JP2614685B2 - 疑似空間創出装置 - Google Patents

疑似空間創出装置

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JP2614685B2
JP2614685B2 JP4049642A JP4964292A JP2614685B2 JP 2614685 B2 JP2614685 B2 JP 2614685B2 JP 4049642 A JP4049642 A JP 4049642A JP 4964292 A JP4964292 A JP 4964292A JP 2614685 B2 JP2614685 B2 JP 2614685B2
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JP
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screen
glass
image
outside
pseudo
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JP4049642A
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JPH05248108A (ja
Inventor
隆幸 松本
義男 関谷
厚志 加藤
昌彦 西原
Original Assignee
株式会社高度映像技術研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、疑似空間創出装置に関
し、詳しくは、構造物内の部屋に接してその外側に所望
の空間が実在する如く創出可能な疑似空間創出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、特に大都会等では限られた敷地内
に構造物の建てられることが多く、ガラス窓が設けられ
るにしてもその外側の空間が限られてしまい、情緒にか
けたものとなる傾向が多い。そこで、そのガラス窓の外
側に十分な大きさの透光型投影スクリーンとこれに投影
する投影機を据付け、スクリーン上の映像によりあたか
も窓外にそのような空間が実在する如く在室者に感応さ
せるようにすることが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように窓ガラスの外側に透光型投影スクリーンを配置し
てこれに投影機から例えばカラーによる景色を投影する
のでは、窓外にこれらを設置するための広い空間が必要
で、特に屋外の場合は風雨等からこれらを保護する必要
があり実用化するには問題があった。
【0004】本発明の目的は、かかる問題点の解決を図
り、限られた室外最少限の空間を利用して、在室者にあ
たかも遠大な空間がその室外に接して直接実在する如く
感応させることができる疑似空間創出装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、室を画成する透明なガラスの外側上方
に配設され、下方に向けて投影する投影手段および該投
影手段からの映像を受像する透光スクリーンと、前記ガ
ラスの全面にわたってその外側に配設され、前記透光ス
クリーンを透過した映像を反射させて前記ガラスを透し
在室者に視認可能な角度に傾斜させた反射ミラーとを具
備し該反射ミラーを介して視認される映像により前記ガ
ラスの外側に疑似空間を創出することを特徴とするもの
である。
【0006】
【作用】本発明によれば、投影手段から下方に向けて投
影された映像が透光スクリーンによって受像された上、
その映像が透光スクリーンの背面側からさらに反射ミラ
ーに向けて投影され、ここで均等に反射されて、室を画
成している透明なガラスを介し、在室者に視認されるも
ので反射ミラーがそのような傾斜を保ってガラスの外側
前面に設けられていることによりあたかも映像に対応す
る景観や物体を含む空間が実在するような印象を在室者
に与えることができる。
【0007】
【実施例】以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳
細かつ具体的に説明する。
【0008】図1は本発明の一実施例を示す。なお本例
では投影機(プロジェクタ)およびその投影スクリーン
に好適例としてリア型の液晶プロジェクタおよびリア型
スクリーンを用いた例について述べることとする。ここ
で、1は家屋等の建物、2は建物の窓等に嵌め込まれた
透明ガラス(以下でガラス窓という)、3は屋外の窓下
から斜め上方に傾斜させて取付けられた大型の反射ミラ
ーであり、この反射ミラー3はガラス窓2に対して十分
余裕のある大きさのものとする。また、4は反射ミラー
3の上方に配設したリア型スクリーン、5はリア型スク
リーンのさらに上方に固定され、リア型スクリーン4に
影像を形成するリア型液晶プロジェクタ、6はリア型ス
クリーン4への投影画像が鮮明に保持されるようにする
と共に、全体を保護するために設けられた筐体である。
【0009】このように構成した疑似空間創出装置にお
いては、液晶プロジェクタ5により投射され、リア型ス
クリーン4に形成された画像がそのまま反射ミラー3上
に投影され、さらにここで反射されて、ガラス窓2を透
して室内にいる在室者の眼に入る。しかも、その画像が
形成されるリア型スクリーン4は光の経路上、在室者か
ら十分離れた位置に設けられているので、その画像に対
して在室者に十分の距離感を感じさせる効果が得られ、
より一層リアルな感じを在室者に与えることができる。
そこで、例えば、広大な原野や山の遠景,庭園等、利用
者が所望の風景を画像としてリア型スクリーン4に現出
させることにより、これを室内側から眺める者に大きい
解放感を与えることができる。
【0010】なお、以上に述べた実施例ではプロジェク
タおよびそのスクリーンに好適例としてリア型液晶プロ
ジェクタとリア型スクリーンとの組合せを用いたが、本
発明の適用はこれに限られるものではなく、例えばカラ
ーフィルムなどの投影に使用される投影機と透光スクリ
ーンとの組合せ等、十分に拡大されたリアルな影像を出
力可能なプロジェクタと透光スクリーンとの組合せであ
れば、どのような影像出力手段であってもよいことはい
うまでもない。
【0011】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、室を画成する透明なガラスの外側上方に配設され、
下方に向けて投影する投影手段および該投影手段からの
映像を受像する透光スクリーンと、前記ガラスの全面に
わたってその外側に配設され、前記透光スクリーンを透
過した映像を反射させて前記ガラスを透し在室者に視認
可能な角度に傾斜させた反射ミラーとを具備し該反射ミ
ラーを介して視認される映像により前記ガラスの外側に
疑似空間を創出するようにしたので、室外の環境あるい
はその空間の大小にかかわらず室外に広大な景観を軽量
小型のプロジェクタの利用によりリアルに具現化するこ
とが可能となり、また、利用者の所望に応じて自在に景
観を変更することもできるので、生活にかかわる各方面
に広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明疑似空間創出装置の構成の一例を模式的
に示す断面図である。
【符号の説明】
2 透明ガラス(ガラス窓) 3 反射ミラー 4 リア型スクリーン 5 リア型液晶プロジェクタ 6 筐体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 厚志 東京都新宿区西新宿4−15−3 三省堂 新宿ビル4階株式会社高度映像技術研究 所内 (72)発明者 西原 昌彦 東京都新宿区西新宿4−15−3 三省堂 新宿ビル4階株式会社高度映像技術研究 所内 (56)参考文献 特開 平4−107539(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室を画成する透明なガラスの外側上方に
    配設され、下方に向けて投影する投影手段および該投影
    手段からの映像を受像する透光スクリーンと、 前記ガラスの全面にわたってその外側に配設され、前記
    透光スクリーンを透過した映像を反射させて前記ガラス
    を透し在室者に視認可能な角度に傾斜させた反射ミラー
    とを具備し該反射ミラーを介して視認される映像により
    前記ガラスの外側に疑似空間を創出することを特徴とす
    る疑似空間創出装置。
  2. 【請求項2】 前記投影手段はリア型の液晶プロジェク
    タであり、前記透光スクリーンはリア型のスクリーンで
    あることを特徴とする請求項1に記載の疑似空間創出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記投影手段および透光スクリーンと前
    記反射ミラーとは筐体により外界から遮蔽されることを
    特徴とする請求項1または2に記載の疑似空間創出装
    置。
JP4049642A 1992-03-06 1992-03-06 疑似空間創出装置 Expired - Lifetime JP2614685B2 (ja)

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JPH05248108A JPH05248108A (ja) 1993-09-24
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JP2008194121A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Toshiba Tec Corp 陳列棚
JP2008280822A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Halfbuild Service:Kk 車庫付建築物

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