JPH0586433A - 中間温度アルミニウム系合金 - Google Patents

中間温度アルミニウム系合金

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JPH0586433A
JPH0586433A JP4039822A JP3982292A JPH0586433A JP H0586433 A JPH0586433 A JP H0586433A JP 4039822 A JP4039822 A JP 4039822A JP 3982292 A JP3982292 A JP 3982292A JP H0586433 A JPH0586433 A JP H0586433A
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alloy
aluminum
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JP4039822A
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Prakash K Mirchandani
プラカシ、キシンチヤンド、ミルチヤンダニ
Arunkumar S Watwe
アルンクマール、シヤンラオ、ワトウエ
Walter E Mattson
ウオルター、アーネスト、マトソン
Raymond C Benn
レイモンド、クリストフアー、ベン
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Inco Alloys International Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 約316℃までの温度で工学的な特性を必要
とする用途のためのAl3 X型の相分散質で強化した合
金化アルミニウム系合金に用いる。 【構成】 この合金は(重量%で)約1〜6%の、Al
3 Xの形で金属間化合物相として含まれるXを含む。X
は、Nb、TiおよびZrからなるグループから選択さ
れる少なくとも1つの元素である。また、この合金は約
0.1〜4%の、SiおよびMgからなるグループから
選択される強化剤を含む。その上、この合金は、約1〜
4%のCおよび約0.1〜2%のOを、粒子安定化のた
めの炭化アルミニウムおよび酸化アルミニウムの形で含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の技術分野 本発明は機械的に合金化した(MA)アルミニウム系合
金に関する。特に、本発明は約316℃までの温度で工
学的な特性を必要とする用途のためのAl3X型の相分
散質で強化したMAアルミニウム系合金に関する。
【0002】発明の背景 アルミニウム系合金は、航空機部品の様な特殊な用途の
ための、中間温度(常温から約600°F、つまり31
6℃)および高温(約316℃より高い温度)における
特性が改良される様に設計されている。改良合金性能に
とって重要な特性には、密度、モジュラス、引っ張り強
度、延性、クリープ耐性および耐腐食性がある。中間温
度および高温における特性を改良するために、アルミニ
ウム系合金を急速凝固により形成し、複合材料粒子また
は髭結晶により強化し、機械的な合金化により形成され
ている。
【0003】これらの軽量高温合金を形成する方法によ
り、優れた特性を有する合金が製造されている。しか
し、製造業者、特に航空宇宙機器部品の製造業者は、高
温において密度をより低くし、物理特性をより高めるこ
とを常に要求している。
【0004】アルミニウム系の急速凝固合金の例は、米
国特許第4,743,317('317)号および4,3
79,719('719)号に開示されている。一般的
に、急速凝固合金に伴う問題点は、液体溶解性が低くな
り、密度が高くなり、機械的特性が低くなることであ
る。例えば、' 317および' 719特許の急速凝固A
l−Fe−X合金は、鉄および他の比較的密度の高い元
素のために密度が高くなっている。その上、Al−Fe
−X合金には機械的特性が劣り、粗くなるという問題点
がある。
【0005】機械的合金化複合材料により剛化した合金
は、ジャッカーらにより米国特許第4,557,893
号に記載されている。ジャッカーらのMAアルミニウム
系構造は、Al−Fe−X急速凝固合金よりも優れた特
性を備えた製品を製造している。しかし、その様な複合
材料を製造するには高度の熟練が必要であり、合金性能
がさらに高められれば、航空宇宙機器構造に著しい利益
をもたらすであろう。
【0006】急速凝固と、4〜6%Ti、1〜2%Cお
よび0.1〜0.2%Oを含むMAアルミニウム−チタ
ン合金との組合わせがフラズィヤーらにより米国特許第
4,834,942号に記載されている。この明細書の
目的には、他に指示が無い限り、成分百分率はすべて重
量%で示す。フラズィヤーらの合金は中間温度における
物理的特性が望ましい水準より低い。
【0007】本発明の目的は、急速凝固法により製造す
るアルミニウム系合金と比較して、簡単に合金を形成で
きるアルミニウム系合金を提供することである。
【0008】本発明の別の目的は、中間温度特性を改良
したアルミニウム系MA合金を製造することである。
【0009】発明の概要 本発明は、約316℃までの温度における、中間温度特
性を改良した合金に関する。この合金は、Al3 Xの形
で金属間化合物相として含まれる、合計1〜6%のXを
含む。Xは、Nb、TiおよびZrからなるグループか
ら選択された少なくとも一つの元素である。また、この
合金は、SiおよびMgからなるグループから選択され
た、合計0.1〜4%の強化剤をも含む。さらに、この
合金は約1〜4%のCおよび約0.1〜2%のOを含
む。
【0010】好ましい態様の説明 本発明のアルミニウム系MA合金は、運転温度が約31
6℃までの用途で優れた工学特性を発揮する。このアル
ミニウム系合金は、Nb、TiおよびZrからなるグル
ープから選択される一つ以上の元素を機械的に合金化す
ることにより製造される。機械的合金化では、液体また
は気体微粒化により形成されるマスター合金粉末または
元素状粉末を使用することができる。Al3 X型相はN
b、TiおよびZrで形成する。これらのAl3 X型の
金属間化合物は、高い安定性、高い融点および比較的低
い密度を有するので、高温における強度を与える。その
上、Nb、TiおよびZrは高温における拡散率が低
い。MAアルミニウム系合金は、以前に米国特許第3,
740,210、4,600,556、4,623,3
88、4,624,705、4,643,780、4,
668,470、4,627,659、4,668,2
82、4,557,893および4,834,810号
に記載されている様に、元素状または金属間化合物原料
を機械的に合金化することにより製造される。プロセス
制御剤は、好ましくは有機酸、アルコール、ヘプタン、
アルデヒドおよびエーテルの様な有機物質である。最も
好ましくは、ステアリン酸、グラファイトまたはステア
リン酸とグラファイトの混合物の様なプロセス制御剤を
使用して機械的に合金化した粉末の形態を制御する。好
ましくは、プロセス制御剤としてステアリン酸を使用す
る。
【0011】粉末は、高エネルギー粉砕装置中で、十分
なエネルギーにより粉末同士を結合させ、機械的に合金
化することができる。粉砕装置には、アトライター、ボ
ールミルおよびロッドミルがある。本発明の粉末を機械
的に合金化するのに最も適した粉砕装置には、米国特許
第4,603,814、4,653,335、4,67
9,736および4,887,773号に記載されてい
る装置がある。
【0012】MAアルミニウム系合金は、主としてAl
3 X金属間化合物およびアルミニウムの酸化物および炭
化物の分散物により強化される。Al3 X金属間化合物
は、アルミニウム粒子の大きさと大体等しい粒径を有す
る粒子の形でもよいし、分散質として粒子中に分布して
いてもよい。酸化アルミニウム(Al2 3 )および炭
化アルミニウム(Al4 3 )が、粒子構造を安定化さ
せる分散物を形成する。MAアルミニウム系合金は、合
計約1〜6%のXを含むことができるが、ここでXはN
b、TiおよびZrおよびそれらの組合わせから選択さ
れる。さらに、この合金は、粒子を安定化させるため
に、約1〜4%のCおよび0.1〜2%のO、最も好ま
しくは約0.7〜1%のOおよび約1.2〜2.3%の
Cを含む。それに加えて、マトリックスの剛性を高くす
るためには、MAアルミニウム系合金は好ましくは合計
約2〜6%のXを含む。
【0013】また、常温から中間温度までの引っ張り特
性を高くするために、SiまたはMgの「三元」添加す
るとよいことが分かった。この三元合金はアルミニウ
ム、(チタン、ニオブまたはジルコニウム)および(マ
グネシウムまたはケイ素)の他に炭素と酸素を含むこと
が分かる。好ましくは、約316℃までの特性を改良す
るために、約0.1〜4%のSi、Mgまたはそれらの
組合わせを加える。最も好ましくは、強化剤は0.15
〜1%のMgまたは0.5〜2%のSiである。
【0014】実施例1 Nb、TiおよびZrの効果を比較するために、一連の
合金を調製した。元素粉末をAl−4Ti/Nb/Zr
−0.5Mgの製造に使用した。粉末を2.5%のステ
アリン酸と共にアトライターに装填した。次いでこの原
料をアルゴン中で12時間粉砕した。この粉砕した粉末
を缶に詰め、50ミクロン水銀の真空下で493℃で脱
気した。この缶に詰め、脱気した粉末を、680トン押
出しプレス中でブランクダイに対して圧縮することによ
り、9.2cm直径のビレットに成形した。缶形成材料を
完全に除去した後、このビレットを371℃で、1.3
cmx5.1cmの棒に押し出した。次いで、この押し出し
た棒を引っ張り特性について試験した。試料はすべてA
STM E8およびE21により試験した。Al−Ti
/Nb/Zr−0.5Mg合金系の引っ張り特性を表1
に示す。
【0015】 表1 温度 Y.S. U.T.S. 伸長 R.A. (℃) (MPa) (MPa) (%) (%) MA Al−4Ti−0.5Mg 24 627 690 2.0 9.3 93 414 448 2.0 12.3 204 376 394 6.0 20.3 316 186 200 10.0 NA MA Al−4Nb−0.5Mg 24 583 646 8.0 21.3 93 513 522 13.5 28.0 204 325 348 9.5 29.3 316 156 167 5.0 43.0 MA Al−4Zr−0.5Mg 24 545 599 4.0 10.1 93 507 514 11.5 13.0 204 335 378 8.5 16.0 316 158 163 3.5 16.0
【0016】Ti/Nb/Zr系の降伏応力のグラフを
図1に、引っ張り伸長のグラフを図2に示す。表1およ
び図1および2から、等重量%のNbまたはZrにより
常温および高温における強度が低くなることが分かる。
(4Nbまたは4Zr)−0.5Mgの引っ張り伸長水
準は約93℃で最大値を有し、Al−4Ti−0.5M
gの引っ張り伸長水準は一般的に温度と共に増加する。
【0017】アルミニウム中のチタン、ニオブおよびジ
ルコニウムの固体溶解度、Al3 Ti、Al3 Nbおよ
びAl3 Zr金属間化合物の密度、およびそれぞれ4重
量%のTi、NbおよびZrにより形成されるAl3
i、Al3 NbおよびAl3 Zr金属間化合物の計算体
積比を表2に示す。
【0018】 表2 金属間化合物 金属間化合物 Al中の溶解度 の密度 の体積 遷移金属 重量% g/cm3 チタン 0.1 3.4 8.8 ニオブ 0.1 4.54 4.6 ジルコニウム 0.1 4.1 5.1
【0019】Al−(4Nbまたは4Zr)−0.5M
g合金は、Al−4Ti−0.5Mg合金の約半分の量
の金属間化合物しか含んでいないが、Al−(4Nbま
たは4Zr)−0.5Mg合金は常温における強度はほ
んの僅かに低いだけである。その上、Al−4Ti−
0.5Mgの引っ張り伸長、つまり延性は温度と共に増
加するが、Al−(4Nbまたは4Zr)−0.5Mg
の延性は約73℃で最大値を示す。これらの合金の機械
的特性におけるこれらの著しい差は、金属間化合物の形
態および変形特性によるところが大きいと思われる。N
bおよびZrとアルミニウムの機械的合金化により、ア
ルミニウムマトリックス中に不規則に分布したAl3
bおよびAl3 Zr金属間化合物が形成される。Al3
NbおよびAl3 Zrの平均粒子径は約25nmである。
Al3 NbおよびAl3 Zr粒子により高温では効果的
ではないOrowan強化されるものと考えられる。しかし、
Al3 Ti粒子は大きさが平均で約250nmであり、M
Aアルミニウム粒子と大体同じ大きさである。このより
大きなAl3 Ti粒子は、Al3 NbおよびAl3 Zr
粒子とは異なった機構によりMAアルミニウムを強化す
ると考えられる。これらのAl3 Ti粒子は主にOrowan
強化により強化するのではなく、すべての温度で拡散し
た滑りを増加させるが、Al3 NbまたはAl3 Zrを
含む合金中には拡散した滑りが無いので、高温における
延性が低いものと考えられる。Al3 NbとAl3 Zr
のわずかな差は、格子構造が僅かに異なるためであろ
う。Al3 NbおよびAl3 TiはDO22格子構造を有
し、Al3 ZrはDO23格子構造を有する。しかし、形
態学上の差が引っ張り特性に最も大きな影響を与えると
考えられる。
【0020】チタンはAl3 X型金属間化合物を形成す
る上で好ましい元素である。チタンにより常温と高温に
おける特性の最良の組合わせが得られる。最も好ましく
は、約1.5〜4.5%のTiを使用する。さらに、A
3 Tiの強化機構およびAl3 ZrとAl3 NbのOr
owan機構を最適化するためにTiとZrまたはNbの組
合わせを使用することができる。
【0021】実施例2 Al2 3 およびAl4 3 分散質で安定化させたAl
−Ti合金に対するSiの影響を調べるために、一連の
Al−Ti−Si合金を試験した。評価のためにAl−
4Ti−Si合金を機械的合金化するために、Al−1
2Siマスター合金を使用した以外は、実施例1の手順
に従った。あるいは、元素状原料を使用することもでき
る。下記の表3は、Si強化剤を加えた場合の引っ張り
特性の改良を示す。
【0022】 表3 温度 Y.S. U.T.S. 伸長 R.A. (℃) (MPa) (MPa) (%) (%) Al−4Ti 24 398 426 14.0 37.3 93 348 366 10.0 38.3 204 287 302 7.0 24.7 316 202 205 7.0 28.1 Al−4Ti−0.5Si 24 497 558 10.5 33.4 93 472 476 7.5 23.0 204 343 376 8.5 19.7 316 196 205 6.0 33.0 Al−4Ti−1Si 24 513 595 6.0 19.3 93 412 461 12.0 27.1 204 316 348 7.0 12.3 316 255 264 11.0 28.9 Al−4Ti−2Si 24 538 604 6.5 17.1 93 471 476 8.5 18.5 204 339 355 9.0 16.0 316 162 170 5.0 31.0
【0023】図3はSiの添加により改良された降伏応
力を示し、図4は引っ張り伸長に対するSiの効果を示
す。常温でSiにより著しく強化されているのが分か
る。しかし、Siの強化作用は温度上昇と共に低下す
る。ケイ素含有合金の引っ張り伸長水準は試験したすべ
ての温度で、Siの添加により僅かに影響されただけで
ある。Al−X−Si三元合金の強化には、好ましくは
0.5〜2.0%のSiを使用し、最も好ましくは約
0.75〜1.25%のSiを使用する。
【0024】実施例3 実施例1の方法により、元素状粉末を機械的に合金化
し、MA Al−Ti−Mg合金を製造した。表4にそ
のMA Al−Ti−Mg合金により達成された特性を
示す。
【0025】 表4 温度 Y.S. U.T.S. 伸長 R.A. (℃) (MPa) (MPa) (%) (%) Al−2Ti 24 443 501 11.6 40.8 93 431 438 7.0 27.5 204 321 343 8.5 14.0 316 209 210 14.0 17.5 427 136 136 21.0 2.5 538 66 66 4.0 7.0 Al−2Ti−0.25Mg 24 497 549 10.0 32.0 93 439 474 9.0 28.0 204 368 381 9.0 25.2 316 211 216 16.0 32.2 427 128 128 10.0 49.7 538 18 21 3.0 4.0 Al−2Ti−0.5Mg 24 583 654 7.0 24.6 93 515 573 10.0 24.6 204 370 402 15.0 25.9 316 176 203 18.0 35.0 427 110 116 11.0 55.9 538 22 25 21.0 73.8
【0026】 Al−4Ti 24 398 426 14.0 37.3 93 344 366 10.0 38.3 204 287 302 7.0 24.7 316 202 205 7.0 28.1 427 128 129 21.0 36.0 538 56 57 32.0 37.0 Al−4Ti−0.25Mg 24 527 559 10.0 28.9 93 427 486 7.0 23.3 204 354 378 8.0 18.2 316 235 245 9.0 11.6 427 136 136 9.0 51.6 538 63 65 14.0 51.9 Al−4Ti−0.5Mg 24 627 690 2.0 9.3 93 414 448 2.0 12.0 204 376 394 6.0 20.3 316 186 200 10.0 NA 427 128 130 13.0 57.6 538 52 54 42.0 65.1 Al−4Ti−1Mg 24 697 772 3.0 NA 93 536 596 7.0 NA 204 324 376 12.0 NA 316 181 185 8.0 NA 427 110 114 10.0 NA 538 48 51 21.0 63.8 Al−4Ti−2Mg 24 690 745 2.0 NA 93 505 638 2.0 4.7 204 358 358 11.0 26.5 316 170 174 11.0 45.7 427 124 127 17.0 58.3 538 56 57 30.0 70.0
【0027】 Al−6Ti 24 450 523 13.0 28.0 93 410 431 5.0 13.1 204 305 324 8.0 11.0 316 198 205 7.0 22.3 427 125 132 8.0 25.3 538 64 66 10.0 18.0 Al−6Ti−0.5Mg 24 605 713 2.9 10.0 93 536 586 4.7 14.0 204 326 366 5.6 6.8 316 186 194 10.4 21.0 427 101 104 12.8 48.8 538 39 39 15.6 52.6
【0028】表4に関して、Mgは、2、4および6%
Tiで、室温および中間温度強度特性を高めている。約
427℃を越える温度では、Mgは最早合金を強化して
いない。しかし、約316℃までの温度では、Mgは特
に効果的な強化剤である。さらに、約4%Tiまたは約
3〜5%Tiで、Mgは常温強度および高温延性を増加
する。
【0029】常温から316℃の温度におけるAl−4
Ti−Mg合金の降伏応力を比較している図5は、Mg
が降伏応力を著しく増加することを示している。Mgの
強化作用は、温度増加と共に低下する。この温度の影響
は、Mgに対してはSiに対するほど強くない。常温か
ら316℃の温度におけるAl−4Ti−Mg合金の引
っ張り伸長または延性を比較している図6は、Mgが常
温延性を低下させるが、中間温度延性を増加させること
を示している。Al−X−Mg三元合金を強化するに
は、約0.15〜1.0%のMgを使用するのが好まし
い。
【0030】Mgは固溶体硬化により強化し、SiはA
3 Tiの中に拡散することにより、またTi7 Al5
Si12の組成を有する三元ケイ化物を形成することによ
っても強化すると考えられる。MgとSiの組合わせを
使用できることが認められる。しかし、MgおよびSi
強化剤の組合わせは好ましくないことが分かった。Mg
およびSi強化剤の組合わせは、Siを含まないMg、
またはMgを含まないSiと比較して、物理特性に好ま
しくない影響を与えることが分かった。この理由から、
三元強化剤としては、SiおよびMgの組合わせではな
く、Siか、あるいはMgのどちらかを使用するのが好
ましい。
【0031】下記の表5は、MA Al−4Ti−0.
25Mgと、急速凝固法により製造した従来の高温合金
を比較している。
【0032】 表5 常温 316℃ 比モジュラス 合金 降伏応力 降伏応力 (cmx106 (MPa) (MPa) Al−4Ti−0.25Mg 527 235 310 Al−4Ti−1Si 513 255 310 FVS0812* 390 244 308 AL−7Fe−6Ce** 379 207 269 * 「高温/高剛性用途用の急速凝固アルミニウム合
金」、P.S.ギルマンおよびS.K.ダス、メタルパ
ウダーレポート、1989年9月616−620頁。 **「航空機構造用高温アルミニウム合金」、R.A.ラ
イネンおよびJ.C.エクバル、ジャーナル オブ メ
タル、1988年5月、16〜18頁。
【0033】表5に示す様に、本発明の合金は、先行技
術のAl−Fe−X合金に比べて著しく改良されている
ことが分かる。主な長所は、常温および約316℃まで
の降伏応力の増加および比モジュラスの改良である。
【0034】下記の表6は、本発明の範囲に入るMAア
ルミニウム系合金の例を示す(組成の残部はAlおよび
混入する不純物である)。さらに、本発明は、表6また
は明細書のどこかに規定するどの2つの値により限定さ
れる範囲、および表6または明細書のどこかに規定する
どの値間により限定される範囲も含むものとする。例え
ば、本発明は、Al−4Zr−2SiおよびAl−2.
9Zr−1.75Siも含むものである。
【0035】 表6 Ti Nb Zr Mg Si 2 1 1 1 4 0.2 2 2 2 1.2 4 0.5 4 1.1 6 0.25 5 0.5 0.5 1.0 4 0.35 4 0.9 2 0.5
【0036】供試合金の公称組成および化学分析結果は
比較的せまい公差内にあった。下記の表7に供試合金の
公称組成および化学分析結果を示す。
【0037】 表7 公称組成 Ti Nb Zr Mg Si Al-4Ti 4.27 -- -- -- -- 1.78 0.62 Al-4Ti-0.5Mg 3.79 -- -- 0.53 -- 1.88 0.67 Al-4Nb-0.5Mg -- 3.72 -- 0.53 0.07 1.88 0.71 Al-4Zr-0.5Mg -- -- 3.78 0.55 0.06 1.88 0.69 Al-4Ti-0.5Si 3.76 -- -- -- 0.55 1.78 0.67 Al-4Ti-1Si 3.86 -- -- -- 0.98 1.81 0.85 Al-4Ti-2Si 3.78 -- -- -- 1.83 1.82 0.73 Al-2Ti 1.95 -- -- -- -- 1.97 0.60 Al-2Ti-0.25Mg 1.86 -- -- 0.16 0.07 1.95 0.66 Al-2Ti-0.5Mg 1.82 -- -- 0.5 0.05 1.96 0.68 Al-4Ti-0.25Mg 3.65 -- -- 0.25 0.04 1.86 0.64 Al-4Ti-0.5Mg 3.8 -- -- 0.5 -- 1.91 0.58 Al-4Ti-1Mg 3.64 -- -- 0.98 0.08 1.97 0.77 Al-6Ti 5.79 -- -- -- -- 1.75 0.71 Al-6Ti-0.5Mg 5.74 -- -- 0.45 -- 1.88 0.66
【0038】結論として、Al3 X型相で強化した合金
は、少量のMgまたはSiにより著しく改良される。M
gまたはSiを加えることにより、延性が僅かに低下す
るだけで、引っ張り強度および降伏応力が大きく増加す
る。事実、Mgにより、高温における延性が増加され
る。本発明の合金は、単に機械的な合金化により形成さ
れ、急速凝固や複合材料の髭結晶または粒子の添加を必
要としない。さらに、三元剛化したMAアルミニウム系
チタン合金の引っ張り特性および中間温度特性は、急速
凝固、複合材料強化または機械的合金化により製造され
る類似の先行技術の合金に比較して著しく改良される。
【0039】法律の規定にしたがって本発明の実施形態
を説明したが、当業者には、請求項に記載する本発明の
形態中で変形が可能であること、および本発明の特定の
特徴を他の特徴を使用せずに有利に使用できることは明
らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】24〜316℃の温度における、MA Al−
4(Ti、NbまたはZr)−0.5Mg合金の降伏応
力のグラフ。
【図2】24〜316℃の温度における、MA Al−
4(Ti、NbまたはZr)−0.5Mg合金の引っ張
り伸長のグラフ。
【図3】24〜316℃の温度における、MA Al−
4Ti−Si合金の降伏応力のグラフ。
【図4】24〜316℃の温度における、MA Al−
4Ti−Si合金の引っ張り伸長のグラフ。
【図5】24〜316℃の温度における、MA Al−
4Ti−Mg合金の降伏応力のグラフ。
【図6】24〜316℃の温度における、MA Al−
4Ti−Mg合金の引っ張り伸長のグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルンクマール、シヤンラオ、ワトウエ アメリカ合衆国ウエストバージニア州、ハ ンチントン、サーテイーンス、アベニユ、 930、アパートメント、4 (72)発明者 ウオルター、アーネスト、マトソン アメリカ合衆国ウエストバージニア州、ハ ンチントン、ソーク、コート、8 (72)発明者 レイモンド、クリストフアー、ベン アメリカ合衆国コネチカツト州、マデイソ ン、コプス、ロード、350

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%で、合計約1〜6%の、Al3 Xの
    形で金属間化合物相中に含まれる、Nb、TiおよびZ
    rからなるグループから選択された少なくとも一つの元
    素であるX、および約0.1〜4%の、SiおよびMg
    からなるグループから選択された強化剤を含み、約31
    6℃までの温度における中間温度特性が改良されている
    ことを特徴とする、MAアルミニウム系合金。
  2. 【請求項2】XがTiであることを特徴とする、請求項
    1に記載の合金。
  3. 【請求項3】前記金属間化合物相が約1.5〜4.5%
    のTiを含むことを特徴とする、請求項1に記載の合
    金。
  4. 【請求項4】前記強化剤がマグネシウムを含むことを特
    徴とする、請求項1に記載の合金。
  5. 【請求項5】前記強化剤が約0.15〜1%のMAアル
    ミニウム系合金であることを特徴とする、請求項4に記
    載の合金。
  6. 【請求項6】前記強化剤がケイ素を含むことを特徴とす
    る、請求項1に記載の合金。
  7. 【請求項7】前記強化剤が約0.5〜2%のMAアルミ
    ニウム系合金であることを特徴とする、請求項6に記載
    の合金。
  8. 【請求項8】約1〜4%のCおよび約0.1〜2%のO
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載の合金。
  9. 【請求項9】重量%で、約1.5〜4.5%の、金属間
    化合物Al3 Ti相に含まれるTi、約0.15〜1%
    のMgおよび約0.5〜2%のSiからなるグループか
    ら選択された低温強度および中間温度延性のための強化
    剤、および約1〜4%のCおよび約0.1〜2%のOを
    含み、前記CおよびOがMAアルミニウム系合金の粒子
    を安定化させるためのアルミニウム化合物分散質の形で
    含まれており、約316℃までの温度における中間温度
    特性が改良されていることを特徴とする、MAアルミニ
    ウム系合金。
  10. 【請求項10】前記アルミニウム系合金が約0.7−1
    %のOおよび約1.2−2.3%のCを含むことを特徴
    とする、請求項9に記載の合金。
JP4039822A 1991-02-28 1992-02-26 中間温度アルミニウム系合金 Pending JPH0586433A (ja)

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US07/662,721 US5171381A (en) 1991-02-28 1991-02-28 Intermediate temperature aluminum-base alloy

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US5171381A (en) 1992-12-15
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