JPH0584081B2 - - Google Patents
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- JPH0584081B2 JPH0584081B2 JP19069088A JP19069088A JPH0584081B2 JP H0584081 B2 JPH0584081 B2 JP H0584081B2 JP 19069088 A JP19069088 A JP 19069088A JP 19069088 A JP19069088 A JP 19069088A JP H0584081 B2 JPH0584081 B2 JP H0584081B2
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- dipole antenna
- shaped
- conductor
- antenna
- gain
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- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 22
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、例えば2GHzの比較的高い周波数帯
において広帯域アンテナとして使用されるダイポ
ールアンテナに関する。
において広帯域アンテナとして使用されるダイポ
ールアンテナに関する。
[従来の技術]
従来、広帯域に亙り安定した利得特性と入力イ
ンピーダンス特性を有する線状アンテナとして
は、ロンビツク型、V型、対数周期型、魚骨型、
双枝型等のアンテナがあげられる。
ンピーダンス特性を有する線状アンテナとして
は、ロンビツク型、V型、対数周期型、魚骨型、
双枝型等のアンテナがあげられる。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、上記にあげた各種の広帯域アン
テナは、その何れもが、所謂、進行波形のアンテ
ナであり、使用周波数の波長に比べかなり大きな
構造となつてしまう欠点がある。
テナは、その何れもが、所謂、進行波形のアンテ
ナであり、使用周波数の波長に比べかなり大きな
構造となつてしまう欠点がある。
本発明は上記のような問題点に鑑みなされたも
ので、広帯域において安定した利得特性及び入力
インピーダンス特性を損うことなく、小型化する
ことが可能になるダイポールアンテナを提供する
ことを目的とする。
ので、広帯域において安定した利得特性及び入力
インピーダンス特性を損うことなく、小型化する
ことが可能になるダイポールアンテナを提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段及び作用]
すなわち本発明に係わるダイポールアンテナ
は、例えば全長1波長程度のV型ダイポールアン
テナのV字導線に、それぞれV字の外側方向へ延
び、且つV字開口方向に行くに従つて短い長さと
なる複数の分岐導線を平行配列して接続し、V字
開口側にてより低いインピーダンス特性を得て、
アンテナ終端からの後進波の抑制を図つたもので
ある。
は、例えば全長1波長程度のV型ダイポールアン
テナのV字導線に、それぞれV字の外側方向へ延
び、且つV字開口方向に行くに従つて短い長さと
なる複数の分岐導線を平行配列して接続し、V字
開口側にてより低いインピーダンス特性を得て、
アンテナ終端からの後進波の抑制を図つたもので
ある。
[実施例]
以下図面を参照して本発明の一実施例を説明す
る。
る。
第1図はその平面構成を示すもので、同図にお
いて、10は給電部であり、まず、この給電部1
0を中心にして開き角2θのV型ダイポールアンテ
ナとなる導線11a,11bが延設される。この
V型ダイポールアンテナの各導線11a,11b
には、V字の外側方向に向けた複数の分岐導線1
2a,12b,12c,……が平行配列して接続
される。
いて、10は給電部であり、まず、この給電部1
0を中心にして開き角2θのV型ダイポールアンテ
ナとなる導線11a,11bが延設される。この
V型ダイポールアンテナの各導線11a,11b
には、V字の外側方向に向けた複数の分岐導線1
2a,12b,12c,……が平行配列して接続
される。
ここで、上記分岐点導線12a,12b,12
c,……は、それぞれ隣接する導線と電気的に結
合して放射素子ともなるが、構造的にはテーパ線
路に装荷した開放スタブと見なせる。すなわち、
V型ダイポールアンテナの長さlを小型化のため
1波長λ0程度に設定すると、通常、アンテナ終端
側からの後進波が大きくなり、良好な広帯域特性
が得られなくなる。そこで、このアンテナ終端側
からの後進波を少なくするには、開放分岐導体を
装荷して等価的にテーパ線路の特性インピーダン
スを変化させ、これにより減衰のある進行波を発
生させればよいと考えられる。
c,……は、それぞれ隣接する導線と電気的に結
合して放射素子ともなるが、構造的にはテーパ線
路に装荷した開放スタブと見なせる。すなわち、
V型ダイポールアンテナの長さlを小型化のため
1波長λ0程度に設定すると、通常、アンテナ終端
側からの後進波が大きくなり、良好な広帯域特性
が得られなくなる。そこで、このアンテナ終端側
からの後進波を少なくするには、開放分岐導体を
装荷して等価的にテーパ線路の特性インピーダン
スを変化させ、これにより減衰のある進行波を発
生させればよいと考えられる。
つまり、上記ダイポールアンテナの給電部10
においては、分岐導線12a,12bの長さls=
λ0/2として高インピーダンスを得、そしてアン
テナ終端方向に向かつて等間隔配列のスタブ長、
すなわち分岐導線の長さを12a>12c>…
…,12b>12d……と短くして低インピーダ
ンス化する。こうして、アンテナの終端側から発
生する後進波の抑制を図ることができる。
においては、分岐導線12a,12bの長さls=
λ0/2として高インピーダンスを得、そしてアン
テナ終端方向に向かつて等間隔配列のスタブ長、
すなわち分岐導線の長さを12a>12c>…
…,12b>12d……と短くして低インピーダ
ンス化する。こうして、アンテナの終端側から発
生する後進波の抑制を図ることができる。
ここで、第1図におけるダイポールアンテナに
おいて、ls=0.5λ0、l=0.833λ0、d=0.033λ0、
2a=0.008λ0、θ=15°とする。
おいて、ls=0.5λ0、l=0.833λ0、d=0.033λ0、
2a=0.008λ0、θ=15°とする。
第2図は使用周波数0=2GHzとした上記ダイ
ポールアンテナの前方及び後方利得特性を示すも
ので、実線及び○印で示すGが前方利得の計算
値及び測定値、破線及び×印で示すGbが後方利
得の計算値及び測定値である。この場合、給電部
10から前進波が進む方向を前方とする。つま
り、前方利得Gと後方利得Gbとの利得差がこの
ダイポールアンテナの前後利得比となり、比帯域
(2:1)にて前後利得比は約10dBとなつてい
る。
ポールアンテナの前方及び後方利得特性を示すも
ので、実線及び○印で示すGが前方利得の計算
値及び測定値、破線及び×印で示すGbが後方利
得の計算値及び測定値である。この場合、給電部
10から前進波が進む方向を前方とする。つま
り、前方利得Gと後方利得Gbとの利得差がこの
ダイポールアンテナの前後利得比となり、比帯域
(2:1)にて前後利得比は約10dBとなつてい
る。
また、第3図は上記第2図のアンテナ利得特性
に対応する入力アドミタンス特性を示すもので、
特性帯域中には各分岐導線12a,12b,12
c,……が共振することによるデツプ現象も見ら
れず、比較的平坦な広帯域特性を示している。
に対応する入力アドミタンス特性を示すもので、
特性帯域中には各分岐導線12a,12b,12
c,……が共振することによるデツプ現象も見ら
れず、比較的平坦な広帯域特性を示している。
したがつて、アンテナの全長lを1波長程度に
小型化しても、良好な利得特性及び入力インピー
ダンス特性を広帯域に亙つて得ることができる。
小型化しても、良好な利得特性及び入力インピー
ダンス特性を広帯域に亙つて得ることができる。
尚、上記実施例では、V型ダイポールアンテナ
の各導線11a,11bに接続した分岐導線12
a,12b,12c,……を、V字中心線に対し
垂直となる方向に配列したが、第4図に示すよう
に、V字開口方向に所定角度やや傾斜して配列し
てもよい。
の各導線11a,11bに接続した分岐導線12
a,12b,12c,……を、V字中心線に対し
垂直となる方向に配列したが、第4図に示すよう
に、V字開口方向に所定角度やや傾斜して配列し
てもよい。
また、上記実施例では、V型ダイポールアンテ
ナの各導線11a,11bに対する分岐導線12
a,12b,12c,……の配列間隔は全て均等
に設定したが、第5図に示すように、給電部10
側からアンテナ終端側に向けて等比級数的あるい
は等差級数的に規則変化させてもよい。
ナの各導線11a,11bに対する分岐導線12
a,12b,12c,……の配列間隔は全て均等
に設定したが、第5図に示すように、給電部10
側からアンテナ終端側に向けて等比級数的あるい
は等差級数的に規則変化させてもよい。
さらに、上記分岐導線12a,12b,12
c,……の長さは、使用周波数帯域に合わせて変
化可能であるのは勿論である。
c,……の長さは、使用周波数帯域に合わせて変
化可能であるのは勿論である。
[発明の効果]
以上のように本発明によれば、例えば全長1波
長程度のV型ダイポールアンテナのV字導線に、
それぞれV字の外側方向へ延び、且つV字開口方
向に行くに従つて短い長さとなる複数の分岐導線
を平行配列して接続し、V字開口側にてより低い
インピーダンス特性を得て、アンテナ終端からの
後進波の抑制を図つたので、広帯域において安定
した利得特性及び入力インピーダンス特性を損う
ことなく、小型化することが可能になるダイポー
ルアンテナを提供できる。
長程度のV型ダイポールアンテナのV字導線に、
それぞれV字の外側方向へ延び、且つV字開口方
向に行くに従つて短い長さとなる複数の分岐導線
を平行配列して接続し、V字開口側にてより低い
インピーダンス特性を得て、アンテナ終端からの
後進波の抑制を図つたので、広帯域において安定
した利得特性及び入力インピーダンス特性を損う
ことなく、小型化することが可能になるダイポー
ルアンテナを提供できる。
第1図は本発明の一実施例に係わるダイポール
アンテナを示す平面構成図、第2図は上記ダイポ
ールアンテナの利得特性を示す図、第3図は上記
ダイポールアンテナの入力アドミタンス特性を示
す図、第4図及び第5図はそれぞれ本発明の他の
実施例を示す図である。 10……給電部、11a,11b……V字ダイ
ポールの導線、12a,12b,12c,……分
岐導線。
アンテナを示す平面構成図、第2図は上記ダイポ
ールアンテナの利得特性を示す図、第3図は上記
ダイポールアンテナの入力アドミタンス特性を示
す図、第4図及び第5図はそれぞれ本発明の他の
実施例を示す図である。 10……給電部、11a,11b……V字ダイ
ポールの導線、12a,12b,12c,……分
岐導線。
Claims (1)
- 1 給電点から予め設定されたV字状開き角で導
線を延設してなるV型ダイポールアンテナと、こ
のV型ダイポールアンテナの各導線に対してV字
の外側方向へ向けて複数本平行配列して接続され
V字の開口方向に行くに従つて短い長さとなる分
岐導線とを具備したことを特徴とするダイポール
アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19069088A JPH0241003A (ja) | 1988-08-01 | 1988-08-01 | ダイポールアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19069088A JPH0241003A (ja) | 1988-08-01 | 1988-08-01 | ダイポールアンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0241003A JPH0241003A (ja) | 1990-02-09 |
JPH0584081B2 true JPH0584081B2 (ja) | 1993-11-30 |
Family
ID=16262246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19069088A Granted JPH0241003A (ja) | 1988-08-01 | 1988-08-01 | ダイポールアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0241003A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012195886A (ja) * | 2011-03-17 | 2012-10-11 | Hiroshima Univ | チップ間通信システム及び半導体装置 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7053844B2 (en) * | 2004-03-05 | 2006-05-30 | Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. | Integrated multiband antennas for computing devices |
KR101268841B1 (ko) * | 2011-11-04 | 2013-05-29 | 브로콜리 주식회사 | 증강안테나 |
US9199143B1 (en) | 2014-08-25 | 2015-12-01 | Parsons Xtreme Golf, LLC | Golf club heads and methods to manufacture golf club heads |
US20170368429A1 (en) | 2014-02-20 | 2017-12-28 | Parsons Xtreme Golf, LLC | Golf club heads and methods to manufacture golf club heads |
JP7340175B2 (ja) * | 2019-07-19 | 2023-09-07 | 大王製紙株式会社 | Rfidタグ、ペットボトル、及びアンテナ |
-
1988
- 1988-08-01 JP JP19069088A patent/JPH0241003A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012195886A (ja) * | 2011-03-17 | 2012-10-11 | Hiroshima Univ | チップ間通信システム及び半導体装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0241003A (ja) | 1990-02-09 |
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Legal Events
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S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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