JPH0585935A - 抗ウイルス性促進方法 - Google Patents

抗ウイルス性促進方法

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JPH0585935A
JPH0585935A JP3030063A JP3006391A JPH0585935A JP H0585935 A JPH0585935 A JP H0585935A JP 3030063 A JP3030063 A JP 3030063A JP 3006391 A JP3006391 A JP 3006391A JP H0585935 A JPH0585935 A JP H0585935A
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alkyl
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virus
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Richard A Partis
アレン パーテイス リチヤード
Richard A Mueller
オーガスト ミユーラー リチヤード
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−
グルシトールのN−アルキル誘導体による抗ウイルス活
性を高める。 【構成】 図示の一般式におけるRのアルキル鎖長を少
くとも5炭素原子に、そして約10炭素原子まで選択的
に増加させることにより上記の目的を達成する。 (式中RはC10−アルキル基) 【効果】 かくすることにより酵素阻害活性のスペクト
ルとインビドロの半減期を改良する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒト免疫不全ウイルス
(HIV)のようなレトロウイルスを阻害する方法に関
する。より詳しくは本発明は、後天性免疫不全症候群
(AIDS)やAIDS−関連コンプレックス(AR
C)の治療に利用可能性を有する、1,5−ジデオキシ
−1,5−イミノ−D−グルシトール(デオキシノジリ
マイシン)のN−アルキル誘導体による、高められた抗
ウイルス活性を提供する方法に関する。
【0002】わずか数年前には医学的に珍しいものであ
った後天性免疫不全症候群は今や重大な病気である。そ
の結果として、エイズと戦う薬品やワクチンを研究する
多くの努力がなされつつある。1983年にはじめて同
定されたエイズウイルスは、数種の名前によって記述さ
れている。それは3番目に知られたT−リンホサイトウ
イルス(HTLV−III )であり、免疫系の細胞内で複
製する能力を有し、それによってT4+ T−細胞(また
はCD4+ 細胞)の広範な破壊に導く。例えばガロ等、
Science,224巻、500〜503頁(198
4)、およびプロポビック等、同書、224巻、497
〜500頁(1984)を参照のこと。このレトロウイ
ルスはリンパ腺病随伴ウイルス(LAV)、またはAI
DS−関連ウイルス(ARV)として、最近ではヒト免
疫不全ウイルス(HIV)として、知られている。2つ
の別個のウイルス、HIV−1およびHIV−2も記述
されている。HIV−1はパリのパストゥール研究所で
モンタニールと協同研究者により、1983年にはじめ
て同定されたウイルスであり〔Ann.Virol.I
nst.Pasteur,135E、119〜134頁
(1984)〕、一方HIV−2はより最近モンタニー
ルと協同研究者により、1986年に単離された〔Na
ture,326巻、662頁(1987)〕。本明細
書では、HIVは、一般的な意味でこれらのウイルスを
指す。
【0003】エイズの分子生物学は解明され明示され始
めているが、この病気について学び理解するためにより
多くのことが必要である。一方可能性のある抗エイズ剤
およびワクチンの探索に数多くのアプローチが研究され
ている。エイズワクチンの開発は、HIVに対する感染
防御免疫の機構の理解の欠落、このウイルスの遺伝的バ
リエーションの大きさ、およびHIV感染の有効な動物
モデルがないことにより妨げられる。例えばコフおよび
ホス、Sciene,241巻、426〜432頁(1
988)を参照せよ。
【0004】AIDSの治療に関し、米国食品薬品局に
より認可された最初の薬品はチドブジン、その以前の名
前アジドチミジン(AZT)でよりよく知られている、
であった。化学的にはこの薬品は3’−アジド−3’−
デオキシチミジンである。この薬品は、インビトロでそ
のウイルスの複製を阻害することが示されたので、エイ
ズに対する可能性ある武器として初めて選択された。そ
のようなインビトロの試験は有用であり、可能性のある
抗エイズ薬をスクリーニングし試験する事実上唯一の実
際的な方法である。しかしながらAZTの重大な欠点は
その毒性の副作用である。かくてよりよい抗エイズ薬の
探索は続いている。
【0005】最近或るグリコシダーゼ阻害剤が、エイズ
ウイルスに対する活性に関し試験された。可能性ある抗
エイズ薬として示唆された3つのそのような化合物は、
カスタノスペルミン、1−デオキシノジリマイシン(D
NJ)、および2,5−ジヒドロキシメチル−3,4−
ジヒドロキシ−ピロリジン(DMDP)である。サンカ
ラ等、Biochem.Biophys.Res.Co
mmun.148巻(1)、206〜210頁(198
7);チムス等、Lancet,10月31日、198
7、1025〜1026頁;ウォーカー等、Proc.
Natl.Acad.Sci.USA.84巻、812
0〜8124頁(1987);およびグルタース等Na
ture,330巻、74〜77頁(1987)を参照
のこと。
【0006】
【化1】
【0007】かくしてオーストラリヤクリの木の種から
分離されたアルカロイドであるカスタノスペルミンは、
HIVビリオンの正常なグリコシル化を妨げ、それによ
ってエンベロープグリコプロテインを変え、ターゲット
細胞へのHIVの侵入を阻止することが見出された。
【0008】PCT国際出願WO 87/03903、
1987年7月2日公開、において、デオキシノジリマ
イシン(DNJ)のN−メチル誘導体も、そのグルコシ
ダーゼI阻害活性に表面的には基づいて、HIVに対し
活性を有すると開示された。しかしながら続いてフリー
ト等、FEBS Lett.237巻、128〜132
(1988)により、すべてのグルコシダーゼI阻害剤
がHIVの有効な阻害剤ではないことが示された。それ
故何んらかの他のメカニズムがHIV阻害活性の原因で
あるかも知れない。例えば、α−グルコシダーゼI阻害
剤カスタノスペルミンによる細胞変性効果という知られ
た阻害は確認されているのに、エピマ−L−1,6−ジ
エピカスタノスペルミンも、カスタノスペルミンの立体
異性体であるL−6−エピカスタノスペルミンも、阻害
的であることは見出されなかった。
【0009】また1,4−ジデオキシ−1,4−イミノ
−アラビニトールの両エナンチオマーは公知のグルコシ
ダーゼ阻害剤であるが〔フリート等、Tetrahed
ron Lett.26巻、3127〜3130頁(1
985);フリート等Chemistry Let
t.、1051〜1054頁(1986)〕、L−エナ
ンチオマーは強力なHIV阻害活性を有するのに、D−
エナンチオマーはHIV複製に非常に小さい効果しか持
たない。両エナンチオマーの場合、N−メチル化は抗H
IV活性を増加させるよりはむしろ減少させる。グルコ
ースのアゾフラノースアナログも、N−ベンジル誘導体
もCPEに影響を有することは見出されなかった。同様
にファゴミン、2−デオキシグルコースアナログ、もα
−グリコシダーゼ阻害活性を有することが知られている
が、HIV阻害は認められなかった。フリート等、FE
BS Lett.237巻、128〜132頁(198
8)を参照のこと。
【0010】カルパス等Proc.Natl.Aca
d.Sci.USA.85巻、9229〜9233頁
(1988)は、N−メチルおよびN−エチル−DNJ
は、伝染性のHIVの生成をそれぞれ4および3の対数
オーダーで減少させるのに、N−ブチル−DNJは非毒
性濃度で5以上の対数オーダーで伝染性のウイルス粒子
を減少させることを報告している。N−ブチル−DNJ
の抗ウイルス用途についての米国特許第4,849,4
30号も参照のこと。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は1,5−ジデ
オキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール(デオキシ
ノジリマイシンまたはDNJ)の抗ウイルス活性を高め
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】N−メチルおよびN−ブ
チル−DNJのようなDNJの低級アルキル誘導体は明
白な抗ウイルス活性を有すると報告されているが、グル
コシダーゼ酵素阻害活性の高められたスペクトルが、こ
れらの誘導体においてアルキル鎖の長さを少くとも5個
の炭素原子に、そして約10個の炭素原子まで、選択的
に増加させることにより、得られることが、驚くべきこ
とに見出された。DNJのこれら高級N−アルキル誘導
体はまた、低級C1 −C4 N−アルキル誘導体より、よ
り長いインビボでの半減期を有する。
【0013】低級C1 −C4 N−アルキル誘導体と比較
して、DNJのこれ等高級N−アルキル誘導体の酵素阻
害活性の高められたスペクトルは、生理学的pH7.4に
おいて酵母α−グルコシダーゼに対して、生理学的pH
7.4および至適酵素活性pH4.8においてアーモンド
のβ−グルコシダーゼに対して示される。これはIC50
価の比によりドラマチックに示される。原因となる要因
はβ−グルコシダーゼ阻害に関して非線形な関係を与え
るように見える。すなわち、力価がC4 以上で10倍増
加するC5 の鎖長を出発点として、IC50 が非常に急
激に減少する。α−グルコシダーゼの阻害は、C1 化合
物を例外として、このシリーズで約4倍変化する。
【0014】予備的な薬物動態的な試験において、説明
に役立つN−ノニル−DNJは、驚くべきことに、イン
ビボでラットに投与した時、N−ブチル−DNJの半減
期の5倍の半減期を示した。即ち、N−ノニル−DNJ
は、血中での全放射活性として測定した場合、N−ブチ
ル−DNJのt1/2 がわずか1.24時間であるのに比
べ、ラット中インビボで、6.24時間のt1/2 を有す
る。半減期が長くなると、抗ウイル剤の有効血液濃度を
維持するために、哺乳動物に度々投与する必要がなくな
り、血液中のレベルの広い変動を阻止する。度々薬剤を
投与しないことはまた、N−ブチル−DNJで見られる
胃腸の副作用を減少させる。本発明者は理論に拘束され
ないが、半減期の増加は、部分的には親油性の増加およ
び鎖長の増加のためかも知れない。親油性の増加は細胞
膜への浸透を増加させ、かくて周囲の体液に比べて高い
細胞内濃度を提供する。
【0015】N−ノニル−DNJはまた、ラット尿中の
代謝物排出アッセイで測定すると、N−ブチル−DNJ
は代謝されないのに対し、代謝されることが見出され
た。これらの試験は、DNJの高級N−アルキル誘導体
のより長く働く抗ウイルス薬としての利用可能性を示唆
する。
【0016】標準のインビトロ試験においても、N−ヘ
キシル−DNJおよびN−ノニル−DNJはHIV−1
を阻害することが示された。これ等の試験は、ミクロカ
ルチャープレイトでウイルスと共に、およびウイルスな
しに、シンシチウム感受性の、感染しやすいヒトの宿主
細胞をプレーティングすること、いろいろな濃度の試験
化合物を添加すること、9日間プレートをインキュベー
トすること(その期間内に、感染した、薬剤処理しない
コントロール細胞はウイルスにより大部分または全部破
壊される)、そして次に、比色エンドポイントを用い
て、残存する生育できる細胞の数を測定することよりな
る。
【0017】エイズウイルスに対する利用可能性はま
た、通常のプラーク減少アッセイにおける、ビスナウイ
ルスに対するDNJの高級N−アルキル誘導体の阻害活
性によっても示される。ビスナウイルス、遺伝的にエイ
ズウイルスに非常に似ているレンチウイルス、は羊およ
び山羊に発病させる。ソニゴ等、Cell,42巻、3
69〜382頁(1985);ハーセ、Nature,
322巻、130〜136頁、(1986)を参照せ
よ。ヒトの免疫不全ウイルス(HIV)の有用なモデル
としてのインビトロのビスナウイルスの複製の阻害、お
よび試験化合物によるその阻害は、フランク等、Ant
imicrobial Agents and Che
motherapy 31巻(9)、1369〜137
4(1987)に記載されている。
【0018】DNJの高級N−アルキル誘導体によるこ
れらの結果は、次の2つの以前の報告を考慮すると予期
できなかった。ヘットカンプ等、Eur.J.Bioc
hem.142巻、85〜90頁(1984)は、N−
ドデシル−1−デオキシノジリマイシンは、デオキシノ
ジリマイシンまたはN−メチル−デオキシノジリマイシ
ンより少ない程度で、グルコシダーゼIおよびIIの両方
のトリミング(trimming)に影響を及ぼすと報
告している。デオキシノジリマイシン、デオキシマンノ
ジリマイシン、およびいくつかのN−アルキル誘導体に
よるグルコシダーゼIの阻害の研究において、N−ヘキ
シル−およびN−デシル−誘導体は、N−メチルおよび
N−ブチル−誘導体より大きいKi 値を有することが、
シュウェーデン等、Arch.Biochem.Bio
phys.248巻(1)、335〜340頁(198
6)により報告されている。
【0019】本発明の方法で用いるデオキシノジリマイ
シンの高級N−アルキル誘導体は次の化学構造を有す
る。
【0020】
【化2】
【0021】式中R=C5 〜C10 アルキルである。立
体異性を示すために、実線および破線は、紙面からそれ
ぞれ上または下の方向の結合を示す。
【0022】本発明の方法で用いるデオキシノジリマイ
シンの高級N−アルキル誘導体は、新規化合物であると
信じられるN−ノニル−DNJを除いて、公知の化合物
である。これらの製法、および抗糖尿病および類似のそ
のような治療剤としてのこれらの従来公知の用途は、米
国特許第4,639,436号に記載されている。かく
てそれらは、1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
−グルシトール(デオキシノジリマイシン)を、適当な
アルキルアルデヒドと、水素供与還元剤、例えば触媒に
より活性化された水素存在下に、反応させることにより
容易に製造できる。貴金属触媒、例えばパラジウム存在
下、高温高圧で、メタノール溶媒媒体中での水素化が適
切である。対応するC5 〜C10のN−アルキル誘導体を
製造するのに適当なアルキルアルデヒドは例えば、それ
ぞれn−ペンタナール、n−ヘキサナール、n−ヘプタ
ナール、n−オクタナール、n−ノナナール、およびn
−デカナールである。しかしながら本発明の方法は、N
−アルキル−DNJを作る特定の方法に限定されるもの
ではないことが理解されるであろう。
【0023】次の実施例は本発明を詳細にさらに説明す
るが、本発明はこれら具体的な例、またはその中の詳細
に限定されないことが了解されるであろう。実施例1〜
3は、デオキシノジリマイシンの、適当なアルキルアル
デヒドとの、接触的水素化を伴った水素化による、1,
5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトール
(デオキシノジリマイシン)のN−ペンチル−、N−ヘ
キシル−、およびN−ノニル誘導体の製造を説明する。
実施例4は比較の目的で使用したDNJのN−テトラデ
シル誘導体の製法を説明する。実施例5は、プラーク減
少アッセイにおけるインビトロでのビスナウイルスの阻
害を試験した時の、これらの化合物の効果を説明する。
実施例6は、(A)ほぼ生理学的なpH7.4、および至
適酵素pH4.8の両方での、アーモンドのβ−グルコシ
ダーゼに対して、(B)pH7.4での酵母α−グルコシ
ダーゼに対して、インビトロで試験した時の、これらの
化合物の酵素阻害活性を説明する。実施例7は、インビ
トロの細胞培養試験におけるHIVに対する、好ましい
N−ヘキシル−およびN−ノニル−DNJの影響を説明
する。
【0024】
【実施例】
実施例11,5−(ペンチルイミノ)−1,5−ジデオキシ−D
−グルシトール メタノール(30ml)中の1,5−ジデオキシ−1,5
−イミノ−D−グルシトール(0.64g、0.003
9モル)、バレルアルデヒド(0.40g、0.004
7モル)、および5%Pd黒の溶液を水素化した(5p
si/25℃/89時間)。生成した混合物を濾過後、
濾液をローターリーエバポレーターで油状に濃縮した。
シリカゲルでクロマトグラフィした後、アセトンから再
結晶して標記化合物、融点約103℃を得た。構造のア
サイメントはNMR、赤外スペクトル、および元素分析
(233.31)により支持された。 C1123NO4 に対する元素分析計算値:C,56.6
3;H,9.94;N,6.00。測定値:C,56.
55;H,9.75;N,6.03。
【0025】実施例21,5−(ヘキシルイミノ)−1,5−ジデオキシ−D
−グルシトール メタノール(105ml)中の1,5−ジデオキシ−1,
5−イミノ−D−グルシトール(0.5g、0.003
1モル)、カプロアルデヒド(0.45g、0.004
5モル)、および5%Pd黒(0.1g)の溶液を水素
化した(5psi/25℃/5日)。生成した混合物を
濾過した後、濾液を窒素を流しながら濃縮し、油状の固
体を得た。標記の化合物を結晶化し、アセトン−エタノ
ールから再結晶した、DSC約115℃。構造のアサイ
メントはNMR、赤外スペクトル、および元素分析(2
47.3)により支持された。 C1225NO4 に対する元素分析計算値:C,58.2
7;H,10.19;N,5.66。測定値:C,5
8.19;H,10.24;N,5.65。
【0026】実施例31,5−(ノニルイミノ)−1,5−ジデオキシ−D−
グルシトール メタノール(100ml)中の1,5−ジデオキシ−1,
5−イミノ−D−グルシトール(0.5g、0.003
1モル)、ノニルアルデヒド(0.52g、0.003
7モル)、および5%Pd黒(0.1g)の溶液を水素
化した(60psi/25℃/46時間)。生成した混
合物を濾過した後、濾液を窒素をゆっくり流しながら油
状の固体に濃縮した。この物質を少量のアセトンと共に
攪拌し、その固体を減圧濾過した。エタノール−アセト
ンから再結晶して標記化合物、DSC約109℃を得
た。構造のアサイメントはNMR、赤外スペクトル、お
よび元素分析(289.4)により支持された。 C1531NO4 に対する元素分析計算値:C,62.2
5;H,10.80;N,4.84。測定値:C,6
2.15;H,10.86;N,4.79。
【0027】実施例41,5−(テトラデシルイミノ)−1,5−ジデオキシ
−D−グルシトール メタノール(40ml)中の1,5−ジデオキシ−1,5
−イミノ−D−グルシトール(1.0g、0.006モ
ル)、テトラデシルアルデヒド(1.48g、0.00
7モル)、および5%Pd黒(0.2g)の溶液を水素
化した(5psi/25℃/64時間)。生成した混合
物を濾過した後、濾液を窒素をゆっくり流しながら白色
固体に濃縮した。その固体をシリカゲルクロマトグラフ
ィにより精製し、メタノールから再結晶した。水−アセ
トンから再結晶し標記化合物、m.p.約103℃を得
た。構造のアサイメントはNMR、赤外スペクトル、お
よびマススペクトルスコピイにより支持された。
【0028】実施例5 実施例1〜4で製造した化合物を、プラーク減少アッセ
イで、インビトロでのビスナウイルスの阻害につき次の
ように試験した。
【0029】方法 細胞およびウイルス増殖 ヒツジの脈絡膜(SCP)細胞をアメリカンタイプカル
チャーコレクション(ATCC)カタログ番号CRL1
700から入手し、20%胎児牛血清(FBS)を補っ
たダルベッコ(Dulbecco)のモディファイドイ
ーグールス(Dulbecco’s Modified
Eagles)(DME)培地でインビトロで通常ど
おり培養した。SCP細胞は一週間に一度、1:2また
は1:3のスプリツト比で培養した。ビスナは6−ウエ
ルプレートでプラークアッセイにより滴定した。ウイル
スプールは−70℃で貯蔵した。
【0030】プラーク減少アッセイ SCP細胞を6−ウエルプレート中で集密的に培養し
た。ウエルを血清を含まない最小必須培地(MEM)で
2度洗浄しFBSを除いた。4mMのグルタミンとジェ
ンタマイシンを補ったMEM中の0.2mlのウイルス
を、1ウエルにつき加えた。1時間の吸着後ウイルスを
それぞれのウエルから吸引した。2%子羊血清、4mM
グルタミン、0.5%アガロース、およびジエンタマイ
シンを補った5mlの培地199(M−199)中の、適
当な濃度のそれぞれの化合物を、それぞれのウエルに加
えた。培養物を37℃で湿気のある5%CO2インキュ
ベーター中で3〜4週間培養した。試験を終了させるた
めに、培養物を10%ホルマリン中に固定し、寒天を除
き、単層(monolayer)を1%クリスタルバイ
オレットで染色し、プラークを算出した。それぞれの化
合物濃度で3回行った。コントロールのウエル(ウイル
スなし)は、それぞれの試験の終了時に、化合物の毒性
につき観察し、形態的に0〜4に等級分けした。0は毒
性が認められない場合、4は細胞の単層の全溶解の場合
である。
【0031】96ウエルプレートアッセイ 96ウエイプレートアッセイを上記プラークアッセイと
同様にして改変を加えて行った。0.1mlDME培地中
のSCP細胞を1ウエルあたり1×104 細胞植種し
た。集密化した時に、ウエルを血清を含まないMEMで
洗浄し、2%子羊血清を補ったM−199中の25μl
のウイルスを加えた。1時間後、試験化合物を含んだ7
5μlの培地を、ウイルスを含んだそれぞれのウエルに
加えた。2〜3週間間の培養の後、ウイルスの細胞変性
効果を、生体染色により染色することにより決定した。
細胞の生存率を、96ウエルプレートリーダーを用いて
染色密度を決定することにより、測定した。ウイルスの
ないコントロールウエルは化合物の毒性を決定するため
に仕上げた。
【0032】結果 下の表1は、コントロールスタンダードとしての1,5
−ジデオキシ−1,5−イミノ−D−グルシトールのN
−ブチル誘導体(N−Bu−DNJ)と比較した、実施
例1、2、3および4の化合物のアッセイの結果を説明
する。
【0033】
【表1】 0〜4に等級づけした毒性 0=毒性なし、4=全細胞溶解 N−Bu−DNJ=コントロールスタンダードとして用
いたN−ブチル−デオキシノジリマイシン
【0034】実施例6 実施例1〜4で製造した化合物を、アーモンドのβ−グ
ルコシダーゼおよび酵母のα−グルコシダーゼの阻害に
関し、次のように試験した。
【0035】α−グルコシダーゼ(酵母)およびβ−グ
ルコシダーゼ(アーモンド)のアッセイ 酵母のα−グルコシダーゼおよびアーモンドのβ−グル
コシダーゼ活性を、エバンス等、Phytochemi
stry,22巻、768〜770(1983)の方法
の改変により測定した。改変は、(1)HEPES(N
−ヒドロキシエチルピペラジン−N’−2−エタンスル
ホン酸)緩衝液中、pH7.4で活性をアッセイするこ
と、(2)96ウエルマイクロタイター プレート中で
測定すること、および(3)コントロールおよび試験サ
ンプル中に10%DMSOを包含させることである。基
質p−ニトロフェニルグリコシドからのp−ニトロフェ
ノールの遊離を、分光光度計で、試験化合物の存在下お
よび不存在下で測定した。それぞれのアッセイは、スタ
ンダードとして公知の阻害剤を含ませた。IC50値を、
1mMの濃度で50%以上の酵素を阻害する化合物につ
いて、決定した。
【0036】α−グルコシダーゼ阻害アッセイ、pH7.
マイクロタイター プレート中の100μlの50mM
HEPES緩衝液、pH7.4に、DMSO中(DMS
O単独をコントロールに)の20μlの試験化合物、H
EPES緩衝液中の40μl(0.013ユニット)の
酵母α−グルコシダーゼ(シグマ)を加え、室温で15
分間プレインキュベートする。基質としてHEPES緩
衝液中の40μlの1.25mMのp−ニトロフェニル
−α−グルコピラノシドを加え、バイオテクEIAオー
トリーダー中で、405nmでの吸光度変化をモニター
する。吸光度変化を15〜20分において測定した(反
応は少くとも30分間リニアーであった)。それぞれの
試料は三回試験した。IC 50値は、最小3点から得られ
た、log濃度対阻害%曲線のリニアー部分から決定し
た。デオキシノジリマイシンを標準阻害剤として用い
た。
【0037】β−グルコシダーゼ阻害アッセイ pH7.4: マイクロタイター プレート中の100μl
の50μM HEPES緩衝液に、DMSO中(DMS
O単独をコントロールに)中の20μlの試験化合物、
HEPES緩衝液中の40μl(0.136ユニット)
のβ−グルコシダーゼを加え、室温で15分間プレイン
キュベートする。基質として、HEPES中の40μl
の1.25mMのp−ニトロフェニル−β−D−グルコ
ピラノシドを加え、バイオテクEIAオートリーダー中
で、405nmでの吸光度変化をモニターする。吸光度
変化は15〜25分で測定した(反応は少くとも30分
間リニアーである)。それぞれの試料は、3回試験し
た。IC50値は、最小3点から得られた、log濃度対
阻害%曲線のリニアー部分から決定した。カタノスペル
ミンを標準阻害剤として使用した。
【0038】pH4.8:マイクロタイター プレート中
の100μlの50mMクエン酸ナトリウム緩衝液に、
DMSO(DMSO単独をコントロールに)中の15μ
lの試験化合物、クエン酸緩衝液中の20μl(0.0
17ユニット)のβ−グルコシダーゼ(シグマ)を加
え、室温で15分間プレインキュベートする。基質とし
て、クエン酸緩衝液中の25μlの2.50mM p−
ニトロフェニル−β−D−グルコピラノシドを加える。
室温で20分間インキュベートする(反応は少くとも3
0分間リニアーである)。0.4M NaOH 50μ
lを加える。バイオテクEIAオートリーダー中で、4
05nmでの吸光度変化を読む。それぞれの試料は、3
回試験した。IC50値は、最小3点から得られた、lo
g濃度対阻害%曲線のリニアー部分から決定した。カス
タノスペルミンを標準阻害剤として使用した。
【0039】結果 下の表2は、1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−D
−グルシトールの低級N−アルキル誘導体(N−アルキ
ル−DNJ)、すなわちメチル−、エチル、およびブチ
ル−DNJ化合物と比較した、実施例1、2、3、およ
び4の化合物の酵素阻害アッセイの結果を説明する。
【0040】
【表2】
【0041】上述の結果は、低級N−アルキル誘導体お
よび長鎖N−テトラデシル誘導体と比べて、DNJのN
−ペンチル−、N−ヘキシル、およびN−ノニル誘導体
の優れた性質を示す。
【0042】実施例7 実施例2および3のN−ヘキシルDNJおよびN−ノニ
ル−DNJは、それぞれ、組織培養で生長するウイルス
に感染したシンシチウム感受性のLeu−3a−pos
itive CEM細胞における細胞変性効果の減少を
測定する次の試験において、HIV−1を阻害すること
が示された。
【0043】組織培養プレートを、湿気のある5%CO
2 雰囲気中37℃でインキュベートし、毒性および/ま
たは細胞変性効果(CPE)を顕微鏡で観察した。感染
後2および6日目に、それぞれの試験品の新しい希釈物
を、凍結ストックから調製し、20μlの容積のそれぞ
れ希釈物(10×濃度として調製した)を、感染した細
胞および感染しない細胞の両方の適当なウエルに加え
た。
【0044】後感染の9日目に、それぞれのウエル中の
細胞を再懸濁し、それぞれの細胞懸濁液の100μlの
試料を、MTTアッセイで使用するために除去した。3
−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2.5
−ジフェニルテトラゾリウムブロマイド(MTT)の5
mg/ml溶液の20μlの容積を、それぞれの100μl
の細胞懸濁液に加え、細胞を37℃で5%CO2中4時
間インキュベートした。このインキュベーション中にM
TTは生きている細胞により代謝的に減少し、着色した
ホルマザン生成物の製造をもたらした。0.01N塩酸
中の10%ドデシル硫酸ナトリウムの溶液100μl
を、それぞれの試料に加え、その試料を一晩インキュベ
ートした。590nmでの吸光度を、モレキュラーデバ
イスVmax ミクロプレートリーダを用い、それぞれの試
料について決定した。このアッセイは、生き残った細胞
によるMTT−ホルマザンの生成物を測定することによ
る、ウイルスCPEの薬剤で誘起されたサプレッション
および薬剤細胞毒性を検出する。
【0045】アッセイは、96ウエルの組織培養プレー
ト中で行った。CEM細胞を、ポリブレンの濃度2μg
/mlで処理し、80μlの容積の細胞(1×104
胞)を、それぞれのウエル中に分注した。100μlの
容積のそれぞれの試験品希釈物(2×濃度として調製し
た)を、細胞の5ウエルに加え、細胞を37℃で1時間
インキュベートした。HIV−1、HTLV−III 株、
の凍結した培養物を、培養培地中で、ml当り5×104
TCID50の濃度に希釈し、20μlの容積(ウイルス
の103 TCID50を含む)を、それぞれの試験品濃度
について、3つのウエルに加えた。これは、HIV−1
に感染した試料に対し、0.1の感染の多重度をもたら
した。20μlの体積の標準培養培地を、残りのウエル
に加え、細胞毒性を評価した。それぞれのプレートは、
6ウエルの未処理の、感染しない、細胞コントロールサ
ンプル、および6ウエルの未処理の、感染した、ウイル
スコントロールサンプルを含む。ジデオキシシチジン
(DDC)とジデオキシアデノシン(DDA)を正のコ
ントロール化合物として含ませた。
【0046】下の表3は、N−ブチルDNJと比較し
た、N−ヘキシル−DNJおよびN−ノニル−DNJの
前述の抗ウイルス試験の結果を説明する。これらの結果
は、N−ブチル−DNJと比較して、N−ヘキシル−D
NJおよびN−ノニル−DNJのID50(メディアン阻
害投与量)の有益な減少を示す。
【0047】
【表3】 a=ウイルスCPEの減少%は次式より計算した b=溶解問題;化合物は水素溶媒に完全に溶けなかった T=毒性
【0048】本明細書に記載した抗ウイルス剤は、ヒト
免疫不全ウイルスに感染した患者に、通常の方法によ
り、好ましくは薬学的に受容し得る希釈剤およびキャリ
ヤと共に、調合物として、投与するために用いることが
できる。これらの薬剤は、フリーアミンの形で、または
その塩の形で用いることができる。薬学的に受容し得る
塩誘導体は、例えばHCl塩により説明される。投与す
べき活性な薬剤の量は、有効量、すなわち医学的に有益
であるがその利用に伴った利益を上回る毒性効果を与え
ない量である。大人の人間の投与量は、通常、活性な化
合物約1mg以上の範囲であると予期される。比経口的な
投与も用いることができるが、好ましい投与ルートは、
カプセル、錠剤、シロップ、エリキシル等の形の経口的
なものである。治療上の投与形における、薬学的に受容
し得る希釈剤およびキャリア中の活性な化合物の適切な
調合物は、例えばRemington’sPharma
ceutical Sciences,アーサーオソル
編、16版、マック出版(株)、イーストン、PAのよ
うなこの分野の一般的教科書を参照して製造できる。
【0049】様々な他の実施例は、本開示を読んだ後の
当業者に、本発明の思想と範囲を離れることなく、明ら
かであろう。すべてのそのような更なる実施例は、特許
請求の範囲内に含まれることを意図するものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−
    D−グルシトールのN−アルキル誘導体による、温血哺
    乳動物におけるレトロウイルスを阻害する方法におい
    て、該アルキル基が5〜約10個の炭素原子を有する
    1,5−(アルキルアミノ)−1,5−ジデオキシ−D
    −グルシトール、またはその薬学的に受容しうる塩誘導
    体の、ウイルスを阻害するのに有効な量で、該哺乳動物
    を処理し、それによってグルコシダーゼ酵素阻害活性の
    スペクトルと、インビボの半減期を改良することにより
    なる、レトロウイルス阻害方法の改良
  2. 【請求項2】 アルキルがペンチルである、請求項1の
    方法
  3. 【請求項3】 アルキルがヘキシルである、請求項1の
    方法
  4. 【請求項4】 アルキルがノニルである、請求項1の方
  5. 【請求項5】 レトロウイルスがレンチウイルスであ
    る、請求項1の方法
  6. 【請求項6】 レトロウイルスがヒト免疫不全ウイルス
    である、請求項1の方法
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