JPH0582580U - 郵便はがき - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 視覚上直接的に斬新性や意外性を購買者にア
ピールでき、購買意欲を喚起できるようにして商品価値
の向上を図れるようにする。 【構成】 はがき本体１に切欠窓２を開口する。そして
この切欠窓２を透明画状のシート片３で閉塞し、切欠窓
２を介してシート片３に表現された事項４を透視自在に
形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本案は、郵便はがきに関し、更に詳しくははがき本体に文章の記載スペースに 影響を与えない範囲で、透かして見れる表現箇所を形成した郵便はがきに関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来郵便はがきは、通常、単にシート状に形成されているのに過ぎないもので あった。而して従来、便箋などの書簡用紙については、鉛筆等で擦ることにより 読解可能な無色インキで、愛のメッセージなどを隠し文字で紙面の所定箇所に印 刷したものは知られている（例えば実開昭５９ー７８７４号公報等参照）。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで便箋などの書簡用紙について見られる従来のこのような工夫は、便箋 類に面白みを与え、付加価値を生じさせるものではある。しかしながらこの種の 従来品では、上記の如く鉛筆等で擦ることにより読解できる無色インキで、文字 等が印刷されているものであったから、購買時にその斬新性や意外性を直接購買 者に強烈にアピールすることが通常できず、従って従来品の場合は外観上の変化 に乏しい分、商品価値を高く望めないものであった。

【０００４】 本案は、このような従来品の問題点を解消しようとするものである。 従って本案の技術的課題は、視覚上直接的に斬新性や意外性を購買者にアピー ルでき、購買意欲を喚起できるようにして商品価値の向上を図れるよう形成した 郵便はがきを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本案は、上記の課題を解決するために次のような技術的手段を採る。 即ち本案の郵便はがきは、はがき本体１に切欠窓２が開口され、この切欠窓２ が透明画状のシート片３で閉塞され、切欠窓２を介してシート片３に表現された 事項４が透視自在に形成されたことを特徴とするものである。この場合本案では 、切欠窓２の形状や形成位置は任意であり、シート片３としては例えばポジティ ブ表示されたフィルム等がある。

【０００６】 又本案は、はがき本体１に切欠窓２が開口され、この切欠窓２の周縁部に、透 明画状のシート片３を貼着するのに用いる両面粘着テープ６が貼り付けられ、使 用時にこのテープ６の剥離紙６ａを剥離することにより上記のシート片３で切欠 窓２が閉塞され、切欠窓２を介してシート片３に表現された事項４が透視自在に 形成されることを特徴とするものである。この場合は、購買者がシート片３を任 意に選定でき、又貼付作業に際しては両面粘着テープ６の剥離紙６ａを剥がすと いう簡便な作業で行なえ、接着剤を省略できるものである。

【０００７】

【実施例】

以下、本案の好適な一実施例を添付図面に従って説明する。 １ははがき本体であり、２はこのはがき本体１の下部に開口された例えば方形 状の切欠窓である。

【０００８】 又３は、切欠窓２を閉塞する透明画状のシート片である。このシート片３は、 この実施例ではフィルム状の透明画で形成され、切欠窓２を介してシート片３に 表現された絵や文字等の事項４が透視自在に形成されている。

【０００９】 ５は、シート片３をはがき本体１に貼り付けるため、シート片３を被覆するよ う貼り付けられた透明状の粘着テープである。この実施例では図２に示される如 くこのテープ５は、切欠窓２を介してはがき本体１の表裏の両面から貼り付けら れている。

【００１０】 以上の処において、本案の場合、上記の切欠窓２の形状や形成位置は任意であ る。又シート片３は、ポジティブ表示やネガティブ表示されたフィルムに限られ るものではなく、その他例えば隠し文字が表示された透明紙等で形成されるので も良い。又本案の場合上記のシート片３は、はがき本体１の表裏のいずれに貼ら れるのでも良い。

【００１１】 又本案は図３、図４に示される如く、はがき本体１に切欠窓２が開口され、こ の切欠窓２の周縁部に、透明画状のシート片３を貼着するのに用いる両面粘着テ ープ６が貼り付けられ、使用時にこのテープ６の剥離紙６ａを剥離することによ り上記のシート片３で切欠窓２が閉塞され、切欠窓２を介してシート片３に表現 された事項４が透視自在に形成されるのでも良い。

【００１２】 この場合、上記の両面粘着テープ６は、切欠窓２の周縁部の全体にわたって貼 られる場合には限られず、周縁部の要所に断片的に貼り付けられているのでも良 いことは勿論である。

【００１３】

【考案の効果】

以上説明したように本案の郵便はがきは、はがき本体に切欠窓が開口され、こ の切欠窓が透明画状のシート片で閉塞され、切欠窓を介してシート片に表現され た事項が透視自在に形成されたことを特徴とするものである。

【００１４】 従って本案では、はがき本体に透視箇所が形成されているものであるから、視 覚上直接的に斬新性や意外性を購買者にアピールでき、その分、購買意欲を喚起 でき商品価値の向上を図れるという実用上優れた効果を奏する。

【００１５】 又請求項２記載の如く形成される場合は、購買者が任意のシート片をはがき本 体に貼り付け、切欠窓を閉塞することができるものである。従ってこの場合は、 シート片を選定する自由がある分、購買者ははがきに独自性を発揮させることが 可能になるから、商品価値の向上を一層図ることができ、又接着剤などを用意す ることなく、剥離紙を剥すという簡便な操作で貼付作業を行なえるから、貼付作 業の簡便化容易化が可能になるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本案はがきの好適な一例を示す正面図である。

【図２】図１のIIーII線における拡大断面図である。

【図３】本案はがきの一部を切欠した要部正面図であ
る。

【図４】図３の本案はがきの使用状態を示す要部斜視図
である。

【符号の説明】

１ はがき本体 ２ 切欠窓 ３ シート片 ４ 表現された事項 ６ 両面粘着テープ ６ａ 剥離紙

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 はがき本体に切欠窓が開口され、この切
   欠窓が透明画状のシート片で閉塞され、切欠窓を介して
   シート片に表現された事項が透視自在に形成されたこと
   を特徴とする郵便はがき。
2. 【請求項２】 はがき本体に切欠窓が開口され、この切
   欠窓の周縁部に、透明画状のシート片を貼着するのに用
   いる両面粘着テープが貼り付けられ、使用時にこのテー
   プの剥離紙を剥離することにより上記のシート片で切欠
   窓が閉塞され、切欠窓を介してシート片に表現された事
   項が透視自在に形成されることを特徴とする郵便はが
   き。