JPH0582606U - オートバイのノビータイヤ用アイゼン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 形状を，Ｕボルト式として，雪道のオートバ
イ走行を快適にするオートバイ用アイゼンを提供する。 【構成】 Ｕ字型の平板（Ｃ）の両端にボルト（Ｂ）を
設け，爪（Ｄ）を（Ｃ）に取り付け，ボルト（Ｂ）に平
板（Ａ）を差し込み，ちょうナット（Ｅ）により固定す
るものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は，オフロード・オートバイの，ノビータイヤに取り付ける，雪道， 及び氷上走行用の，アイゼンに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より，雪道，及び氷上走行時には，オートバイは，滑り止めのための，ス パイクタイヤ，チェーンなどの器具を装着していた。 しかし，ノビータイヤの場合，チェーンを装着しても，ノブ（突起）の谷の部 分にチェーンがはまり，その効果が生かし切れないこと，そして，スパイクタイ ヤの場合，タイヤにすでにスパイクが取り付けられていて，タイヤの履き替えが 面倒なことにより，雪のないアスファルト道路面を，スパイクが傷つけることな どが，問題となっていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は，以上の欠点を解決し，圧雪面や，氷上を，着実に走行し，雪のないア スファルト路面を通過する場合でも，着脱が容易であるため，簡単に取り外しで き，その路面を傷つけないことを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

ボルト（Ｂ）を，Ｕ字型の平板（Ｃ）の両端に設け，穴あき平板によるＵボルト をつくり，爪（Ｄ）を，（Ｃ）に取り付ける。 曲げ加工し，ボルト穴を開けた平板（Ａ）を設け，ちょうナット（Ｅ）を設ける 。 本案は，以上の構成である。

【０００５】

【作用】

Ｕ字型の平板（Ｃ）にボルト（Ｂ）を設けたＵボルト部を，タイヤの外側よりは め，平板（Ａ）のボルト穴にボルトを差し込み，ちょうナット（Ｅ）をねじこみ ，固定する。

【０００６】

【実施例】

以下，実施例に基づいて説明する。 （イ）（Ｂ）に（Ｃ）を設け，（Ｃ）に，爪（Ｄ）を，ビスおよび，スプリング ワッシャー，袋ナットにより固定する。 これを，タイヤの外側よりはめる。 （ロ）平板（Ａ）を，ちょうナット（Ｅ）および，スプリングワッシヤーにより ，タイヤに固定する。 （ハ）同様にして，前後のタイヤのノブの溝部に，６ケ所程度，等間隔に設置す るのが，より効果的である。 （ニ）爪（Ｄ）は，摩耗時に，取り替え可能である。 以上が，本考案の一実施例である。

【０００７】 また，本考案の他の実施例として，図４に示すように，Ｕ字型の平板（Ｃ）の 内側に，ノブ用はずれ止め金具（Ｆ）を設けることにより，ノブの山部に取り付 けることもできる。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は，雪道や，氷上のオートバイの走行を，より安全にし，また，取り付 け，取り外しが簡単にできて，アスファルト路面などを傷めることもない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図

【図２】本考案の側面図

【図３】本考案の使用状態を示す側面図

【図４】本考案の他の実施例を示す側面図

【符号の説明】

Ａ 曲げ加工し，ボルト穴を開けた平板 Ｂ ボルト Ｃ Ｕ字型の平板 Ｄ 爪 Ｅ ちょうナット Ｆ ノブ用はずれ止め金具 Ｇ リム用傷付き防止ゴム

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）ボルト（Ｂ）を，Ｕ字型の平板
   （Ｃ）の両端に設け，穴あき平板によるＵボルトをつく
   る。 （ロ）爪（Ｄ）を，（Ｃ）に取り付ける。 （ハ）曲げ加工し，ボルト穴を開けた，平板（Ａ）を設
   ける。 （ニ）ちょうナット（Ｅ）を設ける。 以上の如く構成したＵボルト式アイゼン。