JPH0585807U - サイズ調整可能なブラジャー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は一種のカップを含んだサイズ調節可
能のブラジャーを提供する。 【構成】 本考案は内層が綿織布で外層は弾性を具えた
材質網状布のカップのブラジャーで、そのカップには、
内、外層との間にカップ形の空気嚢を裏打ちし、該空気
嚢の適当な位置において、流動体を注ぎ満たす事や、洩
し散ずる事の出来る措施装置を設け、その気体が充分に
該空気嚢内に充填飽満した程度に成った時、豊かな曲線
を呈現させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はカップを含んだサイズ調節可能で能く胸部曲線の美化を増大させるブ ラジャーを提供する。

【０００２】

【従来の技術】

胸部（乳房）は女性及び性感の獨特なる家徴で、豊かなる胸部を保擁する事は 、同性間の嫉妬の焦点で有り、異性の眼光の焦点でも有る。個人的な先天的、後 天的な欠陥により、例えば平坦、萎縮、弛緩等にて、自分の身体に対し、自身を 失った心態、標準寸法に達しない胸部のふくらみに臨み、肌身にぴったり付いた 肌着を着る時、何かと辻褄に合わない感じが起る。それで女性はこの生理及び心 理の障害に基き、各種の代償を惜しまず、胸部曲線の美化を追求する事、例えば 手術とか物理或いは薬物にて乳房を盛り上げ様と試みる。然るに前述三種類の乳 房盛り上げ方法には、夫々副作用が生じる。これを以下に説明する。

【０００３】 一．手術法：これはシリコンビニール袋及び生理食塩水袋を乳房に移植する事 であるが、袋の中の膠状シリコン合物が容易に滲み漏れ出て、人体中で遊走し、 乳房の奇形、潰瘍、リンパ腺腫脹、甚だしくは呼吸困難を引き起す。

【０００４】 二．物理法：これは真空吸出方式を採用し、単一に満足出来る程度に形付ける 事に達到するが、須く長期間の使用を必要とする。仮に中断する事が有れば、即 ち、好ましい状況が一時的に出現するが、すぐ失なわれ、従って元に戻り、その 効果は顕著ではない。

【０００５】 三．薬物法：これは長期間の服用を必要とし、始めて顕著なる効果を得られる 。但し人体に対して、多くの併発症の発生がしやすく、身体に悪影響を及ぼす。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主なる目的は、周知の乳房盛り上げ法によって引き起こされる副作用 の問題を解決し、一種のカップを含んだサイズ調節可能のブラジャーを提供し、 先天的、後天的の欠陥者に使用させ、全々副作用無しに能く立体的な飽満せる弧 度を呈現させ、ずば抜けて秀いでた、豊かで丸々とした人心を動かす曲線を表わ させ、人をして満足させる事に有る。

【０００７】 本考案の別の主目的は、一種のカップを含んだサイズ調節可能のブラジャーを 提供し、女性をして自分の身体に対する自身を取り戻させ、その生理及び心理障 害問題を解決する事に有る。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

本考案は内層が綿織布で、外層が弾性を具えた材質網状布のカップのブラジャ ーで、そのカップには、内、外層との間にカップ形の空気嚢を裏打ちし、該空気 嚢の適当な位置に於いて、流動体を注ぎ満たす事や、洩し散ずる事の出来る措施 装置を設け、その気体が充分に該空気嚢内に充填飽満した程度に成った時、即ち ずば抜けて秀でた、豊かで丸々とした人を引きつける曲線を呈現させる。

【０００９】

【実施例】

以下図面と共に本考案の実施例につき説明する。

【００１０】 先ず、図１，図２を参照するに、これは本考案になるカップを含んだサイズ調 節可能なるブラジャーの比較的良い具体実施例で、ブラジャー１０のカップ１４ の内当てには、１つの空気を注充する又は空気抜け散ずる所の気嚢１２が有り、 その中、該ブラジャー１０は立体に切りさばいたカップ１４及び帯しめ１６を含 み、その肩帯１８に釣り合わして一つの肌にぴったり付いた衣物（肌着）と成り 、然して該カップ１４は内、外両層によって構成され、内層は汗を吸収出来る材 質綿織布２０とし、外層は弾性材質である網状布２２とする。

【００１１】 該空気嚢１２はカップ１４と同じ形式を呈し、人間工学に符合して設計し、内 層３０と外層２８によって、熱で以て圧して、のりつけしたり、或いは直接吹き 付けで成型させ、その外層２８は、内層３０に比べて軟質粘着材とする、言い換 えれば、空気嚢１２に空気が充満した場合に、単に外層２８に向かつて膨脹拡張 させる。又、内層３０の内側には波紋型３２を設けさせて、その通風性を増加さ せ、その空気嚢１２の下縁に近い所には夫々入気口３４、及び空気抜き弁３４を 設ける（図３に示す如く）該入気口３４は、外層２８の上側に熔膠のりつけされ 、並びに一つの山逆口４２を具え、充気後の気体逆流を防ぐものとし、そして添 付している一充気体４０は、空気を補充する功能を具えている。そしてその体積 は小さく携帯し易い。一端の出気口４４は、入気口３４と相くつわ接ぎの他端は 逆止口４２で継続的にその充気体４０を圧し込んだ時、高低圧力の原理を利用し て、外面気体は逆止口４２より入り、そして出気口４４は、入気口３４を経て空 気嚢１２の中に充填する。又、図４に示した如く、該空気抜き弁３８もまた外層 ２８の上側に付着のり付けされ、空気抜き弁３８を圧した時、空気嚢１２内の気 体は、この所より引き抜かれる。ブラジャーを洗濯する時においては、該入気口 ３４の端及び空気抜き弁３８には、一つの軟性防水カバー４６を蓋せ、水が空気 嚢１２に入るのを防止する。然して該防水カバー４６は、一つの連結線で以て入 気口３４端及び空気抜き弁３８付近の所に設け、必ずしも個別保存する事なく、 かぶせる時に当って使用させ、非常に便利である。

【００１２】 更に図５，図６を参照するに、空気嚢１２の下縁の延長した所に一つの管道を 設け、該管道は帯しめ１６上面、或いは、帯しめ裏打ちの内層に沿って貼りつけ 、そして該管道は帯しめ１６の延長せる適当な所に延ばし、人体の運動及び美観 を妨げない前提の下に管の端は楕円偏平状の充気体４０及び管道の近い所におい てくつわ接ぎ、更に空気抜き弁３８を設ければ、別個に充気体４０を携帯せずと も、立ち所に空気嚢１２をして、気体充填の目的を達する事が出来る。

【００１３】 上述の本考案構造のエレメントは、網状布２８と綿織布２０とが縫われ成型す る前において空気嚢１２は内側の間に当てつがれ、網状布２２が空気嚢１２の外 層に貼られる時、且つ該空気嚢１２の入気口３４、及び気体抜き弁３８は夫々網 状布の２２の穴２４及び貫通穴２６を通した後、該網状布２２と綿織布２０の辺 縁を縫合成型させる事が出来る。

【００１４】 上述にて本考案の構造エレメント組み合わせ工程順序を完了し、その使用状態 は図７に図示したものを御参照されたい。充気体４０を利用して気体を空気嚢１ ２の中に充填させ、飽満状態に至らしめ時、空気嚢１２の外層は、内層３０に比 べて、柔軟材質である為、気体は単に外層２８へ向かって膨脹拡張し、弾性網状 布２２もその延長に配合し胸部をして立ち所に立体飽満の弧度を呈出させ、ずば 抜けて秀でた、丸々とした人を引きつける曲線を現わす事に成る。

【００１５】

【考案の効果】

以上述べた所に鑑み、本考案は下記の如き特徴を具えている。

【００１６】 一．周知の乳房盛り上げ法の副作用の憂いが無く、立ち所に胸部の曲線を増大 美化する。 二．如何なる先天的後天的欠陥、或いは乳癌にて乳房切開者の使用に適する。 三．空気嚢は人間工学原理に符合し、それを着ても束縛感が無い。

【００１７】 四．空気嚢内層には被紋布があって、通風出来快適である。

【００１８】 五．水泳着、ムード体操着、肌着、又はブラジャー付きの礼服に運用出来、適 用範囲が非常に広い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の比較的良い体型の実施例組み合わせ斜
視図である。

【図２】本考案の比較的良い体型の実施例分解斜視図で
ある。

【図３】図２の内のｘ部分の断面図である。

【図４】図２の内のｙ部分の断面図である。

【図５】本考案の別の比較的良い具体実施例の組み合わ
せ斜視図である。

【図６】図５の内のｚ部分の断面図である。

【図７】本考案の使用状態の断面図である。

【符号の説明】

１０ ブラジャー １２ 空気嚢 １４ カップ １６ 帯しめ １８ 肩帯 ２０ 綿織布 ２２ 網状布 ２４ 穿穴 ２６ 貫通穴 ２８ 外層 ３０ 内層 ３２ 波紋状 ３４ 入気口 ３６ 逆止片 ３８ 空気抜き弁 ４０ 充気体 ４２ 逆止口 ４４ 空気抜き口 ４６ 防水覆い

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 内層が綿織布で、外層が弾性材質を具え
   た網状布のカップを含んだブラジャーで、該カップ間の
   内当て部分に、カップ形の空気嚢を入れ、該空気嚢の適
   当な位置に流体を注入或いは洩らし散ずる措施装置を施
   し、空気嚢の内に空気が飽満に充填されたとき、豊かな
   曲線を呈現させるブラジャー。
2. 【請求項２】 その中空気嚢内層に、横向き或いは縦向
   き又は交叉した波紋状を具えさせ、通気性を具えた請求
   項１記載のブラジャー。
3. 【請求項３】 その中、空気嚢が完全に密封され、その
   嚢内に於いて予め気体を充分に注入された形式の請求項
   １記載のブラジャー。