JPH0582832B2 - - Google Patents

Description

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明によるプリンタの平面図で
あり、駆動機構、インキ供給機構、及び書類トラ
ンスポート機構等を表す図である。第２図は、第
１図の機構の側面図である。第３図は、第１図の
機構の背面図である。第４図は、プリンタ駆動機
構の斜視図である。第５図は、インキ転写ローラ
駆動手段の詳細を示す斜視図である。第６図、第
７図、第８図、第９図は、プリント動作サイクル
の各異なる点におけるプリンタ駆動機構の各部材
の動作説明図である。第１０図は、プリンタ駆動
機構、該機構を駆動するモータの１つ及び該モー
タの動作を制御する電子回路等を表す構成説明図
である。 図中、２０は印字すべき書類、２４はプリン
ト・ヘツド、６８はモータ、７４はバツクアツ
プ・ローラ、７６はタイヤ、７８はカム部材、１
００は転写ローラ、１０８はモータ、１１４はイ
ンキロールである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 記録媒体２０にデータをプリントするプリン
   ト手段２４を含むプリント装置であつて、加速及
   び減速モードにおいて前記プリント手段２４を駆
   動する第１の駆動手段１０８と、略一定速度モー
   ドで前記プリント手段２４を駆動する第２の駆動
   手段６８と、プリントする前に前記記録媒体２０
   にプリントするに適した速度に達したときに加速
   モードの前記第１の駆動手段１０８から前記第２
   の駆動手段６８に前記プリント手段２４の駆動を
   変更し、前記記録媒体２０に対するプリントを完
   了したときに前記プリント手段２４の減速のため
   に前記第２の駆動手段６８から減速モードの前記
   第１の駆動手段１０８に前記プリント手段２４の
   駆動を変更する変更手段７６，７８とを含むプリ
   ント装置。 〔産業上の利用分野〕 この発明はプリント装置に関し、特に回転裏書
   プリンタに使用するプリント装置に関する。 〔従来の技術〕 裏書プリンタは、例えば、チエツク・ソータ及
   びアイテム処理装置などのような多くの高速書類
   処理システムの基本部分を構成する。かかるプリ
   ンタは、例えば、小切手の表面及び裏面に、裏書
   の説明、銀行名又は他の識別文字及び日付等のよ
   うな各種情報を押印する。この種の書類処理シス
   テムは通常100万回以上のような長寿命となるよ
   うに設計されるので、そのシステムを構成する各
   部材部品等の要素は、修理のためのダウンタイム
   を極力なくして、長期間信頼性をもつて使用され
   ることが重要である。 裏書プリンタは一般に裏書プリント要素を連続
   回転する連続動作型か、書類がプリント位置にき
   たときにのみプリント要素を作動する間欠動作型
   のどちらかである。 〔発明が解決しようとする課題〕 連続動作型はプリント要素の加速減速がほとん
   どないため、プリント要素の始動時及び停止時の
   加速減速のために生ずる摩耗や損傷を防ぐことが
   できるという利点がある。しかし、この型につい
   ても下記のような欠点がある。その１つは、イン
   キ供給ローラが常に作動している状態であるた
   め、プリント要素に常にインキが供給される。従
   つて処理中の書類に不要なインキを付けてしまう
   場合があるということである。他の欠点として
   は、連続回転システムの場合、書類に対し印字機
   構によりプリント位置を選択制御することが難か
   しく、むしろ不可能であるということである。そ
   の上、連続回転のため、摩耗量が大きくなり易
   い。 間欠動作は上記の欠点はないが、印字機構を頻
   繁に開始及び停止させるため、装置に衝撃的負荷
   を与える傾向となるほか連続動作より動作音が大
   きくなる。現在の間欠動作装置は書類のプリント
   場所を制御するためにプリント・シーケンスの始
   動を制御するクラツチを使用しているが、高速加
   速及び高速減速のため、電気機械的信頼性の問題
   を生じている。その他の装置には、裏書プリント
   要素を回転し、制御するためにステツピング・モ
   ータ又はDCサーボ・モータを使用するものがあ
   る。これらの装置はインキ補給及びプリント・サ
   イクル中にインキ供給や印字のための駆動力を与
   えなければならないと共に、加速及び減速のため
   の駆動力も必要とするので高価且つ大きなモータ
   を必要とする。 本発明は上記従来技術の欠点に鑑みなされたも
   のであつて、印字処理中に不要なインキの付着を
   防止して印字品質を向上させ、印字制御用の駆動
   モータを大型で高価にすることなく印字制御の信
   頼性を高めたプリント装置の提供を目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 前記目的を達成するため、この発明によるプリ
   ント装置はプリント媒体にデータをプリントする
   プリント手段を含み、加速及び減速モードで前記
   プリント手段を駆動する第１の駆動手段と、ほぼ
   一定の速度で前記プリント手段を駆動する第２の
   駆動手段と、前記記録媒体にプリントするべき希
   望の速度に達したときに前記第１の駆動手段から
   前記第２の駆動手段に前記プリント手段の駆動を
   変更し、前期記録媒体のプリントを完了したとき
   にプリント手段を減速するため前記第２の駆動手
   段から前記第１の駆動手段に前記プリント手段の
   駆動を変更する変更手段を含んで構成される。 〔実施例〕 以下、図面を参照して本発明の実施例について
   説明する。 第１図乃至第３図について説明すると、例え
   ば、小切手のような書類２０は書類トランスポー
   ト２２を通り、裏書スタンプ・ヘツド２４によつ
   て裏書又は他のしるしをプリントすることができ
   る位置まで転送される。書類トランスポート２２
   はベース３０に固定された第１及び第２の壁２
   ６，２８からなり、書類通路３２を形成する。 壁２６の穴４１，４２，４４，４６，４８を通
   して設けたローラ３３，３４，３６，３８，４０
   は、それぞれ穴５７，５８，６０，６２，６４等
   を通して設けた対応する相補ローラ４９，５０，
   ５２，５４，５６と共同して第１図の左から右に
   書類２０を送る。ドライブ・ローラ３３，５０，
   ３６，３８，４０は第１図乃至第４図に示すよう
   に、各種ベルト及びプーリ機構を通して、例え
   ば、AC誘導モータのような好ましくは定速定動
   作モータであるモータ６８によつて駆動される。 プーリ１７，１９はモータ６８の軸２１に固定
   されこのモータ６８により駆動される。ベルト２
   ３はプーリ１７によつて駆動され、ドライブ・ロ
   ーラ３６に結合されているプーリ２５，２７，２
   ９，３１を駆動する。プーリ２７，２９は装置フ
   レームに軸受されている夫々の軸３５，３７に固
   定される。又、軸３５，３７には、夫々プーリ３
   ９，４３が固定される。プーリ３９はベルト４５
   及びプーリ４７を通して動作し、フイード・ロー
   ラ３３及び他のドライブ・ローラ（図に示してい
   ない）を駆動する。プーリ４３はベルト５１及び
   プーリ５３，５５を通して作用し、夫々ドライ
   ブ・ローラ３８，４０を駆動する。軸２１のプー
   リ１９はベルト６６及び遊びプーリ５９を通して
   作用し、プーリ７０，６１を駆動する。バツクア
   ツプ・ローラ７４はプーリ７０に結合され、プー
   リ６３はプーリ６１に接続される。プーリ６３の
   ベルト６５はドライブ・ローラ５０に結合されて
   いるプーリ６７を駆動する。 第１図及び第４図からよくわかるように、モー
   タ６８はベルト６６を通して軸７２に固定されて
   いるプーリ７０を駆動する。又、軸７２には、書
   類２０にプリントするスタンプ・ヘツド２４と共
   同するバツクアツプ・ローラ７４と、平坦部８０
   を有する大体外周が円構造の被駆動カム部材７８
   と間欠的に接触する摩擦ギヤ又は“タイヤ”７６
   とが固定される。 書類２０が通路３２に沿つて進むと、その存在
   がセンサ８２（第２図、第４図、第１０図）によ
   つて感知される。このセンサはオプテイカルセン
   サのような適当なものでよく、壁２６の穴８４
   （第１図）の近くに設けられ、通路３２に沿つて
   転送中の書類２０の先端を検出する。スタンプ・
   ヘツド２４の回転プリント動作は書類２０がセン
   サ８２に検出されるまで開始しない。センサ８２
   による書類２０の検出後、コントローラ１３０
   （第１０図）による電子遅延手段が設けられセン
   サによる書類検出後所定時間経過後にプリント動
   作が行われる。この遅延手段により処理中の書類
   ２０のどこにスタンプするかの位置を変えるため
   に調節又はプログラムすることができる。 書類２０がスタンプ・ヘツド２４の位置に達し
   たときに、スタンプ・ヘツドは回転プリント動作
   によりバツクアツプ・ローラ７４と共同して動作
   し、スタンプ・ヘツド２４の円状部８６に設けて
   ある印字マークを書類２０にスタンプする。この
   スタンプ・ヘツド２４及びローラ７４は夫々壁２
   ６，２８の切欠部８８，９０を通して共働する。 第１０図からよくわかるように、スタンプ・ヘ
   ツド２４はプリント装置を支持する支持構造に軸
   受されている軸９２に固定してある。又、軸９２
   には、タイミング・デイスク９４、プーリ９６、
   インキ転写ロール１００を駆動するためのギヤ９
   ８、及び前述の被駆動カム部材７８が固定してあ
   る。プーリ９６は、例えば、ステツピング・モー
   タのような間欠作動モータ１０８の軸１０６に固
   定されているドライブ・プーリ１０４によつてベ
   ルト１０２（第４図）を通して駆動される。 軸９２のギヤ９８は軸１１２（第５図）に固定
   されたギヤ１１０と噛み合つて協働する。この軸
   １１２上にはさらにインキ転写ローラ１００が固
   定される。このインキ転写ローラ１００は軸１１
   ６に自由に回転しうるように取付けられているイ
   ンキ・ロール１１４からスタンプ・ヘツド２４に
   インキを転写するように作用する。 インキ・ロール１１４は保護プラスチツク容器
   １１５（第１図）に収容される。軸１１６はベー
   ス３０に回動自在に取付けられた腕１１８に付け
   られ、トグルばね１２０で反時計方向に力がかけ
   られ、インキ・ロール１１４を転写ローラ１００
   の方に押圧し、ローラ１００によつて回転されて
   インキをロール１１４からスタンプ・ヘツド２４
   に転写する。このトグルばね１２０は転写ローラ
   １００によつて回転される接触位置においてイン
   キをスタンプ２４に供給するように働くか、第１
   図に示すようにメンテナンス又は交換のための非
   接触位置に押圧するかのどちらかにインキ・ロー
   ル１１４を保持する。ばね１２０の反対側の腕１
   １８の他端にあるフインガ１１９はインキ・ロー
   ル１１４がインキをスタンプ・ヘツド２４に供給
   する位置にあるかどうかの情報をコントローラ１
   ３０（第１０図）に供給するスイツチ１２１に接
   触する。全プリント動作は周知のようにマイクロ
   プロセツサ１３２及び他の適当な成分を含むコン
   トローラ１３０の制御のもとに行われる。コント
   ローラ１３０はバス１３４を介して書類処理コン
   ピユータ・ホスト（図に示していない）と通信し
   て、書類２０にプリントするべきかどうかの命令
   を受ける。コントローラ１３０はドライバ回路１
   ３６を通してモータ１０８を動作する。書類２０
   がセンサ８２に検出されるまで通路３２に沿つて
   移動した後、動作命令がステツピング・モータ１
   ０８に転送され、スタンプ・ヘツド２４の回転を
   始める。スタンプ・ヘツド２４の過渡的位置は軸
   ９２に固定されている２つのチヤンネル・デイス
   ク９４によつてモニタされる。デイスク９４は内
   側スロツト・チヤンネル１４０と外側スロツト・
   チヤンネル１４２とを持ち、コントローラ１３０
   に電気接続されているセンサ１３８で感知され
   る。 第６図乃至第９図は、スタンプ・ヘツド２４の
   １回転中の種々の段階におけるカム部材７８、タ
   イヤ６、スタンプ・ヘツド２４、バツクアツプ・
   ロール７４、転写ロール１００、タイミング・デ
   イスク９４及びセンサ１３８の相対的関係を表
   す。 第６図はホームポジシヨンのスタンプ・ヘツド
   ２４を表す。この位置はセンサ１３８がデイスク
   ９４の外側チヤンネルの１つのスロツト１４２と
   内側チヤンネルの１つのスロツト１４０との両方
   を同時に検出する位置であり、この検出信号がコ
   ントローラ１３０のマイクロプロセツサ１３２に
   送られてホームポジシヨンが検出される。この位
   置では、カム部材７８は、常に回転しているタイ
   ヤ７６とは接触せず、またスタンプ・ヘツド２４
   は転写ロール１００及びバツクアツプ・ロール７
   ４のどちらにも接触していない。 通路３２に沿つて転送中の書類２０がセンサ８
   ２で感知された後、それを表示する信号がコント
   ローラ１３０に転送され、ドライプ回路１３６に
   命令を送信してステツピング・モータ１０８を始
   動する。これにより、ステツピング・モータ１０
   ８はヘツド２４の円形プリント面８６を転写ロー
   ル１００と接触するように移動する方向に、加速
   回転速度でスタンプ・ヘツド２４を駆動し始め
   る。この加速回転においては、デイスク９４の内
   側トラツクからのスロツト１４０のみがセンサで
   検知されマイクロプロセツサ１３２にパルスを送
   る。これらパルスは標準閉ループ加速処理に使用
   され、スタンプ・ヘツド２４及びこれと協働する
   各部が第７図のそれぞれの位置に達するまで加速
   動作が行われる。この第７図の位置では内側チヤ
   ンネルの最後のスロツト１４０が感知され、この
   後はどちらのチヤンネルのスロツトも感知されな
   い。ここでステツピング・モータ１０８はコント
   ローラ１３０の命令のもとにその動作を停止し、
   トルクの供給を終了する。 又、こ時点で、カム部材７８はその円形外周部
   が“タイヤ”７６の外周と接触し始める。これに
   よりカム部材７８およびその他の軸９２と協働す
   る部材の速度は実質上軸７２及びこれと協働する
   部材がモータ６８により駆動されている回転速度
   と同じになる。モータ６８で駆動されている“タ
   イヤ”７６とカム部材７８との間の摩擦接触を介
   した駆動伝達によりカム７８と同軸のプリント・
   ヘツド２４が回転する。この回転により、第８図
   のようにインキを塗布されたヘツド２４の印字面
   ８６が回転してこの印字面８６がヘツド２４とバ
   ツクアツプ・ロール７４との間を通過する書類２
   ０に対し接触してプリントが行われる。このとき
   ヘツド２４の回転速度は、その印字面８６の直線
   速度が書類２０の移動速度と実質上同じになるよ
   うに設定される。 モータ６８は各部材が第９図に示すそれぞれの
   位置に達するまでヘツド２４を駆動しプリント動
   作を続ける。この第９図の位置は、カム部材７８
   の平坦部がタイヤ７６の外周面から離れる直前の
   位置である。これら両部材７８，７６が離れると
   モータ６８によるヘツド２４の駆動が終了する。
   このときデイスク９４の回転位置は、外側チヤン
   ネルの最終スロツト１４２がセンサ１３８で感知
   される位置であり、この検出信号がコントローラ
   １３０に送られドライブ回路１３６を通してステ
   ツピング・モータ１０８の動作を開始する。外側
   チヤンネルを形成するスロツト１４２の列から感
   知したパルスはヘツドに対する標準閉ループ減速
   処理において使用され、ヘツド２４を減速してこ
   れを第６図のホームポジシヨンで停止させる。 この実施例においては、プーリ９６及び１０４
   の比は、スタンプ・ヘツド２４の１回転に対して
   モータ１０８が２回転するように設定されてい
   る。これはモータ１０８に対する慣性負荷を減少
   させるためである。 〔発明の効果〕 この発明の利点は、このプリント装置と同様に
   他の目的にも使用される大出力で比較的安価な定
   速モータ６８を使用して、スタンプ・ヘツド２４
   が転写ロール１００および書類２０に対し回転接
   触を行う間、スタンプ・ヘツド２４に対する駆動
   力を供給することができるということである。こ
   のモータ６８はヘツド２４を駆動するとともに書
   類の移送手段を構成するローラ群をも駆動するよ
   うに使用されるから、書類２０の移動は押印動作
   中スタンプ・ヘツド２４の移動と同期する。この
   押印動作中の運動は相当な力が必要であり、また
   モータ１０８でこの押印動作を駆動すれば、モー
   タ１０８に対して衝撃的負荷を与えることにな
   る。この発明のシステムでは、モータ１０８は加
   速トルク及び減速トルクのみを供給する必要があ
   るだけであるから、モータ１０８は相当小型のも
   のでよい。低電源コスト、簡単なドライバ回路及
   び小さなモータ等により経済的なシステムが得ら
   れる。 以上説明したように本発明においては、印字ヘ
   ツドが印字位置に到達する前後の加速減速動作を
   第１のモータ１０８で駆動し、印字動作中のヘツ
   ドを書類送りと同期して第２のモータ６８で駆動
   するため、インキ供給や印字位置制御がカム等を
   介して高精度に確実にでき印字品質が向上すると
   ともにヘツドの加速減速用のモータを小型化して
   安価で信頼性の高いプリント装置を実現すること
   ができる。