摺動するスライド弁11が設け
られている。該スライド弁11は、ピストンロッド12
bを介して駆動シリンダ12内を摺動するピストン12
aに接続している。該ピストン12aは駆動シリンダ1
2のヘッド室12c内への作動油の給排によって摺動
し、図1に対して右方向に摺動するとスライド弁11が
右方向に摺動してケーシング1内の圧縮途中のガスが吸
入口7にバイパスする量を増加し、図1に対して左方向
に摺動すると、ケーシング1内の圧縮途中のガスが吸入
口7にバイパスする量を減少する。一方スライド弁11
には、図2に示すように、軸方向と直角な断面平面にそ
の外周面の円弧を形成する曲率中心点11bを基準とし
て点対称となる位置に2個で1対の切欠部11cを設置
している。
の動作について説明する。
は、それぞれ吐出室9からの吐出ガスが吸入する。この
とき、1対の切欠部11cはスライド弁11の中心点1
1bを基準として点対称となる位置に設置されているた
め、1対の切欠部11c内に吸入された吐出ガス圧力は
スライド弁11の中心点11bに向って完全にバランス
した状態で対向方向に作用する。そのため、スライド弁
11の外周面とシリンダ17の内周面との径方向の隙間
が均等になるようにスライド11の曲率中心点11bの
位置を規制することができ、これによってスライド弁1
1の外周面一部がシリンダ17の内周面に片当りするの
を防止してスライド弁11が円滑に摺動することができ
る。
欠部11cをスライド弁11の曲率中心点11bを基準
として点対称となる位置に設置した場合を示すが、これ
に限定されるものでなく、たとえばスライド弁の外周面
一部に互いに対向する位置にほぼ同一の大きさの1対の
切欠部11cを設置することも可能である。
1対の切欠部に送入した吐出気体の圧力によりスライド
弁の外周面を形成する円弧の曲率半径中心をシリンダの
中心点に規制するので、スライド弁の外周面とシリンダ
の内周面との半径方向の間隙が均等になる。したがって
スライド弁の外周面がシリンダの内周面に片当りしてス
ライド弁の摺動が不円滑になるのを防止することができ
る。
の軸方向と直角な断面平面上でかつ上記スライド弁の外
周面を形成する円弧の曲率半径中心点を基準として点対
称となる位置に設けたので、1対の切欠部に送入した吐
出気体の圧力が完全にバランスする。したがってスライ
ド弁の外周面とシリンダの内周面との半径方向の間隙が
より確実に均等にすることができる。
断面図。
…電動機、7…吸入口、8…吐出側サイドカバー、9…
吐出室、11…スライド弁、11a…スライド弁摺動
面、11b…スライド弁中心点、11c…スライド弁切
欠部、12…駆動シリンダ。
Claims (3)
- 【請求項1】 スクリュー圧縮機において、スライド弁
の外周面一部に、上記スクリュー圧縮機からの吐出気体
に接続するとともに、シリンダの内周面との径方向の間
隙を他の外周面よりも大きく形成し、かつ上記吐出気体
の圧力によりスライド弁の外周面を形成する円弧の曲率
半径中心点をシリンダの中心点に規制する一対の切欠部
を設けたスクリュー圧縮機。 - 【請求項2】 上記一対の切欠部は、上記スライド弁の
軸方向と直角な断面平面上で、かつ上記スライド弁の外
周面を形成する円弧の曲率半径中心点を基準として点対
称となる位置に設けた請求項1記載のスクリュー圧縮
機。 - 【請求項3】 上記一対の切欠部は、上記スライド弁の
外周面一部に互いに対向する位置でほぼ同一大きさに構
成された請求項1記載のスクリュー圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3248934A JP2997346B2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | スクリュー圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3248934A JP2997346B2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | スクリュー圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0587071A true JPH0587071A (ja) | 1993-04-06 |
JP2997346B2 JP2997346B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=17185591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3248934A Expired - Fee Related JP2997346B2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | スクリュー圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2997346B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7993120B2 (en) * | 2005-09-07 | 2011-08-09 | Carrier Corporation | Slide valve |
CN103527485A (zh) * | 2012-07-02 | 2014-01-22 | 珠海格力电器股份有限公司 | 螺杆压缩机用滑阀及包括该滑阀的螺杆压缩机 |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP3248934A patent/JP2997346B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7993120B2 (en) * | 2005-09-07 | 2011-08-09 | Carrier Corporation | Slide valve |
CN103527485A (zh) * | 2012-07-02 | 2014-01-22 | 珠海格力电器股份有限公司 | 螺杆压缩机用滑阀及包括该滑阀的螺杆压缩机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2997346B2 (ja) | 2000-01-11 |
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