JPH0584225U - 自転車洗浄用器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】この考案は、自転車のギヤ、チェーンなど、複
雑で狭い部分の泥汚れを、だれでも、簡単に、短時間で
洗浄することができる洗浄器具に関するものである。 【構成】底面部が広い、洗浄液貯蔵用軟質プラスチック
製容器２と、細長くて、繊維束の長いブラシ１とから成
る。ブラシの先端部には、灯油などの洗浄液を、繊維束
部分に供給する為に、小さな貫通穴が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、自転車のギヤやチェーンの洗浄用器具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ギヤやチェーンの泥汚れは、ワイヤーブラシで、掻きおとしていたが 、十分に泥汚れを落とすことができなかった。また、ギアやチェーンを分解し て汚れを拭き取ることができるが、分解、組立の技術が必要であり、また時間 のかかる作業であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本案は、その欠点を除いて、だれでも、簡単に、自転車のギヤやチェーンの 泥汚れを落とすことができるようにするものである。

【０００４】

【課題−解決するための手段】

いま、その構成を説明すると、 （イ）軟質のプラスチック製容器２に、灯油などの洗浄液をいれる。 （ロ）細長いプラスチック製ブラシ１を、プラスチック製容器２に取り付ける 。 （ハ）ブラシの柄の部分は中空で、外径φ１０〜２０ｍｍである。また、ブラ シの先端部は、直径φ０．５〜１．５ｍｍの穴が１〜数個貫通している 。 （ニ）ブラシの繊維束部分の長さは、２０〜５０ｍｍである。 （ホ）プラスチックは、灯油などの有機溶剤に対して、耐久性があるものであ る。 （ヘ）容器１は、自立できるように、底面部が広くなっている。

【０００５】

【作用】 次に本考案の作用を述べる。自転車のギヤやチェーンの泥は、油を多く含ん でいる。本洗浄用器具に灯油を入れ、倒立させて、ギヤやチェーンなど、泥で 汚れている部分に、ブラシの先端をあてる。灯油は、重力により、自然に繊維 束部に供給されるが、多量に供給したい場合は、洗浄液貯蔵用プラスチック製 容器２を軽く握ることにより、容易に押し出すことができる。 次に、灯油が供給された泥汚れの部分を、ブラシでこすると、灯油が油を溶 かす為に、簡単に泥を洗い落とすことができる。 柄の部分が外径φ２０ｍｍ以下と細いのは、自転車のギヤ部等の複雑でせま い所でも、容易に進入することができるためである。また、繊維束の長さが、 ２０ｍｍ以上と長いのは、多段になったギヤの間の奥深く狭い隙間でも、容易 に到達し、泥を掻き落とし、洗い落とすことができるようにするためである。 底面部が、広がっているのは、使用しない場合に、中の灯油がこぼれないよ うに、自立させるためである。

【０００６】

【実施例】

次に実施例について、説明する。 柄の太さが外径φ１５ｍｍ、繊維束の長さが３５ｍｍ、先端部の貫通穴が直径 φ１．５ｍｍのもの１個の細長いプラスチック製ブラシを使用した。 灯油は、広く一般に市販されている灯油用サイホンポンプを用いて、半透明 のポリエチレン製容器に入れた。その後、ポリエチレン製容器と細長いブラシ を、ネジを締めることにより、組立てた。 倒立するだけで、灯油が落下して、ブラシ先端にある繊維束に供給された。 自転車のギヤ、チェーン、およびその周辺の泥よごれを、灯油で溶かすように してこすり、洗い落とした。 その後、勢い良く水をかけて、洗い流し、乾燥させた。乾燥後、機械油を注 油し、リム部についた油は、ブレーキに支障のないよう、良く拭いておいた。 使用後は、そのまま立てた状態で、工具箱に保管した。

【考案の効果】

したがって、非常に短時間で、だれでも、簡単に、自転車のギヤやチェーン などの泥汚れを、洗浄することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図

【図２】本考案のブラシ部分の断面図

【図３】本考案の洗浄液貯蔵用プラスチック製容器

【符号の説明】

１は、細長いプラスチック製ブラシ ２は、洗浄液貯蔵用プラスチック製容器 ３は、ブラシの先端に開けられた貫通穴

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）太さが外径φ１０〜２０ｍｍの中空
   の細長いプラスチック製ブラシ１の先端に、直径φ０．
   ５〜１．５ｍｍの貫通穴を１〜数個設ける。 （ロ）ブラシの繊維束の長さは、２０〜５０ｍｍであ
   る。 （ハ）底面部が広がった軟質のプラスチック容器２は、
   細長いブラシ１と組合される。 以上の如く構成された、自転車洗浄用器具。