JPH0584732U - 疑似窓 - Google Patents

疑似窓

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Publication number
JPH0584732U
JPH0584732U JP2532792U JP2532792U JPH0584732U JP H0584732 U JPH0584732 U JP H0584732U JP 2532792 U JP2532792 U JP 2532792U JP 2532792 U JP2532792 U JP 2532792U JP H0584732 U JPH0584732 U JP H0584732U
Authority
JP
Japan
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window
landscape
window frame
pseudo
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP2532792U
Other languages
English (en)
Inventor
真知子 渡辺
英孝 小宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP2532792U priority Critical patent/JPH0584732U/ja
Publication of JPH0584732U publication Critical patent/JPH0584732U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人の目線の移動に応じて風景がとぎれずに連
続して見えるようにした疑似窓を提供すること。 【構成】 疑似窓2は、窓枠3と、窓枠3の前面内側に
横移動可能に配置された一対のガラリ式の窓4と、窓4
の内側に嵌め込まれた透明窓ガラス4aとを備え、てい
る。窓枠2の背面には薄い箱状の枠部5が一体化されて
いる。枠部5の内側面には画像板6が設けられ、またこ
の枠部5の両内側部には鏡7が嵌め込まれ、画像板6に
描かれた風景6aを窓枠3の外部側に向けて反射してい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、地下室など窓のない室内において、窓を通して絵画,写真等によ り疑似的風景を見せることができるようにした疑似窓に関する。
【0002】
【従来の技術】
地下室など窓のない部屋は完全な密閉空間である上に、外の景色が見えず、閉 塞感があるため、人間に取って必ずしも快適居住空間ではない。ところで、壁に 掛けられた絵画が一枚あるだけでも室内にいる人の心象風景は異なってくる。こ のことをさらに発展させてこの種の無窓室内に例えば実開昭58−187500 号公報に示すように、窓の形をした壁掛け、すなわち疑似窓を設ける場合がある 。 この疑似窓は、実際の窓枠を模してアルミサッシなどから作られた窓枠内奥 部に風景画や風景写真などのフィルム等からなる静止あるいは動画からなる画像 板を嵌め込み、あたかも窓を通して外の風景が見えるようにしたもので、窓を通 じて見える疑似的な風景の存在により、室内にいる人間の心理的な閉塞感を緩和 する機能をもたらすようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、実際の窓を想定すると、窓外の景色は人が窓に近付いたり遠ざ かったり、或いは窓に沿って平行に移動することで変化するものである。それゆ えこの種の画像に対する人の位置が正面に固定されている場合は問題が無いとし ても、人の移動により画像に対する位置関係が変化し、目線の位置が変わると、 両側の風景のとぎれた位置が直ちに判りリアル感に乏しい。特にリアル感をもた らすために画像板を額縁の表面に対し十分な奥行きをもって配置したものにこの 傾向が強い。
【0004】 この考案は、以上の問題を解決するもので、その目的は人の目線の移動に応じ て風景がとぎれずに連続して見えるようにした疑似窓を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、この考案は、壁面に設けられた窓枠と、該窓枠の内 奥部に嵌め込まれた画像板と、前記窓枠の両内側部に配置された鏡とからなるも のである。
【0006】
【作用】
以上の疑似窓にあっては、窓枠に対する人の目線の移動に応じて左右の反射画 像に対する画像の映し出される範囲が変化し、人目には目線に応じて風景の横方 向の奥行きが変化するように感じられる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明する。図1,2はこの考 案にかかる疑似窓を示すもので、無窓室の外壁1aの内側部に構築された内装壁 1には開口部が形成され、この開口部には疑似窓2が嵌め込み固定されている。 この疑似窓2は、アルミサッシなどから構成され、前記開口縁部を縁取る窓枠 3と、同じくアルミサッシなどから構成され前記窓枠3の前面内側に横移動可能 に配置された一対の引き戸式の窓4と、窓4の内側に嵌め込まれた透明窓ガラス 4aとを備え、あたかも一般的な窓の形態を内装壁1の中央に形作っている。 窓枠2の背面には薄い箱状の枠部5が一体化され、その周囲を前記開口部に嵌合 した状態で、背面が外壁1aの内側に支持されている。
【0008】 枠部5の内側面には画像板6が設けられている。この画像板6は風景6aを描 いた絵あるいはフィルム上に描かれた写真、または図示しないプロジェクタなど から風景が投影されるスクリーンであり、窓枠1の内奥部に疑似的な風景6aを 表示している。また、この画像板6の上部または背面において窓枠3から見えな い位置には図示しない照明器具が組み込まれ、自然採光を体感すべく上部または 背面から風景6aを照射している。
【0009】 また、この枠部5の両内側部には鏡7が嵌め込まれている。この鏡7は表面に 無反射コーティングが施されたもので、風景6aの両側部分を反射し、その反射 画像を窓枠2の外側にあるかのように映し出す。
【0010】 例えば目の位置が窓枠3の一方側に偏っている場合である図2(a)中Aの位 置にある場合には、図中想像線に示す目線の延長上に風景6a端の部分の反射画 像が対称的に映し出され、図2(b)に示すように描かれている風景6aの端の 部分が一部反射することで風景範囲6bとして目線方向に見えることになる。
【0011】 この状態から目の位置が平行移動して窓枠3の中央部分であるBに至ると、反 射画像の映し出される範囲が拡がり、描かれた風景6aに対してさらに拡がった 風景範囲6cとして見え、この拡がりは目の位置が窓枠3の端に位置するまで拡 大する。
【0012】 またこの拡がりの変化は窓枠3に対して近付いたり遠ざかったりすることによ っても変化する。それゆえ見る人にとっては目線の移動に応じて風景の横方向の 奥行きが変化するように感じられることになり、より本物の風景に近い風景感覚 を得られることになるのである。
【0013】 なお、画像板6に描かれた風景6aの両端は、それが鏡7によって対称的に映 し出された状態で不自然な連続とならず、対称性を感じさせないような描き形と することが必要であることは言うまでもない。また、実施例では疑似窓2を内装 壁1に嵌め込み式に固定したが、単なる壁掛け式としても良い。
【0014】 この実施例では、窓の種類が引き戸式であったが、これに限らず、例えば嵌め ごろし窓でもよい。好ましくは、ガラスを嵌め込む方がよい。
【0015】
【考案の効果】
以上実施例によって詳細に説明したように、この考案による疑似窓にあっては 、窓枠に対する人の目線の移動に応じて左右の反射画像に対する画像の映し出さ れる範囲が変化し、人目には目線に応じて風景の横方向の奥行きが変化するよう に感じられ、より本物の風景に近い風景として体感できるため、地下などの無窓 室における人の心理的閉塞感を除去する上で好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による疑似窓の正面図である。
【図2】(a)は同疑似窓の平断面図である。(b)は
同疑似窓における目の位置に応じた反射画像の拡がり具
合を説明するための正面図である。
【符号の説明】 1a 内装壁 2 疑似窓 3 窓枠 4 窓 4a 窓ガラス 5 枠部 6 画像板 6a 描かれた風景 6b,6c 反射風景範囲 7 鏡

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に設けられた窓枠と、該窓枠の内奥
    部に嵌め込まれた画像板と、前記窓枠の両内側部に配置
    された鏡とからなることを特徴とする疑似窓。
JP2532792U 1992-04-20 1992-04-20 疑似窓 Pending JPH0584732U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2532792U JPH0584732U (ja) 1992-04-20 1992-04-20 疑似窓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2532792U JPH0584732U (ja) 1992-04-20 1992-04-20 疑似窓

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0584732U true JPH0584732U (ja) 1993-11-16

Family

ID=12162863

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2532792U Pending JPH0584732U (ja) 1992-04-20 1992-04-20 疑似窓

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JP (1) JPH0584732U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08211330A (ja) * 1995-02-02 1996-08-20 Nec Corp 映像表示装置
JP2010086014A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Seiko Epson Corp 情報処理装置およびプログラム
KR20220028321A (ko) * 2020-08-28 2022-03-08 공주대학교 산학협력단 무창공간의 인공창문 조명시스템 및 그 제어방법

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JP2010086014A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Seiko Epson Corp 情報処理装置およびプログラム
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