JPH0585248U - 栽培床の灌水装置 - Google Patents

栽培床の灌水装置

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JPH0585248U
JPH0585248U JP032728U JP3272892U JPH0585248U JP H0585248 U JPH0585248 U JP H0585248U JP 032728 U JP032728 U JP 032728U JP 3272892 U JP3272892 U JP 3272892U JP H0585248 U JPH0585248 U JP H0585248U
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JP
Japan
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cultivation
floor
guide rail
irrigation
traveling
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Application number
JP032728U
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English (en)
Inventor
政三 斉藤
潔 伊達
Original Assignee
株式会社山本産業
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Abstract

(57)【要約】 【目的】灌水作業の省力化と灌水管理の個別性を調和さ
せることができ、メロンの栽培床に適用して最適な灌水
装置を提供することを目的とする。 【構成】メロン等の栽培床Bの枠Wの側方にガイドレー
ル1を配置し、該ガイドレール1の近傍には上記栽培床
Bの始端B1と終端B2の間を往復走行するように駆動
条体2を張架し、該駆動条体2を駆動原Mで走行駆動さ
せることにより、駆動条体2に固定した走行架台3を上
記ガイドレール1に沿って栽培床Bの始端B1と終端B
2の間を走行させるようにし、該走行架台には後端部に
給水ホース5が連結された接続パイプ4を高さ及び角度
調節自在に取り付け、該接続パイプ4には、多数の細か
いノズル孔61aを有する噴水面61が斜めに形成され
ているジョウロ口6を着脱自在及び角度調節自在に取り
付けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、メロン栽培等の栽培床に適用する灌水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知の如く、メロン栽培は、載置台に設置された断面略「U」字状をなす枠に 寒冷紗を敷設すると共に栽培土を収容して構成された畝状の栽培床で栽培され、 1棟のハウス内にこのような栽培床が多数並設されている。 メロン栽培においては灌水管理が最も重要であり、良質のメロンが得られるか どうかは灌水管理の功拙にかかっていると言っても過言ではない。即ち、ハウス 内で完全管理されて生産されるメロンは、四季に応じて、或はその苗やつる、メ ロン玉の成育度、灌水時期、天候、時間とその量等を最適な条件に選定して灌水 するものであり、更にその灌水も日向側の畝と日陰側の畝とでは異なると共に1 株に1個のメロンを育成させることから極端には株毎に異なるということもでき る。更に具体的には、例えば、灌水量や位置は前日までの過不足の調整と数日後 の成育性能を読み、予測管理を総合的に人為的に判断してそれぞれの畝毎に灌水 作業を行なう必要がある。 このようにメロン栽培においては灌水管理を画一的に集中管理方式で行なうこ とに馴染まないものであって手作り的な個別性が必要となるため、灌水管理は職 人的な熟練者の判断で行なわれ、しかも個別的に行なう必要があることから、従 来の灌水作業は散水ホースの先端にジョウロ口を取り付けて畝に沿って手作業で 灌水していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のメロン栽培における灌水作業は、上記のように散水ホースの先端にジョ ウロ口を取り付けて手作業的に行なっているため、長時間を要すると共にハウス 内での長時間にわたる灌水作業は過酷な作業となり、しかも夏期においては1日 2回の灌水を要するから、多大の労力を要する。 一方、上記したように灌水管理は個別性、具体性が要求されるから、灌水作業 の合理化の要求と個別性の要求は相反することとなる。 本考案はこれらの点に鑑みてなされたものであり、メロン栽培における灌水作 業の省力化と灌水管理の個別性を調和させることができ、メロンの栽培床に適用 して最適な灌水装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の栽培床の灌水装置は、メロン等の栽培床に自動灌水するための灌水装 置であって、栽培床の枠の側方にガイドレールを配置し、該ガイドレールの近傍 には上記栽培床の始端と終端の間を往復走行するように駆動条体を張架してこの 駆動条体を駆動源で走行駆動させ、上記ガイドレールに沿って走行するように走 行架台を配置すると共に該走行架台に上記駆動条体を固定することにより走行架 台を栽培床の始端と終端の間を走行させるようにし、該走行架台には先端部側が 栽培土の上方に突出するようになっている接続パイプを高さ及び角度調節可能に 取り付けると共に該接続パイプの後端部には給水ホースを連結し、該接続パイプ には多数の細かいノズル孔を有する噴水面が斜めに形成されているジョウロ口を 着脱自在及び角度調節自在に取り付けたものである。 栽培床の端部側にはリミットスイッチを配置して、走行架台が栽培床の端部に 至ると駆動源を停止又は反転駆動させるようにし、また、上記走行架台には接続 パイプの取付部とは別にパイプ取付部を設けておいて、下端部に薬剤供給ホース が接続される薬剤散布用のノズルパイプを上記接続パイプの側方に位置するよう に立設できるようにする。
【0005】
【作用】
栽培床の一端側に配置された駆動源の回転駆動により駆動条体が上記栽培床の 始端から終端方向に走行するとこの駆動条体に固定されている走行架台が栽培床 の側方に配置されたガイドレールに沿って走行し、この走行架台に取り付けられ ている接続パイプの先端のジョウロ口から散水して栽培床の植物に灌水する。 接続パイプはその高さ及び角度を調節できるから、苗の高さに応じた灌水や株 の根本だけへの灌水等に対応でき、また、ジョウロ口の角度を調節することによ り散水の遠近調節をすることができる。 栽培床の終端部まで灌水すると終端部側に配置したリミットスイッチに係合し て駆動源が停止又は反転駆動する。 ジョウロ口はノズル孔の口径の異なるものと交換することができると共に目詰 まり等の際には取り外して清掃できる。上記走行架台には接続パイプの取付部と は別にパイプ取付部が設けられており、これに薬剤散布用のノズルパイプを立て ると共に下端部に薬剤供給ホースを接続して走行架台を走行させることにより苗 への農薬散布を自動化することができ、健康管理上も有利である。
【0006】
【実施例】
図において、Aは灌水装置の全体を示し、Bは断面略「U」字形の枠W内に栽 培土Sが収容された栽培床、1は栽培床Bにおける枠Wの側方に配置されたガイ ドレールであり、該ガイドレール1の近傍には上記栽培床Bの始端B1と終端B 2の間を往復走行するように駆動条体2を張架してこの駆動条体2を駆動源Mで 走行駆動させる。 3は駆動条体2に固定されていて上記ガイドレール1に沿って走行するように 配置された走行架台であり、4は該走行架台3に高さ及び角度調節自在に取り付 けられた接続パイプであって、後端部には給水ホース5が連結されると共に先端 部のジョウロ口受42側が栽培土の上方に突出するようになっている。6は接続 パイプ4に着脱自在及び角度調節自在に取り付けられたジョウロ口であり、多数 の細かいノズル孔61aを有する噴水面61が斜めに形成されている。
【0007】 上記の構成を詳説すると、ガイドレール1はアルミ材により押し出し成型され 、上記枠Wに係止するための逆U字状の取付部11と、該取付部11の側方から 外方向に延出させると共に下面に上側レール部12を下方向に突成した天板部1 4と、該底板部14の先端から斜め下方に折り曲げて形成された外壁部15と、 該外壁部15の下端部を内方向に折り曲げた底板部16と、上記上側レール部1 2と対向するように底板部16の内端部から上方向に突成された下側レール部1 3とからなり、上側レール部12と下側レール部13の夫々の先端部には膨出部 17が形成されている。 駆動条体2はワイヤからなり、両端をコイルスプリング21を介して上記走行 架台3に固定されており、上記栽培床Bの始端B1と終端B2に配置したプーリ ー7a,7bに緊張状態で懸架され、駆動原Mから減速器8を介して一方のプー リー7aが回転駆動されることにより上記始端B1と終端B2間を走行する。 走行架台3は断面略U字状をなしたステー31の内壁板31aに上記レール部 12,13に嵌合する滑車32が2個取り付けられており、外壁板31bに締付 金具33を介して上記接続パイプ4が昇降調節自在に取り付けられる。この接続 パイプ4の上端部には屈曲パイプ41を介してジョウロ口受42が取り付けられ 、該ジョウロ口受42に上記ジョウロ口6が回転自在に取り付けられている。 栽培床Bの両端部側にはリミットスイッチ9,9が配置され、上記走行架台3 が栽培床の端部に至ると該走行架台3の端部34がリミットスイッチ9に係合し て駆動源Mが停止又は反転駆動するようになっている。なお、上記走行架台3の 外壁板31bには薬剤散布用のノズルパイプ8を立設し得るように取付金具35 が設けられており、該薬剤散布用のノズルパイプ10の下端部に薬剤供給ホース (図示しない)を接続することにより薬剤散布を自動的になし得るようになって いる。 また、栽培床Bの栽培土に対しては、肥料のアンバランスからくる連作障害を 防止するために、多量の散水をして残留肥料を洗い流す除塩作業が1作毎に行な われるが、上記ジョウロ口6と交換的に除塩用ノズルパイプNPを取り付けるこ ともできる。
【0008】
【考案の効果】
本考案の栽培床の灌水装置によれば、駆動源の回転駆動により走行する駆動条 体には走行架台が固定されていて該走行架台が栽培床の側方に配置されたガイド レールに沿って走行し、この走行架台に取り付けられている接続パイプの先端の ジョウロ口から栽培床の植物に灌水することができる。また、接続パイプの高さ 及び角度を調節できるから、苗の高さに応じた灌水や株の根本だけへの灌水等に 対応でき、特に、散水口として、多数のノズル孔を有する噴水面が斜めに形成さ れたジョウロ口が用いられているから、このジョウロ口の角度を可変することに より散水の遠近調節ができるのは勿論、手作業感覚で灌水することができ、灌水 の自動化と育成度や株に対する個別性とを調和させることができる。 栽培床の終端部まで灌水すると終端部側に配置したリミットスイッチに係合し て駆動源が停止又は反転駆動するから、自動灌水が可能であり、しかもジョウロ 口はノズル孔の口径の異なるものと交換することができると共に目詰まり等の際 には取り外して清掃できる。上記走行架台には接続パイプの取付部とは別にパイ プ取付部が設けられており、これに薬剤散布用のノズルパイプを立てると共に下 端部に薬剤供給ホースを接続して走行架台を走行させることにより苗への農薬散 布を自動化することができ、健康管理上も有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】栽培床の灌水装置の概略を示す側面図である。
【図2】灌水装置の概略を示す正面図である。
【図3】ガイドレールと走行架台を示す側面図である。
【図4】走行架台の内壁板を示す正面図である。
【図5】走行架台の外壁板を示す正面図である。
【符号の説明】
A 灌水装置 B 栽培床 W 枠 S 栽培土 1 ガイドレール 2 駆動条体 3 走行架台 4 接続パイプ 5 給水ホース 6 ジョウロ口 9 リミットスイッチ 10 ノズルパイプ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メロン等の栽培床(B)に自動灌水する
    ための灌水装置(A)であって、栽培床(B)の枠
    (W)の側方に配置されたガイドレール(1)と、該ガ
    イドレール(1)の近傍に配置され、上記栽培床(B)
    の始端(B1)と終端(B2)の間を往復走行するよう
    に張架された駆動条体(2)と、該駆動条体(2)を走
    行駆動するための駆動原(M)と、駆動条体(2)に固
    定されていて上記ガイドレール(1)に沿って栽培床
    (B)の始端(B1)と終端(B2)の間を走行するよ
    うに配置された走行架台(3)と、該走行架台(3)に
    高さ及び角度調節自在に取り付けられ、後端部に給水ホ
    ース(5)が連結されると共に先端部側が栽培土(S)
    の上方に突出するようになっている接続パイプ(4)
    と、該接続パイプ(4)に着脱自在及び角度調節自在に
    取り付けられ、多数の細かいノズル孔(61a)を有す
    る噴水面(61)が斜めに形成されているジョウロ口
    (6)とで構成されていることを特徴とする栽培床の灌
    水装置。
  2. 【請求項2】 栽培床(B)の端部側にはリミットスイ
    ッチ(9)が配置され、走行架台(3)が栽培床(B)
    の端部に至るとリミットスイッチ(9)に係合して駆動
    源(M)が停止又は反転駆動するようになっていること
    を特徴とする請求項1記載の栽培床の灌水装置。
  3. 【請求項3】 下端部に薬剤供給ホースが接続される薬
    剤散布用のノズルパイプ(10)を接続パイプ(4)の
    側方に位置するように走行架台(3)に立設し得るよう
    になっていることを特徴とする請求項1記載の栽培床の
    灌水装置。
JP032728U 1992-04-20 1992-04-20 栽培床の灌水装置 Pending JPH0585248U (ja)

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JPH0585248U true JPH0585248U (ja) 1993-11-19

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007167033A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Iseki & Co Ltd 育苗装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03266920A (ja) * 1990-03-16 1991-11-27 Fukuroi Uchiyama Shokai:Kk 栽培床用灌水ロボット

Patent Citations (1)

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