JPH0585934B2 - - Google Patents

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JPH0585934B2
JPH0585934B2 JP59078123A JP7812384A JPH0585934B2 JP H0585934 B2 JPH0585934 B2 JP H0585934B2 JP 59078123 A JP59078123 A JP 59078123A JP 7812384 A JP7812384 A JP 7812384A JP H0585934 B2 JPH0585934 B2 JP H0585934B2
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Ryozo Setoguchi
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T17/00Three dimensional [3D] modelling, e.g. data description of 3D objects
    • G06T17/20Finite element generation, e.g. wire-frame surface description, tesselation

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、CAD(Computer Aided Design)、
NC工作機械等において、所望の三次元形状を創
成したり、またはその形状を修正する装置に関す
る。
〔背景技術〕
CAD、工作機械等において、所定形状を表現
する場合に、その形状記述法としては、ワイヤフ
レーム形状記述、サーフエス形状記述、ソリツド
モデル形状記述が知られている。ここで、ワイヤ
フレーム形状記述は、稠密な点列または点群と線
素とを用いることによつて、所望の形状を表現す
るものであり、サーフエス形状記述は、点列また
は点群が得られた後に、それらの点の間を、関数
近似に基づく処理を行なう補間処理を行なうこと
によつて、所望の形状を表現するものである。ま
たソリツドモデル形状記述は、単純な形状(プリ
ミテイブ)を積木細工のように積み重ねることに
よつて、形状を表現するものである。
上記従来の各形状記述は、実体の形状表現を主
な機能とするものである。
〔従来技術の問題点〕
上記従来技術は、まず、三次元形状を表現する
場合、表現のフレキシビリテイに欠け、その機能
を充分に発揮することができないという問題があ
る。また、形状の表現は造形加工処理の一態様で
あり、所定数の創成も造形加工処理の一態様であ
るが、これ等両者の間で、造形加工処理を一貫し
て行なうことができないという問題がある。
たとえば、上記ソリツドモデルを用いた場合で
も、簡単な形状の組合せを行なうことによつて、
三次元形状の一部の表現が可能となるものの、そ
の本質からして、自由かつ詳細な形状の表現は困
難であり、当然、形状表現から形状創成までにお
いて、造形加工処理を一貫して行なうことが困難
であるということになる。
〔発明の目的〕
本発明は、上記従来の問題点に着目してなされ
たもので、モデル等の設計から製造までの全過程
で、自由にアクセスできる単一の形状創成装置を
提供することを目的とするものである。
具体的には、所定の直線と所定の面との交点位
置を容易に検出できる装置や、所定の面を直線的
または曲線的にカツトして、その切断面を容易に
作ることができる装置や、または、所定の面と他
の面とが交叉する点の連続である相貫線を容易に
得られる装置や、これ等の各装置に基づく制御装
置、加工装置等を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
この目的を達成するために、本発明は、まず、
所定の面を所定数に分割し、この分割された複数
の面のうちから、所定の直線との交点を有する交
点含有面を検出し、この交点含有面を再び所定数
に分割し、この分割された複数の面のうちから、
前記交点含有面を検出し、これ等の操作を繰り返
して所定の直線と最初の面との交点を検出するも
のである。
また、面を直線的または曲線的にカツトするに
は、所定の直線を所定方向に移動させながら、上
記操作を繰り返すものである。
さらに、相貫線を得るには、基準面とは別の相
手面を所定数に分割し、この分割された複数の面
のうちから、分割された面が基準面に対して両側
面を有する交叉面を検出し、この交叉面を再び所
定数に分割し、この分割された複数の面のうちか
ら、再び交叉面を検出し、これ等の操作を繰り返
すものである。
この交点位置検出過程をデイスプレーに表示す
れば、その過程そのものがCADであり、また、
このようにして創成された形状に関するデータ
は、そのままNC工作機械等を作動するために使
用することもできるものである。
〔発明の実施例〕
第1図は、本発明の一実施例を示すシステムの
全体図である。
まず、これから創成しようとする形状に関する
位置情報、すなわち、これから描こうとする形状
の位置情報を入力するキーボード1、ラインペン
2が設けられている。そして、キーボード1、ラ
イトペン2等の入力手段から入力信号に基づいて
所定の演算処理を行なう演算回路3が内蔵されて
いる。このようにして創成された形状を表示する
デイスプレー4が設けられ、その形状をプリント
するプリンタ5と、その形状を磁気信号、光信号
等の所定の信号として記憶する外部記憶装置6と
が設けられている。
次に、本発明の原理について説明する。
本発明は、まず、所定の面を所定数に分割し、
この分割された複数の面のうちから、所定の直線
との交点を有する交点含有面を検出し、この交点
含有面を再び所定数に分割し、この分割された複
数の面のうちから、その交点含有面を検出し、こ
れ等の操作を繰り返して所定の直線と最初の面と
の交点を検出するものである。これ等の過程の一
例を、第2〜5図に示してある。
第2図は、交点を検出する被検出面t10と、
この被検出面t10に交叉する直線DLとを示す
図である。
ここで、直線DLと被検出面t10とは、交点
CPにおいて交叉するものとする。ただし、交点
CPは、座標上の実際の位置はまだ判明していな
いものとする。この交点CPの座標をこれから求
めようとしている。現在、判明している値は、被
検出面t10の各頂点の座標と、直線DLの通過
点の座標と、その方向とだけであるとする。
第3図は、被検出面t10を4つの三角形t2
0,t21,t22,t23に分割した状態を示
したものである。
上記4つの三角形は、中央三角形t20と、こ
の中央三角形t20を囲む周辺三角形t21,t
22,t23とから成るものである(三角形を4
つに分割する操作は第18図以降で説明する)。
この分割の過程において、中央三角形t20の各
頂点の座標が決定される。ここで交点CPは中央
三角形t20内に存在しているとする。上記中央
三角形t20のように交点CPを含む面を交点含
有面と呼ぶ。
次に、三角形を再び4つに分割するが、上記三
角形t20〜t23の総てについて分割するので
はなく、交点含有面である三角形t20について
のみ、分割を行なう。
第4図は、交点含有面である中央三角形t20
を4つの三角形t31,t32,t33,t34
に分割した状態を示したものである。
この場合、中央三角形t30の各頂点の座標が
決定される。ここで交点CPは周辺三角形t33
内に存在しているとする。上記の場合、周辺三角
形t33が交点含有面となる。
次に、三角形t30〜t33のうち、交点含有
面である三角形t33についてのみ、分割を行な
う。
第5図は、交点含有面である周辺三角形t33
を4つの三角形t40,t41,t42,t43
に分割した状態を示したものである。
この場合、中央三角形t40の各頂点の座標が
決定される。ここで交点CPは中央三角形t40
内に存在しているとする。上記の場合、中央三角
形t40が交点含有面となる。
これ等の操作を繰り返すことによつて、直線
DLと被検出面t10との交点CPの座標を検出す
ることができる。また、上記繰り返し回数が多い
程、交点CPの座標の精度は高くなる。
なお、上記例において、被検出面t10は、平
面であつたが、これを曲面としてもよい。
第10図は、上記原理に基づいた本発明の一実
施例を示すブロツク図である。
図中、直線設定手段B10は、所望の点を通過
し、所望の方向を有する直線DLを設定するもの
であり、被検出面設定手段B11は、所望の形状
を有し交点位置を検出しようとする被検出面t1
0を設定するものである。
また、面分割手段B12は、所定の面を、所定
数の面に分割するものであり、交点含有面検出手
段B13は、面分割手段B12によつて分割され
た複数の面のうちから、直線DLと被検出面t1
0との交点を含む面である交点含有面を検出する
ものである。なお、符号B14は、求められた交
点の座標の情報を記憶するものである。
すなわち、面分割手段B12によつて被検出面
t10を所定数に分割し、この分割された複数の
面のうちから、交点含有面を検出し、この交点含
有面を再び所定に分割し、この分割された複数の
面のうちから、その交点含有面を検出し、これ等
の操作を繰り返して直線DLと被検出面t10と
の交点を求めるものである。
つまり、分割した面のうち、交点含有面につい
てのみ分割および判断をするので、全体の演算処
理速度が高速であるという利点を有する。
第1図に示した演算手段3は、直線設定手段B
10、被検出面設定手段B11、面分割手段B1
2、交点含有面検出手段B13の機能を有するも
のである。
第6図、第7図は、本発明の他の実施例の原理
を示す図である。
第6図は、第2〜5図と基本的には同じもので
あるが、直線DLを直線的に移動した場合におけ
る交点の軌跡を示したものである。
つまり、被検出面t10と直線DL1との交点
をCP1とし、その直線をDLnの位置まで直線的
に順次平行移動し、このときの交点をCPnとす
る。交点CP1からCPnまでの各交点検出におい
て、第2〜5図で説明した動作をそれぞれ繰り返
して実行する。
第7図は、第2〜5図と基本的には同じもので
あるが、直線DLを曲線的に順次平行移動した場
合における交点の軌跡を示したものである。
第6,7図において、被検出面t10を曲面と
してもよい。これらの例を第8,9図に示してあ
る。
第8図は、被検出面として楕円面を使用し、
Zx平面にいて直線DLを平行移動した場合に生じ
る交点の軌跡CLを示したものである。この軌跡
CLは、楕円体のカツテイングラインと考えられ
る。
第9図は、被検出面として双曲的放物面を使用
し、xy平面において直線DLを平行移動した場合
に生じる交点の軌跡CLを示したものである。こ
の軌跡CLは、双曲的放物体のカツテイングライ
ンと考えられる。
第11図は、第6,7図に示した原理に基づい
て実施例を示すブロツク図である。なお、第10
図に示した部材と同一の部材については、同一の
符号を付してその説明を省略する。
図中、直線移動手段B20は、直線DLを所定
距離ずつ移動するものであり、その直線DLを直
線的または曲線的に平行移動したり、非平行的に
移動したりするものである。
すなわち、面分割手段B12によつて被検出面
t10を所定数(4つ以外の数でもよい)に分割
し、この分割された複数の面のうちから、交点含
有面を検出し、この交点含有面を再び所定数に分
割し、この分割された複数の面のうちから、その
交点含有面を検出し、これ等の操作を繰り返して
直線DLと被検出面t10との交点を検出すると
ともに、直線移動手段B20によつて直線DLが
移動されたときに、その直線DLのそれぞれにつ
いても、上記と同様の操作を繰り返すようにした
ものである。
第1図に示した演算手段3は、直線設定手段B
10、被検出面設定手段B11、面分割手段B1
2、交点含有面検出手段B13、直線移動手段B
20の機能を有するものである。
第12〜15図は、本発明の他の例の原理を示
すものである。
この発明は、基準面を有する相貫体と、この基
準面とは別の面(相手面)を有する相貫体との交
線(相貫線)を得るものである。そして、この発
明は、相手面を所定数に分割し、この分割された
複数の面のうちから、分割された面が基準面に対
して両側面を有する面(交叉面)を検出し、この
交叉面を再び所定数に分割し、この分割された複
数の面のうちから、再び交叉面を検出し、これ等
の操作を繰り返すものである。
相手面を所定に分割する操作は、前記と同様に
第18図以降で説明することとし、上記交叉面の
求め方について説明する。
第12図は、基準面U1に対して相手面U10
が上方に位置し、両面U1,U10が互いに交叉
しない場合を示すものである。この場合は、第1
2図の左上から右下に向つて相手面U10を見た
場合、その相手面U10の頂点UP11,UP1
2,UP13が、基準面U1のそれぞれの投影点
UP11a,UP12a,UP13aに対して有す
る方向は総て正である(左下から右下に向う方向
を正とする)。
一方、第13図は、基準面U1に対して相手面
U10が下方に位置し、両面U1,U10が互い
に交叉しない場合を示すものである。この場合
は、第13図の左上から右下に向つて相手面U1
0を見た場合、その相手面U10の頂点UP11,
UP12,UP13が、基準面U1のそれぞれの投
影点UP11a,UP12a,UP13aに対して
有する方向は総て負である。
第14図は、基準面U1に対して相手面U10
が交叉する場合を示すものである。
この場合は、第14図の左上から右下に向つて
相手面U10を見た場合、その相手面U10の頂
点UP11が、基準面U1の投影点UP11aに対
して有する方向は、正であるが、頂点UP12,
UP13が、基準面U1のそれぞれの投影点UP1
2a,UP13aに対して有する方向は、負であ
る。
つまり、所定方向から見て、相手面U10の1
つの頂点が基準面U1に対して有する方向と、そ
の所定方向から見て、相手面U10の他の頂点が
基準面U1に対して有する方向とが異なるとき
に、その相手面U10は、交叉面(基準面に対し
て互いに異なる側に存在する部位を有する面)で
あると判断することにする。そして、第14図に
おいて、相貫線SLを二点鎖線で示してある。
第15図は、第14図の場合において、相手面
U10を4つの三角形に分割した場合を示したも
のである。
この4つの三角形は、中央三角形U20と、周
辺三角形U21,U22,U23とである。これ
ら4つの三角形のそれぞれについて、交叉面であ
るか否かの上記判断がなされ、その結果、交叉面
は、三角形U20,U22,U23となる。そし
て、再び三角形を4つに分割するが、この分割の
対象となるのは、交叉面のみである。したがつ
て、三角形U21は、分割されない。このよう
に、その操作の過程において、分割の対象となら
ないものが出るので、その分、演算速度が速くな
るという利点を有している。
さらに、交叉面U20,U22,U23のそれ
ぞれが4つに分割され、それら分割された1つ1
つの三角形について、交叉面の検出が行なわれ、
これらの操作が繰り返され、微小な交叉面が多数
得られ、これらの連続が相貫線SLとなる。なお、
基準面または相手面は、曲面であつてもよい。
第16図は、懸垂曲線による曲面Kと、楕円面
Dとによつて作られた相貫線SLを示すものであ
る。図中、破線は、各曲面のうち隠れた部分を示
すものである。
第17図は、上記原理に基づいた本発明の実施
例を示すブロツク図である。
図中、基準面設定手段B30は、所望の形状を
有する基準面U1を設定するものであり、相手面
設定手段B31は、所望の形状を有し、しかも基
準面U1とは異なる相手面U10を設定するもの
である。
また、面分割手段B32は、所定の面を、所定
数の面に分割するものであり、交叉面検出手段B
33は、相手面U10が面分割手段B32によつ
て分割された面における各頂点が、基準面U1に
対して互いに異なる側に存在する面である交叉面
を検出するものである。なお、符号B14は、求
められた相貫線等の位置情報を記憶するものであ
る。
すなわち、面分割手段B32によつて相手面U
10を所定数に分割し、この分割された複数の面
のうちから、その交叉面を検出し、この交叉面を
再び所定数に分割し、この分割された複数の面の
うちから、その交叉面を検出し、これ等の操作を
繰り返して相手面U10と基準面U1との相貫線
を検出するものである。ここで、基準面U1と相
手面U10とは、相対的なものであり、その関係
を逆に把握するようにしてもよい。
第1図に示した演算手段3は、基準面設定手段
B30、相手面設定手段B31、面分割手段B3
2、交叉面検出手段B33の機能を有するもので
ある。
次に、被検出面t10、基準面U1、相手面U
10等を分割する操作について説明する。
まず、所望形状の三角形(第1段階三角形)を
設定し、この第1段階三角形を4つの三角形(第
2段階三角形)に分割し、この第2段階三角形の
それぞれを再び4つに分解し、これらの分割動作
を繰り返して多数の三角形を形成し、これら多数
の三角形の連続によつて稠密多面体を形成する場
合について考える。上記第1段階三角形が、被検
出面t10、基準面U1、相手面U10のそれぞ
れに相当する。これら分割過程を、第18図〜第
29図に、順次示してある。
第18図には第1段階三角形を示してある。
まず、稠密多面体を形成する初期段階として、
所望形状の三角形T10を設定する。この三角形
T10を第1段三角形と呼ぶことにする。この第
1段階三角形T10は、頂点P11,P12,P
13と辺R11,R12,R13とを有する。こ
の第1段階三角形T10に基づいて、順次、三角
形を4つづつに分割してゆく。
説明の便宜のため、、第18図において第1段
階三角形T10を投影面10に投影し、投影した
三角形の頂点をP11a,P12a,P13aと
する。
一般にたとえば、点P12,P13,P3a,
P12aで囲まれる平面の左右のいずれかの近傍
の空間に分割点を設けるのであるが、ここでは説
明の簡便さを考えて、この平面内に点21を設
け、この点21を第1分割頂点とする。同様に、
点P13,P11,P11a,P13aで囲まれ
る平面内に点P22を設け、この点P22を第2
分割頂点とし、点P11,P12,P12a,P
1aで囲まれる平面内に点P23を設け、この点
P23を第3分割頂点とする。なお、各頂点P1
1,P12,P13から第1〜3分割頂点P2
1,P22,P23を求める操作については、第
31図以降で説明する。
第1,2,3分割頂点P21,P22,P23
を結ぶことによつて、中央三角形T20を設定す
る。この中央三角形T20の1つの辺と点P11
とによつて周辺三角形T21を設定し、中央三角
形T20の他の辺と点P12とによつて周辺三角
形T22を設定し、また、中央三角形T20の残
りの辺と点P13とによつて周辺三角形T23を
設定する。
つまり、まず、第1段階三角形T10を設定し
た後に、任意に3点を設定し、これら3点を互い
に結ぶことによつて、中央三角形を作り、それら
任意の3点のうちの1点とその中央三角形の任意
の辺とによつて、その中央三角形の外に周辺三角
形を3つ作る。
このようにして第1段階三角形T10を4つの
直線に分割した状態を、第19図に示してあり、
その平面面を第20図に示してある。
このようにして、1つの三角形に基づいて、稠
密多面体を創成する基礎ができたことになる。
次に、第19図において、頂点P22,P23
のそれぞれと投影面10との交点をP22a,P
23aとした場合に、点P23,P22,P22
a,P23aで囲まれる平面内に点P31を設
け、この点31を新たな第1分割頂点とする。ま
た、同様に、点P22,P11,P11a,P2
2aで囲まれる平面内に点P32を設け、この点
P32を新たな第2分割頂点とし、また点P1
1,P23,P23a,P11aで囲まれる平面
内に点P33を設け、この点P33を新たな第3
分割頂点とする。
第21図は、周辺三角形T21を4つの三角形
に分割した状態を示すものである。
第19図における第1,2,3分割頂点P3
1,P32,P33を結ぶことによつて、新たな
中央直線T30を設定する。この中央三角形T3
0の1つの辺と点P11とによつて別の周辺三角
形T31を設定し、中央三角形T30の他の辺と
頂点P23とによつて別の周辺三角形T32を設
定し、また、中央三角形T30の残りの辺と頂点
P33とによつて別の周辺三角形T33を設定す
る。このようにして第2段階三角形の1つである
三角形T21を再び4つの三角形に分割すること
ができる。
第21図は、第20図における1つの周辺三角
形T21についてのみ、その三角形を4つに分解
した状態を示してあるが、他の周辺三角形T2
2,T23および中央三角形T20についても、
同様にそれぞれ4つの三角形に分割できる。
第22図は、他の周辺三角形T22,T23お
よび中央三角形T20についてもそれぞれ4つに
分割した状態を示したものである。
なお、第1段階三角形を4つに分割した場合の
中央三角形、周辺三角形を第2段階三角形と呼
び、第2段階三角形をそれぞれ4つに分解した場
合の中央三角形、周辺三角形を第3段階三角形と
呼び、以下同様に、第n段階三角形まで分割を繰
り返す。このように、第1段階三角形T10に基
づいて順次4つづつの三角形に分割し、この分割
操作を所定数繰り返すと、稠密多面体を構成する
ことができる。
上記n段階の数が多い程、創成された多面体の
精度または緻密さは向上する。
第23図は、第20図に示す中央三角形T2
0、周辺三角形T21,T22,T23を分離し
て示したものである。
この第23図において、3つの周辺三角形T2
1,T22,T23を反時計方向の順に識別番号
(実施例の場合は、数字1,2,3である)を付
し、その次に中央三角形T20に識別番号(実施
例の場合は数字4である)を付してある。また、
第2段階三角形T20,T21,T22,T23
のそれぞれの辺に対して時方向の順で、前記識別
番号と同じものを付す。このようにすることによ
つて、第2段階三角形T20,T21,T22,
T23に対して、平面グラフと同様に、位相的構
造を確定することができるという利点がある。
また、第2段階三角形の各辺についても、識別
番号を設ける。すなわち、1つの第2段階三角形
に着目すると、その1つの頂点の識別番号と、そ
の頂点の対辺の識別番号との和が4になるよう
に、各辺の識別番号を設ける。
第24図は、第3段階三角形まで分割した場合
に、その各第3段階三角形についてそれぞれ識別
番号を付したものである。すなわち、第23図に
示すように第2段階三角形において1〜4までの
識別番号が使用され、第3段階三角形においては
識別番号5から開始され、まず周辺三角形T21
(識別番号1)に含まれる4つの三角形について
時計方向および中央三角形の順で識別番号5〜8
が付され、その後同様に、周辺三角形T22,T
23、中央三角形T20の順でそれぞれ4つづつ
識別符号が付される。第4段階三角形以降に付す
る識別番号についても、上記と同様である。
第25図は、第3段階三角形T31についての
みそれを4つに分割した場合を示す図である。
上記例は、分割を行なうに従つて、その創成さ
れる面が凹面である場合であるが、分割頂点を図
中上方にとれば、その創成される面は凸面とな
る。また、ある部分は凹面であり、他の部分は凸
面であるというように凹面と凸面との組合せを自
由に選択することもできる。
第26図〜第29図は、第1段階三角形を分割
した場合に、その投影した形状が変化する場合を
示したものである。つまり、第18図〜第25図
の場合は、第1段階三角形T10を何段階かに分
割した場合でも、その投影された三角形は第1段
階三角形T10と同じであるが、第26図〜第2
9図の場合、第1段階三角形T10を4つに分割
すると、その投影した形状は、第1段階三角形T
10とは異なりその水平方向が伸縮している。
第26図は、第1段階三角形T10を4つに分
割した場合に、その全体の形状が膨脹するもので
あり、第27図は、第26図の平面図である。
第28図は、第1段階三角形T10を4つに分
割した場合に、その全体の形状が収縮するもので
あり、第29図は、第28図の平面図である。
上記第26図〜第29図の場合は、第18図に
示した三角柱の側面以外の位置に、第1〜3分割
頂点を設定している。つまり、第1〜3分割頂点
は、任意の位置に設けてよいものである。
第26図〜第29図は第1段階三角形を第2段
階三角形に分割した場合の例であるが、第n段階
三角形に分割する場合も同様に、その形状を任意
に収縮することができる。
第30図は、上記分割を行なう場合のブロツク
図であり、これらの機能は、第1図における演算
手段3が有している。
図中、第1段階三角形設定手段B0は、所望の
形状を有する三角形である第1段階三角形T10
を設定するものである。
第1分割頂点設定手段B1は、第1段階三角形
T10の任意の2つの頂点と、第1段階三角形T
10の平面以外の任意の点とを含む平面内に第1
分割頂点を設けるものである。また、第2分割頂
点設定手段B2は、第1段階頂点のうち、他の組
合せによる2つの頂点と、第1段階三角形T10
の平面以外の任意の点とを含む平面内に第2分割
頂点を設けるものであり、第3分割頂点設定手段
B3は、第1段階三角形T10の頂点のうち、残
りの組合せによる2つの頂点と、第1段階三角形
T10の平面以外の任意の点とを含む平面内に第
3分割頂点を設けるものである。
また、中央三角形設定手段B4は、第1分割頂
点と第2分割頂点と第3分割頂点とを結んで中央
三角形を設定するものであり、周辺三角形設定手
段B5は、中央三角形の1つの辺と第1段階三角
形T10の頂点とによつて3つの周辺三角形を設
定するものである。記憶手段B7は、各三角形を
分割した結果の情報を記憶するものである。
さらに、分割繰り返し手段B6は、中心三角
形、周辺三角形のそれぞれについて、第1〜3分
割頂点を再び設定し、これら第1〜3分割頂点に
基づいて中央三角形および周辺三角形を新たに設
定し、これらによつて形成された三角形について
も、順次同様の操作を繰り返し、それぞれ4つの
三角形に分割するものである。
次に、分割頂点を定める操作の一例について説
明する。
第31図から第51図までは、上記分割頂点を
定める原理を示す図であり、第31図から第40
図は、二次元的に分割頂点を求める原理を、図解
的に示したものである。なお、第51図までにお
いて、太線部分は、その図において新たに出てき
た部分を示したものである。
第31図は、分割頂点決定に必要な第1段階の
設定を示したものである。
すなわち、任意の位置に設けた第1の点11、
第2の点12と、第1の点11を通過する第1の
直線L1、第2の点12を通過する第2の直線L
2とを示した図である。なお、第1の点11と第
2の点12と第1の直線L1と第2の直線L2と
は、同一平面上に存在するものとする。つまり、
第1の点11と第2の点12との間の所望の位置
に分割頂点を作ろうとしているのであり、第1の
点11は第2図における点P11であり、第2の
点12は第2図における点P13と考えられるも
のである。
これらを設定するには、たとえば、デイスプレ
ー4上の任意の位置にライトペン2をセツトする
ことによつて、その第1の点11を設定する。次
に、同様にして、その第1の点11とは別の任意
の位置に、第2の点12を設定する。さらに、第
1の点11を通過する第1の直線L1を設け、こ
の直線L1の方向はキーボード1によつて設定す
る。また、第2の点12を通過する第2の直線L
2を設け、その直線L2の方向を同様に設定す
る。直線L1とL2との交点を、交点13とす
る。
なお、上記説明では、点の位置または直線の方
向に関する情報を、キーボード1、ライトペン2
によつて入力しているが、勿論これらに限定され
るものではなく、デジタイザなどの他の入力手段
によつて入力してもよい。
第32図は、第31図の状態から作つた基本三
角形と二等辺三角形とを示したものである。
第1の点11と第2の点12とを結び、この線
分をL3とし、この線分L3を弦と呼ぶ。ここ
で、線分L3を弦と呼ぶのは、第1の点11と第
2の点12との間に所望の形状の一部(輪郭線)
を創成するのであるが、その輪郭線を円弧と考え
ると、線分L3が弦に相当するからである。この
線分L3は第18図の辺R12に相当する。
3つの線分L1,L2,L3によつて囲まれる
三角形を、基本三角形と呼ぶことにする。この基
本三角形の三辺のうち、弦L3で作られる辺を除
く二辺のうちで短辺となるのは、上記例の場合に
は直線L1で作られる辺であり、この短辺は、点
11と点13とを結ぶ線分である。この短辺を等
辺とする二等辺三角形を、基本三角形と重なるよ
うに作る。
つまり、交点13から第1の点11までの長さ
と同じ長さで、交点13から第2の直線L2の上
に設定する。この点を21と表示する。したがつ
て、二等辺三角形の他の等辺は、第31図の点2
1と交点13とを結ぶ線分である。第1の点11
と点21とを結ぶ線分をL4とする。
第33図は、第3の点を求めるに際して、必要
な定数αを決定する場合の説明図である。ここ
で、上記第3の点とは、第18図の点P22等の
分割頂点に対応するものである。
二等辺三角形における第1の点11の内角を二
等分した直線をL5とする。その内角は、∠(13)〓
(21)である。ここで∠(13)〓(21)は、点13と点1
1とを結ぶ線分と、点11と点21とを結ぶ線分
とによつて挟まれる角度を示すものであり、以下
についても、角度に関して同様の表現方法を採用
する。
定数αは、次のようにして求める。
α={Δ(21)〓(13)の面積} /{Δ〓〓(22)の面積} なお、Δ(21)〓(13)は、点21,点11、点13
で囲まれる三角形を示し、以下についても、三角
形に関して同様の表現方法を採用する。
第34図は、上記二等辺三角形の内心を求める
場合の説明図である。
一般に、三角形の内心は、それぞれの内角の二
等分線の交点であり、3つの二等分線は一点で交
叉する。二等辺三角形の点21における内角の二
等分線を、L6とする。これら二等分線L5,L
6の交点、すなわち二等辺三角形の内心を点23
とする。また、点11から内心23までの中点を
点24とし、点21から内心23までの中点を点
25とする。
第35図は、上記基本三角形の内心を求める場
合の説明図である。
基本三角形の点11における内角の二等分線を
直線L7とし、基本三角形の点12における内角
の二等分線を直線L8とし、これら二等分線L
7,L8の交点、すなわち基本三角形の内心を点
14としている。
第36図は、不平衡量Sを決定する場合の説明
図である。
上記第3の点を求めるためには、パラメータα
の他にパラメータβも必要であり、このパラメー
タβを求めるには、不平衡量Sを決定する必要が
ある。不平衡量Sは、基本三角形の属性と、二等
辺三角形の属性との相違に基づくものである。
その不平衡量Sを求めるには、まず、第34図
と第35図とを重ねる。そして、二等分線L7と
L8とを延長し、点24に垂線L9を設け、点2
5に垂線L10を設ける。垂線L9と二等分線L
8と第1の直線L1とによつて囲まれる三角形を
S1とし、垂線L10と二等分線L7と第2の直
線L2とによつて囲まれる三角形をS2とする。
不平衡量Sは、次のようにして求める。
S={S1の面積}−{S2の面積} もつとも、上記以外の手法によつて、不平衡量
Sを求めるようにしてもよい。
第37図は、基本三角形の内心14から、今求
めようとしいる第3の点までの距離dを求める場
合の説明図である。
基本三角形の内心14と交点13とを結ぶ直線
をL11とする。この直線L11は、基本三角形
の交点13における内角の二等分線である。今求
めようとしている第3の点を点33と表示し、こ
の第3の点33が直線L11の上に存在している
ものとする。逆に言えば、二等分線L11と創成
しようとする形状とが交叉する点があり、その交
叉する点を第3の点33と呼び、その第3の点3
3を求めようとしている。そして、第3の点33
と基本三角形の内心14との距離をdとする。
この距離dは、次のようにして求めることがで
きる。
d=β(α・S)/γ このパラメータβを、位置制御パラメータと呼
ぶことにする。なお、パラメータγは、第1の点
11から第2の点12までの長さである。
第36,39図は、第3の点33における第3
の直線L13を求める場合の説明図である。
ここで、第3の直線L13は、第3の点33に
おける形状輪郭線の接線である。つまり、第1の
点11と第2の点22との間に所望の形状の輪郭
線を作つた場合、第3の点33におけるその輪郭
線の接線が、第3の直線L13である。逆に言え
ば、第3の直線13は、その第3の点33と第1
の点11との間で新たな第3の点を作るために必
要な直線である。この第3の直線L13を作るた
めには、次のようにする。
第1の点11と点33とを通る直線をL9と
し、第2の点12と点33とを通る直線をL10
とし、直線L10とL9との交角の二等分線をL
12とする。この二等分線L12を第14図に示
してある。基本三角形の面内で、二等分線L12
とθの角度で交叉し、しかも第3の点33を通過
する直線を、L13とする。その角度θは、次の
ようにして求めることができる。
θ=δ・(α・S)/A このパラメータδを、接線制御パラメータと呼
び、Aは基本三角形の面積である。
このようにして作つた直線L13が第3の直線
L13である。この第3の直線L13を使用し、
第31図から第37図に説明した操作を実行する
ことによつて、新たな第3の点(第9図における
点P32に対応する点)の位置を求めることがで
きる。
第40図は、上記のようにして、新たな第3の
点を求める場合の説明図である。
つまり、第3の点33を第44図に示した第2
の点12の代りと考え、第3の直線L13を第2
8図に示した第2の直線12の代りと考え、第3
1図から第37図において説明した操作を繰り返
し実行する。点21aは、第32図に示した点2
1に相当する点であり、点13aは、第31図に
示した点13に相当する点である。したがつて、
Δ〓(33)(13a)が新たな基本三角形であり、Δ〓(2
1a)(13a)が新たな二等辺三角形である。
そして、第38,39図に示した操作と同様の
操作を行なうことによつて、新たな第3の直線を
求めることができる。ここで、第39図までに関
して説明した第3の点を、第18図の分割頂点P
22とすれば、その新たな第3の点は、第18図
の分割頂点P32となる。
また、第2の点12と第3の点33との間にお
いても、同様の操作を行なつて、別の新たな第3
の点、別の新たな第3の直線を決定する。
このようにして、第1の点11と第2の点12
との間に、多数の分割頂点を設定し、その設定し
た分割頂点によつて三角形を形成しこれら三角形
を連続すると、稠密多面体を形成することができ
る。
また、上記の原理に従つて一旦、創成された稠
密多面体に変更を加えるには、各パラメータを変
更すればよく、このパラメータとしては、第1の
点11、第2の点12(すなわち、点P11,P
12,P13)の位置第1の直線L1の方向、第
2の直線L2の方向、定数β,δがある。
このようにして、パラメータを変更した例を第
41図から第43図に示してある。
第41図は、上記パラメータのうち、第1の直
線L1の方向と第2の直線L2の方向とのみを変
化した場合に、分割頂点の軌跡をどのように変化
させることができるかを示したものである。
図において、軌跡Cは、第1の直線をL1と
し、第2の直線をL2とした場合における分割頂
点の軌跡であり、稠密多面体の1つの断面である
と考えられるものであり、既に説明した手法によ
り設定するものである。ここで、第1の点11
と、第2の点12と、位置制御パラメータβと、
接線制御パラメータδとを変化せずに、第1の直
線をL1bにし、第2の直線をL2bにすると、
軌跡Cは、二点鎖線Cbで示す軌跡に変化する。
第1,2の直線L1,L2の方向を変化した場合
の特徴は、軌跡の凸部が二等分線L11に対し
て、上下に推移することである。
すなわち、第1の直線L1を時計方向に回動
(この場合、第2の直線L2は反時計方向に回動)
したときには、二点鎖線の軌跡Cbが形状Cと比
較して分かるように、軌跡Cbの凸部は二等分線
L11の下方に推移する。第1の直線L1を逆
に、反時計方向に回動(この場合、第2の直線L
2は時計方向に回動)したときには、変化後の軌
跡の凸部は二等分線L11の上方に推移する。
この場合、第1,2の直線L1,L2をそれぞ
れ回動した結果、両直線L1,L2が互いに平行
になる状態を避けなければならない。これは、第
1の点11または第2の点12において、軌跡が
変曲点を持たないようにするためのものである。
したがつて、第1の点11または第2の点12に
おいて、軌跡が変曲点を持つてもよいのであれ
ば、第1の直線L1と第2の直線L2との間で、
その回動状態に特別な制限を設ける必要はない。
第2図は、上記パラメータのうち、位置制御パ
ラメータβのみを変化した場合に、形状をどのよ
うに変化させることができるかを示したものであ
る。
位置制御パラメータβを変化すると、形状 体
の脹み具合、つまり軌跡の曲率が変化する。第4
2図は位置制御パラメータβの正の値に設定して
軌跡Cが一旦、決定された後に、その位置制御パ
ラメータβを負の値に変化した場合における軌跡
の変化を示してある。このようにして、パラメー
タβを負の値に変化した場合の軌跡Ccは、軌跡
Cと比較すると、その脹みが小さくなつて、弦L
3に近付く。
すなわち、位置制御パラメータβを0にする
と、形状は基本三角形の内心14を通過する。そ
のパラメータβを正の値にすると、内心14より
も交点13側に近付くように軌跡が脹み、そのβ
の大きさが大きい程、交点13に更に近付くよう
に脹む。そのパラメータβを逆に負の値にする
と、内心14よりも弦L3側に近付くように軌跡
が縮み、そのパラメータβの絶対値の大きさが大
きくなる程、弦L3により近付くように縮小す
る。つまり、軌跡Cは直線に近付く。位置制御パ
ラメータβという名称のうち「位置」とは、創成
される軌跡のうち二等分線L11と交叉する位置
のことであり、位置制御パラメータβを変化した
場合、その交叉位置が変化するようにしたもので
ある。したがつて、創成された軌跡の他の部分に
ついては、その軌跡の曲率のみが変化するように
なつている。また、位置制御パラメータβを変化
する前に創成された軌跡が基本三角形内に入つて
いれば、その後に位置制御パラメータβを変化し
ても、その創成された軌跡は、基本三角形からは
み出すことがない。
第43図は、上記パラメータのうち、接線制御
パラメータδのみを変化した場合に、軌跡をどの
ように変化させることができるかを示したもので
ある。
接線制御パラメータδを変化すると、これから
形状創成(または形状修正)する場合に使用する
二点(そのときにおける第1の点および第2の点
に相当する点)の間において、形状の脹みを変化
させることができる。
すなわち、第1の点11と第2の点12との間
に軌跡Cが一旦、決定されたとする。この場合、
第3の直線L13は、その第3の点33における
軌跡Cの接線と同じものである。そして、第3の
点33及び第3の直線L13が定まつた次の時点
には、この接線L13の方向と第1の直線L1の
方向とに応じて、第1の点11と第3の点33と
の間で新たな第3の点が決定され、次第に軌跡が
定められる。
ところで、接線制御パラメータδを変化すると
いうことは、前記接線(第3の直線L13)の方
向を変化することである。したがつて、接線制御
パラメータδを変化することは、最初に形状を創
成する場合に第2の直線L2の方向を変化するこ
とと同様であり、第42図において説明したのと
同様に考えることができる。但し、この場合、第
1の直線L1は変化しないので、形状の途中(第
3の点33)で不連続が存在する。
具体的には、第3の点33において、接線制御
パラメータδを変化することによつて、第3の直
線L13をたとえば直線L13dの方向に変化す
ると、第3の点33と第1の点11との間におい
て、二点鎖線Cdで示す軌跡に変化する。すなわ
ち、接線制御パラメータδを変化することによつ
て、第3の直線L13を時計方向に回動すると、
二等分線L11の下部において、創成形状が図
中、右側に脹む。この接線制御パラメータδは、
形状創成操作の自由度を上げるために意義があ
る。
また、上記位置制御パラメータβ、接線制御パ
ラメータδは、第3の点33と第1の点11との
間、または第1の点33と第2の点12との間
で、形状創成を行なつたりまたは形状修正を行な
つたりする場合だけでなく、軌跡Cのすべての点
と他の点との間において、パラメータβ,δの値
を変えることができる。したがつて、軌跡Cの全
体について形状修正することができるのみなら
ず、軌跡Cの所望の部分について自由に形状修正
することが容易にできる。
第44図は、第3の直線を簡略的に求める原理
を示した説明図である。
直線L9の延長線と第2の直線L2との交点を
点34とし、直線L10の延長線と第1の直線L
1との交点を点35とし、これら点34と点35
とを結ぶ直線L14を描き、この直線L14を第
3の点33の上に平行移動して描いた直線をL1
5とする。この直線L15を第3の直線L13の
代りに使用する。θが精度的に不確定の場合に、
上記のようにして求めた直線L15を第3の直線
として使用すると、便利である。
上記の説明は、平面的な形状について、創成ま
たは修正を行なう場合が通常である。しかし、こ
の形状創成を応用すれば、三次元の形状を創成ま
たは修正することができる。つまり、上記のよう
にして平面的な形状をまず創成し、このようにし
て創成した形状を積重ねることによつて、いわゆ
るフレキシブルワイヤフレームまたはネツトワー
クフレームとして形状の創成を行なうことができ
る。
また、上記の説明は、形状を創成する場合であ
るが、ある既存の形状を描写する場合にも応用す
ることができる。すなわち、その既存形状に近い
形状を一旦、ラフに創成し、その創成した形状に
対して、位置制御パラメータβまたは接線制御パ
ラメータδを変化させて形状を制御すればよい。
場合によつては、第1の点11、第2の点12、
第1の直線L1の方向、第2の直線L2の方向を
変化するようにしてもよい。
次に、分割頂点の軌跡を三次元的に決定する場
合の原理について説明する。
この場合、三次元軌跡をいきなり作るのではな
く、その軌跡の三次元的輪郭線を作り、その輪郭
線を連続することによつて、所望の形状を創成す
るという考え方を採用する。
第45図は、第1の点51、第2の点52、第
1の直線L51、第2の直線L52を設定した状
態を示す図である。なお、第1の直線L51は点
51を通過し、第2直線L52は点52を通過す
るものである。そして、第1の点51と第2の点
52とを結んで弦50を設ける。第1の点と第2
の点とを結ぶ直線を弦と表現する理由は、第16
図において記載した理由と同様である。
ここで、第1の直線L51の延長線と第2の直
線L52の延長線とは交叉しないものとする。す
なわち、これから創成する分割頂点の軌跡は三次
元のものであり、したがつて第1の点51と第2
の点52との間にこれから描こうとする輪郭線
は、一平面上には存在しないことが多い。また第
1の直線L51は第1の点51におけるその輪郭
線の接線となるべきものであり、第2の直線L5
2は第2の点52におけるその輪郭線の接線とな
るべきものである。このために、第1の直線L5
1と第2の直線L52とは交叉しない場合が多
い。
第46図は、弦50と第2の直線L52とで構
成される面に、第1の直線L51を正射影した状
態を示した図である。この第1の直線L51の正
射影した直線をL53とする。すなわち、弦50
と直線L52とで構成される面に、垂直に光を当
てた場合に、第1の直線L51の影を直線L53
とする。
第47図は、弦50と第1の直線L51とで構
成される面に、第2の直線L52を正射影した状
態を示した図である。この第2の直線L52の正
射影した直線をL54とする。すなわち、弦50
と直線L51とで構成される面に、垂直に光を当
てた場合に、第2の直線L52の影を直線L54
とする。
第48図は、基本三角錐を作る図である。
点53と点54とを結び、この直線をL55と
する。このようにして、線L50,L51,L5
2,L53,L54,L55によつて囲まれる面
が4つでき、これらの面で囲まれる三角錐を基本
三角錐と呼ぶ。
第49図は、暫定三角形Σを作る図である。
線分L55上の一点55を、捩率制御パラメー
タεによつて求める。この捩率制御パラメータε
は次の式から求められる。
ε=D1/D2 ここで、D1は点54か点55までの距離であ
り、D2は点54から点53までの距離である。
距離D1,D2は、その場合、場合に応じて定め
るものであり、この距離D1,D2との比である
捩率制御パラメータεを変えると、創成される形
状が変化する。
また、その捩率制御パラメータεは、角度の比
として求めるようにしてもよい。この点55と第
1の点51とを結ぶ線分をL56とし、点55と
第2の点52とを結ぶ線分をL57とする。これ
らの線L50,L56,L57によつて囲まれる
三角形を暫定三角形Σと呼ぶ。
第50図は、暫定三角形Σの中に、基本三角形
を作るための図である。
第1の直線L51の暫定三角形Σへの正射影を
直線L58とし、第2の直線L52の暫定三角形
Σの正射影を直線L59とし、これらの直線L5
8と直線L59との交点を点56とする。
このようにして出来た直線L58と直線L59
と線分50とによつて囲まれた三角形が、三次元
的な分割頂点の軌跡を創成する場合に必要な三次
元用基本三角形であり、この三次元用基本三角形
は、二次元形状を創成する場合に第16図におい
て作つた基本三角形に相当するものである。
第51図は三次元用基本三角形から二等辺三角
形を作る場合の説明図である。
すなわち、上記三次元用基本三角形を第32図
における基本三角形と同様に扱うことができ、こ
れによつて、その時点において形状創成する場合
に、前記した二次元と同じように考えることがで
きる。つまり、三次元用基本三角形Δ(52)(51)(56)
と、二等辺三角形Δ(59)(51)(56)とに基づいて、
第31図〜第39図と同様の操作を行なえば、三
次元における第3の点71と第3の直線L73が
得られる。
但し、分割頂点の三次元的な軌跡を作る場合に
は、捩率制御補助パラメータφを使用する必要が
ある。すなわち、求めようとする形状の輪郭線に
おける点71の接線は、第3の直線L73に対し
て、三次元用基本三角形の面内である角度を有し
ている。このある角度が捩率制御補助パラメータ
φであり、この角度を考慮に入れる必要がある。
このようにして捩率パラメータφを加味した直線
(接線)がL72である。
第51図において、記号[ ]の中に示した符
号は、第31図〜第40図に示した点または直線
に対応するものである。
このように捩率制御補助パラメータφを考慮し
た直線と第1の直線L51または第2の直線L5
2とによつて、第45図から第51図に示した操
作を行なうことによつて、新たな第3の点および
新たな第3の直線を得ることができる。これらの
操作を繰り返すことによつて、分割頂点の三次元
的な軌跡の輪郭線を得ることができる。このよう
にして出来た分割頂点に応じて三角形を次々に分
割すれば、稠密多面体の創成が容易となる。
また、たとえば、第1の点51の座標を(2.0,
0.0,0.0)とし、第1の直線L51の方向余弦を
(0.0,0.7232,0.6906)とし、第2の点52の座
標を(0.0,2.0,π)とし、第2の直線の方向余
弦を(−0.7232,0.0,0.6906)とし、位置制御パ
ラメータβを0とし、接線制御パラメータδを0
とし、捩率パラメータεを0.5とし、捩率制御補
助パラメータφを−0.0467とすると、それらによ
つて作られる分割頂点の軌跡は、定傾ら線形状
(スパイラル)を成す。
第52図は、本発明で使用する分割頂点を決定
する装置の一実施例を示すブロツク図である。
第44図にその原理を示すような任意の位置に
第1の点11を設定する第1の点設定手段81
と、この第1の点11とは別の任意の位置に第2
の点12を設定する第2点設定手段82とが設け
られている。また、第1の点11を通過する第1
の直線L1を任意の方向に設定する第1直線設定
手段83と、第2の点12を通過する第2の直線
L2を任意の方向に設定する第2直線設定手段8
4とを設けてある。これらの設定主段81〜84
としては、キーボード1、ライトペン2等の入力
手段がある。また、第31図〜第39図にその原
理を示すように、第1の点11の位置およびその
第1の直線L1の方向と、第2の点12の位置お
よびその第2の直線L2の方向とに応じて、第3
の点33の位置およびこの第3の点33を含む第
3の直線L13の方向を決定する第3の点・直線
決定手段85とを設けてある。演算回路3を使用
して、第3点・直線決定手段85の機能を発揮す
るものである。
二次元的に分割頂点の軌跡を求める場合の原理
は、第31図〜第39図で説明したものと同様で
あり、三次元的に分割頂点の軌跡を求めるために
は、第6図〜第51図において説明した原理を使
用する必要がある。演算回路3は、これらの原理
を全て実現する回路構成になつている。また、演
算回路3の代りとして、コンピユータを使用する
ようにしてもよい。
さらに、第3点・直線決定手段85には、パラ
メータβ,δ,ε,φ等を入力する入力手段86
が設けられている。この入力手段86としては、
キーボード1等が考えられる。第3点・直線決定
手段85によつて決定された各点の情報を記憶す
る記憶装置87が設けられている。
この第52図に示す実施例は、とりあえず第1
の点11と第1の直線L1と第2の点12と第2
の直線とから、第3の点を求めるものである。
第53図は、既に設定または決定された点およ
びその点における直線の方向と、決定手段85に
よつて新たに決定された点およびその点における
直線の方向に基づいて、各手段81〜84を繰り
返し制御し、第1の点11と第2の点12との間
に多数の点を配置する制御手段88を設けたもの
である。この制御手段88の動作は、第40図に
関して説明した原理と同じである。
第54図は、特に、二次元的に分割頂点の軌跡
を決定する装置のブロツ図である。このブロツク
図において、第31図にその原理を示すような任
意の位置に第1の点11を設定する第1点設定手
段81と、この第1の点11とは別の任意の位置
に第2の点12を設定する第2点設定手段82と
が設けられている。また、第1の点11を通過す
る第1の直線L1を任意の方向に設定する第1直
線設定手段83と、第2の点12を通過し、しか
も第1の点11と第1の直線L1とによつて構成
される面内において第2の直線L2を任意の方向
に設定する二次元用第2直線設定手段91とを設
けてある。
また、第31図〜第33図にその原理を示すよ
うに、第1の点11と第2の点12と結ぶ弦L3
と、第1の直線L1と、第2の直線L2とで形状
される基本三角形の三辺のうち、弦L3で作られ
る辺を除く二辺の短辺を等辺とする二等辺三角形
を作る二等辺三角形作成手段92とを設けてあ
る。
そして、第34図〜第40図および第44図に
その原理を示すように、基本三角形の属性と前記
二等辺三角形の属性との相違に基づいて第3の点
の位置およびその第3点を含む直線の方向を演算
する第3点演算手段93が設けてある。
この第3点演算手段93を詳述すると、次の構
成要件からなつている。すなわち、基本三角形の
内心の位置と二等辺三角形の内心の位置とを演算
する内心位置演算手段93a(第18,19図の
原理応用)と、基本三角形と二等辺三角形とが共
用する特定角の頂点を除いて、基本三角形の一方
の頂点とその基本三角形の内心とを結ぶ直線と、
前記一方の頂点に対して二等辺三角形において対
向する頂点と二等辺三角形の内心とを結ぶ線分の
垂直二等分線と、前記一方の頂点と対向する辺と
によつて囲まれる第1の三角形の面積を演算する
第1三角形面積演算手段93b(第20図の原理
応用)と、前記特定角の頂点を除いて、基本三角
形の他方の頂点とその基本三角形の内心とを結ぶ
直線と、前記他方の頂点に対して前記二等辺三角
形において対向する頂点と二等辺三角形の内心と
を結ぶ線分の垂直二等分線と、前記他方の頂点と
対向する辺とによつて囲まれる第2の三角形の面
積を演算する第2三角形面積演算手段93c(第
20図の原理応用)と、基本三角形の内心の位置
から、第1の三角形の面積と第2の三角形の面積
との差と、第1の点と第2の点との距離とに応じ
た距離だけ離れた位置であつて、前記特定角の二
等分線上の位置を、第3の点の位置として算出す
る算出手段93d(第37図〜第39図の原理応
用)とによつて構成されている。
さらに、第3点演算手段92には、定数β、
δ、ε、φを入力する手段94が設けられ、第3
点演算手段92によつて決定された各点の情報を
記憶する記憶装置87が設けられている。演算回
路3は、上記基本三角形・二等辺三角形作成手段
92と第3点演算手段93との機能を発揮できる
ものである。
〔発明の効果〕
本発明は、所定の直線と所定の面との交点位置
を容易に検出でき、所定の面を直線的または曲線
的にカツトして、その切断面を容易に作ることが
でき、または、所定の面と他の面とが交叉する点
の連続である相貫線を容易に得られる。したがつ
て、NC工作機械等の形状加工機、形状認識装
置、イメイジプロセツサ、自動製図機、イメージ
クリエータに応用することができるものである。
この場合、上記の装置または機械において、三次
元の操作または機械の駆動を行なうことができ
る。
上記のように、本発明は、設計から製造までの
全過程において、自由にアクセスできる単一の形
状創成装置であるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すシステムの全
体図、第2図は交点を検出する被検出面と、この
被検出面に交叉する直線とを示す図、第3図は被
検出面を4つの三角形に分割した状態を示す図、
第4図は交点含有面である中央三角形t20を4
つの三角形に分割した状態を示す図、第5図は交
点含有面である周辺三角形t33を4つの三角形
に分割した状態を示す図、第6図は第2〜5図と
基本的には同じものであるが、直線DLを直線的
に移動した場合における交点の軌跡を示した図、
第7図は第2〜5図と基本的には同じものである
が、直線DLを曲線的に順次平行移動した場合に
おける交点の軌跡を示した図、第8図は被検出面
として楕円面を使用した場合における交点の軌跡
CLを示した図、第9図は被検出面として双曲的
放物面を使用した場合における交点の軌跡CLを
示した図、第10図は第2〜5図に示した原理に
基づいた実施例を示すブロツク図、第11図は第
6,7図に示した原理に基づいた実施例を示すブ
ロツク図、第12図は基準面と相手面とが互いに
交叉しない場合を示す図、第13図は基準面と相
手面とが互いに交叉しない場合を示す図、第14
図は基準面に対して相手面が交叉する場合を示す
図、第15図は第14図の場合において、相手面
を4つの三角形に分割した場合を示した図、第1
6図は懸垂曲線による曲面と楕円面とによつて作
られた相貫線SLを示す図、第17図は第12〜
15図の原理に基づいた本発明の実施例を示すブ
ロツク図、第18図は第1段階三角形を示す図、
第19図は第2段階三角形に分割した図、第20
図は第19図の平面図、第21図は一部のみ第3
段階三角形に分割した図、第22図は総ての第2
段階三角形を第3段階三角形に分割した図、第2
3図は第20図の分解図、第24図は22図の平
面図、第25図は一部のみ第4段階三角形に分割
した図、第26図は第2段階の全体が膨脹した
図、第27図は第26図の平面図、第28図は第
2段階の全体が収縮した図、第29図は第28図
の平面図、第30図は本発明の一実施例を示すブ
ロツク図、第31図は分割頂点を決定するために
必要な第1段階の設定を示した図、第32図は第
31図の状態から作つた基本三角形と二等辺三角
形とを示した図、第33図は第3の点(分割頂
点)を求めるに際して、必要な定数αを決定する
場合の説明図、第34図は二等辺三角形の内心を
求める場合の説明図、第35図は基本三角形の内
心を求める場合の説明図、第36図は不平衡量S
を決定する場合の説明図、第37図は基本三角形
の内心から、今求めようとしている第3の点まで
の距離dを求める場合の説明図、第38図、39
図は、第3の点における第3の直線を求める場合
の説明図、第40図は新たな第3の点(新たな分
割頂点)を求める場合の説明図、第41図はパラ
メータのうち、第1の直線の方向と第2の直線の
方向とのみを変化した場合に、分割頂点の軌跡を
どのように変化させることができるかを示した
図、第42図はパラメータのうち、位置制御パラ
メータβのみを変化した場合に、分割頂点の軌跡
をどのように変化させることができるかを示した
図、第43図はパラメータのうち、接線制御パラ
メータδのみを変化した場合に、分割頂点の軌跡
をどのように変化させることができるかを示した
図、第44図は第3の直線を簡略的に求める原理
を示した説明図、第45図は分割頂点の三次元的
軌跡を決定する場合に、第1の点、第2の点、第
1の直線、第2の直線を設定した状態を示す図、
第46図は弦と第2の直線とで構成される面に、
第1の直線を正射影した状態を示した図、第47
図は弦と第1の直線とで構成される面に、第2の
直線を正射影した状態を示した図、第48図は基
本三角錐を作る図、第49図は暫定三角形を作る
図、第50図は暫定三角形Σの中に基本三角形を
作るための図、第51図は分割頂点の三次元的軌
跡を決定する場合における第3の直線を求める
図、第52図は分割頂点設定を行なう装置の一実
施例を示すブロツク図、第53図は分割頂点設定
装置の他の実施例を示すブロツク図、第54図は
分割頂点設定装置の別の実施例を示すブロツク図
である。 1……キーボード、2……ライトペン、3……
演算回路、4……デイスプレー、5……プリン
タ、6……外部記憶装置、t10……被検出面、
CP……交点、DL……直線、CL……カツテイン
グライン、U1……基準面、U10……相手面、
B10……直線設定手段、B11……被検出面設
定手段、B12……面分割手段、B13……交点
含有面検出手段、B14……記憶手段、B20…
…直線移動手段、B30……基準面設定手段、B
31……相手面設定手段、B32……面分割手
段、B33……交叉面検出手段、11,51……
第1の点、12,52……第2の点、L1,L5
1……第1の直線、L2,L52……第2の直
線、33,71……第3の点、L13,L72…
…第3の直線、81……第1点設定手段、82…
…第2点設定手段、83……第1直線設定手段、
84……第2直線設定手段、85……第3点・直
線決定手段、91……二次元用第2直線設定手
段、92……二等辺三角形作成手段、93……第
3点演算手段、93a……内心位置演算手段、9
3b……第1三角形面積演算手段、93c……第
2三角形面積演算手段、93d……算出手段、P
21,P31……第1分割頂点、P22,P32
……第2分割頂点、P23,P33……第3分割
頂点、T10……第1段階三角形、T20,P3
0……中央三角形、T21,T22,T23,T
31,T32,T33……周辺三角形、B0……
第1段階三角形設定手段、B1……第1分割頂点
設定手段、B2……第2分割頂点設定手段、B3
……第3分割頂点設定手段、B4……周辺三角形
設定手段、B5……中央三角形設定手段、B6…
…分割繰り返し手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所望の点を通過し、所望の方向を有する直線
    を設定する直線設定手段と; 所望の形状を有し交点位置を検出しようとする
    被検出面を設定する被検出面設定手段と; 所定の面を、所定数の面に分割する面分割手段
    と; 上記面分割手段によつて分割された複数の面の
    うちから、上記直線と上記被検出面との交点を含
    む面である交点含有面を検出する交点含有面検出
    手段と; を有し、 上記面分割手段によつて上記被検出面を所定数
    に分割し、この分割された複数の面のうちから、
    上記交点含有面を検出し、この交点含有面を再び
    所定数に分割し、この分割された複数の面のうち
    から、上記交点含有面を検出し、これ等の操作を
    繰り返して上記直線と上記被検出面との交点を検
    出し、この検出された交点の連続によつて形状を
    創成することを特徴とする形状創成装置。 2 特許請求の範囲第1項において、 上記面分割手段は、上記所定面を4つの三角形
    に分割するものであることを特徴とする形状創成
    装置。 3 所望の点を通過し、所望の方向を有する直線
    を設定する直線設定手段と; 所望の形状を有し、交点位置を検出しようとす
    る被検出面を設定する被検出面設定手段と; 所定の面を、所定数の面に分割する面分割手段
    と; 上記面分割手段によつて分割された複数の面の
    うちから、上記直線と上記被検出面との交点を含
    む面である交点含有面を検出する交点含有面検出
    手段と; 所定距離だけ、上記直線を移動する直線移動手
    段と; を有し、 上記面分割手段によつて上記被検出面を所定数
    に分割し、この分割された複数の面のうちから、
    上記交点含有面を検出し、この交点含有面を再び
    所定数に分割し、この分割された複数の面のうち
    から、上記交点含有面を検出し、これ等の操作を
    繰り返して上記直線と上記被検出面との交点を検
    出するとともに、上記直線移動手段によつて移動
    された直線についても、上記と同様の操作を繰り
    返すことによつて交点を検出し、検出された交点
    の連続によつて形状を創成することを特徴とする
    形状創成装置。 4 特許請求の範囲第3項において、 上記面分割手段は、上記所定面を4つの三角形
    に分割するものであることを特徴とする形状創成
    装置。 5 特許請求の範囲第3項において、 上記直線移動手段は、上記直線を、連続的に平
    行移動させるものであることを特徴とする形状創
    成装置。 6 特許請求の範囲第3項において、 上記直線移動手段は、上記直線を、一直線上で
    平行移動させるものであることを特徴とする形状
    創成装置。 7 特許請求の範囲第3項において、 上記直線移動手段は、上記直線を、曲線上で平
    行移動させるものであることを特徴とする形状創
    成装置。 8 所望の形状を有する基準面を設定する基準面
    設定手段と; 所望の形状を有し、しかも上記基準面とは異な
    る相手面を設定する相手面設定手段と; 所定の面を、所定数の面に分割する面分割手段
    と; 上記相手面が上記面分割手段によつて分割され
    た面における各頂点が、上記基準面に対して互い
    に異なる側に存在する面である交叉面を検出する
    交叉面検出手段と; を有し、 上記面分割手段によつて上記相手面を所定数に
    分割し、この分割された複数の面のうちから、上
    記交叉面を検出し、この交叉面を再び所定数に分
    割し、この分割された複数の面のうちから、上記
    交叉面を検出し、これ等の操作を繰り返して上記
    相手面と上記基準面との相貫線を検出し、この検
    出された相貫線によつて形状を創成することを特
    徴とする形状創成装置。 9 特許請求の範囲第8項において、 上記面分割手段は、上記所定面を4つの三角形
    に分割するものであることを特徴とする形状創成
    装置。 10 特許請求の範囲第8項において、 上記交叉面検出手段は、所定方向から見て、所
    定面の1つの頂点が上記基準面に対して有する方
    向と、上記所定方向から見て、上記所定面の他の
    頂点が上記基準面に対して有する方向とが異なる
    ときに、上記所定面が上記交叉面であると判断す
    るものであることを特徴とする形状創成装置。
JP59078123A 1984-03-30 1984-04-18 形状創成装置 Granted JPS60221872A (ja)

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AU40381/85A AU576355B2 (en) 1984-03-30 1985-03-26 Form creating system
EP85104522A EP0198098B1 (en) 1984-03-30 1985-04-15 Form creating system for cad/cam

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