JPH0583575U - 配管接続装置 - Google Patents

配管接続装置

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JPH0583575U
JPH0583575U JP3660892U JP3660892U JPH0583575U JP H0583575 U JPH0583575 U JP H0583575U JP 3660892 U JP3660892 U JP 3660892U JP 3660892 U JP3660892 U JP 3660892U JP H0583575 U JPH0583575 U JP H0583575U
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健臣 三浦
健弘 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配管相互を確実強固に接続し、狭隘な作業場
所でも簡単に作業でき、作業能率を向上し、必要があれ
ば配管相互を簡単に解体分離できるようにする。 【構成】 配管P相互を接続する継手本体1の接続位置
に設けた大径状部分の両側に、開口端側に次第に小径と
なる押圧筒部5を形成する。コントロールリング11に
連繋した複数の圧入案内片13から成る筒状のスライド
ストッパー10を継手本体1内に配装する。配管Pの挿
入後でスライドストッパー10を配管Pに沿って引き出
し、圧入案内片13前部の圧入ボール12を継手本体1
と配管Pとの間隙に圧入する。配管Pを囲繞するスライ
ドストッパー10後部と継手本体1開口端との間に伸縮
自在なストッパーリング16を位置決め装着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主として、通信ケーブル、動力ケーブル等を収容して地中に埋設 される管路材として使用される各種の鋼管を簡単、確実に接続でき、また、必要 があれば解体分離できるようにした配管接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、地中線用の亜鉛メッキ鋼管製の管路材を接続するのに各種の配管接 続装置が使用されており、この配管接続装置は、例えば接続されるべき配管の接 続端相互を位置決めするセンターリングを内周に備え、相互の配管が両端開口か ら挿入される筒状の継手本体と、配管外周に嵌められるパッキング、押しリング 、複数の鋼球を配列したリング状のリテーナー夫々を、接続側端部に至るに伴な い次第に小径となる傾斜押圧面を介して押圧しながら配管外周に強制的に嵌めら れ、継手本体両端開口に連結される一対のソケットとから成る構造のものとして ある。
【0003】 そしてまた、実開昭63−137195号公報に示される配管用接手にあって は、継手本体、一対のソケットから成る配管接続装置において、その一対のソケ ット相互を雌雄結合させるものとし、その雌雄結合面にはシール部材、径方向で 弾撥的に伸縮するバネを介在させて強制的に連結させるものとしてある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来提案されている配管接続装置にあっては、継手本体内 に配管を挿入した後にソケット夫々を接続中心側に強制的にスライドさせるもの とするために、作業的に困難なことが多く、また、確実にスライドさせて継手本 体に結合させなければ配管夫々をしっかりと接続できないものである。そればか りでなく、一旦接続後に、配管夫々を分離する必要がある場合には、ソケット内 周面に楔形の解体用の部材を強制的に挿入し、ソケットを強制的に拡開させた後 、配管を引き抜かなければならず、そのための作業は極めて面倒であり、また、 解体後のソケットは再使用が全くできず、資源的にも無駄になっていた。
【0005】 更には、一対のソケット相互を強固に雌雄結合させる実開昭63−13719 5号公報のものは、ソケット夫々を相互を分離させる手間が余計に掛り、なお一 層面倒なものであった。
【0006】 特に、これらの地中用の管路材の接続は、マンホールその他の狭隘な場所で作 業される場合が多く、十分な作業空間が確保されないから、上述した従来の配管 接続装置では面倒な取扱いが必要である故に作業効率を阻害するものであった。 そしてまた、ネジ込み式に接続させる配管接続装置であれば、その作業空間の確 保は一層困難であり、しかも、このネジ込み式のものは、溶融亜鉛メッキによる 防錆処理を施しても、継手部材に形成したネジ部分のために地中に埋設した後で は防錆処理が無効となって腐食が進行され、収容したケーブル類を損傷させるこ とにもなった。
【0007】 そこで、この考案は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので 、簡単迅速に配管相互を確実強固に接続でき、しかも、狭隘な作業場所であって も簡単に取扱うことができて作業能率を飛躍的に向上でき、また、必要があれば 配管相互を解体分離でき、再使用も可能である配管接続装置を提供することを目 的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、この考案にあっては、ほぼ突き合わせ状に接続 させる配管P相互の接続中心位置で、やや外方に膨出させて形成した大径状部分 を有し、この大径状部分から接続開口端側ヘ至るに伴ない次第に小径となる押圧 筒部5を有する筒状の継手本体1と、この継手本体1と配管Pとの間隙に圧入さ れてこれら1,Pを連繋する複数の圧入ボール12を有し、配管Pの外周に沿っ て管方向にスライド自在で、継手本体1の開ロ端に配装されるほぼ筒状のスライ ドストッパー10と、このスライドストッパー10を配管Pの外周で囲繞して位 置決めし、継手本体1の開口端に係合着脱自在にしてある伸縮自在なリング状の ストッパーリング16とを備えたことを特徴とする。
【0009】 継手本体1の接続中心位置にセンターリング2を設け、このセンターリング2 の両側に、配管Pを囲繞するほぼ筒状の剛性のスペーサ4を配装して構成するこ とができる。
【0010】 スライドストッパー10は、配管Pの外周面に囲繞配装されるリング状のコン トロールリング11と、このコントロールリング11に連繋されていて、前部に 圧入ボール12を有する複数の分割された圧入案内片13とを備え、圧入ボール 12は、配管Pの外周に沿って適宜な間隔毎に配列されていて、継手本体1の押 圧筒部5内でスライドし、配管Pの外周側面と押圧筒部5の内周側面との間隙に 強制的に圧入されるようにして構成することができる。
【0011】 圧入案内片13自体は、適宜幅員の帯状に形成され、コントロールリング11 が嵌まり込む溝形状の連繋溝14を後部に突設されている段部面に有し、また、 圧入ボール12の抜脱を阻止した状態でこれ12を保持させる保持孔15を前部 に有して構成することができる。
【0012】 また、圧入案内片13自体として、幅員が異なるものを幾種類か予め形成、用 意されているものとすることができる。
【0013】
【作用】
この考案に係る配管接続装置にあって、継手本体1の膨出された大径状部分の 接続中心位置に設けたセンターリング2は、相互に接続させる配管Pの接続位置 を突き当て規制し、また、センターリング2の両側に配装したほぼ筒状のスペー サ4は、挿入接続した配管P夫々の直進接続性を維持する。
【0014】 接続すべき配管Pが内部に挿入されて、これを囲繞するスライドストッパー1 0は、配管Pの挿入に伴ない継手本体1内の接続中心側にスライドし、圧入ボー ル12をも押圧筒部5内でスライドさせる。このとき、継手本体1の接続中心位 置に至るに伴ない次第に大径となる押圧筒部5の空隙が、圧入ボール12を継手 本体1内でその外側へ退避させてスライドを円滑に行なわせる。
【0015】 配管Pのスライド挿入後のスライドストッパー10の引き戻しは、圧入案内片 13前部にある圧入ボール12を押圧筒部5内でスライドさせながら、継手本体 1における接絖開口端側へ至るに伴ない次第に小径となる押圧筒部5内周側面と 配管P外周側面との間隙に食い込み状に強制圧入させる。このとき、コントロー ルリング11に連繋してある複数の圧入案内片13は、圧入案内片13全体によ って筒状を呈していても、夫々が分離している前部が互いに離反、拡開し、圧入 ボール12を継手本体1内周側面と配管P外周側面との間隙に円滑に圧入させる 。
【0016】 伸縮するストッパーリング16は、伸張時では、継手本体1の開口端筒部6外 周に位置されていて、スライドストッパー10の継手本体1内への進入、引き戻 しを可能にさせる。また、縮小時では、継手本体1内から後退外出したスライド ストッパー10の圧入案内片13夫々の後部と継手本体1との間の窪みに装入配 置させる。
【0017】
【実施例】
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説明するに、図において示される 符号1は、相互に接続されるべき地中線用の亜鉛メッキ鋼管製の管路材の如き配 管Pの接続端が挿入され、これらPに跨がっている筒状の継手本体である。
【0018】 この継手本体1は、例えば鋼管等の剛性素材によって形成されており、配管P の開口端が接続される部位である接続中心位置が外方にやや膨出された大径状部 分を有する。この大径状部分の接続中心位置の内周には、内周面が山形状に突成 された例えばネオプレンゴム製のリング状のセンターリング2を嵌め合わせ、こ のセンターリング2の両側には、接続開口端側に適当な止水用のパッキン材3が 被装された例えば塩化ビニール樹脂製のほぼ筒状のスペーサ4を配装し、これら のセンターリング2、スペーサ4夫々は、継手本体1における膨出された大径状 部分内に収納されている。そして、継手本体1における大径状部分の末端から継 手本体1の開口端に至るまでの周側壁部分は緩やかに次第に小径になるように窄 められて、周側壁が傾斜している押圧筒部5を形成している。また、継手本体1 の開口端は、接続すべき配管Pの外径に比し、後述するスライドストッパー10 における圧入案内片13の肉厚にほぼ等しくした間隔で僅かに大きくしたほぼ同 一径の開口端筒部6を形成している。
【0019】 なお、パッキン材3は、挿入接続する配管P外周側面と継手本体1内周側面と の間隙内に密接状に配置され、継手本体1の開口端筒部6から浸入する水、湿気 分その他が配管P内に浸入するのを防止するようになっている。また、スペーサ 4は、必要があれば、その一部を切欠してC字状とすることで配管P径の大小に 対応可能なものとできる。
【0020】 また、継手本体1と配管Pとの間隙に圧入されてこれら1,Pを連繋する複数 の圧入ボール12を有し、配管Pの外周に沿って管方向にスライド自在で、継手 本体1の開口端に配装されるほぼ筒状のスライドストッパー10と、このスライ ドストッパー10を配管Pの外周で位置決めし、継手本体1の開口端に係合着脱 自在にしてあるリング状のストッパーリング16とがある。
【0021】 スライドストッパー10は、図3、図4に示すように、配管Pの外周面に囲繞 配装されるリング状のコントロールリング11と、このコントロールリング11 に連繋されていて、前部に圧入ボール12を有する複数の分割された圧入案内片 13とを備え、圧入ボール12は、配管Pの外周に沿って適宜な間隔毎に配列さ れていて、継手本体1における大径状部分の末端から開口端筒部6に至るまでの 傾斜した押圧筒部5内でスライドし、継手本体1内に挿入した配管Pの外周側面 と押圧筒部5の内周側面との間隙に強制的に圧入されるようになっている。
【0022】 このスライドストッパー10におけるコントロールリング11は、接続すべき 配管Pの外径に比しやや大径にした広幅リング状の例えば鋼の如き剛性素材によ って形成されている。
【0023】 一方、圧入案内片13自体は、例えば適宜幅員の帯状のポリスチレン樹脂にて 形成され、コントロールリング11が嵌まり込む溝形状の連繋溝14を後部に突 設されている段部面に有しており、また、圧入ボール12の抜脱を阻止した状態 でこれ12を保持させる保持孔15を前部に有するものと、この保持孔15を有 しないものとがある。そしてまた、この圧入案内片13自体は、幅員が異なるも のが幾種類か予め形成、用意されていて、異なる配管Pの外径に対応して各別に 用意される径が異なるコントロールリング11に対し、幅員が異なり、また、圧 入ボール12を有するものあるいは有しないものの圧入案内片13を適宜に組み 合わせてコントロールリング11に内側から嵌め合わせ連繋し(図4参照)、組 み立てることができるものとしてある。図示にあっては、幅員が同一な圧入案内 片13を、圧入ボール12を有するものの間にこれ12を有しないものを2個介 在させてコントロールリング11に連繋して組み立てたものとしてある(図3参 照)。なお、コントロールリング11に圧入案内片13を組み合わせたときの圧 入案内片13の内径は配管Pの外径に、同じく外径は継手本体1における開口端 筒部6内径に夫々ほぼ等しくなるようにしてある。
【0024】 また、連繋溝14は、これを形成する両側壁上端縁相互の間隔をコントロール リング11の幅員に比しやや小さくすると共に上端縁部内側面を上方へ至るに伴 ない次第に幅員が広くなるようにしておくことで、圧入案内片13をコントロー ルリング11にワンタッチで嵌め合わせることができ、作業現場であっても、必 要に応じて行なわれる交換、再組み立て等の組み立て作業を容易にする。
【0025】 一方、ストッパーリング16は、適宜幅員の帯状のゴム材にてリング状に形成 され、圧入ボール12を押圧筒部5内でスライドして接続開口端側にスライドス トッパー10を引き戻したとき、圧入案内片13における後部に突設した段部と 継手本体1の接続開口端との間である圧入案内片13外周面位置上に介在される 。また、自身の弾撥的な伸縮性によって伸張された状態では、圧入案内片13外 周面位置から退避して継手本体1の開口端筒部6外側を囲繞巻回し(図2(A) 参照)、縮小された状態では圧入案内片13外周面上に弾撥力にて締め付けるよ うに囲繞巻回する(図1参照)。
【0026】 以上のように構成された実施例において、所定の配管Pを接続する場合の手順 について説明すると、図2に示すように、継手本体1内にその開口両端からスラ イドストッパー10を挿入する一方、ストッパーリング16を伸張させて継手本 体1のストッパーリング16外周に囲繞巻回させておく(図2(A)参照)。
【0027】 次いで、接続開口端側から接続すべき配管Pを挿入し、その接続端を継手本体 1中央に位置するセンターリング2に突き当てるもので、このとき、必要があれ ばスライドストッパー10を継手本体1の接続中心側へ押し入れておくも、配管 Pを挿入するときにはこれの接続端が、何等かの規制も受けない圧入ボール12 に当接してスライドストッパー10全体を押し入れるから、スライドストッパー 10の押し入れ操作は特に必要とされない。
【0028】 配管Pを十分に挿入すると、スライドストッパー10を接続開口端側へ引き戻 し(図2(B)参照)、圧入ボール12を押圧筒部5内でスライドさせながら、 継手本体1における接続開口端側へ至るに伴ない次第に小径となる継手本体1内 周側面に、配管P外周側面との間隙で食い込み状に強制圧入させる。このとき、 複数の圧入案内片13は、コントロールリング11によって全体が筒状を呈する ように後部位置で連繋されているも、前部夫々は分割された分離状態にあること で前部において互いに離反、拡開し、圧入ボール12を継手本体1内周側面と配 管P外周側面との間隙に円滑に圧入させる。
【0029】 なお、このときに生じる継手本体1内周側面と配管P外周側面との間隙に圧入 した圧入ボール12による締結作用は、配管P周囲を囲繞する圧入ボール12自 体の個数、その間隔、配管P自体に生じる引き抜き力に伴なう圧入ボール12に 対する食い込み力その他によって夫々異なるから、これらの条件設定は適宜に選 択される。
【0030】 そして、圧入ボール12を圧入させながらスライドストッパー10を十分に引 き戻した後は、継手本体1の開口端筒部6外周に位置させてあったストッパーリ ング16を圧入案内片13の段部と継手本体1との間の窪みに装入配置し(図2 (C)参照)、スライドストッパー10の接続中心側への戻りを阻止させる。こ うすることで、図1に示すように、継手本体1内で配管P相互がほぼ突き合わせ 状に接続される。
【0031】
【考案の効果】
この考案は以上のように構成されており、これがため、簡単迅速に配管P相互 を確実強固に接続でき、しかも、狭隘な作業場所であっても簡単に取扱うことが できて作業能率を飛躍的に向上でき、また、必要があれば配管P相互を解体分離 でき、その分離作業時に各部材1,10,16を損傷させないから、再使用も可 能であり、資源を有効に活用することができる。
【0032】 すなわち、これは、この考案が、配管P相互を接続する継手本体1の接続位置 に設けた大径状部分の両側に、開口端側に至るに伴ない次第に小径となる押圧筒 部5を形成し、この継手本体1内に配装されるスライドストッパー10が、配管 Pを囲繞するコントロールリング11に連繋した複数の圧入案内片13から成る 筒状に形成されていて、配管Pの挿入後で配管Pに沿ってスライドされることで 、圧入案内片13前部の圧入ボール12を継手本体1と配管Pとの間隙に圧入す るものとし、また、配管Pを囲繞したスライドストッパー10後部と継手本体1 開口端との間に伸縮自在なストッパーリング16を位置決め装着することとした からであり、これによって、ストッパーリング16の着脱、スライドストッパー 10のスライド等の各作業によって継手本体1内に挿入した配管P相互を接続で き、また、簡単に分離できるものである。
【0033】 また、継手本体1は、その膨出された大径状部分の接続中心位置に設けたセン ターリング2の両側にほぼ筒状の剛性のスペーサ4を配装してあるから、相互に 接続させる配管Pの接続位置を突き当て規制して接続位置決めを行ない、配管P を囲繞するスペーサ4が挿入接続した配管P夫々の直進接続性を維持することが でき、例えば土圧その他の外力による接続部位での折曲等を防止する。
【0034】 更に、継手本体1自体は、所定径の鋼管材の一部を外側に膨出して大径状部分 を形成することで得られるから、ネジ部分が全くなく、これに対する溶融亜鉛メ ッキによる防錆処理が施されても、地中に埋設されことに何等の問題もなく、防 錆性に優れる。そればかりでなく、これ1とスライドスペーサー10とのスライ ド作業による配管Pの連結は、マンホール等の狭隘な作業現場でも簡単に作業で きるから、作業性にも優れるものである。
【0035】 継手本体1内に配装したスライドストッパー10は、配管Pの外周面に囲繞配 装されるリング状のコントロールリング11と、このコントロールリング11に 連繋されていて、前部に圧入ボール12を有する複数の分割された圧入案内片1 3とを備えてほぼ筒状に形成されているから、接続すべき配管Pを内部に簡単に 挿入させて継手本体1の所定の接続位置にまで案内する。また、挿入後では、配 管Pに対して継手本体1の接続開口端外方へスライドでき、そのスライドに伴な い圧入ボール12を継手本体1の押圧筒部5内でスライドし、配管Pの外周側面 と押圧筒部5の内周側面との間隙に強制的に食い込み状に圧入されることができ る。そのため、継手本体1内に配管Pを強固確実に連結させることができ、しか も、その連結状態にあって、配管P自体に対する引き抜き力は、圧入ボール12 をも継手本体1の開口端側へ移動させるようになるから、圧入ボール12による 食い込み作用は一層強固になり、かえって連結力を増大させるから、連結状態を 安定、確実にする。
【0036】 また、スライドストッパー10においての圧入案内片13は、コントロールリ ング11に夫々が分割状態で複数にして連繋してあるから、スライドストッパー 10自体の引き戻しに伴ない継手本体1内で外方へ放射状に拡開するものとなっ ても、夫々が分離している前部を相互に離反させて圧入ボール12を継手本体1 内周側面と配管P外周側面との間隙に円滑に圧入させるものである。
【0037】 ストッパーリング16は伸縮自在なリング状に形成されているから、伸張させ ることで、継手本体1の開口端筒部6外周に位置させることができ、スライドス トッパー10の継手本体1内ヘの進入、引き戻し作業に何等の支障もないものと できる。また、継手本体1内から後退外出したスライドストッパー10の圧入案 内片13夫々の後部と継手本体1との間の窪みに装入配置させるよう縮小するこ とができ、この装入配置によってスライドストッパー10の接続中心側ヘの戻り を阻止させ、圧入ボール12による連結圧入状態を維持することができる。
【0038】 更に、接続した配管P相互を分離するには、ストッパーリング16を伸張して 、例えば継手本体1の開口端筒部6外周に位置させた後、スライドストッパー1 0を継手本体1内に再び進入させ、圧入ボール12による連結圧入状態を解除す ることで、配管Pを継手本体1内から簡単に引き抜くことができ、このとき、い ずれの部材1,10,16も損傷されないから、再度の使用を可能にする利点も ある。
【0039】 そして、圧入案内片13自体として、幅員が異なるものを幾種類か予め形成、 用意しておき、これらを適当に組み合わせることにより、異なる配管Pの外径に 対応して各別に用意される径が異なるコントロールリング11に対し、圧入案内 片13自体の溝形状の連繋溝14を介して嵌め合わせ連繋して、所定のスライド ストッパー10を簡単に組み立てることができ、汎用性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接続使用状態の断面図である。
【図2】接続作業時の作業手順を説明する要部断面図
で、その(A)はストッパーリングを拡開し、接続中心
側へ移動させた接続時前の状態、(B)はスライドスト
ッパーを接続中心側へ押し込み、配管を挿入した状態、
(C)はスライドストッパーを引き戻した状態のもので
ある。
【図3】スライドストッパーの側断面図である。
【図4】スライドストッパーの要部正面図である。
【符号の説明】
P 配管1 継手本体 2 セ
ンターリング 3 パッキン材 4 スペーサ 5 押圧筒部 6 開口端筒部 10 スライドストッパー 11 コントロ
ールリング 12 圧入ボール 13 圧入案内
片 14 連繋溝 15 保持孔 16 ストッパーリング

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ突き合わせ状に接続させる配管相互
    の接続中心位置で、やや外方に膨出させて形成した大径
    状部分を有し、この大径状部分から接続開口端側へ至る
    に伴ない次第に小径となる押圧筒部を有する筒状の継手
    本体と、この継手本体と配管との間隙に圧入されてこれ
    らを連繋する複数の圧入ボールを有し、配管の外周に沿
    って管方向にスライド自在で、継手本体の開口端に配装
    されるほぼ筒状のスライドストッパーと、このスライド
    ストッパーを配管の外周で囲繞して位置決めし、継手本
    体の開口端に係合着脱自在にしてある伸縮自在なリング
    状のストッパーリングとを備えたことを特徴とする配管
    接続装置。
  2. 【請求項2】 継手本体の接続中心位置にセンターリン
    グを設け、このセンターリングの両側に、配管を囲繞す
    るほぼ筒状の剛性のスペーサを配装してある請求項1記
    載の配管接続装置。
  3. 【請求項3】 スライドストッパーは、配管の外周面に
    囲繞配装されるリング状のコントロールリングと、この
    コントロールリングに連繋されていて、前部に圧入ボー
    ルを有する複数の分割された圧入案内片とを備え、圧入
    ボールは、配管の外周に沿って適宜な間隔毎に配列され
    ていて、継手本体の押圧筒部内でスライドし、配管の外
    周側面と押圧筒部の内周側面との間隙に強制的に圧入さ
    れるようにしてある請求項1または2記載の配管接続装
    置。
  4. 【請求項4】 圧入案内片自体は、適宜幅員の帯状に形
    成され、コントロールリングが嵌まり込む溝形状の連繋
    溝を後部に突設されている段部面に有し、また、圧入ボ
    ールの抜脱を阻止した状態でこれを保持させる保持孔を
    前部に有して成る請求項1乃至3のいずれか記載の配管
    接続装置。
  5. 【請求項5】 圧入案内片自体として、幅員が異なるも
    のを幾種類か予め形成、用意されている請求項1乃至4
    のいずれか記載の配管接続装置。
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JPH01109687U (ja) * 1986-11-07 1989-07-25
JPH0311445U (ja) * 1989-06-19 1991-02-05

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